JPH08138259A - 光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ - Google Patents
光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナInfo
- Publication number
- JPH08138259A JPH08138259A JP6303223A JP30322394A JPH08138259A JP H08138259 A JPH08138259 A JP H08138259A JP 6303223 A JP6303223 A JP 6303223A JP 30322394 A JP30322394 A JP 30322394A JP H08138259 A JPH08138259 A JP H08138259A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- disk
- area
- optical pickup
- lens cleaner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/121—Protecting the head, e.g. against dust or impact with the record carrier
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ミニディスクプレーヤの光ピックアップ用の
レンズクリーナを提供する。 【構成】 ディスク１と、これ収容するケース２と、デ
ィスク１の盤面に突設した払拭体３とを備えている。デ
ィスク１のプログラムエリア６にエラー許容エリア８を
設け、そこに複数の払拭体３を配置する。払拭体３が突
設された盤面と対向するケース２の面壁１３に窓１４を
開口する。この窓１４から払拭体３をケース外へ突設し
て、光ピックアップのレンズ表面に払拭体３を接触でき
るようにする。
レンズクリーナを提供する。 【構成】 ディスク１と、これ収容するケース２と、デ
ィスク１の盤面に突設した払拭体３とを備えている。デ
ィスク１のプログラムエリア６にエラー許容エリア８を
設け、そこに複数の払拭体３を配置する。払拭体３が突
設された盤面と対向するケース２の面壁１３に窓１４を
開口する。この窓１４から払拭体３をケース外へ突設し
て、光ピックアップのレンズ表面に払拭体３を接触でき
るようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ミニディスクに代表
される光ディスクカートリッジ用のプレーヤ（レコーダ
を含む）のためのクリーナ、詳しくはプレーヤの光ピッ
クアップのレンズ表面を払拭清掃するためのレンズクリ
ーナに関する。
される光ディスクカートリッジ用のプレーヤ（レコーダ
を含む）のためのクリーナ、詳しくはプレーヤの光ピッ
クアップのレンズ表面を払拭清掃するためのレンズクリ
ーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】光ピックアップのレンズ表面をブラシ毛
束や成形チップで払拭清掃する形態のレンズクリーナ
は、コンパクトディスクプレーヤ用のクリーナとして実
用化され、市販されている。そこでは、ディスク盤面に
ブラシ毛束や成形チップなどの払拭体を植設するが、払
拭体はディスクの再生動作を中断させる原因となるの
で、これを避けるための工夫が必要となる。特開平５−
１５９３３９号公報のレンズクリーナでは、リードイン
エリアの外縁に連続して拡張リードインエリアを設け、
そこに払拭体を植設している。特開平６−１８０８５０
号公報のレンズクリーナでは、プログラムエリア内に巨
大なギャップエリアを確保し、そこに払拭体を植設して
いる。いずれもバーストエラー等の読み取りミスを無視
できるエラー許容エリアを確保して、そこに払拭体を配
置しており、本発明のクリーナにおいても同様の措置を
講じる。成形チップからなる払拭体に関する提案は、例
えば特開平５−１２０７１３号公報に公知である。
束や成形チップで払拭清掃する形態のレンズクリーナ
は、コンパクトディスクプレーヤ用のクリーナとして実
用化され、市販されている。そこでは、ディスク盤面に
ブラシ毛束や成形チップなどの払拭体を植設するが、払
拭体はディスクの再生動作を中断させる原因となるの
で、これを避けるための工夫が必要となる。特開平５−
１５９３３９号公報のレンズクリーナでは、リードイン
エリアの外縁に連続して拡張リードインエリアを設け、
そこに払拭体を植設している。特開平６−１８０８５０
号公報のレンズクリーナでは、プログラムエリア内に巨
大なギャップエリアを確保し、そこに払拭体を植設して
いる。いずれもバーストエラー等の読み取りミスを無視
できるエラー許容エリアを確保して、そこに払拭体を配
置しており、本発明のクリーナにおいても同様の措置を
講じる。成形チップからなる払拭体に関する提案は、例
えば特開平５−１２０７１３号公報に公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ミニディスク（以下単
にＭＤという）は、光ディスクが四角形状のケースに収
容されてカートリッジ化されている。その基本構造はカ
ートリッジ化されたフロッピーディスクに似ており、ケ
ースの一側に沿って開閉するシャッターを有し、このシ
ャッターで光ピックアップ用の信号読取窓を開閉できる
ようにしてある。このように、カートリッジ化された光
ディスクカートリッジでは、ケースが邪魔になるのでデ
ィスクに植設する払拭体の盤面からの突出寸法を十分に
確保することができない。ディスクとケースとの間には
僅かな遊動隙間があるだけで、この隙間分だけ払拭体を
突設しても、レンズ表面に払拭体を接触できないのであ
る。払拭体の突出寸法を大きくすることは容易である
が、この場合にはディスクをケースに収めた状態におい
て、払拭体がケース内面壁に接当して折れ曲がり、くせ
付けされやすいので、こうしたレンズクリーナで光ピッ
クアップのレンズ表面を払拭清掃できるかどうかは極め
て疑わしい。
にＭＤという）は、光ディスクが四角形状のケースに収
容されてカートリッジ化されている。その基本構造はカ
ートリッジ化されたフロッピーディスクに似ており、ケ
ースの一側に沿って開閉するシャッターを有し、このシ
ャッターで光ピックアップ用の信号読取窓を開閉できる
ようにしてある。このように、カートリッジ化された光
ディスクカートリッジでは、ケースが邪魔になるのでデ
ィスクに植設する払拭体の盤面からの突出寸法を十分に
確保することができない。ディスクとケースとの間には
僅かな遊動隙間があるだけで、この隙間分だけ払拭体を
突設しても、レンズ表面に払拭体を接触できないのであ
る。払拭体の突出寸法を大きくすることは容易である
が、この場合にはディスクをケースに収めた状態におい
て、払拭体がケース内面壁に接当して折れ曲がり、くせ
付けされやすいので、こうしたレンズクリーナで光ピッ
クアップのレンズ表面を払拭清掃できるかどうかは極め
て疑わしい。
【０００４】この発明の目的は、ＭＤプレーヤに代表さ
れる光ディスクカートリッジプレーヤに好適な光ピック
アップ用のレンズクリーナを提供することにある。この
発明の他の目的は、構造が簡単でその製造コストが少な
くて済む光ピックアップ用のレンズクリーナを提供する
ことにある。この発明の他の目的は、光ディスクカート
リッジ用の保護ケースにレンズクリーナを収容した状態
において、払拭体が保護ケースの内面壁と接当して折れ
曲がった状態のままでくせ付けされることを防止できる
光ピックアップ用のレンズクリーナを提供することにあ
る。
れる光ディスクカートリッジプレーヤに好適な光ピック
アップ用のレンズクリーナを提供することにある。この
発明の他の目的は、構造が簡単でその製造コストが少な
くて済む光ピックアップ用のレンズクリーナを提供する
ことにある。この発明の他の目的は、光ディスクカート
リッジ用の保護ケースにレンズクリーナを収容した状態
において、払拭体が保護ケースの内面壁と接当して折れ
曲がった状態のままでくせ付けされることを防止できる
光ピックアップ用のレンズクリーナを提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明のレンズクリー
ナは、ディスク１と、ディスク１を回転自在に収容する
ケース２を備えている。ディスク１のプログラムエリア
６に、記録信号の読み取りミスを無視できるエラー許容
エリア８を設け、このエラー許容エリア８にクリーニン
グ用の払拭体３を突設する。払拭体３が突設された盤面
と対向するケース２の面壁１３に、払拭体３との接当干
渉を避ける窓１４を開口する。
ナは、ディスク１と、ディスク１を回転自在に収容する
ケース２を備えている。ディスク１のプログラムエリア
６に、記録信号の読み取りミスを無視できるエラー許容
エリア８を設け、このエラー許容エリア８にクリーニン
グ用の払拭体３を突設する。払拭体３が突設された盤面
と対向するケース２の面壁１３に、払拭体３との接当干
渉を避ける窓１４を開口する。
【０００６】具体的には払拭体３をケース２の面壁１３
よりケース外面側へ突設する。さらに、プログラムエリ
ア６の内縁と外縁のそれぞれにプログラム記録部９・１
０を設け、両プログラム記録部９・１０の間にエラー許
容エリア８を設ける。窓１４をエラー許容エリア８を含
む円形開口として形成し、その周縁一部に光ピックアッ
プ用の信号読取窓１２を凹み形成する。ディスク１ない
しはケース２の面壁１３に、払拭体３の突端と同じか、
これよりケース外面へ突出する防護面２１を備えたプロ
テクタ２０を着脱自在に装着する。プロテクタ２０をゴ
ムないしプラスチック弾性材で形成し、これをディスク
１のクランプ孔１９に着脱自在に装着する。
よりケース外面側へ突設する。さらに、プログラムエリ
ア６の内縁と外縁のそれぞれにプログラム記録部９・１
０を設け、両プログラム記録部９・１０の間にエラー許
容エリア８を設ける。窓１４をエラー許容エリア８を含
む円形開口として形成し、その周縁一部に光ピックアッ
プ用の信号読取窓１２を凹み形成する。ディスク１ない
しはケース２の面壁１３に、払拭体３の突端と同じか、
これよりケース外面へ突出する防護面２１を備えたプロ
テクタ２０を着脱自在に装着する。プロテクタ２０をゴ
ムないしプラスチック弾性材で形成し、これをディスク
１のクランプ孔１９に着脱自在に装着する。
【０００７】
【作用】払拭体３が突設される盤面と対向するケース２
の面壁１３に窓１４を開口し、この窓１４によって払拭
体３の回転領域を開放するので、払拭体３の盤面からの
突出寸法を確保し、払拭体３を光ピックアップのレンズ
表面に確実に接触できる。不使用時に、払拭体３がケー
ス２の周壁と接当して折れ曲がることもない。プログラ
ムエリア６の内外縁にプログラム記録部９・１０を設
け、その間にエラー許容エリア８を設けたレンズクリー
ナによれば、光ピックアップが内縁のプログラム記録部
９から外縁のプログラム記録部１０へと移行する間に、
つまりスキップ移動する間にレンズ表面を速やかにクリ
ーニングできる。レンズクリーナは、光ディスクカート
リッジ用の保護ケースを利用して収納保管する。この保
護ケース内でレンズクリーナがケース厚み方向へ遊動し
て、払拭体３が折れ曲がるのを防ぐために、ディスク１
ないしはケース２の面壁１３にプロテクタ２０を装着す
る。プロテクタ２０は保護ケースの内面２２と接当して
ケース２が遊動するのを防止する。
の面壁１３に窓１４を開口し、この窓１４によって払拭
体３の回転領域を開放するので、払拭体３の盤面からの
突出寸法を確保し、払拭体３を光ピックアップのレンズ
表面に確実に接触できる。不使用時に、払拭体３がケー
ス２の周壁と接当して折れ曲がることもない。プログラ
ムエリア６の内外縁にプログラム記録部９・１０を設
け、その間にエラー許容エリア８を設けたレンズクリー
ナによれば、光ピックアップが内縁のプログラム記録部
９から外縁のプログラム記録部１０へと移行する間に、
つまりスキップ移動する間にレンズ表面を速やかにクリ
ーニングできる。レンズクリーナは、光ディスクカート
リッジ用の保護ケースを利用して収納保管する。この保
護ケース内でレンズクリーナがケース厚み方向へ遊動し
て、払拭体３が折れ曲がるのを防ぐために、ディスク１
ないしはケース２の面壁１３にプロテクタ２０を装着す
る。プロテクタ２０は保護ケースの内面２２と接当して
ケース２が遊動するのを防止する。
【０００８】
【発明の効果】この発明のレンズクリーナでは、ケース
２の面壁１３に窓１４を開口し、この窓１４で囲まれる
空間内において払拭体３を支障なく突設できるようにし
たので、ディスク１をケース２内に収容する形態のレン
ズクリーナでありながら、払拭体３を光ピックアップの
レンズ表面に十分に接触させて、レンズ表面に付着して
いる塵埃や繊維くずなどを確実に除去することが可能と
なった。ケース２の面壁１３に窓１４を開口して、払拭
体３による接触清掃を実現するので、ケース２の構造を
簡素化し、その製造に要する費用を減少できる。場合に
よっては、既存の光ディスクカートリッジのケースに追
加工を施して、あるいは既存のケース成形用金型を利用
して、窓１４が開口されたケース２を形成することがで
きる。
２の面壁１３に窓１４を開口し、この窓１４で囲まれる
空間内において払拭体３を支障なく突設できるようにし
たので、ディスク１をケース２内に収容する形態のレン
ズクリーナでありながら、払拭体３を光ピックアップの
レンズ表面に十分に接触させて、レンズ表面に付着して
いる塵埃や繊維くずなどを確実に除去することが可能と
なった。ケース２の面壁１３に窓１４を開口して、払拭
体３による接触清掃を実現するので、ケース２の構造を
簡素化し、その製造に要する費用を減少できる。場合に
よっては、既存の光ディスクカートリッジのケースに追
加工を施して、あるいは既存のケース成形用金型を利用
して、窓１４が開口されたケース２を形成することがで
きる。
【０００９】ディスク１ないしはケース２の面壁１３に
プロテクタ２０を装着したレンズクリーナによれば、こ
れを保護ケースに収納した状態において、プロテクタ２
０が保護ケースの内面２２に接当してケース２の遊動を
防止し、払拭体３の先端が保護ケースの内面２２と接当
するのを阻止できるので、払拭体３がケース２の外面に
突設してある場合であっても、適正に保存収納できる。
プロテクタ２０を装着したレンズクリーナによれば、こ
れを保護ケースに収納した状態において、プロテクタ２
０が保護ケースの内面２２に接当してケース２の遊動を
防止し、払拭体３の先端が保護ケースの内面２２と接当
するのを阻止できるので、払拭体３がケース２の外面に
突設してある場合であっても、適正に保存収納できる。
【００１０】
【実施例】図１ないし図４はこの発明をＭＤプレーヤ用
のレンズクリーナに適用した実施例を示す。図１におい
て、レンズクリーナは、ディスク１と、ディスク１を回
転自在に収容するケース２とで構成し、ディスク１の信
号読取面にクリーニング用の払拭体３を複数個植設して
構成する。
のレンズクリーナに適用した実施例を示す。図１におい
て、レンズクリーナは、ディスク１と、ディスク１を回
転自在に収容するケース２とで構成し、ディスク１の信
号読取面にクリーニング用の払拭体３を複数個植設して
構成する。
【００１１】ディスク１はＭＤカートリッジのディスク
と実質的に同一仕様に形成されていて、図２に示すよう
に、その信号記録面には、内周側から順にリードインエ
リア（ユーザートックエリア）５とプログラムエリア６
と、リードアウトエリア７とが規定通りに設けてある。
プログラムエリア６には、バーストエラーなどの記録信
号の読み取りミスを無視できるエラー許容エリア８が設
けてあり、このエラー許容エリア８に３個の払拭体３を
配置する。エラー許容エリア８は、リードインエリア５
の外縁に連続して、ＴＯＣ情報が繰り返し記録された拡
張リードインエリアを設けて形成することができ、ある
いは、リードインエリア５内のＴＯＣ情報を書き換え
て、プログラムエリア６の任意個所に巨大なギャップエ
リアを設けることで形成できる。この実施例では後者方
式によってエラー許容エリア８を形成した。詳しくは、
プログラムエリア６の内縁および外縁のそれぞれにプロ
グラム記録部９・１０を設け、両記録部９・１０の間を
巨大なギャップからなるエラー許容エリア８とした。前
者記録部９にはレンズクリーナの使用法等を約３０秒間
分記録し、後者記録部１０には約６分間分の音楽情報を
記録した。
と実質的に同一仕様に形成されていて、図２に示すよう
に、その信号記録面には、内周側から順にリードインエ
リア（ユーザートックエリア）５とプログラムエリア６
と、リードアウトエリア７とが規定通りに設けてある。
プログラムエリア６には、バーストエラーなどの記録信
号の読み取りミスを無視できるエラー許容エリア８が設
けてあり、このエラー許容エリア８に３個の払拭体３を
配置する。エラー許容エリア８は、リードインエリア５
の外縁に連続して、ＴＯＣ情報が繰り返し記録された拡
張リードインエリアを設けて形成することができ、ある
いは、リードインエリア５内のＴＯＣ情報を書き換え
て、プログラムエリア６の任意個所に巨大なギャップエ
リアを設けることで形成できる。この実施例では後者方
式によってエラー許容エリア８を形成した。詳しくは、
プログラムエリア６の内縁および外縁のそれぞれにプロ
グラム記録部９・１０を設け、両記録部９・１０の間を
巨大なギャップからなるエラー許容エリア８とした。前
者記録部９にはレンズクリーナの使用法等を約３０秒間
分記録し、後者記録部１０には約６分間分の音楽情報を
記録した。
【００１２】図２および図４に示すように、ケース２は
ＭＤカートリッジのケースと実質的に同一仕様に形成さ
れており、上下一対のシェル２ａ・２ｂを蓋合わせ状に
接合した薄い角箱形の中空ケースからなる。ケース２が
ＭＤカートリッジのケースと異なるのは、光ピックアッ
プ用の信号読取窓１２を開閉するためのシャッター機構
が省略されている点と、信号読取窓１２が開口される側
の面壁１３に、その大半を占める状態で窓１４を開口し
ている点にある。窓１４はディスク１の回転軌跡と同心
状の円形窓からなり、その直径寸法をプログラムエリア
６の外直径寸法と一致させて、エラー許容エリア８に設
けた払拭体３の回転領域を完全に開放する。
ＭＤカートリッジのケースと実質的に同一仕様に形成さ
れており、上下一対のシェル２ａ・２ｂを蓋合わせ状に
接合した薄い角箱形の中空ケースからなる。ケース２が
ＭＤカートリッジのケースと異なるのは、光ピックアッ
プ用の信号読取窓１２を開閉するためのシャッター機構
が省略されている点と、信号読取窓１２が開口される側
の面壁１３に、その大半を占める状態で窓１４を開口し
ている点にある。窓１４はディスク１の回転軌跡と同心
状の円形窓からなり、その直径寸法をプログラムエリア
６の外直径寸法と一致させて、エラー許容エリア８に設
けた払拭体３の回転領域を完全に開放する。
【００１３】図３において、払拭体３は、ディスク１に
対する取付部１５と、ディスク１の盤面から突出する先
すぼまりテーパー状の接触部１６とを一体に形成した成
形チップからなり、取付部１５をディスク１に通設した
植設孔１７に嵌め込んで、接着剤で固定する。払拭体３
の形成素材としては、連続気泡性を備えた発泡ゴムや発
泡合成樹脂などの弾性変形自在な多孔質体を用いる。発
泡ウレタンはその一例である。図２に示すように、３個
の払拭体３は位相位置をずらして、しかもディスク１の
中心からの半径寸法Ｒをそれぞれずらせて、エラー許容
エリア８の径方向中央部に分散して配置した。具体的に
は、位相のずれを約３５度とし、前記半径寸法Ｒを時計
回転方向へ向かって１mmずつ増やし、隣接する払拭体３
が同時に光ピックアップに接触するを防いだ。なお、払
拭体３の取付部１５の直径寸法は0.４〜2.２mmの範囲内
で選定でき、この実施例では、0.６mmとした。また、接
触部１６の盤面からの突出寸法ｈは2.０mmとし、図３に
示すようにケース２を静置した状態において、払拭体３
の突端をケース２の面壁１３から0.５mmだけケース外へ
突出させるようにした。
対する取付部１５と、ディスク１の盤面から突出する先
すぼまりテーパー状の接触部１６とを一体に形成した成
形チップからなり、取付部１５をディスク１に通設した
植設孔１７に嵌め込んで、接着剤で固定する。払拭体３
の形成素材としては、連続気泡性を備えた発泡ゴムや発
泡合成樹脂などの弾性変形自在な多孔質体を用いる。発
泡ウレタンはその一例である。図２に示すように、３個
の払拭体３は位相位置をずらして、しかもディスク１の
中心からの半径寸法Ｒをそれぞれずらせて、エラー許容
エリア８の径方向中央部に分散して配置した。具体的に
は、位相のずれを約３５度とし、前記半径寸法Ｒを時計
回転方向へ向かって１mmずつ増やし、隣接する払拭体３
が同時に光ピックアップに接触するを防いだ。なお、払
拭体３の取付部１５の直径寸法は0.４〜2.２mmの範囲内
で選定でき、この実施例では、0.６mmとした。また、接
触部１６の盤面からの突出寸法ｈは2.０mmとし、図３に
示すようにケース２を静置した状態において、払拭体３
の突端をケース２の面壁１３から0.５mmだけケース外へ
突出させるようにした。
【００１４】ＭＤカートリッジは、プラスチック成形さ
れたブックケース状の保護ケースに収納して保管され
る。上記のレンズクリーナも同様に保護ケースに収納し
て保管する。このとき保護ケースの内面２２（図３参
照）とケース２との間にはケース厚み方向へ遊動し得る
隙間があるので、上記のように払拭体３の突端をケース
外方へ突出したレンズクリーナにおいては、収納時に払
拭体３が保護ケースの内面２２と接当して折れ曲がり、
その状態のままくせ付けされるおそれがある。こうした
事態を避けるために、図３に示すようにディスク１の中
央のクランプ孔１９を利用して、そこにプロテクタ２０
を着脱自在に装着した。
れたブックケース状の保護ケースに収納して保管され
る。上記のレンズクリーナも同様に保護ケースに収納し
て保管する。このとき保護ケースの内面２２（図３参
照）とケース２との間にはケース厚み方向へ遊動し得る
隙間があるので、上記のように払拭体３の突端をケース
外方へ突出したレンズクリーナにおいては、収納時に払
拭体３が保護ケースの内面２２と接当して折れ曲がり、
その状態のままくせ付けされるおそれがある。こうした
事態を避けるために、図３に示すようにディスク１の中
央のクランプ孔１９を利用して、そこにプロテクタ２０
を着脱自在に装着した。
【００１５】プロテクタ２０は弾性変形自在な発泡プラ
スチックシートを円形に打ち抜いて形成してあり、その
厚み寸法を約４mmとすることにより、レンズクリーナを
保護ケースに装填した状態において、外端の防護面２１
が保護ケースの内面２２と接当し、しかも防護面２１の
側が僅かに圧縮変形して、レンズクリーナがケース厚み
方向へ遊動するのを確実に防止している。プロテクタ２
０の胴部直径寸法は、クランプ孔１９の直径寸法より僅
かに大きく設定してあって、想像線で示すように胴部が
鼓形に弾性変形することにより装着状態を維持する。プ
ロテクタ２０は、ゴムや発泡ゴムで形成することができ
る。
スチックシートを円形に打ち抜いて形成してあり、その
厚み寸法を約４mmとすることにより、レンズクリーナを
保護ケースに装填した状態において、外端の防護面２１
が保護ケースの内面２２と接当し、しかも防護面２１の
側が僅かに圧縮変形して、レンズクリーナがケース厚み
方向へ遊動するのを確実に防止している。プロテクタ２
０の胴部直径寸法は、クランプ孔１９の直径寸法より僅
かに大きく設定してあって、想像線で示すように胴部が
鼓形に弾性変形することにより装着状態を維持する。プ
ロテクタ２０は、ゴムや発泡ゴムで形成することができ
る。
【００１６】上記の実施例では、窓１４を円形に開口し
たがその必要はなく、開口形状は多角形状や花弁状など
に変形できる。払拭体３をプログラムエリア６の内縁寄
りに設ける場合には、窓１４の開口径を小さくして、信
号読取窓１２と窓１４とが鍵穴状に連続するよう形成す
ることができる。信号読取窓１２をケース２の表裏の面
壁に開口する場合には、表裏の面壁のそれぞれに窓１４
を開口し、ディスク１の表裏両面に払拭体３を突設する
ことができる。光ピックアップの焦点距離によっては、
払拭体３の突端が、ケース２の面壁１３の外面と同じ
か、これより内側に位置することもあり得る。プロテク
タ２０は、ケース２を利用して装着することができる。
窓１４や信号読取窓１２の内縁とディスク１との間の隙
間に、プロテクタ２０の一部を着脱自在に圧嵌装着し、
防護面２１を窓１４あるいは信号読取窓１２内において
ケース外へ突出させるのである。払拭体３は成形チップ
以外に、ブラシ毛の束で形成でき、盤面の少なくとも１
個所に設けてあればよい。この発明はＭＤプレーヤ以外
の、カートリッジ化された光ディスクのプレーヤのレン
ズクリーナにも適用できる。
たがその必要はなく、開口形状は多角形状や花弁状など
に変形できる。払拭体３をプログラムエリア６の内縁寄
りに設ける場合には、窓１４の開口径を小さくして、信
号読取窓１２と窓１４とが鍵穴状に連続するよう形成す
ることができる。信号読取窓１２をケース２の表裏の面
壁に開口する場合には、表裏の面壁のそれぞれに窓１４
を開口し、ディスク１の表裏両面に払拭体３を突設する
ことができる。光ピックアップの焦点距離によっては、
払拭体３の突端が、ケース２の面壁１３の外面と同じ
か、これより内側に位置することもあり得る。プロテク
タ２０は、ケース２を利用して装着することができる。
窓１４や信号読取窓１２の内縁とディスク１との間の隙
間に、プロテクタ２０の一部を着脱自在に圧嵌装着し、
防護面２１を窓１４あるいは信号読取窓１２内において
ケース外へ突出させるのである。払拭体３は成形チップ
以外に、ブラシ毛の束で形成でき、盤面の少なくとも１
個所に設けてあればよい。この発明はＭＤプレーヤ以外
の、カートリッジ化された光ディスクのプレーヤのレン
ズクリーナにも適用できる。
【図１】レンズクリーナの斜視図である。
【図２】レンズクリーナの平面図である。
【図３】図２におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】レンズクリーナの外観六面図である。
１ ディスク ２ ケース ３ 払拭体 ６ プログラムエリア ８ エラー許容エリア ９・１０ プログラム記録部 １２ 信号読取窓 １３ ケースの面壁 １４ 窓 １９ クランプ孔 ２０ プロテクタ
Claims (5)
- 【請求項１】 ディスク１と、ディスク１を回転自在に
収容するケース２を備えており、 ディスク１のプログラムエリア６に、記録信号の読み取
りミスを無視できるエラー許容エリア８が設けられ、こ
のエラー許容エリア８にクリーニング用の払拭体３が突
設されており、 払拭体３が突設された盤面と対向するケース２の面壁１
３に、払拭体３との接当干渉を避ける窓１４が開口され
ている光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアッ
プ用レンズクリーナ。 - 【請求項２】 払拭体３がケース２の面壁１３よりケー
ス外面側へ突設してある請求項１記載の光ディスクカー
トリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ。 - 【請求項３】 プログラムエリア６の内縁と外縁のそれ
ぞれにプログラム記録部９・１０が設けられ、両プログ
ラム記録部９・１０の間にエラー許容エリア８が設けら
れており、窓１４がエラー許容エリア８を含む円形開口
として形成され、その周縁一部に光ピックアップ用の信
号読取窓１２が凹み形成してある請求項１又は２記載の
光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアップ用レ
ンズクリーナ。 - 【請求項４】 ディスク１ないしはケース２の面壁１３
に、払拭体３の突端と同じか、これよりケース外面へ突
出する防護面２１を備えたプロテクタ２０が着脱自在に
装着してある請求項２又は３記載の光ディスクカートリ
ッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ。 - 【請求項５】 プロテクタ２０がゴムないしはプラスチ
ック弾性材で形成され、ディスク１のクランプ孔１９に
着脱自在に装着してある請求項４記載の光ディスクカー
トリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6303223A JPH08138259A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6303223A JPH08138259A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08138259A true JPH08138259A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17918365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6303223A Pending JPH08138259A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 光ディスクカートリッジプレーヤの光ピックアップ用レンズクリーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08138259A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63214976A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-07 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | 光デツキ対物レンズ清掃用カ−トリツジ |
| JPH05120713A (ja) * | 1991-10-26 | 1993-05-18 | Nippon Seiki Houseki Kogyo Kk | レンズクリーナ |
| JPH05159339A (ja) * | 1991-12-04 | 1993-06-25 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | 光ピックアップ用のレンズクリーナ |
| JPH06180850A (ja) * | 1992-10-03 | 1994-06-28 | Nippon Seiki Houseki Kogyo Kk | 光ディスクプレーヤ用のレンズクリーナ |
| JPH0652016B2 (ja) * | 1987-07-24 | 1994-07-06 | 一登 背戸 | 構造物の制振装置 |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP6303223A patent/JPH08138259A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63214976A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-07 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | 光デツキ対物レンズ清掃用カ−トリツジ |
| JPH0652016B2 (ja) * | 1987-07-24 | 1994-07-06 | 一登 背戸 | 構造物の制振装置 |
| JPH05120713A (ja) * | 1991-10-26 | 1993-05-18 | Nippon Seiki Houseki Kogyo Kk | レンズクリーナ |
| JPH05159339A (ja) * | 1991-12-04 | 1993-06-25 | Kyushu Hitachi Maxell Ltd | 光ピックアップ用のレンズクリーナ |
| JPH06180850A (ja) * | 1992-10-03 | 1994-06-28 | Nippon Seiki Houseki Kogyo Kk | 光ディスクプレーヤ用のレンズクリーナ |
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