JPH04263911A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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JPH04263911A
JPH04263911A JP3108087A JP10808791A JPH04263911A JP H04263911 A JPH04263911 A JP H04263911A JP 3108087 A JP3108087 A JP 3108087A JP 10808791 A JP10808791 A JP 10808791A JP H04263911 A JPH04263911 A JP H04263911A
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prepreg
mirror
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plates
thermal disc
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Kunio Iketani
池谷 国夫
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】一対の熱盤の間で複数枚の積層板
を同時に成形すると、積層板の反り、寸法等の特性が熱
盤に最も近いものと他のものとの間で異なる。本発明は
、上記の特性の差異を少なくし、印刷配線板等に加工す
る際良好な加工性、作業性を有する高密度印刷配線板に
適した積層板を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一対の熱盤間で複数枚の積層板を成形す
る場合、熱盤の最も近くで成形された積層板は、他の積
層板に比較して反りや寸法変化を生じやすい。
【0003】この原因は、熱盤からの伝熱の違いにもよ
るが、本発明者による検討結果、成形時積層材に接する
金属鏡面板(以下、鏡面板という)の動きの相違が主な
原因であることがわかった。即ち、鏡面板は加熱による
熱膨張とともに、成形圧力によるプリプレグ中の樹脂の
流れに応じて面方向外側へ応力を受け、わずかではある
が伸延する。ただし、熱盤も最も近い鏡面板においては
、熱盤側の面は熱盤との間にあるクッション材と接して
いるので前記の応力を受けることがない。このため、こ
の鏡面板は他の鏡面板とは異なり、相対的に伸延が小さ
い。
【0004】従って、熱盤に最も近い鏡面板に接する積
層板は、もう一方の面が他の鏡面板と接する故、両鏡面
板の伸延度の相違により、成形後に残る応力歪が大きい
。これが反りや寸法変化を大きくする原因となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱盤に最も
近い鏡面板の伸延度を他の鏡面板と同等にすることによ
り、各鏡面板間で成形される積層板の応力歪を小さくし
、その特性上のバラツキを小さくすることを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリプレグを
1枚もしくは複数枚重ねこれを鏡面板間に挟み、前記プ
リプレグの複数組を同時に熱盤間で加熱加圧成形する積
層板の製造方法において、熱盤に最も近い鏡面板の伸延
度を他の鏡面板と同等にするために、熱盤とこの鏡面板
との間に前記プリプレグと同一又は異なるプリプレグを
挿入して成形することを特徴とする積層板の製造方法で
ある。
【0007】このような構成とすることにより、この熱
盤に最も近い鏡面板は、熱盤との間に挿入したプリプレ
グの挙動により、伸延度が他の鏡面板と同等になり、成
形されるすべての積層板は、両側の鏡面板から同等の作
用を受けることとなり、反りや寸法変化が小さく、その
バラツキも小さくなる。
【0008】なお、熱盤と鏡面板の間には通常通りクッ
ション材が挿入されるが、本発明において挿入されるプ
リプレグはこのクッション材の熱盤側あるいは鏡面板側
のいずれか(又は両方)であるが、鏡面板側の方が鏡面
板の伸延度の上で好ましい。
【0009】
【実施例】以下に、実施例及び比較例(従来例)を示す
。これらの例において、一対の熱盤間で成形される積層
板は両面銅張エポキシ樹脂ガラスクロス積層板(1.6
mm厚)5枚である。鏡面板厚みは2mm、成形条件は
170℃、50kg/cm2、120分間である。クッ
ション材はクラフト紙5枚を接合し、その両面にアルミ
ニウム箔を張り合わせたもので厚さ約1mmである。
【0010】実施例1は、積層板成形に使用するものと
同じエポキシ樹脂含浸ガラスクロス(180μm厚)2
枚をクッション材と鏡面板の間に挿入し、実施例2は前
記プリプレグ2枚を熱盤とクッション材の間に挿入した
。比較例は、従来通りプリプレグを挿入しないで成形し
た。
【0011】これらの例で得られた積層板の反りと寸法
安化率を、最も外側の積層板(A)及び中間の積層板(
B)について測定した。結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】(測定方法) 1.反り:500×500mmの積層板を平面上に置き
、最大高さを求めた(単位mm)。 2.寸法変化率:積層板を300×300mmの大きさ
に切り出し、エッチング後170℃、30分間加熱処理
した。エッチング前の寸法(L1)と加熱処理後の寸法
(L2)の差から次式により求めた。 {(L1−L2)/L1}×100=寸法変化率(%)
【0014】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の方法により得られた積層板は反り、寸法変化が小
さく、そのバラツキも従来のものより小さい。また、他
の諸特定も従来のものと同等ないしそれ以上であるので
、高密度印刷配線板用として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  樹脂ワニスを含浸して得たプリプレグ
    を1枚もしくは複数枚重ね、これを金属鏡面板間に挟み
    前記プリプレグの複数組を同時に加熱加圧成形する積層
    板の製造方法において、熱盤と熱盤に最も近い金属鏡面
    板の間に、上記プリプレグと同一又は異なるプリプレグ
    を挿入して成形することを特徴とする積層板の製造方法
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