JPH0512232Y2 - - Google Patents

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JPH0512232Y2
JPH0512232Y2 JP1987017761U JP1776187U JPH0512232Y2 JP H0512232 Y2 JPH0512232 Y2 JP H0512232Y2 JP 1987017761 U JP1987017761 U JP 1987017761U JP 1776187 U JP1776187 U JP 1776187U JP H0512232 Y2 JPH0512232 Y2 JP H0512232Y2
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JP
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lifting
load
electric motor
hoisting
speed
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業の利用分野] 本考案は巻上装置に係り、特に荷役物を吊り上
げる際にその吊上荷重に応じた吊上速度に自動制
御することのできる巻上装置に関する。
[従来の技術] 巻上ウインチあるいは電動ホイスト等の巻上装
置には被荷役物を吊り上げるための電動機を備え
ている。この種電動機は通常定トルクで駆動さ
れ、負荷に関係なく定速で被荷役物を吊り上げ
る。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、クレーン等においては被荷役物のリ
フト量が大きいので作業効率の高い巻上装置が要
求される。すなわち、被荷役物の吊上荷重が大き
いときには吊上速度を緩め、吊上荷重が小さいと
きには吊上速度を早めることが作業効率を高める
ことになる。
そこで、この種高揚程巻上装置においては作業
効率を高めるために、被荷役物の吊上荷重に応じ
て極数を変化させる電動機がしばしば用いられて
いる。この電動機はその極数を変化させることに
より、吊上荷重に応じて低高速回転駆動する。す
なわち、低速回転と高速回転とにそれぞれ切換え
られて電動機が駆動する。
この場合、低速度と高速度とに電動機を切換え
ることが必要であり、これらの切換操作は押し釦
等の手動によりなされる。
このような押し釦による電動機の切換操作は誤
操作によつて吊上荷重が大きいときに電動機を高
速回転駆動させることがある。このため、従来は
巻上装置の破損や事故を招く虞れがあつた。
また、電動機を回転駆動制御するものとして、
インバータ制御装置、直流モータ等が知られてい
るが、これらは高価になる傾向がある。
本考案はこれらの問題を有効に解決すべく創案
されたものであり、被荷役物を吊り上げる際にそ
の吊上荷重に応じて自動的に吊上速度を設定する
ことを可能にし、装置の破損、事故を未然に防止
することのできる巻上装置を提供することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段と作用] 上記目的を達成するために、本考案は極数を低
速回転用と高速回転用とに選択的に変化させて低
高速回転駆動する電動機を有し、該電動機を駆動
させて荷役物を巻上索を介して吊り上げる巻上装
置において、上記巻上索に設けられ、実際の吊上
荷重が最大許容限界吊下荷重に対して所定の割合
となる設定値を越えたことを検出するロードリミ
ツタと、そのロードリミツタから得られる信号に
より上記電動機を低速回転用の極数に切り換える
吊上速度制御手段とから構成したものである。
[実施例] 以下本考案の一実施例を添付図面に従つて詳述
する。
第1図および第2図はたとえば、クレーン等に
用いられる巻上装置としての電動ホイストを示し
たものである。
図示するように、ガーダ1を走行路として走行
自在にホイスト本体2が設けられている。
このホイスト本体2にはガーダ1上を走行する
車輪3と、荷役物に係合するフツク装置4とが設
けられている。また、ホイスト本体2にはフツク
装置4を昇降移動自在に吊り上げるための吊上装
置5が設けられている。この吊上装置5は吊上索
6と巻上ドラム7と電動機8とから主に構成され
ている。吊上索6はフツク装置4と巻上ドラム7
とを結び、一端がホイスト本体2に係止されると
共に他端が巻上ドラム7に巻き付けられるように
なつている。また、巻上ドラム7は電動機8によ
り吊上索6を巻き付けてフツク装置4を昇降移動
させるようになつている。
電動機8はその極数を変化させて回転駆動され
るように構成されている。本実施例においては低
速用と高速用とに2段階制御するようになつてお
り、例えば、低速回転するときは8極で、高速回
転するときは4極で回転駆動するようになつてい
る。したがつて、電動機8の回転駆動により、荷
役物を低速あるいは高速で吊り上げることにな
る。
特に、本考案はこの電動機8を荷役物を吊り上
げる際にその吊上荷重に応じて回転駆動させて吊
上速度を自動的に制御する吊上速度制御手段9が
設けられる。この吊上速度制御手段9は荷役物を
吊り上げたときの吊上荷重が設定値を越えたこと
を検出して制御盤12を介し電動機8を低速回転
駆動させるようになつている。すなわち、吊上荷
重が大きいときには緩かな速度で荷役物を吊り上
げるように構成される。したがつて、吊上荷重が
小さいときには電動機8を高速回転駆動させて荷
役物の吊上速度を早めるように吊上速度制御手段
9は制御盤12を介して電動機8に発信すること
になる。
また、吊上索6にはロードリミツタ10が設け
られる。
このロードリミツタ10は吊上索6の固定側に
取り付けられ、吊上索6に加わる吊上荷重が設定
値を越えたことを電動機8に送信する。すなわ
ち、ロードリミツタ10は吊上索6を挟んで互い
に反対方向に交互に付勢する3つのローラ11を
有している。これらのローラ11は吊上索6に吊
上荷重が加わり、吊上索6が緊張したことによつ
て、互いに離間移動し大きな吊上荷重が発生した
ことを電動機8に伝達する。
本実施例においては最大許容限界吊上荷重の50
%が設定値として定められ、実際の吊上荷重がそ
の設定値以下のときは電動機8が4極に保持され
て高速回転駆動し、ロードリミツタ10から得ら
れる信号により実際の吊上荷重が設定値を越えた
ことが検出されたときは電動機8を低速回転駆動
させるべく、吊上速度制御手段9は電動機8を8
極に切り換える。
次に本考案の作用について述べる。
吊上速度制御手段9の制御内容を第3図のフロ
ーに従つて説明する。
巻上装置としての電動ホイスト本体2に電源が
入れられる。
電源が入力された後はフツク装置4に荷役物が
引掛けられ係合される。これにより、吊上索6に
吊上荷重が加わることになる。
次いで、フツク装置4に係合した荷役物を吊上
げるべく、巻上釦をON動作させて、電動機8を
回転駆動させる。電動機8は荷役物を吊り上げた
際の衝撃を緩和すべく、また安全運転をするため
低速回転駆動する。したがつて、荷役物が低速で
吊り上げられる。
この際、吊上索6には荷役物を吊上げるための
吊上荷重が作用する。この荷重は実際の吊上荷重
としてロードリミツタ10で延出され、ロードリ
ミツタ10は実際の吊上荷重が最大許容限界吊上
荷重の所定の割合となる設定値を越えたことを吊
上速度制御手段9に送信する。
たとえば、吊上荷重が許容限界吊上荷重の50%
以上であることを検知したときには吊上速度制御
手段9は電動機8を低速回転させることになる。
このため、重い荷役物は緩かな速度で持ち上げら
れることになる。
また、ロードリミツタ10が許容限界吊上荷重
の50%以下の吊上荷重を検出したときには電動機
8は高速回転駆動することになる。すなわち、軽
い荷役物は速い吊上速度で吊り上げられることに
なる。
このように、吊上速度制御手段9の判断により
重い荷役物は遅い吊上速度で、軽い荷役物は速い
吊上速度で自動的に吊り上げられることになる。
したがつて、従来のように、手動切換して電動
機8を低高回転操作する必要がなくなり、確実に
電動機8の低高切換操作がなされるので巻上装置
の破損、事故を未然に防止できる。また、吊上索
6にロードリミツタ10を設けるだけで吊上速度
制御ができるので、安価で済む。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次の如き優れた効
果を発揮する。
(1) 実際の吊上荷重が最大許容限界吊上荷重に対
して所定の割合となる設定値を越えたことを検
出して電動機を低速回転用の極数に切り換える
ため、吊上速度を確実に切換操作でき、巻上装
置の破損、事故を未然に防止できる。
(2) インバータや直流モータを採用した吊上速度
制御に比し、安価で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る巻上装置を示す正面図、
第2図は第1図の−線矢視図、第3図は吊上
速度制御手段の内容を示す図である。 図中、8は電動機、9は吊上速度制御手段であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 極数を低速回転用と高速回転用とのいずれかに
    選択的に変化させて低高速回転駆動する電動機を
    有し、該電動機を駆動させて荷役物を巻上索を介
    して吊り上げる巻上装置において、上記巻上索に
    設けられ、実際の吊上荷重が最大許容限界吊上荷
    重に対して所定の割合となる設定値を越えたこと
    を検出するロードリミツタと、該ロードリミツタ
    から得られる信号により上記電動機を低速回転用
    の極数に切り換える吊上速度制御手段とを備えた
    ことを特徴とする巻上装置。
JP1987017761U 1987-02-12 1987-02-12 Expired - Lifetime JPH0512232Y2 (ja)

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JP1987017761U JPH0512232Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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JP1987017761U JPH0512232Y2 (ja) 1987-02-12 1987-02-12

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Publication Number Publication Date
JPS63126393U JPS63126393U (ja) 1988-08-18
JPH0512232Y2 true JPH0512232Y2 (ja) 1993-03-29

Family

ID=30810810

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