JPS63230487A

JPS63230487A - エレベ−タ−の非常時運転装置

Info

Publication number: JPS63230487A
Application number: JP6495787A
Authority: JP
Inventors: 敏昭石井
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1987-03-19
Filing date: 1987-03-19
Publication date: 1988-09-26
Anticipated expiration: 2012-12-10
Also published as: JP2688814B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明はエレベータ−の故障時等にかごを運転する装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は例えば特開昭５６−１４５０８３号公報に示さ
れた従来のエレベータ−の非常時運転装置を示す回路図
である。

図中、Ｒ，Ｓ、Ｔは三相交流電源、　（１）１１１かご
。

（２）はクシ合おもシ、（３１は主索、（４）は主索（
３）が巻き掛けられた駆動綱車、（５）は巻上用の三相
誘導電動（＋）機で、減速機（６）を介して駆動綱車（５）が結合され
ている。（７ａ）〜（７ｃ）ハ平常時かと（１）を上シ
運転させるとき閉成する上シ運転用接触器接点、　　（
８ａ）〜（８ｃ）　ｔｊ：同じく下シ運転させるとき閉
成する下シ運転用接触器接点、　　（９ａ）〜（９ｃ）
は救出運転時の上シ運転用接触器接点、　　（１０ａ）
〜（１０ｃ）は同じく救出運転時の下シ運転用接触器、
（ｌυは蓄電池等の非常電源、α２は救出運転時閉成す
る救出運転用接触器接点、ａｊは半導体素子により構成
され直流電力を交流電力に変換するインバータ装置であ
る。

従来のエレベータ−の非常時運転装置は上記のように構
成され、交流電源Ｒ，Ｓ、Ｔが正常なときは、その交流
電力が上シ又は下シ運転用接触器接点（７ａ）〜（７Ｃ
）　、　（８ａ）〜（８ｃ）を介して電動機（５）に供
給されてかと（１）が運転される。

次に、交流電源Ｒ，Ｓ、Ｔが停電すると、救出運転用接
触器接点αりが閉成し、インバータ装置１ｔａ３で変換
された所定周波数の交流電力が上シ又は下シ運転用接触
器接点（９ａ）　〜（９ｃ）　、　　（１０ａ）　〜（
１０ｃ）を介して電動機（５）に供給され、電動機（５
）は上記周波数に応じた速度で回転し、かご（１）が運
転される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来のエレベータ−の非常時運転装置では
、インバータ装置０罎により救出運転しているため、エ
レベータ本来の制御装置とは別に。

各エレベータ−ごとにインバータ装置αＪが必要となる
。特に、１台の電動機（５）を２台の駆動装置で並列駆
動する大容量エレベータ−では、コスト高となることは
避けられないという問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、複数台の駆動装置を用いる大容量の電動機の場合でも
、特別なインバータ装置等を必要とせず、安価に構成で
きるようにしたエレベータ−の非常時運転装置を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るエレベータ−の非常時運転装置は、並列
に接続された複数台の駆動装置を巻上電動機に接続し、
この駆動装置のいずれかが故障すると、故障した駆動装
置を切り放し、他の駆動装置によりかごを定格速度より
も低い速度で運転させるようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、かご巻上用電動機は複数台の駆動
装置で並列駆動され、駆動装置の故障時は故障した駆動
装置以外の駆動装置を用い、この駆動装置の能力に見合
う低速でかごを運転する。

〔実施例〕

第１図及び第２図はこの発明の一実施例を示す回路図で
、従来装置と同一部分は同一符号で示す。

図中（１４Ａ）　、　（１４Ｂ）　　ｉｊ：交流電力を
直流電力に変換するコンバータ、　　（１５Ａ）　、　
（１５Ｂ）　　は直流電力を交流電力に変換するインバ
ータで、コンバータ（１４Ａ）　、　（１４Ｂ）及びイ
ンバータ（１５Ａ）　、　（１５Ｂ）によりそれぞれ駆
動装置が構成されている。（１６Ａ）。

（１６Ｂ）Ｆｉそれぞれインバータ（１５Ａ）　、　（
１５Ｂ）　　の入力電流を検出しそれが所定値を越える
とそれぞれ出力（１６ａ）　、　（１６ｂ）がｒＨＪに
なる過電流検出器。

（１７Ａ）　、　（１７Ｂ）　　はそれぞれインバータ
（１５Ａ）。

（１５Ｂ）の出力側に挿入された交流リアクトル、α乃
は起動を指令する起動回路、　（ＩＩは速度指令信号を
発する速度指令発生回路、Ｗはインバータ（１５Ａ）（
１５Ｂ）を制御するインバータ制御回路、　　（２１Ａ
）。

（２１Ｂ）は入力が「Ｈ」になると一定時間後に出力が
ｒＴ（Ｊになるタイマ、　　（２２Ａ）　、　（２２Ｂ
）　　は記録回路。

（２５Ａ）　、　（２；Ｂ）けＮＯＴ　　ゲート、（財
）、（ハ）は切放し用接触器で、　　（２４ａ）　〜（
２４ｆ）　、　（２５ａ）　〜（２５ｆ）　はその常開
接点、ＱｅはＯＲゲート、＠は記憶回路、（ハ）は記憶
回路罰のリセット回路、翰はＮＯＴゲート。

（至）は非常停止用接触器で、　　（３０ａ）〜（３０
ｃ）はその常開接点である。

なお、上記のように駆動装置が２台用いられるのは次の
理由による。

すなわち、エレベータ−の巻上電動機（５）の駆動袋ａ
ｒｄ、ｘｖベーターの定格によってその容量が決められ
る。ここに、定格とは（速度×積載荷重）を意味し、積
載荷重とは実際に使用する際に積載し得る最大荷重をい
う。そして、１台の駆動装置ではエレベータ−を駆動す
る能力が不足するときには。

（７）大容量の駆動装置を使用する。

Ｈ）　同容量の駆動装置を並列して使用する。

ことが考えられる。しかし、０′）では駆動装置１台の
外形寸法が大きくなり過ぎて１機械室内の配置が困難に
なることがあるので、小形の駆動装置を２台並設するイ
）の方式が採用されることが多い。

次に、上記実施例の動作を説明する。

駆動装置の正常時は、過電流検出器（１６Ａ）。

（１６Ｂ）の出力（１６ａ）　、　（ＩＳｂ）は共にｒ
ＬＪであシ、記憶回路（２２Ａ）　、　（２２Ｂ）　、
　＠の出力もｒＬＪであるため、ＮＯＴゲー）　（２３
Ａ）　、　（２！ＩＢ）　、翰の出力けｒＨＪとなシ、
切放し用接触器Ｑ４）、（ハ）及び非常停止用接触器（
ト）は付勢され、接点（２４ａ）　〜（２４ｆ）　、　
（２５ａ）　〜（２５ｆ）　、　　（３０ａ）　〜（３
０ｃ）　　はすべて閉成している。したがって、交流電
源Ｒ，Ｓ、Ｔの交流電力は、それぞれコンバータ（１４
Ａ）　、　（１４Ｂ）　　で直流電力に変換され、これ
がインバータ（１５Ａ）　、　（１５Ｂ）　　により交
流電力に変換されて電動機（５）に供給される。一方、
起動回路０樽から起動指令が出ると、速度指令発生回路
α９は速度指令信号を発生し、インバータ制御回路ｍｈ
これに応じてインバータ（１５Ａ）。

（１５Ｂ）を制御し、インバータ（１５Ａ）　、　（１
５Ｂ）　　の出力周波数を調整する。これで、インバー
タ（１５Ａ）。

（１５Ｂ）は可変周波数の交流電力を出力するので。

電動機（５）は速度制御され、かご（１）は指令された
速度で昇降する。

次に、かご（１）が走行中に、インバータ（１５Ａ）が
故障して過大な電流がインバータ（１５Ａ）に流入した
とする。過電流検出器（１６Ａ）はこれを検出し。

その出力（ＩＳａ）はｒＨＪとなる。これで、ＯＲゲー
ト（１）の出力もｒＨＪ　　となシ、これが記憶回路■
で記憶され、その出力はｒＨＪ　　とな、ｊ５．ＮＯＴ
ゲート翰の出力はｒＬＪ　　となって、非常停止用接触
器Ｏｎ！／′ｉ消勢され、接点（３０ａ）　〜（３０ｃ
）は開放し、コンバータ（１４Ａ）　、　（１４Ｂ）　
　の入力は遮断される。同時にブレーキ（図示しない）
が作用してかと（１）ハ非常停止する。

一方、出力（１６ａ）がｒＨＪになると、タイマ（２１
Ａ）は時間のカウントを開始し、かご（１）が停止する
に十分な時間経過後に、タイマ（２１Ａ）の出力はｒＨ
Ｊとなり、これが記憶回路（２２Ａ）　　で記憶され、
その出力はｒＨＪとな′り、ＮＯＴゲート（２３Ａ）の
出力は「Ｌ」　　となって、切放し用接触器Ｑすは消勢
され、接点（２４ａ）〜（２４ｄ）は開放する。これに
より、コンバータ（１４Ａ）及びインバータ（１５Ａ）
Ｖｉ駆動装置から切り放される。

また、接点（２４ｆ）の開放により、リセット回路＠は
動作し、記憶回路＠はリセットされ、その出力は「りと
なるため、ＮＯＴ　　ゲート（ハ）の出力は再びＩＴ（
Ｊ　　となシ、非常停止用接触器（至）は再び付勢され
、接点（５０ａ）〜（３０ｃ）は閉成する。これで。

コンバータ（１４Ｂ）及びインバータ（１５Ｂ）１１電
動機（５）に接続され、起動指令が出ればいつでも起動
できる状態になる。そして、起動指令が出ると、接点（
２４ｅ）が開放したことにより、速度指令発生回路ＨＶ
ｉ、定格速度よりも低い速度を指令する速度指令信号を
インバータ（１５Ｂ）に送出する。これでかと（１）は
低速で走行する。すなわち、駆動装置としての出力は半
減するが、定格よりも十分低い速度で走行させるように
したので、かご（１）を駆動することが可能である。こ
れで、かご（１）は最寄シ階まで低速走行し、かご（１
）内の乗客は救出される。

なお、実施例では、インバータ（１５Ａ）が故障したと
して説明したが、インバータ（１５Ｂ）が故障したとき
は、コンバータ（１４Ａ）及びインバータ（１５Ａ）で
電動機（５）が駆動されることは明白である。

〔発明の効果〕

以上説明したとおシこの発明では、並列に接続された複
数台の駆動装置を巻上電動機に接続し。

この駆動装置のいずれかが故障すると、故障した駆動装
置を切り放し、他の駆動装置によりかごを定格速度より
も低速度で運転させるようにしたので、複数台の駆動装
置を用いる大容量の電動機の場合でも、特別な非常時運
転装置を必要とせず。

安価に構成することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明によるエレベータ−の非常
時運転装置の一実施例を示す回路図、第３図は従来のエ
レベータ−の非常時運転装置ＩＩｌ：を示す回路図であ
る。図中、（ｘ）ｉｉ：かご、（５）は三相誘導電動機、　
　（１４Ａ）。（１４Ｂ）は駆動装置（コンバータ）　、　　（１５Ａ
）　、　（１５Ｂ）は駆動装置ｔ（インバータ）　、　
　（１６Ａ）　、　（１１５Ｂ）　　は故障検出器（過
電流検出器）、（ｌは制御装置（速度指令発生回路）、
翰は制御装置（インバータ制御回路）、（財）、（ハ）
は切放し装！（切放し用接触器）である。なお１図中同一符号は同一部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

互いに並列に接続された複数台の駆動装置をかご巻上用
電動機に接続し、上記駆動装置により上記電動機を駆動
してかごを運転するものにおいて、上記駆動装置のいず
れかの故障を検出する故障検出装置と、この故障検出装
置が動作すると上記故障した駆動装置を切り放す切放し
装置と、切り放された上記駆動装置以外の駆動装置によ
り上記かごを定格速度よりも低い速度で運転させる制御
装置とを備えたことを特徴とするエレベーターの非常時
運転装置。