JPH1128733A - 積層板製造用キャリアプレート - Google Patents
積層板製造用キャリアプレートInfo
- Publication number
- JPH1128733A JPH1128733A JP9184247A JP18424797A JPH1128733A JP H1128733 A JPH1128733 A JP H1128733A JP 9184247 A JP9184247 A JP 9184247A JP 18424797 A JP18424797 A JP 18424797A JP H1128733 A JPH1128733 A JP H1128733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier plate
- plate
- metal foil
- laminate
- cushion material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/02—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
- H05K3/022—Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】キャリアプレートの加熱冷却時の変形や反りを
小さくすることにより、反りの小さい積層板の製造に寄
与する。 【解決手段】キャリアプレートを、引張強度540N/
mm2以上の高張力鋼の板で構成する。前記キャリアプレ
ート1上にクッション材2を置く。クッション材2の上
にステンレス製の鏡面板3を置き、鏡面板3上に所定枚
数のプリプレグ4の層と必要に応じてその表面に金属箔
5を重ねる。そして、金属箔5の上に鏡面板3を重ね
る。このように、プリプレグと金属箔と鏡面板の積み重
ねを必要回数繰り返し、最後に、再びクッション材2を
置く。このように構成した材料をキャリアプレート1ご
と積層成形プレスの熱盤間に投入して加熱加圧成形した
後脱圧冷却する。
小さくすることにより、反りの小さい積層板の製造に寄
与する。 【解決手段】キャリアプレートを、引張強度540N/
mm2以上の高張力鋼の板で構成する。前記キャリアプレ
ート1上にクッション材2を置く。クッション材2の上
にステンレス製の鏡面板3を置き、鏡面板3上に所定枚
数のプリプレグ4の層と必要に応じてその表面に金属箔
5を重ねる。そして、金属箔5の上に鏡面板3を重ね
る。このように、プリプレグと金属箔と鏡面板の積み重
ねを必要回数繰り返し、最後に、再びクッション材2を
置く。このように構成した材料をキャリアプレート1ご
と積層成形プレスの熱盤間に投入して加熱加圧成形した
後脱圧冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層板の製造に用
いるキャリアプレートに関するものである。積層板は、
例えば、プリント配線板の絶縁基板として使用される。
いるキャリアプレートに関するものである。積層板は、
例えば、プリント配線板の絶縁基板として使用される。
【0002】
【従来の技術】積層板の製造は、まず、熱硬化性樹脂ワ
ニスをシート状基材(ガラス織布、ガラス不織布、紙
等)に含浸乾燥し、樹脂の硬化をBステージまで進めた
プリプレグを用意する。所定枚数のプリプレグの層と必
要に応じてその表面に重ねた金属箔を鏡面板で挟み、こ
れを積層成形プレス熱盤間に投入して加熱加圧成形す
る。成形後脱圧冷却してプレス熱盤間から取り出し、鏡
面板を分離する。
ニスをシート状基材(ガラス織布、ガラス不織布、紙
等)に含浸乾燥し、樹脂の硬化をBステージまで進めた
プリプレグを用意する。所定枚数のプリプレグの層と必
要に応じてその表面に重ねた金属箔を鏡面板で挟み、こ
れを積層成形プレス熱盤間に投入して加熱加圧成形す
る。成形後脱圧冷却してプレス熱盤間から取り出し、鏡
面板を分離する。
【0003】図1は積層板を製造するときに、積層成形
プレス熱盤間に投入する材料の構成を示した図である。
キャリアプレート1上にクッション材2を置く。クッシ
ョン材2の上にステンレス製の鏡面板3を置き、鏡面板
3上に所定枚数のプリプレグ4の層と必要に応じてその
片面又は両面に金属箔5を重ねる。そして、金属箔5の
上に鏡面板3を重ねる。このように、プリプレグと金属
箔と鏡面板の積み重ねを必要回数繰り返し、最後に、再
びクッション材2を置いた構成である。キャリアプレー
ト1は、例えば、鉄板、ステンレス板等からなるもので
ある。
プレス熱盤間に投入する材料の構成を示した図である。
キャリアプレート1上にクッション材2を置く。クッシ
ョン材2の上にステンレス製の鏡面板3を置き、鏡面板
3上に所定枚数のプリプレグ4の層と必要に応じてその
片面又は両面に金属箔5を重ねる。そして、金属箔5の
上に鏡面板3を重ねる。このように、プリプレグと金属
箔と鏡面板の積み重ねを必要回数繰り返し、最後に、再
びクッション材2を置いた構成である。キャリアプレー
ト1は、例えば、鉄板、ステンレス板等からなるもので
ある。
【0004】このように構成した材料をキャリアプレー
ト1ごと積層成形プレスの熱盤間に投入して加熱加圧成
形した後脱圧冷却する。プレスの熱盤間からの取り出し
も、キャリアプレート1ごと行なう。成形後の冷却は熱
盤に冷媒を通して実施するが、冷却には長時間を要する
ので積層板の温度が100℃〜170℃になったところ
で圧力を解放し冷却している。
ト1ごと積層成形プレスの熱盤間に投入して加熱加圧成
形した後脱圧冷却する。プレスの熱盤間からの取り出し
も、キャリアプレート1ごと行なう。成形後の冷却は熱
盤に冷媒を通して実施するが、冷却には長時間を要する
ので積層板の温度が100℃〜170℃になったところ
で圧力を解放し冷却している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記キャリアプレート
を使用して積層板を製造すると、圧力解放後はキャリア
プレートを介した熱盤側と積層板側の温度差によりキヤ
リアプレートに反りを生じる。キャリアプレートが反っ
て部分的に熱盤から離れると、冷却のための積層板側か
ら熱盤側への熱伝導が不均一となることから積層板の反
りが大きくなる問題があった。本発明が解決しようとす
る課題は、キャリアプレートの加熱冷却時の変形や反り
を小さくすることにより、反りの小さい積層板の製造に
寄与することである。
を使用して積層板を製造すると、圧力解放後はキャリア
プレートを介した熱盤側と積層板側の温度差によりキヤ
リアプレートに反りを生じる。キャリアプレートが反っ
て部分的に熱盤から離れると、冷却のための積層板側か
ら熱盤側への熱伝導が不均一となることから積層板の反
りが大きくなる問題があった。本発明が解決しようとす
る課題は、キャリアプレートの加熱冷却時の変形や反り
を小さくすることにより、反りの小さい積層板の製造に
寄与することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るキャリアプレートは、引張強度540
N/mm2以上の高張力鋼の板からなる。
に、本発明に係るキャリアプレートは、引張強度540
N/mm2以上の高張力鋼の板からなる。
【0007】キャリアプレートは、積層板成形後の脱圧
冷却時に、冷媒を通している熱盤との温度勾配により厚
み方向の熱膨張差に起因する反りを生じやすい。キャリ
アプレート材に上記の高張力鋼板を使用することによ
り、厚み方向の膨張歪みに対する抗力を高め、キャリア
プレートの反りを低減することができる。また、高張力
鋼は熱伝導に優れているので、厚さ方向の温度勾配を生
じにくい材料である。
冷却時に、冷媒を通している熱盤との温度勾配により厚
み方向の熱膨張差に起因する反りを生じやすい。キャリ
アプレート材に上記の高張力鋼板を使用することによ
り、厚み方向の膨張歪みに対する抗力を高め、キャリア
プレートの反りを低減することができる。また、高張力
鋼は熱伝導に優れているので、厚さ方向の温度勾配を生
じにくい材料である。
【0008】
【発明の実施の形態】表1に示した材料からなるキャリ
アプレート(実施例1,2、従来例1)を準備し、その
反りを測定した。測定方法は、常温のキャリアプレート
を170℃の熱盤上に置き、熱安定時の4コーナーの反
りを測定するものである。表1には4コーナーの反りの
平均値を示した。測定に供したキャリアプレートの寸法
は350mm角であり、熱盤の寸法は、500mm角であ
る。
アプレート(実施例1,2、従来例1)を準備し、その
反りを測定した。測定方法は、常温のキャリアプレート
を170℃の熱盤上に置き、熱安定時の4コーナーの反
りを測定するものである。表1には4コーナーの反りの
平均値を示した。測定に供したキャリアプレートの寸法
は350mm角であり、熱盤の寸法は、500mm角であ
る。
【0009】
【表1】
【0010】上記実施例2と従来例1のキャリアプレー
トを使用して常法により両面銅張りガラス織布基材エポ
キシ樹脂積層板(1000×1200mm,1.6mm厚)
を製造した。成形後に170℃で脱圧し、熱盤に冷却水
を通して冷却した。ワークサイズ(510×340mm)
に裁断した後の積層板の4コーナーとコーナー間中央の
反りを測定し、その平均値と最大値を表2に示した。
トを使用して常法により両面銅張りガラス織布基材エポ
キシ樹脂積層板(1000×1200mm,1.6mm厚)
を製造した。成形後に170℃で脱圧し、熱盤に冷却水
を通して冷却した。ワークサイズ(510×340mm)
に裁断した後の積層板の4コーナーとコーナー間中央の
反りを測定し、その平均値と最大値を表2に示した。
【0011】
【表2】
【0012】
【発明の効果】表1から明らかなように、本発明に係る
キャリアプレートは厚さ方向の熱勾配に起因する反りが
小さく、このキャリアプレートを用いることにより、反
りの小さい積層板を製造することができる。
キャリアプレートは厚さ方向の熱勾配に起因する反りが
小さく、このキャリアプレートを用いることにより、反
りの小さい積層板を製造することができる。
【図1】積層板を製造するときに、積層成形プレス熱盤
間に投入する材料の構成を示す図である。
間に投入する材料の構成を示す図である。
1はキャリアプレート 2はクッション材 3は鏡面板 4はプリプレグ 5は金属箔
Claims (1)
- 【請求項1】引張強度540N/mm2以上の高張力鋼の
板からなり、鏡面板で挟んだプリプレグの層を載置して
積層成形プレス熱盤間に投入するための積層板製造用キ
ャリアプレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184247A JPH1128733A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 積層板製造用キャリアプレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184247A JPH1128733A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 積層板製造用キャリアプレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1128733A true JPH1128733A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16149972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9184247A Pending JPH1128733A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 積層板製造用キャリアプレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1128733A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004028775A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 積層板の製造方法および積層板製造用ずれ防止装置 |
WO2008152737A1 (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-18 | Kitagawa Seiki Kabushiki Kaisha | 基板成形プレス装置及び基板成形プレス方法 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP9184247A patent/JPH1128733A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004028775A1 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-08 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 積層板の製造方法および積層板製造用ずれ防止装置 |
WO2008152737A1 (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-18 | Kitagawa Seiki Kabushiki Kaisha | 基板成形プレス装置及び基板成形プレス方法 |
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