JPH05119803A - フイードバツクコントローラ - Google Patents

フイードバツクコントローラ

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JPH05119803A
JPH05119803A JP30846491A JP30846491A JPH05119803A JP H05119803 A JPH05119803 A JP H05119803A JP 30846491 A JP30846491 A JP 30846491A JP 30846491 A JP30846491 A JP 30846491A JP H05119803 A JPH05119803 A JP H05119803A
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JP
Japan
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control output
change amount
set value
deviation
feedback
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30846491A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Ito
正満 伊藤
Kazutaka Niimura
和隆 新村
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィードバックコントローラにおいて、設定値
変更時のオーバーシュートを抑制し、速応性を向上させ
る。 【構成】制御対象20からフィードバックされたプロセ
ス値xと設定値Riとの偏差e及びその変化量Δeを用
いて制御出力変化量Δu2を演算するフィードバック演
算装置14を備え、制御出力変化量Δu2に基づき生成
した制御出力uを制御対象20に加えてプロセス値xを
設定値Riに一致させるフィードバックコントローラ1
0において、設定値変更量(Ri−Ri-1)と制御ゲイン
Cとの積に比例する補正制御出力変化量Δu1を、前記
制御出力変化量Δu2に加算したものを新たな制御出力
変化量Δuとして、この制御出力変化量Δuに基づき制
御出力uを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセス制御において
フィードバック演算装置に対する設定値を変更した際の
プロセス値のオーバーシュートを抑制するようにしたフ
ィードバックコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロセス制御にはPID(比例・
積分・微分)制御が一般的に用いられており、この方式
では設定値変更時のオーバーシュートを避けることが困
難である。すなわち、PID制御では、立上り時に制御
の速応性を向上させようとするとオーバーシュートが大
きくなり、逆にオーバーシュートを小さくしようとする
と立上りが遅くなって速応性に劣る傾向にある。このた
め、最近では、ファジィ推論による補助目標値の導入に
より、オーバーシュートを抑制する方法等が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ファジィ推
論による補助目標値を導入する方法では、ファジィルー
ルの決定が煩雑になるという問題がある。本発明は上記
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、オーバーシュートを容易に抑制でき、しか
も、速応性に優れたフィードバックコントローラを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、制御対象からフィードバックされた
プロセス値と設定値との偏差、及び、この偏差の変化量
を用いて制御出力変化量を演算するフィードバック演算
装置を備え、前記制御出力変化量に基づき生成した制御
出力を制御対象に加えてプロセス値を設定値に一致させ
るフィードバックコントローラにおいて、今回の設定値
と変更前の前回の設定値とから求めた設定値変更量と、
制御ゲインとの積に比例する補正制御出力変化量を、前
記フィードバック演算装置から出力される制御出力変化
量に加算したものを新たな制御出力変化量として、この
制御出力変化量に基づき制御出力を生成するものであ
る。
【0005】第2の発明は、第1の発明が前提とするフ
ィードバックコントローラにおいて、前記設定値変更量
と制御ゲインとの積に比例する補正制御出力変化量を、
フィードバック演算装置から出力される制御出力変化量
と補正係数との積に加算したものを新たな制御出力変化
量として、この制御出力変化量に基づき制御出力を生成
すると共に、前記補正係数を、前記偏差及び偏差の変化
量の符号が異符号であるときに、制御出力が小さくなる
ような値に設定するものである。
【0006】
【作用】第1の発明によれば、設定値変更量と制御ゲイ
ンとから補正制御出力変化量を求め、これをフィードフ
ォワードとしてフィードバック出力に加算したものを新
たな制御出力変化量としているため、オーバーシュート
を生じることなく、プロセス値を設定値に対して速やか
にほぼ一致させることができる。
【0007】第2の発明によれば、設定値とプロセス値
との間の偏差及びその変化量が異符号であるときに制御
出力が弱くなるように作用するため、プロセス値が設定
値に一致していく整定時に減衰性を向上させることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、図に沿って各発明の実施例を説明す
る。図1は第1の発明の一実施例を示すもので、図にお
いて、10はフィードバックコントローラ、11は変更
前の前回の設定値Ri-1を記憶する記憶装置、12は今
回の設定値Riと前回の設定値Ri-1との偏差である設定
値変更量を求める加算器、13はゲイン乗算器、14は
偏差e及び偏差の変化量Δeに基づき制御出力変化量Δ
2を演算するフィードバック演算装置、15は前記ゲ
イン乗算器13の出力である補正制御出力変化量Δu1
とフィードバック演算装置14からの制御出力変化量Δ
2とを加算して最終的な制御出力変化量Δuを求める
加算器、16は前回の制御出力に今回の制御出力変化量
Δuを積算する積算器、20は積算器16からの今回の
制御出力uが加えられるプロセスの制御対象、17は制
御対象20からのプロセス値xと設定値Riとに基づき
両者の偏差e及び偏差の変化量Δeを演算する演算記憶
装置である。
【0009】ここで、ゲイン乗算器13においてフィー
ドバックコントローラ10の制御ゲインをKC、定数を
aとすると、補正制御出力変化量Δu1は次の数式1に
よって表される。
【0010】
【数1】Δu1=a・KC(Ri−Ri-1
【0011】なお、数式1における(Ri−Ri-1)は設
定値変更量である。また、フィードバック演算装置14
からの制御出力変化量Δu2は、偏差e及び偏差の変化
量Δeの関数として数式2のようになり、この関数は例
えばPI制御演算、ファジィ演算等により実現される。
【0012】
【数2】Δu2=f(e,Δe)
【0013】これにより、最終的な制御出力変化量Δu
は数式3のようになり、この制御出力変化量Δuに基づ
き積算器16を介して制御出力uが決定される。
【0014】
【数3】Δu=Δu1+Δu2
【0015】すなわち本実施例では、設定値変更量(R
i−Ri-1)と制御ゲインとから補正制御出力変化量Δu
1を求め、フィードフォワードとしてフィードバック制
御出力の制御出力変化量Δu2に加算することにより最
終的な制御出力変化量Δuを求めているため、設定値変
更量(Ri−Ri-1)が制御出力に直ちに反映される。従
って、設定値が変更された場合でも、図2に実線にて示
すようにプロセス値を早期に設定値に一致させることが
でき、また、従来のPIコントローラ(図2の破線参
照)のようにオーバーシュートを生じることもない。
【0016】次に、図3は第2の発明の一実施例を示し
ている。図1の実施例では、前記数式3により、補正さ
れたΔu1とフィードバック出力であるΔu2とから制御
出力変化量Δuを求めているが、この実施例では、Δu
2に対し補正係数bを乗じたものをΔu3とし、このΔu
3とΔu1とを加算して制御出力変化量Δuを求めること
とした。なお、図3において図1と同一の構成要素には
同一の符号を付して詳述を省略する。
【0017】すなわち、この実施例では、フィードバッ
ク演算装置14の出力側に乗算器19が設けられ、補正
係数設定器18から出力される補正係数bとフィードバ
ック演算装置14からの制御出力変化量Δu2とが乗算
されて補正後の制御出力変化量Δu3として加算器15
側に出力される。つまり、乗算器19では数式4に示す
演算を行ない、また、加算器15からは数式5に示す最
終的な制御出力変化量Δuが出力される。
【0018】
【数4】Δu3=b・Δu2
【0019】
【数5】Δu=Δu1+Δu3
【0020】ここで、前記補正係数bは、補正係数設定
器18において、偏差eと偏差の変化量Δeとが同符号
であってe・Δe>0のときにはb=1、また、偏差e
と偏差の変化量Δeとが異符号であってe・Δe<0の
ときにはb:定数(0〜1)に設定されて出力されるよ
うになっている。
【0021】このように本実施例によれば、偏差eと偏
差の変化量Δeとが異符号のときに制御出力が弱くなる
ように動作するため、プロセス値と設定値との偏差が小
さくなっていく整定時に減衰性を向上させることが可能
である。また、図1の実施例と同様に設定値変更に伴う
補正制御出力変化量Δu1も加味しているため、速応性
を向上させ、かつオーバーシュートを抑制することがで
きる。
【0022】なお、上記各実施例は設定値がステップ状
に変更される場合を想定しているが、本発明は設定値が
ランプ状に変更される場合にも勿論有効である。
【0023】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、設定
値変更量と制御ゲインとの積に比例する補正制御出力変
化量をフィードバック出力に加算して制御出力を生成し
ているため、従来に比べて設定値変更時にオーバーシュ
ートを生じることがなく、また速応性も向上するという
効果がある。更に、ファジィ推論による補助目標値を導
入する方法に比べて、多数のファジィルール設定等に伴
う煩雑さも解消される。
【0024】第2の発明によれば、上記効果に加えて、
減衰性が向上されると共に、制御対象のパラメータが変
動した際のロバスト性についてもPIコントローラに比
べて大きく改善されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例におけるプロセス値の応答を示す
図である。
【図3】第2の発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10,10′ フィードバックコントローラ 11 記憶装置 12,15 加算器 13 ゲイン乗算器 14 フィードバック演算装置 16 乗算器 17 演算記憶装置 18 補正係数設定器 19 乗算器 20 制御対象

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象からフィードバックされたプロ
    セス値と設定値との偏差、及び、この偏差の変化量を用
    いて制御出力変化量を演算するフィードバック演算装置
    を備え、前記制御出力変化量に基づき生成した制御出力
    を制御対象に加えてプロセス値を設定値に一致させるフ
    ィードバックコントローラにおいて、 今回の設定値と変更前の前回の設定値とから求めた設定
    値変更量と、制御ゲインとの積に比例する補正制御出力
    変化量を、前記フィードバック演算装置から出力される
    制御出力変化量に加算したものを新たな制御出力変化量
    として、この制御出力変化量に基づき制御出力を生成す
    ることを特徴とするフィードバックコントローラ。
  2. 【請求項2】 制御対象からフィードバックされたプロ
    セス値と設定値との偏差、及び、この偏差の変化量を用
    いて制御出力変化量を演算するフィードバック演算装置
    を備え、前記制御出力変化量に基づき生成した制御出力
    を制御対象に加えてプロセス値を設定値に一致させるフ
    ィードバックコントローラにおいて、 今回の設定値と変更前の前回の設定値とから求めた設定
    値変更量と、制御ゲインとの積に比例する補正制御出力
    変化量を、前記フィードバック演算装置から出力される
    制御出力変化量と補正係数との積に加算したものを新た
    な制御出力変化量として、この制御出力変化量に基づき
    制御出力を生成すると共に、 前記補正係数を、前記偏差及び偏差の変化量の符号が異
    符号であるときに、制御出力が小さくなるような値に設
    定することを特徴とするフィードバックコントローラ。
JP30846491A 1991-10-28 1991-10-28 フイードバツクコントローラ Withdrawn JPH05119803A (ja)

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JP30846491A JPH05119803A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 フイードバツクコントローラ

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JPH05119803A true JPH05119803A (ja) 1993-05-18

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ID=17981343

Family Applications (1)

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JP30846491A Withdrawn JPH05119803A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 フイードバツクコントローラ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016092872A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 富士電機株式会社 制御装置、そのプログラム、プラント制御方法
JP2017059556A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 レーザ発振装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016092872A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 富士電機株式会社 制御装置、そのプログラム、プラント制御方法
JPWO2016092872A1 (ja) * 2014-12-11 2017-08-10 富士電機株式会社 制御装置、そのプログラム、プラント制御方法
JP2017059556A (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 レーザ発振装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107