JP2546690Y2 - 光学ヘッドの清掃部材 - Google Patents
光学ヘッドの清掃部材Info
- Publication number
- JP2546690Y2 JP2546690Y2 JP1991074202U JP7420291U JP2546690Y2 JP 2546690 Y2 JP2546690 Y2 JP 2546690Y2 JP 1991074202 U JP1991074202 U JP 1991074202U JP 7420291 U JP7420291 U JP 7420291U JP 2546690 Y2 JP2546690 Y2 JP 2546690Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical head
- cleaning
- area
- disk
- cleaning member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Brushes (AREA)
- Optical Head (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はCDレーザーディスクな
どの再生装置に設けられた対物レンズのような光学ヘッ
ドを清掃するためのブラシ毛の形状に関する。
どの再生装置に設けられた対物レンズのような光学ヘッ
ドを清掃するためのブラシ毛の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】音情報、画像情報、コンピュータのデー
タやプログラムを記録するために光ディスクや光磁気デ
ィスクが用いられ、これは再生装置あるいは再生記録装
置にディスク盤をセットして回転させ、これに照射され
た光の反射光を受光するしくみになっている。この光学
ヘッドのレンズの表面は、ディスク装置の内部空間に露
呈しているため塵芥が付着しやすく、情報の記録あるい
は再生に悪影響をうけやすいものである。
タやプログラムを記録するために光ディスクや光磁気デ
ィスクが用いられ、これは再生装置あるいは再生記録装
置にディスク盤をセットして回転させ、これに照射され
た光の反射光を受光するしくみになっている。この光学
ヘッドのレンズの表面は、ディスク装置の内部空間に露
呈しているため塵芥が付着しやすく、情報の記録あるい
は再生に悪影響をうけやすいものである。
【0003】このため、ディスク盤と同形同寸の盤体に
ブラシなどのクリーニング手段を設けたメンテナンス用
盤体が知られている。また光ディスク再生装置に直接ク
リーニング装置を組み込んで自動的に光学ヘッドを清掃
することも考えられる。このような清掃手段にはブラシ
を用いるのが一般的である。
ブラシなどのクリーニング手段を設けたメンテナンス用
盤体が知られている。また光ディスク再生装置に直接ク
リーニング装置を組み込んで自動的に光学ヘッドを清掃
することも考えられる。このような清掃手段にはブラシ
を用いるのが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように光学ヘッド
の清掃にブラシを用いるものであるが、光学ヘッドの表
面は平坦ではなく、また比較的軽微なほこり以外にも油
膜やたばこのやに等の頑固な汚れも付着するものであ
る。そこで、クリーニング効果を上げるために、ブラシ
と光学ヘッドの当接量を増大させることも考えられる
が、当接量を増大させるとヘッドとブラシの接触抵抗が
増し、この状態が続くと、ディスクのセットエラーと判
断され、動作が停止するおそれが生じる。
の清掃にブラシを用いるものであるが、光学ヘッドの表
面は平坦ではなく、また比較的軽微なほこり以外にも油
膜やたばこのやに等の頑固な汚れも付着するものであ
る。そこで、クリーニング効果を上げるために、ブラシ
と光学ヘッドの当接量を増大させることも考えられる
が、当接量を増大させるとヘッドとブラシの接触抵抗が
増し、この状態が続くと、ディスクのセットエラーと判
断され、動作が停止するおそれが生じる。
【0005】したがって本考案は、従来のブラシでは除
去出来なかった汚れも良好に除去するとともに、ヘッド
とブラシとの接触抵抗を減少させた清掃部材を提供する
ことを目的とする。
去出来なかった汚れも良好に除去するとともに、ヘッド
とブラシとの接触抵抗を減少させた清掃部材を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本考案は、盤
体10上に光学ヘッド20の掃除を行う植毛体22を植
設した光学ヘッドの掃除部材において、該植毛体22の
先端側を周期的に凸部の現れる凹凸状に形成するととも
に、該先端の凸部と凸部の間隔Lを光学ヘッド20の巾
lより広く設定し、また盤体10上に光学ヘッド20の
掃除を行う植毛体22を植設した光学ヘッドの掃除部材
において、該植毛体22を周期的に最大密度が現れるよ
うに植設密度を変化させるとともに、該植設密度の最大
密度位置の間隔Lを光学ヘッド20の巾lより広く設定
したものである。
体10上に光学ヘッド20の掃除を行う植毛体22を植
設した光学ヘッドの掃除部材において、該植毛体22の
先端側を周期的に凸部の現れる凹凸状に形成するととも
に、該先端の凸部と凸部の間隔Lを光学ヘッド20の巾
lより広く設定し、また盤体10上に光学ヘッド20の
掃除を行う植毛体22を植設した光学ヘッドの掃除部材
において、該植毛体22を周期的に最大密度が現れるよ
うに植設密度を変化させるとともに、該植設密度の最大
密度位置の間隔Lを光学ヘッド20の巾lより広く設定
したものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、周期的に光学ヘッドとブラ
シの当接量が変化することになるので光学ヘッド側の表
面形状や汚れの種類に十分対応可能となり、掃除効果が
向上し、さらには、最大当接量の領域が部分的なので、
接触抵抗が軽減し、ディスクセットエラーのおそれを減
少させている。しかも、最大当接量の領域以外の領域に
もブラシが植設されているのでブラシが毛倒れしたり、
腰くだけとなることも防止出来る。
シの当接量が変化することになるので光学ヘッド側の表
面形状や汚れの種類に十分対応可能となり、掃除効果が
向上し、さらには、最大当接量の領域が部分的なので、
接触抵抗が軽減し、ディスクセットエラーのおそれを減
少させている。しかも、最大当接量の領域以外の領域に
もブラシが植設されているのでブラシが毛倒れしたり、
腰くだけとなることも防止出来る。
【0008】
【実施例】次に図面を参照しながら本考案の実施例を説
明する。図1はメンテナンス用盤体の平面図である。こ
の盤体10は12cmCDと略同一形状をしている。盤
体10には内周側からTOC(Table of Co
ntents)領域A、開始挨拶文記録領域B、チェッ
ク信号記録領域C、クリーニング領域D、終了挨拶文記
録領域Eがそれぞれトラック別に独立して設けられてい
る。各領域B,C,D,Eはディスク装置30(図2参
照)のトラック選択操作に対応し、具体的にはディスク
装置30の選曲ボタン1,2,3,4に対応している。
TOC領域Aにはディスク装置30側にこの盤体10の
内容を一覧させる信号が記録されており、盤体10をデ
ィスク装置30にセットすると装置30内の光学ヘッド
20はこのTOC領域Aから読取を開始する。ディスク
装置30としては、CDプレーヤ以外にレーザディスク
や両者いずれも再生機能をもつ装置も考えられる。
明する。図1はメンテナンス用盤体の平面図である。こ
の盤体10は12cmCDと略同一形状をしている。盤
体10には内周側からTOC(Table of Co
ntents)領域A、開始挨拶文記録領域B、チェッ
ク信号記録領域C、クリーニング領域D、終了挨拶文記
録領域Eがそれぞれトラック別に独立して設けられてい
る。各領域B,C,D,Eはディスク装置30(図2参
照)のトラック選択操作に対応し、具体的にはディスク
装置30の選曲ボタン1,2,3,4に対応している。
TOC領域Aにはディスク装置30側にこの盤体10の
内容を一覧させる信号が記録されており、盤体10をデ
ィスク装置30にセットすると装置30内の光学ヘッド
20はこのTOC領域Aから読取を開始する。ディスク
装置30としては、CDプレーヤ以外にレーザディスク
や両者いずれも再生機能をもつ装置も考えられる。
【0009】TOC領域Aを読み取った後、光学ヘッド
20は第1トラックとなる挨拶文記録領域Bに移動し、
使用者にこの盤体10の取り扱い方法等を知らせるメッ
セージが再生される。
20は第1トラックとなる挨拶文記録領域Bに移動し、
使用者にこの盤体10の取り扱い方法等を知らせるメッ
セージが再生される。
【0010】具体的には「この度は、〇〇〇をお買い上
げいただきありがとうございました。選曲ボタン2を押
すとお客さまの使用されているAV機器のチェックの出
来るチェック信号が再生されます。また選曲ボタン4を
押すとお客さまの使用されているディスク再生装置の光
学ヘッドのクリーニングを行ないます。」等のメッセー
ジが再生され、使用者に自分の使用しているディスク装
置30内の選曲ボタン31と、盤体10の機能の対応を
知らせる。
げいただきありがとうございました。選曲ボタン2を押
すとお客さまの使用されているAV機器のチェックの出
来るチェック信号が再生されます。また選曲ボタン4を
押すとお客さまの使用されているディスク再生装置の光
学ヘッドのクリーニングを行ないます。」等のメッセー
ジが再生され、使用者に自分の使用しているディスク装
置30内の選曲ボタン31と、盤体10の機能の対応を
知らせる。
【0011】ここで使用者はディスク装置30内の選曲
ボタン31で利用したい機能をそれぞれ個別に選択する
ことが可能であるが、選曲ボタン31の操作を行なわな
ければ、自動的に第2トラックに移ってチェック信号再
生機能が働き、次に第3トラックの光学ヘッド20のレ
ンズ21のクリーニング機能が働く。
ボタン31で利用したい機能をそれぞれ個別に選択する
ことが可能であるが、選曲ボタン31の操作を行なわな
ければ、自動的に第2トラックに移ってチェック信号再
生機能が働き、次に第3トラックの光学ヘッド20のレ
ンズ21のクリーニング機能が働く。
【0012】第2トラックとなるチェック信号記録領域
Cには、具体的にはシステムが正しく接続されているか
否かを判断可能なシステムチェック用信号や、広域、低
域再生限界チェック等が可能な信号等が記録されてい
る。そして最後にチェック信号の再生が終了した旨のメ
ッセージが再生される。
Cには、具体的にはシステムが正しく接続されているか
否かを判断可能なシステムチェック用信号や、広域、低
域再生限界チェック等が可能な信号等が記録されてい
る。そして最後にチェック信号の再生が終了した旨のメ
ッセージが再生される。
【0013】第3トラックであるクリーニング領域Dは
クリーニングが開始される旨のメッセージが記録された
クリーニング開始指令領域D1と、クリーニング手段と
してのブラシなどの植毛体22が立設されたクリーニン
グ実行領域D3と、このクリーニング実行領域D3の両
側部の倒毛対策領域D2,D4とから成っている。クリ
ーニング開始指令領域D1には、「クリーニングを行う
ために、選曲ボタン4を押して下さい。」などの指令メ
ッセージが記録されている。またクリーニング実行領域
D3には、ピッピッ音などの異常音や、「選曲ボタン○
や停止ボタンを押してクリーニングを直ちに中止して下
さい。」等のクリーニングを直ちに中止すべき旨の注意
メッセージの音声が記録されている。
クリーニングが開始される旨のメッセージが記録された
クリーニング開始指令領域D1と、クリーニング手段と
してのブラシなどの植毛体22が立設されたクリーニン
グ実行領域D3と、このクリーニング実行領域D3の両
側部の倒毛対策領域D2,D4とから成っている。クリ
ーニング開始指令領域D1には、「クリーニングを行う
ために、選曲ボタン4を押して下さい。」などの指令メ
ッセージが記録されている。またクリーニング実行領域
D3には、ピッピッ音などの異常音や、「選曲ボタン○
や停止ボタンを押してクリーニングを直ちに中止して下
さい。」等のクリーニングを直ちに中止すべき旨の注意
メッセージの音声が記録されている。
【0014】クリーニング実行領域D3には、盤体10
の放射方向を長手方向として幅0.6mm、長さ8mm
程度の装着穴23に先端側が凹凸状となるブラシなどの
植毛体22が植設されており、この植毛体22の先端が
レンズ21の表面に当接する(図3参照)。また倒毛対
策領域D2,D4は、植毛体22が横倒れしても、上記
両領域D1,Eにおけるピックアップヘッド20の読取
りに悪影響を生じないように確保された安全領域であ
る。
の放射方向を長手方向として幅0.6mm、長さ8mm
程度の装着穴23に先端側が凹凸状となるブラシなどの
植毛体22が植設されており、この植毛体22の先端が
レンズ21の表面に当接する(図3参照)。また倒毛対
策領域D2,D4は、植毛体22が横倒れしても、上記
両領域D1,Eにおけるピックアップヘッド20の読取
りに悪影響を生じないように確保された安全領域であ
る。
【0015】ところで、光学ヘッド20には、例えばタ
バコの煙のやになどの汚れが強く付着しやすいものであ
り、このような汚れは、単なる線状のブラシでは除去で
きない。そこで植毛体22の各ブラシ毛は、図4
(a),(b),(c)に示すように、それぞれ先端3
3を球状に形成している。各ブラシ毛32は30〜10
0μの断面径を有し、盤体の回転による遠心力や空気抵
抗によってやや傾いた状態で光学ヘッド20の表面に当
接することになるが従来のブツ切りブラシ先端のような
角部がないので、光学ヘッド20の表面が傷つくことが
ない。
バコの煙のやになどの汚れが強く付着しやすいものであ
り、このような汚れは、単なる線状のブラシでは除去で
きない。そこで植毛体22の各ブラシ毛は、図4
(a),(b),(c)に示すように、それぞれ先端3
3を球状に形成している。各ブラシ毛32は30〜10
0μの断面径を有し、盤体の回転による遠心力や空気抵
抗によってやや傾いた状態で光学ヘッド20の表面に当
接することになるが従来のブツ切りブラシ先端のような
角部がないので、光学ヘッド20の表面が傷つくことが
ない。
【0016】しかも図4(a)のように先端に膨大部を
形成していると、確実にヘッド20との点接触が得ら
れ、清掃効果が向上する。特にヘッド20が球面レンズ
状である場合、先端33の球状との接触位置は、ブラシ
毛32の移動に伴い変化し、同一カ所が連続して当接す
ることなく、先端の異常摩耗が抑制できる。この様な形
状とするには紫外線や電子線により硬化する放射線硬化
樹脂例えばオリゴエステルアクリレート系やウレタンア
クリレート系放射線硬化樹脂を先端33にポティングす
れば良い。その具体例を紫外線硬化樹脂(大日精化株式
会社製商品名PHC−2015(S))で説明すると、 から成る紫外線硬化樹脂を、上記配合100部に対して
シンナー200〜400部を加えて粘度30〜100c
ps程度に稀釈し、この未硬化状態の中にブラシ毛の先
端を浸せきし次いで引き上げる。
形成していると、確実にヘッド20との点接触が得ら
れ、清掃効果が向上する。特にヘッド20が球面レンズ
状である場合、先端33の球状との接触位置は、ブラシ
毛32の移動に伴い変化し、同一カ所が連続して当接す
ることなく、先端の異常摩耗が抑制できる。この様な形
状とするには紫外線や電子線により硬化する放射線硬化
樹脂例えばオリゴエステルアクリレート系やウレタンア
クリレート系放射線硬化樹脂を先端33にポティングす
れば良い。その具体例を紫外線硬化樹脂(大日精化株式
会社製商品名PHC−2015(S))で説明すると、 から成る紫外線硬化樹脂を、上記配合100部に対して
シンナー200〜400部を加えて粘度30〜100c
ps程度に稀釈し、この未硬化状態の中にブラシ毛の先
端を浸せきし次いで引き上げる。
【0017】次にブラシ毛の先端に表面張力で滴状に丸
くなったブラシ毛を主波長365nmの紫外線照射用ラ
ンプ80W/cmの基に5〜8秒間照射し、硬化させる
と出来上がる。
くなったブラシ毛を主波長365nmの紫外線照射用ラ
ンプ80W/cmの基に5〜8秒間照射し、硬化させる
と出来上がる。
【0018】このような放射線硬化樹脂は一般的に耐薬
品性、対汚損性が高いので、イソプロピルアルコールの
ようなクリーニング液を塗布して清掃効果を一層高める
ことができる。
品性、対汚損性が高いので、イソプロピルアルコールの
ようなクリーニング液を塗布して清掃効果を一層高める
ことができる。
【0019】また薬品等で化学的軟化変化させる、ある
いは加熱軟化させ自己収縮や押圧変形させる等の種々の
製法が適用できる。また図4(c)のように研摩等の手
段で先細状に形成したものも考えられ、このように先端
33を形成するとブラシ毛32のたわみ力、腰の強さを
維持したまま光学ヘッド20への当接負荷を低減出来、
より細かな塵埃の除去が可能となる。
いは加熱軟化させ自己収縮や押圧変形させる等の種々の
製法が適用できる。また図4(c)のように研摩等の手
段で先細状に形成したものも考えられ、このように先端
33を形成するとブラシ毛32のたわみ力、腰の強さを
維持したまま光学ヘッド20への当接負荷を低減出来、
より細かな塵埃の除去が可能となる。
【0020】上述のブラシ毛32は図3に示すように束
状にして凹状あるいは貫通孔状の装着穴23に埋設装着
される。勿論着脱交換自在としてもよい。ところで植毛
体22と光学ヘッド20の接触抵抗は出来るだけ小さい
方が望ましいので図6(a)に示すように光学ヘッド2
0の巾方向全体が同時に植毛体22に当接しないように
盤体10の放射方向に対し角度αをもって斜めに1本づ
つあるいは束単位で植設することが好ましい。図6
(b)は接触抵抗をより低減させるために、スパイラル
状に植設した実施例である。
状にして凹状あるいは貫通孔状の装着穴23に埋設装着
される。勿論着脱交換自在としてもよい。ところで植毛
体22と光学ヘッド20の接触抵抗は出来るだけ小さい
方が望ましいので図6(a)に示すように光学ヘッド2
0の巾方向全体が同時に植毛体22に当接しないように
盤体10の放射方向に対し角度αをもって斜めに1本づ
つあるいは束単位で植設することが好ましい。図6
(b)は接触抵抗をより低減させるために、スパイラル
状に植設した実施例である。
【0021】いずれの実施例においても除去された塵埃
の植毛体22への再付着を防止するために盤体10の回
転方向に向かって斜め方向に植設するほうが良い。また
植毛体22と光学ヘッド20の接触抵抗を低減させるた
めには図6(c)のように光学ヘッド20の巾lより間
隔をあけて分割して植設すれば良いが単に分割して植設
したのみでは毛倒れや腰くだけ等が生じやすいので図6
(d)のように根元はそのままにして先端側を凹凸状に
形成し、凸部と凸部の間隔Lを光学ヘッド20の巾lよ
り広く設定している。この場合は凸部側の長いブラシ毛
のみの先端を球面状に形成している。
の植毛体22への再付着を防止するために盤体10の回
転方向に向かって斜め方向に植設するほうが良い。また
植毛体22と光学ヘッド20の接触抵抗を低減させるた
めには図6(c)のように光学ヘッド20の巾lより間
隔をあけて分割して植設すれば良いが単に分割して植設
したのみでは毛倒れや腰くだけ等が生じやすいので図6
(d)のように根元はそのままにして先端側を凹凸状に
形成し、凸部と凸部の間隔Lを光学ヘッド20の巾lよ
り広く設定している。この場合は凸部側の長いブラシ毛
のみの先端を球面状に形成している。
【0022】さらにまた図6(e)のようにブラシ毛の
植設密度を変化させても接触抵抗は低減出来る。
植設密度を変化させても接触抵抗は低減出来る。
【0023】クリーニング開始指令領域D1のメッセー
ジを聞いて、選曲ボタン4を押圧すると、クリーニング
領域Dを飛び越えて第4トラックである終了挨拶文記録
領域Eに記録された終了挨拶文が再生される。光学ヘッ
ド20がクリーニング領域Dを飛び越える際に、レンズ
21が高速で回転している植毛体22に当接しながら放
射方向に移動し、レンズクリーニングは完了する。
ジを聞いて、選曲ボタン4を押圧すると、クリーニング
領域Dを飛び越えて第4トラックである終了挨拶文記録
領域Eに記録された終了挨拶文が再生される。光学ヘッ
ド20がクリーニング領域Dを飛び越える際に、レンズ
21が高速で回転している植毛体22に当接しながら放
射方向に移動し、レンズクリーニングは完了する。
【0024】このように、光学ヘッド20がクリーニン
グ開始指令領域D1から終了挨拶文記録領域Eへ放射方
向へ飛び越し移動することにより、レンズ21のクリー
ニングは瞬時的に行なわれ、レンズ21の過剰クリーニ
ングが回避される。
グ開始指令領域D1から終了挨拶文記録領域Eへ放射方
向へ飛び越し移動することにより、レンズ21のクリー
ニングは瞬時的に行なわれ、レンズ21の過剰クリーニ
ングが回避される。
【0025】以上のような構成から成る光学ディスク装
置のメンテナンス用盤体10を使用者が使用する場合、
まずディスク装置30に盤体10をセットする。盤体1
0をセットし、使用者が何もしなければ盤体10のTO
C領域Aに記録された信号により、まず第1のトラック
開始挨拶文記録領域Bの再生が行なわれる。使用者は再
生内容に従ってディスク装置30の選曲ボタン31を選
択する。選曲ボタン2を選択するか、そのまま放置すれ
ば第2トラックのチェック信号記録領域Cの信号、音声
等が再生され、使用者は使用しているAV機器等のシス
テムチェック、能力チェック等が行なえる。チェック終
了時に終了メッセージが流れる。次いでクリーニング開
始指令領域D1のメッセージが再生されて、レンズ21
のクリーニングを実行するために選曲ボタン4を押圧操
作することが催促される。そこで使用者が選曲ボタン4
を押圧すると、光学ヘッド20は第3トラックのクリー
ニング領域D上を飛び越し、第4トラックEの終了挨拶
が再生される。光学ヘッド20のレンズ21はクリーニ
ング領域D上を飛び越し移動する際に、植毛体22に当
接してクリーニングされる。
置のメンテナンス用盤体10を使用者が使用する場合、
まずディスク装置30に盤体10をセットする。盤体1
0をセットし、使用者が何もしなければ盤体10のTO
C領域Aに記録された信号により、まず第1のトラック
開始挨拶文記録領域Bの再生が行なわれる。使用者は再
生内容に従ってディスク装置30の選曲ボタン31を選
択する。選曲ボタン2を選択するか、そのまま放置すれ
ば第2トラックのチェック信号記録領域Cの信号、音声
等が再生され、使用者は使用しているAV機器等のシス
テムチェック、能力チェック等が行なえる。チェック終
了時に終了メッセージが流れる。次いでクリーニング開
始指令領域D1のメッセージが再生されて、レンズ21
のクリーニングを実行するために選曲ボタン4を押圧操
作することが催促される。そこで使用者が選曲ボタン4
を押圧すると、光学ヘッド20は第3トラックのクリー
ニング領域D上を飛び越し、第4トラックEの終了挨拶
が再生される。光学ヘッド20のレンズ21はクリーニ
ング領域D上を飛び越し移動する際に、植毛体22に当
接してクリーニングされる。
【0026】ここで、使用者がクリーニング開始指令領
域D1の上記メッセージを聞き漏らして、選曲ボタン4
を押さないと、光学ヘッド20は第4トラックEへ飛び
越し移動せず、通常の音声再生と同様にクリーニング実
行領域D3を低速度でゆっくりと移動するので、レンズ
21は長時間過剰清掃され、レンズ21を痛めてしま
う。そこでこの場合には、クリーニング実行領域D3に
記録されたピッピッ音などの注意メッセージが再生さ
れ、使用者は直ちにクリーニングを中止すべきであるこ
とを催促するので、使用者はこれに従ってディスク装置
30のボタン31を操作して、直ちに清掃作業を中止す
ればよい。勿論、クリーニングのみ実行したい場合は盤
体10をセットし直ちにあるいは開始挨拶分再生中に選
曲ボタン4を選択すればよい。
域D1の上記メッセージを聞き漏らして、選曲ボタン4
を押さないと、光学ヘッド20は第4トラックEへ飛び
越し移動せず、通常の音声再生と同様にクリーニング実
行領域D3を低速度でゆっくりと移動するので、レンズ
21は長時間過剰清掃され、レンズ21を痛めてしま
う。そこでこの場合には、クリーニング実行領域D3に
記録されたピッピッ音などの注意メッセージが再生さ
れ、使用者は直ちにクリーニングを中止すべきであるこ
とを催促するので、使用者はこれに従ってディスク装置
30のボタン31を操作して、直ちに清掃作業を中止す
ればよい。勿論、クリーニングのみ実行したい場合は盤
体10をセットし直ちにあるいは開始挨拶分再生中に選
曲ボタン4を選択すればよい。
【0027】その他各選曲ボタンによる動作は図5のよ
うになっている。上述の実施例は、チェック信号記録領
域Cとクリーニング領域Dがそれぞれ配置的にも信号的
にも独立して設けられているので、1枚の盤体10で、
メンテナンスのための全く異なる機能を、いずれもそれ
ぞれ単独であっても、連続的であっても使用者が任意に
発揮させることが出来る。
うになっている。上述の実施例は、チェック信号記録領
域Cとクリーニング領域Dがそれぞれ配置的にも信号的
にも独立して設けられているので、1枚の盤体10で、
メンテナンスのための全く異なる機能を、いずれもそれ
ぞれ単独であっても、連続的であっても使用者が任意に
発揮させることが出来る。
【0028】また、植毛体22は、チェック信号再生機
能の実行領域Cより外周側に植設されているので、クリ
ーニングにより除去された塵埃は遠心力によって外方に
移動し、チェック信号記録領域C面上に何ら悪影響を与
えず良好なチェック信号再生機能を維持できる。
能の実行領域Cより外周側に植設されているので、クリ
ーニングにより除去された塵埃は遠心力によって外方に
移動し、チェック信号記録領域C面上に何ら悪影響を与
えず良好なチェック信号再生機能を維持できる。
【0029】以上の実施例はCDをメインに説明した
が、光学ディスクとしてはCDの他レーザディスク、光
磁気ディスク等が有り、また音楽、映像用に限らずコン
ピュータのデータ、プログラム記録用なども含む。なお
光学ヘッドの清掃体としては上述のディスクタイプ以外
に再生装置内に組み込まれ、自動的にクリーニングする
クリーナの植毛体の形状にも適用出来る。
が、光学ディスクとしてはCDの他レーザディスク、光
磁気ディスク等が有り、また音楽、映像用に限らずコン
ピュータのデータ、プログラム記録用なども含む。なお
光学ヘッドの清掃体としては上述のディスクタイプ以外
に再生装置内に組み込まれ、自動的にクリーニングする
クリーナの植毛体の形状にも適用出来る。
【0030】
【考案の効果】以上のようにこの考案は、盤体10上に光学ヘッド20の掃除を行う植毛体22
を植設した光学ヘッドの掃除部材において、該植毛体2
2の先端側を周期的に凸部の現れる凹凸状に形成すると
ともに、該先端の凸部と凸部の間隔Lを光学ヘッド20
の巾lより広く設定し、又 盤体10上に光学ヘッド20の掃除を行う植毛体22
を植設した光学ヘッドの掃除部材において、該植毛体2
2を周期的に最大密度が現れるように植設密度を変化さ
せるとともに、該植設密度の最大密度位置の間隔Lを光
学ヘッド20の巾lより広く設定したので、 (i)周期的に光学ヘッドとブラシの当接量が変化する
ことになるので光学ヘッド側の表面形状や汚れの種類に
十分対応可能となり、掃除効果が向上する。 (ii)最大当接量の領域が部分的なので、接触抵抗が
軽減し、ディスクセットエラーのおそれが減少する。 (iii)最大の当接量領域以外の領域にもブラシが植
設されているのでブラシが毛倒れしたり、腰くだけとな
ることも防止出来る。 という作用効果を奏する。
を植設した光学ヘッドの掃除部材において、該植毛体2
2の先端側を周期的に凸部の現れる凹凸状に形成すると
ともに、該先端の凸部と凸部の間隔Lを光学ヘッド20
の巾lより広く設定し、又 盤体10上に光学ヘッド20の掃除を行う植毛体22
を植設した光学ヘッドの掃除部材において、該植毛体2
2を周期的に最大密度が現れるように植設密度を変化さ
せるとともに、該植設密度の最大密度位置の間隔Lを光
学ヘッド20の巾lより広く設定したので、 (i)周期的に光学ヘッドとブラシの当接量が変化する
ことになるので光学ヘッド側の表面形状や汚れの種類に
十分対応可能となり、掃除効果が向上する。 (ii)最大当接量の領域が部分的なので、接触抵抗が
軽減し、ディスクセットエラーのおそれが減少する。 (iii)最大の当接量領域以外の領域にもブラシが植
設されているのでブラシが毛倒れしたり、腰くだけとな
ることも防止出来る。 という作用効果を奏する。
【図1】本考案に係る盤体の平面図
【図2】本考案に係る盤体が使用されるディスク装置の
斜視図
斜視図
【図3】本考案に係る盤体に植設された植毛体の斜視図
【図4】(a)は本考案の実施例に係るブラシ毛の正面
図 (b)は本考案の実施例に係るブラシ毛の他の実施例を
示す正面図 (c)は本考案の実施例に係るブラシ毛のさらに他の実
施例を示す正面図
図 (b)は本考案の実施例に係るブラシ毛の他の実施例を
示す正面図 (c)は本考案の実施例に係るブラシ毛のさらに他の実
施例を示す正面図
【図5】本考案に係る盤体の機能を示す流れ図
【図6】(a),(b)は植毛体の配置の変形例を示す
平面図 (c)は植毛体の従来例を示す平面図 (d),(e)は本考案に係る植毛体を示す正面図
平面図 (c)は植毛体の従来例を示す平面図 (d),(e)は本考案に係る植毛体を示す正面図
Claims (2)
- 【請求項1】 盤体10上に光学ヘッド20の掃除を行
う植毛体22を植設した光学ヘッドの掃除部材におい
て、該植毛体22の先端側を周期的に凸部の現れる凹凸
状に形成するとともに、該先端の凸部と凸部の間隔Lを
光学ヘッド20の巾lより広く設定したことを特徴とす
る光学ヘッドの掃除部材。 - 【請求項2】 盤体10上に光学ヘッド20の掃除を行
う植毛体22を植設した光学ヘッドの掃除部材におい
て、該植毛体22を周期的に最大密度が現れるように植
設密度を変化させるとともに、該植設密度の最大密度位
置の間隔Lを光学ヘッド20の巾lより広く設定したこ
とを特徴とする光学ヘッドの掃除部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991074202U JP2546690Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 光学ヘッドの清掃部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991074202U JP2546690Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 光学ヘッドの清掃部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521337U JPH0521337U (ja) | 1993-03-19 |
JP2546690Y2 true JP2546690Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=13540369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991074202U Expired - Fee Related JP2546690Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 光学ヘッドの清掃部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546690Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2761003B2 (ja) * | 1988-10-05 | 1998-06-04 | 松下電工株式会社 | 歯刷子 |
JPH02142507A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-05-31 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ヘアーブラシとヘアーブラシセット |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP1991074202U patent/JP2546690Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0521337U (ja) | 1993-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2554583B2 (ja) | 光ディスクプレーヤ用のレンズクリーナ | |
JP2546690Y2 (ja) | 光学ヘッドの清掃部材 | |
JPH0143386B2 (ja) | ||
AU598050B2 (en) | A cleaning device | |
US5117411A (en) | Lens cleaner for a compact disk player | |
JP2645946B2 (ja) | 光ピックアップ用のレンズクリーナ | |
JP3049295B2 (ja) | 光ピックアップ用のレンズクリーナ | |
JP2544588Y2 (ja) | 光ディスク装置のメンテナンス用盤体 | |
JP3033940B2 (ja) | 光学ディスク装置のメンテナンス用盤体 | |
JP2946293B2 (ja) | 光学ヘッドの清掃部材 | |
JPS6224449A (ja) | 光学ヘツドの対物レンズクリ−ニング装置 | |
JP3134492U (ja) | 情報媒体 | |
KR200318330Y1 (ko) | 컴펙트디스크 드라이브 크리닝 씨디 | |
JP3033869B2 (ja) | 光学的情報記録再生装置のピックアップ清掃装置 | |
JPH04137523U (ja) | 光学デイスク装置のメンテナンス用盤体 | |
JP2009043387A (ja) | 手動式レンズクリーナー | |
JP2001118276A (ja) | コンパクトディスクプレーヤ用レンズクリーナ | |
JPS63273226A (ja) | 光学素子の清掃部材 | |
RU25808U1 (ru) | Устройство для очистки оптических головок считывания информации с компакт-дисков | |
RU46600U1 (ru) | Устройство для очистки оптических головок считывания информации с dvd компакт-дисков | |
JP2586814Y2 (ja) | 光ピックアップレンズクリーナ | |
JP2590137Y2 (ja) | 光ピックアップレンズクリーナ | |
KR100194199B1 (ko) | 광픽업 대물렌즈 세척용 디스크 및 대물렌즈 세척방법 | |
RU61925U1 (ru) | Устройство для очистки оптических головок считывания информации с компакт-дисков типа hd-dvd | |
JP2911338B2 (ja) | 光ディスク装置用のクリーニングカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |