JPH0512036B2 - - Google Patents

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JPH0512036B2
JPH0512036B2 JP1176480A JP17648089A JPH0512036B2 JP H0512036 B2 JPH0512036 B2 JP H0512036B2 JP 1176480 A JP1176480 A JP 1176480A JP 17648089 A JP17648089 A JP 17648089A JP H0512036 B2 JPH0512036 B2 JP H0512036B2
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JP
Japan
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waste
space
facility
water
underground
Prior art date
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JP1176480A
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English (en)
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JPH0342085A (ja
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Yukinori Myoshi
Yoshuki Oguma
Hisao Fujimura
Masamichi Yasunaga
Kazuo Suzuki
Shigeru Tomono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は一般家庭等から排出される廃棄物を
投棄処分するための処分施設に関する。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年各家庭から排出される一般廃棄物は増加の
一途をたどり、各地方自治体に大きな負担となつ
ている。従来市町村等の自治体で行なつている一
般廃棄物の処理は、収集された廃棄物をそのま
ま、もしくは焼却、破枠等を行ない、その残査屑
を埋立処分としている。しかし廃棄物の量は日日
増加し、処分場の確保に窮しているのが現状であ
る。また、せつかく立地できた処分場も、淺底の
広口型で計画され、土地の有効利用の点からみる
と必ずしも適切なものといえなかつた。10年の貯
蔵計画で新設された処分施設が、東京周辺都市に
おいては、人口の増加が計画を上廻り、7〜8年
で閉鎖される事態を招いたりしている。
この発明は上記事情に鑑みなされたものであ
る。その目的は、用地面積に比べ廃棄物の処分量
が多く、汚水、臭気、あるいは景観等の面で環境
の悪化を招く恐れがなく、維持管理に手間がかか
らず、かつ、廃棄物を埋立した処分後の施設も有
効に活用できる廃棄物処分施設を提案するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この廃棄物処分施設は周囲を不透水層に達する
地中連続壁で囲み、内部に水を湛えた地中筒形空
間内に、廃棄物を投棄する浮底版を配し、浮底版
上に投棄した廃棄物量の増加に応じ、空間内の水
を排出し浮底版を降下せしめる手段を設けてなる
ことを特徴とする。
〔実施例〕
この実施例の廃棄物処分施設は、第1,2図の
ごとく、不透水層1に達する地中連続壁2で周囲
が囲まれ、内部に水3を湛えた円筒形の地中空間
4内に廃棄物投棄用の浮底版5を浮せ、その上面
を覆つて球殻形の屋根6を設け構成されている。
浮底版5は円盤形をなし、空間4の表面をほぼ
一杯に覆う寸法をなし、その周縁をとりまき側板
7が立上り、廃棄物8の投棄空間9が形成されて
いる。また、浮底版5の周縁には所定の間隔を保
ち、上方に伸びた吊りロツド10が取付けてあ
り、その先端部は地中連続壁2の上端の支持架台
11上に設けた上下方向に伸縮する並列する2本
1対のジヤツキ12,12に係止してある。吊り
ロツド10には一定間隔のピン穴13があり、吊
りロツド10はピン穴13にピンを差し通しジヤ
ツキ12,12に固定してある。
このほかこの施設は、図示しないが空間4内の
水3レベルを調整する揚水設備を備えている。ま
た廃棄物から出るガスのガス抜・脱臭装置、廃棄
物から出る浸出水の排水・水処理装置、廃棄物投
入・敷均装置、散水装置等の諸設備が付帯してい
る。
この施設を構築するには、第3,4,5,6,
7図に順に示すように、不透水層1に達する鉄筋
コンクリート造の円筒形の地中連続壁2を設ける
(第3図)。その連続壁2内部に水3を張り外部の
地下水圧に拮抗させつつ、内部を水中掘削する
(第4図)。不透水層1近くの深さまで掘削し、円
筒形大容量(この実施例では70mφ、深さ100m、
容量30万m3)の空間4を形成する(第5図)。こ
の水3を湛えた空間4に円盤形の浮底版5を浮
せ、底版5のバランスを保つ吊りロツド10を取
付け、空間4の上端周縁に係止する(第6図)。
鉄骨あるいは鉄筋コンクリートの屋根6を取付け
るとともに、前記した付帯する諸設備を設ける。
この廃棄物処分施設は以上の構成からなり、従
来の埋立処分場に投棄処分されると同様の廃棄
物、すなわち、各家庭等から出て、収集、運搬さ
れ、可燃物は焼却、不燃物は破枠、圧縮等の減容
化された廃棄物が処分の対象となる。
廃棄物8は、当初空間4の上面に近いレベルに
浮いている浮底版5上の投棄空間9に投棄する
が、投棄した廃棄物8の量が増加するに従い、順
次、空間4内の水3を揚水設備により排出し、浮
底版5を下げていく。この際、側板7の上端に鋼
板を溶接して継足し、側板7を高くし、新しい投
棄空間9を設ける。空間4内の排水と同時に、吊
りロツド10の先端部が係止してあるジヤツキ1
2,12を縮め、順次浮底版5を下げていく。同
時に排水・水処理装置の排水管や、ガス抜・ガス
処理装置の排気管等も継足し長くする。ジヤツキ
12,12の盛替えは、吊りロツド10のピン穴
13にピンを差込み支持架台11に仮固定してお
き、ジヤツキ12を伸ばすとともに吊りロツド1
0を継足し、その先端部をジヤツキ12に係止す
ることにより行なわれる。
このようにして廃棄物8の投棄、および浮底版
5の降下を繰り返し、浮底版5は空間4の底に達
し、廃棄物8が空間4の高さ一杯に埋立て充填さ
れる。廃棄物処分機能が終了した施設は、例えば
第8図のごとく空間4の上面開口部を覆い、ガス
不透過性のガスタイトシート14を敷設し、その
上にコンクリートを打設して床スラブ15を設け
る。第8図で16はガス処理設備である。この床
スラブ15を設けた廃棄物処分後の施設17は、
例えば第9図のように全天候型の多目的アーバン
施設として用いることができる。なお、前記実施
例の施設は円筒形であるが、角筒形であつてもよ
い。
〔作用〕
この廃棄物処分施設は以上の構成からなる。こ
の施設は不透水層の深さに達する大深度の地中
空間を利用するため、地表の占有面積が少ない割
りに大容量の埋立処分空間を確保できる。周囲
は地中連続壁で囲まれた底面が不透水層で外部と
遮断された地中空間内の浮底版上に廃棄物を投棄
するので、地下水に浸出液が混入せず環境汚染を
もたらす恐れがない。地中の筒形空間内に廃棄
物を投棄するので従来の処分場に比べ、臭気が拡
散せず、景観を損なわず、周辺の環境に影響を及
ぼさない。実施例のように、上面を覆い屋根を設
けると臭気が閉じ込められ一層好適であり、しか
も、廃棄物に雨水が浸入せず、浸出液量が増大し
ないので浸出液の処理等の保守管理に手間がかか
らず、経費が安価となる。廃棄物の投棄空間は
常に浅い位置にあるので、投棄、および敷均して
容易に密に埋立充填ができる。地中連続壁で囲
まれた地中空間には水が湛えてあるので周囲の地
下水圧と内部の水圧が拮抗しているので、比較的
壁厚の薄い安価な連続地中壁で大深度の土圧に耐
えることができる。廃棄物を容量一杯埋立てた
後の施設は、コンクリートスラブ等の床を設ける
ことにより、廃棄物を外部と遮断して地中に閉じ
込めることができ、かつその上面を有効に利用す
ることができる。
〔発明の効果〕
この発明は以上の通りであり、占有面積に比べ
廃棄物の投棄埋立の能力が大であり、大都市に建
設しても周囲の環境を損なう恐れがない。廃棄物
を処分した後の施設は有効利用ができ、処分コス
トの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すものであつて、
第1,2図は廃棄物処分施設の縦断面図および部
分拡大図、第3,4,5,6,7図は施設を構築
する工程を順に示す縦断面図、第8図は廃棄物処
分後施設の縦断面図、第9図はアーバン施設とし
ての利用状態を示す廃棄物処分後施設の一部断面
で示す斜視図である。 1…不透水層、2…地中連続壁、3…水、4…
空間、5…浮底版、6…屋根、7…側板、8…廃
棄物、9…投棄空間、10…吊りロツド、11…
支持架台、12…ジヤツキ、13…ピン穴、14
…ガスタイトシート、15…床スラブ、16…ガ
ス処理設備、17…廃棄物処分後施設。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 周囲を不透水層に達する地中連続壁で囲み、
    内部に水を湛えた地中筒形空間内に、廃棄物を投
    棄する浮底版を配し、浮底版上に投棄した廃棄物
    量の増加に応じ、空間内の水を排出し浮底版を降
    下せしめる手段を設けてなることを特徴とする廃
    棄物処分施設。
JP1176480A 1989-07-07 1989-07-07 廃棄物処分施設 Granted JPH0342085A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1176480A JPH0342085A (ja) 1989-07-07 1989-07-07 廃棄物処分施設

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JP1176480A JPH0342085A (ja) 1989-07-07 1989-07-07 廃棄物処分施設

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Publication Number Publication Date
JPH0342085A JPH0342085A (ja) 1991-02-22
JPH0512036B2 true JPH0512036B2 (ja) 1993-02-17

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JP1176480A Granted JPH0342085A (ja) 1989-07-07 1989-07-07 廃棄物処分施設

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JP7101138B2 (ja) * 2019-03-26 2022-07-14 鹿島建設株式会社 防水シートの敷設方法

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JPH0342085A (ja) 1991-02-22

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