JPH079889Y2 - 複数台同時駆動の巻上機における制御回路 - Google Patents

複数台同時駆動の巻上機における制御回路

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JPH079889Y2
JPH079889Y2 JP1988045253U JP4525388U JPH079889Y2 JP H079889 Y2 JPH079889 Y2 JP H079889Y2 JP 1988045253 U JP1988045253 U JP 1988045253U JP 4525388 U JP4525388 U JP 4525388U JP H079889 Y2 JPH079889 Y2 JP H079889Y2
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JP
Japan
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hoisting machine
load
hoisting
control circuit
operates
Prior art date
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JP1988045253U
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JPH01149395U (ja
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武史 串田
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は複数台同時駆動の巻上機における制御回路に関
し、各巻上機がロードリミッタを有する場合に適用して
有用なものである。
B.考案の概要 本考案は、複数台の巻上機により物を吊り上げる場合に
おいて何れかの巻上機のロードリミッタが動作してこの
巻上機が停止した場合には他の巻上機も停止するように
したものである。
C.従来の技術 巻上機、特にホイストを複数台、特に2台用いて物を吊
り上げることは、特に長尺物を吊り上げる際に従来より
行なわれてきた。このときの態様を第2図及び第3図に
示す。両図中、1,2はホイスト、3は吊り上げる荷物で
ある。
上述の如きホイスト1,2は、通常、安全装置としてのト
ルクリミッタ(図示せず)を夫々内蔵している。このト
ルクリミッタにより荷重の超過を検出するとともに荷重
の片寄りを検出することができる。
D.考案が解決しようとする課題 上述の如きホイスト1,2では、一方のロードリミッタの
みが動作した場合、このロードリミッタを内蔵するホイ
スト1若しくは2は停止するが、他方のホイスト2若し
くは1は引き続き動作して片側のみで巻き上げていく可
能性がある。特に、第3図に示すように荷物3が変形し
ている場合、より荷重がかかるホイスト1側のロードリ
ミッタが動作してこのホイスト1が停止してもホイスト
2のロードリミッタは動作せずホイスト2により引き続
き吊り上げが継続される場合が多々あった。因に、従来
技術に係るこの種の2台同時駆動のホイストは、一方の
ホイストのロードリミッタが動作すれば他方のホイスト
に主に荷重がかかるため、このホイストのロードリミッ
タも停止して片側だけで巻き上げることはないという思
想のもとに設計されていた。
ところが、現実には、前述の如く片側だけで巻き上げる
こともあり、この場合には荷物3が傾いてホイスト1,2
から落下するという可能性が大きくなる。
本考案は、上記従来技術に鑑み、ロードリミッタの何れ
か1台が動作すればこのロードリミッタを内蔵する巻上
機のみならず他の全ての巻上機が同時に停止するように
した複数台同時駆動の巻上機における制御回路を提供す
ることを目的とする。
E.課題を解決するための手段 上記目的を達成する本考案の構成は、 所定値以上の荷重がかかった場合に動作して巻上機の動
作を停止させるロードリミッタを夫々有する複数台の巻
上機の制御回路であって、巻上機の何れか1台のロード
リミッタが動作してこの巻上機が停止した場合には他の
巻上機の駆動制御回路の接点が開放され、接点が開放さ
れた巻上機の駆動を停止するようにしたことを特徴とす
る。
F.作用 上記構成の本考案によればロードリミッタの何れか一台
が動作すると全ての巻上機が一斉に停止する。
G.実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例を示す回路図である。同図に示
すように、ホイスト1,2(第2図及び第3図参照)の巻
き上げ用の電動機M1,M2は電磁開閉器のコイルMC1,MC2,M
C3,MC4が励磁され、接点MC1,MC2,MC3,MC4が閉成される
ことにより駆動される。このときコイル及び接点MC1,MC
3が正転(上昇)用、接点MC2,MC4が逆転(下降)用とな
っている。駆動回路4はスイッチS1の閉成を条件として
動作し、電動機M1の駆動を制御するようになっている。
また、駆動回路5はスイッチS2の閉成を条件として動作
し、電動機M2の駆動を制御するようになっている。スイ
ッチSu,SdはスイッチS1,S2の閉成を条件として夫々の閉
成により電動機M1,M2を正転及び逆転させる。ロードリ
ミッタLLS1,LLS2はホイスト1,2に所定値以上の荷重がか
かった場合に動作するもので、駆動回路4,5に夫々内蔵
されており、夫々の動作によりタイマのコイルT1,T2
励磁され設定時間の経過後に夫々のb接点T1-1,T1-2,T
2-1,T2-2が開放されることによりコイルMC1,MC2を消勢
し、接点MC1,MC3を開放して電動機M1,M2を停止するよう
になっている。即ち、ロードリミッタLLS1が動作すると
設定時間の経過後にb接点T1-1とともにb接点T1-2も開
放され、またロードリミッタLLS2が動作すると同様にb
接点T2-1とともにb接点T2-2も開放され、何れの場合で
もモータM1,M2が同時に停止するようになっている。
なお、上述の如くタイマを用いたのは次の理由による。
即ち、巻き上げの始動時の加速度に基因する過荷重によ
りロードリミッタLLS1,LLS2が動作することがあるが、
このような瞬間的な過荷重によるロードリミッタLLS1,L
LS2の動作を無視し得るようにししたためである。ま
た、第1図中、R1,R2はリレーのコイル、R1-1,R1-2はコ
イルR1により開放される接点、R2-1,R2-2はコイルR2
より開放される接点である。
かかる本実施例においてホイスト1,2を同時に駆動して
荷物3(第2図及び第3図参照)を吊り上げる場合には
スイッチS1,S2を投入した状態でスイッチSuを投入す
る。スイッチS1,S2を投入した状態ではコイルR1,R2が励
磁され接点R1-1,R2-1を閉成しているので(この状態で
は接点R1-2,R2-2も閉成される)、スイッチSuの投入と
同時に電動機M1,M2が動作して荷物3の巻き上げを開始
する。この吊り上げ動作の途中でロードリミッタLLS1,L
LS2の何れか一方が動作するとb接点T1-2,T2-2が開放さ
れるので電動機M1,M2が同時に停止する。
H.考案の効果 以上実施例とともに具体的に説明したように、本考案に
よればロードリミッタの何れか1台が動作すれば他の巻
上機の駆動回路の接点が開放されるようにしたので、全
ての巻上機が一斉に停止する。この結果、1台の巻上機
が停止した状態で他の巻上機が動作しつづけ、荷物が傾
斜して落下するという事故を未然に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図及び第3
図は2台同時駆動のホイストによる荷物の吊り上げ時の
態様を示す説明図である。 図面中、 1,2はホイスト、3は荷物、4,5は駆動回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定値以上の荷重がかかった場合に動作し
    て巻上機の動作を停止させるロードリミッタを夫々有す
    る複数台の巻上機の制御回路であって、巻上機の何れか
    1台のロードリミッタが動作してこの巻上機が停止した
    場合には他の巻上機の駆動制御回路の接点が開放され、
    接点が開放された巻上機の駆動を停止するようにしたこ
    とを特徴とする複数台同時駆動の巻上機における制御回
    路。
JP1988045253U 1988-04-05 1988-04-05 複数台同時駆動の巻上機における制御回路 Expired - Lifetime JPH079889Y2 (ja)

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JPH01149395U JPH01149395U (ja) 1989-10-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5097055A (ja) * 1973-12-28 1975-08-01
JPS53133373U (ja) * 1977-03-29 1978-10-21

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JPH01149395U (ja) 1989-10-16

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