JP7101138B2 - 防水シートの敷設方法 - Google Patents

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Description

本発明は、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場(最終処分場)内に防水シートを敷設する方法に関する。
廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分類され、一般廃棄物は、生ごみ、破砕ごみ、焼却灰などの形状で、地方自治体が準備する一般廃棄物最終処分場に埋立処分される。一般廃棄物最終処分場の形態としては、(1)陸上処分場、海面(内水面)処分場、(2)平面処分場、深型処分場、(3)屋根無し(オープン型)、屋根付き(クローズドシステム)に分けられる。いずれも、法規上は管理型廃棄物処分場に相当する。
従来、海面(内水面)処分場内に遮水シートを敷設するための種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2002-066493号公報 特開2002-126683号公報
特許文献1,2に開示のような遮水シート敷設技術は、水深10m程度の海面処分場に用いられ得る。しかしながら、水深30~50m程度の深型・内水面処分場内に防水シートを敷設するに際して、特許文献1,2に開示のような遮水シート敷設技術を用いることが難しかった。つまり、現時点で、深型・内水面処分場内に防水シートを敷設する好適な手法が確立されていない。
本発明は、このような実状に鑑み、深型・内水面処分場内に防水シートを敷設するための好適な手法を提供することを目的とする。
そのため本発明に係る防水シートの敷設方法は、廃棄物が投棄される内部空間を有して地中を鉛直方向に延びる筒状の壁体と、壁体の下側開口部を塞ぐ底部とを有する廃棄物処分場内に防水シートを敷設する方法である。本発明に係る防水シートの敷設方法は、壁体の内周面に外周面が相対可能な筒状の第1防水シートを製作する第1の工程と、平面視で壁体内に第1防水シートを位置させた状態で、第1防水シートの上端部に第2防水シートの下端部を接合する第2の工程と、接合された第1防水シート及び第2防水シートを壁体の内周面に沿って下降させる第3の工程と、を含む。
本発明によれば、筒状の第1防水シートと、それに接合された第2防水シートとを、筒状の壁体の内周面に沿って下降させることで、簡易に廃棄物処分場内に防水シートを敷設することができる。これは、深型・内水面処分場内に防水シートを敷設するのに好適である。
本発明の第1実施形態における廃棄物処分場の概略構成を示す図 前記第1実施形態における防水シートの敷設方法を示す図 前記第1実施形態における防水シートの敷設方法を示す図 前記第1実施形態における防水シートの敷設方法を示す図 前記第1実施形態における防水シートの敷設方法を示す図 前記第1実施形態における側部防水シートの展開図 前記第1実施形態における防水シートユニットの斜視図 前記第1実施形態におけるガイド装置の概略構成を示す図 図8のA-A断面図 図8のB矢視図 前記第1実施形態における、ガイド装置の索状部材に上耳部及び下耳部を介して取り付けられた1~3段目の側部防水シートを示す図 前記第1実施形態における、側部防水シートの上部を壁体に固定する方法を示す図 本発明の第2実施形態における側部防水シートの展開図 前記第2実施形態における防水シートの展設方法を示す図 本発明の第3実施形態における側部防水シートの展開図 前記第3実施形態における防水シート送り出し装置の概略構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における廃棄物処分場1の概略構成を示す。
廃棄物処分場1は、クローズドシステム・深型の廃棄物処分場であり、廃棄物を埋立処分するためのものである。廃棄物処分場1は廃棄物処分用の構造物である。本実施形態では、廃棄物処分場1は、廃棄物処分場1内の水面WS上に廃棄物が投棄される水面処分型であり、ゆえに内水面処分場である。
廃棄物処分場1の筒状の壁体2は、地面GL2から下方に延びるように構築されている。ここで、図1において、地面GL2下は、原地盤(施工地盤)G1と盛土G2とによって構成されている。すなわち、廃棄物処分場1の壁体2は、その側方が、原地盤G1及び盛土G2によって囲まれている。
ここで、図1に示す地面GL2は、盛土G2の上面に対応する。図1に示す地面GL1は、原地盤G1の上面(盛土G2の下面)に対応する。尚、図1には、原地盤G1の地下水位WLが例示されている。
廃棄物処分場1は、壁体2と、屋根3と、側部防水シート4と、底部防水シート5とを含んで構成される。
本実施形態では壁体2は円筒状である。壁体2は、地中(原地盤G1中及び盛土G2中)を鉛直方向に延びている。壁体2は、廃棄物埋立用の内部空間7を囲む。換言すれば、壁体2は、その内側に、廃棄物が投棄される内部空間7を有する。内部空間7内には水Wが貯留され得る。
壁体2は、鉛直方向に延びる筒状の第1壁部11及び第2壁部12により構成されている。第1壁部11は壁体2の下側部分を構成するものであり、第2壁部12は壁体2の上側部分を構成するものである。本実施形態では第1壁部11と第2壁部12との双方が円筒状である。
第1壁部11は、原地盤G1に埋設されている。本実施形態では、第1壁部11は、地中連続壁工法によって構築される鉄筋コンクリート連続壁(RC連壁)からなる。ここで、地中連続壁工法では、原地盤G1にて安定液を用いて掘削した掘削溝に鉄筋籠を挿入し、当該掘削溝にコンクリートを打設することで、原地盤G1中にRC連壁を構築する。
尚、本実施形態では、第1壁部11の構築方法として地中連続壁工法を採用したが、第1壁部11の構築方法はこれに限らない。例えば、第1壁部11の構築方法として、SMW工法(登録商標)やTRD工法(登録商標)などのソイルモルタル連壁工法を採用してしてもよい。
第1壁部11は遮水性を有し得る。ゆえに第1壁部11は遮水壁として機能し得る。
第2壁部12は第1壁部11の直上に立設されている。第2壁部12は、その周囲が盛土G2によって囲まれている。第2壁部12は、例えば、鉄筋コンクリート製である。第2壁部12は遮水性を有してもよい。
第2壁部12は、その内外を連通する開口部14を有する。開口部14は、第2壁部12を貫通している。盛土G2中には、地上と開口部14とを連通する通路15が形成されている。この通路15は、廃棄物を地上から開口部14まで搬送するための搬送路として利用され得る。通路15は略水平に延びている。
屋根3は、鉄筋コンクリート製のドーム屋根であり、第2壁部12(壁体2)の上面開口を塞ぐように第2壁部12に連結されている。本実施形態では屋根3(鉄筋コンクリート製のドーム屋根)の構築にエアードーム工法(登録商標)が用いられる。エアードーム工法(登録商標)では、まず、第2壁部12(壁体2)の上面開口を塞ぐように膜材(シート)を設置し、その塞がれた内部に送気することで加圧して膜材を膨らませる。次に、膜材上にラス金網を敷き、吹付コンクリートを吹き付けてモルタルドームを形成する。次に、モルタルドーム上に鉄筋を配置して、コンクリートの打設及び養生を行う。このようにして、屋根3(鉄筋コンクリート製のドーム屋根)が構築され得る。
尚、本実施形態では屋根3が鉄筋コンクリート製のドーム屋根であるが、屋根3は鉄筋コンクリート製のドーム屋根に限らない。例えば、屋根3は、鉄筋コンクリート製の平屋根、プレストレストコンクリート製のT桁平屋根、プレストレストコンクリート製の吊り屋根、及び、テント屋根のいずれかであってもよい。
本実施形態では、屋根3は、平面視で円形状である。
壁体2によって囲まれる内部空間7については、原地盤G1における壁体2の内側の部分を掘削することで形成される。この掘削は1次掘削(気中掘削)と2次掘削(水中掘削)とに分けられる。1次掘削は、原地盤G1の上面(地面GL1)から地下水位WLの3~4m程度下までの掘削である。1次掘削は、例えば、原地盤G1の上面上にバックホーを配置してダンプトラックへの直積みで行われる。2次掘削では、内部空間7内の水面WS上に浮かぶ作業台船上のバケットクレーン又はサンドポンプにより、所定深度まで掘り下げる。尚、この掘削中において、内部空間7内の水位が地下水位WLと同じになるように管理することで、内部空間7内への周辺地下水の流入が無く、床付け地盤が乱されることを防止することできる。
2次掘削によって形成された掘削底面(床付け面)8上には底部防水シート5が設けられる。底部防水シート5は樹脂製又はゴム製のシート状部材であり、可撓性を有する。底部防水シート5は掘削底面8を覆うことが可能である。底部防水シート5については、水を全く透過させない性質(水不透過性)を有することが好ましいが、この他、水を略透過させない程度であってもよい(すなわち、僅かな水透過性を有してもよい)。ここで、掘削底面8が、本発明の「壁体の下側開口部を塞ぐ底部」に対応する。
壁体2の第1壁部11の内周面には、全周にわたって、側部防水シート4が設けられる。側部防水シート4は樹脂製又はゴム製のシート状部材であり、可撓性を有する。側部防水シート4の上端部4aは、廃棄物処分場1の周辺地盤(原地盤G1)の地下水位WL以上に位置している。側部防水シート4の下端部4bは、底部防水シート5の外周縁に接合される。側部防水シート4については、水を全く透過させない性質(水不透過性)を有することが好ましいが、この他、水を略透過させない程度であってもよい(すなわち、僅かな水透過性を有してもよい)。
本実施形態では、廃棄物処分場1の運用時に、内部空間7内の水面WSが地下水位WLより僅かに低くなるように管理され得る。この内部空間7内の水位管理には揚水管9が用いられる。
揚水管9は鉛直方向に延びており、壁体2(第1壁部11及び第2壁部12)に沿わせて配置されている。揚水管9は、屋根3の上方から屋根3を貫通して内部空間7内に達している。揚水管9の下端9aは、内部空間7内の水中に位置している。揚水管9の下端9aについては、廃棄物処分場1の運用時に内部空間7内の水面WSより10m程度低い位置となるように配置されている。尚、揚水管9の下端9aは、掘削底面8の上方に位置しており、掘削底面8から例えば10m以上離れている。
次に、廃棄物処分場1の構築方法について説明する。
廃棄物処分場1の構築方法では、まず、原地盤G1に第1壁部11を構築する。
次に、原地盤G1における第1壁部11の内側の部分を掘削することで、内部空間7を形成する。この掘削では前述の1次掘削(気中掘削)と2次掘削(水中掘削)とが行われる。
次に、側部防水シート4及び底部防水シート5を第1壁部11の内周面及び掘削底面8上に敷設する。この側部防水シート4及び底部防水シート5の敷設方法については、図2~図12を用いて後述する。
次に、第1壁部11の直上に第2壁部12を構築する。尚、第2壁部12を構築する際には開口部14が形成される。また、原地盤G1の上面(地面GL1)上には、通路15を構成するボックスカルバートが設置される。
次に、第2壁部12の周囲を囲むように、原地盤G1の上面(地面GL1)上に盛土を行う。これにより、前述のボックスカルバートが盛土G2中に埋設されることで、通路15が盛土G2中に形成される。尚、盛土G2には、内部空間7の形成時に発生した掘削土砂が用いられ得る。
次に、屋根3を構築する。
次に、付帯設備を設置する。ここで、付帯設備は、揚水設備、廃棄物投入設備、換気設備、水処理設備などを含み得る。揚水設備は揚水管9を含み得る。廃棄物投入設備は、廃棄物を内部空間7内に投入するためのクレーンやベルトコンベヤなどを含み得る。
以上のようにして廃棄物処分場1が構築される。
この後、廃棄物処分場1として運用を開始し、廃棄物を内部空間7内の水面WS上に投棄する。この運用時には、前述のように、内部空間7内の水位管理が行われる。また、内部空間7内への廃棄物の投棄が進んで、廃棄物が地下水位WLを超え始めると、気中投棄に切り替える。この気中投棄では、例えばブルドーザーによる押土及び転圧が行われ得る。
次に、第1壁部11の内周面及び掘削底面8上に側部防水シート4及び底部防水シート5を敷設する方法について、図2~図6を用いて説明する。
図2~図5は、本実施形態における防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)の敷設方法を示す図である。図6は、側部防水シート4の展開図である。ここで、図6は、側部防水シート4を内部空間7側から見たものである。
本実施形態では、鉛直方向に延びる筒状の側部防水シート4は、下から上に順次接合される複数段の側部防水シート20によって構成されている。尚、本実施形態では、図6に示すように、側部防水シート4を構成する側部防水シート20の段数が12段であるとして以下説明するが、当該段数は12段に限らず、任意の段数である。ここで、本実施形態では、最下段の側部防水シート20を1段目の側部防水シート20として、下から上に側部防水シート20の段数が増加していくものとする。また、各段の側部防水シート20の高さは約2~3mである。これは、市販されている防水シートロールの幅に略対応している。
本実施形態における防水シートの敷設方法では、まず、地上(例えば、廃棄物処分場1の近傍の仮設ヤード上)で、防水シートユニット21を組み立てる(防水シートユニット組立工程)。
ここで、防水シートユニット21について、図7を用いて説明する。図7は防水シートユニット21の斜視図である。図7では、後述する上耳部24及び下耳部25の図示を省略している。
図7に示すように、防水シートユニット21は、底部防水シート5と、1段目の側部防水シート20とにより構成される。防水シートユニット21の形状は浅鍋状(フライパン状)である。
1段目の側部防水シート20は、その上面及び下面がそれぞれ開口した筒状となるように製作される。1段目の側部防水シート20は第1壁部11の内周面に相対可能である。
1段目の側部防水シート20の下端部20a(すなわち、側部防水シート4の下端部4b)は、底部防水シート5の外周縁に接合されている。この接合には、熱溶着による接合、又は、接着剤による接合が含まれ得る。
1段目の側部防水シート20の外周面20bには複数の上耳部24及び下耳部25が固定される(後述する図11参照)。好ましくは、上耳部24は1段目の側部防水シート20の上端から約0.5m下に配置され、下耳部25は1段目の側部防水シート20の下端部20aに配置される。上耳部24及び下耳部25は、それぞれ、1段目の側部防水シート20の周方向に所定の間隔(例えば5mの間隔)を空けて、1段目の側部防水シート20の外周面20bに固定される。尚、本実施形態では、1段目の側部防水シート20の外周面20bに上耳部24及び下耳部25を固定するために接着剤が用いられるが、この他の手法で当該固定を行ってもよいことは言うまでもない。
上耳部24及び下耳部25は、それぞれ、孔26,27を有し、好ましくは帆布で形成されている。孔26,27は、上耳部24及び下耳部25を、後述する索状部材35にひも36等で結び付けるためのものである。
尚、この「防水シートユニット組立工程」が、本発明の「第1の工程」に対応する。また、防水シートユニット21を構成する1段目の側部防水シート20が、本発明の「第1防水シート」に対応する。
この「防水シートユニット組立工程」の前又は後に、又は、「防水シートユニット組立工程」に並行して、図2及び図3に示すように、第1壁部11の周方向に所定の間隔(例えば5mの間隔)を空けて複数のガイド装置(吊り込み装置)30を第1壁部11の内周面に設置する(ガイド装置設置工程)。ここにおいて、図2は、ガイド装置30の設置前の状態を示し、図3は、ガイド装置30が設置された後の状態を示す。
ここで、ガイド装置30について図8~図10を用いて説明する。図8は、ガイド装置30の概略構成を示す図である。図9は、図8のA-A断面図である。図10は、図8のB矢視図である。
ガイド装置30は、本体部31と、上側索輪32と、下側索輪33と、複数の中間索輪34と、索状部材35とにより構成される。
本体部31は、コ字状断面を有して鉛直方向に延びており、例えば溝形鋼からなる。本体部31のうち内部空間7に臨む側(正面側)が、コ字状断面における開放側に対応する。本体部31の下端は掘削底面8の近傍に位置し、本体部31の上端は例えば地面GL1より1~2m程度上方に位置する。
本体部31の背面側(第1壁部11に相対する側)には、T継手41が設けられている。T継手41は、T字状断面を有して鉛直方向に延びており、例えばCT形鋼からなる。T継手41は、第1壁部11の内周面に凹設されたP継手42に上方から挿入されて嵌まり得る。P継手42は、C字状断面を有して鉛直方向に延びており、例えば、鉛直方向にスリットが入った鋼管で形成され得る。ここで、T継手41とP継手42とによって継手部40が構成されている。この継手部40を介して、本体部31は、第1壁部11の内周面に着脱可能に設置され得る。
P継手42は、ブラケット43を介して、第1壁部11内の鉄筋籠(図示せず)に連結されている。P継手42については、地中連続壁工法において、原地盤G1にて安定液を用いて掘削した掘削溝に鉄筋籠を挿入する際に、鉄筋籠にブラケット43を介して連結した状態で、当該掘削溝に挿入される。また、P継手42については、当該掘削溝にコンクリートを打設する際に、このコンクリートがP継手42内に入り込まないように、P継手42のスリットをビニールシート等で塞いでおくことが好ましい。このビニールシート等は、内部空間7の形成後(内部掘削完了後)に除去され得る。
本体部31の上端部の正面側には上側索輪32が回転自在に取り付けられている。本体部31の下端部の正面側には下側索輪33が回転自在に取り付けられている。本体部31における上側索輪32と下側索輪33との間の正面側には複数の中間索輪34が鉛直方向に所定の間隔(例えば10mの間隔)を空けて回転自在に取り付けられている。上側索輪32、下側索輪33、及び中間索輪34については、索状部材35を案内する溝を中央部に有するもの(換言すれば、索状部材35を案内できるように中央部が窪んでいるもの)であることが好ましい。上側索輪32、下側索輪33、及び中間索輪34として、一般的な滑車(例えばシーブ)が用いられ得る。また、上側索輪32、下側索輪33、及び中間索輪34として、スライド扉や搬送用ローラに用いられるガイドローラを転用してもよい。
上側索輪32、下側索輪33、及び中間索輪34には、索状部材35が無端状に巻き掛けられている。ここで、索状部材35によるループ内に上側索輪32、下側索輪33、及び中間索輪34が配置されている。索状部材35は、ガイドロープ又は吊り込みロープを称され得る。
尚、この「ガイド装置設置工程」が、本発明の「第4の工程」に対応する。ガイド装置30は、底部防水シート5及び側部防水シート20を敷設する際の底部防水シート5及び側部防水シート20の下降をガイドし得る。
次に、地上で組み立てられた防水シートユニット21を、図示しないクレーン等の揚重手段により吊り上げて内部空間7の直上まで移動し、防水シートユニット21の上端部が上側索輪32と略同じ高さとなるまで下降させて、防水シートユニット21の上耳部24及び下耳部25をひも36等で索状部材35に結び付ける(防水シートユニットセッティング工程)。尚、索状部材35については、図示しない拘束手段によって拘束することで、底部防水シート5及び側部防水シート20の意図しない下降を防止することが好ましい。
次に、市販されている防水シートロールを、1段目の側部防水シート20の周方向に沿って展開することで、筒状の2段目の側部防水シート20を形成する。この防水シートロールの展開に応じて、2段目の側部防水シート20の外周面に複数の上耳部24を固定する。好ましくは、上耳部24を2段目の側部防水シート20の上端から約0.5m下に配置する。上耳部24は、2段目の側部防水シート20の周方向に所定の間隔(例えば5mの間隔)を空けて、2段目の側部防水シート20の外周面に固定される。尚、本実施形態では、2段目の側部防水シート20の外周面に上耳部24を固定するために接着剤が用いられるが、この他の手法で当該固定を行ってもよいことは言うまでもない。
2段目の側部防水シート20の外周面に固定された上耳部24はひも36等で索状部材35に結び付けられる。また、これに前後して、又は、これに並行して、1段目の側部防水シート20の上端部に2段目の側部防水シート20の下端部が重ね合わされて互いに接合される。この接合には、熱溶着による接合、又は、接着剤による接合が含まれ得る。1段目の側部防水シート20の上端部と2段目の側部防水シート20の下端部との重ね代は例えば10cm程度である。すなわち、2段目の側部防水シート20の下端部が、当該重ね代分、1段目の側部防水シート20の上端部にオーバーラップした状態で、2段目の側部防水シート20の下端部が1段目の側部防水シート20の上端部に接合される。
このように1段目の側部防水シート20に2段目の側部防水シート20を継ぎ足す工程を「側部防水シート継ぎ足し工程」と称する。この「側部防水シート継ぎ足し工程」は、本発明の「第2の工程」に対応するものである。また、2段目の側部防水シート20が本発明の「第2防水シート」に対応する。「側部防水シート継ぎ足し工程」では、平面視で第1壁部11内に1段目の側部防水シート20を位置させた状態で、1段目の側部防水シート20の上端部に2段目の側部防水シート20の下端部が接合され得る。
次に、接合された防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)及び2段目の側部防水シート20を第1壁部11の内周面に沿って所定距離分(例えば2~3m程度)下降させる(防水シート下降工程)。ここで、この「防水シート下降工程」が本発明の「第3の工程」に対応する。この「防水シート下降工程」において、ガイド装置30は、第1壁部11の内周面と1,2段目の側部防水シート20との間の間隔を保持可能である。
この「防水シート下降工程」では、防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)及び2段目の側部防水シート20によって囲まれる空間内に水を入れ、索状部材35における前述の拘束手段による拘束を解除して、索状部材35のループに沿う回転を許容することで、防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)及び2段目の側部防水シート20を第1壁部11の内周面に沿って所定距離分下降させる。この下降が完了すると、索状部材35については、前述の拘束手段によって拘束される。
次に、前述の「側部防水シート継ぎ足し工程」及び「防水シート下降工程」と同様の工程を3段目以降の側部防水シート20についても順次繰り返すことで、複数段(本実施形態では12段)の側部防水シート20からなる側部防水シート4が形成され得る。ここで、図4は、4段目の側部防水シート20までの継ぎ足しが完了した状態を示し、図5は、12段目(最上段)の側部防水シート20までの継ぎ足し及び下降が完了した状態を示す。また、図11は、ガイド装置30の索状部材35に上耳部24及び下耳部25を介して取り付けられた1~3段目の側部防水シート20を示す。
尚、前述の「側部防水シート継ぎ足し工程」は、水面WSより上方で実施され得る。また、前述の「側部防水シート継ぎ足し工程」は、第1壁部11の上面開口部近傍で実施され得る。
図5に示すように、最上段の側部防水シート20までの継ぎ足し及び下降が完了すると、無端状の索状部材35の上部を切断する。そして、ガイド装置30の本体部31及びT継手41を第1壁部11の内周面のP継手42に対して上方に摺動させつつ引き上げることで、ガイド装置30の本体部31、上側索輪32、下側索輪33、及び中間索輪34を撤去する(ガイド装置撤去工程)。この撤去後も索状部材35は残置される。
また、この撤去作業と並行して、最上段の側部防水シート20の上部(側部防水シート4の上端部4a)を第1壁部11に固定する(側部防水シート固定工程)。ここで、図12は、最上段の側部防水シート20の上部(側部防水シート4の上端部4a)を第1壁部11に固定する方法を示す。
図12に示すように、最上段の側部防水シート20の上部をゴム板45及びフラットバー46で内部空間7側から第1壁部11側へ押さえ、これらをボルト47で第1壁部11の上部に締め付け固定する。尚、この固定箇所は水面WSより上方に位置している。
以上のようにして、第1壁部11の内周面及び掘削底面8上に側部防水シート4及び底部防水シート5が敷設される。
本実施形態によれば、防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)の敷設方法は、廃棄物が投棄される内部空間7を有して地中を鉛直方向に延びる筒状の壁体2と、壁体2の下側開口部を塞ぐ底部(掘削底面8)とを有する廃棄物処分場1内に防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)を敷設する方法である。防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)の敷設方法は、壁体2の内周面に外周面が相対可能な筒状の第1防水シート(1段目の側部防水シート20)を製作する第1の工程(防水シートユニット組立工程)と、平面視で壁体2内に第1防水シート(1段目の側部防水シート20)を位置させた状態で、第1防水シート(1段目の側部防水シート20)の上端部に第2防水シート(2段目の側部防水シート20)の下端部を接合する第2の工程(側部防水シート継ぎ足し工程)と、接合された第1防水シート(1段目の側部防水シート20)及び第2防水シート(2段目の側部防水シート20)を壁体2の内周面に沿って下降させる第3の工程(防水シート下降工程)と、を含む。これにより、簡易に廃棄物処分場1内に防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)を敷設することができる。
また本実施形態によれば、第2防水シート(2段目の側部防水シート20)は第1防水シート(1段目の側部防水シート20)の周方向に沿って延びる。防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)の敷設方法では、第3の工程(防水シート下降工程)の後に、新たな第2防水シート(3段目以降の側部防水シート20)の継ぎ足しと下降とを繰り返す。これにより、鉛直方向に延びる筒状の側部防水シート4を、下から上に順次接合される複数段の側部防水シート20によって構成することができる。
また本実施形態によれば、上下で隣り合う側部防水シート20同士の接合が、内部空間7内の水面WSより上方で行われる。これにより、当該接合作業を気中で行うことができる。
また本実施形態によれば、第1の工程(防水シートユニット組立工程)は、第1防水シート(1段目の側部防水シート20)の下側開口部を塞ぐ底部防水シート5を第1防水シート(1段目の側部防水シート20)に接合することを含む。これにより、防水シートユニット21が浅鍋状(フライパン状)となるので、その内側に水を入れることで、前述の第3の工程(防水シート下降工程)を簡易に実施することができる。
また本実施形態によれば、防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)の敷設方法は、第3の工程(防水シート下降工程)に先立って、壁体2の周方向に間隔を空けて複数のガイド装置30を壁体2の内周面に設置する第4の工程(ガイド装置設置工程)を更に含む。ガイド装置30は、第1防水シート(1段目の側部防水シート20)及び第2防水シート(2段目の側部防水シート20)の下降をガイドする。これにより、防水シートの敷設作業をスムーズに行うことができる。
また本実施形態によれば、ガイド装置30は、壁体2の内周面と第1防水シート(1段目の側部防水シート20)及び第2防水シート(2段目の側部防水シート20)との間の間隔を保持可能である。これにより、第1防水シート(1段目の側部防水シート20)及び第2防水シート(2段目の側部防水シート20)の縮み変形を抑制しつつ、効率良く防水シートの敷設作業を行うことができる。
また本実施形態によれば、ガイド装置30は、鉛直方向に延びて壁体2の内周面に着脱可能に設置される本体部31と、本体部31の上端部に回転自在に取り付けられる上側索輪32と、本体部31の下端部に回転自在に取り付けられる下側索輪33と、上側索輪32及び下側索輪33に巻き掛けられる索状部材35と、を有する。第3の工程(防水シート下降工程)では、第1防水シート(1段目の側部防水シート20)の耳部(上耳部24及び下耳部25)及び第2防水シート(2段目の側部防水シート20)の耳部(上耳部24)を索状部材35に固定した状態で、第1防水シート(1段目の側部防水シート20)及び第2防水シート(2段目の側部防水シート20)を壁体2の内周面に沿って下降させる。これにより、簡素な構成で、第1防水シート(1段目の側部防水シート20)及び第2防水シート(2段目の側部防水シート20)の下降をガイドすることができる。
また本実施形態によれば、防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)の敷設が完了した後に、本体部31、上側索輪32、及び下側索輪33を撤去する。これらを撤去することで、これらに起因する防水シート(側部防水シート4及び底部防水シート5)の破損を防止することができる。
尚、本実施形態では、側部防水シート20の高さ(展設される防水シートロールの幅)が3m程度である場合に、前述の「側部防水シート継ぎ足し工程」において、水面WSを地面GL1より1.5m程度低い位置とし、地面GL1より1.5m程度高い位置で側部防水シート20の継ぎ足しのための側部防水シート20同士の接合を行うようにし、また、前述の「防水シート下降工程」において、底部防水シート5及び側部防水シート20を3m程度下降させるようにすることで、効率良く、「側部防水シート継ぎ足し工程」及び「防水シート下降工程」を実施することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図13を用いて説明する。
図13は、本実施形態における側部防水シート4の展開図である。ここで、図13は、側部防水シート4を内部空間7側から見たものである。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、前述の2~12段目の側部防水シート20の代わりに、傾斜調整用の側部防水シート22aと、螺旋状の側部防水シート22bとを用いている。すなわち、本実施形態では、側部防水シート4は、1段目の側部防水シート20と、傾斜調整用の側部防水シート22aと、螺旋状の側部防水シート22bとにより構成されている。
傾斜調整用の側部防水シート22aは、1段目の側部防水シート20の周方向に沿って延びており、上辺が所定の勾配で傾斜している。ここで、例えば、側部防水シート22aの高さが3mであり、第1壁部11の内径が70mである場合には、前述の所定の勾配は1.32%となる。
次に、第1壁部11の内周面及び掘削底面8上に側部防水シート4及び底部防水シート5を敷設する方法について説明する。
本実施形態においても、前述の第1実施形態と同様に、「防水シートユニット組立工程」、「ガイド装置設置工程」、及び、「防水シートユニットセッティング工程」が実施される。
本実施形態では、「防水シートユニットセッティング工程」が完了した後に、傾斜調整用の側部防水シート22aを1段目の側部防水シート20の周方向に沿って展開する。この傾斜調整用の側部防水シート22aの展開に応じて、傾斜調整用の側部防水シート22aの外周面に複数の上耳部24を固定する。好ましくは、上耳部24を傾斜調整用の側部防水シート22aの傾斜する上辺から約0.5m下に配置する。上耳部24は、傾斜調整用の側部防水シート22aの周方向に所定の間隔(例えば5mの間隔)を空けて、2段目の側部防水シート20の外周面に固定される。尚、本実施形態では、傾斜調整用の側部防水シート22aの外周面に上耳部24を固定するために接着剤が用いられるが、この他の手法で当該固定を行ってもよいことは言うまでもない。
傾斜調整用の側部防水シート22aの外周面に固定された上耳部24はひも36等で索状部材35に結び付けられる。また、1段目の側部防水シート20の上端部に傾斜調整用の側部防水シート22aの下端部が重ね合わされて互いに接合される。この接合には、熱溶着による接合、又は、接着剤による接合が含まれ得る。1段目の側部防水シート20の上端部と傾斜調整用の側部防水シート22aの下端部との重ね代は例えば10cm程度である。すなわち、傾斜調整用の側部防水シート22aの下端部が、当該重ね代分、1段目の側部防水シート20の上端部にオーバーラップした状態で、傾斜調整用の側部防水シート22aの下端部が1段目の側部防水シート20の上端部に接合される。
このように1段目の側部防水シート20に傾斜調整用の側部防水シート22aを継ぎ足す工程を「傾斜調整用側部防水シート継ぎ足し工程」と称する。
次に、市販されている防水シートロールを、傾斜調整用の側部防水シート22aの傾斜する上辺に沿って展開することで、螺旋状の側部防水シート22bを形成する。この防水シートロールの展開に応じて、側部防水シート22bの外周面に複数の上耳部24を固定する。好ましくは、上耳部24を側部防水シート22bの傾斜する上辺から約0.5m下に配置する。上耳部24は、側部防水シート22bの周方向に所定の間隔(例えば5mの間隔)を空けて、側部防水シート22bの外周面に固定される。尚、本実施形態では、側部防水シート22bの外周面に上耳部24を固定するために接着剤が用いられるが、この他の手法で当該固定を行ってもよいことは言うまでもない。
螺旋状の側部防水シート22bの外周面に固定された上耳部24はひも36等で索状部材35に結び付けられる。また、螺旋状の側部防水シート22bの最初の1周分の下辺部分は、傾斜調整用の側部防水シート22aの上辺部分に重ね合わされて互いに接合される。この接合には、熱溶着による接合、又は、接着剤による接合が含まれ得る。螺旋状の側部防水シート22bの最初の1周分の下辺部分と、傾斜調整用の側部防水シート22aの上辺部分との重ね代は例えば10cm程度である。すなわち、螺旋状の側部防水シート22bの最初の1周分の下辺部分が、当該重ね代分、傾斜調整用の側部防水シート22aの上辺部分にオーバーラップした状態で、螺旋状の側部防水シート22bの最初の1周分の下辺部分が傾斜調整用の側部防水シート22aの上辺部分に接合される。
このように1段目の側部防水シート20に傾斜調整用の側部防水シート22aを介して螺旋状の側部防水シート22bを継ぎ足す工程を「螺旋状側部防水シート継ぎ足し工程」と称する。この「螺旋状側部防水シート継ぎ足し工程」は、本発明の「第2の工程」に対応するものである。また、螺旋状の側部防水シート22bが本発明の「第2防水シート」に対応する。側部防水シート22bは鉛直方向に沿って螺旋状に延びる。前述の「螺旋状側部防水シート継ぎ足し工程」では、平面視で第1壁部11内に1段目の側部防水シート20を位置させた状態で、1段目の側部防水シート20の上端部に傾斜調整用の側部防水シート22aを介して螺旋状の側部防水シート22bの下端部(下辺部分)が接合され得る。
尚、螺旋状の側部防水シート22bの最初の1周分の下辺部分を、傾斜調整用の側部防水シート22aの上辺部分に接合した後は、上下で隣り合う螺旋状の側部防水シート22b同士を前述の当該重ね代分オーバーラップさせた状態で、相互に接合する。
この接合位置は、螺旋状の側部防水シート22bの展設が進むに従い、徐々に高くなっていく。当該展設が進んで接合可能高さの上限に近づいた時点で、防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)と、傾斜調整用の側部防水シート22aと、螺旋状の側部防水シート22bとによって囲まれる空間内に水を入れ、索状部材35における前述の拘束手段による拘束を解除して、索状部材35のループに沿う回転を許容することで、防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)と、傾斜調整用の側部防水シート22aと、螺旋状の側部防水シート22bとを第1壁部11の内周面に沿って所定距離分(例えば2~3m程度)下降させる(防水シート下降工程)。この下降が完了すると、索状部材35については、前述の拘束手段によって拘束される。ここで、この「防水シート下降工程」が本発明の「第3の工程」に対応する。
螺旋状の側部防水シート22bの展設と前述の下降とを順次繰り返すことで、防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)と、傾斜調整用の側部防水シート22aと、螺旋状の側部防水シート22bとからなる側部防水シート4が形成され得る。
本実施形態において、「傾斜調整用側部防水シート継ぎ足し工程」以降の前記接合作業は水面WSより上方で実施され得る。また、「傾斜調整用側部防水シート継ぎ足し工程」以降の前記接合作業は、第1壁部11の上面開口部近傍で実施され得る。
この後、前述の第1実施形態と同様に、「ガイド装置撤去工程」及び「側部防水シート固定工程」が実施される。
以上のようにして、第1壁部11の内周面及び掘削底面8上に側部防水シート4及び底部防水シート5が敷設される。
図14は、本実施形態における螺旋状の側部防水シート22bの展設方法を示す図であり、第1壁部11の上面開口部及びその周辺の地面GL1を上方から見た図である。尚、図14では図示簡略化のためにガイド装置30の図示を省略している。
図14に示すように、螺旋状の側部防水シート22bの展設作業時には、作業車両50上のローラ51にロール状の防水シート53を縦置きし、第1壁部11の近傍の地面GL1上を作業車両50が第1壁部11の周方向に沿って走行することで、防水シート53を繰り出していく。この防水シート53が螺旋状の側部防水シート22bに対応する。
特に本実施形態によれば、第2防水シート(螺旋状の側部防水シート22b)は鉛直方向に沿って螺旋状に延びる。これにより、筒状の側部防水シート4の形成に際して、市販されている防水シートロールの切断作業を大幅に削減することができ、ひいては、側部防水シート4の設置作業を効率良く行うことができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図15を用いて説明する。
図15は、本実施形態における側部防水シート4の展開図である。ここで、図15は、側部防水シート4を内部空間7側から見たものである。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、前述の2~12段目の側部防水シート20の代わりに、鉛直方向に延びる複数の側部防水シート23a,23bを用いている。すなわち、本実施形態では、側部防水シート4は、1段目の側部防水シート20と、複数の側部防水シート23a,23bとにより構成されている。
本実施形態では、側部防水シート23aと側部防水シート23bとが1段目の側部防水シート20の周方向に沿って交互に並んでいる。側部防水シート23a,23bの下端部は、1段目の側部防水シート20の上端部に接合されている。ここで、側部防水シート23aの下端部は、1段目の側部防水シート20の内周面の上端部に接合されている。一方、側部防水シート23bの下端部は、1段目の側部防水シート20の外周面の上端部に接合されている。尚、側部防水シート23a,23bの下端部と1段目の側部防水シート20の上端部との接合はこれにこだわらない。例えば、側部防水シート23a,23bの下端部が、1段目の側部防水シート20の内周面の上端部に接合されてもよい。又は、側部防水シート23a,23bの下端部が、1段目の側部防水シート20の外周面の上端部に接合されてもよい。
次に、第1壁部11の内周面及び掘削底面8上に側部防水シート4及び底部防水シート5を敷設する方法について説明する。
本実施形態においても、前述の第1実施形態と同様に、「防水シートユニット組立工程」、「ガイド装置設置工程」、及び、「防水シートユニットセッティング工程」が実施される。
本実施形態では、「防水シートユニットセッティング工程」が完了した後に、第1壁部11上に、第1壁部11の周方向に沿って複数の防水シート送り出し装置60を設置する(防水シート送り出し装置設置工程)。
ここで、防水シート送り出し装置60について図16を用いて説明する。図16は、防水シート送り出し装置60の概略構成を示す図である。
図16に示す防水シート送り出し装置60は、側部防水シート23bの敷設に用いられるものであり、第1壁部11上に立設される支持部61と、支持部61の上端部に連結されて支持部61により支持されるフレーム部62と、フレーム部62の正面側の端部に回転自在に取り付けられる送り出しローラ63と、フレーム部62の背面側の端部に回転自在に取り付けられるロール状の防水シート64とを含んで構成される。ロール状の防水シート64は市販のものであり、その幅が例えば2~3m程度である。
送り出しローラ63は、敷設される側部防水シート23bの敷設位置の直上に位置している。ロール状の防水シート64から繰り出されたものは、送り出しローラ63を経て垂れ下がり、その下端部が1段目の側部防水シート20の外周面の上端部に接合される。つまり、ロール状の防水シート64から繰り出されたものが、側部防水シート23bに対応する。
尚、図示は省略するが、側部防水シート23aの敷設に用いられる防水シート送り出し装置60については、支持部61の長さが、図16に図示のものよりも長くなっている(換言すれば、フレーム部62の地面GL1に対する高さが、図16に図示のものよりも高くなっている)。この場合には、ロール状の防水シート64から繰り出されたものが、側部防水シート23aに対応する。
設置された複数の防水シート送り出し装置60の各々から防水シート64を所定の長さ分繰り出して、各防水シート64の下端部を1段目の側部防水シート20の上端部に接合する。これは、側部防水シート23a,23bの下端部が、1段目の側部防水シート20の上端部に接合されることに対応する。
このように1段目の側部防水シート20に側部防水シート23a,23bを継ぎ足す工程を「側部防水シート継ぎ足し工程」と称する。この「側部防水シート継ぎ足し工程」は、本発明の「第2の工程」に対応するものである。また、側部防水シート23a,23bが本発明の「第2防水シート」に対応する。「側部防水シート継ぎ足し工程」では、平面視で第1壁部11内に1段目の側部防水シート20を位置させた状態で、1段目の側部防水シート20の上端部に側部防水シート23a,23bの下端部が接合され得る。
この「側部防水シート継ぎ足し工程」にて所定の長さ分繰り出された防水シート64(すなわち、側部防水シート23a,23b)の外面には、前述の上耳部24と同様の構成の耳部28が固定され得る(耳部設置工程)。尚、本実施形態では、側部防水シート23a,23bの外面に耳部28を固定するために接着剤が用いられるが、この他の手法で当該固定を行ってもよいことは言うまでもない。
側部防水シート23a,23bの外面に固定された耳部28はひも36等で索状部材35に結び付けられる(耳部結束工程)。また、これに前後して、又は、これに並行して、隣り合う側部防水シート23a,23bの縁部が重ね合わされて互いに接合される(側部防水シート縁部接合工程)。この接合には、熱溶着による接合、又は、接着剤による接合が含まれ得る。隣り合う側部防水シート23a,23bの縁部の重ね代は例えば10cm程度である。すなわち、隣り合う側部防水シート23a,23bの縁部が、当該重ね代分、互いにオーバーラップした状態で、互いに接合される。
次に、接合された防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)及び側部防水シート23a,23bを第1壁部11の内周面に沿って所定距離分下降させる(防水シート下降工程)。ここで、この「防水シート下降工程」が本発明の「第3の工程」に対応する。
この「防水シート下降工程」では、複数の防水シート送り出し装置60の各々から防水シート64を所定の長さ分繰り出すと共に、防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)及び側部防水シート23a,23bによって囲まれる空間内に水を入れ、索状部材35における前述の拘束手段による拘束を解除して、索状部材35のループに沿う回転を許容することで、防水シートユニット21(底部防水シート5及び1段目の側部防水シート20)及び側部防水シート23a,23bを第1壁部11の内周面に沿って所定距離分下降させる。この下降が完了すると、索状部材35については、前述の拘束手段によって拘束される。
この後、前述の「耳部設置工程」、「耳部結束工程」、「側部防水シート縁部接合工程」、及び、「防水シート下降工程」を順次繰り返すことで、1段目の側部防水シート20と、複数の側部防水シート23a,23bとからなる側部防水シート4が形成され得る。
尚、前述の「側部防水シート継ぎ足し工程」、「耳部設置工程」、「耳部結束工程」、「側部防水シート縁部接合工程」は、水面WSより上方で実施され得る。また、前述の「側部防水シート継ぎ足し工程」、「耳部設置工程」、「耳部結束工程」、「側部防水シート縁部接合工程」は、第1壁部11の上面開口部近傍で実施され得る。
この後、前述の第1実施形態と同様に、「ガイド装置撤去工程」及び「側部防水シート固定工程」が実施される。
以上のようにして、第1壁部11の内周面及び掘削底面8上に側部防水シート4及び底部防水シート5が敷設される。
特に本実施形態によれば、第2防水シート(側部防水シート23a,23b)は鉛直方向に延びる。第2の工程(側部防水シート継ぎ足し工程)では、第1防水シート(1段目の側部防水シート20)の周方向に並ぶ複数の第2防水シート(側部防水シート23a,23b)の下端部を第1防水シート(1段目の側部防水シート20)の上端部に接合する。これにより、筒状の側部防水シート4の形成作業を迅速に行うことができる。
前述の第1~第3実施形態において、「防水シート下降工程」で少なくとも防水シートユニット21内に入れられる水については、内部空間7内の水Wを用いてもよい。
前述の第1~第3実施形態では、第1壁部11の直上に第2壁部12を構築するに先立って側部防水シート4及び底部防水シート5を敷設しているが、これに代えて、第1壁部11の直上に第2壁部12を構築した後に側部防水シート4及び底部防水シート5を敷設してもよい。
前述の第1~第3実施形態において、掘削底面8が、水を全く透過させない性質(水不透過性)を有するか、又は、水を略透過させない程度である(すなわち、僅かな水透過性を有する程度である)場合には、底部防水シート5を省略してもよい。この場合には、防水シートユニット21が1段目の側部防水シート20のみで構成され得る。
前述の第1~第3実施形態では、廃棄物を地上から廃棄物処分場1の内部空間7内まで搬送するために通路15及び開口部14が設けられているが、これに加えて、又は、これに代えて、屋根3に廃棄物投棄用の貫通孔を複数形成してもよい。すなわち、廃棄物を地上から廃棄物処分場1の内部空間7内まで搬送する手法については、前述の手法に限らず、任意である。
前述の第1~第3実施形態では、筒状の壁体2、第1壁部11及び第2壁部12の断面形状が円形状であるが、これらの断面形状は円形状に限らず、例えば、楕円形状、又は、矩形状などの多角形状であってもよい。また、平面視における屋根3の形状についても、筒状の壁体2、第1壁部11及び第2壁部12の断面形状に対応させて、例えば、楕円形状、又は、矩形状などの多角形状としてもよい。
図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1…廃棄物処分場、2…壁体、3…屋根、4…側部防水シート、4a…上端部、4b…下端部、5…底部防水シート、7…内部空間、8…掘削底面、9…揚水管、9a…下端、11…第1壁部、12…第2壁部、14…開口部、15…通路、20…側部防水シート、20a…下端部、20b…外周面、21…防水シートユニット、22a,22b,23a,23b…側部防水シート、24…上耳部(耳部)、25…下耳部(耳部)、26,27…孔、28…耳部、30…ガイド装置、31…本体部、32…上側索輪、33…下側索輪、34…中間索輪、35…索状部材、36…ひも、40…継手部、41…T継手、42…P継手、43…ブラケット、45…ゴム板、46…フラットバー、47…ボルト、50…作業車両、51…ローラ、53…防水シート、60…防水シート送り出し装置、61…支持部、62…フレーム部、63…送り出しローラ、64…防水シート、G1…原地盤(施工地盤)、G2…盛土、GL1,GL2…地面、W…水、WL…地下水位、WS…水面

Claims (12)

  1. 廃棄物が投棄される内部空間を有して地中を鉛直方向に延びる筒状の壁体と、前記壁体の下側開口部を塞ぐ底部とを有する廃棄物処分場内に防水シートを敷設する方法であって、
    前記壁体の内周面に外周面が相対可能な筒状の第1防水シートを製作する第1の工程と、
    平面視で前記壁体内に前記第1防水シートを位置させた状態で、前記第1防水シートの上端部に第2防水シートの下端部を接合する第2の工程と、
    接合された前記第1防水シート及び前記第2防水シートを前記壁体の内周面に沿って下降させる第3の工程と、
    を含む、防水シートの敷設方法。
  2. 前記第2防水シートは前記第1防水シートの周方向に沿って延びる、請求項1に記載の防水シートの敷設方法。
  3. 前記第3の工程の後に、新たな前記第2防水シートの継ぎ足しと前記下降とを繰り返す、請求項2に記載の防水シートの敷設方法。
  4. 前記第2防水シートは鉛直方向に沿って螺旋状に延びる、請求項1に記載の防水シートの敷設方法。
  5. 前記第2防水シートは鉛直方向に延びる、請求項1に記載の防水シートの敷設方法。
  6. 前記第2の工程では、前記第1防水シートの周方向に並ぶ複数の前記第2防水シートの下端部を前記第1防水シートの上端部に接合する、請求項5に記載の防水シートの敷設方法。
  7. 前記内部空間内の水面より上方で前記接合が行われる、請求項1~請求項6のいずれか1つに記載の防水シートの敷設方法。
  8. 前記第1の工程は、前記第1防水シートの下側開口部を塞ぐ底部防水シートを前記第1防水シートに接合することを含む、請求項1~請求項7のいずれか1つに記載の防水シートの敷設方法。
  9. 前記第3の工程に先立って、前記壁体の周方向に間隔を空けて複数のガイド装置を前記壁体の内周面に設置する第4の工程を更に含み、
    前記ガイド装置は、前記第1防水シート及び前記第2防水シートの前記下降をガイドする、請求項1~請求項8のいずれか1つに記載の防水シートの敷設方法。
  10. 前記ガイド装置は、前記壁体の内周面と前記第1防水シート及び前記第2防水シートとの間の間隔を保持可能である、請求項9に記載の防水シートの敷設方法。
  11. 前記ガイド装置は、
    鉛直方向に延びて前記壁体の内周面に着脱可能に設置される本体部と、
    前記本体部の上端部に回転自在に取り付けられる上側索輪と、
    前記本体部の下端部に回転自在に取り付けられる下側索輪と、
    前記上側索輪及び前記下側索輪に巻き掛けられる索状部材と、
    を有し、
    前記第3の工程では、前記第1防水シートの耳部及び前記第2防水シートの耳部を前記索状部材に固定した状態で、前記第1防水シート及び前記第2防水シートを前記壁体の内周面に沿って下降させる、請求項9又は請求項10に記載の防水シートの敷設方法。
  12. 前記防水シートの敷設が完了した後に前記本体部、前記上側索輪、及び前記下側索輪を撤去する、請求項11に記載の防水シートの敷設方法。
JP2019058754A 2019-03-26 2019-03-26 防水シートの敷設方法 Active JP7101138B2 (ja)

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