JPH0511700Y2 - - Google Patents

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JPH0511700Y2
JPH0511700Y2 JP6954787U JP6954787U JPH0511700Y2 JP H0511700 Y2 JPH0511700 Y2 JP H0511700Y2 JP 6954787 U JP6954787 U JP 6954787U JP 6954787 U JP6954787 U JP 6954787U JP H0511700 Y2 JPH0511700 Y2 JP H0511700Y2
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JP
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tank
fuel
bottom plate
sub
tank body
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JP6954787U
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JPS63180323U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は消音性燃料タンクに係り、車両に搭載
する燃料タンクに充填された液体燃料が車両走行
と共に波立つ音若しくはタンク本体の内面を打つ
ため発生する音を可及的に吸収すると共に、エン
ジンに供給するインナーポンプの装着空間を構成
し若しくはタンク外部に設けるアウターポンプ吸
込みのパイプを挿通するサブタンクの形成を簡易
にするものである。
(従来の技術) 車両に搭載する燃料タンクは薄い鉄板により構
成したものが殆どであつて、充填した燃料の波立
ち音とかタンクの内面を打つ音を外部に漏らすこ
とが多く、燃料の波立ちを可及的に防ぐためタン
ク内部に波立ち抑制板を内装したものがあるが、
これらの波立ちを原因とする騒音の吸収とサブタ
ンクの構成とを兼用させているものはない。
(本考案が解決しようとする問題点) 本考案は波立ち騒音が発生し易い金属性のタン
ク本体の内部に合成樹脂からなる消音性の内側タ
ンクを設ける二重構造により、燃料の波立ち音の
吸収とサブタンクの構成とを兼用させて、問題点
を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前項に述べた問題点を解決することを
目的とするもので、タンク本体1の内面に該本体
1の底面2との間に燃料充填の隙間Sを生じさせ
る底面板8を持つ消音性合成樹脂製の内側タンク
7を、前記タンク本体1の内周面3と上部内面4
とに密着して設け、該内側タンク7の底面板8に
設けた開口の縁部から上方に突出する周囲壁9を
持つサブタンク10を成形すると共に、前記底面
板にサブタンク10の少なくとも二辺を囲み一端
を燃料タンク本体1の底面2に向かつて開口し、
他端を底面板8上に開口するL形連通管を設けた
ことを特徴とする消音性燃料タンクに係るもので
ある。
本考案に云う消音性合成樹脂とは波立ちの音と
か、内面に打ち付ける燃料の音を和らげるやや肉
厚の樹脂を指すものであつて、特定の樹脂ではな
く、成形に使用される一般的な樹脂材料により成
形したものである。
本考案の好適な実施例を次に説明する。
(実施例) 1は比較的薄い金属板により構成した周知のタ
ンク本体で、該本体1の底面2との間に燃料充填
の隙間Sを生じさせる底面板8を持つ消音性合成
樹脂製の内側タンク7を緊密に収めてタンク本体
1と二重とし、タンク本体1の内周面3と上部内
面4とに耐油性接着料などによつて密着し、タン
ク本体1の上面の作業孔5に該当する付近におい
て内側タンク7に切欠を設ける。
また内面タンク7には底面板8に開口を設け、
またその開口の縁部から上方に突出する周壁9を
形成してサブタンク10を構成し、該底面板8上
にサブタンク10の少なくとも二辺を囲むL形連
通管11を設け(第2図)、連通管(第3図参照)
には燃料タンク本体1の前方部の底面2に向つて
開口する開口12と(第3図参照)底面板8の後
方部上に開口する開口13を設ける。
L形連通管11は底面板8の下面に形成するこ
ともできる。その場合開口12,13を前記と同
じ関係にする。
本考案は、第4図に示すように作業口5の下面
口縁に取付けたブラケツト(図示せず)により吸
込側フイルター15をもつインナーポンプ14を
サブタンク10内でタンク本体1の底面板に近づ
け固定して、吐出管16を作業口5を密閉状に覆
う蓋板6から突出し、または第1図に示すように
タンクの外部に設けるアウターポンプの吸込管1
7を蓋板6に通してサブタンク10内でタンク本
体1の底面2に近づくまで突出するもので、この
様態は従来のとおりである。
(作用) 本考案においてタンク本体1と消音性をもつて
樹脂からなる内側タンク7によつて構成された消
音性燃料タンクに充填された液体燃料は、一部が
隙間Sに入り、大部分が内側タンク7の底面板8
上に充填され、車両の走行と共に充填燃料に波立
ちを生じて内側タンク7の内面を打つが、その波
立ち音及び内側タンク7を打つ音が内側タンク7
により和らげられ若しくは吸収されて、タンク外
に騒音として洩れることが少ない。また燃料が消
費により少なくなると連通管11が底面板上の燃
料を開口13から開口12に燃料を流動させて隙
間Sに満たし、車両の走行により例へば第5図に
ように燃料タンクが傾いても、周壁をもつサブタ
ンク10は隙間Sの燃料の傾きを生じさせてイン
ナーポンプ14の吸込側フイルター15とか、ア
ウターポンプの吸込管17を燃料面から露出され
ず、第5図と反対に傾いても、隙間Sの燃料は底
面板8上に流れないため、隙間Sの燃料の量を確
保してポンプによる燃料吸込を不可能にすること
はなく、タンク充填の燃料の吸込み不能な残量を
僅少にする。
(効果) 本考案はタンク本体1の内部に、該タンク本体
1の底面2との間のみに燃料充填の隙間Sを生じ
させて樹脂製の内側タンク7を装入して二重構造
の消音性燃料タンクを構成し、内側タンクには周
壁9をもつサブタンク10を構成し、そのサブタ
ンク10の下方を前記の隙間Sに連通させている
ものであつて、充填燃料の波立ち音、又は内側タ
ンク7を打つ音を和らげ、又は吸収して独自の消
音効果を生ずるの他、内側タンク7の底面板8に
より前記したサブタンクを構成できる利益を生ず
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は第
2図A−A線で縦断した側面図、第2図は第1図
B−B線で横断し、かつ一部を切欠した平面図、
第3図は第2図C−C線で切断した拡大正面図、
第4図は一部を縦断してインナーポンプを取付け
た状態を示す正面図、第5図は燃料タンクの傾き
を示した縦断側面図である。 1……タンク本体、2……底面、3……内周
面、4……上部内面、7……内側タンク、8……
底面板、9……周壁、10……サブタンク、11
……連通管、12,13……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク本体1の内面に該本体1の底面2との間
    に燃料充填の隙間Sを生じさせる底面板8を持つ
    消音性合成樹脂製の内側タンク7を、前記タンク
    本体1の内周面3と上部内面4とに密着して設
    け、該内側タンク7の底面板8に設けた開口の縁
    部から上方に突出する周囲壁9を持つサブタンク
    10を成形すると共に、前記底面板にサブタンク
    10の少なくとも二辺を囲み一端を燃料タンク本
    体1の底面2に向かつて開口し、他端を底面板8
    上に開口するL形連通管を設けたことを特徴とす
    る消音性燃料タンク。
JP6954787U 1987-05-09 1987-05-09 Expired - Lifetime JPH0511700Y2 (ja)

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JP6954787U JPH0511700Y2 (ja) 1987-05-09 1987-05-09

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JP6954787U JPH0511700Y2 (ja) 1987-05-09 1987-05-09

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Publication Number Publication Date
JPS63180323U JPS63180323U (ja) 1988-11-22
JPH0511700Y2 true JPH0511700Y2 (ja) 1993-03-24

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