JP2004210539A - 廃棄物集積設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄物集積施設の地上部から上記集積地内の所定の位置に廃棄物を直接投入したり、集積地内の廃棄物を回収したりすることの可能な廃棄物集積設備を提供する。
【解決手段】トラック状の開口部11Sを有する貯留槽11の周囲に外側レール21を敷設し、上記貯留槽11内に設置されたトラックの直線部分に平行な支持ブロック12Z上に2本の直線状の内側レール22A,22Bを敷設するとともに、この内側レール22A,22Bの両端側に、廃棄物を転載するホッパー24を、その長手方向に移動可能に塔載し、上記レール21、22A,22B上を走行する走行部材23の一端を回転自在に固定する回転支持手段25を設け、、上記ホッパー24を塔載した走行部材23が、上記貯留槽11の上部を移動することができるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物最終処分場などの、廃棄物を集積地に投入して集積する廃棄物集積施設に運搬された廃棄物を上記集積地内に投入したり、上記集積地内の廃棄物を回収するための廃棄物集積設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、廃棄物を集積して埋立・貯蔵する従来の廃棄物最終処分場の一構成例を示す図で、上記廃棄物最終処分場は、地面Dを凹状に掘削・成形し、その周囲にコンクリート塀51などを構築して廃棄物を投入するための埋立地52を形成する。そして、この埋立地52の壁面と底面とを遮水シート53で覆うとともに、上記埋立地52の底部に、浸出水集水槽54A及び浸出水調整池54Bに接続された浸出水集排水管55を備えた、砂分を主体とした保護土層56を設けている。また、上記埋立地52の上部に屋根57を設けて上記埋立地52を覆い、上記埋立地52内への降雨の浸透を防止するとともに、上記屋根57の天井付近に散水設備58を設け、上記埋立地52に投入された廃棄物Aに、給水タンク59から供給される水を散水して上記廃棄物Aを浄化するようにしている。なお、上記廃棄物Aを通って埋立地52の底部に集まった浸出水は、上記浸出水集排水管55から上記浸出水集水槽54Aを介して浸出水調整池54Bに集められた後、浸出水処理施設54の原水槽54Cに送られて浄化される。
【0003】
上記廃棄物Aは、通常、図14に示すように、ダンプカー等の搬送車両60に塔載されて処分場50まで運搬され、上記埋立地52内に投入される。このとき、搬送車両60は、埋立地52内に設けられた斜路52k等の場内道路を経由して上記埋立地52内に進入し、上記廃棄物Aを埋立地52内の所定の位置に投入する。上記投入された廃棄物Aは、ローラ等の重機61で敷き均されて締め固められ、その後、廃棄物Aの飛散防止や悪臭の発散あるいはハエ等の衛生害虫の発生を防ぐために、上記廃棄物Aの上に所定厚さの覆土が施される。そして、この覆土の上に新たに廃棄物Aを投入して埋立る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、埋立地52内にダンプカー等の搬送車両60が入り込むと、上記搬送車両60が廃棄物Aと接触する可能性があり、衛生上問題があるだけでなく、集積された廃棄物Aからのガス発生など、重機作業の安全性にも問題があった。更に、廃棄物Aの運搬や敷き均しのため、埋立地52内に斜路52k等の搬送車両専用の場内道路を設置する必要があることから、廃棄物Aを埋立る容量が少なくなってしまうといった問題点があった。
そこで、処分場の埋立地52の地上部から埋立地52内に直接、あるいは、筒状の投入シュートやホッパーなどの投入設備を介して、上記運搬された廃棄物Aを上記埋立地52内に投入する方法も考えられるが、廃棄物Aの投入箇所はどうしても埋立地52の開口部周辺に限られてしまうため、上記投入された廃棄物Aを後で重機61等を用いて運搬し敷き均す必要があった。
【0005】
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、廃棄物集積施設の地上部から上記集積地内の所定の位置に廃棄物を直接投入したり、集積地内の廃棄物の移動や回収が可能な廃棄物集積設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、廃棄物を集積する廃棄物集積施設の集積地内に廃棄物を投入したり、集積地内の廃棄物を移動したり回収したりするための廃棄物集積設備であって、少なくとも一端が、上記集積地の開口部周縁に敷設された軌道上に走行自在に取付けられたビーム状の走行部材と、この走行部材に、その長手方向に沿って移動可能に取付けられた、開閉機構を有するホッパーとを備えたことを特徴とするものである。このような廃棄物集積設備を用いることにより、集積地内にダンプカー等の搬送車両を入れることなく、集積地内の地上部から集積地内の任意の場所に廃棄物を投入することが可能となる。
また、請求項2に記載の廃棄物集積設備は、上記ビーム状の走行部材に代えて、門型の走行部材を用いたものであって、この門型の走行部材の少なくとも一方の垂直片の一端を上記軌道上に走行自在に取付けるとともに、上記ホッパーを、上記門型の走行部材の水平片に、上記水平片の延長方向に沿って移動可能に取付けたものである。
請求項3に記載の廃棄物集積設備は、請求項1または請求項2に記載の廃棄物集積設備において、上記ホッパーを昇降する手段を設けたもので、これにより、投入される廃棄物の飛散を防ぐことができるだけでなく、上記集積地内の廃棄物の移動や回収も行うことが可能となる。
請求項4に記載の廃棄物集積設備は、上記ホッパーに、上記集積地内の廃棄物を掻き集めて捕獲するクラムシェル機能(いわゆる、シャベルの機能)を付加したもので、これにより、ホッパーを交換することなく、廃棄物の投入と移動・回収とをともに行うことが可能となる。
【0007】
また、請求項5に記載の廃棄物集積設備は、扇形の開口部を有する集積地の扇型の要部に、上記走行部材の一端、または、上記門型の走行部材の一方の垂直片の端部を回転自在に支持するとともに、上記走行部材の他端側、または、上記門型の走行部材の他方の垂直片の端部を上記開口部周縁に敷設されたレール上に走行自在に取付けたものである。
【0008】
請求項6に記載の廃棄物集積設備は、円形の開口部を有する集積地の中心に、上記開口部の高さまで突出する支持部材を設置し、この支持部材上に上記走行部材の一端、または、上記門型の走行部材の一方の垂直片の端部を回転自在に支持するとともに、上記走行部材の他端側、または、上記門型の走行部材の他方の垂直片の端部を上記開口部の周縁部に敷設されたレール上に走行自在に取付けたものである。
また、請求項7に記載の廃棄物集積設備は、円形の開口部の周囲に円形のレールを敷設するとともに、上記走行部材の両端部、または、上記門型の走行部材の各垂直片の端部を、上記レール上の中心対称な位置にそれぞれ走行自在に取付けたものである。
また、請求項8に記載の廃棄物集積設備は、矩形の開口部の互いに対向する一対の辺に移動用レールを敷設するとともに、上記走行部材の両端部、または、上記門型の走行部材の各垂直片の端部を上記移動用レール上に走行自在に取付けたものである。
【0009】
また、請求項9に記載の廃棄物集積設備は、トラック状の開口部を有する集積地の周囲にレールを敷設するとともに、上記集積地内に、上記開口部の高さまで突出し、かつ、トラックの直線部分に平行な方向に延長する支持ブロックを設置し、この支持ブロック上に移動用レールを敷設し、更に、この移動用レールの両端側の、上記トラックの円弧部の中心に、上記走行部材の一端、または、上記門型の走行部材の一方の垂直片の端部を回転自在に支持する回転支持手段を設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1(a),(b)は、本実施の形態に係わる廃棄物最終処分場10の概略構成を示す図で、同図において、11は地面を凹状に掘削・成形し周囲をコンクリート塀12で補強した、トラック状の開口部11Sを有する貯留槽で、この貯留槽11の中央部には、トラックの直線部分に平行な方向に延長するコンクリート製の支持ブロック12Zが突設されている。13は上記貯留槽11の壁面と底面とに敷設されたを遮水シート、14は上記貯留槽11の底部に設けられた保護土層15に埋設された浸出水集排水管、16は貯留槽11を覆う屋根、17は給水タンク18からの水を貯留槽11内の廃棄物Aに散水するための散水設備、19は上記浸出水集水管14から図示しない集水タンクに集められた浸出水を浄化するための浸出水処理施設である。
また、21は上記貯留槽11の周縁部の鋼材の敷設や溝部の形成等によって設けられたトラック状のレール(以下、外側レールという)、22A,22Bは上記支持ブロック12Z上に並行して設けられた2本の直線状のレール(以下、内側レールという)、23は両端側に、それぞれ、上記外側レール21と内側レール22A(または、内側レール22B)上を走行する車輪を備えたビーム状の走行部材、24はこの走行部材23に、上記走行部材23の長手方向に沿って移動可能に取付けられた、開閉機構を有するホッパー、25は上記内側レール22A,22Bの両端部に設けられ、上記走行部材23の一端側を回転自在に支持する回転支持手段で、上記外側レール21、内側レール22A,22Bと、ホッパー24を備えた走行部材23と、回転支持手段25とにより、本実施の形態の廃棄物集積設備20を構成する。なお、符号26は、貯留槽11の周縁部に設けられた搬送車両乗り入れ構台である。
【0011】
上記走行部材23は、図2(a),(b)に示すように、上記ホッパー24を塔載するための、開口部の幅方向に延長する2本のホッパー用レール23A,23Aと、この2本のホッパー用レール23A,23Aの延長方向の両端側において、上記2本のホッパー用レール23A,23Aをそれぞれ支持するとともに、上記レール21,22A(または、レール21,22B)上を走行する車輪23r,23rを収納する接合ボックス23B,23Bとを備えたものである。上記接合ボックス23Bには、上記車輪23rを回転させるためのモータ(図示せず)が収納されており、外側レール21の直線部分では、上記走行部材23を、上記外側レール21と内側レール22A(または、内側レール22B)を橋絡するように直進させ、外側レール21の円弧部分では、図3(a),(b)に示すように、上記走行部材23の一端側を、上記走行部材23の支持ブロック12Z側の端部に設けられ、回転支持手段25の保持シャフト25Bが挿入されるシャフト挿入孔23Sを中心に回転させるとともに、他端側を上記外側レール21の円弧部分に沿って走行させることにより、上記走行部材23を回転させる。
また、ホッパー24は、図4(a),(b)に示すように、下部に開閉部材24T,24Tが取付けられた、上方に開口する収納容器24Aと、この収納容器24Aのホッパー用レール23A,23Aに対応する側面にそれぞれ取付けられた、上記ホッパー用レール23A,23A上を走行する車輪24r,24rを収納する連結ボックス24B,24Bとを備え、上記ホッパー用レール23A,23A上を上記走行部材23の長手方向に沿って走行する。
【0012】
次に、上記廃棄物集積設備20を用いた廃棄物の投入方法について説明する。
廃棄物最終処分場10内に到着した、廃棄物Aを塔載したダンプカー等の搬送車両60は、図5(a)に示すように、貯留槽11の開口部11Sに設けられた搬送車両乗り入れ構台26に誘導され、上記搬送車両乗り入れ構台26に隣接する位置に待機しているホッパー24の収納容器24A内に、上記運搬された廃棄物Aを転載して収納する。この時、上記ホッパー24には、複数台の搬送車両60からの廃棄物Aを塔載することも可能である。
廃棄物Aのホッパー24への塔載が完了すると、走行部材23の車輪23r,23rを回転させて走行部材23を外側レール21と内側レール22A上を走行させることにより、走行部材23を外側レール21の直線部分に沿って所定の距離だけ移動させて停止させる。次に、図5(b)に示すように、ホッパー24の車輪24r,24rを回転させてホッパー24をホッパー用レール23A,23A上を走行させ、ホッパー24を走行部材23上の所定位置まで移動させる。これにより、ホッパー24を貯留槽11上部の所定の位置に移動させることができる。そして、上記所定の位置において、ホッパー24の開閉部材24T,24Tを開放し、上記廃棄物Aを貯留槽11内に投入する。
廃棄物Aの投入後は上記開閉部材24T,24Tを閉じ、ホッパー24及び走行部材23を再び移動させて、ホッパー24が上記搬送車両乗り入れ構台26に隣接する位置まで戻し、待機させる。
【0013】
また、廃棄物Aを貯留槽11の円弧部分に投入する場合には、走行部材23を内側レール22Aの一方の端部まで移動させた後、図3(a),(b)に示すように、回転支持手段25の回転支持機構25Aに回転可能に支持された保持シャフト25Bを上方に突出させて、走行部材23の支持ブロック12Z側に設けられたシャフト挿入孔23Sに挿入し、この保持シャフト25Bをシャフト把持部材23kにて保持する。これにより、走行部材23は上記保持シャフト25Bを中心に回転可能となる。したがって、廃棄物Aを貯留槽11の円弧部分に移動させて上記円弧部分の所定の位置に廃棄することができる。
また、廃棄物Aを貯留槽11の、搬送車両乗り入れ構台26の反対側に投入する場合には、上記円弧部分において、走行部材23を180°回転させて支持ブロック12Z側の車輪23rを内側レール22B上に載せた後、シャフト把持部材23kと保持シャフト25Bとを元に戻して、回転支持手段25から開放し、その後、走行部材23の車輪23r,23rを回転させて走行部材23を外側レール21と内側レール22B上を走行させて所定の距離だけ移動させ、廃棄物Aを貯留槽11の、搬送車両乗り入れ構台26の反対側に投入する。
【0014】
本例では、上記のように、廃棄物Aを貯留槽11の任意の位置に投入することができるので、従来のように、重機による敷き均し作業を行うことなく、廃棄物Aを均一に投入することができる。
なお、上記重機による敷き均しは「締め固め」の目的もあるが、本例では、投入された廃棄物Aの浄化を促進するため、上記廃棄物Aに空気や水が浸透しやすくなるように、積極的に敷き均しを行わないようにしている。
なお、ある程度の量の廃棄物Aを投入した後には、上記ホッパー24に透水性や通気性のよい砂質土系の土壌を塔載して上記廃棄物Aの上に所定厚さの覆土を施して悪臭の発散あるいはハエ等の衛生害虫の発生を防ぐようにしてもよい。
【0015】
このように、本実施の形態によれば、トラック状の開口部11Sを有する貯留槽11の周囲に外側レール21を敷設し、更に、上記貯留槽11内に設置されたトラックの直線部分に平行な支持ブロック12Z上に2本の直線状の内側レール22A,22Bを敷設するとともに、この内側レール22A,22Bの両端側に、廃棄物を転載するホッパー24を、その長手方向に移動可能に塔載し、上記レール21、22A,22B上を走行するビーム状の走行部材23の一端を回転自在に支持する回転支持手段25を設け、上記ホッパー24を塔載した走行部材23が、上記貯留槽11の上部を移動することができるようにしたので、貯留槽11内にダンプカー等の搬送車両60を入れることなく、廃棄物最終処分場10に運搬されてきた廃棄物Aを、貯留槽11内の地上部から貯留槽11内の所定の位置に容易に投入することができる。また、廃棄物Aの投入箇所を任意に設定できるので、廃棄物Aを均一に投入することができる。したがって、従来のような、重機による敷き均し作業を省略することができる。また、貯留槽11に人が入ることなく埋立作業ができるので、安全に作業を行うことができる。
その上、重機による敷き均し作業がないので、遮水シート13を傷める恐れがないだけでなく、廃棄物Aを敷き均さないため、投入された廃棄物Aに空気や水が浸透しやすくなるので、廃棄物Aの浄化が促進される。また、敷き均し作業にかかるコストを削減することができる。
【0016】
なお、上記実施の形態では、ホッパー24を、ビーム上の走行部材23上のみを移動するものとしたが、図6に示すように、上記ホッパー24を昇降するホッパー昇降手段27を設けてもよい。これにより、廃棄物Aの投入時には、上記ホッパー24を貯留槽11の底部まで降ろしてから、開閉部材24T,24Tを開放して上記廃棄物Aを投入することができるので、廃棄物Aの飛散を防止することが可能となる。なお、上記ホッパー昇降手段27としては、例えば、同図に示すような、上記ホッパー24を吊り下げるワイヤケーブル27aと、このワイヤケーブル27aの巻上げ、巻下げを行うケーブルリール27bを有するような、周知の昇降手段を用いることができる。
また、図7に示すように、上記ホッパー24の開閉部材24T,24Tの形状を、爪24kを有するシャベル状とするなどして、上記ホッパー24にクラムシェル機能を付加するようにしてもよい。これにより、貯留槽11底部に集積された廃棄物Aを上記開閉部材24T,24Tで捕獲して回収し、これを他の集積施設に移動させることもできる。また、貯留槽11内での廃棄物Aの移動を行うこともできるので、廃棄物Aを更に均一に埋立できる。なお、廃棄物Aの投入時には上記ホッパー24を用い、廃棄物Aの移動や回収時にのみ、上記ホッパー24をクラムシェルタイプのものに交換するようにしてもよい。
【0017】
また、上記例では、走行部材23の軌道を、貯留槽11の周縁部に敷設された外側レール21と支持ブロック12Z上に並行して設けられた2本の直線状のレール(内側レール)22A,22Bとしたが、図8に示すように、走行部材23の車輪23rを連結ボックス24Bに回転可能に支持するとともに、走行部材23の軌道をそれぞれ1本の溝状のレール21C,22Cとし、上記車輪23rが上記溝状のレール21C,22C内を走行するように構成してもよい。これにより、走行部材23を、直線部分はもとより、円弧部分についても、上記のような回転支持手段25を用いることなく走行させることが可能となる。
また、上記例では、ホッパー24を塔載する走行部材をビーム状の走行部材23としたが、上記走行部材の形態はこれに限るものではなく、例えば、図9に示すような、門型の走行部材28を用いてもよい。この場合には、ホッパー24を、上記ホッパー昇降手段27を用いて、上記門型の走行部材28の水平片28hに取付けて、この水平片28hの延長方向に沿って移動できるようにするとともに、軌道及び走行部材28の垂直片28v,28vのそれぞれの端部に取付ける走行手段を、上記図8のものと同様の構成にする該が好ましい。これにより、上記ホッパー24を貯留槽11の開口部11Sよりも上部に保持することができるので、廃棄物Aのホッパー24への転載や、回収した廃棄物Aの搬送車両60への転載を容易に行うことができる。
【0018】
また、上記実施の形態では、廃棄物最終処分場10のような、敷き均し作業や覆土を想定した廃棄物集積施設について説明したが、本発明は、廃棄物を単に集積する廃棄物仮置き場や、廃棄物積換所などの廃棄物集積施設に設けられた廃棄物集積地についても適用可能である。
また、上記例では、トラック状の開口部11Sを有する貯留槽11について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、様々な開口部形状の貯留槽を有する廃棄物最終処分場に対しても適応可能である。
例えば、円形の開口部を有する貯留槽の場合には、図10(a)に示すように、貯留槽11Rの周囲に円形の外側レール21Jを敷設するとともに、貯留槽11Rの中心に、柱状の支持ブロック12Rを突設し、この支持ブロック12R上に、上記実施の形態と同様の回転支持手段25Rを設置し、この回転支持手段25Rと上記外側レール21J間にホッパー24を移動可能に塔載したビーム状の走行部材23を橋絡するように設置し、この走行部材23を上記回転支持手段25Rを中心に回転させるとともに、ホッパー24を貯留槽11Rの半径方向に移動させることにより、廃棄物Aを貯留槽11Rの任意の位置に投入することができる。
あるいは、図10(b)に示すように、貯留槽11Rの周囲に円形の外側レール21Jを敷設し、この外側レール21J上に、上記外側レール21Jを橋絡するようなビーム状の走行部材23Lを設置し、上記外側レール21J上を、上記走行部材23Lを走行させることにより、上記走行部材23Lを上記貯留槽11Rの中心を中心として回転させるようにしてもよい。
【0019】
また、扇形の開口部を有する貯留槽の場合には、図11に示すように、隣接して設けられた扇型の貯留槽11A〜11Cの外周側に円弧状の外側レール21Kを敷設するとともに、上記貯留槽11A〜11Cの中心(扇形の中心)Mに、上記実施の形態と同様の回転支持手段25Kを設置し、この回転支持手段25Kと上記外側レール21K間にホッパー24を移動可能に塔載したビーム状の走行部材23を橋絡するように設置することにより、廃棄物Aを上記貯留槽11A〜11Cの任意の位置に投入することができる。
また、矩形の開口部を有する貯留槽の場合には、図12に示すように、貯留槽11Pの互いに対向する一対の辺に移動用レール21P,21Qを敷設し、この移動用レール21P,21Q間に、ホッパー24を移動可能に塔載したビーム状の走行部材23を橋絡するように設置することにより、廃棄物Aを上記貯留槽11Pの任意の位置に投入することができる。
また、上記各例では、走行部材23及びホッパー24の移動機構をレール(外側レール21,内側レール22A,22B、ホッパー用レール23A)と車輪(車輪23r、車輪24r)との組み合わせにより実現したが、周知のラック−ピニオン機構や、チェーン機構などの他の移動機構を用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、少なくとも一端が、廃棄物集積施設の集積地の開口部周縁に敷設されたレール上に走行自在に取付けられたビーム状の走行部材と、この走行部材に、その長手方向に沿って移動可能に取付けられた、開閉機構を有するホッパーとを備えた廃棄物集積設備を用いて、上記集積地内に廃棄物を投入するようにしたので、集積地内にダンプカー等の搬送車両を入れることなく、集積地内の地上部から集積地内に容易に廃棄物を投入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係わる廃棄物最終処分場の概略構成を示す図である。
【図2】本実施の形態よる走行部材の構成を示す図である。
【図3】本実施の形態に係わる回転支持手段の動作を示す図である。
【図4】本実施の形態よるホッパーの構成を示す図である。
【図5】本実施の形態に係わる廃棄物の投入方法を示す図である。
【図6】ホッパーの昇降手段を示す図である。
【図7】クラムシェル機能を有するホッパーを示す図である。
【図8】本発明による走行部材の軌道の他の形態を示す図である。
【図9】本発明による走行部材の他の形態を示す図である。
【図10】円形の開口部を有する貯留槽を備えた廃棄物最終処分場に適用される廃棄物集積設備を示す図である。
【図11】扇型の開口部を有する貯留槽を備えた廃棄物最終処分場に適用される廃棄物集積設備を示す図である。
【図12】矩形の開口部を有する貯留槽を備えた廃棄物最終処分場に適用される廃棄物集積設備を示す図である。
【図13】従来の廃棄物最終処分場の構成を示す図である。
【図14】従来の廃棄物の投入方法を示す図である。
【符号の説明】
10 廃棄物最終処分場、11 貯留槽、12 コンクリート塀、
13 遮水シート、14 浸出水集排水管、15 保護土層、16 屋根、
17 散水設備、18 給水タンク、19 浸出水処理施設、
20 廃棄物集積設備、21 外側レール、21C 溝状のレール、
22A,22B 内側レール、22C 溝状のレール、23 ビーム状の走行部材、23A ホッパー用レール、23B 接合ボックス、23r 車輪、
23S シャフト挿入孔、23k シャフト把持部材、24 ホッパー、
24A 収納容器、24T 開閉部材、24k 爪、24B 連結ボックス、
24r 車輪、25 回転支持手段、25A 回転支持機構、
25B 保持シャフト、26 搬送車両乗り入れ構台、27 ホッパー昇降手段、27a ワイヤケーブル、27b ケーブルリール、28 門型の走行部材、28h 水平片、28v 垂直片、60 搬送車両、A 廃棄物。

Claims (9)

  1. 少なくとも一端が、廃棄物を集積地に投入して集積する廃棄物集積施設の、上記集積地の開口部周縁に敷設された軌道上に走行自在に取付けられたビーム状の走行部材と、この走行部材に、その長手方向に沿って移動可能に取付けられた、開閉機構を有するホッパーとを備えたことを特徴とする廃棄物集積設備。
  2. 上記走行部材を門型の走行部材とし、この門型の走行部材の少なくとも一方の垂直片の一端を上記軌道上に走行自在に取付けるとともに、上記ホッパーを、上記門型の走行部材の水平片に、上記水平片の延長方向に沿って移動可能に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物集積設備。
  3. 上記ホッパーを昇降する手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の廃棄物集積設備。
  4. 上記ホッパーに、上記集積地内に収納された廃棄物を掻き集めて捕獲するクラムシェル機能を付加したことを特徴とする請求項3に記載の廃棄物集積設備。
  5. 扇形の開口部を有する集積地の扇型の要部に、上記ビーム状の走行部材の一端、または、上記門型の走行部材の一方の垂直片の端部を回転自在に支持するとともに、上記走行部材の他端側、または、上記門型の走行部材の他方の垂直片の端部を、上記開口部周縁に敷設されたレール上に走行自在に取付けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の廃棄物集積設備。
  6. 円形の開口部を有する集積地の中心に、上記開口部の高さまで突出する支持部材を設置し、この支持部材上に上記走行部材の一端、または、上記門型の走行部材の一方の垂直片の端部を回転自在に支持するとともに、上記走行部材の他端側、または、上記門型の走行部材の他方の垂直片の端部を上記開口部の周縁部に敷設されたレール上に走行自在に取付けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の廃棄物集積設備。
  7. 円形の開口部の周囲に円形のレールを敷設するとともに、上記走行部材の両端部、または、上記門型の走行部材の各垂直片の端部を、上記レール上の中心対称な位置にそれぞれ走行自在に取付けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の廃棄物集積設備。
  8. 矩形の開口部の互いに対向する一対の辺に移動用レールを敷設するとともに、上記走行部材の両端部、または、上記門型の走行部材の各垂直片の端部を、上記移動用レール上に走行自在に取付けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の廃棄物集積設備。
  9. トラック状の開口部を有する集積地の周囲にレールを敷設するとともに、上記集積地内に、上記開口部の高さまで突出し、かつ、トラックの直線部分に平行な方向に延長する支持ブロックを設置し、この支持ブロック上に移動用レールを敷設し、更に、この移動用レールの両端側の、上記トラックの円弧部の中心に、上記走行部材の一端、または、上記門型の走行部材の一方の垂直片の端部を回転自在に支持する回転支持手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の廃棄物集積設備。
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