JPH05121149A - 面ヒーターの製造方法 - Google Patents
面ヒーターの製造方法Info
- Publication number
- JPH05121149A JPH05121149A JP27809391A JP27809391A JPH05121149A JP H05121149 A JPH05121149 A JP H05121149A JP 27809391 A JP27809391 A JP 27809391A JP 27809391 A JP27809391 A JP 27809391A JP H05121149 A JPH05121149 A JP H05121149A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating wire
- adhesive layer
- heater
- manufacturing
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 表面に粘着層2を有するラミネートシート1
を一定方向に搬送し、このラミネートシート1上をその
搬送方向に直交して往復する回転ヘッド4のローラ7よ
り排出する発熱線6を粘着層2に接着させて蛇行配線し
た後、この発熱線6をさらに別のラミネートシートによ
って被覆する。 【効果】 床暖房パネル等に用いる面ヒーターを、連続
工程において、簡単かつ容易に、しかも低コストで製造
することが可能となる。
を一定方向に搬送し、このラミネートシート1上をその
搬送方向に直交して往復する回転ヘッド4のローラ7よ
り排出する発熱線6を粘着層2に接着させて蛇行配線し
た後、この発熱線6をさらに別のラミネートシートによ
って被覆する。 【効果】 床暖房パネル等に用いる面ヒーターを、連続
工程において、簡単かつ容易に、しかも低コストで製造
することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、面ヒーターの製造方
法に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、
床暖房パネルの発熱体として有用な面ヒーターを、簡便
かつ容易にライン生産するための新しい製造方法に関す
るものである。
法に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、
床暖房パネルの発熱体として有用な面ヒーターを、簡便
かつ容易にライン生産するための新しい製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内暖房システムの一つとし
て、たとえば図5にその断面図を例示したように、表面
化粧を施した表層材(ア)と、基材合板(イ)とからな
るパネル本体の内部に、電熱式のヒーター(ウ)と、こ
のヒーター(ウ)の熱を表層材(ア)に均一に伝えるた
めの均熱板(エ)を内蔵した床暖房パネルが用いられて
きている。
て、たとえば図5にその断面図を例示したように、表面
化粧を施した表層材(ア)と、基材合板(イ)とからな
るパネル本体の内部に、電熱式のヒーター(ウ)と、こ
のヒーター(ウ)の熱を表層材(ア)に均一に伝えるた
めの均熱板(エ)を内蔵した床暖房パネルが用いられて
きている。
【0003】このような床暖房パネルのヒーター(ウ)
の熱源としては、一般にニクロム線等の抵抗発熱線が用
いられており、この発熱線によって均熱板(エ)をムラ
なく均一に加熱するため、通常は、図6に例示したよう
に、一本の発熱線(オ)をパネル内に蛇行させて配線し
ている。発熱線(オ)をこのように蛇行配線して床暖房
パネルを製造するためには、たとえばガラス芯に発熱線
を巻きつけてヒーター線とし、このヒーター線を基材合
板(イ)の表面に直接配線するか、あるいは、たとえば
図7に例示したように、蛇行配線した発熱線(オ)の上
下をポリエチレンフィルム等のラミネートシート(カ)
で被覆した面ヒーター(キ)とすることが知られてい
る。
の熱源としては、一般にニクロム線等の抵抗発熱線が用
いられており、この発熱線によって均熱板(エ)をムラ
なく均一に加熱するため、通常は、図6に例示したよう
に、一本の発熱線(オ)をパネル内に蛇行させて配線し
ている。発熱線(オ)をこのように蛇行配線して床暖房
パネルを製造するためには、たとえばガラス芯に発熱線
を巻きつけてヒーター線とし、このヒーター線を基材合
板(イ)の表面に直接配線するか、あるいは、たとえば
図7に例示したように、蛇行配線した発熱線(オ)の上
下をポリエチレンフィルム等のラミネートシート(カ)
で被覆した面ヒーター(キ)とすることが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな面ヒーター(キ)は、発熱線(オ)を直接ラミネー
トシート(カ)で被覆するのではなく、実際は、たとえ
ば図8に示したように、クラフト紙(ク)等の上に発熱
線(オ)を配線し、これをミシン等で縫いつけたのち、
ラミネートシート(カ)を上下から接着させるなどして
製造している。
うな面ヒーター(キ)は、発熱線(オ)を直接ラミネー
トシート(カ)で被覆するのではなく、実際は、たとえ
ば図8に示したように、クラフト紙(ク)等の上に発熱
線(オ)を配線し、これをミシン等で縫いつけたのち、
ラミネートシート(カ)を上下から接着させるなどして
製造している。
【0005】このため、従来の製造方法の場合には、面
ヒーター(キ)の構成が非常に複雑であり、連続工程に
より製造する場合にも多くの時間と労力を必要とした。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の面ヒーター製造方法の欠点を解消し、単一
の製造ラインにおいて簡便かつ容易に面ヒーターを製造
することのできる新しい方法を提供することを目的とし
ている。
ヒーター(キ)の構成が非常に複雑であり、連続工程に
より製造する場合にも多くの時間と労力を必要とした。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもので
あり、従来の面ヒーター製造方法の欠点を解消し、単一
の製造ラインにおいて簡便かつ容易に面ヒーターを製造
することのできる新しい方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、表面に粘着層を有するラミネー
トシートを一定方向に搬送し、その搬送方向に直交して
往復する回転ヘッドのローラより排出する発熱線を粘着
層に接着させて蛇行配線した後に、この発熱線をさらに
別のラミネートシートによって被覆することを特徴とす
る面ヒーターの製造方法を提供する。
を解決するものとして、表面に粘着層を有するラミネー
トシートを一定方向に搬送し、その搬送方向に直交して
往復する回転ヘッドのローラより排出する発熱線を粘着
層に接着させて蛇行配線した後に、この発熱線をさらに
別のラミネートシートによって被覆することを特徴とす
る面ヒーターの製造方法を提供する。
【0007】
【作用】この発明の方法においては、製造ライン上を一
定方向に移動するラミネートシート表面の粘着層に発熱
線を接着させて配線した後に、ただちに別のラミネート
シートを上方から接着して面ヒーターを製造する。この
ため、面ヒーターの製造工程が簡略化し、短時間で容易
に多量の製品を低コストで製造することができる。
定方向に移動するラミネートシート表面の粘着層に発熱
線を接着させて配線した後に、ただちに別のラミネート
シートを上方から接着して面ヒーターを製造する。この
ため、面ヒーターの製造工程が簡略化し、短時間で容易
に多量の製品を低コストで製造することができる。
【0008】
【実施例】以下、添付した図面に沿って実施例を示し、
この発明の面ヒーターの製造方法についてさらに詳しく
説明する。図1は、この発明の製造方法における、発熱
線の配線工程を例示した斜視図である。
この発明の面ヒーターの製造方法についてさらに詳しく
説明する。図1は、この発明の製造方法における、発熱
線の配線工程を例示した斜視図である。
【0009】たとえばこの図1に示したように、この発
明においては、ラミネートシート(1)の表面に予め粘
着層(2)を形成し、このラミネートシート(1)を製
造ライン(3)に載置して、一定方向に搬送する。製造
ライン(3)には、ラミネートシート(1)の搬送方向
に直交して往復運動する回転ヘッド(4)を吊り下げた
ブリッジ(5)が設置されており、ブリッジ(5)の上
方から供給する発熱線(6)を回転ヘッド(4)先端の
ローラ(7)を介して粘着層(2)に接着させ、図示し
たように蛇行させて配線する。
明においては、ラミネートシート(1)の表面に予め粘
着層(2)を形成し、このラミネートシート(1)を製
造ライン(3)に載置して、一定方向に搬送する。製造
ライン(3)には、ラミネートシート(1)の搬送方向
に直交して往復運動する回転ヘッド(4)を吊り下げた
ブリッジ(5)が設置されており、ブリッジ(5)の上
方から供給する発熱線(6)を回転ヘッド(4)先端の
ローラ(7)を介して粘着層(2)に接着させ、図示し
たように蛇行させて配線する。
【0010】回転ヘッド(4)のローラ(7)は、たと
えば図2に示したように、中央に溝(8)を有してお
り、この溝(8)に沿って発熱線(6)を排出するよう
になっている。なお、このローラ(7)は、ラミネート
シート(1)の粘着層(2)には当接せず、粘着層
(2)に接着した発熱線(6)の張力によって回転しな
がら発熱線(6)を排出する。
えば図2に示したように、中央に溝(8)を有してお
り、この溝(8)に沿って発熱線(6)を排出するよう
になっている。なお、このローラ(7)は、ラミネート
シート(1)の粘着層(2)には当接せず、粘着層
(2)に接着した発熱線(6)の張力によって回転しな
がら発熱線(6)を排出する。
【0011】このようにして発熱線(6)を接着、配線
したラミネートシート(1)は、さらに製造ライン
(3)を搬送させ、図3にその側面図を示したように、
ラミネートマシン(9)によって、別のラミネートシー
ト(10)を重ね合わせ、粘着層(2)に接着させて発
熱線(6)を被覆する。最後に、ラミネートシート
(1)(10)を任意の位置で切断し、図4に示したよ
うな面ヒーター(11)が完成する。
したラミネートシート(1)は、さらに製造ライン
(3)を搬送させ、図3にその側面図を示したように、
ラミネートマシン(9)によって、別のラミネートシー
ト(10)を重ね合わせ、粘着層(2)に接着させて発
熱線(6)を被覆する。最後に、ラミネートシート
(1)(10)を任意の位置で切断し、図4に示したよ
うな面ヒーター(11)が完成する。
【0012】このようにして製造した面ヒーター(1
1)は、発熱線(6)の上下をラミネートシート(1)
(10)で被覆した簡単な構造からなり、発熱線(6)
の配線およびラミネートシート(1)(10)の接着も
上記の通り複雑な工程を必要としない。もちろんこの発
明は、以上の例によって限定されるものではなく、細部
については様々な態様が可能であることは言うまでもな
い。
1)は、発熱線(6)の上下をラミネートシート(1)
(10)で被覆した簡単な構造からなり、発熱線(6)
の配線およびラミネートシート(1)(10)の接着も
上記の通り複雑な工程を必要としない。もちろんこの発
明は、以上の例によって限定されるものではなく、細部
については様々な態様が可能であることは言うまでもな
い。
【0013】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、床暖房パネル等に用いる面ヒーターを、連続工程
において、簡単かつ容易に、しかも低コストで製造する
ことが可能となる。
って、床暖房パネル等に用いる面ヒーターを、連続工程
において、簡単かつ容易に、しかも低コストで製造する
ことが可能となる。
【図1】この発明の製造方法における発熱線の配線工程
を例示した斜視図である。
を例示した斜視図である。
【図2】この発明に用いる配線用のローラを例示した斜
視図である。
視図である。
【図3】この発明の製造方法におけるラミネートシート
の貼り合わせ工程を例示した側面図である。
の貼り合わせ工程を例示した側面図である。
【図4】この発明の方法により製造した面ヒーターを例
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図5】床暖房パネルの構成を例示した側断面図であ
る。
る。
【図6】床暖房パネルにおける発熱線の配線パタンを例
示した平面図である。
示した平面図である。
【図7】従来の面ヒーターを例示した斜視図である。
【図8】従来の面ヒーターの構成を例示した分解斜視図
である。
である。
1 ラミネートシート 2 粘着層 3 製造ライン 4 回転ヘッド 5 ブリッジ 6 発熱線 7 ローラ 8 溝 9 ラミネートマシン 10 ラミネートシート 11 面ヒーター
Claims (1)
- 【請求項1】 表面に粘着層を有するラミネートシート
を一定方向に搬送し、その搬送方向に直交して往復する
回転ヘッドのローラより排出する発熱線を粘着層に接着
させて蛇行配線した後に、この発熱線をさらに別のラミ
ネートシートによって被覆することを特徴とする面ヒー
ターの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27809391A JPH05121149A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 面ヒーターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27809391A JPH05121149A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 面ヒーターの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05121149A true JPH05121149A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17592541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27809391A Pending JPH05121149A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 面ヒーターの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05121149A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002164156A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-07 | Kotobuki Kogyo Kk | シートヒーターの製造方法 |
KR100466534B1 (ko) * | 2002-06-07 | 2005-01-24 | 송상석 | 전기요 제조장치 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP27809391A patent/JPH05121149A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002164156A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-07 | Kotobuki Kogyo Kk | シートヒーターの製造方法 |
KR100466534B1 (ko) * | 2002-06-07 | 2005-01-24 | 송상석 | 전기요 제조장치 |
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