JPH0323180A - 交流エレベータの運転装置 - Google Patents

交流エレベータの運転装置

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JPH0323180A
JPH0323180A JP1155773A JP15577389A JPH0323180A JP H0323180 A JPH0323180 A JP H0323180A JP 1155773 A JP1155773 A JP 1155773A JP 15577389 A JP15577389 A JP 15577389A JP H0323180 A JPH0323180 A JP H0323180A
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JP
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converter
inverter
signal
car
contactor
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JP1155773A
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English (en)
Inventor
Takanobu Masashiro
正城 孝信
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、エレベータのかご巻土用電動機に接続され
た複数台の電力変換装置に関し、さらに詳しくはその電
力変換装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図及び第4図は、例えば特開昭63−230487
号公報に示された従来の交流エレベータの運転装置の回
路構成図、第5図はかご内に定格負荷を積載して上昇運
転する時の加速開始時点からの定格速度に至るまでのコ
ンバータ及びインバータの各電圧,電流の波形図である
図において、(1)はかご、(2)はつり合いおもり、
(3〉はローブ、(4)はロープ〈3〉が巻き掛けられ
た駆動網車、(5)はかご巻土用電動機で、この電動機
には回転を適度に減速する減速機(8〉を介して駆動綱
車(4)が結合されている。(14A) .(14B)
は交流電力を直流電力に変換するコンバータである。
(15A) , (15B)は直流電力を交流電力に変
換するインバータで、上述したコンイく一タ(14A)
 . (14B)とこのインバータ(15A),<15
B)とでそれぞれ電力変換装置が構威されている。(L
EA) . (16B)はそれぞれのインバータ(15
A) . (15B)の入力側に設けられた過電流検出
器で、インバータ(15A) . (15B)の入力電
流を検出しており、過大な電流が流れたときrHJの検
出信号(lea) , (16b)を出力する。
(17A) . (17B)はそれぞれのインバータ(
15A).(15B)の出力側に押入された交流リアク
トルである。(l8〉は起動を指令する起動回路、({
9)は速度指令信号を発生させる速度指令発生回路、(
20)は速度指令信号に基いてそれぞれのインバータ(
15A),(15B)を制御するインバータ制御回路で
ある。
(21A).(2113)は上述した過電流検出器(1
8A) .(18B)からの検出信号(lea) . 
(18b)がrHJのとき動作し、一定時間経過後にr
HJの信号を出カするタイマー (22A) , (2
2B)はタイマー(21A).(21B)からの信号を
保持すると同時に、その信号を出力する記憶回路、(2
3A).(23B) l;i N O Tゲート、(2
4)及び(25〉は切放し用接触器で、(24a)〜(
24f’) . (25a)〜(251’)はそれらの
常開接点である。
(2B)は2人力ORゲート、(27)i;12人力O
Rゲート(26)からの信号を保持すると同時に、その
信号を出力する記憶回路、(28)は記憶回路(27)
に保持されている信号をリセットするリセット回路、(
29)はNOTゲート、(30)は非常停止用接触器で
、(30a)〜(30e)はその常開接点である。
上記のように構成された従来の交流エレベータの運転装
置において動作を説明する。まず、並列に接続された電
力変換装置が正常に動作している時は、過電流検出器(
16A) . (18B)からの検出信号(lea) 
. (18b)は共にrLJとなる。このため記憶回路
(22A) , (22B) . (27)の出力はそ
れぞれrLJとなり、NOTゲート(23^). (2
3B) . (29)に送出される。NOTゲート(2
3A) , (23B).(29)にrLJの信号が入
力されると、出力がrHJとなって切放し用接触器(2
4),(25)及び非常停止用接触器(3o)を付勢さ
せ、その接点(24a)〜(241’) . (25a
)〜(250.(30a) 〜(30c)の全てを閉に
する。このため電源R.S.Tの交流電力が、それぞれ
のコンバータ(14A).(14B)に流れて直流電力
に変換され、この直流電力はインバータ(16A) .
 (15B)により交流電力に変換され、かご巻土用電
動機(5)に供給される。この時、起動回路(18)か
ら起動指令が出ると、速度指令発生回路はインバータ制
御回路(20)に速度指令信号を発生する。インバータ
制御回路(20)は、この速度指令信号に基いてインバ
ータ(15A) , (15B)を制御し、インバータ
(15A).(15B)の出力周波数を調整する。これ
によりインバータ(15A).(15B)は可変周波数
の交流電力を出力して、かご巻上川電動機(5)の速度
を制御する。このため、かご(1)は指令された速度で
昇降する。
なお、かご(1)内が定格負荷で上昇運転された場合に
は、コンバータ(力率は常にほぼ1に制御されていると
想定する。)とインバータは第5図に示すような波形に
なる。電圧型インバータの場合にはそのインバータが負
担する電流11oは、かごの加速度にほぼ相似した値で
変化し、また、コンバータが負担する電流1clは、か
ごの速度の増加と共に増大して、一定加速期間が終了す
る時間t2で最大となる。
次に、かご(1)が走行中に、例えばインバータ(15
A)の方が故障し過大な電流がそのインバータ(15A
)に流入したとすると、インバータ(15A)側に接続
されている過電流検出器(18A)が過電流を検出して
rHJの出力信号(lea)を送出する。このため2人
力ORゲート(2B)の出力はrHJとなり、記憶回路
(27)に送出される。記憶回路(27)はその信号を
保持すると同時に、NOTゲート(29)に出力する。
NOTゲー} (29)は、その信号の入力により出力
がrLJとなって非常停止用接触器(30)を消勢させ
る。非常停止用接触器(30)が消勢されると、その接
点(30a)〜(30c)が開放してコンバータ(14
A).(14B)への電源供給を遮断する。
この時、同時にブレーキ(図示せず)が作用してかご(
1)を非常停止させる。
一方、上述したrHJの検出信号(16a)はタイマー
(21A)にも入力しているため、タイマー(21A)
は動作して時間をカウントしており、その時間が、かご
(L)が停止するに十分な時間に達した時、そのタイマ
ー(21人)からrHJの出力信号が記憶回路(22A
)に送出される。記憶回路(22A)は、この信号を保
持すると同時に、NOTゲート(23A)に出力する。
NOTゲート(23A)にその信号が人力されると、r
LJの信号を切放し用接触器(24)に送出して消勢さ
せ、その接点(24a)〜(24f’)を開放する。そ
の内、接点(24a) 〜(24d)の開放により、コ
ンバータ(14A)及び故障のインバータ(15A)は
運転装置から切り放される。また、切放し用接触器(2
4)の接点(24f’)の開放により、リセット回路が
動作して記憶回路(27)に保持されているrHJの信
号をリセットする。記憶回路(27)の信号がリセット
されると出力信号がrLJとなり、NOTゲート(29
)に送出される。このため、そのNOTゲート(29〉
の出力は再びrHJとなり、非常停止用接触器(30〉
を再び付勢させる。
非常停止用接触器(30)が付勢されると、その接点(
30a)〜(30c)は再び閉成して、正常な電力変換
装置のコンバータ(14B)とインバータ(15B)と
をかご巻上用電動機(5〉に接続させ、起動できる状態
にする。この時、起動回路(l8)から起動指令が出る
と、上述した切放し用接触器(24)の接点(24e)
の開放により、速度指令発生回路(l9)は、定格速度
よりも低い速度を指令する速度指令信号をインバータ(
15B)に送出し制御する。これで巻上用電動機(5〉
はインバータ(15B)の駆動に基いて運転され、かご
(1)が低速で昇降する。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の交流エレベータの運転装置は、並列
に接続された電力変換装置のいずれかが故障した場合で
も、かご(1)は正常な電力変換装置により定格速度よ
りも低い速度で走行するが、そのかご(1)が所定の定
格加速度で運転できるのは、かご(1)内の負荷が比較
的軽い場合に限定されるという欠点があった。また、か
ご(1)内の負荷が定格負荷の時に、上述した状態で運
転した場合には、インバータ制御回路(20)内に設け
られたインバータ構成素子保護のインバータ出力電流制
限回路(図示せず)によってインバータ(15A)の電
流が制限される。このため所定の加速度で加速できず、
与えられた速度指令信号に対して実際のかご(1)の速
度が離反してゆくことになり、例えば周知の速度比較回
路(図示せず)等の安全回路(図示せず)が電流の異状
を検出して、そのかご(1)を非常停止させるという問
題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、かご内の負荷に限定されることなく、かつ、負荷
が定格負荷であっても非常停止することなく、低加速度
または低速度でかごを走行できる交流エレベータの運転
装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る交流エレベータの運転装置は、それぞれ
のコンバータに設けられ、このコンバータが故障したと
き、コンバータ故障信号を送出するコンバータ故障検出
手段と、それぞれのインバータに設けられ、このインバ
ータが故障したとき、インバータ故障信号を送出するイ
ンバータ故障検出手段と、前記それぞれのコンバータの
入力側に設けられ、前記コンバータ故障検出手段からの
コンバータ故障信号が人力されたとき、そのコンバータ
の入力側を遮断するコンバータ切放し用手段と、前記そ
れぞれのインバータの出力側に設けられ、前記インバー
タ故障検出手段からのインバー夕故障信号が人力された
とき、そのインバータの出力側を遮断するインバータ切
放し用手段とを備え、更に、前記コンバータ故障信号ま
たはインバータ故障信号の人力により、前記それぞれの
コンバータの出力を並列に接続する接続手段と、前記コ
ンバータ故障検出手段が動作したとき、かごを定格加速
度で加速させて定格速度よりも低い速度で運転させ、前
記インバータ故障検出手段が動作したとき、かごを定格
加速度よりも低い加速度で加速させて定格速度で運転さ
せる制御装置とを備えたものである。
[作用] この発明においては、並列に接続された複数の電力変換
装置が並列駆動してかご巻上用電動機を駆動させるが、
複数の電力変換装置の内、1台の装置が故障した場合に
は、例えばその電力変換装置のコンバータが故障したと
きは、コンバータ故障検出手段がその故障を検出して、
コンバータ故障信号をコンバータ切放し用手段と接続手
段とに出力する。コンバータ切放し用手段は、その故障
信号が入力されると、故障したコンバータの入力側を遮
断し、また、接続手段は、その故障信号の入力により、
故障したコンバータの出力側と正常な電力変換装置のコ
ンバータの出力側とを接続して故障した電力変換装置の
インバータを駆動可能な状態にする。このため、そのイ
ンバータは他の正常な電力変換装置と共に駆動され、か
ご巻上用電動機を駆動する。このとき、かご巻上用電動
機の駆動で昇降するかごは、制御装置により定格加速度
で加速して定格速度よりも低い速度で運転される。
また、電力変換装置のインバータが故障したときは、イ
ンバータ故障検出手段が故障を検出して、インバータ故
障信号をインバータ切放し用手段と接続手段とに出力す
る。インバータ切放し用手段は、その故障信号が人力さ
れると、故障したインバータの出力側を遮断し、また、
接続手段は、.その故障信号の入力により、電力変換装
置のコンバータの出力側と正常な電力変換装置のコンバ
ータの出力側とを接続して故障した電力変換装置のコン
バー夕を駆動可能な状態する。このため、そのコンバー
タは他の正常な電力変換装置と共に駆動され、かご巻上
用電動機を駆動する。このとき、かご巻土用電動機の駆
動で昇降するかごは、制御装置により定格加速度よりも
低い加速度で加速して定格速度で運転される。
[実施例] 第1図及び第2図はこの発明の一実施例を示す回路図あ
り、(1)〜(8),(15A),(15B).(18
A).(1 eB) . (tea) , (16b)
 , (17A) . <17B) . (18) .
 (27) ,(H)及び(30a)〜(30c)は上
記従来装置と同一のものである。(31A) , (3
1B)はトランジスタで構成されたコンバータで、交流
電力を直流電力に変換する。
(32A) . (32B)は平滑コンデンサで、それ
ぞれのコンバータ(31A),(31B)とインバータ
(15A) . (1513)との間に並列に接続され
、コンバータ(31^),(31B)の直流出力を平滑
する。なお、この平滑コンデンサ(32A) , (3
2B)とコンバータ(3 1A) . (3 1B)と
インバータ(15A) , (15B)とで、それぞれ
一組の電力変換装置が構成されている。
(33A) , (33B)はそれぞれのコンバータ(
31A),(31B)の出力側に設けられたコンバータ
過電流検出器で、出力電流を検出しており、過大な電流
が流れたときrHJの検出信号(33a) . (33
b)を送出する。(34)は速度指令発生回路で、接点
(38a).(39a)の開閉状態に応答して、かご(
1)の一定走行速度および加減速度が、それぞれの定格
値若しくは定格値よりも低い値に制御された速度指令信
号を発生する。(35)はインバータ制御回路で、接続
されている接点(42b) , (43b)の開閉状態
に応答して、正常なインバータ(15A).(15B)
のみに駆動信号を送出する。
(30)はコンバータ制御回路で、接続されている接点
(40d).(41d)の開閉状態に応答して、正常な
コンバータ(31A),(31B)のみに駆動信号を送
出する。(21A)〜(210)は入力信号がrHJの
とき動作し、一定時間経過後にrHJの出力信号を送出
するタイマー (22A)〜(22D)はタイマー(2
1^)〜(210)からの出力信号を保持すると同時に
、その信号を出力する記憶回路、(23^)〜(23G
)はNOTゲート、(37A)〜(37C)は2人力O
Rゲート、(38)は接点(38a)を有するコンバー
タ故障検出用接触器で、コンバータ過電流検出器(33
A) . (33B)からの検出信号(33a) . 
(3ab)が共にrLJの時に付勢され、その検出信号
(33a) . (33b)のいずれかがrHJになる
と消勢され、接点(38a)は付勢されたとき閉になる
(39〉は接点(39a)を有するインバータ故障検出
用接触器で、インバータ過電流検出器(16A).(I
BB)からの検出信号(l[ia>.(IBb)が共に
rLJの時に付勢され、その検出信号(lea),(1
6b)のいずれかがrHJになると消勢され、接点(3
8a)は付勢されたとき閉になる。(40)及び(4l
)はそれぞれ接点(40a) 〜(40e).(41a
) 〜(41e)を有するコンバータ切放し用接触器で
、コンバータ過電流検出器(33A) . <33B)
からの検出信号(33a),(33b)がrLJの時に
付勢され、その検出信号(aaa),(33b)がrH
Jの時に消勢され、接点(40a) 〜(40e).(
41a) 〜(41e)は付勢されたとき閉になる。
(42)及び(43)はそれぞれ接点(42a) 〜(
42c).(48a)〜(43c)を有するインバータ
切放し用接触器で、インバータ過電流検出器(18A)
.(18B)からの検出信号(18a) . (18b
)がrLJの時に付勢され、その検出信号(tea) 
, (10b)がrHJの時に消勢され、接点(42a
) 〜(42c),(4{a) 〜(43c)は付勢さ
れたとき閉になる。(44)はインバータ過電流検出器
(18A),(1B13)からの検出信号(18a) 
. (18b)及びコンバータ過電流検出器(33A)
 . (33B)からの検出信号(33a) , (3
3b)が入力される4人力ORゲートである。
(45)は記憶回路(27〉に保持されている信号をリ
セットするリセット回路で、接点(40e) , (4
1e) ,(42c) . (43c)のいずれか1つ
でも開になると記憶回路(27)をリセットする。(4
B)は接点(4Ga).(40b)を有する直流母線接
続用接触器で、コンバータ過電流検出器(33A) .
 (33B)からの検出信号(Ha) . (33b)
及びインバータ過電流検出器(16A).(16B)か
らの検出信号(lea) . (l[ib)が、lつで
もrHJになったとき付勢され、接点(48a) . 
(46b)は付勢されたとき閉になる。(47P) .
 (47N) . (48P)及び(48N)は各電力
変換装置の直流母線である。
上記のように構威された交流エレベータの運転装置の動
作を説明する。並列に接続された電力変換装置が全て正
常に動作しているときは、インバータ過電流検出器(1
8^),(IBB)からの検出信号(tea) . (
l.(ib)及びコンバータ過電流検出器(33A) 
.(33B)からの検出信号(33a) . (33b
)は共にrLJこなっている。また、記憶回路(22A
)〜(22D).(27〉の出力も図示しない初期リセ
ット回路により、rLJに初期設定されている。このた
めNOTゲート(23A)〜(23G)の出力は全てr
HJとなり、インバータ故障検出用接触器(38〉、コ
ンバータ故障検出用接触器(39)、コンバータ切放し
用接触器(40),(41) 、インバータ切放し用接
触器(42) .(43)及び非常停止用接触器(30
)が付勢される。また、直流母線接続用接触器(4B〉
は上述した信号がrLJのため消勢される。したがって
、非常停止用接触器(30)の接点(30a) 〜(3
0c) 、コンバータ切放し用接触器(40). (4
1)の接点(40a) 〜(40e).(41a)〜(
41e)及びインバータ切放し用接触器(42) . 
(43)の接点(42a) 〜(42c).(43a)
 〜(43c)は全て閉になり、インバータ故障検出用
接触器(38)及びコンバータ故障検出用接触器(39
)のそれぞれの接点(38a) , (39a)も閉に
なる。また、直流母線接続用接触器(4B)の接点(4
8a) . (48b)は動作せず開のままである。こ
のとき、起動回路(l8)から起動指令が出ると、速度
指令発生回路(34)は、閉になっている接点(38a
) . (39a)に応答して所定の定格加速度で加減
速し、かつ定格速度まで加速し得る速度指令信号を発生
する。また、コンバータ制御回路(36〉は、閉になっ
ている接点(40d).(41d)に応答してコンバー
タ(31^),(31B)を制御するので、コンバータ
(31A) , (31B)は電源R,S,Tの交流電
力を直流電力に変換して平滑コンデンサ(32A) .
 (32B)に充電する。また、インバータ制御回路(
35)は、上述した速度指令信号とインバータ切放し用
接触器(42) , (43)の付勢により閉になって
いる接点(42b) . (4ab)とに応答してイン
バータ(15A) , (15B)を制御する。インバ
ータ(15A),(15B)は、コンバータ(31^)
,(31B)により変換された直流電力を可変周波数の
交流電力に変換する。
よって、かご巻土用電動機(5)には所定の交流電力が
供給され、かご(1)が所定の定格加速度で指令された
速度で昇降する。
次に、かご(1)が走行中に、例えばインバータ(15
A)の方が故障して過大な電流がそのインバータ(15
^)に流入した場合の動作に就いて説明する。
インバータ(15A)に流入した過電流はインバータ過
電流検出器(16^)が検出して、rHJの検出信号(
lea)を送出する。この信号が4人力ORゲート(4
4)に入力すると、その4人力ORゲー} (44)は
rHJの出力信号を記憶回路(27)に送出する。
記憶回路(27)は、このrHJの信号を保持すると同
時に、NOTゲー} (23G)に出力する。rHJの
信号を入力したNOTゲー} (23G)は、非常停止
用接触器(30)にrLJの信号を出力して、その接触
器(30)を消勢させる。非常停止用接触器(30)が
消勢されると、その接点(30a)〜(30c)は復帰
して開になり、コンバータ(:{IA).(31B)へ
の電源供給を遮断する。このとき、ブレーキ(図示せず
)が同時に作用してかご(1)を非常停止させる。
一方、タイマー(21A)には、上述したrHJの検出
信号(lea)が人力しているため、そのタイマ− (
21A)は時間のカウントを開始している。そして、か
ご(1)が停止するに十分な時間経過後に、rHJの出
力一信号を記憶回路(22A)に出力する。
記憶回路(22A)は、その信号を保持すると同時に、
NOTゲート(23B)に出力する。その信号がNOT
ゲート(23B)に入力されると、インバータ切放し用
接触器(42)に「L」の出力信号を送出して消勢させ
る。このとき、インバータ切放し用接触器(42)の接
点(42a)〜(42c)は復帰して開となる。
このため、接点(42a)に接続されている故障のイン
バータ(15A)は電力変換装置から切放され、接点(
42b)に接続されているインバータ制御回路(35)
はインバータ(15A)に対応する駆動信号を遮断し、
また、接点(42c)に接続されているリセット回路(
45)は動作して、記憶回路(27)に保持されている
rHJの信号をリセットする。リセットされた記憶回路
(27)の出力はrLJとなり、NOTゲート(23G
)に送出される。NOTゲート(23G>に、この信号
が入力されると、非常停止用接触器(30)にrHJの
信号を送出して再び付勢させる。
非常停止用接触器(30)が付勢されると、その接点(
30a) 〜(30c)は再び閉となり、電源R,S,
Tがそれぞれのコンバータ(31A) . (31B)
に供給される。
さらに、記憶回路(22^)は、タイマー(21A)か
らの「H」の信号を保持しているため、ORゲート(3
7A) , (37G)の出力はrHJとなり、その内
、ORゲート(37人)に接続されているNOTゲート
(23A)は、その信号により出力がrLJとなり、イ
ンバータ故障検出用接触器(39)に送出される。
インバータ故障検出用接触器(39〉にrLJの信号が
入力されると、この接触器(39)は消勢されて接点(
39a)が開になる。また、ORゲート(37C)に接
続されている直流母線接続用接触器(46)は、上述し
たrHJの信号により付勢されて、その接点(46a)
 , (4Bb)は閉となる。このため直流母線(47
P)と(48P)とが接続されると共に、(47N)と
(48N)とが接続される。この直流母線の切替えによ
りコンバータ(31A) . {31B)及びインバー
タ(15B)ばかご巻土用電動機(5}に接続され、運
転可能な状態になる。このとき、起動回路(8〉から起
動指令がでると、上述した接点(39a)の開により、
速度指令発生回路(34〉は、定格加速度よりも低い加
速度で加速する速度指令信号をインバータ制御回路(3
5)に送出する。インバータ制御回路(35〉は、その
速度指令信号に基いて正常なインバータ(15B)のみ
を制御する。このためかご巻上用電動機(5)は、定格
加速度よりも低い加速度で加速して定格速度で運転され
、かご(1)がその速度で昇降する。
次は、かご(1)の運転中に、例えばコンバータ(31
A)の故障により、過電流がそのコンバータ(31A)
に流入した場合の動作に就いて説明する。
過電流が発生すると、コンバータ(31A)の2次側に
接続されているコンバータ過電流検出器(33A)が過
電流を検出して、rHJの検出信号(33a)を送出す
る。送出された信号はタイマー(21C)に流れると同
時に、4人力ORゲート(44)に流れる。
4人力ORゲート(44〉においては、その「H」の検
出信号(33a)により出カがrHJとなり、記憶回路
〈27〉に送出される。記憶回路(27)は、この信号
を保持すると同時にNOTゲート(23G)に出カする
。rHJの信号を入力したNOTゲート(23G)は、
その信号の人カにょり出カがrLJとなり、非常停止用
接触器(3o)を消勢させる。非常停止用接触器(30
)が消勢されると、その接点(30a)〜(30c)は
復帰して開になり、コンバータ(31A).(31B)
への電源供給を遮断する。このとき、図示せぬブレーキ
が同時に作用してかご(1)を非常停止させる。
一方、タイマー(2IC)は上述した検出信号(33a
)の入力により、時間のカウントを開始しており、その
時間が予め設定された時間に、つまり、かご(1)が停
止するに十分な時間に達したときにrHJの信号を記憶
回路(22C)に出刀する。rHJの信号を入力した記
憶回路(22C)は、その信号を保持すると同時に、N
OTゲート(23E)とORゲート(37B)とに出力
する。その内、NOTゲート(23E)は、そのrHJ
の信号の入力によりコンバータ切放し用接触器(40)
にrLJの信号を送出して消勢させる。このとき、コン
バータ切放し用接触器(40)の接点(40a)〜(4
0e)は全て復帰して開となり、その内、接点(40a
)〜(40c)に接続されている故障のコンバータ(:
lllA)は電力変換装置から切放される。また、接点
(40d)に接続されているコンバータ制御回路(3B
)はコンバータ(31A)に対応する駆動信号を遮断し
、さらに、接点(40e)に接続されているリセット回
路(45)は動作して記憶回路(27)に保持されてい
るrHJの信号をリセットする。リセットされた記憶回
路(27)の出力はrLJとなり、NOTゲート(23
G)に送出される。
NOTゲート(23G)に、この信号が入力されると出
力がrHJとなり、非常停止用接触器(30)を再び付
勢させる。非常停止用接触器(30)が付勢されると、
その接点(30a)〜({Oc)は再び閉となり、電源
R.S.Tがコンバータ(31A).(31B)に供給
される。さらに、記憶回路(22C)は、タイマー(2
1C)からのrHJの信号を保持しているため、ORゲ
一ト(37B) . (37C)の出力はrHJとなり
、その内、ORゲート(37B)に接続されているNO
Tゲート(23D)は、その信号の人力により出力がr
LJとなり、コンバータ故障検出用接触器(38〉に送
出する。コンバータ故障検出用接触器(38)にrLJ
の信号が入力されると、この接触器(38)は消勢され
て、その接点(38a)が開になる。また、ORゲート
(37C)に接続されている直流母線接続用接触器(4
6)は上述したrHJの信号の人力により付勢されて、
その接点(48a) . (4Gb)は閉となる。この
ため直流母線(47P)と(48P)とが接続されると
共に、(47N>と (48N)とが接続される。この
直流母線の切替えによりコンバータ(31B)及びイン
バータ(15A).(15B)はかご巻上用電動機(5
〉に接続され、運転可能な状態になる。このとき、起動
回路〈8)から起動指令がでると、上述した接点(38
a)の開により、速度指令発生回路(34〉は、定格速
度よりも低い範囲内で、定格加速度で加速する速度指令
信号をインバータ制御回路(35)に送出する。インバ
ータ制御回路(35〉は、その速度指令信号に基いテイ
ンバータ(15A) ,(15B)を制御する。このた
めかご巻上用電動機(5)は定格加速度で加速して定格
速度よりも低い範囲内で運転され、かご(1〉がその速
度で昇降する。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、並列に接続された電力
変換装置の内、一方の電力変換装置のインバータが故障
したとき、その故障したインバータと接続されているコ
ンバータを正常な電力変換装置に接続して、かごを低加
速度で加速させて定格速度で走行させ、また、前記電力
変換装置のコンバータが故障したとき、その故障したコ
ンバータと接続されているインバータを正常な電力変換
装置に接続して、かごを定格加速度で加速させて低速度
で走行させるようにしたので、かご内の乗客が定格負荷
に相当するときでも、非常停止することなく所定の乗降
階まで輸送できると共に、故障したインバータ又はコン
パータが復旧されるまで、かごを通常通り運転させるこ
とができるという効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の一実施例を示す回路図、
第3図及び第4図は例えば特開昭63−230487号
公報に示された従来の交流エレベータ・の非常時運転装
置の回路構或図、第5図はかご内に定格負荷を積載して
上昇運転する時の加速開始時点からの定格速度に至るま
でのコンバータ及びインバータの各電圧.電流の波形図
である。 図において、(l)はかご、(4)は駆動綱車、(5)
ばかご巻土用電動機、(6)は減速機、(15A) .
(15B>はインバータ、(18A) . (18B)
はインバータ過電流検出器、(18)は起動回路、(2
1A)〜(21D)はタイマー (22A)〜{22D
)は記憶回路、(27}は記憶回路、(30)は非常停
止用接触器、(31A).(BIB)はコンバータ、(
32A) . (32B)は平滑コンデンサ、(33A
).(33B)はコンバータ過電流検出器、〈34〉は
速度指令発生回路、(35)はインバータ制御回路.、
(3B)はコンバータ制御回路、(38)はコンバータ
故障検出用接触器、(39〉はインバータ故障検出用接
触器、(40)及び(4l〉はコンバータ切放し用接触
器、(42〉及び(43)はインバータ切放し用接触器
、(.4 5 )はリセット回路、(46)は直流母線
接続用接触器である。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 交流を直流に変換するコンバータと該直流を可変周波数
    の交流に変換するインバータとを有する複数の電力変換
    装置が並列に接続されると共に、該複数の電力変換装置
    の出力側にかごを昇降させるかご巻上用電動機が接続さ
    れている交流エレベータの運転装置において、 それぞれのコンバータに設けられ、該コンバータが故障
    したとき、コンバータ故障信号を送出するコンバータ故
    障検出手段と、 それぞれのインバータに設けられ、該インバータが故障
    したとき、インバータ故障信号を送出するインバータ故
    障検出手段と、 前記それぞれのコンバータの入力側に設けられ、前記コ
    ンバータ故障検出手段からのコンバータ故障信号が入力
    されたとき、該コンバータの入力側を遮断するコンバー
    タ切放し用手段と、 前記それぞれのインバータの出力側に設けられ、前記イ
    ンバータ故障検出手段からのインバータ故障信号が入力
    されたとき、該インバータの出力側を遮断するインバー
    タ切放し用手段と、 前記コンバータ故障信号またはインバータ故障信号の入
    力により、前記それぞれのコンバータの出力を並列に接
    続する接続手段と、 前記コンバータ故障検出手段が動作したとき、かごを定
    格加速度で加速させて定格速度よりも低い速度で運転さ
    せ、前記インバータ故障検出手段が動作したとき、かご
    を定格加速度よりも低い加速度で加速させて定格速度で
    運転させる制御装置とを備えたことを特徴とする前記交
    流エレベータの運転装置。
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