JPH0512015Y2 - - Google Patents

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JPH0512015Y2
JPH0512015Y2 JP2208588U JP2208588U JPH0512015Y2 JP H0512015 Y2 JPH0512015 Y2 JP H0512015Y2 JP 2208588 U JP2208588 U JP 2208588U JP 2208588 U JP2208588 U JP 2208588U JP H0512015 Y2 JPH0512015 Y2 JP H0512015Y2
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weft
cushion material
paper
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cushion
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、成形歪みを引きおこすことのない積
層板製造用クツシヨン材に関する。 (従来の技術) 積層板製造用クツシヨン材は、積層板の製造に
おいて第2図に示すように使用される。プレスの
上下熱板3の間に積層材7を挟むようにして鉄板
4、クツシヨン材5、鏡板6を重ねて加圧加熱す
る。積層材7は、無機繊維または有機繊維の布状
または紙状基材に熱硬化性または熱可塑性樹脂を
含浸し半硬化状態としたものである。実際加工時
には、第2図に示す積み重ね単位を複数重ねる、
すなわち積層材と鏡板を交互に多数積み重ねたう
え、上下両外側にクツシヨン材を配し、鉄板を介
して熱板と接するようにして加圧加熱し積層板を
成形する。 この積層板製造に用いられるクツシヨン材に
は、紙あるいは無機質または有機質の不織布、織
布を用い、かつ耐久性、耐熱性あるいは作業性を
良くするための工夫を加えたものが多い。 このようなクツシヨン技術の現状において、低
価格が要求されるフエノール樹脂積層板の製造用
クツシヨン材には紙類が多く使用されているのが
実態である。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、紙、不織布あるいは織布を基材
として重ねクツシヨン材として使用する場合に、
クツシヨン材に近い積層板の平面性、厚み偏差等
に欠点が認められる。 本考案者は、以上の課題にかんがみ検討の結
果、連続的に抄紙される紙は経緯方向の物理特性
が異なり、織布及び不織布も同様に経緯方向によ
つて異なるが、これらの基材を重ねてクツシヨン
材とするときは経緯相異なる方向性によつて問題
が生ずることを確認した。すなわち、クツシヨン
材に最も近い積層板に成形歪みが発生し、厚みの
ばらつきが大きくなり、後工程のプリント回路加
工における寸法精度に不良を生ずる原因となるこ
とが明らかとなつた。 (課題を解決するための手段) 本考案者は、さらに課題を解決する目的の研究
を重ねて、基材の方向性をなくするために経緯方
向を交互に直交するように重ねて構成したクツシ
ヨン材を用いて成形する積層板には前記の問題を
おこさないことを確認した。 本考案は、連続的に製造するシート状基材の複
数枚を、経緯交互に直交するように重ねて成るク
ツシヨン材である。第1図はその構成説明図であ
る。重ねる基材の経方向とはその連続製造時の流
れ方向を示し、経方向とは流れ方向に対する直角
方向を示す。 (作用) 経緯方向によつて物理特性が異なるシート状材
料を経緯交互に直交するように重ねると、経緯の
厚みその他の物理特性は均一となり、積層時の圧
力及び温度が積層材へ均等に伝えられることとな
る。したがつて、成形歪みのない、品質が安定し
た積層板を製造することができる。 (実施例) 1 実施例 積層サイズ1.0m×1.0m×0.5mmの積層材料(フ
エノール樹脂含浸紙)8枚を鏡板(SUS304)と
交互に積み重ねたセツトを熱板間に挿入し、上下
外側にある鏡板と熱板との間に本考案のクツシヨ
ン材を上下に1枚ずつ配置した。このクツシヨン
材は、紙(昭和特殊製紙製KN−190)の抄紙時
の流れ方向を1枚ずつ交互に直交させて6枚を重
ねたものとした。 以上の熱板間の構成で、温度180℃、圧力50
Kg/cm2で60分間成形し積層板を得た。 2 比較例 クツシヨン材の基材を直交させず従来方式とし
た他は、実施例と全く同じ条件によつて積層板を
得た。 (考案の効果) 本考案によつて、紙、織布及び不織布の如く製
造条件によつて方向性を生ずる基材から成るクツ
シヨン材を使用する場合に発生する積層板の成形
ばらつきを大巾に改善することができた。 実施例及び比較例で得た積層板の試験結果を第
1表に示す。この結果によつて、本考案のクツシ
ヨン材を使用した実施例は、紙を交互に直交させ
ない従来法によるクツシヨン材を使用した比較例
に比べて、外観的平面性、厚み偏差、寸法変化率
の何れも優れていることが明らかである。
【表】 前記実施例においてはフエノール樹脂積層板の
成形において本考案を実施したが、本考案は、積
層材に用いる樹脂をエポキシ樹脂、ポリイミド樹
脂、ビスマレイドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹
脂あるいはテフロン樹脂、ポリエーテルイミド樹
脂、ポリエーテルサルフオン樹脂等の熱可塑性樹
脂としても同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるクツシヨン材の基材構成
を示す斜視図、第2図は積層板の成形説明図であ
る。 1……経方向基材、2……緯方向基材、3……
熱板、4……鉄板、5……クツシヨン材、6……
鏡板、7……積層材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続的に製造され経緯方向の物理特性が異なる
    シート材料を基材として、その複数枚を経緯交互
    に直交するように重ねて成る積層板製造用クツシ
    ヨン材。
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