JPH05120713A - レンズクリーナ - Google Patents
レンズクリーナInfo
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- JPH05120713A JPH05120713A JP3306825A JP30682591A JPH05120713A JP H05120713 A JPH05120713 A JP H05120713A JP 3306825 A JP3306825 A JP 3306825A JP 30682591 A JP30682591 A JP 30682591A JP H05120713 A JPH05120713 A JP H05120713A
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- cleaning
- lens
- brush
- disk
- disc
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/121—Protecting the head, e.g. against dust or impact with the record carrier
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスク1に周方向および径方向に位置をず
らして多数のクリーニング部材を分散状に植設した光ビ
デオディスクプレーヤ用のレンズクリーナにおいて、ク
リーニング性能を向上させる。 【構成】 レンズクリーナのディスク1にクリーニング
部材を分散状に植設する。クリーニング部材には液含浸
性多孔質体で形成した湿式チップ6とブラシ毛束10の
根元を固定して形成したブラシチップ11とを含む。湿
式チップ6はクリーニング液を含ませて使用する。
らして多数のクリーニング部材を分散状に植設した光ビ
デオディスクプレーヤ用のレンズクリーナにおいて、ク
リーニング性能を向上させる。 【構成】 レンズクリーナのディスク1にクリーニング
部材を分散状に植設する。クリーニング部材には液含浸
性多孔質体で形成した湿式チップ6とブラシ毛束10の
根元を固定して形成したブラシチップ11とを含む。湿
式チップ6はクリーニング液を含ませて使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンパクトディ
スク・プレーヤやレーザーディスク・プレーヤなどの光
ディスクプレーヤのピックアップレンズをクリーニング
するためのレンズクリーナに関する。
スク・プレーヤやレーザーディスク・プレーヤなどの光
ディスクプレーヤのピックアップレンズをクリーニング
するためのレンズクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のレンズクリーナにおいて、その
ディスク面にクリーニング部材を付設して、プレーヤに
装填したとき、プレーヤ側のピックアップレンズ(以下
レンズと略す)をクリーニングすることは特公平1−4
3386号公報、特開昭63−136371号公報、実
開昭62−57931号公報などに公知である。問題は
ディスク面にクリーニング部材をどのように付設するか
である。この点に関して、多くの従来例ではディスク面
にクリーニング部材を場所を限って集中的に配してい
た。そのためプレーヤ側がクリーニング部材を障害物と
して検知し、例えばプレーヤのレンズがディスクに向か
って移動しながら焦点合わせ動作を行うとき、レンズ表
面がクリーニング部材に接触するとプレーヤ側の障害物
を避けるための回路が作動し、ディスクの回転が停止し
てクリーニングを行えない事態を招いていた。
ディスク面にクリーニング部材を付設して、プレーヤに
装填したとき、プレーヤ側のピックアップレンズ(以下
レンズと略す)をクリーニングすることは特公平1−4
3386号公報、特開昭63−136371号公報、実
開昭62−57931号公報などに公知である。問題は
ディスク面にクリーニング部材をどのように付設するか
である。この点に関して、多くの従来例ではディスク面
にクリーニング部材を場所を限って集中的に配してい
た。そのためプレーヤ側がクリーニング部材を障害物と
して検知し、例えばプレーヤのレンズがディスクに向か
って移動しながら焦点合わせ動作を行うとき、レンズ表
面がクリーニング部材に接触するとプレーヤ側の障害物
を避けるための回路が作動し、ディスクの回転が停止し
てクリーニングを行えない事態を招いていた。
【0003】そこで本発明者は、ディスク面に極細のブ
ラシ毛を束ねたブラシ毛束によるクリーニング部材を径
方向および周方向に位相をずらしながら分散状に配置す
る形態を提案し(特開平2−232878号公報)、こ
れにより上記の問題点を解消することに成功した。そこ
では図4に示すごとくディスク1にいくつかの貫通する
植設孔4を設け、この各植設孔4にブラシ毛束10の根
元部13を挿通し、該根元部13をディスク1のレーベ
ル面1b側に折り曲げて接着し、その上からレーベル2
2でカバーしていた。
ラシ毛を束ねたブラシ毛束によるクリーニング部材を径
方向および周方向に位相をずらしながら分散状に配置す
る形態を提案し(特開平2−232878号公報)、こ
れにより上記の問題点を解消することに成功した。そこ
では図4に示すごとくディスク1にいくつかの貫通する
植設孔4を設け、この各植設孔4にブラシ毛束10の根
元部13を挿通し、該根元部13をディスク1のレーベ
ル面1b側に折り曲げて接着し、その上からレーベル2
2でカバーしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ディスク1に
ブラシ毛束10を分散状に植設する改良案では、小径の
植設孔4にブラシ毛束10を挿通して抜け止め状に固定
する作業が大変に面倒であり、手作業によらざるを得
ず、生産性に劣るところに最大の欠点があった。更に、
ディスク表面に対してブラシ毛束10が正しく直立状に
植設されずに傾いたり、ブラシ毛束10のディスク表面
からの突出長さがバラつくなどの不具合が認められ、こ
れらがクリーニング不良の原因になっていることに気付
いた。
ブラシ毛束10を分散状に植設する改良案では、小径の
植設孔4にブラシ毛束10を挿通して抜け止め状に固定
する作業が大変に面倒であり、手作業によらざるを得
ず、生産性に劣るところに最大の欠点があった。更に、
ディスク表面に対してブラシ毛束10が正しく直立状に
植設されずに傾いたり、ブラシ毛束10のディスク表面
からの突出長さがバラつくなどの不具合が認められ、こ
れらがクリーニング不良の原因になっていることに気付
いた。
【0005】また、いわゆるレーザーディスクなどの光
ビデオディスクはカラオケ用として一般に普及してお
り、酒場やカラオケルームなどの人が集まってタバコの
煙が充満しやすいような室内で多く使用されている。こ
のような環境では、とくにタバコの煙によってプレーヤ
のレンズが汚れることがことが多い。タバコの煙の汚れ
はヤニやタール分が主となっており、従来のようなブラ
シ毛を有する乾式のレンズクリーナでは十分なクリーニ
ングを行えないことが多かった。そこで、ブラシ毛にク
リーニング液を含ませて使用してみたが、プレーヤに装
填したディスクは毎分数百回という高速で回転するた
め、レンズをクリーニングする前にクリーニング液が振
り切られてしまい、やはり十分なクリーニング性能を得
られないでいた。
ビデオディスクはカラオケ用として一般に普及してお
り、酒場やカラオケルームなどの人が集まってタバコの
煙が充満しやすいような室内で多く使用されている。こ
のような環境では、とくにタバコの煙によってプレーヤ
のレンズが汚れることがことが多い。タバコの煙の汚れ
はヤニやタール分が主となっており、従来のようなブラ
シ毛を有する乾式のレンズクリーナでは十分なクリーニ
ングを行えないことが多かった。そこで、ブラシ毛にク
リーニング液を含ませて使用してみたが、プレーヤに装
填したディスクは毎分数百回という高速で回転するた
め、レンズをクリーニングする前にクリーニング液が振
り切られてしまい、やはり十分なクリーニング性能を得
られないでいた。
【0006】そこで本発明の目的は、ディスクにブラシ
毛束を分散状に植設するについて、ディスクに対するブ
ラシ毛束の組付作業性の向上を図ったレンズクリーナを
得るにある。本発明の別の目的は、クリーニング性能の
更なる向上を図ったレンズクリーナを得るにある。
毛束を分散状に植設するについて、ディスクに対するブ
ラシ毛束の組付作業性の向上を図ったレンズクリーナを
得るにある。本発明の別の目的は、クリーニング性能の
更なる向上を図ったレンズクリーナを得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズクリーナ
は、ディスク1に、クリーニング液を含浸する多孔質の
湿式チップ6を植設してあり、湿式チップ6は下端側を
先細り状に形成してあることを要件とする。また、ディ
スク1にクリーニング部材が分散状に植設されているレ
ンズクリーナが、クリーニング部材として湿式チップ6
とブラシ毛束10の根元を固定したブラシチップ11と
を含むことを要件とする。
は、ディスク1に、クリーニング液を含浸する多孔質の
湿式チップ6を植設してあり、湿式チップ6は下端側を
先細り状に形成してあることを要件とする。また、ディ
スク1にクリーニング部材が分散状に植設されているレ
ンズクリーナが、クリーニング部材として湿式チップ6
とブラシ毛束10の根元を固定したブラシチップ11と
を含むことを要件とする。
【0008】
【作用】クリーニング部材は個々にチップ状に形成して
あり、ディスク1の所定の位置に設けた各植設孔4に湿
式チップ6およびブラシチップ11を嵌め込んで装着す
る。液含浸性多孔質体の湿式チップ6はクリーニング液
を含浸しやすく、プレーヤに装填したレンズクリーナが
高速で回転する際でも、遠心力によって振り切られるこ
となくクリーニング液を内部に保持する。そして、湿式
チップ6がレンズの表面に接当すると、湿式チップ6は
外からの力を受けて徐々にクリーニング液を放出する。
湿式チップ6は、レンズの表面にクリーニング液を供給
すると同時に濡れ拭きをする。ブラシチップ11は、濡
れた状態から乾いた状態までのレンズ表面を掃くないし
は拭くように清掃する。
あり、ディスク1の所定の位置に設けた各植設孔4に湿
式チップ6およびブラシチップ11を嵌め込んで装着す
る。液含浸性多孔質体の湿式チップ6はクリーニング液
を含浸しやすく、プレーヤに装填したレンズクリーナが
高速で回転する際でも、遠心力によって振り切られるこ
となくクリーニング液を内部に保持する。そして、湿式
チップ6がレンズの表面に接当すると、湿式チップ6は
外からの力を受けて徐々にクリーニング液を放出する。
湿式チップ6は、レンズの表面にクリーニング液を供給
すると同時に濡れ拭きをする。ブラシチップ11は、濡
れた状態から乾いた状態までのレンズ表面を掃くないし
は拭くように清掃する。
【0009】
【発明の効果】クリーニング部材をチップ化したことに
より、ディスクに対するクリーニング部材の組み付けは
それぞれのクリーニング部材のチップをディスク上の各
植設孔に嵌め込み装着するだけで行えるので、クリーニ
ング部材の組付作業が容易になり、組み付けの自動機械
化を図れて生産性の向上を期すことができる。クリーニ
ング部材はクリーニング液で濡れた状態にてレンズの表
面を拭き取ったり掃いたりするので、タバコの煙などに
よる汚れに対しても良好なクリーニング性能を確保する
ことができる。クリーニング部材が湿式チップとブラシ
チップとからなっており、レンズクリーナは湿式状態と
乾式状態とにわたってレンズをクリーニングするので、
乾燥状態でも取れやすい汚れからタバコの煙などによる
こびり付くような汚れまで十分に対応してクリーニング
することができる。
より、ディスクに対するクリーニング部材の組み付けは
それぞれのクリーニング部材のチップをディスク上の各
植設孔に嵌め込み装着するだけで行えるので、クリーニ
ング部材の組付作業が容易になり、組み付けの自動機械
化を図れて生産性の向上を期すことができる。クリーニ
ング部材はクリーニング液で濡れた状態にてレンズの表
面を拭き取ったり掃いたりするので、タバコの煙などに
よる汚れに対しても良好なクリーニング性能を確保する
ことができる。クリーニング部材が湿式チップとブラシ
チップとからなっており、レンズクリーナは湿式状態と
乾式状態とにわたってレンズをクリーニングするので、
乾燥状態でも取れやすい汚れからタバコの煙などによる
こびり付くような汚れまで十分に対応してクリーニング
することができる。
【0010】
(第1実施例)図1ないし図3は本発明に係るレンズク
リーナの第1実施例を示す。図3において、レンズクリ
ーナは光ビデオディスクプレーヤと実質的に同一形状に
形成されたディスク1と、これの読み取り面1a側に点
在させた複数のクリーニング部材とからなる。
リーナの第1実施例を示す。図3において、レンズクリ
ーナは光ビデオディスクプレーヤと実質的に同一形状に
形成されたディスク1と、これの読み取り面1a側に点
在させた複数のクリーニング部材とからなる。
【0011】クリーニング部材はディスク1の信号記録
エリア3内に、周方向および径方向について位置をずら
して分散状に植設する。すなわち、周方向についてはデ
ィスク1をその円の中心を通って8等分する各線上で、
径方向についてはディスク1の中心から半径63〜81
mmの範囲にクリーニング部材の植設点を設定した。これ
は各植設点が、周方向についてはレンズ径(6mm)より
も大きいピッチで位置をずらしてあればよく、径方向に
ついては約1.0〜1.5mmずつ径方向の内外に互いに位置
をずらしてあればよい。この実施例では、植設点を仮想
的な渦巻線上に配置した。以下、このディスク1上で植
設点を設けてある半径63〜81mmの円環状の範囲をク
リーニングエリアと称する。それぞれの植設点には、デ
ィスク1を上下にほぼ円筒状に貫通する植設孔4を設け
てある。
エリア3内に、周方向および径方向について位置をずら
して分散状に植設する。すなわち、周方向についてはデ
ィスク1をその円の中心を通って8等分する各線上で、
径方向についてはディスク1の中心から半径63〜81
mmの範囲にクリーニング部材の植設点を設定した。これ
は各植設点が、周方向についてはレンズ径(6mm)より
も大きいピッチで位置をずらしてあればよく、径方向に
ついては約1.0〜1.5mmずつ径方向の内外に互いに位置
をずらしてあればよい。この実施例では、植設点を仮想
的な渦巻線上に配置した。以下、このディスク1上で植
設点を設けてある半径63〜81mmの円環状の範囲をク
リーニングエリアと称する。それぞれの植設点には、デ
ィスク1を上下にほぼ円筒状に貫通する植設孔4を設け
てある。
【0012】図1に液含浸性多孔質体のクリーニング部
材である湿式チップ6を示す。これは、下端側に向かっ
てしだいに先細り状となって筆の穂先状をなしている湿
式チップ本体7があり、その上端に円盤状に広がる基部
8を一体に有する。湿式チップ6は多孔質に形成された
ゴム系の物質からなり、液体を含浸しやすく、これを保
持する機能に優れている。そして、他の物体が接触する
と内部に含んだ液体を滲み出すようにして放出する。湿
式チップ本体7の下端側が先細り状となっているのは、
この部分がクリーニングを行う際にレンズに接当する
が、そこでの接触抵抗(摺接抵抗)がディスク1の回転
に及ぼす影響を可及的に小さくするためである。
材である湿式チップ6を示す。これは、下端側に向かっ
てしだいに先細り状となって筆の穂先状をなしている湿
式チップ本体7があり、その上端に円盤状に広がる基部
8を一体に有する。湿式チップ6は多孔質に形成された
ゴム系の物質からなり、液体を含浸しやすく、これを保
持する機能に優れている。そして、他の物体が接触する
と内部に含んだ液体を滲み出すようにして放出する。湿
式チップ本体7の下端側が先細り状となっているのは、
この部分がクリーニングを行う際にレンズに接当する
が、そこでの接触抵抗(摺接抵抗)がディスク1の回転
に及ぼす影響を可及的に小さくするためである。
【0013】図2にブラシ毛束10を有するクリーニン
グ部材、即ちブラシチップ11を示しており、これは極
細のブラシ毛12を多数本束ねてなるブラシ毛束10を
その根元部13でベース14に埋め込んだものである。
ブラシ毛12は、太さが40〜100μm程度のポリア
ミド系の繊維からなり、各ブラシ毛12の先端部はプレ
ーヤ側のレンズに接触する際にそのレンズの表面を傷付
けないように半球状に丸く形成してある。
グ部材、即ちブラシチップ11を示しており、これは極
細のブラシ毛12を多数本束ねてなるブラシ毛束10を
その根元部13でベース14に埋め込んだものである。
ブラシ毛12は、太さが40〜100μm程度のポリア
ミド系の繊維からなり、各ブラシ毛12の先端部はプレ
ーヤ側のレンズに接触する際にそのレンズの表面を傷付
けないように半球状に丸く形成してある。
【0014】ベース14は、ほぼ円柱状のベース本体1
5がその上底面16側に円盤状に広がる基部17を一体
に有してプラスチック材により形成されており、下底面
18側には有底の穴19を設けてある。このベース14
に、ブラシ毛12を束ねたブラシ毛束10の根元部13
を圧入したり或いはブラシ毛束10を挿入後接着剤を充
填するなどの方法によって固定し一体化してある。
5がその上底面16側に円盤状に広がる基部17を一体
に有してプラスチック材により形成されており、下底面
18側には有底の穴19を設けてある。このベース14
に、ブラシ毛12を束ねたブラシ毛束10の根元部13
を圧入したり或いはブラシ毛束10を挿入後接着剤を充
填するなどの方法によって固定し一体化してある。
【0015】クリーニング部材のディスク1への取付け
は、ディスク1のレーベル面1b側から各植設孔4に、
湿式チップ6およびブラシチップ11のクリーニング部
材をそれぞれの先端側から挿入して行う。各クリーニン
グ部材の基部8・17が植設孔4の上部口に接当する状
態まで挿入し、レーベル面1b側の各基部8・17およ
び各植設孔4の周囲に接着テープ21を貼って、クリー
ニング部材のレーベル面1b側への抜け止めを図る。但
し、接着剤などを使用してクリーニング部材をディスク
1に固定することもできる。さらに、ディスク1上でク
リーニング部材を植設した領域のレーベル面1b側には
円形のレーベル22を貼って、そのレーベル22で前記
植設孔4および前記クリーニング部材の基部8・17を
覆い隠している。
は、ディスク1のレーベル面1b側から各植設孔4に、
湿式チップ6およびブラシチップ11のクリーニング部
材をそれぞれの先端側から挿入して行う。各クリーニン
グ部材の基部8・17が植設孔4の上部口に接当する状
態まで挿入し、レーベル面1b側の各基部8・17およ
び各植設孔4の周囲に接着テープ21を貼って、クリー
ニング部材のレーベル面1b側への抜け止めを図る。但
し、接着剤などを使用してクリーニング部材をディスク
1に固定することもできる。さらに、ディスク1上でク
リーニング部材を植設した領域のレーベル面1b側には
円形のレーベル22を貼って、そのレーベル22で前記
植設孔4および前記クリーニング部材の基部8・17を
覆い隠している。
【0016】本実施例のディスク1は厚さが1.2mmのも
のを使用し、ブラシチップ11についてはベース本体1
5の高さを1.0mm、その外径を1.5mm、穴19の直径を
0.5mm、基部17の外径を2.5mmと設定し、またブラシ
毛束10は線径80μmのナイロン繊維製のブラシ毛1
2を約40本束ねて、これをベース14の穴19に挿入
固定した。ブラシチップ11をディスク1に植設したと
きにブラシ毛束10がディスク1の表面から突出する長
さは、5.0mmのものと3.2mmのものの長短2種類の設定
を行っている。湿式チップ6は、湿式チップ本体7の長
さが約4.4mm、基部8に連続する最も太い箇所部分の太
さが1.5mm、基部8の直径は2.5mmに設定してある。こ
れをディスク1に植設すると、ディスク1の表面から突
出する長さは3.2mmとなる。
のを使用し、ブラシチップ11についてはベース本体1
5の高さを1.0mm、その外径を1.5mm、穴19の直径を
0.5mm、基部17の外径を2.5mmと設定し、またブラシ
毛束10は線径80μmのナイロン繊維製のブラシ毛1
2を約40本束ねて、これをベース14の穴19に挿入
固定した。ブラシチップ11をディスク1に植設したと
きにブラシ毛束10がディスク1の表面から突出する長
さは、5.0mmのものと3.2mmのものの長短2種類の設定
を行っている。湿式チップ6は、湿式チップ本体7の長
さが約4.4mm、基部8に連続する最も太い箇所部分の太
さが1.5mm、基部8の直径は2.5mmに設定してある。こ
れをディスク1に植設すると、ディスク1の表面から突
出する長さは3.2mmとなる。
【0017】ブラシチップ11の毛足の短いブラシ毛束
10のものはレンズをクリーニングするためのもので、
長いブラシ毛束10の方はプレーヤのチルトセンサの表
面をクリーニングするために設けてある。チルトセンサ
は、プレーヤのレンズの近くに設置してあって、レンズ
の中心軸が再生中のディスク面に対して常に垂直を維持
するための装置で、その基本的な構造は発光ダイオード
などの光源とフォトセンサなどの受光体とを組み合わせ
たものである。従って、チルトセンサの表面も光が透過
しやすいように常にきれいな状態であることが望ましい
ため、本発明のレンズクリーナにはチルトセンサ用のク
リーニング部材を設定した。
10のものはレンズをクリーニングするためのもので、
長いブラシ毛束10の方はプレーヤのチルトセンサの表
面をクリーニングするために設けてある。チルトセンサ
は、プレーヤのレンズの近くに設置してあって、レンズ
の中心軸が再生中のディスク面に対して常に垂直を維持
するための装置で、その基本的な構造は発光ダイオード
などの光源とフォトセンサなどの受光体とを組み合わせ
たものである。従って、チルトセンサの表面も光が透過
しやすいように常にきれいな状態であることが望ましい
ため、本発明のレンズクリーナにはチルトセンサ用のク
リーニング部材を設定した。
【0018】ディスク1に記録してある信号の目次に相
当するテーブルオブコンテンツ信号(TOC信号)に
は、ディスク1を装填したプレーヤを再生モードにセッ
トしたときに、ディスク1上においてクリーニングエリ
ア上をプレーヤのレンズが一定時間トレースし続ける内
容の制御信号が記録してある。ディスク1のそのクリー
ニングエリアには映像や音によってクリーニング中であ
ることを示す信号を記録することもできる。
当するテーブルオブコンテンツ信号(TOC信号)に
は、ディスク1を装填したプレーヤを再生モードにセッ
トしたときに、ディスク1上においてクリーニングエリ
ア上をプレーヤのレンズが一定時間トレースし続ける内
容の制御信号が記録してある。ディスク1のそのクリー
ニングエリアには映像や音によってクリーニング中であ
ることを示す信号を記録することもできる。
【0019】本発明のレンズクリーナをクリーニングに
使用する際には、湿式チップ6にクリーニング液を含ま
せる。クリーニング液としてはタバコの煙などによる汚
れを落とすためにアルコール系溶剤が適しており、例え
ばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピル
アルコール、n−プロピルアルコールなどの比較的沸点
が低く乾燥しやすいものが適している。無水のものはさ
らに好ましい。
使用する際には、湿式チップ6にクリーニング液を含ま
せる。クリーニング液としてはタバコの煙などによる汚
れを落とすためにアルコール系溶剤が適しており、例え
ばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピル
アルコール、n−プロピルアルコールなどの比較的沸点
が低く乾燥しやすいものが適している。無水のものはさ
らに好ましい。
【0020】クリーニング液を含ませたレンズクリーナ
をプレーヤに装填してこれを再生モードにセットする
と、レンズはクリーニングエリアに移動し、一定時間そ
こでディスクの信号を読み取る動作を維持する、すなわ
ちディスク1に正対し続ける。その間、各クリーニング
部材がレンズおよびチルトセンサの表面をそれぞれクリ
ーニングする。
をプレーヤに装填してこれを再生モードにセットする
と、レンズはクリーニングエリアに移動し、一定時間そ
こでディスクの信号を読み取る動作を維持する、すなわ
ちディスク1に正対し続ける。その間、各クリーニング
部材がレンズおよびチルトセンサの表面をそれぞれクリ
ーニングする。
【0021】ディスク面にクリーニング部材が分散状に
配置されているので、プレーヤ側のレンズに対して同時
にクリーニング部材が2個以上接触することはない。そ
の一方で、ディスク1の回転に伴い、全てのクリーニン
グ部材が前記レンズに径方向にわたって次々と接触す
る。従って、各クリーニング部材がレンズに過大な接触
抵抗を加えてディスク1の回転を停止させることがな
く、その一方でディスク1の回転とピックアップレンズ
の径方向外方への移動により短時間のうちに該レンズを
クリーニングすることができる。
配置されているので、プレーヤ側のレンズに対して同時
にクリーニング部材が2個以上接触することはない。そ
の一方で、ディスク1の回転に伴い、全てのクリーニン
グ部材が前記レンズに径方向にわたって次々と接触す
る。従って、各クリーニング部材がレンズに過大な接触
抵抗を加えてディスク1の回転を停止させることがな
く、その一方でディスク1の回転とピックアップレンズ
の径方向外方への移動により短時間のうちに該レンズを
クリーニングすることができる。
【0022】湿式チップ6はクリーニング液でレンズの
表面を拭き取るので、タバコの煙などによる汚れであっ
てもクリーニング液に溶かしながら拭き取って行く。ブ
ラシチップ11はこの濡れた状態でもレンズの表面を拭
き、クリーニング液が乾いた状態に至るまでさらにレン
ズの表面に接当して清掃する。
表面を拭き取るので、タバコの煙などによる汚れであっ
てもクリーニング液に溶かしながら拭き取って行く。ブ
ラシチップ11はこの濡れた状態でもレンズの表面を拭
き、クリーニング液が乾いた状態に至るまでさらにレン
ズの表面に接当して清掃する。
【0023】チルトセンサ用のブラシチップ11はブラ
シ毛12が長いのでこれがレンズに接当することもある
が、その場合にはブラシ毛12の長さ方向中央の腹の部
分がレンズに接当し、ブラシ毛束10はしなりながらレ
ンズにかき分けられるのでディスク11の回転等に影響
を及ぼすことはない。
シ毛12が長いのでこれがレンズに接当することもある
が、その場合にはブラシ毛12の長さ方向中央の腹の部
分がレンズに接当し、ブラシ毛束10はしなりながらレ
ンズにかき分けられるのでディスク11の回転等に影響
を及ぼすことはない。
【0024】(別実施例)なおクリーニング部材の配置
については、ディスク1の信号記録エリア3に3個以上
のクリーニング部材を前述の要領で周方向および径方向
に位置をずらして植設すれば足りる。ディスク1上に配
置する全てのクリーニング部材を液含浸性多孔質体のチ
ップとすることもできる。その場合には、ディスク1上
に配置したクリーニング部材の中からクリーニング液を
含ませるものを必要に応じて選択する。クリーニング液
を含ませないクリーニング部材は本実施例のブラシチッ
プ11と同様の働きをする。
については、ディスク1の信号記録エリア3に3個以上
のクリーニング部材を前述の要領で周方向および径方向
に位置をずらして植設すれば足りる。ディスク1上に配
置する全てのクリーニング部材を液含浸性多孔質体のチ
ップとすることもできる。その場合には、ディスク1上
に配置したクリーニング部材の中からクリーニング液を
含ませるものを必要に応じて選択する。クリーニング液
を含ませないクリーニング部材は本実施例のブラシチッ
プ11と同様の働きをする。
【0025】本発明のレンズクリーナにおいて、例え
ば、ブラシ毛12の長さ、線径、ベース14の大きさ、
植設孔4の開口径、湿式チップ6の形状や大きさなどの
各設定値は上記実施例に限られることなく大小変化させ
て設定することができる。例えば、湿式チップ本体7の
太さをブラシチップ11のブラシ毛束10よりも太いも
のとすることもできる。また、湿式チップ6の縦断面を
三角形状としたり鋸刃形状とすることもできる。これ
は、回転するディスク1に接触したときの抵抗を小さく
すればよいためである。ブラシチップ11でもチルトセ
ンサ用とレンズ用とでブラシ毛束10の太さを違えるこ
ともできる。
ば、ブラシ毛12の長さ、線径、ベース14の大きさ、
植設孔4の開口径、湿式チップ6の形状や大きさなどの
各設定値は上記実施例に限られることなく大小変化させ
て設定することができる。例えば、湿式チップ本体7の
太さをブラシチップ11のブラシ毛束10よりも太いも
のとすることもできる。また、湿式チップ6の縦断面を
三角形状としたり鋸刃形状とすることもできる。これ
は、回転するディスク1に接触したときの抵抗を小さく
すればよいためである。ブラシチップ11でもチルトセ
ンサ用とレンズ用とでブラシ毛束10の太さを違えるこ
ともできる。
【0026】ブラシ毛束10をベース14に植設する方
法としては、例えばビニル被覆電線を作る場合と同様
に、ブラシ毛束10をベース14を構成する合成樹脂で
被覆して一旦線状に形成したのち、所定の長さに裁断す
るとともに、その被覆を部分的に除去してブラシ毛束1
0を露出させ、残りの被覆でベース14を構成すること
もできる。射出成形するベース14にブラシ毛束10の
一端部を鋳込む方法なども考えられる。
法としては、例えばビニル被覆電線を作る場合と同様
に、ブラシ毛束10をベース14を構成する合成樹脂で
被覆して一旦線状に形成したのち、所定の長さに裁断す
るとともに、その被覆を部分的に除去してブラシ毛束1
0を露出させ、残りの被覆でベース14を構成すること
もできる。射出成形するベース14にブラシ毛束10の
一端部を鋳込む方法なども考えられる。
【0027】ディスク1として、上記実施例以外に各種
のビデオディスクやコンパクトディスク、CD−RO
M、CD−I、コンピュータメモリなど各種の規格によ
る光ディスク媒体を使用すれば、それぞれの機器に応じ
たレンズクリーナを得ることができる。
のビデオディスクやコンパクトディスク、CD−RO
M、CD−I、コンピュータメモリなど各種の規格によ
る光ディスク媒体を使用すれば、それぞれの機器に応じ
たレンズクリーナを得ることができる。
【図1】湿式チップの要部の縦断面図である。
【図2】ブラシチップの要部の縦断面図である。
【図3】全体の平面図である。
【図4】従来例の要部の縦断面図である。
1 ディスク 6 湿式チップ 10 ブラシ毛束 11 ブラシチップ 12 ブラシ毛
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスク1に、クリーニング液を含浸す
る多孔質の湿式チップ6を植設してあり、湿式チップ6
は下端側を先細り状に形成してあるレンズクリーナ。 - 【請求項2】 ディスク1にクリーニング部材が分散状
に植設されているレンズクリーナにおいて、 該クリーニング部材として、湿式チップ6とブラシ毛束
10の根元を固定したブラシチップ11とを含むことを
特徴とするレンズクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306825A JPH05120713A (ja) | 1991-10-26 | 1991-10-26 | レンズクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3306825A JPH05120713A (ja) | 1991-10-26 | 1991-10-26 | レンズクリーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05120713A true JPH05120713A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17961716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3306825A Pending JPH05120713A (ja) | 1991-10-26 | 1991-10-26 | レンズクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05120713A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08138259A (ja) * | 1994-11-10 | 1996-05-31 | Nippon Seiki Houseki Kogyo Kk | 光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ |
US6028830A (en) * | 1995-03-14 | 2000-02-22 | Fritsch; Joseph F. | Cleaning device and cleaning method |
US7475411B2 (en) | 2003-01-20 | 2009-01-06 | Fujitsu Limited | Cleaner utilizing adhesive member, and optical information processing device incorporating the same |
-
1991
- 1991-10-26 JP JP3306825A patent/JPH05120713A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08138259A (ja) * | 1994-11-10 | 1996-05-31 | Nippon Seiki Houseki Kogyo Kk | 光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ |
US6028830A (en) * | 1995-03-14 | 2000-02-22 | Fritsch; Joseph F. | Cleaning device and cleaning method |
US7475411B2 (en) | 2003-01-20 | 2009-01-06 | Fujitsu Limited | Cleaner utilizing adhesive member, and optical information processing device incorporating the same |
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