JPH05313754A - 速度制御装置 - Google Patents

速度制御装置

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Publication number
JPH05313754A
JPH05313754A JP11589292A JP11589292A JPH05313754A JP H05313754 A JPH05313754 A JP H05313754A JP 11589292 A JP11589292 A JP 11589292A JP 11589292 A JP11589292 A JP 11589292A JP H05313754 A JPH05313754 A JP H05313754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
dead time
observer
disturbance
manipulated variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11589292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Kato
義樹 加藤
Ichiro Awaya
伊智郎 粟屋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11589292A priority Critical patent/JPH05313754A/ja
Publication of JPH05313754A publication Critical patent/JPH05313754A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無駄時間Lの変化する制御対象に対しても、
無駄時間補償と外乱補償の有効帯域を変化させ、無駄時
間Lと外乱dの影響を抑制して高精度の速度制御が可能
となる速度制御装置を提供すること。 【構成】 速度指令発生装置5からの速度指令値ωrと
制御対象1の速度ωとの速度偏差ωr−ωを速度フィー
ドバックゲイン3により増幅し、増幅された出力に操作
量の無駄時間送れLと外乱dとの推定値τを加算して制
御対象1の操作量uを求め、求められた操作量uと速度
ωとからオブザーバ4により操作量の無駄時間遅れLと
外乱dとを推定して推定値τを求め、制御対象1の速度
ωを制御すると共に、操作量の無駄時間Lと外乱dとを
補償する速度制御装置において、オブザーバ4のオブザ
ーバ時定数T0 を速度指令値ωrに反比例して変化させ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジン速度に
応じて無駄時間の変化するエンジンの制御系に適用され
る速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン速度に応じて無駄時間の
変化するエンジンの制御系等においては、図2に示すよ
うに、操作量の無駄時間Lと外乱dとが存在する制御対
象1に対して、速度指令発生装置5からの速度指令値ω
rと制御対象1からの実際の速度ωとから、速度制御装
置2により操作量uを決定している。ここで、速度制御
装置2は、速度指令値ωrと速度ωとから操作量uを求
め、さらに速度ωと操作量uとから、操作量の無駄時間
遅れLと外乱dとを推定する固定のオブザーバ6により
推定した推定値τを操作量uにフィードバックすること
によって、無駄時間Lと外乱dの補償をはかっている。
なお、図中3は速度フィードバックゲイン(Gv)であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
速度制御装置にあっては、固定のオブザーバを用いてい
ることから次のような問題があった。即ち、速度ωに反
比例して無駄時間Lの変化する制御対象に対しては、オ
ブザーバのオブザーバ時定数T0 を小さくして、無駄時
間補償と外乱補償の有効帯域を高くしようとすると、速
度ωが小さく無駄時間Lが大きくなった時に系が不安定
となる。このため、オブザーバ時定数T0を小さくでき
ず、有効帯域を高くすることは困難であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、無駄時間Lの変化する制
御対象に対しても、無駄時間補償と外乱補償の有効帯域
を変化させ、無駄時間Lと外乱dの影響を抑制して高精
度の速度制御が可能となる速度制御装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、オブザーバのオブザーバ時定数T0 を速度
指令値ωrに反比例して変化させ、オブザーバ出力をフ
ィードバックすることによって、無駄時間Lの変化に応
じた無駄時間補償と外乱補償とを行うものである。
【0006】即ち本発明は、速度指令値ωrと実際の速
度ωとから制御対象の操作量uを求める手段と、求めら
れた操作量uと速度ωとから操作量の無駄時間遅れLと
外乱dとを推定し、これを操作量uにフィードバックす
るオブザーバとを備え、制御対象の速度ωを制御すると
共に、操作量の無駄時間Lと外乱dとを補償する速度制
御装置において、オブザーバのオブザーバ時定数T0 を
速度指令値ωrに反比例して変化させるようにしたもの
である。
【0007】
【作用】本発明の速度制御装置は上記のように構成され
ているので、制御対象の速度ωが遅い場合には、外乱d
の周波数は低く、無駄時間Lは速度ωに反比例して長い
ため、オブザーバ時定数To を大きくして、有効帯域を
低くしても十分であり、不安定にならない補償をする。
逆に、速度ωが速い場合には、外乱dの周波数が高く無
駄時間Lは短いため、オブザーバ時定数T0 を小さくし
ても系は不安定にならず、有効帯域の高い補償を行う。
【0008】速度制御により速度ωは速度指令値ωrに
ほぼ等しいため、オブザーバ時定数T0 を速度指令値ω
rに反比例して変化させることにより、速度ωに応じた
有効帯域の無駄時間補償と外乱補償を安定に行うことが
でき、高精度の速度制御が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1に、本発明の一実施例を用いたシステ
ム構成を示す。制御対象1から速度ωが検出され、速度
制御装置2に入力される。また、速度指令発生装置5か
ら速度指令値ωrが出力され、速度制御装置2に入力さ
れる。速度制御装置2からは操作量uが出力され、これ
が制御対象1の入力となる。
【0011】速度制御装置2の内部では、速度指令値ω
rと速度ωとの速度偏差ωr−ωが速度フィードバック
ゲイン3(Gv)で増幅され、その出力に後述する推定
値τを加算して操作量uが求められる。そして、速度
ω,速度指令値ωr及び操作量uがオブザーバ4に入力
される。オブザーバ4では、速度ωと操作量uとから、
操作量の無駄時間遅れ分(1−e-L2 )uと外乱dとの
和が、速度指令値ωrに反比例するオブザーバ時定数T
0 で推定される。この推定された推定値τはオブザーバ
4から出力され、上記のように速度フィードバックゲイ
ン3(Gv)の出力と加算される。次に、オブザーバ4
の動作について、より具体的に説明する。制御対象1の
運動方程式は、 Jsω=e-LS ・u−d … (1) ここで、J:完成モーメント、L:無駄時間である。
(1) 式より、操作量uの無駄時間遅れ分(1−e-LS
uと外乱dとの和は、 (1−e-LS )+d=u−Jsω …
(2) オブザーバ時定数T0 で推定すると、(2) 式より指定
値τは τ={1/(T0 S+1)}(u−Jsω) … (3) さらに、オブザーバ時定数T0 を速度指令ωrに反比例
させる。 T0 =k/ωr … (4) ここで、kは比例定数である。
【0012】以上のように速度ω,操作量u及び速度指
令値ωrから、速度ωに応じた推定により推定値τをオ
ブザーバ4から出力する。一方、速度指令ωrと速度ω
との速度偏差ωr−ωが速度フィードバックゲイン3
(Gv)で増幅され、その出力にオブザーバ4からの指
定値τが加わり操作量uとなり、速度制御装置2の出力
となる。
【0013】このように本実施例によれば、速度ωが遅
く無駄時間Lが大きい場合はオブザーバ時定数T0 を大
きくして有効帯域を低くし安定性を保つ制御を行い、逆
に速度ωが速く無駄時間Lの小さい場合にはオブザーバ
時定数T0 を小さくして有効帯域を高くするため、速度
ωが変化してもそれに応じた有効帯域で無駄時間補償と
外乱補償が行われる。従って、無駄時間Lと外乱dの速
度ωへの影響が抑制されることになり、高精度な速度制
御が可能となる。なお、本発明は上述した実施例に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、速
度指定値ωrによりオブザーバ時定数T0 を反比例して
変化させることによって、速度ωが変化しそれに反比例
して無駄時間Lが変化しても、無駄時間Lと外乱dの影
響が抑制でき、高精度な速度制御が可能となる速度制御
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる速度制御装置を備え
た制御系を示すブロック図、
【図2】従来の制御系を示すブロック図。
【符号の説明】
1…制御対象、 2…速度制御装置、 3…速度フィードバックゲイン、 4…パラメータ可変のオブザーバ、 5…速度指令発生装置、 6…パラメータ固定のオブザーバ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】速度制御装置2の内部では、速度指令値ω
rと速度ωとの速度偏差ωr−ωが速度フィードバック
ゲイン3(Gv)で増幅され、その出力に後述する推定
値τを加算して操作量uが求められる。そして、速度
ω,速度指令値ωr及び操作量uがオブザーバ4に入力
される。オブザーバ4では、速度ωと操作量uとから、
操作量の無駄時間遅れ分(1−-LS )uと外乱dとの
和が、速度指令値ωrに反比例するオブザーバ時定数T
0 で推定される。この推定された推定値τはオブザーバ
4から出力され、上記のように速度フィードバックゲイ
ン3(Gv)の出力と加算される。次に、オブザーバ4
の動作について、より具体的に説明する。制御対象1の
運動方程式は、 Jsω=e-LS ・u−d … (1) ここで、J:慣性モーメント、L:無駄時間である。
(1) 式より、操作量uの無駄時間遅れ分(1−e-LS
uと外乱dとの和は、 (1−e-LS )+d=u−Jsω … (2) オブザーバ時定数T0 で推定すると、(2) 式より指定値
τは τ={1/(T0 s+1)}(u−Jsω) … (3) さらに、オブザーバ時定数T0 を速度指令ωrに反比例
させる。 T0 =k/ωr … (4) ここで、kは比例定数である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】速度指令値と実際の速度とから求められた
    操作量に応じて制御対象の速度を制御する速度制御装置
    において、前記速度指令値に反比例するオブザーバ時定
    数により、前記速度と前記操作量とから、操作量の無駄
    時間遅れと外乱とを推定するオブザーバを設け、操作量
    の無駄時間と外乱とを補償することを特徴とする速度制
    御装置。
JP11589292A 1992-05-08 1992-05-08 速度制御装置 Withdrawn JPH05313754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11589292A JPH05313754A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 速度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11589292A JPH05313754A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 速度制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH05313754A true JPH05313754A (ja) 1993-11-26

Family

ID=14673785

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11589292A Withdrawn JPH05313754A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 速度制御装置

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JP (1) JPH05313754A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006046500A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Keio University 通信遅延を有する通信路を介して信号を送受信する遠隔制御システム
US7725201B2 (en) * 2000-12-14 2010-05-25 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Feedback control device

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7725201B2 (en) * 2000-12-14 2010-05-25 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Feedback control device
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803