JP7108556B2 - 廃棄物投入方法、及び、廃棄物投入装置 - Google Patents

廃棄物投入方法、及び、廃棄物投入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7108556B2
JP7108556B2 JP2019017994A JP2019017994A JP7108556B2 JP 7108556 B2 JP7108556 B2 JP 7108556B2 JP 2019017994 A JP2019017994 A JP 2019017994A JP 2019017994 A JP2019017994 A JP 2019017994A JP 7108556 B2 JP7108556 B2 JP 7108556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
side wall
disposal site
waste disposal
conveying means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019017994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020124669A (ja
Inventor
正道 安永
秀樹 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2019017994A priority Critical patent/JP7108556B2/ja
Publication of JP2020124669A publication Critical patent/JP2020124669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7108556B2 publication Critical patent/JP7108556B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場(最終処分場)内に廃棄物を投入する方法と、廃棄物処分場に設けられて廃棄物処分場内に廃棄物を投入する廃棄物投入装置とに関する。
廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分類され、一般廃棄物は、生ごみ、破砕ごみ、焼却灰などの形状で、地方自治体が準備する一般廃棄物処分場に埋立処分される。一般廃棄物処分場の形態としては、屋根無し(オープン型)、屋根付き(クローズドシステム)に、また平面処分場、深型処分場に分けられる。いずれも、法規上は管理型最終処分場に相当する。
クローズドシステム・深型の廃棄物処分場としては、例えば特許文献1に開示のものが提案されている。
特許文献1の第3図には、廃棄物処分場を構成する円筒状の地中連続壁の上端に桁を渡し、この桁にバケットクレーンを吊り下げることが示されている。
特許文献1は、「従来の技術」として、このバケットクレーンを用いて、廃棄物処分場内で廃棄物を均等に埋め立てることで、前述の地中連続壁に偏荷重を作用させないようにすることを開示している。
特許第2639134号公報
しかしながら、埋立処分量10~20万mのクラスの深型の廃棄物処分場では、それを構成する円筒状の側壁(例えば地中連続壁)の直径が70~80mとなり得る。それゆえ、このクラスの深型の廃棄物処分場に、特許文献1に開示の桁及びバケットクレーンを適用しようとしても、桁が大掛かりになってしまうため、実現が難しかった。
本発明は、このような実状に鑑み、廃棄物処分場の側壁に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場内に廃棄物を投入することを目的とする。
そのため本発明の第1態様では、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場内に廃棄物を投入する方法として、廃棄物処分場の筒状の側壁であって廃棄物埋立用の空間を囲む側壁の内周面に沿って走行可能な第1搬送手段を廃棄物処分場内に設けること、側壁に形成された開口部から第1搬送手段に廃棄物を搬入すること、廃棄物が搬入された第1搬送手段を前記開口部近傍から任意の位置まで側壁の内周面に沿って走行させること、及び、前記位置にて廃棄物を第1搬送手段から前記空間内に投入すること、を含む。
本発明の第2態様では、廃棄物投入装置は、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場に設けられて廃棄物処分場内に廃棄物を投入するものである。廃棄物処分場は、廃棄物埋立用の空間を囲む筒状の側壁を有する。側壁には内外を連通する開口部が形成されている。廃棄物投入装置は、廃棄物処分場内に設けられて側壁の内周面に沿って走行可能であり、かつ、前記開口部からの廃棄物を収容可能な第1搬送手段を有する。第1搬送手段は廃棄物を収容した状態で前記開口部近傍から任意の位置まで側壁の内周面に沿って走行可能である。第1搬送手段は、前記位置にて廃棄物を前記空間内に投入可能に構成されている。
本発明の第3態様では、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場内に廃棄物を投入する方法として、廃棄物処分場の筒状の側壁であって廃棄物埋立用の空間を囲む側壁に形成された開口部を貫通するように搬送手段を設ける搬送手段設置工程と、搬送手段により、廃棄物を、廃棄物処分場外から廃棄物処分場内に搬送して前記空間内に投入する廃棄物投入工程と、を含む。廃棄物投入工程では、廃棄物処分場内における平面視中央部にて搬送手段から廃棄物を前記空間内に投入する。
本発明の第4態様では、廃棄物投入装置は、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場に設けられて廃棄物処分場内に廃棄物を投入するものである。廃棄物処分場は、廃棄物埋立用の空間を囲む筒状の側壁を有する。側壁には内外を連通する開口部が形成されている。廃棄物投入装置は、前記開口部を貫通して延びる搬送手段を有する。搬送手段の一端部は廃棄物処分場外に位置する。搬送手段の他端部は、廃棄物処分場内における平面視中央部に位置する。搬送手段は、その一端部に供給された廃棄物を他端部まで搬送して他端部から前記空間内に投入可能である。
本発明の第1及び第2態様によれば、第1搬送手段を用いて、廃棄物を、側壁の周方向における任意の位置から前記空間内に投入可能である。ゆえに、前述のバケットクレーンなどを用いることなく、廃棄物を側壁の周方向にバランスよく振り分けて前記空間内に投入することができるので、側壁に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場内に廃棄物を投入することができる。
本発明の第3及び第4態様によれば、搬送手段を用いて、廃棄物を、廃棄物処分場内における平面視中央部にて前記空間内に投入可能である。ゆえに、廃棄物処分場内に埋め立てられて形成される廃棄物のなだらかな山の頂部が廃棄物処分場内における平面視中央部に位置し得るので、側壁に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場内に廃棄物を投入することができる。
尚、前述の第1及び第2態様は、後述する本発明の第1実施形態を含み得る。また、前述の第3及び第4態様は、後述する本発明の第2~第4実施形態を含み得る。
本発明の第1実施形態における廃棄物処分場の概略構成を示す図 前記第1実施形態におけるレールの配置を示す平面図 前記第1実施形態における廃棄物投入装置の概略構成を示す図 前記第1実施形態における廃棄物投入中のトロッコを示す図 本発明の第2実施形態における廃棄物処分場の概略構成を示す図 本発明の第3実施形態における廃棄物処分場の概略構成を示す図 前記第3実施形態における廃棄物投入装置の概略構成を示す図 前記第3実施形態における廃棄物投入装置の作動状態を示す図 本発明の第4実施形態における廃棄物処分場の概略構成を示す図 本発明の第1参考例における廃棄物処分場の概略構成を示す図 前記第1参考例における廃棄物投入装置の概略構成を示す図 本発明の第2参考例における廃棄物処分場の概略構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における廃棄物処分場1の概略構成を示す。図2は、廃棄物処分場1内に敷設されるレール15の配置を示す平面図である。図3は、廃棄物処分場1に設けられる廃棄物投入装置20の概略構成を示す図である。図4は、廃棄物を廃棄物処分場1の空間7内に投入中のトロッコ21を示す図である。
ここで、図2は、図1のI-I断面に対応する。図1、図3及び図4は、図2のII-II断面に対応する。図4は、位置P2にて停車しているトロッコ21から空間7内に廃棄物が投入されている状態を示している。
廃棄物処分場1は、クローズドシステム・深型の廃棄物処分場であり、廃棄物を埋立処分するためのものである。本実施形態では、廃棄物処分場1は、廃棄物処分場1内の大気中に廃棄物が投棄される気中処分型である。
廃棄物処分場1の筒状の側壁2は、地面GLから下方に延びるように構築されている。ここで、図1において、地面GL下は、原地盤(施工地盤)G1と盛土G2とによって構成されている。すなわち、廃棄物処分場1の側壁2は、その側方が、原地盤G1及び盛土G2によって囲まれている。
尚、図1に示す地面GLは、盛土G2の上面に対応する。図1に示すレベルL1は、原地盤G1の上面(盛土G2の下面)に対応する。図1に示すレベルL2は、原地盤G1の不透水層Mの上面に対応する。ここで、図1には、原地盤G1の地下水位WLが例示されている。
廃棄物処分場1は、側壁2と、屋根3と、底版コンクリート4と、砕石層5とを含んで構成される。
本実施形態では側壁2は円筒状である。側壁2は、地中(原地盤G1中及び盛土G2中)を鉛直方向に延びている。側壁2は、廃棄物埋立用の空間7を囲む。換言すれば、側壁2は、その内側に、廃棄物が投棄される空間7を有する。
側壁2は、第1側壁部11と第2側壁部12と段差部13とにより構成されている。
第1側壁部11は側壁2の下側部分を構成するものであり、鉛直方向に延びる筒状である。本実施形態では、第1側壁部11は円筒状である。
第1側壁部11は、原地盤G1に埋設されており、第1側壁部11の下端部が原地盤G1の不透水層Mに達している。
本実施形態では、第1側壁部11は、地中連続壁工法によって構築される鉄筋コンクリート連続壁(RC連壁)からなる。ここで、地中連続壁工法では、原地盤G1にて安定液を用いて掘削した掘削溝に鉄筋籠を挿入し、当該掘削溝にコンクリートを打設することで、原地盤G1中にRC連壁を構築する。
尚、本実施形態では、第1側壁部11の構築方法として地中連続壁工法を採用したが、第1側壁部11の構築方法はこれに限らない。例えば、第1側壁部11の構築方法として、SMW工法(登録商標)やTRD工法(登録商標)などのソイルモルタル連壁工法を採用してしてもよい。
第1側壁部11は遮水性を有する。ゆえに第1側壁部11は遮水壁として機能し得る。
第2側壁部12は側壁2の上側部分を構成するものであり、鉛直方向に延びる筒状である。本実施形態では、第2側壁部12は円筒状である。
ここで、第2側壁部12の直径(内径及び外径)は、第1側壁部11の直径(内径及び外径)よりも大きい。
第2側壁部12は、その周囲が盛土G2によって囲まれている。第2側壁部12は、例えば、鉄筋コンクリート製である。第2側壁部12は遮水性を有してもよい。
第2側壁部12は、その内外を連通する開口部14を有する。開口部14は、第2側壁部12を貫通している。本実施形態では、開口部14を貫通するようにベルトコンベア22が設けられている。
段差部13は、第1側壁部11の下端部と第2側壁部12の上端部と水平に連結する部分であり、その平面視円環状の上面(水平面)には、周方向に延びるレール15が敷設されている。レール15上をトロッコ21が走行可能である。段差部13は、例えば、鉄筋コンクリート製である。段差部13は遮水性を有してもよい。
第1側壁部11の内周面と段差部13の上面とが接続する肩部13aには面取りが施されている。肩部13aは、例えば水平に対して45度程度傾斜した傾斜面となっている。
屋根3は、鉄筋コンクリート製のドーム屋根であり、側壁2(詳しくは、第2側壁部12)の上面開口を塞ぐように側壁2(詳しくは、第2側壁部12)に連結されている。本実施形態では屋根3(鉄筋コンクリート製のドーム屋根)の構築にエアードーム工法(登録商標)が用いられる。エアードーム工法(登録商標)では、まず、膜材(シート)を設置し、その内部に送気することで加圧して膜材を膨らませる。次に、膜材上にラス金網を敷き、吹付コンクリートを吹き付けてモルタルドームを形成する。次に、モルタルドーム上に鉄筋を配置して、コンクリートの打設及び養生を行う。このようにして、屋根3(鉄筋コンクリート製のドーム屋根)が構築され得る。
尚、本実施形態では屋根3が鉄筋コンクリート製のドーム屋根であるが、屋根3は鉄筋コンクリート製のドーム屋根に限らない。例えば、屋根3は、鉄筋コンクリート製の平屋根、プレストレストコンクリート製のT桁平屋根、プレストレストコンクリート製の吊り屋根、及び、テント屋根のいずれかであってもよい。
本実施形態では、屋根3は、平面視で円形状である。
側壁2によって囲まれる空間7については、原地盤G1における側壁2の内側の部分を掘削することで形成される。この掘削土砂は盛土G2に用いられ得る。この掘削によって形成された掘削底面8上には砕石層5が形成され、砕石層5上には底版コンクリート4が構築される。砕石層5は砕石で構成され、底版コンクリート4の下方にて地下水を集水する機能を有する。すなわち、砕石層5は集水層として機能し得る。
尚、底版コンクリート4の上面に底部防水シート(図示せず)を設置してもよい。底部防水シートは例えば樹脂製又はゴム製のシート状部材であり、可撓性を有することが好ましい。底部防水シートは、底版コンクリート4の上面を覆うものである。
図示は省略するが、廃棄物処分場1は、地下水排出用の揚水管と、汚染水排出用の揚水管とを備えている。
地下水排出用の揚水管は、その下端が底版コンクリート4より下方(例えば砕石層5内)にて開口しており、上端側が地面GL上に至っている。尚、地下水排出用の揚水管内には揚水ポンプと水位計とが設置されており、これらを用いて、底版コンクリート4下の地下水の地上への排水及び水位管理が行われ得る。
汚染水排出用の揚水管は、その下端が空間7内における底版コンクリート4の上面近傍にて開口しており、上端側が地面GL上に至っている。尚、汚染水排出用の揚水管内には揚水ポンプと水位計とが設置されており、これらを用いて、空間7内の汚染水の地上への排水及び水位管理が行われ得る。ここにおいて、汚染水とは、空間7内の廃棄物中に溜まった水のことである。
廃棄物投入装置20は、廃棄物処分場1内(空間7内)に廃棄物を投入する装置である。廃棄物投入装置20は、廃棄物処分場1の上部に設けられている。
廃棄物投入装置20は、本発明の「第1搬送手段」の一例であるトロッコ21と、本発明の「第2搬送手段」の一例であるベルトコンベア22とを含んで構成される。
尚、本実施形態では、本発明の「第1搬送手段」の一例であるトロッコ21を挙げて説明するが、本発明の「第1搬送手段」はトロッコ21に限らない。
また、本実施形態では、本発明の「第2搬送手段」の一例としてベルトコンベア22を挙げて説明するが、本発明の「第2搬送手段」はベルトコンベア22に限らず、例えば、廃棄物が内部を通過可能な鋼管や、傾斜して廃棄物が滑り落ちることが可能なシュート(斜めシュート)であってもよい。すなわち、ベルトコンベア22の代わりに、前述の鋼管又は斜めシュートが設けられてもよい。
ベルトコンベア22は、開口部14を貫通して第2側壁部12の径方向(側壁2の径方向)に略水平に延びており、一端部22aが廃棄物処分場1外に位置し、他端部22bが廃棄物処分場1内(レール15の直上)に位置している。ベルトコンベア22の一端部22aには、漏斗状の投入ピット23からの廃棄物が供給され得る。尚、投入ピット23の下端部には、図示しない開閉自在な下蓋が設けられている。
ベルトコンベア22は、その一端部22aに供給された廃棄物を他端部22bに向けて搬送する。
トロッコ21は、レール15上を転動可能な複数の車輪21aと、これら車輪21aが下部に回転自在に取り付けられた矩形箱状の本体部21bとからなる。本体部21bの上面は開口しており、本体部21bはベルトコンベア22からの廃棄物を収容可能である。
本実施形態では、トロッコ21が1両編成である場合が図示されているが、トロッコ21は複数両編成であってもよい。1編成あたりのトロッコ21の両数は、1日あたりの廃棄物処分量や処分時間等に応じて適宜設定される。また、トロッコ21は、複数編成であってもよい。
トロッコ21は、その車輪21aがレール15上を転動しつつ、第2側壁部12の内周面(側壁2の内周面)に沿って走行可能である。
トロッコ21は、その本体部21bに収容された廃棄物を空間7内に投入可能なように構成されている。本実施形態では、トロッコ21の本体部21bのうち空間7に臨む側の側面に開閉自在な扉21cが設けられており、また、本体部21bの底面は、扉21cに近づくほど低くなるように傾斜している。すなわち、本実施形態では、トロッコ21は横開きトロッコである。尚、本実施形態では、トロッコ21を横開きトロッコとしたが、トロッコ21のタイプはこれに限らない。例えば、トロッコ21は、いわゆる転倒式トロッコでもよく、又は、底開きトロッコでもよい。すなわち、トロッコ21は、その本体部21bに収容された廃棄物を空間7内に投入可能なように構成されている限りにおいて、任意の構成とすることができる。
本実施形態では、トロッコ21は自走式であり、レール15上の任意の位置で停車可能である。また、トロッコ21は、自動的に扉21cの開閉動作を行うことができるように構成されている。
本実施形態では、トロッコ21の停車位置として4つの位置P0~P3が設定されているが、設定されるトロッコ21の停車位置は4つの位置に限らず、任意の複数個の位置であり得る。実際の運用においては、トロッコ21の長さに近い間隔で、トロッコ21の停車位置の個数及び配置が設定されるのが好ましい。
位置P0~P3は、第2側壁部12の周方向(側壁2の周方向)に互いに間隔を空けて設定されている。位置P0~P3の設定間隔は等間隔であることが好ましい。
位置P0は、第2側壁部12(側壁2)の開口部14の近傍に位置している。トロッコ21が位置P0にて停車しているときには、ベルトコンベア22の他端部22bの直下にトロッコ21の本体部21bの上面が位置し得る。ゆえに、ベルトコンベア22は、廃棄物を、廃棄物処分場1外からトロッコ21に搬入可能である。
ここで、位置P0から離間した位置(例えば位置P1~P3)を「所定位置」と称する。この「所定位置」は、第2側壁部12の周方向(側壁2の周方向)に複数設定され得る。実際の運用においては、「所定位置」間の間隔が、トロッコ21の長さに近い間隔となるように、「所定位置」の個数及び配置が決定されるのが好ましい。
次に、廃棄物投入装置20を用いて廃棄物処分場1内に廃棄物を投入して埋め立てる方法の一例について説明する。
この例では、まず、ステップS1として、廃棄物投入装置20を廃棄物処分場1に設ける。
次に、ステップS2として、トロッコ21を位置P0に停車させた状態で、ベルトコンベア22を作動させて、廃棄物を、廃棄物処分場1外からトロッコ21に搬入する(積み込む)。換言すれば、トロッコ21を位置P0に停車させた状態で、側壁2の開口部14からベルトコンベア22を介してトロッコ21に廃棄物を搬入する(積み込む)。
次に、ステップS3として、廃棄物を収容した状態のトロッコ21を位置P0から位置P1まで走行させて位置P1にて停車させる。
次に、ステップS4として、位置P1にて停車しているトロッコ21の扉21cを開ける。これにより、トロッコ21内の廃棄物が自重で空間7内に投入される。このようにして、ステップS4では、位置P1にて廃棄物をトロッコ21から空間7内に投入する。
次に、ステップS5として、トロッコ21を位置P1から位置P0まで走行させて、位置P0にて停車させる。
この後、位置P2,P3についても、前述の位置P1に関するステップS2~S5と同様の工程が実施されることで、位置P2,P3でのトロッコ21から空間7内への廃棄物の投入が行われ得る。また、位置P0においても、位置P1~P3と同様に、トロッコ21から空間7内への廃棄物の投入が行われ得る。
前述のような位置P0~P3でのトロッコ21から空間7内への廃棄物の投入を繰り返すことで、廃棄物処分場1内に廃棄物が埋め立てられる。廃棄物処分場1内に埋め立てられた廃棄物の埋立面(上面)は、側壁2の径方向外側から径方向内側に向かうほど下方に向かうように傾斜し得る。
前述のような位置P0~P3でのトロッコ21から空間7内への廃棄物の投入を繰り返すことで、前述の埋立面(例えばその最高位部分)が所定高さに達したら、ブルドーザなどの重機を廃棄物処分場1内に搬入して、当該埋立面の敷き均しを行う(ステップS6)。すなわち、本実施形態では、空間7内に投入されて溜まった廃棄物が所定高さに達するまで当該廃棄物の敷き均しを行わない。ここで、所定高さとは、例えば、側壁2の段差部13の上面(レール15の下面)の高さと略同等の高さである。
尚、第2側壁部12及び/又は屋根3には、重機の搬入・搬出用の開口部(図示せず)が予め形成されている。
このようにして、廃棄物処分場1内に廃棄物が埋め立てられる。
尚、本実施形態において、段差部13の上面におけるレール15と第2側壁部12の内周面との間の領域に作業用通路を設けて、この作業用通路から作業員がレール15の点検や簡単なメンテナンスを行えるようにしてもよい。
また、本実施形態において、レール15から分岐したレール(図示せず)が、第2側壁部12に予め形成された開口部(図示せず)を通って、法線方向に廃棄物処分場1外まで延びるように構成してもよい。これにより、トロッコ21の本格的な補修やメンテナンスを、廃棄物処分場1外にて行うことができる。
本実施形態によれば、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場1内に廃棄物を投入する方法(廃棄物投入方法)として、廃棄物処分場1の筒状の側壁2であって廃棄物埋立用の空間7を囲む側壁2の内周面に沿って走行可能な第1搬送手段(トロッコ21)を廃棄物処分場1内に設けること(ステップS1)、側壁2に形成された開口部14から第1搬送手段(トロッコ21)に廃棄物を搬入すること(ステップS2)、廃棄物が搬入された第1搬送手段(トロッコ21)を開口部14近傍(位置P0)から任意の位置(例えば位置P1~P3)まで側壁2の内周面に沿って走行させること(ステップS3)、及び、前記任意の位置(例えば位置P1~P3)にて廃棄物を第1搬送手段(トロッコ21)から空間7内に投入すること、を含む。ゆえに、特許文献1に開示のバケットクレーンなどを用いることなく、廃棄物を側壁2の周方向にバランスよく振り分けて空間7内に投入することができるので、側壁2に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場1内に廃棄物を投入することができる。
また本実施形態によれば、廃棄物を開口部14から第1搬送手段(トロッコ21)に搬入することは、開口部14を貫通するように設けられた第2搬送手段(ベルトコンベア22)により、廃棄物を、廃棄物処分場1外から第1搬送手段(トロッコ21)に搬入することを含む。これにより、簡素な構成で、廃棄物処分場1外から、廃棄物処分場1内の第1搬送手段(トロッコ21)に廃棄物を搬入することができる。
また本実施形態によれば、側壁2は、地中を鉛直方向に延びる円筒状である。廃棄物処分場1は、側壁2の上面開口を塞ぐように設けられた屋根3を有する。第1搬送手段(トロッコ21)が廃棄物処分場1の上部に設けられている。これにより、廃棄物処分場1の上部に位置する第1搬送手段(トロッコ21)から(すなわち高所から)空間7内に廃棄物を投入することができる。これは、廃棄物が例えば焼却灰であるときに、埋立面の勾配を緩くすることができるという効果を奏する。
また本実施形態によれば、第1搬送手段は、廃棄物処分場1内に敷設されて側壁2の周方向に延びるレール15上を走行可能なトロッコ21である。ゆえに、トンネル工事などで使われるズリ出し用のトロッコと同様のものを廃棄物処分場1内でも使うことができる。
また本実施形態によれば、廃棄物投入方法は、空間7内に投入されて溜まった廃棄物が所定高さに達するまで当該廃棄物の敷き均しを行わない(ステップS6)。これにより、当該敷き均し作業が軽減されるので、廃棄物処分場1内への廃棄物の投入を迅速に行うことができる。
また本実施形態によれば、廃棄物投入装置20は、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場1に設けられて廃棄物処分場1内に廃棄物を投入する装置である。廃棄物処分場1は、廃棄物埋立用の空間7を囲む筒状の側壁2を有する。側壁2には内外を連通する開口部14が形成されている。廃棄物投入装置20は、廃棄物処分場1内に設けられて側壁2の内周面に沿って走行可能であり、かつ、開口部14からの廃棄物を収容可能な第1搬送手段(トロッコ21)を有する。第1搬送手段(トロッコ21)は廃棄物を収容した状態で開口部14近傍(位置P0)から任意の位置(例えば位置P1~P3)まで側壁2の内周面に沿って走行可能である。第1搬送手段(トロッコ21)は、前記任意の位置(例えば位置P1~P3)にて廃棄物を空間7内に投入可能に構成されている。ゆえに、特許文献1に開示のバケットクレーンなどを用いることなく、廃棄物を側壁2の周方向にバランスよく振り分けて空間7内に投入することができるので、側壁2に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場1内に廃棄物を投入することができる。
また本実施形態によれば、廃棄物投入装置20は、廃棄物処分場1内に敷設されて側壁2の周方向に延びるレール15を更に有する。第1搬送手段は、レール15上を走行可能であり、かつ、廃棄物を収容可能なトロッコ21である。ゆえに、トンネル工事などで使われるズリ出し用のトロッコと同様のものを廃棄物処分場1内でも使うことができる。
また本実施形態によれば、廃棄物投入装置20は、開口部14を貫通して延びる第2搬送手段(ベルトコンベア22)を更に有する。第2搬送手段(ベルトコンベア22)は、廃棄物を、廃棄物処分場1外から第1搬送手段(トロッコ21)に搬入可能である。これにより、簡素な構成で、廃棄物処分場1外から、廃棄物処分場1内の第1搬送手段(トロッコ21)に廃棄物を搬入することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態における廃棄物処分場1の概略構成を示す図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、側壁2は、第1側壁部11と第2側壁部12とにより構成されており、第2側壁部12は第1側壁部11の直上に立設されている。ゆえに、第1側壁部11の直径(内径及び外径)と第2側壁部12の直径(内径及び外径)とは同等である。
本実施形態では、前述の廃棄物投入装置20の代わりとして、廃棄物投入装置25が設けられている。廃棄物投入装置25は、本発明の「搬送手段」の一例であるベルトコンベア26を含んで構成される。
尚、本実施形態では、本発明の「搬送手段」の一例としてベルトコンベア26を挙げて説明するが、本発明の「搬送手段」はベルトコンベア26に限らず、例えば、廃棄物が内部を通過可能な鋼管や、傾斜して廃棄物が滑り落ちることが可能なシュート(斜めシュート)であってもよい。すなわち、ベルトコンベア26の代わりに、前述の鋼管又は斜めシュートが設けられてもよい。
ベルトコンベア26は、開口部14を貫通して第2側壁部12の径方向(側壁2の径方向)に略水平に延びており、一端部26aが廃棄物処分場1外に位置し、他端部26bが廃棄物処分場1内における平面視中央部(換言すれば、例えば、円筒状の側壁2の中心軸近傍)に位置している。ベルトコンベア26の一端部26aには、漏斗状の投入ピット23からの廃棄物が供給され得る。尚、投入ピット23の下端部には、図示しない開閉自在な下蓋が設けられている。
ベルトコンベア26は、その一端部26aに供給された廃棄物を他端部26bまで搬送して他端部26bから空間7内に投入可能である。
ベルトコンベア26は、吊り材27を介して屋根3によって支持されるフレーム(図示せず)上に配置されている。ゆえに、ベルトコンベア26の故障時には、ベルトコンベア26を廃棄物処分場1外に引き出してメンテナンスをすることが可能である。
次に、廃棄物投入装置25を用いて廃棄物処分場1内に廃棄物を投入して埋め立てる方法の一例について説明する。
この例では、まず、ステップS11として、ベルトコンベア26(廃棄物投入装置25)を廃棄物処分場1に設ける(搬送手段設置工程)。
次に、ステップS12として、ベルトコンベア26を作動させて、廃棄物を、廃棄物処分場1外から廃棄物処分場1内に搬送して空間7内に投入する(廃棄物投入工程)。この廃棄物投入工程(ステップS12)では、廃棄物処分場1内における平面視中央部にてベルトコンベア26の他端部26bから廃棄物を空間7内に投入する。
ベルトコンベア26の他端部26bから空間7内への廃棄物の投入を継続することで、廃棄物処分場1内に廃棄物が埋め立てられる。廃棄物処分場1内に埋め立てられた廃棄物の埋立面(上面)は、側壁2の径方向外側から径方向内側に向かうほど上方に向かうように傾斜し得る。
この後、前述の埋立面(例えばその最高位部分)が所定高さに達したら、ブルドーザなどの重機を廃棄物処分場1内に搬入して、当該埋立面の敷き均しを行う(ステップS13)。すなわち、本実施形態では、空間7内に投入されて溜まった廃棄物が所定高さに達するまで当該廃棄物の敷き均しを行わない。ここで、所定高さとは、例えば、開口部14の下縁の高さと略同等の高さである。
尚、第2側壁部12及び/又は屋根3には、重機の搬入・搬出用の開口部(図示せず)が予め形成されている。
このようにして、廃棄物処分場1内に廃棄物が埋め立てられる。
特に本実施形態によれば、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場1内に廃棄物を投入する方法として、廃棄物処分場1の筒状の側壁2であって廃棄物埋立用の空間7を囲む側壁2に形成された開口部14を貫通するように搬送手段(ベルトコンベア26)を設ける搬送手段設置工程(ステップS11)と、搬送手段(ベルトコンベア26)により、廃棄物を、廃棄物処分場1外から廃棄物処分場1内に搬送して空間7内に投入する廃棄物投入工程(ステップS12)と、を含む。廃棄物投入工程(ステップS12)では、廃棄物処分場1内における平面視中央部にて搬送手段(ベルトコンベア26)から廃棄物を空間7内に投入する。ゆえに、廃棄物処分場1内に埋め立てられて形成される廃棄物のなだらかな山の頂部が廃棄物処分場1内における平面視中央部に位置し得るので、側壁2に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場1内に廃棄物を投入することができる。
また本実施形態によれば、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場1に設けられて廃棄物処分場1内に廃棄物を投入する廃棄物投入装置25であって、廃棄物処分場1は、廃棄物埋立用の空間7を囲む筒状の側壁2を有する。側壁2には内外を連通する開口部14が形成されている。廃棄物投入装置25は、開口部14を貫通して延びる搬送手段(ベルトコンベア26)を有する。搬送手段(ベルトコンベア26)の一端部26aは廃棄物処分場1外に位置し、他端部26bは、廃棄物処分場1内における平面視中央部に位置する。搬送手段(ベルトコンベア26)は、一端部26aに供給された廃棄物を他端部26bまで搬送して他端部26bから空間7内に投入可能である。ゆえに、廃棄物処分場1内に埋め立てられて形成される廃棄物のなだらかな山の頂部が廃棄物処分場1内における平面視中央部に位置し得るので、側壁2に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場1内に廃棄物を投入することができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、本実施形態における廃棄物処分場1の概略構成を示す図である。図7は、本実施形態における廃棄物投入装置30の概略構成を示す図である。
前述の第2実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、前述の廃棄物投入装置25の代わりとして、廃棄物投入装置30が設けられている。廃棄物投入装置30は、本発明の「搬送手段」の一例であるU字形の桁31を含んで構成される。U字形の桁31は、上面開放のU字形の断面を有している。
尚、本実施形態では、本発明の「搬送手段」の一例としてU字形の桁31を挙げて説明するが、本発明の「搬送手段」はU字形の桁31に限らず、例えば、廃棄物が内部を通過可能な鋼管であってもよい。すなわち、U字形の桁31の代わりに、前述の鋼管が設けられてもよい。
U字形の桁31は、開口部14を貫通して第2側壁部12の径方向(側壁2の径方向)に延びており、一端部31aが廃棄物処分場1外に位置し、他端部31bが廃棄物処分場1内における平面視中央部に位置している。U字形の桁31は、第2側壁部12の径方向外側から径方向内側に向かうほど下方に向かうように、斜度5度程度で傾斜している。
U字形の桁31の一端部31aの上面には漏斗状の投入ピット32が設けられている。U字形の桁31の一端部31aには、投入ピット32からの廃棄物が供給され得る。尚、投入ピット32の下端部には、図示しない開閉自在な下蓋が設けられている。
U字形の桁31は、その一端部31aに供給された廃棄物を他端部31bまで搬送して他端部31bから空間7内に投入可能である。
U字形の桁31を下方から支持するブラケット33は、第1側壁部11(側壁2)の内周面に取り付けられている。
U字形の桁31の一端部31aには、投入ピット32からU字形の桁31の一端部31aに供給された廃棄物をU字形の桁31の他端部31b側に押圧する押圧装置35が設けられている。すなわち、廃棄物投入装置30は、押圧装置35を有する。
押圧装置35は、U字形の桁31の長手方向に沿って伸縮可能なジャッキ36と、ジャッキ36のロッド36aの先端部に設けられたピストン37とにより構成されている。ここで、図6では、図示簡略化のため、押圧装置35の図示を省略している。また、図7では、ジャッキ36を構成するロッド36aのみを図示している。
ジャッキ36は例えば油圧ジャッキであり、シリンダ(図示せず)とロッド36aとにより構成されている。シリンダは、図示しない連結手段を介してU字形の桁31の一端部31aに連結されている。ジャッキ36は、シリンダに対するロッド36aの進出・退入により、U字形の桁31の長手方向に沿って伸縮可能である。ロッド36aの先端部(シリンダと反対の側の端部)に設けられたピストン37は、ジャッキ36の伸縮動作に応じて、U字形の桁31内をその長手方向に沿って摺動可能である。
次に、廃棄物投入装置30を用いて空間7内に廃棄物を投入する方法について、図6及び図7に加えて図8を用いて説明する。図8(ア)~(エ)は廃棄物投入装置30の作動状態を示す図である。
まず、図8(ア)に示すように、投入ピット32の下端部の下蓋を閉じた状態で、投入ピット32内に廃棄物を供給する。このときに、ジャッキ36は短縮状態である。
次に、図8(イ)に示すように、前述の下蓋を開けて、投入ピット32内の廃棄物を所定量、U字形の桁31の一端部31a内に落とし込み、前述の下蓋を閉じる。
次に、図8(ウ)に示すように、ジャッキ36を伸長動作させることで、ピストン37を介して、前記所定量の廃棄物を圧縮し、処分場中央に向かって押圧する。これに続けて、ジャッキ36の伸長動作を更に進めることで、U字形の桁31の他端部31b内から空間7内に廃棄物が押し出される(図8(エ)参照)。
この後、ジャッキ36を短縮動作させる。
以上を繰り返すことで、廃棄物投入装置30を用いて、廃棄物が空間7内に投入される。
ところで、廃棄物については、水分を含んでいるものもある。この点、本実施形態によれば、U字形の桁31は、第2側壁部12の径方向外側から径方向内側に向かうほど下方に向かうように傾斜しているので(すなわち、勾配がついているので)、U字形の桁31内に廃棄物からの水が溜まることを防止することができる。
尚、廃棄物中の水分が問題にならない場合には、U字形の桁31を水平に配置してもよい。
次に、本発明の第4実施形態について、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態における廃棄物処分場1の概略構成を示す図である。
前述の第3実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、廃棄物処分場1は、廃棄物処分場1内の水面上に廃棄物が投棄される水面処分型である。
側壁2によって囲まれる空間7については、原地盤G1における側壁2の内側の部分を原地盤G1の不透水層M近くまで掘削することで形成される。この掘削によって形成された掘削底面8上に廃棄物が埋め立てられる。
尚、廃棄物処分場1の底面部は、ソイルモルタルで形成されてもよい。
図示は省略するが、廃棄物処分場1は、汚染水排出用の揚水管を備えている。
汚染水排出用の揚水管は、その下端が空間7内にて開口しており、上端側が地面GL上に至っている。尚、汚染水排出用の揚水管内には揚水ポンプと水位計とが設置されており、これらを用いて、空間7内の汚染水の地上への排水が行われ得る。ここにおいて、汚染水とは、空間7内に溜まった水Wのことである。
本実施形態では、空間7内の水位が地下水位WLより低くなるように管理され得る。
本実施形態では、前述の廃棄物投入装置30の代わりとして、廃棄物投入装置40が設けられている。廃棄物投入装置40は、本発明の「搬送手段」の一例である鋼管41を含んで構成される。鋼管41内を廃棄物が通過可能である。
尚、本実施形態では、本発明の「搬送手段」の一例として鋼管41を挙げて説明するが、本発明の「搬送手段」は鋼管41に限らず、例えば、前述のU字形の桁31であってもよい。すなわち、鋼管41の代わりに、前述のU字形の桁31が設けられてもよい。
鋼管41は、開口部14を貫通して第2側壁部12の径方向(側壁2の径方向)に延びており、一端部41aが廃棄物処分場1外に位置し、他端部41bが廃棄物処分場1内における平面視中央部に位置している。鋼管41は、第2側壁部12の径方向外側から径方向内側に向かうほど下方に向かうように、斜度15度程度で傾斜している。
鋼管41の一端部41aの上面には開口部(図示せず)が形成されており、この開口部に漏斗状の投入ピット42が設けられている。鋼管41の一端部41aには、投入ピット42からの廃棄物が供給され得る。尚、投入ピット42の下端部には、図示しない開閉自在な下蓋が設けられている。
鋼管41は、その一端部41aに供給された廃棄物を他端部41bまで搬送して他端部41bから空間7内に投入可能である。
鋼管41を下方から支持するブラケット43は、第1側壁部11(側壁2)の内周面に取り付けられている。
図示は省略するが、廃棄物投入装置40は、空間7内に溜まった水W(汚染水)を鋼管41の一端部41aに供給する汚染水供給装置を有する。この汚染水供給装置は、例えば、一端側が空間7内と連通して他端側が鋼管41の一端部41a内と連通する配管と、この配管の一端側に設けられるポンプとにより構成され得る。
本実施形態では、投入ピット42内の廃棄物を鋼管41の一端部41a内に落とし込む際に、前述の汚染水供給装置により、鋼管41の一端部41a内に汚染水(水W)が供給される。ゆえに、鋼管41の他端部41bから廃棄物と汚染水(水W)との混合物が空間7内に投入され得る。
尚、本実施形態では、廃棄物処分場1が水面処分型であるが、この他、廃棄物処分場1が気中処分型であって、かつ、鋼管41の一端部41aに汚染水を供給可能な程度に空間7内に汚染水が溜まっている場合においても、本実施形態の廃棄物投入装置40を用いることが可能である。
次に、本発明の第1参考例について、図10及び図11を用いて説明する。
図10は、本参考例における廃棄物処分場1の概略構成を示す図である。図11は、本参考例における廃棄物投入装置45の概略構成を示す図である。
前述の第2実施形態と異なる点について説明する。
本参考例では屋根3が鉄筋コンクリート製の中空平屋根である。
屋根3は、その上面を構成する上側スラブ51と、下面を構成する下側スラブ52と、上側スラブ51と下側スラブ52との間に介装される複数の桁53とにより構成されている。
上側スラブ51と下側スラブ52とは、それぞれ、平面視で円形状である。上側スラブ51と下側スラブ52との間に、両スラブを繋ぐように配置される複数の桁53は、各々が周方向に沿って延びており、かつ、径方向に互いに間隔を空けて並んでいる。すなわち、複数の桁53は平面視で同心円状に配置されている。
下側スラブ52の平面視中央部には開口部52aが貫通形成されている。複数の桁53のうち、後述するベルトコンベア46が設置される部分には、切欠き部53aが形成されている。
本参考例では、前述の廃棄物投入装置25の代わりとして、廃棄物投入装置45が設けられている。廃棄物投入装置45は、搬送手段の一例であるベルトコンベア46を含んで構成される。
ベルトコンベア46は、複数の桁53の切欠き部53aを通って下側スラブ52の径方向に略水平に延びており、一端部46aが廃棄物処分場1外に位置し、他端部46bが下側スラブ52の開口部52aの直上に位置している。すなわち、ベルトコンベア46の他端部46bが廃棄物処分場1内における平面視中央部に位置している。ベルトコンベア46の一端部46aには、漏斗状の投入ピット23からの廃棄物が供給され得る。尚、投入ピット23の下端部には、図示しない開閉自在な下蓋が設けられている。
ベルトコンベア46は、その一端部46aに供給された廃棄物を他端部46bまで搬送して他端部46bから開口部52aを介して空間7内に投入可能である。
ベルトコンベア46は、下側スラブ52上に配置されている。ゆえに、ベルトコンベア46の故障時には、ベルトコンベア46を廃棄物処分場1外に引き出してメンテナンスをすることが可能である。
本参考例によれば、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場1内に廃棄物を投入する方法として、廃棄物処分場1の中空の平屋根内(屋根3内)に搬送手段(ベルトコンベア46)を設ける搬送手段設置工程と、搬送手段(ベルトコンベア46)により、廃棄物を、廃棄物処分場1外から廃棄物処分場1内に搬送して空間7内に投入する廃棄物投入工程と、を含む。この廃棄物投入工程では、廃棄物処分場1内における平面視中央部にて廃棄物を搬送手段(ベルトコンベア46)から平屋根(屋根3)の開口部52aを介して空間7内に投入する。ゆえに、廃棄物処分場1内に埋め立てられて形成される廃棄物のなだらかな山の頂部が廃棄物処分場1内における平面視中央部に位置し得るので、側壁2に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場1内に廃棄物を投入することができる。
また本参考例によれば、廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場1に設けられて廃棄物処分場1内に廃棄物を投入する廃棄物投入装置45であって、廃棄物処分場1は、中空の平屋根(屋根3)を有する。平屋根(屋根3)の下側スラブ52の平面視中央部には平屋根(屋根3)内の空間と空間7とを連通する開口部52aが形成されている。廃棄物投入装置45は、平屋根(屋根3)の複数の桁53の切欠き部53aを通って延びる搬送手段(ベルトコンベア46)を有する。搬送手段(ベルトコンベア46)の一端部46aは廃棄物処分場1外に位置し、他端部46bは、平屋根内(屋根3内)における開口部52aの上方(直上)に位置する。搬送手段(ベルトコンベア46)は、一端部46aに供給された廃棄物を他端部46bまで搬送して他端部46bから開口部52aを介して空間7内に投入可能である。ゆえに、廃棄物処分場1内に埋め立てられて形成される廃棄物のなだらかな山の頂部が廃棄物処分場1内における平面視中央部に位置し得るので、側壁2に偏荷重を作用させないように、簡素な構成で、廃棄物処分場1内に廃棄物を投入することができる。
次に、本発明の第2参考例について、図12を用いて説明する。
図12は、本参考例における廃棄物処分場1の概略構成を示す図である。
前述の第2実施形態と異なる点について説明する。
本参考例では、屋根3の平面視中央部に開口部55が貫通形成されている。
本参考例では、前述の廃棄物投入装置25の代わりとして、廃棄物投入装置60が設けられている。廃棄物投入装置60は、搬送手段の一例であるベルトコンベア61を含んで構成される。
ベルトコンベア61は、屋根3上にて、屋根3の径方向に、かつ、屋根3の上面に沿って延びており、一端部61aが屋根3より径方向外方に位置し、他端部61bが屋根3の開口部55の直上に位置している。ベルトコンベア61の一端部61aには、漏斗状の投入ピット(図示せず)からの廃棄物が供給され得る。尚、この投入ピットの下端部には、図示しない開閉自在な下蓋が設けられている。
ベルトコンベア61は、その一端部61aに供給された廃棄物を他端部61bまで搬送して他端部61bから開口部55を介して空間7内に投入可能である。
ベルトコンベア61は屋根3上に配置されている。ゆえに、ベルトコンベア61の故障時には、ベルトコンベア61を廃棄物処分場1外にて容易にメンテナンスをすることが可能である。
ベルトコンベア61は、ベルトコンベア61を上方から覆う覆蓋62を有している。また、本参考例では、この覆蓋62を延長して、開口部55をその上方から覆うようにしてある。これにより、雨水等が開口部55から空間7内に入り込むことを防止することができると共に、廃棄物の臭気の拡散を防止することができる。
前述の第1~第3実施形態、及び、第1,第2参考例では、廃棄物処分場1が気中処分型であるが、これに代えて、水面処分型であってもよいことは言うまでもない。
前述の第1~第4実施形態、及び、第1,第2参考例において、側壁2を第1側壁部11のみで構成してもよい。この場合には、屋根3は、第1側壁部11の上面開口を塞ぐように第1側壁部11に連結される。また、この場合において、前述の第1~第4実施形態であれば、開口部14が第1側壁部11の上部に貫通形成され得る。
前述の第1~第4実施形態、及び、第1,第2参考例では、筒状の側壁2(第1側壁部11及び第2側壁部12)の断面形状が円形状であるが、当該断面形状は円形状に限らず、例えば、楕円形状、又は、矩形状などの多角形状であってもよい。また、平面視における屋根3の形状についても、筒状の側壁2(第2側壁部12)の断面形状に対応させて、例えば、楕円形状、又は、矩形状などの多角形状としてもよい。
図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
尚、出願当初の請求項は以下のとおりであった。
〔請求項1〕
廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場内に廃棄物を投入する方法であって、
前記廃棄物処分場の筒状の側壁であって廃棄物埋立用の空間を囲む前記側壁の内周面に沿って走行可能な第1搬送手段を前記廃棄物処分場内に設けること、
前記側壁に形成された開口部から前記第1搬送手段に廃棄物を搬入すること、
廃棄物が搬入された前記第1搬送手段を前記開口部近傍から任意の位置まで前記側壁の内周面に沿って走行させること、及び、
前記位置にて廃棄物を前記第1搬送手段から前記空間内に投入すること、
を含む、廃棄物投入方法。
〔請求項2〕
廃棄物を前記開口部から前記第1搬送手段に搬入することは、前記開口部を貫通するように設けられた第2搬送手段により、廃棄物を、前記廃棄物処分場外から前記第1搬送手段に搬入することを含む、請求項1に記載の廃棄物投入方法。
〔請求項3〕
前記側壁は、地中を鉛直方向に延びる円筒状であり、
前記廃棄物処分場は、前記側壁の上面開口を塞ぐように設けられた屋根を有し、
前記第1搬送手段が前記廃棄物処分場の上部に設けられている、請求項1又は請求項2に記載の廃棄物投入方法。
〔請求項4〕
前記第1搬送手段は、前記廃棄物処分場内に敷設されて前記側壁の周方向に延びるレール上を走行可能なトロッコである、請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の廃棄物投入方法。
〔請求項5〕
前記空間内に投入されて溜まった廃棄物が所定高さに達するまで当該廃棄物の敷き均しを行わない、請求項1~請求項4のいずれか1つに記載の廃棄物投入方法。
〔請求項6〕
廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場に設けられて前記廃棄物処分場内に廃棄物を投入する廃棄物投入装置であって、
前記廃棄物処分場は、廃棄物埋立用の空間を囲む筒状の側壁を有し、
前記側壁には内外を連通する開口部が形成されており、
前記廃棄物投入装置は、前記廃棄物処分場内に設けられて前記側壁の内周面に沿って走行可能であり、かつ、前記開口部からの廃棄物を収容可能な第1搬送手段を有し、
前記第1搬送手段は廃棄物を収容した状態で前記開口部近傍から任意の位置まで前記側壁の内周面に沿って走行可能であり、
前記第1搬送手段は、前記位置にて廃棄物を前記空間内に投入可能に構成されている、廃棄物投入装置。
〔請求項7〕
前記廃棄物処分場内に敷設されて前記側壁の周方向に延びるレールを更に有し、
前記第1搬送手段は、前記レール上を走行可能であり、かつ、廃棄物を収容可能なトロッコである、請求項6に記載の廃棄物投入装置。
〔請求項8〕
前記開口部を貫通して延びる第2搬送手段を更に有し、
前記第2搬送手段は、廃棄物を、前記廃棄物処分場外から前記第1搬送手段に搬入可能である、請求項6又は請求項7に記載の廃棄物投入装置。
〔請求項9〕
前記側壁は、地中を鉛直方向に延びる円筒状であり、
前記廃棄物処分場は、前記側壁の上面開口を塞ぐように設けられた屋根を更に有し、
前記第1搬送手段が前記廃棄物処分場の上部に設けられている、請求項6~請求項8のいずれか1つに記載の廃棄物投入装置。
〔請求項10〕
廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場内に廃棄物を投入する方法であって、
前記廃棄物処分場の筒状の側壁であって廃棄物埋立用の空間を囲む前記側壁に形成された開口部を貫通するように搬送手段を設ける搬送手段設置工程と、
前記搬送手段により、廃棄物を、前記廃棄物処分場外から前記廃棄物処分場内に搬送して前記空間内に投入する廃棄物投入工程と、
を含み、
前記廃棄物投入工程では、前記廃棄物処分場内における平面視中央部にて前記搬送手段から廃棄物を前記空間内に投入する、廃棄物投入方法。
〔請求項11〕
前記側壁は、地中を鉛直方向に延びる円筒状であり、
前記廃棄物処分場は、前記側壁の上面開口を塞ぐように設けられた屋根を有し、
前記搬送手段が前記廃棄物処分場の上部に設けられている、請求項10に記載の廃棄物投入方法。
〔請求項12〕
前記空間内に投入されて溜まった廃棄物が所定高さに達するまで当該廃棄物の敷き均しを行わない、請求項10又は請求項11に記載の廃棄物投入方法。
〔請求項13〕
廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場に設けられて前記廃棄物処分場内に廃棄物を投入する廃棄物投入装置であって、
前記廃棄物処分場は、廃棄物埋立用の空間を囲む筒状の側壁を有し、
前記側壁には内外を連通する開口部が形成されており、
前記廃棄物投入装置は、前記開口部を貫通して延びる搬送手段を有し、
前記搬送手段の一端部は前記廃棄物処分場外に位置し、
前記搬送手段の他端部は、前記廃棄物処分場内における平面視中央部に位置し、
前記搬送手段は、前記一端部に供給された廃棄物を前記他端部まで搬送して前記他端部から前記空間内に投入可能である、廃棄物投入装置。
〔請求項14〕
前記側壁は、地中を鉛直方向に延びる円筒状であり、
前記廃棄物処分場は、前記側壁の上面開口を塞ぐように設けられた屋根を更に有し、
前記搬送手段が前記廃棄物処分場の上部に設けられている、請求項13に記載の廃棄物投入装置。
1…廃棄物処分場、2…側壁、3…屋根、4…底版コンクリート、5…砕石層、7…空間、8…掘削底面、11…第1側壁部、12…第2側壁部、13…段差部、13a…肩部、14…開口部、15…レール、20…廃棄物投入装置、21…トロッコ、21a…車輪、21b…本体部、21c…扉、22…ベルトコンベア、22a…一端部、22b…他端部、23…投入ピット、25…廃棄物投入装置、26…ベルトコンベア、26a…一端部、26b…他端部、27…吊り材、30…廃棄物投入装置、31…U字形の桁、31a…一端部、31b…他端部、32…投入ピット、33…ブラケット、35…押圧装置、36…ジャッキ、36a…ロッド、37…ピストン、40…廃棄物投入装置、41…鋼管、41a…一端部、41b…他端部、42…投入ピット、43…ブラケット、45…廃棄物投入装置、46…ベルトコンベア、46a…一端部、46b…他端部、51…上側スラブ、52…下側スラブ、52a…開口部、53…桁、53a…切欠き部、55…開口部、60…廃棄物投入装置、61…ベルトコンベア、61a…一端部、61b…他端部、62…覆蓋、G1…原地盤(施工地盤)、G2…盛土、GL…地面、M…不透水層、L1,L2…レベル、P0~P3…位置、WL…地下水位

Claims (9)

  1. 廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場内に廃棄物を投入する方法であって、
    前記廃棄物処分場の筒状の側壁であって廃棄物埋立用の空間を囲む前記側壁の内周面に沿って走行可能な第1搬送手段を前記廃棄物処分場内に設けること、
    前記側壁に形成された開口部から前記第1搬送手段に廃棄物を搬入すること、
    廃棄物が搬入された前記第1搬送手段を前記開口部近傍から任意の位置まで前記側壁の内周面に沿って走行させること、及び、
    前記位置にて廃棄物を前記第1搬送手段から前記空間内に投入すること、
    を含む、廃棄物投入方法。
  2. 廃棄物を前記開口部から前記第1搬送手段に搬入することは、前記開口部を貫通するように設けられた第2搬送手段により、廃棄物を、前記廃棄物処分場外から前記第1搬送手段に搬入することを含む、請求項1に記載の廃棄物投入方法。
  3. 前記側壁は、地中を鉛直方向に延びる円筒状であり、
    前記廃棄物処分場は、前記側壁の上面開口を塞ぐように設けられた屋根を有し、
    前記第1搬送手段が前記廃棄物処分場の上部に設けられている、請求項1又は請求項2に記載の廃棄物投入方法。
  4. 前記第1搬送手段は、前記廃棄物処分場内に敷設されて前記側壁の周方向に延びるレール上を走行可能なトロッコである、請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の廃棄物投入方法。
  5. 前記空間内に投入されて溜まった廃棄物が所定高さに達するまで当該廃棄物の敷き均しを行わない、請求項1~請求項4のいずれか1つに記載の廃棄物投入方法。
  6. 廃棄物を埋立処分するための廃棄物処分場に設けられて前記廃棄物処分場内に廃棄物を投入する廃棄物投入装置であって、
    前記廃棄物処分場は、廃棄物埋立用の空間を囲む筒状の側壁を有し、
    前記側壁には内外を連通する開口部が形成されており、
    前記廃棄物投入装置は、前記廃棄物処分場内に設けられて前記側壁の内周面に沿って走行可能であり、かつ、前記開口部からの廃棄物を収容可能な第1搬送手段を有し、
    前記第1搬送手段は廃棄物を収容した状態で前記開口部近傍から任意の位置まで前記側壁の内周面に沿って走行可能であり、
    前記第1搬送手段は、前記位置にて廃棄物を前記空間内に投入可能に構成されている、廃棄物投入装置。
  7. 前記廃棄物処分場内に敷設されて前記側壁の周方向に延びるレールを更に有し、
    前記第1搬送手段は、前記レール上を走行可能であり、かつ、廃棄物を収容可能なトロッコである、請求項6に記載の廃棄物投入装置。
  8. 前記開口部を貫通して延びる第2搬送手段を更に有し、
    前記第2搬送手段は、廃棄物を、前記廃棄物処分場外から前記第1搬送手段に搬入可能である、請求項6又は請求項7に記載の廃棄物投入装置。
  9. 前記側壁は、地中を鉛直方向に延びる円筒状であり、
    前記廃棄物処分場は、前記側壁の上面開口を塞ぐように設けられた屋根を更に有し、
    前記第1搬送手段が前記廃棄物処分場の上部に設けられている、請求項6~請求項8のいずれか1つに記載の廃棄物投入装置。
JP2019017994A 2019-02-04 2019-02-04 廃棄物投入方法、及び、廃棄物投入装置 Active JP7108556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019017994A JP7108556B2 (ja) 2019-02-04 2019-02-04 廃棄物投入方法、及び、廃棄物投入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019017994A JP7108556B2 (ja) 2019-02-04 2019-02-04 廃棄物投入方法、及び、廃棄物投入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020124669A JP2020124669A (ja) 2020-08-20
JP7108556B2 true JP7108556B2 (ja) 2022-07-28

Family

ID=72083239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019017994A Active JP7108556B2 (ja) 2019-02-04 2019-02-04 廃棄物投入方法、及び、廃棄物投入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7108556B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054719A (ja) 2001-08-17 2003-02-26 Yokogawa Bridge Corp 鉄板製円筒状地上貯留構造物
JP2004066131A (ja) 2002-08-07 2004-03-04 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 廃棄物の埋立方法
JP2004210539A (ja) 2003-01-09 2004-07-29 Kensetsu Kogaku Kenkyusha:Kk 廃棄物集積設備

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054719A (ja) 2001-08-17 2003-02-26 Yokogawa Bridge Corp 鉄板製円筒状地上貯留構造物
JP2004066131A (ja) 2002-08-07 2004-03-04 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 廃棄物の埋立方法
JP2004210539A (ja) 2003-01-09 2004-07-29 Kensetsu Kogaku Kenkyusha:Kk 廃棄物集積設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020124669A (ja) 2020-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105236275A (zh) 一种狭窄区域建筑深基坑施工的提土系统及提土方法
NL9300923A (nl) Terrein voor het deponeren van afval.
JP7108556B2 (ja) 廃棄物投入方法、及び、廃棄物投入装置
JP7132104B2 (ja) 廃棄物処分場
JP6529378B2 (ja) インバート施工方法、トンネル施工方法およびトンネル用テルハクレーン
US5716165A (en) Process and installation for garbage disposal
JP6475554B2 (ja) 立坑の構築方法および地下式貯槽の構築方法
CN111456143A (zh) 一种综合管廊的明挖施工设备及其施工方法
JP3961984B2 (ja) 廃棄物貯蔵設備及びその設置方法
KR100994242B1 (ko) 수상 모래포설장치 및 그 방법
KR100655182B1 (ko) 폐콘크리트를 이용한 조립식 옹벽과 그 축조방법
JP6402056B2 (ja) 立坑、地下式貯槽、立坑の構築方法および地下式貯槽の構築方法
JP5296744B2 (ja) 廃棄物処分場の連絡通路およびその構築方法
JP7444810B2 (ja) 廃棄物処分場の浸出水集水設備
JP2003054719A (ja) 鉄板製円筒状地上貯留構造物
WO2024042603A1 (ja) 構造物の施工方法
JP7091228B2 (ja) 廃棄物処分用の構造物、及び、廃棄物処分用の構造物の構築方法
JPH03137979A (ja) 廃棄物最終処分場
JP7132169B2 (ja) 防水シートの敷設方法
JP7145781B2 (ja) 膜材設置方法、及び、屋根構築方法
JP3711280B2 (ja) 移動式全天候型作業用建屋
JPH0889922A (ja) 廃棄物処分場およびその構築方法
WO2007053895A1 (en) Structural cavity
Proctor et al. Multiple applications of Reinforced Earth technologies for industrial mining structures–Georgia Pacific Mining design/build project
JP3023410B1 (ja) 廃棄物を地下に階層式に積重ねることにより処理処分するための方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7108556

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150