JPH0511801Y2 - - Google Patents

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JPH0511801Y2
JPH0511801Y2 JP211087U JP211087U JPH0511801Y2 JP H0511801 Y2 JPH0511801 Y2 JP H0511801Y2 JP 211087 U JP211087 U JP 211087U JP 211087 U JP211087 U JP 211087U JP H0511801 Y2 JPH0511801 Y2 JP H0511801Y2
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JP
Japan
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bag
cushion pad
shaped portion
pleats
foaming
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JP211087U
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JPS63110251U (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は袋形状部を設けてなるクツシヨンパ
ツドに関する。
(従来の技術) 袋形状部を設けてなるクツシヨンパツドは、
種々の分野で用いられている。
第2図は、従来自動車の座席背もたれに用いら
れている袋形状部を設けてなるクツシヨンパツド
の一例10である。このクツシヨンパツド10
は、裏側上部に袋形状部12を設けてなり、その
袋形状部12内に車体への取付用フレームが装入
されて組付けられるものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記袋形状部を設けてなるクツシヨ
ンパツド10は、製品形状のキヤビテイを有する
発泡型のキヤビテイに発泡原料を注入して発泡形
成されており、脱型時に袋形状部12がその袋形
状部12内へ入り込んだ発泡型の一部によつて引
つ張り上げられ、袋形状部に無理な力が加わるこ
とがあるため、袋形状部の開口端14からキレツ
等の破れ15を生じることが往々にしてあつた。
そこで、その破れを防ぐため第3図のように袋
形状部12aの開口端14aに切り込み16を入
れたクツシヨンパツド10aが提案されている。
しかし、このクツシヨンパツド10aにあつて
は、切り込み16を形成するため型に立壁を設け
ねばならず、その存在によつてクツシヨンパツド
成形時に発泡型キヤビテイ内の原料の流れが悪く
なり、該立壁部においてクツシヨンパツド10a
に欠肉、エアー溜り等が発生し易くなる問題があ
る。しかも、その欠肉等を防ぐため発泡型キヤビ
テイ内への発泡原料の充填量を過剰気味にする
と、今度は製品重量の増大および製品価格の上昇
さらには最適な製品物性を得られなくなる問題を
生じる。また、このクツシヨンパツド10aをフ
レーム等に組みつける際、あるいは表面材で覆う
等の際に、切り込み16の存在によつて袋形状部
12aが容易に変形するので、前記の組みつけあ
るいは表面材の被覆を正しく行い難く、かつクツ
シヨンパツド外形状がくずれ易い問題もある。
この考案は、従来技術の各々が有している問
題、即ち発泡型からの脱型時に袋形状部が破れ
易い問題、エアー溜り、欠肉等を生じ易い問
題、エアー溜り、欠肉等を防ぐために発泡原料
を過剰にキヤビテイ内へ充填しなければならない
問題、フレーム等への組みつけ、表面材による
被覆を正しく行い難い問題、外形状がくずれ易
い問題等を解決せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、一部に袋形状部を設けてあるクツ
シヨンパツドにおいて、袋形状部にその開口端に
至るひだを少なくとも一つ以上設け、かつ開口端
に向かうに従つてひだの面積を増大させたことを
特徴とするものである。
(作用) この考案によるクツシヨンパツドは、従来と同
様に発泡型のキヤビテイに発泡原料を注入して発
泡形成されるが、袋形状部に切り込み等の分離部
がないので、キヤビテイ内における発泡原料の流
動性が損なわれることがない。そのため、得られ
るクツシヨンパツドにエアー溜りあるいは欠肉を
生じ難くなり、発泡原料の注入量を過剰とする必
要がなくなる。
また、発泡型からの脱型時に袋形状部内に入り
込んでいる発泡型の一部により袋形状部が引つ張
り上げられても、袋形状部に設けたひだが伸びて
袋形状部が拡開するため、袋形状部に無理な力が
加わらず、かつ脱型作業が容易となり、袋形状部
にキレツ等の破れを生じにくくなる。しかも、そ
のひだが開口端に向かつて面積(即ち、ひだが伸
びたときの面積、換言すればひだの伸び量)を大
としたものであるため、ひだの伸びによつて袋形
状部の拡開が開口端に向かう程大きなものとな
る。その結果脱型が極めて容易にかつ無理なく行
えるようになる。
更に、クツシヨンパツドをフレーム等に組みつ
ける際、あるいは表面材により被覆する際にも、
ひだによつて袋形状部が切れ目なくつながつてい
るため、袋形状部の保形性が高く、前記組みつけ
あるいは表面材による被覆を正しく行うことがで
きる。また、前記袋形状部の高い保形性によりク
ツシヨンパツド外形における形状のくずれを抑え
ることもできる。
(実施例) 以下実施例に基づきこの考案を説明する。
第1図はこの考案の一実施例からなるクツシヨ
ンパツド20の斜視図である。このクツシヨンパ
ツド20は、自動車の座席背もたれに用いられる
もので、裏側上部に袋形状部22を有し、その袋
形状部22に開口端23に至るひだ24を設けた
ものである。ひだ24は、クツシヨンパツド20
の材質、袋形状部22の厚みおよび形状等によつ
て、その数、寸法等が異なるが、開口端23に向
かうに従つてひだの面積(即ちひだが伸びたとき
の該ひだ部の面積、換言すればひだの伸び量)を
増大させた形状からなる。この例にあつては、ひ
だ24の屈曲を開口端23に向かうに従つて深く
することによつて、ひだ24の面積を増大させた
ものである。なお、屈曲の数(ひだの谷、あるい
は山の数)を開口端23に向かうに従い増加させ
ることにより、ひだ24の面積を増大させてもよ
い。
このようにしてなるクツシヨンパツド20は、
袋形状部22がひだ24によつて切れ目なくつな
がつているため、袋形状部22の保形性が高い。
そのため、フレームへの組みつけ時、および表面
材による被覆時に、クツシヨンパツド20の位置
がずれたり、外形が変形したりすることが少な
く、正しい組みつけおよび被覆を行うことができ
る。また、保管時においても袋形状部24の変形
を生じにくいのである。
次にこのクツシヨンパツド20の成形について
説明する。
このクツシヨンパツド20の成形は、クツシヨ
ンパツド20形状のキヤビテイを有する発泡型の
キヤビテイ内に、ウレタンフオーム原料等の発泡
原料を注入して行う。
キヤビテイ内に注入された発泡原料は、発泡し
て体積が増加し、キヤビテイ内を満たしていく。
その際、キヤビテイ形状を規定するクツシヨンパ
ツド20の形状が、袋形状部22においてひれ2
4により切れ目なくつながつたものからなるた
め、キヤビテイ内における発泡原料の流動性が損
なわれることがない。その結果発泡原料の充填を
過剰とすることなく、所定量の発泡原料によりキ
ヤビテイ内を満遍なく満たすことができ、エアー
溜まりあるいは欠肉等のない発泡体、即ち第1図
のクツシヨンパツド20を得られるのである。
そして、その後クツシヨンパツド20を脱型す
る。その脱型時、袋形状部22内に入り込んでい
る発泡型の一部により袋形状部22が引つ張り上
げられることがある。しかしながら、袋形状部2
2には開口端23に向かうに従つて面積の増大し
たひだ24が形成されているため、発泡型の一部
により袋形状部が引つ張り上げられても、ひだ2
4が伸びて袋形状部22が拡開し、しかもその拡
開は開口端23に向かう程大きくなるので、袋形
状部22には無理な力が加わらず、キレツ等の破
れが生じにくくなる。その上、袋形状部の拡開に
より脱型作業も容易に行うことができるのであ
る。
(考案の効果) この考案は、袋形状部にその開口端に至るひだ
を少なくとも一つ以上設け、かつひだの面積を開
口端に向かうに従つて増大させてクツシヨンパツ
ドを構成したものである。
そのため、クツシヨンパツドを成形する際の脱
型時に、袋形状部に破れを生じるのを防ぐことが
できたのであり、また発泡型キヤビテイに発泡原
料を過剰に注入することなく、エアー溜りまたは
欠肉のない良好な外観からなる軽量なクツシヨン
パツドを得ることができたのである。
更に、フレームへの組みつけ、あるいは表面材
による被覆を、クツシヨンパツドの位置ずれ、形
状のくずれ等を生じることなく、正しく行うこと
のできるクツシヨンパツドを得ることもできたの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るクツシヨン
パツドの斜視図、第2図は従来のクツシヨンパツ
ドの斜視図、第3図は従来の他のクツシヨンパツ
ドの斜視図である。 22……袋形状部、23……開口端、24……
ひだ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一部に袋形状部を設けてなるクツシヨンパツド
    において、袋形状部にその開口端に至るひだを少
    なくとも一つ以上設け、かつ開口端に向かうに従
    つてひだの面積を増大させたことを特徴とするク
    ツシヨンパツド。
JP211087U 1987-01-09 1987-01-09 Expired - Lifetime JPH0511801Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP211087U JPH0511801Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09

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JP211087U JPH0511801Y2 (ja) 1987-01-09 1987-01-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63110251U JPS63110251U (ja) 1988-07-15
JPH0511801Y2 true JPH0511801Y2 (ja) 1993-03-24

Family

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