JPH05118423A - 自動変速機の油圧サーボ装置 - Google Patents
自動変速機の油圧サーボ装置Info
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- JPH05118423A JPH05118423A JP3281389A JP28138991A JPH05118423A JP H05118423 A JPH05118423 A JP H05118423A JP 3281389 A JP3281389 A JP 3281389A JP 28138991 A JP28138991 A JP 28138991A JP H05118423 A JPH05118423 A JP H05118423A
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- Japan
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- return spring
- hydraulic servo
- peripheral wall
- annular piston
- spring seat
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】リターンスプリングシートに塑性変形が発生す
ることがなく、しかもリターンスプリングを固定するこ
とを容易にする。 【構成】リターンスプリングシート176は、外周縁に
リブ191を有し、中央部に内周壁に当接する開口19
6を形成する。さらに、上記リブ191の内周側におい
て円周方向複数箇所にバーリング加工用の穴192及び
立上り部193を有し、該立上り部193をバーリング
加工することによって上記リターンスプリングを固定し
ており、また、上記穴192の内周側に環状の段付き部
195を形成している。該段付き部195によってリタ
ーンスプリングシート176は補強され、リターンスプ
リングシート176に塑性変形が発生することがなくな
る。したがって、油圧サーボの作動が安定し、変速ショ
ックが発生することはない。また、上記段付き部195
によって補強することができるため、板厚を大きくする
必要がなく、バーリング加工を容易に行うことができ
る。
ることがなく、しかもリターンスプリングを固定するこ
とを容易にする。 【構成】リターンスプリングシート176は、外周縁に
リブ191を有し、中央部に内周壁に当接する開口19
6を形成する。さらに、上記リブ191の内周側におい
て円周方向複数箇所にバーリング加工用の穴192及び
立上り部193を有し、該立上り部193をバーリング
加工することによって上記リターンスプリングを固定し
ており、また、上記穴192の内周側に環状の段付き部
195を形成している。該段付き部195によってリタ
ーンスプリングシート176は補強され、リターンスプ
リングシート176に塑性変形が発生することがなくな
る。したがって、油圧サーボの作動が安定し、変速ショ
ックが発生することはない。また、上記段付き部195
によって補強することができるため、板厚を大きくする
必要がなく、バーリング加工を容易に行うことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の油圧サー
ボ装置に関するものである。
ボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機においては、複数のプ
ラネタリギヤユニットの各要素を選択的に係脱すること
によって各変速段を形成するようにしており、上記各要
素は油圧制御装置の油圧サーボを作動させることによっ
て係脱させられる。上記油圧サーボは、外周壁及び内周
壁を有するサーボドラムと、該サーボドラム内に摺動自
在に嵌め込まれた環状ピストンを有しており、上記サー
ボドラムと環状ピストンによって形成される油室に対し
て油を給排することによって環状ピストンを移動させ、
該環状ピストンに対向して配設される多板クラッチ、多
板ブレーキ等の摩擦係合要素を係脱する。
ラネタリギヤユニットの各要素を選択的に係脱すること
によって各変速段を形成するようにしており、上記各要
素は油圧制御装置の油圧サーボを作動させることによっ
て係脱させられる。上記油圧サーボは、外周壁及び内周
壁を有するサーボドラムと、該サーボドラム内に摺動自
在に嵌め込まれた環状ピストンを有しており、上記サー
ボドラムと環状ピストンによって形成される油室に対し
て油を給排することによって環状ピストンを移動させ、
該環状ピストンに対向して配設される多板クラッチ、多
板ブレーキ等の摩擦係合要素を係脱する。
【0003】すなわち、油を油室内に供給することによ
って摩擦係合要素を係合させ、上記油室内の油をドレー
ンさせることによって摩擦係合要素を解放させることが
できるが、単に上記油室内の油をドレーンさせるだけで
は摩擦係合要素の解放が遅れ、変速ショックを発生させ
てしまう。したがって、リターンスプリングを配設し、
油室内の油をドレーンする方向に常時上記環状ピストン
を付勢するようにしている。
って摩擦係合要素を係合させ、上記油室内の油をドレー
ンさせることによって摩擦係合要素を解放させることが
できるが、単に上記油室内の油をドレーンさせるだけで
は摩擦係合要素の解放が遅れ、変速ショックを発生させ
てしまう。したがって、リターンスプリングを配設し、
油室内の油をドレーンする方向に常時上記環状ピストン
を付勢するようにしている。
【0004】上記リターンスプリングはコイル状のスプ
リングによって構成され、一端が上記環状ピストンに当
接させられ、他端がリターンスプリングシートに固定さ
れる。そして、リターンスプリングを所定量だけ圧縮さ
せた状態で、上記リターンスプリングシートをスナップ
リングを介して上記サーボドラムの外周壁又は内周壁に
固定している。
リングによって構成され、一端が上記環状ピストンに当
接させられ、他端がリターンスプリングシートに固定さ
れる。そして、リターンスプリングを所定量だけ圧縮さ
せた状態で、上記リターンスプリングシートをスナップ
リングを介して上記サーボドラムの外周壁又は内周壁に
固定している。
【0005】図7はリターンスプリングのリターンスプ
リングシートへの固定部を示す図、図8はリターンスプ
リングシートを示す図である。図8の(a)はリターン
スプリングシートの断面図、(b)はリターンスプリン
グシートの要部拡大図である。図において、150はリ
ターンスプリングシート、151は該リターンスプリン
グシート150の外周に形成された補強用のリブ、15
2は上記リターンスプリングシート150の円周方向複
数箇所に形成されたリターンスプリング係止用の穴であ
る。該穴152及び上記リブ151はプレス加工によっ
て形成されていて、図8の(a)に示すように、穴15
2に立上り部153が形成される。
リングシートへの固定部を示す図、図8はリターンスプ
リングシートを示す図である。図8の(a)はリターン
スプリングシートの断面図、(b)はリターンスプリン
グシートの要部拡大図である。図において、150はリ
ターンスプリングシート、151は該リターンスプリン
グシート150の外周に形成された補強用のリブ、15
2は上記リターンスプリングシート150の円周方向複
数箇所に形成されたリターンスプリング係止用の穴であ
る。該穴152及び上記リブ151はプレス加工によっ
て形成されていて、図8の(a)に示すように、穴15
2に立上り部153が形成される。
【0006】154はリターンスプリングであり、上記
穴152の立上り部153をバーリング加工することに
よって、図7に示すように上記リターンスプリング15
4の端部はリターンスプリングシート150に固定され
る。156は円周方向複数箇所に突出形成されたスナッ
プリング抜止め用の突部である。上述したように、リタ
ーンスプリングシート150はスナップリングを介して
上記サーボドラムの外周壁又は内周壁に固定されるが、
スナップリングに遠心力が作用して係止状態が解除され
ないように、スナップリングの外周近傍に上記突部15
6が形成されている。
穴152の立上り部153をバーリング加工することに
よって、図7に示すように上記リターンスプリング15
4の端部はリターンスプリングシート150に固定され
る。156は円周方向複数箇所に突出形成されたスナッ
プリング抜止め用の突部である。上述したように、リタ
ーンスプリングシート150はスナップリングを介して
上記サーボドラムの外周壁又は内周壁に固定されるが、
スナップリングに遠心力が作用して係止状態が解除され
ないように、スナップリングの外周近傍に上記突部15
6が形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動変速機の油圧サーボ装置においては、リターン
スプリングシートに加わる荷重が大きくなるのに伴い、
リターンスプリングシートに塑性変形が発生し、環状ピ
ストンを押圧する力が均一でなくなって油圧サーボの作
動が円滑でなくなるだけでなく、油圧サーボ内の油のド
レーンが遅れて変速ショックを発生することがある。
来の自動変速機の油圧サーボ装置においては、リターン
スプリングシートに加わる荷重が大きくなるのに伴い、
リターンスプリングシートに塑性変形が発生し、環状ピ
ストンを押圧する力が均一でなくなって油圧サーボの作
動が円滑でなくなるだけでなく、油圧サーボ内の油のド
レーンが遅れて変速ショックを発生することがある。
【0008】すなわち、摩擦係合要素がクラッチの場
合、係合状態から解放状態に変わる際にサーボドラム及
び環状ピストンは高速で回転しており、油圧サーボ内の
油に遠心力による圧力すなわち遠心油圧が発生し、リタ
ーンスプリングの荷重に対向して環状ピストンを押圧す
る力が大きくなり、油圧サーボ内の油のドレーンが遅
れ、摩擦係合要素の解放が遅れて変速ショックが発生す
ることがある。そこで、リターンスプリングの荷重を大
きくして、油のドレーンを早くしているが、その場合、
リターンスプリングシートに加わる応力が大きくなり、
塑性変形が発生してしまう。この塑性変形は、環状ピス
トンに対して加えられる荷重を円周方向において均等に
するのを困難にするとともに、油圧サーボ内の油のドレ
ーンに遅れを発生させることがある。
合、係合状態から解放状態に変わる際にサーボドラム及
び環状ピストンは高速で回転しており、油圧サーボ内の
油に遠心力による圧力すなわち遠心油圧が発生し、リタ
ーンスプリングの荷重に対向して環状ピストンを押圧す
る力が大きくなり、油圧サーボ内の油のドレーンが遅
れ、摩擦係合要素の解放が遅れて変速ショックが発生す
ることがある。そこで、リターンスプリングの荷重を大
きくして、油のドレーンを早くしているが、その場合、
リターンスプリングシートに加わる応力が大きくなり、
塑性変形が発生してしまう。この塑性変形は、環状ピス
トンに対して加えられる荷重を円周方向において均等に
するのを困難にするとともに、油圧サーボ内の油のドレ
ーンに遅れを発生させることがある。
【0009】また、リターンスプリングシートの剛性を
高くするために板厚を大きくすることが考えられるが、
板厚を大きくすると、リターンスプリングの端部を固定
するためのバーリング加工が困難になってしまう。本発
明は、上記従来の自動変速機の油圧サーボ装置の問題点
を解決して、クラッチの解放時に油圧サーボに遠心油圧
が発生してもリターンスプリングシートに塑性変形が発
生することがなく、しかもリターンスプリングをリター
ンスプリングシートに固定することが容易な自動変速機
の油圧サーボ装置を提供することを目的とする。
高くするために板厚を大きくすることが考えられるが、
板厚を大きくすると、リターンスプリングの端部を固定
するためのバーリング加工が困難になってしまう。本発
明は、上記従来の自動変速機の油圧サーボ装置の問題点
を解決して、クラッチの解放時に油圧サーボに遠心油圧
が発生してもリターンスプリングシートに塑性変形が発
生することがなく、しかもリターンスプリングをリター
ンスプリングシートに固定することが容易な自動変速機
の油圧サーボ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動変速機の油圧サーボ装置においては、外周壁、内周壁
及び底壁から成る油圧サーボドラムの外周壁と内周壁間
に環状ピストンが嵌め込まれて摺動する。そして、上記
油圧サーボドラムと環状ピストンによって形成される油
室に油を給排するようになっていて、油の給排によって
環状ピストンに対向して設けられるクラッチを係脱する
ことができる。
動変速機の油圧サーボ装置においては、外周壁、内周壁
及び底壁から成る油圧サーボドラムの外周壁と内周壁間
に環状ピストンが嵌め込まれて摺動する。そして、上記
油圧サーボドラムと環状ピストンによって形成される油
室に油を給排するようになっていて、油の給排によって
環状ピストンに対向して設けられるクラッチを係脱する
ことができる。
【0011】上記環状ピストンはリターンスプリングに
よって上記クラッチの解放方向に押圧され、該リターン
スプリングの一端は、リターンスプリングシートに固定
される。該リターンスプリングシートは、上記油圧サー
ボドラムの外周壁又は内周壁にスナップリングを介して
固定され、リターンスプリングを環状ピストン方向に付
勢する。
よって上記クラッチの解放方向に押圧され、該リターン
スプリングの一端は、リターンスプリングシートに固定
される。該リターンスプリングシートは、上記油圧サー
ボドラムの外周壁又は内周壁にスナップリングを介して
固定され、リターンスプリングを環状ピストン方向に付
勢する。
【0012】また、上記リターンスプリングシートは外
周縁にリブを有し、中央部に内周壁に当接する開口を形
成する。さらに、上記リブの内周側において円周方向複
数箇所にバーリング加工用の穴及び立上り部を有し、該
立上り部をバーリング加工することによって上記リター
ンスプリングを固定しており、また、上記穴の内周側に
環状の段付き部を形成している。
周縁にリブを有し、中央部に内周壁に当接する開口を形
成する。さらに、上記リブの内周側において円周方向複
数箇所にバーリング加工用の穴及び立上り部を有し、該
立上り部をバーリング加工することによって上記リター
ンスプリングを固定しており、また、上記穴の内周側に
環状の段付き部を形成している。
【0013】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、上記のように
外周壁、内周壁及び底壁から成る油圧サーボドラムの外
周壁と内周壁間に環状ピストンが嵌め込まれて摺動す
る。そして、上記油圧サーボドラムと環状ピストンによ
って形成される油室に油を給排するようになっていて、
油圧制御装置を制御することによって上記油室内に油を
給排すると、環状ピストンを介してクラッチを係脱する
ことができる。
外周壁、内周壁及び底壁から成る油圧サーボドラムの外
周壁と内周壁間に環状ピストンが嵌め込まれて摺動す
る。そして、上記油圧サーボドラムと環状ピストンによ
って形成される油室に油を給排するようになっていて、
油圧制御装置を制御することによって上記油室内に油を
給排すると、環状ピストンを介してクラッチを係脱する
ことができる。
【0014】そして、上記環状ピストンはリターンスプ
リングによって上記クラッチの解放方向に押圧されてい
て、上記油室内の油をドレーンすると、上記リターンス
プリングの荷重によって環状ピストンが押され、上記ク
ラッチは解放される。上記リターンスプリングの一端
は、リターンスプリングシートに固定される。そして、
リターンスプリングシートは、上記油圧サーボドラムの
外周壁又は内周壁にスナップリングを介して固定され、
リターンスプリングを環状ピストン方向に付勢する。
リングによって上記クラッチの解放方向に押圧されてい
て、上記油室内の油をドレーンすると、上記リターンス
プリングの荷重によって環状ピストンが押され、上記ク
ラッチは解放される。上記リターンスプリングの一端
は、リターンスプリングシートに固定される。そして、
リターンスプリングシートは、上記油圧サーボドラムの
外周壁又は内周壁にスナップリングを介して固定され、
リターンスプリングを環状ピストン方向に付勢する。
【0015】また、上記リターンスプリングシートは外
周縁にリブを有し、中央部に内周壁に当接する開口を形
成する。さらに、上記リブの内周側において円周方向複
数箇所にバーリング加工用の穴及び立上り部を有し、該
立上り部をバーリング加工することによって上記リター
ンスプリングを固定しており、また、上記穴の内周側に
環状の段付き部を形成している。
周縁にリブを有し、中央部に内周壁に当接する開口を形
成する。さらに、上記リブの内周側において円周方向複
数箇所にバーリング加工用の穴及び立上り部を有し、該
立上り部をバーリング加工することによって上記リター
ンスプリングを固定しており、また、上記穴の内周側に
環状の段付き部を形成している。
【0016】該段付き部によってリターンスプリングシ
ートは補強され、該リターンスプリングシートに塑性変
形が発生することがなくなる。したがって、油圧サーボ
の作動が安定し、変速ショックが発生することはない。
また、上記段付き部によって補強することができるた
め、板厚を大きくする必要がなく、バーリング加工を容
易に行うことができる。
ートは補強され、該リターンスプリングシートに塑性変
形が発生することがなくなる。したがって、油圧サーボ
の作動が安定し、変速ショックが発生することはない。
また、上記段付き部によって補強することができるた
め、板厚を大きくする必要がなく、バーリング加工を容
易に行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は本発明の油圧サーボ装置
が搭載される自動変速機におけるフロント側断面図、図
3は本発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速機に
おける中央部断面図、図4は本発明の油圧サーボ装置が
搭載される自動変速機におけるリヤ側断面図、図5は本
発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速機における
差動装置側断面図である。
ながら詳細に説明する。図2は本発明の油圧サーボ装置
が搭載される自動変速機におけるフロント側断面図、図
3は本発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速機に
おける中央部断面図、図4は本発明の油圧サーボ装置が
搭載される自動変速機におけるリヤ側断面図、図5は本
発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速機における
差動装置側断面図である。
【0018】図において、1は自動変速機であり、トル
クコンバータ2とトランスミッション3と油圧制御装置
で構成される。上記トランスミッション3は、第1プラ
ネタリギヤユニット5と第2プラネタリギヤユニット6
とを有する前進3段後進1段の変速装置7と、第3プラ
ネタリギヤユニット8を有するアンダドライブ装置9
と、ディファレンシャル装置10から成っている。
クコンバータ2とトランスミッション3と油圧制御装置
で構成される。上記トランスミッション3は、第1プラ
ネタリギヤユニット5と第2プラネタリギヤユニット6
とを有する前進3段後進1段の変速装置7と、第3プラ
ネタリギヤユニット8を有するアンダドライブ装置9
と、ディファレンシャル装置10から成っている。
【0019】上記第1プラネタリギヤユニット5は、サ
ンギヤS1、リングギヤR1、上記サンギヤS1及びリ
ングギヤR1に噛合するピニオンギヤP1及び該ピニオ
ンギヤP1を回転自在に支持するキャリヤCR1から成
り、上記第2プラネタリギヤユニット6は、サンギヤS
2、リングギヤR2、上記サンギヤS2及びリングギヤ
R2に噛合するピニオンギヤP2及び該ピニオンギヤP
2を回転自在に支持するキャリヤCR2から成り、上記
第3プラネタリギヤユニット8は、サンギヤS3、リン
グギヤR3、上記サンギヤS3及びリングギヤR3に噛
合するピニオンギヤP3及び該ピニオンギヤP3を回転
自在に支持するキャリヤCR3から成っている。
ンギヤS1、リングギヤR1、上記サンギヤS1及びリ
ングギヤR1に噛合するピニオンギヤP1及び該ピニオ
ンギヤP1を回転自在に支持するキャリヤCR1から成
り、上記第2プラネタリギヤユニット6は、サンギヤS
2、リングギヤR2、上記サンギヤS2及びリングギヤ
R2に噛合するピニオンギヤP2及び該ピニオンギヤP
2を回転自在に支持するキャリヤCR2から成り、上記
第3プラネタリギヤユニット8は、サンギヤS3、リン
グギヤR3、上記サンギヤS3及びリングギヤR3に噛
合するピニオンギヤP3及び該ピニオンギヤP3を回転
自在に支持するキャリヤCR3から成っている。
【0020】上記第1プラネタリギヤユニット5及び第
2プラネタリギヤユニット6の各要素は、第1クラッチ
C1 、第2クラッチC2 、バンドブレーキで構成される
第1ブレーキB1 、第2ブレーキB2 、第3ブレーキB
3 、第1ワンウェイクラッチF1 及び第2ワンウェイク
ラッチF2 によって選択的に係脱され、上記変速装置7
による変速段を実現する。
2プラネタリギヤユニット6の各要素は、第1クラッチ
C1 、第2クラッチC2 、バンドブレーキで構成される
第1ブレーキB1 、第2ブレーキB2 、第3ブレーキB
3 、第1ワンウェイクラッチF1 及び第2ワンウェイク
ラッチF2 によって選択的に係脱され、上記変速装置7
による変速段を実現する。
【0021】また、第3プラネタリギヤユニット8の各
要素は、第3クラッチC3 、第4ブレーキB4 及び第3
ワンウェイクラッチF3 によって選択的に係脱され、上
記アンダドライブ装置9による変速段を実現する。上記
自動変速機1のケース12は、トルクコンバータ2及び
ディファレンシャル装置10のそれぞれを収容する各室
を一体に形成して成るフロントケース14と、変速装置
7、アンダドライブ装置9を収容する室とディファレン
シャル装置10のリヤカバー15を一体に形成して成る
メインケース16と、変速装置7の出力ギヤ18とアン
ダドライブ装置9の入力ギヤ19を収容するとともに、
自動変速機1の後側を閉鎖するリヤカバー21とから成
り、上記フロントケース14とメインケース16がボル
ト22によって、メインケース16とリヤカバー21が
ボルト23によって締結されている。
要素は、第3クラッチC3 、第4ブレーキB4 及び第3
ワンウェイクラッチF3 によって選択的に係脱され、上
記アンダドライブ装置9による変速段を実現する。上記
自動変速機1のケース12は、トルクコンバータ2及び
ディファレンシャル装置10のそれぞれを収容する各室
を一体に形成して成るフロントケース14と、変速装置
7、アンダドライブ装置9を収容する室とディファレン
シャル装置10のリヤカバー15を一体に形成して成る
メインケース16と、変速装置7の出力ギヤ18とアン
ダドライブ装置9の入力ギヤ19を収容するとともに、
自動変速機1の後側を閉鎖するリヤカバー21とから成
り、上記フロントケース14とメインケース16がボル
ト22によって、メインケース16とリヤカバー21が
ボルト23によって締結されている。
【0022】上記トルクコンバータ2は、前方(エンジ
ン側)が開いたトルクコンバータハウジング25に収容
されている。該トルクコンバータハウジング25と、そ
の後方に連続する筒状の変速装置室26の間には、オイ
ルポンプフロントカバー27が配設されメインケース1
6にボルトで強固に締結される。上記オイルポンプフロ
ントカバー27は環板体で構成され、内部にオイルポン
プ28を収容するとともに、中央には前方に突出する筒
状部29を有する。
ン側)が開いたトルクコンバータハウジング25に収容
されている。該トルクコンバータハウジング25と、そ
の後方に連続する筒状の変速装置室26の間には、オイ
ルポンプフロントカバー27が配設されメインケース1
6にボルトで強固に締結される。上記オイルポンプフロ
ントカバー27は環板体で構成され、内部にオイルポン
プ28を収容するとともに、中央には前方に突出する筒
状部29を有する。
【0023】また、上記オイルポンプフロントカバー2
7の後側には、オイルポンプカバー31が締着されてい
て、両者によって上記トルクコンバータハウジング25
及び変速装置室26の間の隔壁32を構成する。上記オ
イルポンプカバー31は、上記筒状部29と同軸上で後
方に突出する筒状のフロントセンタサポート33を有す
る。
7の後側には、オイルポンプカバー31が締着されてい
て、両者によって上記トルクコンバータハウジング25
及び変速装置室26の間の隔壁32を構成する。上記オ
イルポンプカバー31は、上記筒状部29と同軸上で後
方に突出する筒状のフロントセンタサポート33を有す
る。
【0024】また、上記変速装置室26の後部には、前
方に突出する筒状のセンタサポート35を有する中間支
壁36が設けられている。そして、上記隔壁32と中間
支壁36の間が変速装置室26となり、中間支壁36と
リヤカバー21の間が変速装置7の出力ギヤ室38を形
成していて、上記リヤカバー21は、上記フロントセン
タサポート33と同軸上で前方に突出する筒状のリヤセ
ンタサポート39を有している。
方に突出する筒状のセンタサポート35を有する中間支
壁36が設けられている。そして、上記隔壁32と中間
支壁36の間が変速装置室26となり、中間支壁36と
リヤカバー21の間が変速装置7の出力ギヤ室38を形
成していて、上記リヤカバー21は、上記フロントセン
タサポート33と同軸上で前方に突出する筒状のリヤセ
ンタサポート39を有している。
【0025】また、上記筒状の変速装置室26の側方
に、筒状のアンダドライブ装置室41が平行に設けら
れ、その前方の中心部には、フロントケース14の壁4
2に穴状のフロントセンタサポート43が形成され、そ
の後部には中間支壁44が設けられる。該中間支壁44
には、前方に長く突出する筒状のセンタサポート45が
ボルトで締結される。そして、上記リヤカバー21と中
間支壁44の間に、アンダドライブ装置9の入力ギヤ室
46が形成され、中間支壁44と壁42の間にアンダド
ライブ装置室41が形成される。
に、筒状のアンダドライブ装置室41が平行に設けら
れ、その前方の中心部には、フロントケース14の壁4
2に穴状のフロントセンタサポート43が形成され、そ
の後部には中間支壁44が設けられる。該中間支壁44
には、前方に長く突出する筒状のセンタサポート45が
ボルトで締結される。そして、上記リヤカバー21と中
間支壁44の間に、アンダドライブ装置9の入力ギヤ室
46が形成され、中間支壁44と壁42の間にアンダド
ライブ装置室41が形成される。
【0026】上記フロントセンタサポート43の内側に
は固定軸48が嵌着され、該固定軸48は、ワンウェイ
クラッチ49を介してトルクコンバータ2のステータ5
0を支持している。また、上記固定軸48は、その内側
にトルクコンバータ2の出力軸であるトランスミッショ
ン3の入力軸51を回転自在に支持している。該入力軸
51は、フロントセンタサポート43から後方に突出す
る大径の後端部52を有しており、該後端部52の中心
に後向きの穴53が形成されている。
は固定軸48が嵌着され、該固定軸48は、ワンウェイ
クラッチ49を介してトルクコンバータ2のステータ5
0を支持している。また、上記固定軸48は、その内側
にトルクコンバータ2の出力軸であるトランスミッショ
ン3の入力軸51を回転自在に支持している。該入力軸
51は、フロントセンタサポート43から後方に突出す
る大径の後端部52を有しており、該後端部52の中心
に後向きの穴53が形成されている。
【0027】そして、上記入力軸51の後方には、該入
力軸51に直列的に配設された第1中間伝動軸54が回
転自在に装着され、該第1中間伝動軸54は、その前端
が上記穴53に嵌入されて摺動し、後端が上記出力ギヤ
18の中心のハブ56の内側穴57にスプライン嵌合し
ている。また、上記出力ギヤ18のハブ56は、センタ
サポート35及びリヤセンタサポート39の内側にそれ
ぞれベアリング58,59を介して支持され、上記第1
中間伝動軸54の先端側の外周には、サンギヤ軸60が
ベアリングを介して回転自在に支持されている。
力軸51に直列的に配設された第1中間伝動軸54が回
転自在に装着され、該第1中間伝動軸54は、その前端
が上記穴53に嵌入されて摺動し、後端が上記出力ギヤ
18の中心のハブ56の内側穴57にスプライン嵌合し
ている。また、上記出力ギヤ18のハブ56は、センタ
サポート35及びリヤセンタサポート39の内側にそれ
ぞれベアリング58,59を介して支持され、上記第1
中間伝動軸54の先端側の外周には、サンギヤ軸60が
ベアリングを介して回転自在に支持されている。
【0028】また、上記出力ギヤ18に噛合するアンダ
ドライブ装置9の入力ギヤ19においては、その中心の
ハブ61がローラベアリング62を介してセンタサポー
ト45に支持されている。そして、上記ハブ61の内側
穴63には、アンダドライブ装置室41の中心を貫通す
る第2中間伝動軸64の後端部がスプライン嵌合されて
いる。
ドライブ装置9の入力ギヤ19においては、その中心の
ハブ61がローラベアリング62を介してセンタサポー
ト45に支持されている。そして、上記ハブ61の内側
穴63には、アンダドライブ装置室41の中心を貫通す
る第2中間伝動軸64の後端部がスプライン嵌合されて
いる。
【0029】該第2中間伝動軸64は棒状であり、内部
には油路が形成されるとともに、先端側の中間部にフラ
ンジ状の突起66が設けられる。また、上記第2中間伝
動軸64の先端部は、ローラベアリング67を介して上
記フロントセンタサポート43に支持される。上記第2
中間伝動軸64上のローラベアリング67と上記突起6
6の間には、一対のテーパードローラベアリング69が
配設される。該テーパードローラベアリング69は、中
間にばね材70を挟み、先端に螺合されるナット71に
よって予圧調整されて組み付けられる。そして、変速装
置7とアンダドライブ装置9とから成るトランスミッシ
ョン3の出力ギヤ72が、上記テーパードローラベアリ
ング69を介して第2中間伝動軸64に支持される。上
記出力ギヤ72は、ディファレンシャル装置10の駆動
大歯車73に噛合している。
には油路が形成されるとともに、先端側の中間部にフラ
ンジ状の突起66が設けられる。また、上記第2中間伝
動軸64の先端部は、ローラベアリング67を介して上
記フロントセンタサポート43に支持される。上記第2
中間伝動軸64上のローラベアリング67と上記突起6
6の間には、一対のテーパードローラベアリング69が
配設される。該テーパードローラベアリング69は、中
間にばね材70を挟み、先端に螺合されるナット71に
よって予圧調整されて組み付けられる。そして、変速装
置7とアンダドライブ装置9とから成るトランスミッシ
ョン3の出力ギヤ72が、上記テーパードローラベアリ
ング69を介して第2中間伝動軸64に支持される。上
記出力ギヤ72は、ディファレンシャル装置10の駆動
大歯車73に噛合している。
【0030】また、上記第2中間伝動軸64上の上記突
起66とセンタサポート45の間には、筒状のサンギヤ
軸74がベアリングを介して回転自在に支持され、セン
タサポート45の外側には、筒状のインナレース軸75
がベアリングを介して回転自在に支持されている。上記
サンギヤ軸74の後端外側とインナレース軸75の先端
内側とはスプライン嵌合される。
起66とセンタサポート45の間には、筒状のサンギヤ
軸74がベアリングを介して回転自在に支持され、セン
タサポート45の外側には、筒状のインナレース軸75
がベアリングを介して回転自在に支持されている。上記
サンギヤ軸74の後端外側とインナレース軸75の先端
内側とはスプライン嵌合される。
【0031】ところで、上記変速装置室26内の前方に
は、後方に開口する第1油圧サーボドラム81が上記フ
ロントセンタサポート33に回転自在に外嵌され、その
内周壁と外周壁の間に環状ピストン82が嵌め込まれて
第2クラッチC2 の油圧サーボ83を形成する。そし
て、該油圧サーボ83の内周壁の外側にリターンスプリ
ング84が、外周壁の内側に第2クラッチC2 が装着さ
れている。
は、後方に開口する第1油圧サーボドラム81が上記フ
ロントセンタサポート33に回転自在に外嵌され、その
内周壁と外周壁の間に環状ピストン82が嵌め込まれて
第2クラッチC2 の油圧サーボ83を形成する。そし
て、該油圧サーボ83の内周壁の外側にリターンスプリ
ング84が、外周壁の内側に第2クラッチC2 が装着さ
れている。
【0032】上記第1油圧サーボドラム81の後側に
は、後方に開口するとともに前方に環状突起85を有す
る第2油圧サーボドラム86が入力軸51の後端部52
に固着される。そして、該後端部52と外周壁との間に
環状ピストン87が嵌め込まれ、第1クラッチC1 の油
圧サーボ88を形成する。該油圧サーボ88の内周壁の
外側にリターンスプリング89が、外周壁の内側に第1
クラッチC1 が装着される。また、上記環状突起85の
外周には、上記第2クラッチC2 が装着され、該第2ク
ラッチC2 を介して第1油圧サーボドラム81と第2油
圧サーボドラム86が連結される。
は、後方に開口するとともに前方に環状突起85を有す
る第2油圧サーボドラム86が入力軸51の後端部52
に固着される。そして、該後端部52と外周壁との間に
環状ピストン87が嵌め込まれ、第1クラッチC1 の油
圧サーボ88を形成する。該油圧サーボ88の内周壁の
外側にリターンスプリング89が、外周壁の内側に第1
クラッチC1 が装着される。また、上記環状突起85の
外周には、上記第2クラッチC2 が装着され、該第2ク
ラッチC2 を介して第1油圧サーボドラム81と第2油
圧サーボドラム86が連結される。
【0033】上記第2油圧サーボドラム86の後側には
第1プラネタリギヤユニット5が設けられ、そのリング
ギヤR1は上記第1クラッチC1 を介して第2油圧サー
ボドラム86に連結され、キャリヤCR1は上記第1中
間伝動軸54の先端部にスプライン嵌合し、サンギヤS
1はサンギヤ軸60と一体になっている。また、上記第
1油圧サーボドラム81、第2油圧サーボドラム86及
び第1プラネタリギヤユニット5を最小空間で被うよう
に連結ドラム91が形成される。該連結ドラム91の先
端は第1油圧サーボドラム81の外側に固着され、後端
は第1プラネタリギヤユニット5の後方においてサンギ
ヤ軸60に連結され、外周に第1ブレーキB1 が設けら
れる。
第1プラネタリギヤユニット5が設けられ、そのリング
ギヤR1は上記第1クラッチC1 を介して第2油圧サー
ボドラム86に連結され、キャリヤCR1は上記第1中
間伝動軸54の先端部にスプライン嵌合し、サンギヤS
1はサンギヤ軸60と一体になっている。また、上記第
1油圧サーボドラム81、第2油圧サーボドラム86及
び第1プラネタリギヤユニット5を最小空間で被うよう
に連結ドラム91が形成される。該連結ドラム91の先
端は第1油圧サーボドラム81の外側に固着され、後端
は第1プラネタリギヤユニット5の後方においてサンギ
ヤ軸60に連結され、外周に第1ブレーキB1 が設けら
れる。
【0034】上記第1プラネタリギヤユニット5の外周
側であって、上記連結ドラム91の外側のメインケース
16との間の余剰空間には、後方に開口する環状の第3
油圧サーボドラム92が固定され、ピストン93が嵌め
込まれて第2ブレーキB2 の油圧サーボ94を形成す
る。該油圧サーボ94の後方のメインケース16の内側
にはスプライン95が形成され、前方から第2ブレーキ
B2 のブレーキディスク、第2ワンウェイクラッチF2
のアウタレース96及び第3ブレーキB3 のブレーキデ
ィスクが順次スプライン嵌合される。
側であって、上記連結ドラム91の外側のメインケース
16との間の余剰空間には、後方に開口する環状の第3
油圧サーボドラム92が固定され、ピストン93が嵌め
込まれて第2ブレーキB2 の油圧サーボ94を形成す
る。該油圧サーボ94の後方のメインケース16の内側
にはスプライン95が形成され、前方から第2ブレーキ
B2 のブレーキディスク、第2ワンウェイクラッチF2
のアウタレース96及び第3ブレーキB3 のブレーキデ
ィスクが順次スプライン嵌合される。
【0035】そして、第3ブレーキB3 の後方におい
て、中間支壁36のセンタサポート35の外周側とメイ
ンケース16の間に環状穴が形成されていて、該環状穴
にピストン97が嵌め込まれて第3ブレーキB3 の油圧
サーボ98が形成される。該油圧サーボ98のリターン
スプリング99は、上記センタサポート35の先端に装
着されたフランジ板100によって支持されている。
て、中間支壁36のセンタサポート35の外周側とメイ
ンケース16の間に環状穴が形成されていて、該環状穴
にピストン97が嵌め込まれて第3ブレーキB3 の油圧
サーボ98が形成される。該油圧サーボ98のリターン
スプリング99は、上記センタサポート35の先端に装
着されたフランジ板100によって支持されている。
【0036】上記第2ブレーキB2 の内側には、サンギ
ヤ軸60をインナレースとする第1ワンウェイクラッチ
F1 が設けられ、アウタレース101が第2ブレーキB
2 と連結される。上記第1ワンウェイクラッチF1 の後
方には、第2プラネタリギヤユニット6が装着されてい
る。該第2プラネタリギヤユニット6は、サンギヤS2
がサンギヤ軸60と一体に形成され、キャリヤCR2が
外側の第2ワンウェイクラッチF2 のインナレース10
2に連結されるとともに第3ブレーキB3 と連結され、
リングギヤR2が第1中間伝動軸54に連結されてい
る。
ヤ軸60をインナレースとする第1ワンウェイクラッチ
F1 が設けられ、アウタレース101が第2ブレーキB
2 と連結される。上記第1ワンウェイクラッチF1 の後
方には、第2プラネタリギヤユニット6が装着されてい
る。該第2プラネタリギヤユニット6は、サンギヤS2
がサンギヤ軸60と一体に形成され、キャリヤCR2が
外側の第2ワンウェイクラッチF2 のインナレース10
2に連結されるとともに第3ブレーキB3 と連結され、
リングギヤR2が第1中間伝動軸54に連結されてい
る。
【0037】一方、アンダドライブ装置室41におい
て、上記出力ギヤ72の後端には、大径フランジ板状の
パーキングギヤ104が固着され、出力ギヤ72とパー
キングギヤ104の間にガバナドライブギヤ105が固
着されている。そして、出力ギヤ72の後方に第3プラ
ネタリギヤユニット8が設けられる。該第3プラネタリ
ギヤユニット8のリングギヤR3は、第2中間伝動軸6
4の突起66にフランジ板106を介して結合され、キ
ャリヤCR3は連結ドラム107を介してパーキングギ
ヤ104と結合され、サンギヤS3はサンギヤ軸74と
一体に形成されている。
て、上記出力ギヤ72の後端には、大径フランジ板状の
パーキングギヤ104が固着され、出力ギヤ72とパー
キングギヤ104の間にガバナドライブギヤ105が固
着されている。そして、出力ギヤ72の後方に第3プラ
ネタリギヤユニット8が設けられる。該第3プラネタリ
ギヤユニット8のリングギヤR3は、第2中間伝動軸6
4の突起66にフランジ板106を介して結合され、キ
ャリヤCR3は連結ドラム107を介してパーキングギ
ヤ104と結合され、サンギヤS3はサンギヤ軸74と
一体に形成されている。
【0038】そして、上記第3プラネタリギヤユニット
8の後側には、前方に開口する第4油圧サーボドラム1
09がインナレース軸110に固着され、その外周壁と
インナレース軸110の間に環状ピストン111が嵌め
込まれて第3クラッチC3 の油圧サーボ112を形成す
る。そして、インナレース軸110の外側にはリターン
スプリング113が、上記外周壁の内側に第3クラッチ
C3 が装着され、該第3クラッチC3 を介してキャリヤ
CR3と第4油圧サーボドラム109が連結される。
8の後側には、前方に開口する第4油圧サーボドラム1
09がインナレース軸110に固着され、その外周壁と
インナレース軸110の間に環状ピストン111が嵌め
込まれて第3クラッチC3 の油圧サーボ112を形成す
る。そして、インナレース軸110の外側にはリターン
スプリング113が、上記外周壁の内側に第3クラッチ
C3 が装着され、該第3クラッチC3 を介してキャリヤ
CR3と第4油圧サーボドラム109が連結される。
【0039】上記第4油圧サーボドラム109の後側に
上記インナレース軸110をインナレースとする第3ワ
ンウェイクラッチ(ワンウェイブレーキ)F3 が設けら
れ、該第3ワンウェイクラッチF3 の後方のインナレー
ス軸110とメインケース16の間に第4ブレーキB4
が設けられる。そして、該第4ブレーキB4 の後方の中
間支壁44のセンタサポート45の外周側とメインケー
ス16の間には環状穴が形成され、該環状穴にピストン
115が嵌め込まれ第4ブレーキB4 の油圧サーボ11
6を形成し、第4ブレーキB4 の外周側に等間隔に設け
られた溝にリターンスプリング117が嵌め込まれてい
る。
上記インナレース軸110をインナレースとする第3ワ
ンウェイクラッチ(ワンウェイブレーキ)F3 が設けら
れ、該第3ワンウェイクラッチF3 の後方のインナレー
ス軸110とメインケース16の間に第4ブレーキB4
が設けられる。そして、該第4ブレーキB4 の後方の中
間支壁44のセンタサポート45の外周側とメインケー
ス16の間には環状穴が形成され、該環状穴にピストン
115が嵌め込まれ第4ブレーキB4 の油圧サーボ11
6を形成し、第4ブレーキB4 の外周側に等間隔に設け
られた溝にリターンスプリング117が嵌め込まれてい
る。
【0040】そして、トルクコンバータハウジング25
の側方に差動装置室118が設けられ、一対のテーパー
ドローラベアリング119によってディファレンシャル
装置10が支持され、その後端に設けられた駆動大歯車
73が上記出力ギヤ72と噛合している。上記構成のト
ランスミッション3は、車速、スロットル開度等の車両
走行条件に応じて各クラッチやブレーキの油圧サーボに
選択的に油が供給され、係合又は解放が行われて前進4
段後進1段の変速を行う。
の側方に差動装置室118が設けられ、一対のテーパー
ドローラベアリング119によってディファレンシャル
装置10が支持され、その後端に設けられた駆動大歯車
73が上記出力ギヤ72と噛合している。上記構成のト
ランスミッション3は、車速、スロットル開度等の車両
走行条件に応じて各クラッチやブレーキの油圧サーボに
選択的に油が供給され、係合又は解放が行われて前進4
段後進1段の変速を行う。
【0041】図6は本発明の油圧サーボ装置が搭載され
る自動変速機の作動を示す図である。図において、〇は
クラッチ、ブレーキ、ワンウェイクラッチが係合してい
ることを示す。ただし、(〇)はワンウェイクラッチが
エンジンドライブ状態においてのみ係合し、エンジンブ
レーキ状態においては係合しないことを示す。
る自動変速機の作動を示す図である。図において、〇は
クラッチ、ブレーキ、ワンウェイクラッチが係合してい
ることを示す。ただし、(〇)はワンウェイクラッチが
エンジンドライブ状態においてのみ係合し、エンジンブ
レーキ状態においては係合しないことを示す。
【0042】次に、本発明の自動変速機1の油圧サーボ
装置について説明する。図9は本発明の自動変速機の油
圧サーボ装置の要部断面図である。図において、81は
後方に開口する第1油圧サーボドラムであり、該第1油
圧サーボドラム81は、内周壁171、外周壁172及
び両者の間の底壁173から成っていて、上記内周壁1
71と外周壁172の間に環状ピストン82が嵌め込ま
れて第2クラッチC2 の油圧サーボ83を形成する。そ
して、該油圧サーボ83の内周壁171の外側にリター
ンスプリング84が、外周壁172の内側に第2クラッ
チC2 が装着される。
装置について説明する。図9は本発明の自動変速機の油
圧サーボ装置の要部断面図である。図において、81は
後方に開口する第1油圧サーボドラムであり、該第1油
圧サーボドラム81は、内周壁171、外周壁172及
び両者の間の底壁173から成っていて、上記内周壁1
71と外周壁172の間に環状ピストン82が嵌め込ま
れて第2クラッチC2 の油圧サーボ83を形成する。そ
して、該油圧サーボ83の内周壁171の外側にリター
ンスプリング84が、外周壁172の内側に第2クラッ
チC2 が装着される。
【0043】上記リターンスプリング84は、一端が上
記環状ピストン82に形成された凹部175に係止さ
れ、他端はリターンスプリングシート176に固定され
て、上記環状ピストン82を押圧する。そして、上記リ
ターンスプリングシート176は、更にスナップリング
177によって内周壁171に固定されている。上記構
成の油圧サーボ83において、第1油圧サーボドラム8
1と環状ピストン82の間に形成された油室内に油を供
給すると、環状ピストン82は図の左方向に移動して第
2クラッチC2 を係合させることができる。また、上記
油室内の油をドレーンすると、上記リターンスプリング
84が環状ピストン82を右方向に移動させ、第2クラ
ッチC2 を解放させる。
記環状ピストン82に形成された凹部175に係止さ
れ、他端はリターンスプリングシート176に固定され
て、上記環状ピストン82を押圧する。そして、上記リ
ターンスプリングシート176は、更にスナップリング
177によって内周壁171に固定されている。上記構
成の油圧サーボ83において、第1油圧サーボドラム8
1と環状ピストン82の間に形成された油室内に油を供
給すると、環状ピストン82は図の左方向に移動して第
2クラッチC2 を係合させることができる。また、上記
油室内の油をドレーンすると、上記リターンスプリング
84が環状ピストン82を右方向に移動させ、第2クラ
ッチC2 を解放させる。
【0044】また、上記第1油圧サーボドラム81の後
側には、後方に開口するとともに前方に環状突起85を
有する第2油圧サーボドラム86が入力軸51の後端部
52に固着される。上記第2油圧サーボドラム86は、
外周壁181と底壁182から成り、上記入力軸51の
後端部52が内周壁となる。そして、上記後端部52と
外周壁181との間に環状ピストン87が嵌め込まれ、
第1クラッチC1 の油圧サーボ88を形成する。上記後
端部52の外側にリターンスプリング89が、外周壁1
81の内側に第1クラッチC1 が装着される。
側には、後方に開口するとともに前方に環状突起85を
有する第2油圧サーボドラム86が入力軸51の後端部
52に固着される。上記第2油圧サーボドラム86は、
外周壁181と底壁182から成り、上記入力軸51の
後端部52が内周壁となる。そして、上記後端部52と
外周壁181との間に環状ピストン87が嵌め込まれ、
第1クラッチC1 の油圧サーボ88を形成する。上記後
端部52の外側にリターンスプリング89が、外周壁1
81の内側に第1クラッチC1 が装着される。
【0045】上記リターンスプリング89は、一端が上
記環状ピストン87に形成された凹部183に係止さ
れ、他端はリターンスプリングシート184に固定され
て、上記環状ピストン87を押圧する。そして、上記リ
ターンスプリングシート184は、更にスナップリング
185によって後端部52に固定されている。上記構成
の油圧サーボ88において、第2油圧サーボドラム86
と環状ピストン87の間に形成された油室内に油を供給
すると、環状ピストン87は図の左方向に移動して第1
クラッチC1 を係合させることができる。また、上記油
室内の油をドレーンすると、上記リターンスプリング8
9が環状ピストン87を右方向に移動させ、第1クラッ
チC1 を解放させる。
記環状ピストン87に形成された凹部183に係止さ
れ、他端はリターンスプリングシート184に固定され
て、上記環状ピストン87を押圧する。そして、上記リ
ターンスプリングシート184は、更にスナップリング
185によって後端部52に固定されている。上記構成
の油圧サーボ88において、第2油圧サーボドラム86
と環状ピストン87の間に形成された油室内に油を供給
すると、環状ピストン87は図の左方向に移動して第1
クラッチC1 を係合させることができる。また、上記油
室内の油をドレーンすると、上記リターンスプリング8
9が環状ピストン87を右方向に移動させ、第1クラッ
チC1 を解放させる。
【0046】上記構成の油圧サーボ83,88は、それ
ぞれ第2クラッチC2 及び第1クラッチC1 を係脱する
ために配設されていて、解放時において高速で回転する
ため、油圧サーボ83,88内の油に遠心油圧が発生す
る。したがって、油室内の油をドレーンするのが遅れる
ことがある。そこで、各リターンスプリング84,89
にばね定数の大きいものを使用し、環状ピストン82,
87を押圧する力を大きくするとともに、リターンスプ
リングシート176,184を補強している。
ぞれ第2クラッチC2 及び第1クラッチC1 を係脱する
ために配設されていて、解放時において高速で回転する
ため、油圧サーボ83,88内の油に遠心油圧が発生す
る。したがって、油室内の油をドレーンするのが遅れる
ことがある。そこで、各リターンスプリング84,89
にばね定数の大きいものを使用し、環状ピストン82,
87を押圧する力を大きくするとともに、リターンスプ
リングシート176,184を補強している。
【0047】図1はリターンスプリングシートを示す図
である。図の(a)はリターンスプリングシートの正面
図、(b)はリターンスプリングシートのA−A断面
図、(c)はリターンスプリングシートの要部断面図を
示している。ここでは、リターンスプリングシート17
6のみについて説明しているが、リターンスプリングシ
ート184も同様の構造を有しており、その説明を省略
する。
である。図の(a)はリターンスプリングシートの正面
図、(b)はリターンスプリングシートのA−A断面
図、(c)はリターンスプリングシートの要部断面図を
示している。ここでは、リターンスプリングシート17
6のみについて説明しているが、リターンスプリングシ
ート184も同様の構造を有しており、その説明を省略
する。
【0048】図において、176はリターンスプリング
シート、191は該リターンスプリングシート176の
外周に形成された補強用のリブ、192は上記リターン
スプリングシート176の円周方向複数箇所に形成され
たリターンスプリング係止用の穴である。該穴192及
び上記リブ191はプレス加工によって形成されてい
て、図の(c)に示すように、穴192に立上り部19
3が形成される。また、195はリターンスプリングシ
ート176において環状に形成される段付き部、196
はリターンスプリングシート176の中央に形成された
開口、197は内周壁171(図9参照)に当接する内
周縁である。
シート、191は該リターンスプリングシート176の
外周に形成された補強用のリブ、192は上記リターン
スプリングシート176の円周方向複数箇所に形成され
たリターンスプリング係止用の穴である。該穴192及
び上記リブ191はプレス加工によって形成されてい
て、図の(c)に示すように、穴192に立上り部19
3が形成される。また、195はリターンスプリングシ
ート176において環状に形成される段付き部、196
はリターンスプリングシート176の中央に形成された
開口、197は内周壁171(図9参照)に当接する内
周縁である。
【0049】上記段付き部195は上記穴192の立上
り部193の最内周部分と、上記開口196の内周縁1
97の間の中間位置にプレス加工によって形成される。
また、上記段付き部195の円周方向4箇所には、スナ
ップリング抜止め用の突部198がプレス加工によって
形成される。上述したように、リターンスプリングシー
ト176はスナップリング177を介して上記第1油圧
サーボドラム81の内周壁171に固定されるが、スナ
ップリング177に遠心力が作用して係止状態が解除さ
れないように、スナップリング177の外周近傍に突部
198が形成されている。
り部193の最内周部分と、上記開口196の内周縁1
97の間の中間位置にプレス加工によって形成される。
また、上記段付き部195の円周方向4箇所には、スナ
ップリング抜止め用の突部198がプレス加工によって
形成される。上述したように、リターンスプリングシー
ト176はスナップリング177を介して上記第1油圧
サーボドラム81の内周壁171に固定されるが、スナ
ップリング177に遠心力が作用して係止状態が解除さ
れないように、スナップリング177の外周近傍に突部
198が形成されている。
【0050】ここで、上記スナップリング177の径は
制約があって変更することができないため、上記突部1
98は段付き部195に重ねて形成される。したがっ
て、プレス加工を容易にするために上記突部198の内
周側は切り欠かれている。図10は他のリターンスプリ
ングシートを示す図である。図の(a)はリターンスプ
リングシートの正面図、(b)はリターンスプリングシ
ートのA−A断面図、(c)はリターンスプリングシー
トの要部断面図を示している。
制約があって変更することができないため、上記突部1
98は段付き部195に重ねて形成される。したがっ
て、プレス加工を容易にするために上記突部198の内
周側は切り欠かれている。図10は他のリターンスプリ
ングシートを示す図である。図の(a)はリターンスプ
リングシートの正面図、(b)はリターンスプリングシ
ートのA−A断面図、(c)はリターンスプリングシー
トの要部断面図を示している。
【0051】図1のリターンスプリングシート176に
おいては、段付き部195の円周方向4箇所に形成され
る突部198の先端が湾曲しているのに対して、図10
のリターンスプリング176においては、突部199の
先端は湾曲することなく直線状に延びている。なお、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の
趣旨に基づいて種々変形することが可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。
おいては、段付き部195の円周方向4箇所に形成され
る突部198の先端が湾曲しているのに対して、図10
のリターンスプリング176においては、突部199の
先端は湾曲することなく直線状に延びている。なお、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の
趣旨に基づいて種々変形することが可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【図1】リターンスプリングシートを示す図である。
【図2】本発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速
機におけるフロント側断面図である。
機におけるフロント側断面図である。
【図3】本発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速
機における中央部断面図である。
機における中央部断面図である。
【図4】本発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速
機におけるリヤ側断面図である。
機におけるリヤ側断面図である。
【図5】本発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速
機における差動装置側断面図である。
機における差動装置側断面図である。
【図6】本発明の油圧サーボ装置が搭載される自動変速
機の作動を示す図である。
機の作動を示す図である。
【図7】リターンスプリングのリターンスプリングシー
トへの固定部を示す図である。
トへの固定部を示す図である。
【図8】リターンスプリングシートを示す図である。
【図9】本発明の自動変速機の油圧サーボ装置の要部断
面図である。
面図である。
【図10】他のリターンスプリングシートを示す図であ
る。
る。
81 第1油圧サーボドラム 82 環状ピストン 83 油圧サーボ 84 リターンスプリング 171 内周壁 172 外周壁 173 底壁 176 リターンスプリングシート 177 スナップリング 191 リブ 192 穴 193 立上り部 195 段付き部 196 開口 198 突部 C2 第2クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸地 敏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中村 信也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 塩田 泰宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 外周壁、内周壁及び底壁から成る油圧サ
ーボドラムと、該油圧サーボドラムの外周壁と内周壁間
に嵌め込まれて摺動する環状ピストンと、前記油圧サー
ボドラムと環状ピストンによって形成される油室に油を
給排する手段と、前記環状ピストンに対向して設けられ
るとともに、前記油室に油を給排することによって係脱
されるクラッチと、前記環状ピストンを前記クラッチの
解放方向に押圧するリターンスプリングと、該リターン
スプリングの一端を固定するとともに、前記油圧サーボ
ドラムの外周壁と内周壁のいずれか一方にスナップリン
グを介して固定され、前記環状ピストン方向に付勢され
るリターンスプリングシートを有し、該リターンスプリ
ングシートは、外周縁にリブを有し、中央部に内周壁に
当接する開口を形成し、前記リブの内周側において円周
方向複数箇所にバーリング加工用の穴及び立上り部を有
し、該立上り部をバーリング加工することによって前記
リターンスプリングを固定しており、また、前記穴の内
周側に環状の段付き部を形成したことを特徴とする自動
変速機の油圧サーボ装置。 - 【請求項2】 前記段付き部と重ねて、円周方向複数箇
所にスナップリング抜止め用の突部を形成した請求項1
記載の自動変速機の油圧サーボ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3281389A JP3055256B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 自動変速機の油圧サーボ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3281389A JP3055256B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 自動変速機の油圧サーボ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05118423A true JPH05118423A (ja) | 1993-05-14 |
JP3055256B2 JP3055256B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=17638465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3281389A Expired - Fee Related JP3055256B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 自動変速機の油圧サーボ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3055256B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100476225B1 (ko) * | 2002-12-10 | 2005-03-10 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기의 원웨이 클러치 페일 방지장치 |
WO2008102885A1 (ja) * | 2007-02-23 | 2008-08-28 | Aisin Aw Co., Ltd. | 自動変速機 |
JP2008232417A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-10-02 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機 |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP3281389A patent/JP3055256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100476225B1 (ko) * | 2002-12-10 | 2005-03-10 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기의 원웨이 클러치 페일 방지장치 |
WO2008102885A1 (ja) * | 2007-02-23 | 2008-08-28 | Aisin Aw Co., Ltd. | 自動変速機 |
JP2008232417A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-10-02 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機 |
US8002663B2 (en) | 2007-02-23 | 2011-08-23 | Aisin Aw Co., Ltd. | Automatic transmission |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3055256B2 (ja) | 2000-06-26 |
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