JP3054005B2 - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents
液晶表示素子及びその製造方法Info
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Description
方法に関し、更に詳しくは、絵素毎の液晶領域が高分子
材料に囲まれている構成を有する液晶表示素子であり、
絵素毎の前記高分子材料及び該液晶領域内の液晶が共通
な配置を有し、前記高分子材料及び液晶の前記配置によ
る構成によって、TN(Twisted Nematic)、STN(S
uper Twisted Nematic)、ECB(Electrically Conrt
oled Birefringence)、FLC(Ferroelectric Liquid
Crystal)などの従来モードの液晶層を高分子壁で実質
的に囲んだ液晶表示素子に関する。
としてネマティック液晶を用いたTN型や、STN型の
液晶表示素子が実用化されている。また強誘電性液晶を
用いた液晶表示素子も提案されている。これらの液晶表
示素子は偏光板を必要とし、また配向処理を必要とす
る。一方、偏光板を要さず、しかも配向処理を不要とす
るものとして、液晶のカプセル化により、ポリマー中に
液晶滴を分散させ、フィルム化する方法が知られてい
る。ここでカプセル化し得る物質として、ゼラチン、ア
ラビアゴム、ポリビニルアルコール等が提案されている
(特表昭58−501631、USP443504
7)。
屈折率noと高分子媒体の屈折率npとを一致させ、電圧
を印加して液晶の配向が揃うときに透明状態を表示し、
電圧無印加時に液晶分子の配向がランダムになるとき
に、液晶滴の屈折率がnoからずれるため、液晶−高分
子界面にて光散乱を生じ、白濁状態を表示する。そのた
め、電界を印加した際に十分な透光性を達成するため
に、液晶の屈折率と高分子の屈折率とが近似するよう
に、液晶と高分子膜との材料がそれぞれ十分選択されな
ければならない。この様な従来技術に関して、特開昭6
3−43993及び特開平3−245120に於て、液
晶の常光屈折率と高分子膜の屈折率との比が0.98〜
1.02とすることで透明な液晶パネルを製造する方法
が開示されている。
樹脂と光重合開始剤との混合物を、少なくともいずれか
一方が透光性を有している一対の基板がその周縁部に於
てシール材でシールされた液晶セル中に注入し、その
後、絵素部分が遮光部になるようにホトマスクを装着
し、紫外線を照射することにより、絵素部分に液晶領域
が集まり、絵素外に高分子材料が集まった液晶表示素子
を作成した。該発明の液晶表示素子に於て、ネマティッ
ク液晶を用い液晶ドメインが絵素内で放射線状又はラン
ダム状態になっている場合、液晶表示素子の視野角特性
が、TN液晶表示素子に比べ著しく改善される。
は、従来技術のTN型液晶表示素子1の断面図である。
例えば、TN型液晶表示素子は、図6に示すように、一
対の基板2、3の間に液晶層4が挟まれた構成である。
液晶層4の液晶分子5は、初期配向が90゜捩れ、且
つ、一方向に液晶分子がある角度(プレチルト角)を持
って立ち上がっている構造になっている。従って、電源
6からの駆動電圧の印加時に於いて、図6(3)に示さ
れるように、液晶分子5が同一方向に立ち上がるよう
に、配向処理が行われている。そのため、中間調表示時
において、液晶分子5が立ち上がる場合、図6(2)に
示されるように、同一方向に液晶分子5が傾斜する。
的広い角度を有する矢符Aと矢符Bとで示される各方向
から液晶分子5を見た場合、見かけの屈折率が異なるこ
とになる。これにより、それぞれの方向A、Bから見た
画像のコントラストが大きく異なり、極端な場合には画
像の反転現象などの表示異常が発現する。このように、
従来の表示モードでは、視野角特性が悪いことが問題と
なっている。
相分離を規則的に行わせ、偏光板を備えた液晶表示素子
は、各基板間に高分子材料からなる高分子壁を有し、該
高分子壁で囲まれた液晶滴が形成されている。この液晶
滴に於て、電圧印加時に液晶分子と高分子壁との相互作
用により、液晶分子が各高分子壁方向に立ち上がってい
く。そのために、上述したような各方向から見た液晶分
子の見かけ上の屈折率がほぼ同じ程度になり、視角特性
の改善に大きな効果がある。
晶滴を形成した液晶表示素子は、液晶領域が絵素中心に
関して放射状またはランダム状態に配向している。この
ため、液晶表示素子に於てマトリックス状に配列された
前記高分子壁と液晶との屈折率差が大きい場合、高分子
壁と液晶との界面に於ける局所的な光散乱が発生する。
そのため、表示画面に於けるざらつきが著しく、表示品
位が低い等の問題があった。
なされたものであり、表示画面のざらつきが解消され
て、表示品位が格段に向上され、かつ任意の方向から液
晶表示素子を見た場合にも、表示品位が向上された液晶
表示素子を提供することであり、製造される液晶表示素
子の表示品位を格段に向上することができる液晶表示素
子の製造方法を提供することが、本発明の目的である。
は、少なくとも一方が透光性である一対の基板間に液晶
層を挟んで構成され、該液晶層を含んで形成される複数
の絵素がマトリクス状に配列され、該一対の基板間に高
分子壁と、該液晶層を含んで各絵素毎に該高分子壁に実
現的に囲まれた液晶領域を有してなる液晶表示素子にお
いて、該一つの絵素内に、少なくとも1つ以上の液晶ド
メインが存在し、各液晶ドメインの配位がランダム、ま
たは、放射状の少なくともいずれかであり、該高分子壁
の屈折率(np)が、該液晶層の常光屈折率(no)と異
常光屈折率(ne)とに関して、no−0.04≦np≦
(ne+no)/2となるように定められており、そのこ
とによって上記目的が達成される。
する表面に液晶分子を配向させる絶縁膜を具備している
場合がある。
が透光性である一対の基板間に液晶層を挟んで構成さ
れ、該液晶層を含んで形成される複数の絵素がマトリク
ス状に配列され、該一対の基板間に高分子壁と、該液晶
層を含んで各絵素毎に該高分子壁に実現的に囲まれた液
晶領域を有してなる液晶表示素子において、該一つの絵
素内に、複数の液晶ドメインが存在し、該複数の液晶ド
メインが、ランダムまたは放射状に配向しており、該高
分子壁の屈折率(n p )が、該液晶層の常光屈折率
(n o )と異常光屈折率(n e )とに関して、n o −0.
04≦n p ≦(n e +n o )/2となるように定められて
おり、そのことによって上記目的が達成される。
は、少なくとも一方が透光性である一対の基板間に液晶
層を挟んで構成され、該液晶層を含んで形成される複数
の絵素がマトリクス状に配列される液晶表示素子を製造
する製造方法であって、該一対の基板間に少なくとも液
晶材料、光硬化性樹脂および光重合開始剤を含む混合物
を注入する工程と、該混合物に規則的な照射強度むらを
有する光を照射し、該一対の基板間に高分子壁と、該液
晶層を含んで各絵素毎に該高分子壁に実質的に囲まれた
液晶領域を形成する工程とを含み、該工程における高分
子壁の屈折率(n p )が、該液晶層の常光屈折率(n o )
と異常光屈折率(n e )とに関して、n o −0.04≦n
p ≦(n e +n o )/2となるように設定されていること
により、上記目的が達成される。
される光の強度を実質的に弱める遮光部を設け、その
後、上記混合物に光を照射する。
高分子に囲まれた液晶セルを作成するにあたり、ざらつ
きのない、高コントラストの液晶パネルを構築すべく鋭
意検討した。その結果、重合硬化後の高分子膜の屈折率
(np)が、液晶組成物の常光屈折率(no)と異常光屈
折率(ne)とに関して、下記不等式
合時の液晶滴と高分子壁との相分離過程を選択的に制御
することによって、高視角特性を有した表示品位の優れ
た液晶表示素子が創出できることを確認した。
る。
状に配列された複数の絵素の各絵素毎に、高分子壁に囲
まれた少なくとも1つ以上の配向の異なる液晶ドメイン
を有する。高分子に囲まれた少なくとも1つ以上の配向
の異なる液晶ドメインを有する液晶表示素子に於て、電
圧印加時は、液晶分子が基板面に対して垂直に立ってい
るため、入射光に対するみかけの屈折率noとなり、電
圧無印加の場合、液晶分子は基板面に対して水平に配向
しているために、みかけの屈折率は(ne+no)/2と
なる。本発明の眼目は、液晶と高分子との屈折率差によ
り起こる光散乱を抑制して、画面のざらつきを目だたな
くすることにある。
加時の透過率(TON)との比CR(コントラスト)が、
CR=TOFF/TONで定義される場合、コントラストを
高くするためには、透過率TONを小さくすることが非常
に有効である。そこで、npをno近傍にて変化させて、
TONへの影響を検討した結果、図6に示されるように、
npとnoとの差を0.04以内に抑制することが、本発
明の液晶表示素子が実現するざらつきのない高コントラ
ストの液晶表示素子を作成する際に、非常に有効とな
る。
限範囲として、図4で示す液晶と高分子との屈折率の概
略図に於て、 (A)高分子壁の屈折率npと液晶の常光屈折率noとの
差の絶対値が0.04以上であると、電圧印加時のざら
つきが目立つようになる。
状態の屈折率(no+ne)/2との差が大きくなると、
電圧無印加時のざらつきが目立つようになる。
−0.04と屈折率(no+ne)/2との間に設定する
ことによって、電圧変化に対する屈折率差の変化を小さ
くできる。
際して、液晶分子の屈折率変化がnoから(ne+no)
/2であり、高分子壁の屈折率npとの屈折率差が[np
−no]〜[np−(ne+no)/2]となることから、
前記屈折率npを不等式no≦np≦(ne+no)/2を
満足する範囲内とすることで、屈折率差を(no−ne)
/2〜(ne−no)/2の範囲内で最小にすることが可
能となる。これにより、表示画面のざらつきを解消する
ことができる。
は、これに限定されるものではない。
TN型液晶表示素子11の断面図である。例えば、TN
型液晶表示素子11は、一対のガラス基板12、13の
間に液晶層14が挟まれた構成である。一方の基板12
上には、複数の絵素電極15がマトリクス状に形成さ
れ、他方の基板13上には共通電極16が形成されてい
る。各基板12、13の間には、高分子壁膜17がマト
リクス状に形成されている。前記絵素電極15、共通電
極16及び絵素電極15と共通電極16とで挟まれた液
晶層14を含んで各液晶滴19が構成され、この液晶滴
19をそれぞれ含んで各絵素27が形成される。
成方法に付いて説明する。
m)12、13上にITO(酸化インジュウムおよび酸
化スズの混合物、例として膜厚50nm)を透明電極で
ある前記絵素電極15及び共通電極16としてそれぞれ
有する一対の表示基板20、21を、球状、円筒状ある
いは繊維状の直径6μmのスペーサー(図示せず)によ
って、セル厚を保たせることによりセルを構成した。こ
のセルは、前記一対の表示基板20、21が前記スペー
サーで間隔を空けて配置され、表示基板20、21がそ
の周縁部に於てシール材でシールされた構成である。
トマスク25を配置する。このホトマスク25に於て、
矩形状の複数の遮光領域22がマトリクス状に形成さ
れ、かつ各遮光領域22の間に透光領域23が形成さ
れ、更に、各遮光領域22の中心部に例として円形の光
透過孔24がそれぞれ形成された構成を有している。
してカイラル剤S−811(メルク社製)を0.3重量
%添加したZLI−4792(メルク社製)4g、光硬
化性樹脂組成物としてR−684(日本化薬社製)0.
1g、p−フェニルスチレン0.05g、イソボルニル
メタクリレート0.85gと光重合開始剤Irgacure65
1(チバガイギー社製)0.0025gを混合した混合
物を作成した。作成した液晶−高分子混合物を昇温して
観察したところ、混合物の均一化温度が32℃であっ
た。
する。該混合物を34℃で注入し、その後、温度を保っ
て、ホトマスク25のドットパターン側から平行光線を
得られる高圧水銀ランプ下10mW/cm2の位置に於
て、(1秒間UV光照射、30秒照射無し)の光照射過
程を20サイクル行い、その後、5分間、UV光を照射
した。さらに、その状態で10分間同じ紫外線強度でU
V光照射を行った後、ホトマスクを取り除いて紫外線を
5分間照射して、前記混合物中の光硬化性樹脂材料を硬
化させた。
である。このようにして、前記液晶表示セルの一対の表
示基板20、21の間に液晶層14が形成された液晶表
示素子11を偏光顕微鏡で観察したところ、図3に示さ
れるように、絵素27の中央部の島状部分から放射状に
あるいはランダムに複数の液晶ドメイン30が配向した
構造になっていた。また、絵素27の範囲内の液晶層1
4に於て、前記液晶ドメイン30の界面に相当する部分
に、放射状或はランダムな形状に、ディスクリネーショ
ン31が形成されていた。
光軸が直交する2枚の偏光板を貼り合わせて、液晶滴1
9が高分子壁17に囲まれた液晶表示素子11を作成し
た。作成した液晶表示素子11の電気光学特性を、液晶
評価装置LCD−5000(大塚電子(株)社製)を用
いて以下のように計測した。同一の偏光板を液晶表示セ
ルに平行ニコル状態で装着し、透過率100%としてノ
ーマリーホワイト状態とした。この液晶表示素子11に
対して、基板12、13と垂直方向から、ハロゲンラン
プ光を入射した。この様に光が入射されている状態で、
図1(1)〜同図(3)に示されるように、液晶表示素
子11に電源34を用いて、電圧を印加あるいは無印加
状態にすることにより、液晶層14に於ける電界を切り
換えた。この時の、例として、液晶表示素子11の垂直
方向から上下左右に40゜傾いた位置での出射光を、集
光角24゜のレンズを用いて各方向にて測定し、各方向
に於ける電界OFF時の光透過率TOと飽和電圧印加時
の光透過率TSatとの各比T0/TSatの平均値を、コン
トラスト比として定義した。
実施例と同組成比の光硬化製樹脂組成物0.3gと光重
合開始剤Irugacure651の0.0015gとを混合
し、それぞれ板厚6μmのガラス基板を組み合わせてな
る液晶表示セルに注入し、高圧水銀ランプによる照射光
量10mW/cm2の位置で、3分間紫外光照射を行
い、樹脂を硬化させた。その後、硬化した高分子壁17
をガラス基板間から取り出し、アッベ屈折率計を用い、
室温(25℃)にて屈折率を測定した。これらの測定結
果をまとめて、下記の表1に記載した。
利用して液晶と高分子壁17との相分離を規則的に制御
するので、液晶滴19内の液晶ドメイン30が前述した
ように、放射線状またはランダムに配向した構造とな
り、電圧印加時に液晶分子の立ち上がり方向がほぼ全方
位的となるために、本実施例の液晶表示素子11の視野
角特性が改善されることになる。
時に液晶分子33と高分子壁17との相互作用により、
液晶分子33が任意の方向に傾斜するために、液晶層1
4の見かけ上の屈折率が前記矢符Aと矢符Bの方向に関
してほぼ同じ状態となり、視野角特性が改善される。
壁17との屈折率差によって発生する光散乱を抑制し
て、表示画面のざらつきを解消することである。そのた
めに、電圧無印加時の透過率(TOFF)と電圧印加時の
透過率(TON)との比CR(コントラスト)が、CR=
TOFF/TONで定義される場合、コントラストを高くす
るためには、透過率TONを小さくすることが非常に有効
である。そこで、npをno近傍にて変化させて、TONへ
の影響を検討した結果、図6に示されるように、npと
noとの差を0.04以内に抑制することが、本発明の
液晶表示素子が実現するざらつきのない高コントラスト
の液晶表示素子を作成する際に、非常に有効となる。
限範囲として、図4で示す液晶と高分子との屈折率の概
略図に於て、 (A)高分子壁の屈折率npと液晶の常光屈折率noとの
差の絶対値が0.04以上であると、電圧印加時のざら
つきが目立つようになる。
状態の屈折率(no+ne)/2との差が大きくなると、
電圧無印加時のざらつきが目立つようになる。
−0.04と屈折率(no+ne)/2との間に設定する
ことによって、電圧変化に対する屈折率差の変化を小さ
くできる。
−811(メルク社製)を0.3重量%添加したZLI
−5080(メルク社製)4g、光硬化性樹脂組成物と
してn−ブチルメタクリレート0.1g、パーフルオロ
オクチルメタクリレート0.85g、スチレン0.05
g、光重合開始剤Irugacure651(チバガイギー社
製)0.0025gとの混合物を作成した。同様に、光
硬化性樹脂と光重合開始剤との混合物を作成した。その
後、実施例1と同様にして液晶表示素子11および高分
子壁17からなる樹脂フィルムを作成し、それぞれの屈
折率の測定を行った。測定結果を、下記の表1に記載し
た。
−811(メルク社製)を0.3重量%添加したZLI
−5048−000(メルク社製)4g、光硬化性樹脂
組成物として、2官能アクリレートであるR−604
(日本化薬社製)0.95g、スチレン0.05g、光
重合開始剤Irugacure651(チバガイギー社製)0.
0025gとの混合物を作成した。同様に、光硬化性樹
脂と光重合開始剤との混合物を作成した。その後、実施
例1と同様、液晶表示素子および前記樹脂フィルムを作
成し、各屈折率の測定を行った。結果を、下記表1に記
載した。
−811(メルク社製)を0.3重量%添加したZLI
−4281(メルク社製)4g、光硬化性樹脂組成物と
してR−684(日本化薬社製)0.95g、スチレン
0.05g、光重合開始剤Irugacure651(チバガイ
ギー社製)0.0025gとの混合物を作成した。同様
に、光硬化性樹脂と光重合開始剤との混合物を作成し
た。その後、実施例1と同様に、液晶表示素子および前
記高分子壁17からなる樹脂フィルムを作成し、各屈折
率の測定を行った。結果を下記の表1に記載した。
2のように、高分子壁17の屈折率npを、液晶分子3
3の常光屈折率no、異常光屈折率neに関して、前記数
1に規定されているように、no−0.04≦np≦(n
e+no)/2となるよう設定する。これにより、液晶層
14と高分子壁17との屈折率差が小さくなり、液晶層
14と高分子壁17との界面での光の散乱が小さくな
る。このため、表示画面のざらつきが目立たなくなり、
コントラストが比較的高いことが認められた。
用いた液晶と同一の液晶(ZLI−4792(メルク社
製))と、樹脂材料として比較例2で用いた樹脂(R−
684(0.95g)、スチレン0.05g)とを混合
し、それに、光重合開始剤を混合して、実施例1と同様
の方法にて、液晶表示素子及び前記高分子壁からなる樹
脂フィルムを作成し、液晶表示素子の電気光学特性及び
樹脂フィルムの屈折率の測定を行った。結果を上記の表
1に示す。
の液晶を用いても、樹脂の屈折率と液晶の屈折率との差
が本発明で規定した範囲から外れる場合には、コントラ
ストが著しく低下することが確認された。
の屈折率差|no−np|と電界印加時の液晶表示素子の
光透過率(TON)との関係を示すグラフである。このグ
ラフによって以下のことが理解される。屈折率差|no
−np|≦0.04の場合、透過率TONが1以下とな
り、前記コントラスト比CR(=TOFF/TON)が増大
する効果が大きい。一方、前記屈折率差|no−np|>
0.04の場合、透過率TONが1よりも大きくなり、前
記コントラスト比CR(=TOFF/TON)が低下してし
てしまう。従って、本実施例で、高分子壁17の屈折率
npを、液晶分子33の常光屈折率noとランダム状態の
屈折率(no+ne)/2との間で、前記数1で示される
ように規定することにより、表示画面におけるざらつき
が解消され、表示品位の高い液晶表示素子11が作成可
能となる。
る。
は、光硬化性樹脂としては、例えば、C3以上の長鎖ア
ルキル基、またはベンゼン環を有するアクリル酸及びア
クリル酸エステル、さらに具体的には、アクリル酸イソ
ブチル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸イソアミル、n−ブチルメタクリレート、n
−ラウリルメタクリレート、トリデシルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、n−ステアリル
メタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベン
ジルメタクリレート、2−フェノキシエチルメタクリレ
ート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタク
リレートさらにポリマーの物理的強度を高めるために2
官能以上の多官能性樹脂、例えば、ビスフェノールAジ
メタクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、
1、4−ブタンジオールジメタクリレート、1、6−ヘ
キサンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレ
ート、ネオペンチルジアクリレートさらにより好ましく
は、これらのモノマーをハロゲン化とくに塩素化、及び
フッ素化した樹脂、例えば、2.2.3.4.4.4−
ヘキサフロロブチルメタクリレート、2.2.3.4.
4.4−ヘキサクロロブチルメタクリレート、2.2.
3.3−テトラフロロプロピルアクリレート、2.2.
3.3−テトラフロロプロピルメタクリレート、パーフ
ロロオクチルエチルアクリレート、パークロロオクチル
エチルメタクリレート、パーフロロオクチルエチルアク
リレート、パークロロオクチルエチルメタクリレートで
ある。
るために、上記樹脂材料以外に重合反応を抑制する化合
物を添加することが好ましい。具体的には、ラジカル生
成後、共鳴系でラジカルを安定化するようなモノマー、
及び化合物などである。具体的には、スチレン、p−ク
ロルスチレン、p−メチルスチレン、p−フェニルスチ
レン、4−ビニルナフタレン、ニトロベンゼンなどであ
る。
Irugacure651、184、907、Darocure1173、1116、2956な
どの一般的な光開始剤を使用することができる。また、
高分子壁による液晶滴の保持率を向上させるために、可
視光で重合できるような増感剤などを使用してもよい。
個々の化合物の反応性により異なり、本発明では特に限
定されないが、液晶と光硬化性樹脂(液晶性光硬化樹脂
を含む)との混合物に対して、5〜0.01%であるこ
とが好ましい。光重合開始剤の前記混合物に対する添加
量が5%以上の場合、液晶と前記重合反応によって形成
された高分子膜との相分離速度が早すぎて、液晶滴を所
定の大きさに形成する制御が困難となる。これにより、
液晶滴が小さくなる。従って、駆動電圧が高くなり、基
板上の配向膜の配向制御力が弱くなり、かつ、絵素内に
液晶領域が少なくなる。また、液晶滴の製造時にホトマ
スクを使用した場合、ホトマスクの遮光部に相当する液
晶表示素子の絵素間領域に液晶滴が形成され、コントラ
ストが低下する。前記光重合開始剤の添加量が、0.0
1%以下の場合、前記光硬化性樹脂を十分に硬化するこ
とができない。
可能な液晶材料は、常温付近で液晶状態を示す有機物混
合体であって、ネマチック液晶(2周波駆動用液晶、誘
電異方性△ε<0の液晶を含む)、コレステリック液晶
(特に、可視光に選択反射特性を有する液晶)、もしく
はスメクチック液晶、強誘電性液晶、ディスコチック液
晶などが含まれる。これらの液晶材料は、混合されて用
いられても良く、特にネマチック液晶もしくは、コレス
テリック液晶(カイラル剤)の添加されたネマチック液
晶が液晶表示素子の特性上、好ましい。
うため、耐化学反応性に優れた液晶が好ましい。具体的
には、ZLI−4801−000、ZLI−4801−
001、ZLI−4792(メルク社製)などである。
利用して表示するモードの場合(高分子壁に囲まれたF
LC、ECBなど)、液晶状態(配向状態)で光硬化す
ることが、好ましい。液晶と光硬化性樹脂の混合物に液
晶状態を持たせるためには、両者の性質を合わせ持つ重
合性液晶材料を用いるのが好ましい。これらの液晶材料
と分子内に重合性官能基を有する液晶性化合物を選択す
るにあたり、それぞれの液晶性を発現する部分が類似し
ていることが、相溶性、屈折率の類似性の観点から好ま
しい。特に、化学的環境が特異なF、Cl系液晶材料で
あることが好ましい。また、強誘電性液晶を使用する場
合についても、安定したスメクチック相を作成するため
にも強誘電性液晶を使用する場合についても、安定した
スメクチック相を作成するためにも強誘電性液晶を分子
内に有する重合性化合物を使用するのが好ましい。
れる分子内に液晶性官能基を有する化合物とは、下記化
1で示される化合物などであり、ホストの液晶分子の液
晶性を乱しにくい化合物のことである。
CH2=CH−COO−、CH2=CH−COO−、ある
いは、
ロ環構造を持った官能基を示す。また、Bは、重合性官
能基と液晶性化合物を結ぶ連結基であり、具体的にはア
ルキル鎖(−(CH2)n−)、エステル結合(−COO
−)、エーテル結合(−O−)、ポリエチレングリコー
ル鎖(−CH2CH2O−)、及びこれらの結合基を組み
合わせた結合基であり、液晶材料と混合したときに液晶
性を示すことが好ましいので、重合性官能基から液晶性
分子の剛直部まで、6箇所以上の結合を有する長さを持
つ連結基が特に好ましい。
示し、下記化3で示される化合物又はコレステロール環
及びその誘導体などである。
る極性基であり、−CN、−OCH3、−F、−Cl、
−OCF3、−OCCl3、−H、−R(R:アルキル
基)等の官能基を有するベンゼン環、シクロヘキサン
環、パラジフェニル環、フェニルシクロヘキサン環等で
ある。Eは、D、Gを連結する官能基で、単結合、−C
H2−、−CH2CH2−、−0−、−C≡C−、−CH
=CH−等である。Dは、化1中のBと結合する官能基
であり、且つ、液晶分子の誘電率異方性、屈折率異方性
の大きさを左右する部分であり、具体的には、パラフェ
ニル環、1,10−ジフェニル環、1,4−シクロヘキ
サン環、1,10−フェニルシクロヘキサン環等であ
る。
化合物とを混合する際の両者の重量比は、50:50〜
97:3が好ましく、さらに好ましくは、前記両者の重
量比は70:30〜90:10である。液晶材料が、液
晶と重合性化合物との混合物の重量の50%を下回る
と、高分子壁の効果が大きくなり、液晶表示セルの表示
駆動に必要な駆動電圧が著しく上昇し実用性を失う。さ
らに、液晶材料が混合物の重量の93%を上回ると高分
子壁の物理的強度が低下し、基板間の距離が変動し、液
晶表示素子に於て、安定した性能が得られない。
有する化合物と非液晶性の重合性化合物とを混合する際
の重合比に関して、液晶性を有する化合物が0.5%で
あればよい。特に、強誘電性液晶を用いる場合、液晶性
を有する化合物を100%にすることにより、低分子液
晶と高分子液晶との2つの領域が生成され、電圧をそれ
ぞれの化合物が駆動する電圧とすることで、階調表示可
能な強誘電性液晶表示を作成することができる。
マスクの形状に対応する液晶滴の形状を維持する為に、
前記一対の基板に挟まれた混合物に対してUV照度分布
を構成する構成法が重要である。具体的には、ホトマス
ク、マイクロレンズ、干渉板などを用いて規則的なUV
照度の分布を構成することが好ましい。ホトマスクの位
置は、前記液晶表示セルの内外のどちらでもよく、UV
光に規則的に濃淡を作成できればよい。
による液晶セル上の光学像がぼけ、液晶滴が高精度に形
成されず、本発明の効果が減少する。このため、ホトマ
スクは、できるだけ液晶及び光硬化性樹脂の混合物に近
接していることが好ましい。また、UV光源からの光も
できるだけ平行光線であることが望ましい。ただし、強
誘電性液晶表示素子の耐衝撃性を向上させるために、絵
素と同程度のサイズの液晶滴の回りに、緩衝体として小
さな液晶滴を配置することが効果的である。そのため
に、故意に、ホトマスクなどに於て、遮光部の間のホト
マスクの材料がエッチングされた透光性部分をぼかして
透光性を不均一にしたり、ホトマスクを故意にセル本体
から離したり、UV光源として出射される光の平行度の
少し低い光源を使用してもよい。
クとして照度むらの大きさ(遮光領域を含む弱照度領
域)が絵素の面積の30%以上のものが好ましい。ホト
マスクとして、照度むらの大きさが絵素面積の30%未
満の面積のものを使用すると、生成される液晶滴も絵素
の面積の30%未満の面積となる。従って、絵素内に於
て液晶材料と高分子膜との界面が増大し、光の散乱によ
るコントラストの低下が大きくなる。さらに好ましく
は、ホトマスクとして、絵素内に於て液晶材料と高分子
膜との界面が極端に少なくなり、例として絵素の面積よ
り大きい面積の弱照度領域を有するものが好ましく、絵
素以外の部分のみUV光が照射されるようなホトマスク
などが好ましい。
用しないモードの液晶表示素子において、ホトマスクな
どの遮光領域によって形成される弱照度領域の形状は、
絵素の30%以上を覆い、UV光強度を局部的に低下さ
せるものであればよい。本発明では、特にその形状を限
定しないが、円形、方形、台形、長方形、六角形、ひし
形、文字形、曲線および直線によって区切られた図形、
及び、これら図形の一部カットしたもの、及び、これら
図形を組み合わせた図形、さらに、これらの小形図形の
集合体等の形状が可能である。さらに好ましくは、液晶
表示素子の絵素部分が弱照度領域となるホトマスクなど
が、絵素内での光の散乱強度を低下させ、液晶表示素子
のコントラストを向上させる点で好ましい。
ら1種類以上選択して使用すればよく、好ましくは、液
晶滴の均一性を向上するためには、できるだけ形状を1
種に限定し揃えるのが好ましい。
等と組み合せることにより、従来の表示方式であるFL
C(SSF)、ECB方式等を高分子の壁の中に閉じ込
めた、又は、部分的に仕切った液相表示装置を作成する
ことができ、大画面化、フイルム化(基板材料として硝
子のほかにフィルムも利用できる)等が可能となる。
の混合物に濃淡を有する光で光照射する場合、液晶領域
に於ても、基板表面上に薄く高分子膜が残ることがあ
り、基板上の配向膜による配向制御力を低下させること
がある。また、ホトマスクを利用して液晶と樹脂との相
分離を規則的に制御する場合、具体的には、液晶領域内
の液晶ドメインが放射線状またはランダムに配向した構
造となり、電圧印加時に液晶分子の立ち上がり方向がほ
ぼ全方位的となるために視野角特性が改善されることに
なる。即ち、電圧印加時に液晶分子と高分子材料の相互
作用により、液晶分子が液晶滴を取り囲む高分子壁に対
して各方向に傾斜するために、液晶分子の見かけ上の屈
折率が、前記矢符A及び矢符Bの位置でほぼ同じ状態と
なり、視野角特性が改善される。
た場合は、液晶分子は基板に対して垂直に配向したホメ
オトロピック配向となる。この場合は電圧印加時に液晶
分子と高分子材料の相互作用のために、液晶分子の立ち
上がり方が各壁横方向となり、どの方向から見てもほぼ
同一の屈折率となるために、視角特性が改善されること
になる。
い材料を用いると、配向制御力が弱められた本発明のよ
うな場合でも基板の配向制御力に従って配向することが
確認された。
単純マトリックス駆動、TFT(薄膜トランジスタ)、
MIM(金属ー絶縁膜ー金属構造のトランジスタ)など
のスイッチング素子を用いるアクティブ駆動などの駆動
法で駆動できる。本発明に於て、液晶表示素子の駆動法
は特に限定しない。
晶表示素子において、表示画面にざらつきのない表示品
位の高い液晶表示素子を提供できる。すなわち、液晶材
料と重合性樹脂組成物との組み合せを最適化し、重合性
樹脂組成物の屈折率npが液晶の常光屈折率no、異常光
屈折率neに関して、no−0.04≦np≦(ne+
no)/2を満足するような範囲に定められるような重
合性樹脂組成物を選択する。これにより、液晶層と高分
子壁との屈折率差を小さくすることができ、従来の液晶
表示素子の表示画面におけるざらつきが解消され、表示
品位の高い液晶表示素子が作成可能となる。
である。
る。
ある。
印加時の液晶表示素子の光透過率との関係を示すグラフ
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも一方が透光性である一対の基
板間に液晶層を挟んで構成され、該液晶層を含んで形成
される複数の絵素がマトリクス状に配列され、 該一対の基板間に高分子壁と、該液晶層を含んで各絵素
毎に該高分子壁に実質的に囲まれた液晶領域を有してな
る液晶表示素子において、該一つの絵素内に、少なくとも1つ以上の液晶ドメイン
が存在し、各液晶ドメインの配位がランダム、または、
放射状の少なくともいずれかであり、 該高分子壁の屈折率(np)が、該液晶層の常光屈折率
(no)と異常光屈折率(ne)とに関して、no−0.
04≦np≦(ne+no)/2となるように定められる
液晶表示素子。 - 【請求項2】 前記各基板の相互に対向する表面に液晶
分子を配向させる絶縁膜を具備している請求項1に記載
の液晶表示素子。 - 【請求項3】 少なくとも一方が透光性である一対の基
板間に液晶層を挟んで構成され、該液晶層を含んで形成
される複数の絵素がマトリクス状に配列され、該一対の
基板間に高分子壁と、該液晶層を含んで各絵素毎に該高
分子壁に実質的に囲まれた液晶領域を有してなる液晶表
示素子において、 該一つの絵素内に、複数の液晶ドメインが存在し、該複
数の液晶ドメインが、ランダムまたは放射状に配向して
おり、 該高分子壁の屈折率(n p )が、該液晶層の常光屈折率
(n o )と異常光屈折率(n e )とに関して、n o −0.
04≦n p ≦(n e +n o )/2となるように定められる
液晶表示素子。 - 【請求項4】 少なくとも一方が透光性である一対の基
板間に液晶層を挟んで構成され、該液晶層を含んで形成
される複数の絵素がマトリクス状に配列される液晶表示
素子を製造する製造方法であって、 該一対の基板間に少なくとも液晶材料、光硬化性樹脂お
よび光重合開始剤を含む混合物を注入する工程と、 該混合物に規則的な照射強度むらを有する光を照射し、
該一対の基板間に高分子壁と、該液晶層を含んで各絵素
毎に該高分子壁に実質的に囲まれた液晶領域を形成する
工程とを含み、 該工程における高分子壁の屈折率(np)が、該液晶層
の常光屈折率(no)と異常光屈折率(ne)とに関し
て、no−0.04≦np≦(ne+no)/2となるよう
に設定されている液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項5】 前記絵素に於て前記照射される光の強度
を実質的に弱める遮光部を設け、その後、上記混合物に
光を照射する請求項4に記載の液晶表示素子の製造方
法。
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---|---|---|---|
JP5245723A JP3054005B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 液晶表示素子及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5245723A JP3054005B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 液晶表示素子及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07104249A JPH07104249A (ja) | 1995-04-21 |
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JP3335578B2 (ja) * | 1998-06-30 | 2002-10-21 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
TW525008B (en) * | 1999-07-19 | 2003-03-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Liquid crystal display device, driving method, and manufacturing method thereof |
-
1993
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