JPH05117030A - 複合セラミツクスおよびその製造法 - Google Patents

複合セラミツクスおよびその製造法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室温から1600℃の温度範囲で、安定で、
高強度を示し、かつ構造用材料として使用可能な程度の
高靱性を有する複合セラミックスおよびその製造法を提
供する。 【構成】 複合セラミックスは、マトリックスが実質的
にSi34 とSi2 2 Oとで構成され、分散相が実
質的にSiCで構成され、前記マトリックス中のAl、
Ca、Fe等の不純物金属元素が0.05重量%以下で
ある。緻密なSi 34 とSi22 O微細粒子で構成
されるマトリックス中には、SiCの粒子あるいは繊維
が分散しており、実質的にSi、C、O、N以外の不純
物元素を含まない。複合セラミックスの製造法は、A
l、Ca、Fe等の不純物金属元素が0.05重量%以
下であるSi34 とSiO2 とを混合しマトリックス
用粉末とし、予めSiC分散相と混合し成形し、この成
形体を加圧しながら焼成して、緻密化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温で高強度な複合セ
ラミックスおよびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マトリックスを窒化ケイ素とし
て、分散相をSiCの球状粒子、板状粒子、ウィスカー
または繊維とする複合セラミックスが研究されている。
Proceed-ings of the 23th Automotive Technology Cor
dination meeting、199〜208頁にはマトリックス
を反応焼結窒化ケイ素として、分散相をSiCの繊維と
する複合セラミックスが示されている。Proceedingsof
the 1st InternationalSymposium on the Science of E
ngineering Ceramics、371〜376頁にはマトリッ
クスを反応焼結窒化ケイ素として、分散相をSiCの板
状粒子とする複合セラミックスが示されている。特開昭
62−12760号公報にはマトリックスをY23
Al23 系窒化ケイ素として、分散相をSiCの繊維
として、ホットプレスで緻密化した複合セラミックスが
示されている。特願平01−243133号公報にはマ
トリックスを希土類酸化物窒化ケイ素として、分散相を
SiCの板状粒子とする複合セラミックスが示されてい
る。
【0003】また、特公昭56−51153号公報には
o’相とSiAlON相から構成される耐熱性のある焼
結体が示されている。o’相とはSi22 O相にAl
2 3 が固溶したものである。Journal of American Ce
ramic Society 第74巻、第4号、1095〜1097
頁(1990年)にはSiO2 ガラス相とSi34
から構成される耐熱性のある焼結体が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複合セラミックスにおいて、マトリックスが反応焼結S
34 である場合、完全に緻密化しにくく、強度、耐
酸化性が劣り、1400℃以上では使用できない。ま
た、複合セラミックスにおいて、マトリックスが希土類
酸化物やAl23 等の焼結助剤を含むSi34 の場
合、これらの焼結助剤が含まれる粒界相が軟化するか、
あるいは焼結助剤とSi34 原料に含まれるSiO2
との共融点が低く、液相が生成し、耐熱性が低下し、1
400℃以上では使用できない。
【0005】また、複合セラミックスではないo’相と
SiAlON相から構成される耐熱性のある焼結体で
も、Al成分を含有する場合は、粒界相等の軟化により
1400℃以上では強度の低下を示す。SiO2 ガラス
相とSi34 とから構成される耐熱性のある焼結体で
は高温でSiO2 ガラス相が不安定である。さらにこれ
らの複合セラミックスではない焼結体は、窒化ケイ素焼
結体特有の柱状結晶と粒界相とから構成される微構造を
示すことがなく、低靱性であるため構造用材料として使
い難い。
【0006】本発明の目的は、室温から1600℃の温
度範囲で、安定で、高強度を示し、かつ構造用材料とし
て使用可能な程度の高靱性を有する複合セラミックスお
よびその製造法を提供しようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の複合セラミック
スは、マトリックスが実質的にSi34 とSi2 2
Oとで構成され、分散相が実質的にSiCで構成され、
マトリックス中のAl、Ca、Fe等の不純物金属元素
が0.05重量%以下であることを特徴とするものであ
る。さらに詳しく説明すると、緻密なSi34 とSi
22 O微細粒子で構成されるマトリックス中に、Si
Cの粒子あるいは繊維が分散しているものであり、実質
的にSi、C、O、N以外の不純物元素を含まないもの
である。
【0008】また、本発明の複合セラミックスの製造法
は、Al、Ca、Fe等の不純物金属元素が0.05重
量%以下であるSi34 とSiO2 とを混合しマトリ
ックス用粉末とし、予めSiC分散相と混合し成形する
か、あるいはSiC分散相を分散させながら順次成形
し、成形体を作製し、加圧しながら焼成して、緻密化す
ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の複合セラミックスの前述した構成にお
いて、実質的にSi34 とSi22 Oとで構成さ
れ、Al、Ca、Fe等の不純物金属元素が0.05重
量%以下であるマトリックスは、室温から1600℃の
温度範囲で、安定で、高強度、耐酸化性を示す。Si3
4 は実質的にAl23 の固溶していないβ型の結晶
粒子であり、Si22 Oは実質的にAl23 の固溶
していないo’相の結晶粒子である。
【0010】Si34 とSiO2 に換算し、Si3
4 :SiO2 =98:2〜85:15(重量比)が、緻
密化し易く、β型の結晶、o’相の結晶に結晶化し易く
好ましい。さらに、Si34 :SiO2 =94:6〜
88:12(重量比)が好ましい。分散相であるSiC
は、球状粒子、板状粒子、あるいは繊維である。それぞ
れ特有の機構により、靱性を向上させるが、繊維がもっ
とも効果が大きく、次は板状粒子である。板状粒子は例
えばAMI社製板状粒子、C−axis社製Grad
e:Mのようなものであり、繊維はTextron S
CS−6、SCS−9のようなものである。球状粒子は
粒径5〜20μmが好ましく、板状粒子は長径10〜4
0μmが好ましい。球状粒子、板状粒子は小さいと靱性
向上の効果がなく、大きすぎると破壊発生源となり、強
度低下の原因となる。繊維は直径200μm以下が好ま
しい。繊維は太すぎると繊維自身が弱くなり、靱性向上
の効果がなくなり、かつ強度も低下する。
【0011】分散相が球状粒子、板状粒子である場合、
複合セラミックス中での球状粒子または板状粒子は5〜
50重量%であることが好ましい。5重量%より少ない
と靱性向上効果がなく、30重量%を超えると、緻密化
しにくくなったり、分散相が凝集し、破壊開始源となり
強度低下する。分散相が繊維である場合、複合セラミッ
クス中の繊維は20〜70重量%であることが好まし
い。ただし、この場合は、異方性があるので、部品形状
等により検討する必要がある。
【0012】また、本発明の複合セラミックスのマトリ
ックス中のAl、Ca、Fe等の不純物金属元素が0.
05重量%以下であり、マトリックスが実質的にSi、
C、O、Nの元素から構成される。マトリックス中の不
純物金属元素が0.05重量%を超えると1400℃以
上の高温で強度が低下する。本発明の複合セラミックス
の製造法の前述した構成において、Si34 原料とS
iO2 原料は平均粒径1μm以下の微細な原料粉末が好
ましい。ただし、SiO2 原料はSi34 原料に不純
物として含まれるものでもよい。またSiO 2 原料は、
Si34 原料を酸化して得られる所定量のSiO2
分を含有させても良い。前述のとおり高温で強度が低下
しない複合セラミックスを得るため、いずれの原料もA
l、Ca、Fe等の不純物が0.05重量%でなくては
ならない。
【0013】Si34 原料とSiO2 原料はボールミ
ル、振動ミル、アトリッションミル等を用い、湿式また
は乾式で混合する。前述の好ましい組成にするため、S
34 とSi34 原料中のSiO2 を含めたSiO2
との組成が、Si34 :SiO2 =98:2〜8
5:15(重量比)に混合するのが好ましく、さらにS
34 :SiO2 =94:6〜88:12(重量比)
が好ましい。
【0014】分散相が球状粒子、板状粒子である場合、
Si34 原料とSiO2 原料との混合粉末に、SiC
の球状粒子、板状粒子を混合する。SiCの球状粒子、
板状粒子は前述の通り、特性の優れた複合セラミックス
を得るために、球状粒子は粒径5〜20μmが好まし
く、板状粒子は長径10〜40がμmが好ましく、複合
セラミックスの混合粉末中で5〜30重量%であること
が好ましい。また、前述のとおり高温で強度が低下しな
い複合セラミックスを得るため、マトリックス中のA
l、Ca、Fe等の不純物が0.05重量%でなくては
ならない。分散相もこれに準ずるが、分散相自身の強度
低下が無く、マトリックスへ不純物が拡散しないなら
ば、複合セラミックスの高温強度を損なうことはない。
【0015】マトリックスの原料粉末とSiCの球状粒
子、板状粒子とを混合する場合、SiCの球状粒子、板
状粒子の形状、大きさを損なわないように行なう。得ら
れた混合粉末は、必要に応じ乾燥、造粒し、乾式プレス
成形、射出成形、鋳込成形等で部材形状等に成形する。
分散相が繊維である場合、予め予備成形したSiCの繊
維の隙間に、マトリックスの原料粉末を湿式あるいは乾
式で充填するか、マトリックスの原料粉末を成形して
は、繊維を分散させることを順次繰り返す等して、繊維
の分散した成形体を得る。
【0016】得られた成形体は黒鉛製型を用いたホット
プレス、SiO2系ガラス、あるいはバイコールガラ
ス、パイレックスガラスのようなSiO2 −B23
ガラスを用いたカプセルHIP法で焼成し、緻密化す
る。焼成温度は1800〜2200℃が好ましい。焼成
雰囲気はN2 雰囲気が好ましく、カプセルHIPの場
合、Ar雰囲気でもかまわない。ホットプレス後さらに
カプセルのないHIPあるいはカプセルHIPで緻密化
することもできる。
【0017】焼成過程において、マトリックスでは、S
34 とSiO2 とが反応し、Si34 とSi2
2 Oとが生成する。Si34 原料としてα−Si3
4 を用いた場合はβ−Si34 に変化する。また、分
散相に含まれるSi、C等は、ほとんどが気相等と反応
し、飛散するか、あるいはSiC、Si34 、Si 2
2 O等になる。
【0018】
【実施例】以下、実施例について説明する。SiO2
2.5重量%、不純物金属元素が0.05重量%、平均
粒径0.6μm、α−Si34 が全Si34 の95
重量%であるSi34 粉末と、不純物金属元素が0.
04重量%、平均粒径0.8μmのSiO2 粉末とを、
表1の割合で調合、水湿式混合した。
【0019】
【表1】 得られた泥奬を乾燥、造粒した。次に、50×40×6
mmの成形体を作成し、SiO2 −B23 系ガラスを
用いて、1900℃でカプセルHIPにて焼成、緻密化
し、本発明の複合セラミックスによるマトリックスの実
施例1〜5による焼成体を得た。
【0020】SiO2 を2.8重量%、不純物金属元素
が0.12重量%、平均粒径0.5μm、α−Si3
4 が全Si34 の96重量%であるSi34 粉末
と、不純物金属元素が0.04重量%、平均粒径0.8
μmのSiO2粉末とを、表1の割合で調合、水湿式混
合した。得られた泥奬を乾燥、造粒した。次に、50×
40×6mmの成形体を作製し、SiO2 −B23
ガラスを用いて、1900℃でカプセルHIPにて焼
成、緻密化し、本発明の複合セラミックスのマトリック
スに対する比較例6〜10による焼結体を得た。主たる
不純物はAl、Ca、Feであった。
【0021】実施例1〜5および比較例6〜10による
焼結体はX線解折分析によれば、β−Si34 とSi
22 O相とから構成されていた。その結晶相の割合
は、化学組成から推定されるものと一致した。また、微
構造観察の結果、ほとんど非晶質部分は見られなかっ
た。さらに、実施例1〜5および比較例6〜10による
焼結体について、JIS−R1601に従って、室温と
1600℃との強度を測定し、嵩密度とともに表1に示
した。
【0022】表1のとおり不純物金属元素が0.05重
量%以下の場合、1600℃においても室温と同等の強
度を示した。高温での強度低下が小さいのは、軟化し易
い非晶質部分が少ないためと推定できる。さらに結晶相
と化学組成との関係、微構造から、不純物金属元素が
0.05重量%以下の場合、実施例に示す範囲のSi3
4 とSiO2 との組成割合において、実質的に結晶化
しているものと判断できる。
【0023】実施例1 表1に示した本発明の実施例3に用いたマトリックス原
料に、泥奬状態で、表2のとおりSiCの球状粒子、板
状粒子を添加し、混合した。次に、50×40×6mm
の成形体を作製し、SiO2 −B23 系ガラスを用い
て、1900℃でカプセルHIPにて焼成、緻密化し、
本発明による複合セラミックスの実施例11〜22を得
た。
【0024】
【表2】 複合セラミックスの実施例11〜22について、JIS
−R1601に従って、室温と1600℃との強度を測
定し、嵩密度とともに表2に示した。表2のとおり実施
例11〜22は、1600℃においても室温と同等の強
度を示した。またJIS−R1607に従って、KIC
測定し、表2に示した。表1に示した本発明による複合
セラミックスのマトリックスの実施例3の焼結体の靱性
ICは3MPam1/2 であった。表2のとおり本発明に
よる複合セラミックスの実施例11〜22は靱性KIC
高く、マトリックスに比較して靱性が改善された。
【0025】実施例2 表1に示した本発明による複合セラミックスのマトリッ
クスの実施例3の焼結体に用いたマトリックス原料を、
乾燥、造粒した。表3のとおり、マトリックス成形用原
料を金型を用いて成形し、その上にSiCの繊維を一次
元方向に分散させ、さらにマトリックス原料をその上に
成形し、これらの操作を金型内で繰り返して、成形体を
作製した。成形体をSiO2 −B23 系ガラスを用い
て、1900℃カプセルHIPにて焼成、緻密化し、本
発明による複合セラミックスの実施例23〜26を得
た。
【0026】
【表3】 複合セラミックスの実施例23〜26について、JIS
−R1601に従って、室温と1600℃との強度を測
定し、嵩密度とともに表3に示した。表3のとおり本発
明の複合セラミックスの実施例23〜26は、1600
℃においても室温と同等の強度を示した。
【0027】また、JIS−R1601に示される強度
測定試験片の引張面に100μmの溝を加工し、強度試
験と同様に荷重を負荷し、破壊荷重を強度に換算し、溝
を入れない場合の室温強度と比較し、低下した割合を表
3に示した。表1に示した本発明による複合セラミック
スのマトリックスの実施例3の焼結体では、溝により、
強度が130MPaと、75%低下したが、表3のとお
り本発明による複合セラミックスの実施例23〜26は
溝による強度低下が小さく、靱性が改善された。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の複合セラミックスは、Si34 とSiO2 とを混合
しマトリックス用粉末とし、予めSiC分散相と混合し
成形するか、あるいはSiC分散相を分散させながら順
次成形し、成形体を作製し、加圧しながら焼成して、緻
密化するもので、マトリックスが実質的にSi34
Si2 ON2 とで構成され、分散相が実質的にSiCで
構成され、Al、Ca、Fe等の不純物金属元素が0.
05重量%以下であることを特徴とするもので、160
0℃の高温で室温と同等の高強度を示し、かつ高い靱性
を示すという効果がある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックスが実質的にSi34 とS
    22 Oとで構成され、 分散相が実質的にSiCで構成され、 マトリックス中のAl、Ca、Fe等の不純物金属元素
    が0.05重量%以下であることを特徴とする複合セラ
    ミックス。
  2. 【請求項2】 Al、Ca、Fe等の不純物金属元素が
    0.05重量%以下であるSi34 とSiO2 とを混
    合しマトリックス用粉末とし、予めSiC分散相と混合
    し成形し、成形体を作製し、加圧しながら焼成して、緻
    密化することを特徴とする複合セラミックスの製造法。
  3. 【請求項3】 Al、Ca、Fe等の不純物金属元素が
    0.05重量%以下であるSi34 とSiO2 とを混
    合しマトリックス用粉末とし、SiC分散相を分散させ
    ながら順次成形し、成形体を作製し、加圧しながら焼成
    して、緻密化することを特徴とする複合セラミックスの
    製造法。
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