JP2507241Y2 - クレ―ン車あるいは高所作業車に用いられる安全装置 - Google Patents

クレ―ン車あるいは高所作業車に用いられる安全装置

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JP2507241Y2
JP2507241Y2 JP366790U JP366790U JP2507241Y2 JP 2507241 Y2 JP2507241 Y2 JP 2507241Y2 JP 366790 U JP366790 U JP 366790U JP 366790 U JP366790 U JP 366790U JP 2507241 Y2 JP2507241 Y2 JP 2507241Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、クレーン車あるいは高所作業車に用いら
れる安全装置、特に伸縮ブームの起仰動で以て吊り荷を
地切りする際クレーン車あるいは高所作業車に過大な負
荷が作用するのを防止することのできる安全装置に関す
るものである。
(従来の技術) 第2図に示す如き、起伏駆動自在な伸縮ブーム1の先
端部に適宜の手段で巻き上げ巻き下げ駆動されるフック
2を取り付けてなるクレーン車あるいは高所作業車に
は、第3図に示す如き安全装置即ち、伸縮ブーム1に作
用するモーメントを検出するモーメント検出手段3、伸
縮ブーム1の起伏角を検出する起伏角検出手段4および
伸縮長さを検出するブーム長検出手段5とからなるブー
ム姿勢検出手段6、および、これら両検出手段3,6から
の信号を受け取りモーメント検出手段3が検出した検出
値がその時の伸縮ブーム1の姿勢に基づいて定まる限界
値に達すると、伸縮ブーム1の倒伏動、伸長動およびフ
ックの巻き上げ動を不能にする為の停止信号を出力する
演算部7を備えてなる安全装置が取り付けられている。
このような安全装置は、クレーン車あるいは高所作業
車の伸縮ブーム1に作用するモーメントが限界値に達す
ると、危険側への動きとして、伸縮ブーム1の倒伏動、
伸長動およびフック2の巻き上げ動を不能にすることが
できるのでクレーン作業あるいは高所作業の安全を確保
する上で有効である。
更にこの安全装置には、伸縮ブーム1の起仰動で以て
吊り荷Wを地切りする際クレーン車あるいは高所作業車
に過大な負荷が作用するのを防止するための起仰制限機
能を付加して構成したものが実開昭61-145784で知られ
ている。即ち、この公知の安全装置は、伸縮ブーム1に
作用するモーメントが上記限界値よりも所定量(10%程
度)越えた場合に前記演算部が伸縮ブーム1の起仰動を
停止するためのブーム起仰動停止信号を出力するよう構
成している。
しかしながら、伸縮ブーム1の起仰動で以て吊り荷W
を地切りする際クレーン車あるいは高所作業車に過大な
負荷が作用するのを防止するため、ブームに作用するモ
ーメントが上記限界値よりも所定量(10%程度)越えた
場合に前記演算部7が伸縮ブーム1の起仰動を停止する
ためのブーム起仰動停止信号を出力するよう構成した従
来の安全装置は、限界値を所定量越えた時点まで伸縮ブ
ーム1の起仰動が停止されないので、伸縮ブーム1に作
用する負荷がオーバーロードになる危険性を孕んでい
る。
この考案の目的は、この様な従来技術の問題点を解決
し、伸縮ブーム1の起仰動をブームモーメントが限界値
に達した時点で的確に停止させることのできる新規なク
レーン車あるいは高所作業車に用いられる安全装置を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この考案に係るクレーン
車あるいは高所作業車に用いられる安全装置は、起伏駆
動自在な伸縮ブームの先端部に適宜の手段で巻き上げ巻
き下げ駆動されるフックを取り付けてなるクレーン車あ
るいは高所作業車に用いられる安全装置であって、伸縮
ブームに作用するモーメントを検出するモーメント検出
手段、伸縮ブームの起伏角および伸縮長さを検出するブ
ーム姿勢検出手段、および、これら両検出手段からの信
号を受け取りモーメント検出手段が検出した検出値がそ
の時の伸縮ブームの姿勢に基づいて定まる限界値に達す
ると伸縮ブームの起伏動、伸長動およびフックの巻き上
げ動を不能にする為の停止信号を出力する演算部を備え
たものにおいて、 伸縮ブームを起仰操作したときの起仰操作信号を出力
する起仰操作検出手段を取り付け、この起仰操作検出手
段の出力を前記演算部に入力し、前記演算部は、起仰操
作検出手段からの起仰操作信号が入力されている状態で
前記モーメント検出手段が検出した検出値がその時の伸
縮ブームの姿勢に基づいて定まる限界値に達したとき、
前記停止信号の出力に加えて伸縮ブームの起仰動を不能
にする為の起仰動停止信号を出力するブーム起仰動停止
信号出力手段を備えて構成したのである。
(作用) 上記の構成によれば、伸縮ブームの起仰操作に起因し
てブームモーメントが限界値に達した場合には、これに
即応して、演算部から伸縮ブームの起仰動を不能にする
為の起仰動停止信号が出力されるので、この信号で以て
伸縮ブームの起仰動を制限することができるのである。
(実施例) 第1図に基づいて本考案の実施例を説明する。
この考案のクレーン車あるいは高所作業車に用いられ
る安全装置は、第2図および第3図に示し従来技術とし
て説明した安全装置に比べ、伸縮ブームの起仰制限機能
を達成するための構成が異なっているものであるから、
以下の説明では、その他の構成並びに作用については第
2図および第3図に示し従来技術として説明した安全装
置のそれを援用する。
第1図において、8は、伸縮ブーム1を起仰操作した
ときの起仰操作信号を出力する起仰操作検出手段であっ
て、伸縮ブーム1の起伏動を制御する起伏制御弁(図示
せず)の操作状態を検出するリミットスイッチで以て構
成している。この起仰操作検出手段8の出力は、前記演
算部7に入力されている。前記演算部7は、ブーム姿勢
検出手段6からの信号を受け取りその時のブーム姿勢に
おいて伸縮ブーム1に作用可能なモーメントの限界値を
出力する限界値出力手段7aと、この限界値出力手段7aの
出力とモーメント検出手段3の検出値を対比し、後者の
値が前者の値に達すると伸縮ブーム1の倒伏動、伸長動
およびフック2の巻き上げ動を不能にする為の停止信号
を出力する比較手段7bを備えている(このことは、従来
のものと同様である)。9は、演算部7に備えたブーム
起仰動停止信号出力手段であって、このブーム起仰動停
止信号出力手段9は、起仰操作検出手段8の起仰操作信
号と前記停止信号(比較手段7bの出力)を受け取り、起
仰操作検出手段8からの起仰操作信号が入力されている
状態で前記停止信号が入力された時、伸縮ブームの起仰
動を不能にする為の起仰動停止信号を出力するよう構成
している。この起仰動停止信号は、起仰停止手段(図示
せず)を介して伸縮ブーム1の起仰動を不能にするため
に用いられる。
この様に、演算部7には、前記モーメント検出手段3
が検出した検出値がその時の伸縮ブーム1の姿勢に基づ
いて定まる限界値に達したとき、前記停止信号の出力に
加えて伸縮ブーム1の起仰動を不能にする為の起仰動停
止信号を出力する様構成されている。
従って、今伸縮ブーム1を起仰動している途中に伸縮
ブーム1に作用するモーメントが限界値に達したとき
は、直ちに伸縮ブーム1の起仰動が不能となって停止す
るのである。
尚、ブーム起仰動停止信号出力手段9は、第3図で
は、演算部7中に独立的に存在する如く示しているが、
演算部7をマイクロコンピュータで以て構成したものに
あっては、ブーム起仰動停止信号出力手段9を含む演算
部7の機能を当該マイクロコンピュータ中に混在させて
構成しうること勿論である。
また、上記実施例におけるブーム起仰動停止信号出力
手段9は、起仰操作検出手段8からの起仰操作信号が入
力されている状態で、比較手段7bの停止信号が入力され
たとき、伸縮ブームの起仰動を不能とする起仰動停止信
号を出力するよう構成したが、起仰動停止信号の出力の
消滅は、適宜の手動解除手段(図示せず)により消滅す
るよう構成してもよいし、演算部7における比較手段7b
からの停止信号が消滅したときに消滅するよう構成して
もよい。
(効果) 以上の如く構成し作用する本考案のクレーン車あるい
は高所作業車に用いられる安全装置は、簡単な構成であ
りながら、伸縮ブーム1の起仰動をブームモーメントが
限界値に達した時点で的確に停止させることができ、従
来のもののように伸縮ブームに限界値以上のモーメント
が作用することがないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のクレーン車あるいは高所作業車に用
いられる安全装置の説明図であり、第2図は、クレーン
車の説明図であり、第3図は、従来のクレーン車あるい
は高所作業車に用いられる安全装置の説明図である。 伸縮ブーム;1、フック;2、モーメント検出手段;3、起伏
角検出手段;4、ブーム長検出手段;5、ブーム姿勢検出手
段;6、演算部;7、起仰操作検出手段;8、ブーム起仰動停
止信号出力手段;9、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】起伏駆動自在な伸縮ブームの先端部に適宜
    の手段で巻き上げ巻き下げ駆動されるフックを取り付け
    てなるクレーン車あるいは高所作業車に用いられる安全
    装置であって、伸縮ブームに作用するモーメントを検出
    するモーメント検出手段、伸縮ブームの起伏角および伸
    縮長さを検出するブーム姿勢検出手段、および、これら
    両検出手段からの信号を受け取りモーメント検出手段が
    検出した検出値がその時の伸縮ブームの姿勢に基づいて
    定まる限界値に達すると伸縮ブームの倒伏動、伸長動お
    よびフックの巻き上げ動を不能にする為の停止信号を出
    力する演算部を備えたものにおいて、 伸縮ブームを起仰操作したとき起仰操作信号を出力する
    起仰操作検出手段を取り付け、この起仰操作検出手段の
    出力を前記演算部に入力し、前記演算部は、起仰操作検
    出手段からの起仰操作信号が入力されている状態で前記
    モーメント検出手段が検出した検出値がその時の伸縮ブ
    ームの姿勢に基づいて定まる限界値に達したとき、前記
    停止信号の出力に加えて伸縮ブームの起仰動を不能にす
    る為の起仰動停止信号を出力するブーム起仰動停止信号
    出力手段を備えたことを特徴とするクレーン車あるいは
    高所作業車に用いられる安全装置。
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