JPH05116605A - 雪上車のブレーキ装置 - Google Patents

雪上車のブレーキ装置

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JPH05116605A
JPH05116605A JP28454591A JP28454591A JPH05116605A JP H05116605 A JPH05116605 A JP H05116605A JP 28454591 A JP28454591 A JP 28454591A JP 28454591 A JP28454591 A JP 28454591A JP H05116605 A JPH05116605 A JP H05116605A
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JP
Japan
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speed
brake
vehicle
brake pedal
parking brake
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Pending
Application number
JP28454591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Horii
主雅 堀井
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速走行時の停止性能を向上すると共に、坂
道上においても車両を完全に停止させる。 【構成】 ブレーキペダルと、ブレーキペダルの踏込量
に応じて速度指令信号を抑制し、その抑制した速度指令
信号を時定数回路5、パワー回路6を介して吐出量制御
手段であるEDC7に出力するポテンショ回路2を備え
る。この信号の抑制により時定数回路5による応答遅れ
を補完でき、高速走行時の停止性能が向上する。また、
パーキングブレーキと、このブレーキペダルの所定量の
踏み込みにより作動するスイッチ手段と、スイッチ手段
が作動し、かつ、車速が所定値以下の場合にのみパーキ
ングブレーキを作動させるパーキングブレーキ制御手段
とを備える。これにより、坂道上でも車両を完全に停止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、雪上車のブレーキ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可変容量型ポンプとこのポンプの
吐出流によって駆動されるモータと速度指令信号に基づ
いて上記ポンプの吐出量を制御する吐出量制御手段を備
えたハイドロ・スタティック・トランスミッション(H
ST)を有する雪上車がしられている。この雪上車は、
通常、左右一対のHSTを備え、各HSTのポンプの吐
出量を制御することにより速度制御とステアリング制御
を行う一方、各HSTのポンプの吐出量を急激にゼロに
することにより車両にブレーキをかけるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
雪上車においては一般に車両停止時のショックを緩和す
るために、上記速度指令信号を時定数回路を介して吐出
量制御手段に印加するようにしており、ゲレンデ整備の
ような低速走行の場合は問題ないが、車道を高速走行す
るような場合には、ブレーキの応答が遅れるため、安全
性に問題がある。また、坂道上での停止動作において
は、流体漏れのために完全に停止させることが困難であ
るという問題がある。そこで、この発明の目的は、高速
走行時における停止性能を向上すると共に、坂道上にお
いても車両を完全に停止させることができる雪上車のブ
レーキ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、可変容量型ポンプ8とこのポンプ8の
吐出流によって駆動されるモータ9と速度指令信号に基
づいて上記ポンプ8の吐出量を制御する吐出量制御手段
7を備えた変速装置を有する雪上車のブレーキ装置であ
って、ブレーキペダル1と、速度指令信号が入力される
と共に、上記ブレーキペダル1と連動して上記ブレーキ
ペダル1の踏込量に応じて上記速度指令信号を抑制し、
その抑制した速度指令信号を上記吐出量制御手段7に出
力する信号抑制手段2と、パーキングブレーキと、上記
ブレーキペダル1の所定量の踏み込みにより作動するス
イッチ手段18と、車速検出手段と、上記スイッチ手段
18が作動し、かつ、上記車速検出手段が検出した車速
が所定値以下の場合にのみ上記パーキングブレーキを作
動させるパーキングブレーキ制御手段10とを備えたこ
とを特徴としている。
【0005】
【作用】上記構成において、ブレーキペダル1を踏み込
むと、信号抑制手段2がブレーキペダル1の踏込量に応
じて速度指令信号を抑制する。従って、高速走行時にお
ける停止指令の応答遅れを補完し、車両の停止機能を向
上させることができる。また、ブレーキペダル1を所定
量踏み込むとスイッチ手段18が作動し、車速が所定値
以下であれば、パーキングブレーキ制御手段10がパー
キングブレーキを作動させる。従って、車速が所定値以
下の低速時あるいは停止寸前にパーキングブレーキを作
動させることができ、坂道上における流体漏れによる不
完全停止を防止できる。
【0006】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。本実施例のブレーキ装置は図1に示すブレー
キペダル1を有しており、このブレーキペダル1には図
2に示す速度制御回路のポテンショ回路2の出力部3が
連動している。このポテンショ回路2は上記ペダル1の
踏込量に応じて出力抵抗が変化する。すなわち、ペダル
1を踏んでいない状態では、出力抵抗は入力抵抗と同じ
であり、ペダル1を踏むと、ペダル1の踏込量に応じて
出力抵抗が減少する。従って、ペダル1が踏まれていな
い状態では、入力された速度指令信号をそのまま時定数
回路5に出力し、ペダル1が踏み込まれると、入力され
た速度信号をそのペダル1の踏込量に応じて減少させて
時定数回路5に出力する。この時定数回路5から出力さ
れた速度指令信号はパワー回路6に入力され、このパワ
ー回路6によって上記速度指令信号に応じた速度制御信
号が作成され、この速度制御信号が電磁比例弁(図示せ
ず)のEDC(エレクトリック・ディスプレイスメント・
コントローラ)7に入力され、それによってピストンポ
ンプ8の斜板角が制御され、それによりモータ9の回転
速度が制御される。
【0007】ブレーキペダル1を踏まない通常の速度制
御の場合は、速度指令信号はそのまま時定数回路5に入
力され、この時定数回路5の時定数により、速度変化時
のショックが緩和される。速度指令信号をゼロにすると
ポンプ8の斜板角は中立になり車両は停止するが、上記
時定数回路5により応答遅れが生じる。ゲレンデ整備等
の低速走行時は問題無いが、車道を高速(最大時速40k
m/sec)で走行中に車両を停止させる場合にはこの応答遅
れは安全上問題である。そこで、このような場合には速
度指令信号をゼロにすると共にブレーキペダル1を踏み
込むことにより応答遅れを短くでき、従って停止性能が
良くなり、安全性がよくなる。
【0008】また、本実施例のブレーキ装置は、上記ブ
レーキペダル1と連動するディスク型のパーキングブレ
ーキを備えている。図3はこのパーキングブレーキの油
圧シリンダ(図示せず)を制御するための電磁切換弁15
を含むパーキングブレーキ制御回路10の回路図であ
る。この電磁切換弁15のソレノイド16のDC24V
電源回路17は、上記ブレーキペダル1の最大踏込時に
そのブレーキペダル1によって作動するスイッチ手段と
してのリミットスイッチ18と、車速が設定速度以下の
場合に作動するリレー接点19が共に「閉」になったと
きにONになるようになっている。この電源回路17が
ONになると電磁切換弁15が切り換わり、パーキング
ブレーキが働く。従って、車速が設定速度以下のときに
ブレーキペダル1を最大踏込位置まで踏み込むことによ
りパーキングブレーキを働かせることができる。車速は
図示しない車速検出手段により検出されパルス信号のか
たちでF/V(周波数/電圧)コンバータ20に入力さ
れ、このF/Vコンバータ20により電圧信号に変換さ
れ、コンパレータ21に入力される。一方、設定速度は
設定器22により電圧信号のかたちで設定され上記コン
パレータ21に入力される。コンパレータ21は車速を
表す電圧信号のレベルが設定速度を表す電圧信号のレベ
ルよりも小さい場合にリレーコイル23を励磁するため
のハイレベルの電圧を出力し、そうでない場合には出力
電圧はゼロである。
【0009】このパーキングブレーキを設けたことによ
り坂道上での車両の不完全停止を防止できる。すなわ
ち、パーキングブレーキを使わない場合はピストンポン
プ8の斜板を中立にして停止させるだけであるので、流
体の漏洩のために、坂道などでは完全に停止させるのは
困難であったが、このディスク型のパーキングブレーキ
を使うことにより坂道などでも完全に停止させることが
できる。また、設定速度を十分小さい速度に設定するこ
とにより、車両の停止直前あるいは極低速時以外はパー
キングブレーキが働かないようにすることができ、安全
である。また、ブレーキペダル1を踏むだけで操作でき
るので操作が簡単である。
【0010】このパーキングブレーキの制御回路は、左
右のいずれか一方の車輪の速度を検出してその速度が設
定速度以下の場合に働くようになっているが、例えば、
速度を検出している側の車輪を停止させ、その反対側の
車輪を動かしてのステアリング操作の場合にもパーキン
グブレーキが働くので安全上問題がある。そこで、図4
に示すようにどちらか一方(この場合は左車輪)につい
て車速を検出すると共に、他方(この場合は右車輪)に
ついてEDCの出力電流を検出し、一方の車速が設定速
度以下でかつ他方のEDC7の出力電流が設定値以下の
場合にのみパーキングブレーキが働くようにするのが望
ましい。この図4の制御回路において、車速パルス信号
の入力回路とEDC出力電流信号の入力回路にそれぞれ
設けられた不感帯設定回路31,32は、設定手段と、
その設定手段によって設定された設定値と入力値とを比
較して入力値が設定値以下の場合にハイ(H)の信号を
出力し、そうでない場合はロー(L)の信号を出力する
比較手段とを備えたものである。それぞれの比較手段か
らの出力信号はAND回路33に入力され、このAND
回路33の出力信号はトランジスタ34のベース35に
入力される。このトランジスタ34のコレクタ回路36
には図3に示すリレーコイル23が接続されるようにな
っている。従って、車速およびEDC出力電流が共に設
定値以下の場合にのみAND回路33の出力はハイ
(H)となり、トランジスタ34が導通し、リレーコイ
ル23が励磁されパーキングブレーキが作動可能とな
る。従って、不感帯設定回路31,32の設定値を十分
小さな値に設定することにより、左右の車輪が共にほぼ
停止した状態でのみパーキングブレーキが働くようにで
きる。
【0011】このように、ブレーキペダル1と、このブ
レーキペダル1の踏込量に応じて速度指令信号を抑制す
るポテンショ回路2を設け、更に、車速が設定速度以下
の場合に上記ブレーキペダル1の最大踏込みで働くパー
キングブレーキを設けたので、簡単な足もと操作での、
高速走行時における停止性能の向上と、坂道等における
不完全停止の防止が可能となる。
【0012】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の雪
上車のブレーキ装置は、ブレーキペダルと、速度指令信
号を上記ブレーキペダルの踏込量に応じて抑制し、抑制
した速度指令信号を、速度指令信号に基づいて変速装置
の可変容量型ポンプの吐出量を制御する吐出量制御手段
に出力する信号抑制手段とを備えているので、簡単な足
もと操作で、高速走行時における停止指令の応答遅れを
補完し、車両の停止機能を向上させることができる。
【0013】また、この発明の雪上車のブレーキ装置
は、パーキングブレーキと、上記ブレーキペダルの所定
量の踏み込みにより作動するスイッチ手段と、車速検出
手段と、上記スイッチ手段が作動し、かつ、上記車速検
出手段が検出した車速が所定値以下の場合にのみ上記パ
ーキングブレーキを作動させるパーキングブレーキ制御
手段とを備えているので、簡単な足もと操作で、車速が
所定値以下の低速時あるいは停止寸前にパーキングブレ
ーキを作動させることができ、坂道上における流体漏れ
による不完全停止を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のブレーキ装置のブレー
キペデスタルを示す図である。
【図2】 上記ブレーキ装置の信号抑制手段としてのポ
テンショ回路を含む速度制御回路を示す図である。
【図3】 上記ブレーキ装置のパーキングブレーキの制
御回路図である。
【図4】 上記制御回路の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1…ブレーキペデスタル、2…ポテンショ回路、5…時
定数回路、8…ピストンポンプ、9…モータ、15…パ
ーキングブレーキ用電磁弁、18…リミットスイッチ、
19…リレー接点、20…F/Vコンバータ、21…コ
ンパレータ、22…設定器、23…リレーコイル、3
1,32…不感帯設定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量型ポンプ(8)とこのポンプ(8)
    の吐出流によって駆動されるモータ(9)と速度指令信号
    に基づいて上記ポンプ(8)の吐出量を制御する吐出量制
    御手段(7)を備えた変速装置を有する雪上車のブレーキ
    装置であって、 ブレーキペダル(1)と、速度指令信号が入力されると共
    に、上記ブレーキペダル(1)と連動して上記ブレーキペ
    ダル(1)の踏込量に応じて上記速度指令信号を抑制し、
    その抑制した速度指令信号を上記吐出量制御手段(7)に
    出力する信号抑制手段(2)と、パーキングブレーキと、
    上記ブレーキペダル(1)の所定量の踏み込みにより作動
    するスイッチ手段(18)と、車速検出手段と、上記スイ
    ッチ手段(18)が作動し、かつ、上記車速検出手段が検
    出した車速が所定値以下の場合にのみ上記パーキングブ
    レーキを作動させるパーキングブレーキ制御手段(10)
    とを備えたことを特徴とするブレーキ装置。
JP28454591A 1991-10-30 1991-10-30 雪上車のブレーキ装置 Pending JPH05116605A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163197A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Honda Motor Co Ltd ブレーキ力保持装置付車両
WO2008072662A1 (ja) * 2006-12-15 2008-06-19 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 作業車両の制御装置

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