JPH07310810A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH07310810A
JPH07310810A JP6124697A JP12469794A JPH07310810A JP H07310810 A JPH07310810 A JP H07310810A JP 6124697 A JP6124697 A JP 6124697A JP 12469794 A JP12469794 A JP 12469794A JP H07310810 A JPH07310810 A JP H07310810A
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一雅 塚本
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Masanori Sumiya
正紀 角谷
Satoru Kasuya
悟 糟谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラネタリギヤの要素をケースに固定する摩
擦係合装置、油圧サーボ装置、ワンウェイクラッチの組
合わせにおいて、摩擦係合要素の係合面圧の均一化と遠
心油圧によるワンウェイクラッチの潤滑とを両立させ
る。 【構成】 変速制御装置は、自動変速機1のケース11
とプラネタリギヤの要素R3の間に配設した摩擦係合要
素2と、それを軸方向から押圧する油圧サーボ装置3
と、要素R3に連結しそれをケース11に係脱自在に固
定するワンウェイクラッチF−2とを備える。ワンウェ
イクラッチF−2は、油圧サーボ装置3を挟んで摩擦係
合要素2とは軸方向反対側に配設し、アウタレ−ス42
はケ−ス12に連結し、インナレ−ス41は、プラネタ
リギヤセットP3の要素R3から油圧サ−ボ装置3の内
周側を軸方向に延びる連結部材5に連結し、インナレー
ス41には、変速機軸内油路13に通じる径方向潤滑油
路43を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速制御
装置に係り、特に、プラネタリギヤユニットに対する摩
擦係合要素とその油圧サーボ装置及びワンウェイクラッ
チの関連構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機において、変速のためにプラ
ネタリギヤユニットの1つの要素を回転方向によってケ
ースに係脱固定するフリーホイール形式のワンウェイク
ラッチは、逆駆動時にエンジンブレーキ作用を生じさせ
るべく、多板形式のブレーキと並列に配設される。具体
的には、ワンウェイクラッチは、そのインナレースとア
ウタレースの何れか一方をケースに固定し、他方をプラ
ネタリギヤユニットの1つの要素に連結して配設され、
同じくブレーキは、その摩擦係合要素の一方をケースに
固定し他方をプラネタリギヤユニットの1つの要素に連
結した配置とされる。
【0003】従来、こうしたワンウェイクラッチとブレ
ーキとを組合わせたものにおいて、ワンウェイクラッチ
のアウタレースをプラネタリギヤユニットのキャリヤに
連結し、キャリヤとケースとの間に摩擦係合要素を配
し、インナレ−スをケ−スに固定したものとして特開昭
62−288753号公報に開示の技術がある。他方、
ワンウェイクラッチのインナレースをリングギヤに連結
し、リングギヤとケースとの間に摩擦係合要素を配し、
アウタレ−スをケ−スに固定させたものとして特開平5
−126147号公報に開示の技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のよう
にインナレ−ス側をケ−スに固定した形式では、インナ
レ−スが回転しないため、軸内油路から供給される潤滑
油に回転による遠心力を作用させて遠心油圧としてワン
ウェイクラッチ内に供給する通常の潤滑手段を用いるこ
とができないため、ケ−ス側からワンウェイクラッチ内
に通じる潤滑油路を別途形成しなければならないという
問題点がある。これに対してアウタレ−ス側をケ−スに
固定した後者の構成の場合、インナレースに径方向潤滑
油路を形成しておけば、軸内油路から遠心油圧をワンウ
ェイクラッチ内に供給することができるため、通常の手
段で潤滑すれば足り、それによって潤滑のための構成を
簡単にすることができる反面、軸方向に見て油圧サーボ
装置のピストンと摩擦係合要素との間にアウタレースが
介在する配置となるため、アウタレ−スを貫通する局部
的な孔を通してピストンから延びるフォーク状部材で摩
擦係合要素を軸方向に押圧する構成を採らざるを得ず、
摩擦材押圧部の面圧の不均一を生じる。そこで、これを
補うために押圧力を増加させなければならず、それによ
る油圧サーボ装置の大型化、摩擦材の耐久性の低下を招
く等、新たな問題点が生じる。
【0005】そこで、本発明は、摩擦係合要素を油圧サ
ーボ装置のピストンで直接押圧する構成を採りながらワ
ンウェイクラッチのインナレースが回転する構成とし
て、上記の潤滑及び面圧の不均一の両問題点をともに解
消することのできる自動変速機の変速制御装置を提供す
ることを目的とする。加えて本発明は、ワンウェイクラ
ッチを摩擦係合要素及びその油圧サーボ装置とは別体の
ケース内に配設することのできるプラネタリギヤユニッ
トとの連結構造を提供することを目的とする。さらに本
発明は、大きな負荷トルク容量を持たせるに適したワン
ウェイクラッチ配置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の変速制御装置は、自動変速機のケースとプ
ラネタリギヤユニットの1つの要素との間に配設した摩
擦係合要素と、該摩擦係合要素を軸方向から押圧する油
圧サーボ装置と、前記プラネタリギヤユニットの1つの
要素に連結しそれを前記ケースに係脱自在に固定するワ
ンウェイクラッチとを備え、前記ワンウェイクラッチ
は、前記油圧サーボ装置を挟んで摩擦係合要素とは軸方
向反対側に、アウタレ−スをケ−スに連結し、インナレ
−スを油圧サ−ボ装置の内周側を軸方向に延設する連結
部材を介してプラネタリギヤユニットの1つの要素に連
結して配設し、前記インナレースには、変速機軸内油路
に通じる径方向潤滑油路を形成したことを特徴とする。
【0007】また、前記変速制御装置におけるアウタレ
ースは、前記ケースとは別体のケースに取付けた構成と
することもできる。
【0008】
【発明の作用及び効果】本発明では、油圧サ−ボ装置を
挟んで摩擦係合要素とは軸方向反対側にワンウェイクラ
ッチを配設し、連結部材を介してプラネタリギヤユニッ
トの1つの要素とインナレ−スとを連結して、ワンウェ
イクラッチが摩擦係合要素と油圧サ−ボ装置との直接の
対峙関係を阻害しないようにしたので、ブレーキ係合時
に油圧サ−ボ装置のピストンにより摩擦係合要素の全周
を押圧すことができ、摩擦係合要素の係合面圧の不均一
がなくなり、摩擦係合要素の耐久性を損なうことがなく
なる。他方、上記の構成を採りながらなおワンウェイク
ラッチのインナレースが回転する構成としているので、
単純な径方向油路による遠心油圧のワンウェイクラッチ
への供給も可能となる。
【0009】また、上記の連結関係の採用で、ワンウェ
イクラッチがプラネタリギヤユニット、摩擦係合要素及
び油圧サ−ボ装置に対して言わば外付けの関係となるた
め、ワンウェイクラッチの配設部を除いた変速機ケース
の規格化が可能となり、それによりワンウェイクラッチ
を使用しない他の形式の変速機とのケースの共用による
製造工程の簡素化とコストダウンも可能となる。さら
に、摩擦係合要素のケース側への取付け部とアウタレー
スのケース側への取付け部が別部位となるため、後者の
取付け部に関する設計上の自由度が向上し、それに応じ
た係合力強化を図ることができる。したがって、こうし
た構成は自動変速機においてトルク容量の大きな第1速
時に係合するワンウェイクラッチに用いて特に有効に機
能する。
【0010】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明の実施例を説明す
る。先ず概略構成から説明すると、図2に示すように、
自動変速機1の機構部は、この例では、前置式オーバド
ライブプラネタリギヤユニットからなる副変速機構D
と、単純連結3プラネタリギヤトレインからなる前進4
速後進1速の主変速機構Mとを組合わせた5速構成とさ
れ、この機構部がロックアップクラッチL付のトルクコ
ンバータTに連結されている。
【0011】副変速機構Dは、入力軸Nに連結したキャ
リヤC0をワンウェイクラッチF−0とこれに並列する
多板クラッチC−0とを介してサンギヤS0に連結し、
これらを多板ブレーキB−0を介してケースに係合可能
にすると共に、リングギヤR0を主変速機構Mに連結し
た構成とされている。一方、主変速機構Mは、サンギヤ
S1とサンギヤS2、サンギヤS3とリングギヤR2、
キャリヤC2とキャリヤC3を相互に直結した単純連結
の3組のギヤユニットP1〜P3から構成し、サンギヤ
S1とサンギヤS2を多板クラッチC−2を介して副変
速機構Dに連結すると共に、バンドブレーキB−1とワ
ンウェイクラッチF−1 及び多板ブレーキB−2を介し
てケースに係合可能とし、またサンギヤS3とリングギ
ヤR2を多板クラッチC−1を介して副変速機構Dにそ
れぞれ連結し、キャリヤC1をブレーキB−3を介して
ケースに係合可能とし、リングギヤR3を並列するブレ
ーキB−4とワンウェイクラッチF−2を介してケース
に係合可能とし、キャリヤC3を出力軸Uに連結した構
成としている。
【0012】この自動変速機1において、図示しないエ
ンジンの回転は、トルクコンバータTを経て副変速機構
Dの入力軸Nに伝達される。そして入力軸Nの回転は、
図示しない油圧制御装置による制御下で、クラッチC−
0を係合させて副変速機構Dを直結とし、主変速機構M
のクラッチC−1を係合し、他の摩擦係合要素を全て解
放とした場合に、ギヤユニットP3のサンギヤS3に入
り、ワンウェイクラッチF−2によるリングギヤR3の
逆回転阻止でキャリヤC3から出力軸Uに第1速回転と
して出力される。
【0013】次に、第2速回転は、副変速機構Dが直結
で、クラッチC−1及びブレーキB−3を係合したとき
に達成され、このとき、ギヤユニットP2のリングギヤ
R2に入った入力は、ギヤユニットP1のキャリヤC1
を反力要素としてギヤユニットP2のキャリヤC2及び
それに直結するギヤユニットP1のリングギヤR1に出
力され、出力軸Uの第2速回転となる。また、第3速回
転は、同様に副変速機構D直結で、クラッチC−1及び
ブレーキB−2を係合し、他を解放としたときに達成さ
れ、このとき、ギヤユニットP2のリングギヤR2に入
った入力は、サンギヤS2を反力要素とし、キャリヤC
2に出力され、出力軸Uの第3速回転となる。
【0014】さらに、第4速回転は、同じく副変速機構
D直結で、クラッチC−1及びクラッチC−2を共に係
合したときに達成され、このとき、リングギヤR2及び
サンギヤS2に入力されるため、ギヤユニットP2が直
結となって入力回転がそのまま出力される。そして第5
速回転は、主変速機構Mが上記第4速回転の状態で、ク
ラッチC−0 を解放し、ブレーキB−0の係合でサンギ
ヤS0を固定して副変速機構Dを増速回転させることで
達成される。また、後進は、副変速機構Dを上記の状態
とし、主変速機構MのクラッチC−2とブレーキB−4
を係合させることで達成され、このとき、ギヤユニット
P2のサンギヤS2に入った入力は、リングギヤR3を
反力要素とするギヤユニットP2,P3のキャリヤC
2,C3の逆回転として出力される。
【0015】こうした構成の自動変速機1において、本
発明は、プラネタリギヤユニットP3に関連するブレー
キB−4とワンウェイクラッチF−2に適用されてお
り、図1に示すように、自動変速機1のケース11とプ
ラネタリギヤユニットP3の1つの要素としてのリング
ギヤR3の間に配設されたハブ側摩擦材21とケース側
摩擦材22とからなる摩擦係合要素2と、摩擦係合要素
2を軸方向から押圧するピストン31,32を有する油
圧サーボ装置3と、プラネタリギヤユニットP3のリン
グギヤR3に連結しそれをケース11に係脱自在に固定
するワンウェイクラッチF−2とを備えている。ワンウ
ェイクラッチF−2は、油圧サーボ装置3を挟んで摩擦
係合要素2とは軸方向反対側に配設されており、そのア
ウタレ−ス42は前記ケース11とは別体のケ−ス12
に連結され、インナレ−ス41は、プラネタリギヤセッ
トP3のリングギヤR3から油圧サ−ボ装置3の内周側
を軸方向に延びる連結部材5に連結されている。そし
て、インナレース41には、変速機軸内油路13に通じ
る径方向潤滑油路43が形成されている。
【0016】さらに各部の構成について詳述すると、ケ
ース11はケース側摩擦材22の外周スプラインを回り
止め嵌合させる内周スプライン14と、両ピストン3
1,32及びそれらの間のセパレータピストン33を軸
方向摺動自在に嵌合するシリンダ空間15を備えてい
る。シリンダ空間15の内周側を画定するリング部16
の前(以下便宜上入力側を前、出力側を後とする)端外
周にはピストン31に当接するリターンスプリング34
がシートを介してスナップリング止めされている。
【0017】摩擦係合要素2は、外周にスプラインを形
成されたケース側摩擦材22と、内周にスプラインを形
成されたハブ側摩擦材21とからなり、それらは交互に
積層してケース11とリングギヤR3により構成される
ブレーキハブにそれぞれ形成されたスプライン14,1
7に軸方向摺動自在に嵌合され、前端をケース11のス
プライン14を横断する周溝に固定のスナップリング1
8で摺動規制され、後端をピストン31に対峠させて配
置されている。
【0018】油圧サーボ装置3は、限られた外径内で大
きな係合力を発揮させるべくダブルピストン構成とされ
ており、前方のピストン31は、外周側を前方に延びる
筒状部35と、内周側を後方に延びる筒状部36とを外
周側が前方に傾斜した板状部37で接続した構成とさ
れ、後方のピストン32は、外周側が前方に傾斜した板
状に構成され、それら両ピストンの間に、外周側が前方
に傾斜し前端外周から後方に延びる筒状部38を有する
セパレータピストン33が内周をピストン31の内周側
筒状部36の外周に嵌合し、外周側の筒状部38をシリ
ンダ空間15の内周面に嵌合して相互に摺動周面をOリ
ングシールされて配置されている。
【0019】ワンウェイクラッチF−2は、インナレー
ス41とアウタレース42との間にローラを配設したフ
リーホイール形とされている。インナレース41の内周
には内周スプライン44が形成され、それを横切る形で
形成された周溝45から放射方向に延びる径方向潤滑油
路43が形成されている。このインナレース41は、内
周スプライン44を連結部材5の外周後端に形成された
外周スプラインに嵌合して連結部材5に回り止め取付け
され、両端をスナップリング止めして軸方向位置決めさ
れている。アウタレース42の外周には外周スプライン
46が形成され、後端面が別体のケース12の段部19
に当接されて軸方向移動規制されている。
【0020】連結部材5は、径方向フランジ部51の内
周からスリーブ軸部52が後方に延びる筒状とされ、径
方向フランジ部51の外周のスプラインをリングギヤR
3の内周歯に嵌合させてリングギヤR3に連結され、ス
リーブ軸部52の後端外周のスプラインにインナレース
41がその内周スプライン44を嵌合させて取付けられ
ている。また、スリーブ軸部52にはインナレース41
の周溝45に整合する位置に径方向油孔53が形成され
ている。
【0021】かく構成された制御装置において、油圧サ
ーボ装置3はリバース時及び第1速のエンジンブレーキ
時に作動するわけであるが、ケース11に形成された油
路20からピストン31の背面及びセパレータピストン
33外周の筒状部38に形成された軸方向溝39を経て
ピストン32の背面に供給される油圧により、ピストン
31はその受圧面にかかる油圧により直接、また受圧面
にかかる油圧により押出されるピストン32に筒状部3
6を押圧されて前方に押出されて、筒状部35先端面で
全周にわたり摩擦係合要素2の端面を均等に押圧し、両
摩擦材21,22を相互に係合させる。
【0022】ワンウェイクラッチF−2への潤滑油の供
給は、出力軸軸内油路13、径方向油路13a、出力軸
Uと連結部材5との間の空間、連結部材5の径方向油路
53、インナレース41の周溝45及び径方向潤滑油路
43を経てローラに対して行われる。こうした供給は、
出力軸U、連結部材5及びインナレース41の回転(但
し、ブレーキB−4係合の第1速エンジンブレーキ及び
リバース時並びにワンウェイクラッチF−2係合の第1
速時を除く)に伴い潤滑油に作用する遠心力による遠心
油圧の発生で円滑に行われる。
【0023】以上、要するに、上記実施例の変速制御装
置によれば、ブレーキ摩擦材係合面圧の均一化と、ワン
ウェイクラッチF−2の潤滑のための簡単な油路構成と
を併せて実現できる。しかも、この例では、前記特開平
5−126174号公報に開示の従来技術に対して、ワ
ンウェイクラッチF−2 を外に出すことにより、変速機
ケース11の軸方向寸法を増大させずにブレーキB−4
のピストンをダブルピストン31,32構成として係合
力を大きくすることができるので、それに応じてブレー
キB−4摩擦材の枚数を低減することができ、引きずり
トルクを小さくすることができる。また、ワンウェイク
ラッチF−2の外付け化による変速機ケース11の規格
化が可能となり、それによりワンウェイクラッチF−2
を使用しない他の形式の変速機とのケース11の共用に
よる製造工程の簡素化とコストダウンも可能となる。さ
らに、摩擦係合要素2のケース11側への取付け部とア
ウタレース42のケース12側への取付け部が別部位と
なるため、ワンウェイクラッチF−2のアウタレースの
取付け手段の設計上の自由度が向上し、アウタレースの
取付けに適したより細密なスプラインとして係合力強化
を図ることができる。アウタレース42のケース12へ
の取付けに関して、ケース12端面による位置決めの利
用でスナップリング止め等による軸方向止めを廃してい
るので取付け部の構成も簡素化されている。
【0024】以上、本発明を実施例に基づき詳説した
が、本発明はこれに限るものではなく、特許請求の範囲
に記載の事項の範囲内で種々に具体的構成を変更するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る変速制御装置を一部の部
材について断面で示す部分端面図である。
【図2】上記変速制御装置を含む自動変速機の変速機構
部全体を示すスケルトン図である。
【符号の説明】
1 自動変速機 2 摩擦係合要素 3 油圧サーボ装置 5 連結部材 11 ケース 12 別体のケース 13 軸内油路 21 ハブ側摩擦材 22 ケース側摩擦材 41 インナレ−ス 42 アウタレ−ス 43 径方向潤滑油路 P3 プラネタリギヤユニット R3 リングギヤ(1つの要素) F−2 ワンウェイクラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角谷 正紀 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 糟谷 悟 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のケースとプラネタリギヤユ
    ニットの1つの要素との間に配設した摩擦係合要素と、
    該摩擦係合要素を軸方向から押圧する油圧サーボ装置
    と、前記プラネタリギヤユニットの1つの要素に連結し
    それを前記ケースに係脱自在に固定するワンウェイクラ
    ッチとを備え、 前記ワンウェイクラッチは、前記油圧サーボ装置を挟ん
    で摩擦係合要素とは軸方向反対側に、アウタレ−スをケ
    −スに連結し、インナレ−スを油圧サ−ボ装置の内周側
    を軸方向に延びる連結部材を介してプラネタリギヤユニ
    ットの1つの要素に連結して配設し、 前記インナレースには、変速機軸内油路に通じる径方向
    潤滑油路を形成したことを特徴とする自動変速機の変速
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記アウタレースは、前記ケースとは別
    体のケースに取付けた請求項1記載の自動変速機の変速
    制御装置。
JP12469794A 1994-05-16 1994-05-16 自動変速機の変速制御装置 Expired - Fee Related JP3423410B2 (ja)

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