JPH0512368U - 車両用ボンネツト - Google Patents

車両用ボンネツト

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Publication number
JPH0512368U
JPH0512368U JP5942691U JP5942691U JPH0512368U JP H0512368 U JPH0512368 U JP H0512368U JP 5942691 U JP5942691 U JP 5942691U JP 5942691 U JP5942691 U JP 5942691U JP H0512368 U JPH0512368 U JP H0512368U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
bonnet
back side
bonnet body
engine room
Prior art date
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Pending
Application number
JP5942691U
Other languages
English (en)
Inventor
方実 鳥越
Original Assignee
マツダ産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by マツダ産業株式会社 filed Critical マツダ産業株式会社
Priority to JP5942691U priority Critical patent/JPH0512368U/ja
Publication of JPH0512368U publication Critical patent/JPH0512368U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボンネット本体部に形成する開口部の位置及
び大きさが制約を受けないようにすることによりエンジ
ンの冷却効率の向上を図る。 【構成】 車両用ボンネットAは、エンジンルームの上
方を覆うボンネット本体部10と該ボンネット本体部1
0と一体に形成された左右のフェンダー部12とからな
る。ボンネット本体部10にはエンジンルーム内の熱気
を外部へ放出させるための開口部14が形成されてい
る。ボンネット本体部10の裏側における開口部14と
対応する部位から左右のフェンダー部12の裏側に架け
て、ボンネット本体部10及び左右のフェンダー部12
と一体に、開口部14から進入した水を左右のフェンダ
ー部12の裏側へ導く樋部材16が設けられている。樋
部材16の上縁部には開口部14とエンジンルームとを
連通させる連通部18が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用ボンネットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用ボンネットとしては、デザイン上の要請からエンジンルームの上方を覆 うボンネット本体部と該ボンネット本体部と一体に形成された左右フェンダー部 とからなるものが知られている。
【0003】 また、エンジンから放出される熱によりエンジンルームが高温化するのを防止 するために、ボンネット本体部にエンジンルーム内の熱を外部へ放出させるため の開口部が形成された車両用ボンネットも知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、ボンネット本体部にエンジンルームの熱を外部へ放出させるための 開口部が形成された車両用ボンネットにおいては、雨水や洗車時の水が上記開口 部からエンジンルーム内に進入するので、ボンネット本体部に形成する開口部の 位置及び大きさに制約があった。このため、エンジンルームの熱の放散という点 で満足できる効果が得られないので、エンジンの冷却効率が十分でないという問 題があった。
【0005】 上記に鑑み、本考案は、ボンネット本体部に形成する開口部の位置及び大きさ が制約を受けないようにし、これにより、エンジンの冷却効率の向上を図ること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、ボンネット本体部の開口部からボンネ ット本体部の裏側に進入した水をフェンダー部の裏側へ導く樋部材を設けるもの である。
【0007】 具体的に本考案が講じた解決手段は、エンジンルームの上方を覆うボンネット 本体部と該ボンネット本体部と一体に形成された左右のフェンダー部とからなり 上記ボンネット本体部にエンジンルーム内の熱気を外部へ放出させるための開口 部が形成された車両用ボンネットを対象とし、上記ボンネット本体部の裏側にお ける上記開口部と対応する部位から上記左右のフェンダー部の裏側に架けて当該 ボンネット本体部及び左右のフェンダー部と一体に設けられ上記開口部からボン ネット本体部の裏側に進入した水を左右のフェンダー部の裏側へ導く樋部材と、 該樋部材の上縁部に形成され上記開口部とエンジンルームとを連通させる連通部 とを備えている構成とするものである。
【0008】
【作用】
上記の構成により、ボンネット本体部の裏側におけるボンネット本体部の開口 部と対応する部位から左右のフェンダー部の裏側に架けて、ボンネット本体部の 開口部からボンネット本体部の裏側に進入した水を左右のフェンダー部の裏側へ 導く樋部材が設けられているため、上記開口部からボンネット本体部の裏側に進 入した水は、樋部材によって左右のフェンダー部の裏側に導かれ、エンジンルー ム内に流入することはない。
【0009】 樋部材はボンネット本体部及び左右のフェンダー部と一体に設けられているた め、ボンネット本体部に開口部が形成されているにも拘らず、ボンネット本体部 における開口部近傍の剛性が低下しない。
【0010】 樋部材の上縁部に、ボンネット本体部の開口部とエンジンルームとを連通させ る連通部が形成されているため、車両が走行してボンネット本体部の上面近傍部 が負圧になると、エンジンルーム内の熱気は樋部材の連通部及びボンネット本体 部の開口部を通ってボンネット本体部の表側つまりエンジンルーム外に吸引され る。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例に係る車両用ボンネットAの全体構造を示している。 車両用ボンネットAは、エンジンルームの上方を覆うFRP製のボンネット本体 部10と、該ボンネット本体部10の左右両側に該ボンネット本体部10と一体 に形成されたFRP製のフェンダー部12とからなり、ボンネット本体部10に は、エンジンルーム内の熱を外部へ放出させるための矩形状の開口部14が左右 方向に複数個例えば6個設けられている。
【0013】 ボンネット本体部10の裏面及び左右のフェンダー部12の裏面には、図2に 詳細を示すような、コの字状の樋本体部16aと該樋本体部16aの前後の上縁 部から車両前後方向へ各々延びるフランジ部16bとからなり、ボンネット本体 部10から左右フェンダー部12の左右両端部にかけて延びるFRP製の樋部材 16が設けられており、樋部材16はそのフランジ部16bの表面において接着 剤によりボンネット本体部10及びフェンダー部12の裏面に一体に接着されて いる。また、後方側のフランジ部16bは、左右方向の2か所において、ボンネ ット本体部10の裏面と所定の間隙が設けられるように樋本体部16aの後壁部 16cの上下方向の途中部から後方へ延びており、これにより、樋部材16の後 壁部16cの上縁部に連通部18が形成されている。
【0014】 上記のような構成の樋部材16が設けられているため、開口部14からボンネ ット本体部10の裏側に進入した水は、樋本体部16aによって左右のフェンダ ー部12の裏側に導かれた後、フェンダー部12の下端と樋本体部16aの下端 との間から車外に排出される。
【0015】 また、樋部材16はそのフランジ部16bにおいてボンネット本体部10及び 左右のフェンダー部12の裏面に一体に接着されているために、ボンネット本体 部10に開口部14が形成されているにも拘らず、ボンネット本体部10におけ る開口部14近傍の剛性が低下していない。
【0016】 さらに、樋部材16の後壁部16cに連通部18が形成されているため、車両 が走行すると、図3に示すように、車両が走行してボンネット本体部10の上面 近傍部を走行風bが吹き抜けると、エンジンルーム内の熱気hは連通部18及び 開口部14を通ってエンジンルームの外に吸引される。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る車両用ボンネットによると、ボンネット本 体部の裏側における開口部と対応する部位から左右のフェンダー部の裏側に架け てボンネット本体部の開口部からボンネット本体部の裏側に進入した水を左右の フェンダー部の裏側へ導く樋部材を設けたため、開口部からボンネット本体部の 裏側に進入した水は、樋部材によって左右のフェンダー部の裏側に導かれエンジ ンルーム内に流入しない。このため、本考案によると、ボンネット本体に設ける 開口部の位置及び大きさについての制約がなくなるので、エンジンルーム内の熱 気を外部へ十分に逃がすことができる開口部をボンネット本体部に形成すること が可能になり、エンジンの冷却効率を向上させることができる。
【0018】 また、樋部材はボンネット本体部及び左右のフェンダー部と一体に設けられて いるため、ボンネット本体部に開口部が形成されているにも拘らず、ボンネット 本体部における開口部近傍の剛性が低下する虞れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用ボンネットの斜
視図である。
【図2】上記車両用ボンネットにおける樋部材の一部分
を示す斜視図である。
【図3】上記車両用ボンネットの作用を示す図1におけ
るI−I線の断面図である。
【符号の説明】
A…車両用ボンネット 10…ボンネット本体 12…フェンダー部 14…開口部 16…樋部材 18…連通部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームの上方を覆うボンネット
    本体部と該ボンネット本体部と一体に形成された左右の
    フェンダー部とからなり上記ボンネット本体部にエンジ
    ンルーム内の熱気を外部へ放出させるための開口部が形
    成された車両用ボンネットであって、上記ボンネット本
    体部の裏側における上記開口部と対応する部位から上記
    左右のフェンダー部の裏側に架けて当該ボンネット本体
    部及び左右のフェンダー部と一体に設けられ上記開口部
    からボンネット本体部の裏側に進入した水を左右のフェ
    ンダー部の裏側へ導く樋部材と、該樋部材の上縁部に上
    記開口部とエンジンルームとを連通させるように形成さ
    れた連通部とを備えたことを特徴とする車両用ボンネッ
    ト。
JP5942691U 1991-07-29 1991-07-29 車両用ボンネツト Pending JPH0512368U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5942691U JPH0512368U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 車両用ボンネツト

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JP5942691U JPH0512368U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 車両用ボンネツト

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ID=13112929

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JP5942691U Pending JPH0512368U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 車両用ボンネツト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230287827A1 (en) * 2022-03-09 2023-09-14 Honda Motor Co., Ltd. Fluid flow management in vehicles

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JPH0211777B2 (ja) * 1979-06-14 1990-03-15 Borg Warner

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960130