JPH0512277B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0512277B2 JPH0512277B2 JP26850386A JP26850386A JPH0512277B2 JP H0512277 B2 JPH0512277 B2 JP H0512277B2 JP 26850386 A JP26850386 A JP 26850386A JP 26850386 A JP26850386 A JP 26850386A JP H0512277 B2 JPH0512277 B2 JP H0512277B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car frame
- main
- hoistway
- main car
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はエレベータの据付工事法に係り、特に
巻胴式巻上機により駆動させるエレベータに好適
な据付工事法に関する。
巻胴式巻上機により駆動させるエレベータに好適
な据付工事法に関する。
従来の巻胴式巻上機によつて駆動するエレベー
タの据付工事法は、特開昭60−52483号広報に記
載のように行なわれていた。すなわち、エレベー
タ昇降路に足場を仮設し、これにより昇降路上部
に本設ブーリを取付け、この本設ブーリを介して
昇降路下部付近の機械室に設置した本設巻胴式巻
上機からのロープを配置し、このロープにエレベ
ータの本設機器を連結し、巻胴式巻上機を操作す
ることによつて本設機器を所定位置に揚重するよ
うにしていた。
タの据付工事法は、特開昭60−52483号広報に記
載のように行なわれていた。すなわち、エレベー
タ昇降路に足場を仮設し、これにより昇降路上部
に本設ブーリを取付け、この本設ブーリを介して
昇降路下部付近の機械室に設置した本設巻胴式巻
上機からのロープを配置し、このロープにエレベ
ータの本設機器を連結し、巻胴式巻上機を操作す
ることによつて本設機器を所定位置に揚重するよ
うにしていた。
ところで巻胴式巻上機を用いたエレベータの需
要は、一般に小型の建築物がほとんどである。こ
のような小型の建築物の建築に際しては、エレベ
ータの据付工事を除いて100V電源で間に合うた
め、元請けの建築業者は建屋の完成間近までエレ
ベータ用としてしか用いない20V電源を引かない
場合が多い。このためエレベータ業者は、エレベ
ータ据付工事用として単独に仮設電源を引かなけ
ればならなかつたり、建築業者の作業日程に合わ
せなければならず経済性や効率の点で問題があつ
た。
要は、一般に小型の建築物がほとんどである。こ
のような小型の建築物の建築に際しては、エレベ
ータの据付工事を除いて100V電源で間に合うた
め、元請けの建築業者は建屋の完成間近までエレ
ベータ用としてしか用いない20V電源を引かない
場合が多い。このためエレベータ業者は、エレベ
ータ据付工事用として単独に仮設電源を引かなけ
ればならなかつたり、建築業者の作業日程に合わ
せなければならず経済性や効率の点で問題があつ
た。
従つて、従来エレベータの据付工事法は、多く
の場合、エンジンによる別電源を手配するか、昇
降路に沿つて一定のビツチで仮設足場を組立てな
ければならず、前者にあつては騒音や経費高にな
る問題があり、また後者にあつては足場の仮設お
よび撤去のために煩雑な手数を要するという問題
があつた。
の場合、エンジンによる別電源を手配するか、昇
降路に沿つて一定のビツチで仮設足場を組立てな
ければならず、前者にあつては騒音や経費高にな
る問題があり、また後者にあつては足場の仮設お
よび撤去のために煩雑な手数を要するという問題
があつた。
本発明の目的は、電源の付設時期に拘るくこと
なく据付工事を行なうことができるエレベータの
据付工事法を提供することにある。
なく据付工事を行なうことができるエレベータの
据付工事法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、昇降路最
上階にて前記本設かご枠を組立て、昇降路下部付
近に、本設用巻胴式巻上機を組立てた後、この本
設用巻胴式巻上機に巻掛けられた本設ロープによ
り前記本設かご枠を懸吊し、しかる後、本設用巻
胴式巻上機のブレーキを寸動的に開放操作して本
設かご枠を順次下方に移動させながら諸作業を行
なうようにしたことを特徴とする。
上階にて前記本設かご枠を組立て、昇降路下部付
近に、本設用巻胴式巻上機を組立てた後、この本
設用巻胴式巻上機に巻掛けられた本設ロープによ
り前記本設かご枠を懸吊し、しかる後、本設用巻
胴式巻上機のブレーキを寸動的に開放操作して本
設かご枠を順次下方に移動させながら諸作業を行
なうようにしたことを特徴とする。
本発明は上述の如き据付工事法であるから、本
設用巻胴式巻上機のブレーキを手動で寸動的に開
放することにより、かご枠を自重で降下させるこ
とができるので、エレベータ用電源が引き込まれ
ない現場にあつても、自重で降下させるかご枠を
利用して、諸作業を行なうことが出来る。
設用巻胴式巻上機のブレーキを手動で寸動的に開
放することにより、かご枠を自重で降下させるこ
とができるので、エレベータ用電源が引き込まれ
ない現場にあつても、自重で降下させるかご枠を
利用して、諸作業を行なうことが出来る。
以下本発明の一実施例を図面によつて説明す
る。
る。
第１図は作業工程図で、先ず第１の工程として
昇降路最上階に仮設作業床を組み立てる。つま
り、第２図に示すように昇降路最上階に持ち込ん
だ資材によつて仮設作業床３を組立てる。次に、
第１図に示す第２の工程としてブーリ取付けを行
なう。これは第２図の仮設作業床３を足場にして
プーリブラケツト１を取付け、このプーリプラケ
ツト１へ本設プーリ２を取付けている。その後、
第１図の第３の工程として、ガイドレール立設を
行なう。つまり第２図に示す昇降路６の下部近傍
から昇降路６内に搬入したガイドレール４を、仮
説作業床３からロープで吊つたり、またはウイン
チを利用して吊り上げ、ガイドレール４のほぼ１
本分の長さに相当する分だけ上方へ引き上げる。
次いで、この吊り上げたガイドレール４の下部に
次のガイドレールを接続し、これを更にガイドレ
ールの１本分に相当する高さまで吊り上げるとい
う作業を繰り返し、結局、各階床出入口１３の両
側に１対のガイドレールを立設する。
昇降路最上階に仮設作業床を組み立てる。つま
り、第２図に示すように昇降路最上階に持ち込ん
だ資材によつて仮設作業床３を組立てる。次に、
第１図に示す第２の工程としてブーリ取付けを行
なう。これは第２図の仮設作業床３を足場にして
プーリブラケツト１を取付け、このプーリプラケ
ツト１へ本設プーリ２を取付けている。その後、
第１図の第３の工程として、ガイドレール立設を
行なう。つまり第２図に示す昇降路６の下部近傍
から昇降路６内に搬入したガイドレール４を、仮
説作業床３からロープで吊つたり、またはウイン
チを利用して吊り上げ、ガイドレール４のほぼ１
本分の長さに相当する分だけ上方へ引き上げる。
次いで、この吊り上げたガイドレール４の下部に
次のガイドレールを接続し、これを更にガイドレ
ールの１本分に相当する高さまで吊り上げるとい
う作業を繰り返し、結局、各階床出入口１３の両
側に１対のガイドレールを立設する。
次の第４の工程はガイドレール芯出しおよび固
定で、ガイドレールブラケツト５を用いて各階床
出入口１３の各床面に対して芯出しを行ないつつ
固定する、次の第５の工程はかご枠組立であり、
昇降路最上階に組立てた仮説作業床３を下方へ第
３図の如く移動させ、移動後の仮説作業床３を足
場にして本設かご枠１０を最上階で組立てる。こ
の工程と並行して、第６工程として昇降路６の下
部近傍に形成した機械室７に本設用巻胴式巻上機
８と制御盤９を据付けこの本設用巻胴式巻上機８
から本設ロープを送り出し、第７の工程として本
設ブーリ２を介して本設かご枠１０を懸吊した状
態にした後、第８の工程として仮説作業床３を解
体する。このとき状態は第４図に示す通りであ
る。
定で、ガイドレールブラケツト５を用いて各階床
出入口１３の各床面に対して芯出しを行ないつつ
固定する、次の第５の工程はかご枠組立であり、
昇降路最上階に組立てた仮説作業床３を下方へ第
３図の如く移動させ、移動後の仮説作業床３を足
場にして本設かご枠１０を最上階で組立てる。こ
の工程と並行して、第６工程として昇降路６の下
部近傍に形成した機械室７に本設用巻胴式巻上機
８と制御盤９を据付けこの本設用巻胴式巻上機８
から本設ロープを送り出し、第７の工程として本
設ブーリ２を介して本設かご枠１０を懸吊した状
態にした後、第８の工程として仮説作業床３を解
体する。このとき状態は第４図に示す通りであ
る。
次に、第９の工程としてのかご枠移動は本設用
巻胴式巻上機８のブレーキを手動で操作し、これ
を寸動的に開放することにより本設かご枠１０を
所定の位置まで下降させ、第10の工程として図示
しない出入口部品や昇降路内機器の取付け、昇降
路内配線および結線作業等の諸作業を行なう。こ
のブレーキの寸動操作と諸作業を本設かご枠１０
が最下階に達するまで繰返すことにより昇降路内
の作業を全て完了する。
巻胴式巻上機８のブレーキを手動で操作し、これ
を寸動的に開放することにより本設かご枠１０を
所定の位置まで下降させ、第10の工程として図示
しない出入口部品や昇降路内機器の取付け、昇降
路内配線および結線作業等の諸作業を行なう。こ
のブレーキの寸動操作と諸作業を本設かご枠１０
が最下階に達するまで繰返すことにより昇降路内
の作業を全て完了する。
最後に、エレベータ用電源が引き込まれた時点
で第11の工程として試運転・調整を行う。
で第11の工程として試運転・調整を行う。
以上説明したように本発明は、昇降路最上階に
本設かご枠を構成し、この本設かご枠を、巻胴式
巻上機から送り出して本設ブーリに掛けた本設ロ
ープによつて懸吊し、巻胴式巻上機のブレーキを
寸動的に開放操作することによつて本設かご枠を
自重で下降させながら各階床での諸作業を行なう
ようにしたため、電源が引込まれていない状態で
も別電源を設けることなくエレベータの据付工事
を行なうことができる。
本設かご枠を構成し、この本設かご枠を、巻胴式
巻上機から送り出して本設ブーリに掛けた本設ロ
ープによつて懸吊し、巻胴式巻上機のブレーキを
寸動的に開放操作することによつて本設かご枠を
自重で下降させながら各階床での諸作業を行なう
ようにしたため、電源が引込まれていない状態で
も別電源を設けることなくエレベータの据付工事
を行なうことができる。
第１図は本発明になるエレベータ据付工事法の
作業工程図、第２図、第３図および第４図は上記
据付工事法における所定の工程中を示す昇降路縦
断面図である。 ２……本設ブーリ、３……仮設作業床、４……
ガイドレール、６……昇降路、８……本設用巻胴
式巻上機、１０……本設かご枠、１１……本設ロ
ープ。
作業工程図、第２図、第３図および第４図は上記
据付工事法における所定の工程中を示す昇降路縦
断面図である。 ２……本設ブーリ、３……仮設作業床、４……
ガイドレール、６……昇降路、８……本設用巻胴
式巻上機、１０……本設かご枠、１１……本設ロ
ープ。
Claims (1)
- １ 昇降路に立設したガイドレールに沿つて本設
かご枠を移動させながら行なうエレベータの据付
工事法において、昇降路最上階にて前記本設かご
枠を組立て、昇降路下部付近に、本設用巻胴式巻
上機を組立てた後、この本設用巻胴式巻上機に巻
掛けられた本設ロープにより前記本設かご枠を懸
吊し、しかる後、前記本設用巻胴式巻上機のブレ
ーキを寸動的に開放することにより、前記本設か
ご枠を順次下方に移動させながら諸作業を行なう
ようにしたことを特徴とするエレベータの据付工
事法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26850386A JPS63123784A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | エレベ−タの据付工事法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26850386A JPS63123784A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | エレベ−タの据付工事法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63123784A JPS63123784A (ja) | 1988-05-27 |
| JPH0512277B2 true JPH0512277B2 (ja) | 1993-02-17 |
Family
ID=17459404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26850386A Granted JPS63123784A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | エレベ−タの据付工事法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63123784A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2549171B2 (ja) * | 1989-05-08 | 1996-10-30 | 株式会社日立ビルシステムサービス | エレベータの据付工事法 |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP26850386A patent/JPS63123784A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63123784A (ja) | 1988-05-27 |
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