JPH0731327U - 積層板成形用クッション材 - Google Patents
積層板成形用クッション材Info
- Publication number
- JPH0731327U JPH0731327U JP6245993U JP6245993U JPH0731327U JP H0731327 U JPH0731327 U JP H0731327U JP 6245993 U JP6245993 U JP 6245993U JP 6245993 U JP6245993 U JP 6245993U JP H0731327 U JPH0731327 U JP H0731327U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion material
- plate
- laminated plate
- laminated
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- Pending
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】クッション材の構成を改良して、積層板成形中
の面内温度バラツキを小さくする。 【構成】断熱材3とその両側に配置したゴムシート2か
らなるクッション材料の両表面に、厚さ0.5mmの銅板
1を配置してクッション材を構成する。プリプレグを挟
んだステンレス製鏡面板とプレス熱盤の間に前記クッシ
ョン材を介在させて積層板を加熱加圧成形する。
の面内温度バラツキを小さくする。 【構成】断熱材3とその両側に配置したゴムシート2か
らなるクッション材料の両表面に、厚さ0.5mmの銅板
1を配置してクッション材を構成する。プリプレグを挟
んだステンレス製鏡面板とプレス熱盤の間に前記クッシ
ョン材を介在させて積層板を加熱加圧成形する。
Description
【0001】
本考案は、プリプレグを熱盤間で加熱加圧して積層板を成形するに際しプリプ レグと熱盤の間に介在させて使用するクッション材に関する。
【0002】
従来、上記クッション材は、断熱材(アラミド繊維や無機繊維からなるシート )とゴムシートを組み合わせて重ねたものがあり、表面には厚さ35μmの銅箔 を載置した構成のものが使用されている。銅箔は、プリプレグを挟んだ鏡板とク ッション材、或いは熱盤とクッション材が貼り付くのを防ぐ目的で使用されてい る。このようなクッション材は、熱盤からプリプレグに伝わる熱と圧力を調整し て、積層板の成形が良好に行なわれるようにする機能を果すものである。
【0003】
しかしながら、上記のクッション材を使用した積層板の成形では、成形中の積 層板の面内に温度バラツキを生じ、その結果、積層板が反ったり積層板内部にボ イドが発生しやすい問題がある。 本考案が解決しようとする課題は、クッション材の構成を改良して、積層板成 形中の面内温度バラツキを小さくすることである。
【0004】
上記課題を解決するために、本考案に係るクッション材は、クッション材料の 表面または層間に厚さ0.1mm以上の銅板を配置したものである。
【0005】
上記のクッション材は、端部からの放熱等で生じる面内温度バラツキを、厚さ 0.1mm以上の銅板を配置することで調整し、成形中の積層板の面内温度バラツ キを小さくしている。
【0006】
実施例1 図1に示すように、断熱材3とその両側に配置したゴムシート2からなるクッ ション材料の両表面に、厚さ0.5mmの銅板1を配置してクッション材を構成し た。 効果を確認するために、以下の積層板の成形を行なった。ガラス織布基材エポ キシ樹脂プリプレグ(1000×1200mm)を所定枚数重ねその両側に離型フ ィルム(PPフィルム)を配置し、全体をステンレス製鏡面板で挟んだ。この構 成物14組をプレス熱盤間に投入し、最外側の鏡面板とプレス熱盤の間には上記 クッション材を介在させて所定の条件で加熱加圧成形した。
【0007】 実施例2 実施例1において、銅板1の厚さを0.1mmとした。効果を確認するために、 実施例1と同様にして積層板を成形した。
【0008】 従来例 実施例1において、銅板1に代えて厚さ35μmの銅箔を使用した。効果を確 認するために、実施例1と同様にして積層板を成形した。
【0009】 上記実施例および従来例のクッション材について効果を確認するために成形し た積層板の特性を表1に示した。 表中、積層板Aはプレス熱盤に最も近い位置で成形された積層板であり、積層 板Bはプレス熱盤間の中央で成形された積層板である。 また、面内温度バラツキは、積層板成形の加熱を終了し冷却開始時のものであ る。ボイド発生領域は、図3に示した積層板四角のボイドが発生している領域の 寸法aで示した。
【0010】
【表1】
【0011】 表1から、実施例のクッション材を使用して成形した積層板は、温度バラツキ 、反りおよびボイド発生領域が目標値以内の小さい値にあることがわかる。尚、 上記実施例の他にも、図2に示すように、断熱材3の両側に厚さ0.5mmの銅板 1とゴムシート2をこの順序で配置し、両表面に厚さ35μmの銅箔4を配置し た構成のクッション材も、上記実施例1と同様の効果があることを確認した。
【0012】
上述のように、本考案に係るクッション材を使用することにより、積層板を成 形するためのプリプレグへの熱の伝導を調整することができ、反りおよびボイド の発生の少ない積層板を成形することができる。
【図1】本考案に係る実施例のクッション材の断面図で
ある。
ある。
【図2】本考案に係る他の実施例のクッション材の断面
図である。
図である。
【図3】積層板のボイドの発生領域の測定個所を示す説
明図である。
明図である。
1は銅板 2はゴムシート 3は断熱材
Claims (1)
- 【請求項1】プリプレグを熱盤間で加熱加圧して積層板
を成形するに際しプリプレグと熱盤の間に介在させるク
ッション材において、 クッション材料の表面または層間に厚さ0.1mm以上の
銅板を配置したことを特徴とする積層板成形用クッショ
ン材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6245993U JPH0731327U (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 積層板成形用クッション材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6245993U JPH0731327U (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 積層板成形用クッション材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731327U true JPH0731327U (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=13200816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6245993U Pending JPH0731327U (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 積層板成形用クッション材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731327U (ja) |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP6245993U patent/JPH0731327U/ja active Pending
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