JPH05119301A - 液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

液晶表示素子の製造方法

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JPH05119301A
JPH05119301A JP28283391A JP28283391A JPH05119301A JP H05119301 A JPH05119301 A JP H05119301A JP 28283391 A JP28283391 A JP 28283391A JP 28283391 A JP28283391 A JP 28283391A JP H05119301 A JPH05119301 A JP H05119301A
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JP
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liquid crystal
mixture
fine particles
voltage
polymer
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JP28283391A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Yamada
信明 山田
Toshiyuki Hirai
敏幸 平井
Shuichi Kanzaki
修一 神崎
Fumiaki Funada
文明 船田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動電圧の低減化及び電気光学特性に於ける
しきい値の俊敏化を計り、優れたコントラストを有して
いる液晶表示素子の製造方法を提供する。 【構成】 光又は熱硬化性樹脂、高分子物質及びこれら
の物質の混合物のいづれか1つの物質と、平均粒径が2
μm以上、8μm以下の範囲にあり平均粒径±2μm以
内の範囲にある粒子の個数が総粒子数に対して80%以
上である粒径分布を有しかつアスペクト比が1〜3であ
る微粒子とを、該微粒子の全体積が光又は熱硬化性樹
脂、高分子物質及びこれらの物質の混合物のいづれか1
つの物質の全体積と微粒子の全体積との総和に対して占
める割合が50%以上、95%以下の範囲になる様に混
合し、該混合物を第1の基板上に塗布し、この塗布され
た混合物中の物質を固化し、微粒子のみを溶解する溶媒
を用いて微粒子を溶解して多孔体を生成し、該多孔体に
液晶を含浸し、第1の基板に第2の基板を対向させて液
晶を含浸させた多孔体を挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子の製造方
法、特に、連通した液晶小滴とポリマーとの屈折率の差
を外部電圧により変化させることによって連通した液晶
小滴とポリマーとの界面で起こる光の散乱を制御する液
晶の表示モードを利用した液晶表示素子の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、例えば、プロジェクシ
ョンテレビ、パソコン等の平面ディスプレイ装置、又
は、シャッタ効果を利用した表示板、窓、扉、壁等に利
用されている。
【0003】従来、液晶表示素子の動作モードとして
は、電気光学効果を応用したネマティック液晶を使用し
たTN(Twisted Nematic :ねじれたネマティック)モ
ード、STN(Super Twisted Nematic )モードが実用
化され、広く用いられている。また、強誘電性液晶を用
いたFLC(Ferroelectric Liqid Crystal :強誘電性
結晶)モードも提案されている。これらの動作モードを
用いた液晶表示素子では、偏光板を必要とし、また、液
晶の配向処理を必要とする。これに対して、偏光板を必
要とせず、液晶における散乱を応用したDS(Dynamic
Scattering:動的散乱)モード、PC(Phase Chbange
:相転移)モードもある。
【0004】最近、偏光板を必要とせず、かつ液晶の配
向処理が不要であり、液晶の複屈折を応用して液晶が透
明状態であるか又は白濁状態であるかを電気的に制御す
るモードが提案されている。このモードは、支持媒体
(ポリマー)内に分散した液晶球状小滴中の液晶分子の
配向を電場によって変化させて、液晶分子の屈折率を支
持媒体の屈折率とマッチングさせることを基本としてい
る。即ち、電場が印加されていない状態では、液晶小滴
の光軸はランダムに配列し、常光屈折率がポリマーの屈
折率と一致せず、光散乱によって不透明白色を示す。電
場が印加された状態では、液晶小滴の光軸は電界方向に
配列し、常光屈折率はポリマーの屈折率と一致するの
で、散乱が減少し透明になる。
【0005】このモードによって動作する液晶セル及び
液晶表示素子の方式として、以下に示すものが提案され
ている。
【0006】(a) 特表昭58−501631に開示
されており、液晶をポリマーカプセルに包含する方式。
液晶小滴が独立胞であるので、液晶配向に変化が生じる
駆動電圧が大きく、そのために利用範囲が狭い。
【0007】(b) 特表昭61−502128等に開
示されており、光又は熱硬化性樹脂と液晶との混合物を
硬化することによって液晶を析出させ、樹脂中に液晶小
滴を形成させる方式。この方式に対して、特開平3−7
2317に液晶小滴径の制御方法が開示されているが、
相分離を利用した製造方法を用いるので、液晶小滴径の
精密な制御は難しい。
【0008】(c) 特開平3−59515等に開示さ
れており、高分子多孔膜に液晶を含浸させる方式。この
方式では、液晶小滴を作成するときに相分離を利用しな
いので、適応できる樹脂及び液晶の選択の自由度は非常
に大きく、また、高分子多孔膜の十分な精製が可能であ
るという利点があるが、現状では十分に液晶小滴径を制
御することはできない。
【0009】(d) 特開平3−46621に開示され
ており、2枚の透明電極間に光の散乱源となるポリマー
ビーズが液晶中に浮遊されている方式。この方式では、
光の散乱強度は大きいが、ビーズを均一に分散させるこ
とが難しく表示むらが発生しやすい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとき、従来
の分散モード(高分子中に液晶小滴を分散させたもの)
を利用した液晶表示素子では、液晶小滴径の大きさが十
分に均一になっておらず、種々の径の液晶小滴が存在
し、液晶小滴毎に駆動電圧が異なることになる。このた
め、電気光学特性に於けるしきい値が俊敏性に欠けてい
るという問題点があった。さらに、光の散乱能の低い小
粒径の液晶小滴が多数存在するので、相対的に表示のコ
ントラストが低いという問題がある。
【0011】従って、本発明は、分散モードを利用した
液晶表示素子において連通液晶小滴径の分布を今までに
考えられなかった極限までに均一に揃え、従来の分散モ
ードを利用した液晶表示素子では不可能であった駆動電
圧の低電圧化及び電気光学特性に於けるしきい値の俊敏
化を計り、優れたコントラストを有している液晶表示素
子の製造方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明者らは、液晶小滴の粒径分布を極限まで均
一にする手法及び液晶小滴とポリマーとの界面での相互
作用の低減化の方法を鋭意検討してきた。その結果、粒
径が極限まで揃った微粒子を鋳型として用いて多孔体を
作成し、この多孔体に液晶を含浸させる方法に到達し
た。この方法により、液晶小滴の粒径分布が今までにな
い均一性を有することが可能となり、今までに達成し得
なかった低電圧駆動でありかつ電気光学特性が俊敏であ
り、さらにコントラストの優れている光の分散モードを
利用した液晶セル及び液晶表示素子を製作することがで
きることを見出だした。
【0013】即ち、本発明によれば、光又は熱硬化性樹
脂、高分子物質及びこれらの物質の混合物のいづれか1
つの物質と、平均粒径が2μm以上、8μm以下の範囲
にあり平均粒径±2μm以内の範囲にある粒子の個数が
総粒子数に対して80%以上である粒径分布を有しかつ
アスペクト比が1〜3である微粒子とを、該微粒子の全
体積が光又は熱硬化性樹脂、高分子物質及びこれらの物
質の混合物のいづれか1つの物質の全体積と微粒子の全
体積との総和に対して占める割合が50%以上、95%
以下の範囲になる様に混合し、該混合物を第1の基板上
に塗布し、前記塗布された混合物を固化し、微粒子のみ
を溶解する溶媒を用いて微粒子を溶解して多孔体を生成
し、該多孔体に液晶を含浸し、第1の基板に第2の基板
を対向させて液晶を含浸させた多孔体を挟持する液晶表
示素子の製造方法が提供される。
【0014】以下、本発明について、具体的かつ詳細に
説明する。
【0015】本発明の最も重要なポイントのひとつは、
鋳型として用いられ最終的に液晶小滴の形状を決める微
粒子の平均粒子径、粒径分布の均一性及びアスペクト比
の選定にある。本発明において、平均粒子径とは、1つ
の微粒子の最長径と最短径との平均値を粒子径とした際
の各微粒子の粒子径の平均値であり、アスペクト比と
は、微粒子の最長径と最短径との比である。例えば、最
長径2μm、最短径1μmの微粒子の場合、粒子径は
1.5μmであり、アスペクト比は2である。
【0016】本発明者らの検討結果によれば、微粒子の
平均粒子径が2μmより小さい微粒子を用いた場合、液
晶小滴の平均粒径も2μmより小さくなり、可視光によ
り散乱されない液晶小滴の数は増大し、その結果電圧無
印加時の光散乱性は低下する。また、液晶に電圧が印加
された際、液晶が十分透明化しないという問題を生じ
る。逆に、微粒子の平均粒子径が8μmより大きい微粒
子を用いた場合、液晶小滴の平均粒径が8μmより大き
くなり、セルギャップの大部分を液晶小滴が占めること
になり、電圧無印加時の光散乱特性のうち遮蔽性が低下
するため好ましくない。従って、微粒子の平均粒径範囲
としては、2μm以上、8μm以下が好ましく、さらに
好ましくは、3μm以上、5μm以下である。
【0017】本発明の最大の特徴は、液晶小滴の粒径分
布の均一性を達成することにあり、鋳型として使用する
微粒子の粒径分布の均一性が必要となってくる。液晶小
滴の分布の均一性は、液晶表示素子の駆動電圧の低電圧
化と電気光学特性に於けるしきい値の峻敏性とに影響を
与える。即ち、分布が広いと駆動電圧が大きなものから
小さなものまで種々の駆動電圧で動作する液晶小滴が存
在することとなり、その結果、液晶表示素子が高駆動電
圧化し、さらに、動作挙動の俊敏性を低下させることと
なる。従って、微粒子の粒径分布の均一性は、液晶表示
素子を製造する上で非常に重要な因子である。微粒子の
粒径分布は、微粒子の粒径が平均粒径±2μm以内の範
囲にある微粒子の個数がその総数に対して80%以上で
あることが好ましい。さらに、微粒子の粒径が平均粒径
±2μm以内の範囲にある微粒子の個数がその総数に対
して90%以上であることが好ましい。
【0018】微粒子のアスペクト比は、最終的な液晶小
滴のアスペクト比を決定し、ポリマーと接した液晶の配
向状態を規定してしまう。即ち、アスペクト比が3より
大きいとポリマー壁に沿って配向できる液晶が多くなる
ためポリマー壁付近での液晶の配向の乱れによる光の散
乱が小さくなり全体のコントラストを低下させてしま
い、また、壁と液晶との相互作用が強くなり駆動電圧を
高電圧化してしまう。従って、アスペクト比が1の場合
が最も好ましい。微粒子の材料としては、ポリマーラテ
ックス等のポリマービーズ、シリカ、石英、又は、亜硫
酸カルシウム等の無機微粒子を使用することができる
が、粒径分布の均一性が要求される本発明の方法では、
ポリマー粒子としてアドバンス イン コロイド アン
ドインターフェイス サイエンス(Advances in Colloi
d and Interface Science ) 13(1980年)10
1〜140頁に記載された方法等を用いて作成されたラ
テックス微粒子を使用するのが、最も良く粒径分布を制
御できるので最も好ましい。ポリマー微粒子の材質とし
ては、多孔体を作成するときに微粒子を溶剤で溶出させ
るため可溶な溶剤が存在しており、かつ、容易に溶解す
るものが好ましい。
【0019】具体的には、ポリスチレン、ポリビニルア
ルコール、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレングリ
コール、ポリブタジエン等の合成高分子が使用できる。
より好ましくは、これら化合物の低分子量体であり、更
に澱粉、ゼラチン、ポリペプチド等の天然高分子も使用
できる。
【0020】本発明で使用するプレポリマーは、最終的
に液晶小滴を支えるポリマーマトリックスを形成する物
質でありその選定は重要である。第1に、製造工程中、
微粒子との混合、固化後、微粒子が溶解する溶剤で微粒
子を溶出させるため耐溶剤性に優れていなければなら
ず、3次元網目構造をとるものや、化学的に安定な化合
物でなければならない。第2に、多孔体作成後、液晶を
含浸させて液晶と接触させて使用するために、液晶とポ
リマーとの相互作用を軽減して駆動電圧を低電圧化させ
る観点から、臨界表面張力の小さいものが好ましい。本
発明者等は、ポリマー材料の臨界表面張力が大きくなる
と液晶とポリマーとの相互作用が大きくなり、その結果
駆動電圧が増大してしまい、たとえ液晶小滴の粒径分布
の均一性を有していても、本発明の目的を達成できない
ことを見い出した。固体表面に接触した液晶は、通常、
固体表面の臨界表面張力γc と液晶の表面張力γ1 とが
等しくなる点で液晶とポリマーとの相互作用の強さがク
リティカルに変化し、液晶の固体表面付近での配向がホ
モジニアス配向(γ1 −γc 〈0)からホメオトロピッ
ク(γ1 −γc 〉0)へと変化することが、モレキュラ
クリスタル アンドリキッド クリスタル(Molecula
r Crystals and Liquid Crystals)、第24巻、59〜
68頁(1973年)に報告されている。さらに、シア
ノ基などの極性の強い官能基等を分子中に有する液晶の
表面張力は35dynes/cm以上であることが多く、表面張
力が小さいフッ素系液晶の表面張力でも30dynes/cm程
度である。従って、本発明で使用されるポリマーの臨界
表面張力は、35dynes/cm以下であることが好ましく、
さらに好ましくは、30dynes/cm以下である。
【0021】使用されるポリマー材料は、光又は熱硬化
性樹脂を光又は熱で硬化して作成される樹脂等である。
光又は熱硬化性樹脂としては、例えば、C3以上の長鎖
アルキル基又はベンゼン環を有するアクリル酸及びアク
リル酸エステル、さらに具体的には、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、ア
クリル酸イソアミル、n−ブチルメタクリレート、n−
ラウリルメタクリレート、トリデシルメタクリレート、
n−ステアリルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、ベンジルメタクリレート、2−フェノキシエ
チルメタクリレート、ビスフェノールAジメタクリレー
ト、ビスフェノールAジアクリレート、さらに、ポリマ
ーの物理的強度を高めるために2官能以上の多官能性樹
脂、例えば、1、4−ブタンジオールジメタクリレー
ト、1、6−ヘキサンジオールジメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタン
テトラアクリレート、さらに好ましくは、これらのモノ
マーをハロゲン化、特に塩素化又はフッ素化した樹脂、
例えば、2.2.3.4.4.4−ヘキサフロロブチル
メタクリレート、2.2.3.4.4.4−ヘキサクロ
ロブチルメタクリレート、2.2.3.3−テトラフロ
ロプロピルメタクリレート、2.2.3.3−テトラク
ロロプロピルメタクリレート、パーフロロオクチルエチ
ルメタクリレート、パークロロオクチルエチルメタクリ
レート、パーフロロオクチルエチルアクリレート、パー
クロロオクチルエチルアクリレートである。また、熱硬
化性樹脂としては、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、1.6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテルな
どのグリシジルエーテル類を代表とするエポキシ樹脂、
イソシアネート基を有するポリウレタン樹脂、又はSi
を含む2重結合を有するシリコーン樹脂等が使用でき
る。これらのモノマーは、単独で使用してもよいが2種
以上混合してもよい。また、これらのモノマーに必要に
応じて塩素化又はフッ素化されたポリマーやオリゴマー
を混合して使用してもよい。さらに、光又は熱反応をよ
り完璧にし物理的強度を確実にするために、あらかじめ
第一段階の光又は熱反応では反応しないパーオキサイド
を上記モノマーに添加して第一段階の硬化終了後にさら
に加熱して反応を進めてもよい。
【0022】高分子溶液として使用する高分子物質とし
ては、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩
化ビニル、フッ素化ポリエチレン等であり、溶剤に溶か
して使用し、溶剤を蒸発させて固化物を得る。さらに、
これらの高分子固化物を得てから、あらかじめ高分子物
質に過酸化物を加えておき過酸化物の分解温度まで加
熱、又は、高分子固化物に電子線又はγ線等の放射線に
よって3次元網目構造を作成しポリマ−マトリックスを
強固にすることが好ましい。
【0023】微粒子とプレポリマーとの混合比は、混合
物に対する微粒子の体積割合が50%以下である際、入
射した光が液晶小滴で散乱される回数が減少するために
十分な光の散乱強度が得られない。また、液晶の体積分
率が、95%より大きい場合、ポリマーの体積分率の低
下によりポリマー壁の物理的強度が低下してポリマーネ
ットワ−クが形成維持されなくなる。従って、微粒子の
体積割合は、50%以上、95%以下であることが好ま
しく、さらに、70%以上、85%以下であることが好
ましい。
【0024】微粒子とプレポリマーとの混合において、
微粒子の混合割合が極めて多いために基板に塗布する
際、均一に塗布することが難しい。そこで、微粒子が溶
解せず、プレポリマーを溶解する溶剤で混合物を希釈し
塗布しやすい状態にする必要がある。取扱い性の観点か
ら、溶剤による希釈率は、重量で混合物の2倍以上、1
00倍以下であることが好ましい。
【0025】混合物の塗布方法は、一般に塗料を塗布す
るときに使用される方法を使用することができ、例え
ば、バーコート法、スピンコート法、スプレー法、スク
リーン印刷法等を使用することができる。基板への塗布
厚は、微粒子とプレポリマーとの混合物の希釈率により
異なるため、乾燥、固化後の厚みが重要である。即ち、
乾燥、固化後のポリマー層の厚みが5μm未満の場合に
は、電圧無印加時の光散乱性が不足しており、逆に18
μmより大きい場合には、液晶素子の電圧駆動のための
電界強度が不足し、電圧印加時の十分な透明性が得られ
ないか、若しくは、駆動電圧が大きくなる。駆動電圧が
大きいことは、消費電力が大きく、また、TFT(Thin
Film Transistor:薄膜トランジスタ)等の駆動回路の
改良が必要となることを意味している。従って、乾燥、
固化後のポリマー層の厚みは、5μm以上、18μm以
下がよく、さらに好ましくは、10μm以上、15μm
以下である。
【0026】液晶については、常温付近で液晶状態を示
す有機物混合体であって、正の誘電異方性を有するもの
であり、ネマティック液晶、コレステリック液晶、又は
スメクチック液晶等が含まれる。これらの液晶は、混合
してもよく、特にネマティック液晶又はコレステリック
液晶の添加されたネマティック液晶が特性上好ましい。
さらに好ましくは、臨界表面張力の小さい多孔体に含浸
させて使用するための表面張力の小さい液晶であり、フ
ッ素原子等の表面張力を低下させる官能基を化合物中に
有する液晶等である。具体的には、市販されている液晶
材料(混合組成分)として、ZLI−4801−00
0、ZLI−4801−001、ZLI−4792(メル
ク社製)等のフッ素系液晶がある。
【0027】液晶を多孔体に含浸させるに当たり、一般
に使用されている真空注入法を用いるか、又は、多孔体
上に直接液晶を乗せその上に透明電極をかぶせ、セルを
作成してもよい。
【0028】
【実施例】以下に、表及び図面を用いて本発明の実施例
及び比較例を詳細に説明する。
【0029】図1に、本発明に係わる液晶表示素子の製
造方法によって製造された液晶セルの一実施例の断面図
を示す。また、図2に、本発明に係わる液晶表示素子の
製造方法によって製造された液晶表示素子の一実施例の
断面図を示す。
【0030】図1に示すように、ポリマー層10内に連通
した液晶小滴11が分散されており、ポリマー層10は2枚
の透明な導電性基板15で挟持されている。ポリマー層10
に使用されるポリマー、液晶、及び導電性基板15の詳細
は以下で説明する。
【0031】尚、本実施例は2枚の透明な導電性基板に
よってポリマー層10を挟持したが、2枚以上の透明な導
電性基板を用いてもよく、また、2枚又は2枚以上の透
明な導電性基板の内1枚は、不透明又は反射的であって
もよい。
【0032】図2に示す液晶表示素子では、2枚の導電
性基板16、17を対向させ、その間隙に上記の液晶セルを
挟持した構成となっている。導電性基板16は透明絶縁層
12と配向電極13とから成り、導電性基板17は透明絶縁層
12と絵素電極14とから成る。図2に示すように、導電性
基板17には、マトリックス状に配置された信号線及び走
査線(図示せず)とそれらの交点に配置されたTFT
(図示せず)及び絵素電極14が配置されている。また、
もう一方の導電性基板16には絵素電極14に対向して対向
電極13が配置されている。この構成はTFT方式と呼ば
れ、周知のものである。
【0033】実施例1 トリメチロールプロパントリメタクリレート0.3g、
パーフロロオクチルエチルメタクリレート1.7g及び
チバガイギー製irgacure184 0.06gの混合物と、平
均粒径が4.2μmであり、かつ、粒径が平均粒径±2
μm以内の範囲にある粒子の個数が総粒子数に対して9
5%である粒径分布を有するポリスチレン粒子8gと
を、エチルアルコール20ml中で十分に混合した。そ
して、バーコート法により風乾後、層の厚さが10μm
になるようにITO(酸化インジウム及び酸化すずの混
合物)付きガラス(日本板ガラス製ITO−500オン
グストローム付きフリントガラス)に混合物を添付し窒
素中でさらに風乾させた。その後、メタルハライドラン
プUV照射強度が30mW/cm2 (at366mm)
の場所で2分間紫外線を照射して樹脂を硬化させた。硬
化をより完璧にするために100℃で1時間窒素中で放
置した。
【0034】その後、酢酸ブチルによって徐々にポリス
チレン微粒子を溶解させ、乾燥アセトンで酢酸ブチルを
除去し乾燥させて多孔体を得た。生成した多孔体の断面
をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、孔の
平均孔径が4.3μmであり、孔径が平均孔径±2μm
以内の範囲にある孔の個数が総孔数に対して93%であ
る孔径分布を有していることが明らかになった(平均孔
径の測定に際して、図1に示す液晶11が含浸している連
通した孔の各球体部分の径Rを、液晶11を含浸させる前
にそれぞれ測定した)。
【0035】液晶セル厚をスペーサで12μmに保ち、
メルク社製液晶ZLI−3219を含浸させ液晶セルを
作成した。
【0036】液晶の多孔体中での体積分率は、液晶セル
中の液晶をアセトンで抽出し、その分量から定量した。
その結果、この場合の液晶の体積分率は76%であっ
た。
【0037】用いた樹脂の臨界表面張力は、用いたモノ
マーを東レ製PET(ポリエチレンテレフタレート)フ
ィルム・ルミラに挟んで紫外線照射した後、一連の標準
ぬれ指数液により接触角を測定し接触角が0になる表面
張力を外挿することによって求め、その外挿値を臨界表
面張力γc とした。その結果、この場合の臨界表面張力
γc は、25dynes/cmであった。
【0038】図2の様に作成した液晶表示素子を用いて
電気光学特性を測定した。
【0039】作成した液晶セルの電気光学特性は、しき
い値電圧Vth及び飽和電圧Vs から判断される。しきい
値電圧Vthは、光透過率が、光透過率の飽和値Ts (高
電圧を印加した時)から電圧無印加時の光透過率T0
引いた値の10%の透過率に達した際の印加電圧であ
る。また、飽和電圧Vs は光透過率の飽和値Ts から電
圧無印加時の光透過率T0 を引いた値の90%の透過率
に達した際の印加電圧である。実施例1のしきい値Vth
は2.6V、飽和電圧Vs は5.1Vであり、従来の液
晶セルに比較して駆動電圧が極端に低く、かつ、素晴ら
しい俊敏性を有した特性であった。
【0040】作成した液晶セルの直進光透過率は、電圧
無印加時に0.9%であり、50V交流電圧印加時に8
2.1%であり、良好なコントラストが得られた。
【0041】液晶材料としては、本実施例で使用した液
晶材料以外にE−8,E−44(BDH社製),ZLI
−1289(メルク社製)等が使用できる。
【0042】実施例2、3及び比較例1、2 平均粒径が1.3μm(比較例1)、2.1μm(実施
例2),7.8μm(実施例3),10.2μm(比較
例2)であり、かつ粒径が平均粒径±2μm以内の範囲
にある粒子の個数が総粒子数に対してほぼ95%である
粒径分布を有するポリスチレン微粒子を用い実施例1同
様に液晶セルを作成し、実施例1と同様に電気光学特性
(しきい値電圧Vth、飽和電圧Vs )、光透過特性(電
圧無印加時の直進光透過率T0 、50V交流電圧印加時
の直進光透過率T50)を測定した。その結果を表1に示
す。この表から、比較例1は実施例2、3と比較してし
きい値電圧Vthは大きく、比較例2は実施例2、3に比
較してコントラストが劣ることが分かる。
【0043】
【表1】
【0044】実施例4及び比較例3、4 平均粒径がほぼ4μmであり、かつ粒径が平均粒径±2
μm以内の範囲にある粒子の個数が総粒子数に対して、
82%(実施例4)、70%(比較例3)、50%(比
較例4)である粒径分布を有するポリスチレン微粒子を
用い実施例1と同様に液晶セルを作成し、実施例1と同
様に電気光学特性(しきい値電圧Vth、飽和電圧
s )、光透過特性(電圧無印加時の直進光透過率
0 、50V交流電圧印加時の直進光透過率T50)を測
定した。その結果を表2に示す。この表から、比較例
3、4は実施例4と比較してしきい値電圧Vthは大き
く、コントラストが劣ることが分かる。
【0045】
【表2】
【0046】実施例5及び比較例5、6 実施例1で使用したポリスチレン微粒子と硬化性樹脂と
を混合する際、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート0.3gとパーフロロオクチルエチルメタクリレー
ト1.7gと、チバガイギー製irgacure184 0.06g
との混合物に対して、ポリスチレン微粒子の添加量を
1.3g(比較例5),3.0g(実施例5),48g
(比較例6、混合物を希釈するエチルアルコールを10
0mlとして液晶セルを作成する)として添加して、実
施例1と同様な方法で、いろいろな液晶の体積分率をも
つ液晶セルを作成し、実施例1同様に電気光学特性(し
きい値電圧Vth、飽和電圧Vs )、光透過特性(電圧無
印加時の直進光透過率 T0 、50V交流電圧印加時の
直進光透過率T50)を測定した。その結果を表3に示
す。この表から、比較例5は実施例5と比較してしきい
値電圧Vthは大きく、コントラストが劣ることが分か
る。
【0047】比較例6において、作成したポリマーマト
リックスの強度が弱く安定した表示特性を測定すること
ができなかった。
【0048】
【表3】
【0049】実施例6、比較例7、8 実施例1で使用したポリスチレン微粒子を用い、n−ス
テアリルメタアクリレート1.7gとトリメチロールプ
ロパントリメタクリレート0.3gとチバガイギー製ir
gacure184 0.06gとの混合物(実施例6)、又は、
2−ヒドロキシエチルアクリレート1.7gとトリメチ
ロールプロパントリメタクリレート0.3gとチバガイ
ギー製irgacure184 0.06gとの混合物(実施例
7)、又は、2−アクリロイルオキシエチルコハク酸
1.7gとトリメチロールプロパントリメタクリレート
0.3gとチバガイギー製irgacure184 0.06gとの
混合物(実施例8)を用い多孔体の内壁の化学的親和力
の異なった液晶セルを作成し、実施例1と同様に電気光
学特性(しきい値電圧Vth、飽和電圧Vs )、光透過特
性(電圧無印加時の直進光透過率T0 、50V交流電圧
印加時の直進光透過率T50)及び臨界表面張力γc を測
定した。その結果を表4に示す。この表から、比較例
7、8は臨界表面張力が大きく、その結果、実施例6と
比較してしきい値電圧Vthが大きいことが分かる。
【0050】
【表4】
【0051】実施例7、比較例9 実施例1で使用したポリスチレン粒子の代わりに平均粒
径が約3μmで、かつ平均粒径±2μm以内の範囲内の
粒子の個数が総粒子数に対して約80%であり、それぞ
れのアスペクト比がそれぞれ2.7(実施例7)、3.
2(比較例9)である粒径分布を有するポリスチレンフ
ァイバーを用いて実施例1と同様に液晶セルを作成し、
実施例1と同様に電気光学特性(しきい値電圧Vth、飽
和電圧Vs )、光透過特性(電圧無印加時の直進光透過
率T0 、50V交流電圧印加時の直進光透過率T50)を
測定した。その結果を表5に示す。
【0052】
【表5】
【0053】実施例8 スーパークロンN500(山陽国策パルプ社製)10g
に、単分散シリカ微粒子(平均粒径5μmで、平均粒径
±2μm以内の範囲内の粒子の個数が総粒子数に対して
99%である粒径分布)16gとトルエン30mlを混
合し、バーコート法により風乾後10μm厚になるよう
にITO(酸化インジウム及び酸化すずの混合物)付き
ガラス(日本板ガラス製ITO−500A付きフリント
ガラス)に混合物を添付し窒素中でさらに風乾させた。
さらに、硬化をより完璧にするために100℃で1時間
窒素中で放置した。
【0054】その後、NaOH10%水溶液によって徐
々に単分散シリカ微粒子を溶解させ、精製水でNaOH
10%水溶液を流し、乾燥アセトンで水分を除去し乾燥
させて多孔体を得た。生成した多孔体の断面をSEM
(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、孔の平均孔径
が5.0μmであり、孔径が平均孔径±2μm以内の範
囲にある孔の個数が総孔数に対して99%である孔径分
布を有していることが明らかになった。
【0055】液晶セル厚をスペーサで12μmに保ち、
メルク社製液晶ZLI−3219を含浸させ液晶セルを
作成した。
【0056】液晶の多孔体中での体積分率は、実施例1
と同様に測定し、その結果、液晶の体積分率は76%で
あった。
【0057】用いた樹脂の臨界表面張力は、実施例1と
同様の方法で測定し、その結果、臨界表面張力γc は、
31dynes/cmであった。
【0058】実施例1と同様に電気光学特性(しきい値
電圧Vth、飽和電圧Vs )、光透過特性(電圧無印加時
の直進光透過率T0 、50V交流電圧印加時の直進光透
過率T50)を測定した。その結果、Vthが2.9V、飽
和電圧Vs が4.5Vであり、従来の液晶セルと比較し
て駆動電圧が極端に低く、かつ、素晴らしい峻敏性を有
した特性であった。さらに、T0 は1.2%であり、T
50は83.2%であり、良好なコントラストが得られ
た。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明による
製造方法によれば、光又は熱硬化性樹脂、高分子物質及
びこれらの物質の混合物のいづれか1つの物質と、平均
粒径が2μm以上、8μm以下の範囲にあり平均粒径±
2μm以内の範囲にある粒子の個数が総粒子数に対して
80%以上である粒径分布を有しかつアスペクト比が1
〜3である微粒子とを、該微粒子の全体積が光又は熱硬
化性樹脂、高分子物質及びこれらの物質の混合物のいづ
れか1つの物質の全体積と微粒子の全体積との総和に対
して占める割合が50%以上、95%以下の範囲になる
様に混合し、該混合物を第1の基板上に塗布し固化させ
たので、高分子分散型の液晶セル及び液晶表示素子の製
造方法において最も障害となっていた液晶小滴径の分布
の制御をほぼ完璧に行うことができ、これによって駆動
電圧の低電圧化及びコントラストの向上を一挙に達成し
得る。この様に、本発明は高分子分散型液晶セルの工業
的製造において極めて重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる液晶セルの一実施例の断面図で
ある。
【図2】本発明に係わるマトリックス液晶表示素子の一
実施例の断面図である。
【符号の説明】
10 ポリマー 11 液晶 12 透明絶縁層 13 対向電極 14 絵素電極 15,16,17 導電性基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船田 文明 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光又は熱硬化性樹脂、高分子物質及びこ
    れらの物質の混合物のいづれか1つの物質と、平均粒径
    が2μm以上、8μm以下の範囲にあり平均粒径±2μ
    m以内の範囲にある粒子の個数が総粒子数に対して80
    %以上である粒径分布を有しかつアスペクト比が1〜3
    である微粒子とを、該微粒子の全体積が光又は熱硬化性
    樹脂、高分子物質及びこれらの物質の混合物のいづれか
    1つの前記物質の全体積と前記微粒子の全体積との総和
    に対して占める割合が50%以上、95%以下の範囲に
    なる様に混合し、該混合物を第1の基板上に塗布し、前
    記塗布された混合物を固化し、前記微粒子のみを溶解す
    る溶媒を用いて前記微粒子を溶解して多孔体を生成し、
    該多孔体に液晶を含浸し、前記第1の基板に第2の基板
    を対向させて前記液晶を含浸させた前記多孔体を挟持す
    ることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06308466A (ja) * 1993-04-21 1994-11-04 Nec Corp 高分子液晶複合膜およびそれを用いた光学素子
EP0669548A1 (en) * 1994-02-23 1995-08-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Optical element and process for producing the same
FR2729477A1 (fr) * 1995-01-13 1996-07-19 Bosc Dominique Procede de fabrication d'une cellule d'affichage a cristal liquide et cellule d'affichage a cristal liquide, a base de composite polymere-cristal liquide
JP2018180536A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド 液晶カプセルを含む液晶表示装置およびその製造方法

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