JPH05122817A - ケーブル接続部の形成方法 - Google Patents

ケーブル接続部の形成方法

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Publication number
JPH05122817A
JPH05122817A JP28327591A JP28327591A JPH05122817A JP H05122817 A JPH05122817 A JP H05122817A JP 28327591 A JP28327591 A JP 28327591A JP 28327591 A JP28327591 A JP 28327591A JP H05122817 A JPH05122817 A JP H05122817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
insulator
cooling
pot
crosslinking
Prior art date
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Pending
Application number
JP28327591A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Higure
恵一 日暮
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CVケーブルなどのケーブル接続部のモール
ド成形された絶縁体を加熱架橋した後冷却する際の温度
コントロールを容易にし、かつ冷却に要する時間を大幅
に短縮する。 【構成】 CVケーブルの導体接続部上に両側のケーブ
ル絶縁体10に跨がって、架橋可能な絶縁性ポリオレフ
ィン組成物からなる紡錘状の未架橋のモールド絶縁体8
を設けた後、その外側に架橋釜12を被嵌し、モールド
絶縁体8を加熱架橋する。次いで、架橋釜12を被嵌し
たまま、架橋釜12内の加熱を中止して冷却を開始する
が、その際、架橋釜12すぐ外側のケーブル絶縁体13
上を、水などを通した冷却パイプ16などにより強制的
に冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル接続部の形成
方法に係り、特にモールド絶縁体を加熱架橋した後に冷
却する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、架橋ポリエチレン絶縁ケーブ
ル(CVケーブル)のようなケーブルの接続部における
絶縁補強体を形成する方法として、次のような、押出し
モールドジョイント法(EMJ法)と呼ばれる成形方法
が知られている。
【0003】すなわち、一対のCVケーブルなどの端部
をそれぞれ段剥ぎし、露出した導体を接続スリーブなど
を用いて接続した後、この導体接続部上に両側のケーブ
ル絶縁体に跨がって、紡錘状のキャビテイを有する金型
を被嵌する。次いで、金型の予熱および空押しを順に行
った後、キャビティ内に、ジ−α−クミルパーオキサイ
ド(DCP)やt−ブチルパーオキサイドのような架橋
剤を配合したポリエチレンやポリプロピレンなどのポリ
オレフィン組成物を充填し加熱してモールド絶縁体を形
成する。ここで一旦、金型を取り外し、必要ならば、形
成されたモールド絶縁体に切削加工を施した後、図2に
示すような架橋装置を用いて加熱架橋を行う。
【0004】すなわち、モールド絶縁体1の外周にシリ
コーン樹脂のようなガス透過性の高い耐熱性樹脂からな
る熱収縮チューブ(図示を省略)を被せた後、内側に加
熱ヒータ2が付設された架橋釜3内に収容する。架橋釜
3内にその下部に設けたガス圧入口4から加圧された不
活性ガスを充填する一方、加熱ヒータ2に通電してモー
ルド絶縁体1を加圧しつつ加熱して架橋させる。また、
この間、ケーブル導体からのケーブル軸方向への熱の逃
げを防止するため、架橋釜3近傍のケーブル絶縁体5も
補助加熱ヒータ6によって加熱する。
【0005】架橋後は加熱を中止し、架橋釜3や補助加
熱ヒータ6を装着したまま時間をかけて徐々に冷却す
る。
【0006】なお、図3中、7は、架橋釜3内の気密を
保持するために、架橋釜3端部とケーブル絶縁体5間に
介挿された弾性パッキングである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、架橋後の冷
却は、モールド絶縁体1の温度が常にその内側の導体接
続部より高温になるような極めて精密な温度コントロー
ルが要求される。
【0008】しかるに、上記したような従来の方法で
は、かかる温度コントロールが極めて困難で、しかも、
冷却に非常に長い時間を要するという問題があった。
【0009】本発明はこのような従来の問題を解決する
ためになされたもので、モールド成形された絶縁体を加
熱架橋した後、冷却する際の温度コントロールが容易で
あり、かつ冷却に要する時間を大幅に短縮することがで
きるケーブル接続部の形成方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブルの導
体接続部の外周に架橋可能な絶縁性ゴム・プラスチック
組成物からなる紡錘状の未架橋のモールド絶縁体を設
け、次いで、この外側に架橋釜を被嵌し、この架橋釜内
を加熱する一方、架橋釜近傍のケーブル絶縁体上も加熱
して、前記未架橋のモールド絶縁体を架橋させ、しかる
後冷却してケーブル接続部を形成する方法において、前
記モールド絶縁体を架橋させた後、これを冷却する際
に、前記架橋釜両端部近傍のケーブル絶縁体上を併せ強
制的に冷却することを特徴とする。
【0011】ケーブル絶縁体上を強制的に冷却する方法
としては、ケーブル絶縁体の外周に冷却パイプを巻き付
け、この中に水やシリコーンオイルなどの冷媒を流す方
法が、効果や作業性、経済性などの点から好ましいが、
特にこのような方法に限定されるものではなく、ケーブ
ル絶縁体上に冷却ガスを吹き付ける方法なども用いるこ
とができる。
【0012】
【作用】本発明のケーブル接続部の形成方法において
は、モールド絶縁体の加熱架橋後、冷却する際に、架橋
釜両端部近傍のケーブル絶縁体上を併せ強制的に冷却す
ることにより、ケーブルの軸方向への熱の放散が促進さ
れるため、冷却に要する時間を大幅に短縮することがで
きる。また、この熱の放散により特に接続部の導体温度
が速やかに降下するため、常にモールド絶縁体温度が導
体より高温に維持された状態で冷却することができ、冷
却の際の温度コントロールを容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0014】図1は、本発明の一実施例のCVケーブル
の接続部の形成方法を説明するための断面図である。
【0015】この実施例では、まず、端部を段剥して露
出させたCVケーブルの導体を、たとえば接続スリーブ
により接続する。次いで、この導体接続部上に両側のケ
ーブル絶縁体に跨がって、モールド絶縁体形成用の紡錘
状のキャビティを有する金型を被嵌し、常法により、こ
の金型内に、架橋剤、たとえばDCPなどの有機過酸化
物を配合した絶縁性のポリオレフィン組成物を充填し加
熱して紡錘状の未架橋のモールド絶縁体を形成する。
【0016】次いで、図1に示すように、この形成され
たモールド絶縁体8上に、予めシリコーン樹脂などの耐
熱性樹脂からなる熱収縮チューブ(図示を省略)を被せ
た後、その外側に、内周面に複数の加熱ヒータ9が等配
され、かつ中央部下方に不活性ガスを圧入するための開
閉弁10を備えた不活性ガス圧入口11が開口した架橋
釜12を被嵌し、架橋釜12両端部をケーブル絶縁体1
3上に弾性パッキング14を介して気密に封止固定す
る。また、架橋釜12の両外側へ延出されたケーブル絶
縁体13の周りにもそれぞれ、補助加熱ヒータ15(破
線で示す)を配設する。
【0017】この状態で、不活性ガス圧入口11より架
橋釜12内に、窒素ガスのような不活性ガスを圧入し充
填する一方、加熱ヒータ9に通電し、さらに補助加熱ヒ
ータ15にも通電してケーブル軸方向への熱の逃げを防
止しながら、モールド絶縁体8を加圧下で加熱して架橋
させる。
【0018】モールド絶縁体8が十分架橋したところで
冷却を開始するが、本発明においては、加熱を中止した
後、架橋釜12は被嵌したまま直ちに補助加熱ヒータ1
5を取り外す。また、ほぼ同時に、架橋釜12すぐ外側
のケーブル絶縁体13外周に冷却パイプ16を巻き付
け、水などの冷却媒体を通して該部を強制的に冷却す
る。 このように補助加熱ヒータ15を取り外すととも
に、架橋釜12すぐ外側のケーブル絶縁体13を強制冷
却することにより、ケーブルの軸方向への熱の放散が促
進され、特に架橋されたモールド絶縁体8下の導体温度
が速やかに降下するため、冷却の際に要求される精密な
温度コントロール、すなわちモールド絶縁体8部分の温
度が常に導体接続部分の温度より高温状態で冷却すると
いう温度コントロールを特に行う必要がなくなり、しか
も冷却終了までに要する時間が大幅に短縮される。
【0019】なお、冷却後は、架橋釜12および冷却パ
イプ16を取り外し、表面に被せておいた熱収縮チュー
ブを除去することにより、ケーブル接続部が完成する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、モールド絶縁体を加熱架橋した後、冷却する際に、
架橋釜両端部近傍のケーブル絶縁体を併せ強制冷却する
ようにしたので、冷却時の温度コントロールが容易とな
り、しかも、冷却に要する時間を大幅に短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のCVケーブル接続部の形成
方法における、モールド絶縁体架橋後の冷却工程を示す
断面図。
【図2】従来のCVケーブル接続部の形成方法におけ
る、モールド絶縁体の加熱架橋工程を示す断面図。
【符号の説明】
8………モールド絶縁体 9………加熱ヒータ 12………架橋釜 13………ケーブル絶縁体 15………補助加熱ヒータ 16………冷却パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの導体接続部の外周に架橋可能
    な絶縁性ゴム・プラスチック組成物からなる紡錘状の未
    架橋のモールド絶縁体を設け、次いで、この外側に架橋
    釜を被嵌し、この架橋釜内を加熱して前記未架橋のモー
    ルド絶縁体を架橋させ、しかる後冷却してケーブル接続
    部を形成する方法において、 前記モールド絶縁体を架橋させた後、これを冷却する際
    に、前記架橋釜両端部近傍のケーブル絶縁体上を併せ強
    制的に冷却することを特徴とするケーブル接続部の形成
    方法
JP28327591A 1991-10-29 1991-10-29 ケーブル接続部の形成方法 Pending JPH05122817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28327591A JPH05122817A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 ケーブル接続部の形成方法

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JP28327591A JPH05122817A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 ケーブル接続部の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05122817A true JPH05122817A (ja) 1993-05-18

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ID=17663352

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28327591A Pending JPH05122817A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 ケーブル接続部の形成方法

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JP (1) JPH05122817A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1821374A2 (en) 2006-02-18 2007-08-22 Tyco Electronics UK Ltd. Apparatus and method for heating an infrared-initiated splice seal

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1821374A2 (en) 2006-02-18 2007-08-22 Tyco Electronics UK Ltd. Apparatus and method for heating an infrared-initiated splice seal
EP1821374A3 (en) * 2006-02-18 2008-08-13 Tyco Electronics UK Ltd. Apparatus and method for heating an infrared-initiated splice seal
US7565067B2 (en) 2006-02-18 2009-07-21 Tyco Electronics Uk Ltd. Apparatus and method for heating an infrared-initiated splice seal

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