JP3023302B2 - 光ピックアップ用のレンズクリーナ - Google Patents

光ピックアップ用のレンズクリーナ

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JP3023302B2
JP3023302B2 JP7347983A JP34798395A JP3023302B2 JP 3023302 B2 JP3023302 B2 JP 3023302B2 JP 7347983 A JP7347983 A JP 7347983A JP 34798395 A JP34798395 A JP 34798395A JP 3023302 B2 JP3023302 B2 JP 3023302B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/121Protecting the head, e.g. against dust or impact with the record carrier

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ピックアップのピッ
クアップレンズをクリーニングするためのレンズクリー
ナ、とくにレンズ表面に付着した異物を払い落としたり
拭い取る形態のレンズクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のレンズクリーナの従来技術に特
開平2−232878号公報が公知である。そこでは、
リードインエリアの外、即ちプログラムエリアにブラシ
毛束を分散して螺旋列状に植設していた。詳しくは、払
拭体を分散配置された5個のブラシ毛束で構成してお
り、リードインエリアの外縁から1mm外側の点を仮想原
点として、これから反時計回転方向へ45°ずつ位相を
ずらし、しかも位相がずれるごとに外側へ向かって1.5
mmずつ間隔をあけて分散中心を設定し、仮想原点と各分
散中心位置のそれぞれに5個のブラシ毛束を配置してい
る。つまり、リードインエリアの外縁から7mmの幅の領
域内に5個のブラシ毛束を配置している。因みに、各ブ
ラシ毛束のディスク表面からの突出量は3mmである。
【0003】このように、ブラシ毛束を分散配置する
と、ピックアップが焦点合わせ動作を行う際のブラシ毛
による動作抵抗を小さくできる。さらにブラシ毛束の植
設個所で生じるバーストエラー時の欠落信号量を少なく
して、クリーニング途中にディスクの回転が強制的に停
止されることも抑止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにリードイ
ンエリアに近接してブラシ毛束を配置する形態では、ブ
ラシ毛束を構成するブラシ毛がリードインエリア内へ倒
れ込む場合に問題を生じる。とくに、最も内側に位置す
るブラシ毛束のブラシ毛は、コンパクトディスク(C
D)の場合でも所定幅が2mmのリードインエリアを完全
に径方向へ横断する状態で倒れ込む可能性があり、そう
した場合には、リードインエリアに繰り返し記録された
TOC(Table of Contents)情報の
いずれもが、欠落信号を含んだ状態で読み込まれるた
め、ディスクの回転は継続されず、TOC情報の読み込
み途中で回転停止し、クリーニングが中断されてしま
う。
【0005】例えば、リードインエリアにおける信号読
み取りを数回試みてみて、繰り返し記録されているTO
C情報のいずれもが欠落信号を含んでいた場合には、デ
ィスク不良とみなして再生動作の全てを停止するディス
クプレーヤがある。これでは、ピックアップレンズはリ
ードインエリアの径方向幅分だけしか移動できない。機
種によっては、リードインエリアの読み取りを開始した
後、少なくとも1回転する間に信号の欠落がないこと
を、以後の運転継続の条件とするものがある。また、所
定秒数を限って、その間に信号の欠落が生じないことを
条件とするものもある。
【0006】いずれにしてもクリーニング動作が中断さ
れると、レンズクリーナの使用者は、商品に対する不信
感を抱きかねない。さらに、リードインエリアでのTO
C情報の繰り返し読み込みに要する時間をもって、クリ
ーニングが行われたと言う錯覚を与えかねず、その原因
がブラシ毛の倒れ込み、即ち取り扱い上の不注意である
としても問題がある。
【0007】本発明の目的は、ブラシ毛などの払拭体の
リードインエリア内への倒れ込みを原因とするクリーニ
ングの中断を解消することにより、常に確実にクリーニ
ングを行える信頼性に優れたレンズクリーナを得ること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズクリーナ
は、ディスク1とその盤面に装着された払拭体2とを備
えており、少なくとも1単位のTOC情報が記録されて
いる防護帯8をリードインエリア3の範囲内に設定して
いること、前記防護帯8の外周端から少なくとも払拭体
2の突出寸法H分だけ径方向外側に離れた盤面領域に払
拭体2を配置したことを要件とする。具体的には、所定
のリードインエリア3に連続して、TOC情報が繰り返
し記録されている拡張リードインエリア4を設け、この
リードインエリア4に払拭体2を配置する。
【0009】さらに、この発明のレンズクリーナは、デ
ィスク1とその盤面に装着された払拭体2とを備えてい
ること、所定のリードインエリア3に連続して、TOC
情報が繰り返し記録された拡張リードインエリア4を設
けてあること、少なくとも1単位のTOC情報が記録さ
れている防護帯8を拡張リードインエリア4の外周側に
設定していること、前記防護帯8の内周端から少なくと
も払拭体2の突出寸法H分だけ径方向内側に離れた両リ
ードインエリア3・4の範囲内に払拭体2を配置したこ
とを要件とする。
【0010】
【作用】払拭体2がリードインエリア3に倒れ込んだ状
態において、その先端より内側に少なくとも1単位のT
OC情報が記録された防護帯8が残っている。このこと
は、ディスク1を1回転以上ないしは所定秒数連続して
回転できることを意味しており、さらに欠落信号を含ま
ないTOC情報の少なくとも1単位を光ピックアップ5
で読み込めることを意味している。リードインエリア3
では、ランダムエラーおよびバーストエラーを無視して
TOC情報の読み取りを繰り返して行う。従って、拡張
リードインエリア4を設け、そこに払拭体2を配置する
と、拡張リードインエリア4の最外縁まで光ピックアッ
プ5を強制的に移動でき、プログラムエリア11の信号
の有無とは無関係にクリーニングを行える。
【0011】拡張リードインエリア4の外周側に防護帯
8を設け、この防護帯8に倒れ込まない内側位置に払拭
体2を設けると、バーストエラー等の有無とは無関係に
リードインエリアにおける信号読み取りを数回試みる方
式のディスクプレーヤにおいて、クリーニングが中断さ
れることを防止できる。
【0012】
【発明の効果】この発明では、払拭体2をその突出寸法
Hとの関係でリードインエリア3の外側に設け、払拭体
2がリードインエリア3内へ倒れ込んだ場合にでも、そ
の先端より内側に少なくとも1単位のTOC情報が記録
された防護帯8が残るようにした。つまり、リードイン
エリア3の信号読み取り時のエラー判定に関して、ディ
スク1を1回転以上回転できること、所定秒数経過する
間に信号の欠落がないこと、少なくとも1単位のTOC
情報が欠落信号を含まない状態で読み込めることなど、
機種ごとに異なるエラー制御のいずれにも適合できるよ
うにした。従って、払拭体2のリードインエリア3への
倒れ込みを原因とするクリーニング動作の中断を解消し
て、常に確実にクリーニングう行うことができ、この種
レンズクリーナの信頼性を向上できることとなった。
【0013】具体的にはリードインエリア3に連続して
拡張リードインエリア4を設け、そこに払拭体2を配置
しているので、両リードインエリア3・4の内縁から外
縁まで、光ピックアップ5を強制的に移動できるので、
プログラムエリア11の信号の有無とは無関係にクリー
ニングを行うことができ、とくに直径寸法が8cmのコン
パクトディスクのような、プログラムエリアに余裕のな
い小形の光ディスクを利用してレンズクリーナを構成す
る際に有利である。
【0014】リードインエリア3に連続する拡張リード
インエリア4を設け、その外周縁に防護帯8が残るよう
払拭体2を両リードインエリア3・4に設ける形態で
は、一部の機種においてクリーニングが中断されること
があるが、殆どの機種に採用されているエラー判定の制
御方式、つまりバーストエラーの有無とは無関係に読み
取りを続行する方式に適合できるので、適合関係を明記
しておくことで確実なクリーニングを行うことができ
る。さらに、バーストエラーを問題としない両リードイ
ンエリア3・4の範囲内に払拭体2を設けるので、太さ
や、配置形態などの制約を受けることなく払拭体2を形
成でき、分散配置を余儀なくされていた従来のレンズク
リーナに比べて、払拭体2の設計上の自由度を向上し、
そのディスク1に対する取り付けを容易化できる。
【0015】
【実施例】
(第1実施例)図1ないし図6は本発明に係るレンズク
リーナの第1実施例を示す。図1において、レンズクリ
ーナはコンパクトディスク(以下CDと言う)と実質的
に同一仕様のディスク1と、その信号読取面側に取り付
けた3個の払拭体2とからなる。
【0016】ディスク1の信号記録面には、内周側から
順にリードインエリア3と拡張リードインエリア4とが
設けられており、両エリア3・4に限って信号トラック
が形成されている。つまり拡張リードインエリア4より
外周のプログラムエリア11は単なる鏡面になってい
る。もちろん、通常のCDのようにプログラムエリアに
オーディオ信号や映像信号を記録しておけば、クリーニ
ング後に音や映像を再生できる。リードインエリア3の
径方向幅は規格通り所定の2mmに設定し、拡張したリー
ドインエリア4の径方向幅は6mmに設定する。拡張リー
ドインエリア4には、リードインエリア3に記録された
TOC情報の繰り返し情報が、その内周始端から外周終
端まで繰り返し記録されている。これは、リードインエ
リア3に連続して光ピックアップ5(図3参照)による
信号読み取りを行わせ、光ピックアップ5が拡張リード
インエリア4を確実に横断できるようにするためであ
る。
【0017】拡張リードインエリア4には、3個の払拭
体2が分散配置されている。図1および図2に示すよう
に、リードインエリア3の内縁から径方向外側へ2.85mm
離れた位置に1番目の払拭体2を位置させ、この払拭体
2から径方向へ1.15mm離れた位置に2番目の払拭体2
を、そして2番目の払拭体2から径方向へ1mm離れた位
置に3番目の払拭体2を位置させ、さらに周方向の最小
隣接間隔がピックアップレンズ6の直径寸法より大きく
なる状態で3個の払拭体2をそれぞれ螺旋列状に配置し
た。
【0018】各払拭体2は、直径40μm〜80μmの
極細の化学繊維製のブラシ毛2aを数十本束ねた毛束か
らなり、図1に示すようにディスク1に通設した植設孔
7に毛束の一端を差し込み、差し込み端を孔周縁で放射
状に折り曲げてテープ9で固定する。各テープ9の外面
はドーナツ形のラベル10で一括して被覆しておく。こ
のラベル10は、払拭体2の植設位置つまりディスクと
して重要なリードインエリアに対応しているので、ラベ
ル10によりリードインエリア3を保護できる。このラ
ベル10としては貼合面側にアルミ蒸着などの鏡面処理
したポリエチレンシートやポリプロピレンシートをアク
リルエマルジョン型粘着剤で貼合するものが好ましい。
固定状態において、払拭体2のディスク盤面からの突出
寸法Hは、ピックアップレンズ6の接近距離(1.7〜2.
1mm)に対応して内側から順に2.7mm、3.0mm、2.7mm
とした。植設孔7の直径寸法は0.4〜0.7mmとした。中
間の払拭体2の長さを他より大きくすると、払拭体2の
腰を柔らかくできるとともに、レンズの球面形状を確実
にトレースして万遍なくクリーニングできる。
【0019】前に述べた払拭体2の配置位置は、その突
出寸法Hとブラシ毛2aの材質、とくに弾性を考慮して
決める。十分な弾性を有するブラシ毛2aは、盤面に倒
れ込む場合に突出基端が緩やかに屈曲変形し、その突出
寸法Hと同じ寸法分だけ倒れ込むことはないからであ
る。さらに、ディスク1が回転する際の風圧や遠心力に
よって、倒れ込んだブラシ毛2aは回転下手側へ押しや
られる傾向があるからである。上記のように払拭体2を
配置することによって、リードインエリア3の内周と拡
張リードインエリア4の外周とのそれぞれに、倒れ込ん
だブラシ毛2aによって信号の読み取りが阻害されない
領域、即ち防護帯8を確保できる。詳しくは、内側の防
護帯8として0.15mm幅の領域を、外側の防護帯8として
0.3mm幅の領域をそれぞれ確保できる。因みに、CDの
トラックピッチは1.6μmであるので、内側の防護帯8
ではその領域内に90本強のトラックが存在する。
【0020】以上のように構成したレンズクリーナは、
次のようにして使用する。まず、汚れチェックCDでC
Dプレーヤの光ピックアップ5の汚れ具合をチェックす
る。この汚れチェックCDは、通常のCDにおいて、0
1トラックから02、03・・・・トラックへと光反射
量が順次減少するよう段階的に調整されておりこれをC
Dプレーヤで再生すると、トラックが進むにつれ、エラ
ーが発生し、最後はディスクの回転が停止することにな
る。仮に光ピックアップ5の表面が汚れていれば、上記
トラックの光反射量の減少に加え、汚れによる透光量の
減少になり、全く汚れていないときのディスク停止トラ
ックより早いトラック位置でディスク停止が発生するこ
とになり、これにより汚れ度合を確認することができ
る。この各々のトラックには通常の音楽や映像でも良い
が、いずれの場合にも汚れ度合を表示、報知できれば良
い。
【0021】この光反射量を減少させるトラックの形成
方法としては、ピット形状を変化させる方法と、反射鏡
面の反射量を変化させる方法やディスク表面をトラック
に合わせてサンドブラストなどで粗面化する方法など種
々の対応ができる。こうして汚れ度合を確認した後に、
レンズクリーナをCDと同じ様に信号記録面が光ピック
アップ5と対向する状態でCDプレーヤに装填する。こ
の状態でプレイボタンを操作して再生モードにすると、
光ピックアップ5はリードインエリア3の内側から外側
へ向かってそこに記録されている信号の読み取りを行
う。しかし、リードインエリア3でのTOC情報の読み
取りが終わっても、引き続いて拡張リードインエリア4
にTOC情報が記録されているため、光ピックアップ5
は連続して径方向へ移動し、拡張リードインエリア4の
外周縁まで移行する。なお、メーカーによっては、プレ
イボタンを操作するまでもなく、クリーナのローディン
グ完了と同時にTOC情報の読み取りを行うCDプレー
ヤもある。
【0022】ピックアップレンズ6は拡張リードインエ
リア4を移行する間に、3個の払拭体2と次々に接触す
る。そのため、レンズ表面に付着したほこりやごみを払
い落としてレンズ表面を清浄な状態に戻す。クリーニン
グ完了の確認は、前述の汚れチェックCDを装填、再生
すれば、クリーニング前のディスク停止トラックより後
段のトラックまで再生が進むことにより行われる。勿論
このような汚れチェックCDは必ず必要とするものでは
なく、クリーニング効果がより理解し易くなり使用者が
安心できるものである。
【0023】なお、前記汚れチェックトラックの構成
は、クリーニングディスクのプログラムエリアに施して
も良く、クリーニング後の清掃度合を簡単に確認でき
る。レーザーディスク(LD)では表面に汚れチェック
トラックを裏面に払拭体2を設ければ使い易いものとな
る。払拭体2の植設個所では大量の信号が欠落する。し
かし拡張リードインエリア4には、リードインエリア3
と同様のTOC情報が繰り返し記録されているため、C
Dプレーヤ側では両エリア3・4を区別することができ
ず、拡張リードインエリア4においてもリードインエリ
ア3と同様にバーストエラーを無視する。従って、払拭
体2の基端部直径が0.7mmと太い場合にでも、記録情報
の読み込み移動が各払拭体2の植設個所で中断されるこ
とはない。
【0024】例えば不用意に払拭体2を指で押し倒し、
あるいは払拭体2を下向きにしてディスク1の平端面上
に載置するなどして、図1に想像線で示すようにブラシ
毛2aがディスク盤面上に倒れ込み、そのまま塑性変形
してしまうことがある。こうした場合には、倒れ込んだ
ブラシ毛2aによって両リードインエリア3・4での信
号読み取りが阻害される。しかしリードインエリア3の
内周に防護帯8が確保されているので、信号の読み取り
を開始してから所定時間(約30秒)が過ぎるまでは、
記録されたTOC情報の1単位以上を欠落信号のない状
態で読み取ることができ、そのためクリーニング動作が
中断されることはない。外周の防護帯8においてもTO
C情報を読み取ることができるので、仮りに内側の防護
帯8での信号読み取りが、盤面の傷付きや盤面に付着し
た異物によって不完全であったとしても、支障なくプロ
グラムエリア11へ移行でき、とくに、プログラムエリ
ア11に演奏プログラムが記録されている場合に再生動
作の確実を期すことができる。
【0025】図4ないし図6に示すように、不使用状態
における払拭体2の保護のために、専用の収納ケース1
3が用意されている。これはCD用の収納ケースと基本
構造が同じであるが、ディスク1をケース内底面から浮
き離れた状態で支持し、収納状態において払拭体2がケ
ース内面壁に接当して折り曲げられることを避ける点に
特徴を有する。収納ケース13は、それぞれ既存のCD
用のケース本体14とケース蓋15、およびケース本体
14に内装される装填台16を利用して構成されてお
り、装填台16の中央のCD用の保持突起を打ち抜き除
去した後、この抜き穴17に専用のホルダー19を装着
して、払拭体2用の保護スペースを確保している。
【0026】図4に示すように、ホルダー19は下向き
に開口する皿形状の保持ベース20と、保持ベース20
の上面中央に突設された軸部21とを一体に形成したプ
ラスチック成形品からなる。ディスク1は、その中央の
クランプ穴1aが軸部21に嵌め込まれ、軸部21に連
続する受面22で盤面が支持される。ディスク1の着脱
を容易化するために、図5および図6に示すように受面
22から軸部21にわたって放射溝23を形成し、軸部
21を軸中心の側へ弾性変形できるようにしている。さ
らに、放射溝23で分割された3個の爪片24を他の爪
片より僅かに高く形成して、ディスク1の取り出し時に
これら爪片24に指先が先当たりするようにしてある。
これら3個の爪片24の上隅には、ディスク1を仮止め
保持する係止部25が膨出してある。これは通常の金型
による成形で生じる樹脂収縮作用を利用して係止部25
が膨出するようその下部を凹入収縮させることでも達成
できる。受面22の内面3個所には、前述の抜き穴17
に係合する脚片26が突設されている。この脚片26
は、上記係止用爪片24の形成位置と対応させ、かつ抜
き穴17に係合した状態で、その係止力が、爪片24を
指先で押圧したときの復元力となるよう構成している。
【0027】上記のように、既存のCD用収納ケースを
利用して、その一部手直しとホルダー19の付加によっ
て収納ケース13を構成すると、新たに専用の収納ケー
スを製作する場合に比べて、その製造費用を大幅に減少
できる。さらに、装填台16とは異なる材質のプラスチ
ック材でホルダー19を形成できるので、例えば柔らか
い材質を選定して着脱操作の容易化やディスク1の保護
などを実現でき、あるいは色彩、模様を変えることで、
適応ディスクの表示を行わせることができる。
【0028】(第2実施例)図7は防護帯8の位置を変
更したこの発明の第2実施例を示す。これはリードイン
エリア3に連続して拡張リードインエリア4を設け、拡
張リードインエリア4の外周に防護帯8を確保できるよ
う、各払拭体2を両リードインエリア3・4の範囲内に
配置したものである。
【0029】(別実施例) リードインエリア3・4の径方向幅寸法つまり所定の
リードインエリア3の最内周から外側のリードインエリ
ア4の最外周までの寸法は、少なくともピックアップレ
ンズ6の直径寸法の約半分あればよく、必要があれば実
施例で示した幅寸法を越えて設定することもできる。ま
た前記実施例は、クリーナ専用ディスクとして説明した
が、通常のCDやLD(レーザーディスク)、電子ファ
イルディスクなどのリードインエリアを拡張して、この
発明を実施すればクリーニング機能付CDなどとするこ
とも可能である。払拭体2は布片や皮革、あるいはフェ
ルト状の繊維塊などで形成してあってもよく、その形成
素材や配置形態などは必要に応じて自由に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A線断面図である。
【図2】払拭体の配置構造を示すレンズクリーナの平面
図である。
【図3】レンズクリーナの使用状態を示す説明図であ
る。
【図4】レンズクリーナ用の収納ケースの縦断側面図で
ある。
【図5】ディスクを装填した状態のホルダーの平面図で
ある。
【図6】ホルダーの斜視図である。
【図7】第2実施例に係るレンズクリーナの部分縦断面
図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 払拭体 3 リードインエリア 4 拡張リードインエリア 6 ピックアップレンズ 8 防護帯

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク1とその盤面に装着された払拭
    体2とを備えているレンズクリーナであって、 少なくとも1単位のTOC情報が記録されている防護帯
    8をリードインエリア3の範囲内に設定しており、また該リードインエリア3に連続して、TOC情報が繰
    り返し記録されている拡張リードインエリア4を設けて
    なり、 前記防護帯8の外周端から少なくとも払拭体2の
    突出寸法H分だけ径方向外側に離れた盤面領域に払拭体
    2を配置した光ピックアップ用のレンズクリーナ。
  2. 【請求項2】 所定のリードインエリア3に連続して、
    TOC情報が繰り返し記録されている拡張リードインエ
    リア4を設け、このリードインエリア4に払拭体2が配
    置されている請求項1記載の光ピックアップ用のレンズ
    クリーナ。
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