JP3024225B2 - 液圧発生装置の異常検出方法 - Google Patents

液圧発生装置の異常検出方法

Info

Publication number
JP3024225B2
JP3024225B2 JP3024096A JP2409691A JP3024225B2 JP 3024225 B2 JP3024225 B2 JP 3024225B2 JP 3024096 A JP3024096 A JP 3024096A JP 2409691 A JP2409691 A JP 2409691A JP 3024225 B2 JP3024225 B2 JP 3024225B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic pressure
abnormality
brake
amount
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3024096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04243655A (ja
Inventor
健次 白井
寿夫 芝川
章 松井
佳行 中山
正 千葉
文昭 川畑
浩朗 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3024096A priority Critical patent/JP3024225B2/ja
Publication of JPH04243655A publication Critical patent/JPH04243655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3024225B2 publication Critical patent/JP3024225B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気制御式ブレーキ装
置における液圧発生装置の異常検出方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車を減速,停止させるためのブレー
キ装置として、従来、ブレーキペダル等のブレーキ操作
部材の操作によりマスタシリンダに液圧を発生させ、そ
の液圧でホイールシリンダを作動させて、摩擦部材を回
転体に押し付ける液圧式ブレーキ装置が用いられてい
る。しかし、近年、ブレーキ操作部材の操作力を電気的
に検出し、その検出結果に基づいて液圧発生装置に液圧
を発生させ、車輪の回転を抑制する電気制御式のブレー
キが提案されている。特開昭63−20256号公報に
記載の電気制御式ブレーキ装置はその一例である。この
種の電気制御式ブレーキ装置は、一般に、(a)ブレー
キ操作部材と、(b)そのブレーキ操作部材の操作量を
検出する操作量検出手段と、(c)車輪の回転を抑制す
るブレーキと、(d)そのブレーキのホイールシリンダ
に液圧を供給する液圧発生装置と、(e)操作量検出手
段の結果に基づいて液圧発生装置に液圧を発生させる制
御手段とを含むように構成される。
【0003】なお、操作量検出手段の検出結果に基づく
液圧発生装置の制御には、操作量に対応した大きさの制
動力で車輪の回転が抑制されるように液圧を発生させる
制御、車輪にブレーキ操作部材の操作量に対応する減速
度が生ずるように液圧を発生させる制御、運転者の体格
に応じて発生液圧の高さを変える制御等がある。運転者
の性別や腕力等の違いにより、同じ減速度を生じさせる
のに運転者の操作感覚が異なることがある。力の強い運
転者にとっては軽い操作であっても力の弱い運転者にと
っては重い操作であり、背の高い運転者にとっては短い
操作ストロークであっても背の低い運転者にとっては長
い操作ストロークであって、スイッチの切換え等に応じ
て制御手段における操作量と液圧発生装置の発生液圧と
の関係を変えることにより、運転者の体格の違いによら
ず、感覚に合った制動力あるいは減速度が得られるよう
にすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報には、液圧発
生装置が記載されているが、その液圧発生装置の異常検
出については何も記載されていない。しかし、電気制御
式ブレーキ装置が実際に使用されるようになると、液圧
を発生する液圧発生装置の異常の検出は重要な課題とな
る。
【0005】本発明は、以上の事情を背景として、液圧
発生装置の異常を検出する方法を提供することを課題と
して為されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の異常検出方法
は、上記の課題を解決するために、操作量検出手段によ
り検出されるブレーキ操作部材の操作量に対応して液圧
を発生する液圧発生装置の異常を、その発生液圧を発生
液圧検出手段により検出するとともに、前記操作量が0
でない正の値である設定操作量以上の領域で増大しつつ
ある場合に前記発生液圧の変化量が前記操作量の変化量
に対応しないことに基づいて検出し、前記操作量が設定
操作量未満である領域では異常検出を行わないことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】液圧発生装置はブレーキ操作部材の操作量に対
応して液圧を発生するため、異常がなく、正常に液圧を
発生させることができるのであれば、ブレーキ操作部材
の操作量が増加するように変化すれば、それに伴って発
生液圧も増加するように変化する。したがって、発生液
圧の変化量が操作量の変化量に対応すれば液圧発生装置
が正常であることがわかり、対応しなければ異常が生じ
ていることがわかる。ただし、異常の検出はいつでも必
ず行われるのではなく、前記操作量が0でない正の値で
ある設定操作量以上の領域においては行われ、設定操作
量未満である領域では行われない。
【0008】
【発明の効果】このように本発明の異常検出方法によれ
ば、電気制御式ブレーキ装置の液圧発生装置の異常を検
出することができ、その検出に基づいて適宜に対策を講
ずることが可能となり、電気制御式ブレーキ装置の信頼
性を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2において、ブレーキ操作部材としての
ブレーキペダル10がマスタシリンダ12に接続されて
おり、マスタシリンダ12にブレーキペダル10の踏力
に対応する液圧が発生させられる。マスタシリンダ12
は液通路14によって電磁方向切換弁16に接続される
とともに、液通路18によってリザーバ20と接続され
ている。電磁方向切換弁16は、原位置においては液通
路14と液通路21とを連通させ、ストロークシュミレ
ータ22を遮断した状態にあるが、ソレノイドが励磁さ
れると液通路21を遮断し、マスタシリンダ12をスト
ロークシュミレータ22に連通させる状態に切り換わ
る。ストロークシュミレータ22はマスタシリンダ12
から排出されるブレーキ液を収容してブレーキペダル1
0の踏込みを許容するとともに、踏込みストロークに応
じた反力をブレーキペダル10に与えるものである。液
通路21は液通路24および液通路25に分岐させら
れ、液通路25にはプロポーションバルブ23が設けら
れている。
【0010】液通路24および液通路25はそれぞれ2
股に分岐させられ、各分岐部にそれぞれ1個ずつの電磁
方向切換弁26,28が配設されている。電磁方向切換
弁26は、原位置においてマスタシリンダ12とフロン
トホイールシリンダ30とを連通させ、ソレノイドが励
磁されると液圧制御弁32とフロントホイールシリンダ
30とを連通させる。電磁方向切換弁28も同様に原位
置においてマスタシリンダ12とリヤホイールシリンダ
34とを連通させ、ソレノイドが励磁されると液圧制御
弁36とリヤホイールシリンダ34とを連通させる。
【0011】リザーバ20,ポンプ38およびアキュム
レータ40が液通路42によって互いに接続されてお
り、リザーバ20の液がポンプ38によって汲み上げら
れ、一定範囲の液圧でアキュムレータ40に蓄えられ
る。液圧制御弁32はアキュムレータ40,フロントホ
イールシリンダ30およびリザーバ20と液通路42,
液通路44および液通路46により接続されており、ソ
レノイドの励磁電流の制御により、フロントホイールシ
リンダ30の液圧を励磁電流の大きさに対応する高さに
制御する。液圧制御弁36も同様のものであり、アキュ
ムレータ40,リヤホイールシリンダ34およびリザー
バ20と液通路42,液通路48および液通路46によ
り接続されている。
【0012】本ブレーキ装置は制御装置86によって制
御される。制御装置86はCPU87,RAM88,R
OM89,入力部90,出力部91およびバスを含んで
いる。制御装置86の入力部90には、ブレーキペダル
10の踏込みを検出するブレーキスイッチ92、ブレー
キペダル10の踏込み力を検出する操作量検出手段とし
ての踏力検出装置93、アキュムレータ40の液圧を検
出する液圧センサ94、ホイールシリンダ30,34の
液圧を検出する発生液圧検出手段としての液圧センサ9
6,97、前,後車輪の回転速度を検出する車輪速セン
サ98,99、車体の前後方向の加速度を検出する前後
Gセンサ100ならびにモード切換スイッチ102が接
続され、出力部91には、液圧制御弁32,36および
電磁方向切換弁16,26,28が接続されている。モ
ード切換スイッチ102は、車輪の回転がマスタシリン
ダ12に発生させられた液圧により抑制されるマニュア
ルモードと、液圧制御弁32,36により制御された液
圧により抑制される電気制御モードとのいずれのモード
で制動を行うかを指示するスイッチである。モード切換
スイッチ120は手動で切り換えられ、マニュアルモー
ドを指示する位置に切り換えられた状態ではON信号を
発する。また、RAM88には、図3に示すように、第
一踏力メモリ104,第二踏力メモリ106,第一ホイ
ールシリンダ圧メモリ108,第二ホイールシリンダ圧
メモリ110および液圧異常フラグ112がワーキング
メモリと共に設けられている。さらに、ROM89には
図1にフローチャートで示す液圧異常検出ルーチンが格
納されている。
【0013】本ブレーキ装置においては、自動車のイグ
ニッションスイッチがOFF状態にある間は電磁方向切
換弁16,26,28が図2に示されている位置にあ
り、マスタシリンダ12がホイールシリンダ30,34
に連通したマニュアルモードにある。イグニッションス
イッチがON状態にされれば液圧異常検出ルーチンが実
行され、まず、ステップS1(以下、S1と略記する。
他のステップについても同じ。)においてモード切換ス
イッチ102がONであるか否か、すなわちマニュアル
モードが指示されているか否かの判定が行われる。モー
ド切換スイッチ102がONであればS1の判定はYE
Sとなり、S12において電磁方向切換弁16,26,
28の各ソレノイドが消磁され、ブレーキ装置がマニュ
アルモードとされてルーチンの実行は終了する。
【0014】それに対し、モード切換スイッチ102が
OFFであって電気制御モードの実行が指示されている
場合にはS1の判定がNOとなり、S2において液圧異
常フラグ112がONであるか否かの判定が行われる。
液圧異常フラグ112は図示しないメインルーチンの初
期設定においてOFFにされており、S2の判定はNO
となる。次にS3において電磁方向切換弁16,26,
28の各ソレノイドが励磁され、マスタシリンダ12が
ストロークシュミレータ22に連通させられる一方、ア
キュムレータ40がホイールシリンダ30,34に連通
させられ、電気制御モードとされる。したがって、ブレ
ーキペダル10が踏み込まれると、ストロークシュミレ
ータ22が踏込みストロークに応じた反力をブレーキペ
ダル10に与える。それによりブレーキペダル10の踏
込みストロークの増大につれて踏力が増大し、踏力検出
装置93の出力電圧が増大する。この出力電圧が制御装
置86に供給され、CPU87は液圧制御弁32,36
に制御信号を出力し、前後Gセンサ100の出力電圧が
踏力検出装置93の出力電圧に対して予め定められてい
る高さとなるように液圧制御弁32,36を介してホイ
ールシリンダ30,34の液圧を制御することとなる。
本実施例においては、液圧制御弁32,36,ポンプ3
8,アキュムレータ40,制御装置86が液圧発生装置
を構成しているのである。
【0015】次いでS4においてブレーキぺダル10の
踏力Ftが読み込まれ、第二踏力メモリ106に格納さ
れた後、S5においてS4で読み込まれた踏力Ftが設
定踏力F1 以上であるか否かの判定が行われ、F1 以上
であれば液圧の異常検出が行われる。この設定踏力F1
は、ブレーキが効き始める踏力である。ブレーキぺダル
10の踏込みに対して液圧制御弁32,36における液
圧の発生には遅れがあり、また、ブレーキぺダル10の
踏込み開始当初は発生液圧が小さく、車輪の回転を抑制
するには至らない。このようにブレーキが効かず、発生
液圧が不安定な時期に液圧を測定して異常の検出を行っ
ても正確な検出結果を得ることはできないため、ある程
度踏力が大きくなり、液圧が踏力に対応して生ずるよう
になったときに検出が行われるようにされているのであ
る。ブレーキぺダル10の踏込み開始当初は踏力Ftは
設定踏力F1 より小さく、S5の判定はNOとなり、ル
ーチンの実行は終了する。
【0016】次にS4が実行されるとき、前回のS4の
実行により第二踏力メモリ106に格納された踏力Ft
が第一踏力メモリ104に移されて前回の踏力F(t−
1)とされるとともに、今回のS4で読み込まれた最新
の踏力Ftが第二踏力メモリ106に格納される。そし
て、踏力Ftが設定踏力F1 以上になればS5の判定が
YESとなり、S6において最新の踏力Ftと前回の踏
力F(t−1)との差ΔFが算出された後、S7におい
てΔFが設定値ΔF2 より大きいか否かの判定が行われ
る。ΔFが設定値ΔF2 より大きければS8〜S10が
実行されて液圧の異常の有無が検出される。最新の踏力
Ftと前回の踏力F(t−1)とに設定値ΔF2 より大
きい差ΔFがあるということはブレーキぺダル10が踏
み込まれつつあるということであり、液圧異常の検出は
ブレーキぺダル10が踏み込まれつつあるときに行われ
るのである。
【0017】ΔFがΔF2 より大きくなればS8が実行
され、ホイールシリンダの液圧Ptが読み込まれ、第二
ホイールシリンダ圧メモリ110に格納される。次いで
S9が実行され、最新のホイールシリンダ圧Ptと、前
回のS8の実行時に読み込まれて第二ホイールシリンダ
圧メモリ110から第一ホイールシリンダ圧メモリ10
8に移されている前回のホイールシリンダ圧P(t−
1)との差ΔPが算出される。
【0018】 続いてS10が実行され、ΔPが設定値
ΔP1 より大きいか否かの判定が行われる。液圧発生装
置が正常に作動するのであれば、ブレーキぺダル10が
踏み込まれて踏力が増大するとき、ホイールシリンダ圧
も増大するはずである。したがって、ΔPが設定値ΔP
1 より大きければ液圧発生装置が正常に液圧を発生して
いることとなり、ルーチンの実行は終了する。それに対
し、ΔPが設定値ΔP1 以下の場合には、液圧制御弁3
2,36,アキュムレータ40,液圧センサ94,ポン
プ38,制御装置86の少なくとも一つに異常が生じて
いることとなり、S10の判定はNOとなってS11が
実行され、警報ランプが点灯されて異常の発生が運転者
に報知されるとともに液圧異常フラグ112がONにさ
れた後、S12において電磁方向切換弁16,26,2
8がOFF状態に切り換えられる。ソレノイドが消磁さ
れ、図2に示す状態に切り換えられてブレーキ装置がマ
ニュアルモードに切り換えられるのである。したがっ
て、ブレーキぺダル10の踏込みによる制動力が確保さ
れ、液圧発生装置に異常が生じても制動力を確保するこ
とができる。
【0019】 なお、S8〜S10は、液圧センサ9
6,97の各検出結果に基づいて4輪それぞれについて
行われ、1輪でもホイールシリンダ圧の変化ΔPが設定
ΔP1 以上であれば警報ランプが点灯され、マニュア
ルモードに切り換えられる。
【0020】また、液圧発生装置の異常が検出され、警
報ランプの点灯により運転者に報知されれば、運転者は
モード切換スイッチ102をマニュアルモードを指示す
る位置に切り換えるのが普通であるが、その切換えの前
に再び液圧異常検出ルーチンが実行されることがある。
この場合には、液圧異常フラグ112がONにされてい
るためS2の判定がYESとなり、電気制御モードへの
切換えが行われることはなく、液圧の異常判定が行われ
ることもない。さらに、液圧発生装置が修理され、正常
に液圧を発生させることができるようになった場合に
は、修理後、車両を走行させる際のメインルーチンの初
期設定の実行により液圧異常フラグ112がOFFにさ
れ、電気制御モードが指示されている場合には上記のよ
うに異常の検出が行われる。
【0021】 なお、ブレーキぺダル10の踏込みが停
止すればΔPは設定値ΔP1 以下となるが、この場合に
は踏力Fが変化せず、S7の判定がNOとなってS9の
判定は行われないため、異常有りと判定されることはな
い。ブレーキぺダル10の踏力が一定になったときには
異常の有無の検出が行われないようにするためにS7が
設けられているのである。
【0022】また、本実施例においては、ブレーキぺダ
ル10の踏力が液圧発生装置の異常を検出するのに十分
な高さになったか否かを判定する設定踏力F1 がブレー
キの効き始め踏力とされているが、急ブレーキ操作が行
われたときに液圧発生装置の異常が検出されるように設
定踏力F1 を効き始め踏力より高く設定し、また、ΔF
2 を本実施例より大きく設定してもよい。液圧発生装置
に異常が生じて運転者の意図する制動力が得られないと
きには、急ブレーキ操作が行われるのが普通であって、
踏力Ftおよび踏力の変化量ΔFが大きくなる。したが
って、設定踏力F1 を高く設定し、ΔF2 を大きく設定
して異常を検出することができるのである。
【0023】なお、上記実施例においては、電気制御モ
ードとマニュアルモードとの切換えは、モード切換スイ
ッチ102のON,OFF信号に基づいて制御装置86
がソフト的に電磁方向切換弁16,26,28を切り換
えることにより行われるようになっていたが、ハード的
に行うようにしてもよい。例えば、図4に示すように、
CPU,ROM,RAMおよびバスを有するコンピュー
タ124の指令に基づいて電磁方向切換弁16,26,
28を駆動する駆動回路120,122,123と、電
源126との間にモード切換スイッチ128を直列に接
続する。モード切換スイッチ128がONの場合には電
磁方向切換弁16,26,28への電流の供給が許容さ
れ、電気制御モードとなり、OFFの場合には電流の供
給が遮断されてマニュアルモードとなる。
【0024】なお、上記実施例においてはブレーキ操作
部材の操作量としてブレーキぺダル10の踏込み力が検
出されるようになっていたが、ブレーキ操作部材の操作
ストロークを検出してもよい。
【0025】また、上記実施例では電気・マニュアル2
系統式のブレーキ装置に本発明を適用した場合を例に取
って説明したが、本発明は、電気制御系統のみのブレー
キ装置、制動特性を運転者の体格に合わせて変更可能な
電気制御式ブレーキ装置等にも適用することができる。
【0026】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である異常検出方法により液
圧発生装置の異常が検出される電気制御式ブレーキ装置
の制御装置のコンピュータのROMに格納された液圧異
常検出ルーチンを示すフローチャートである。
【図2】上記電気制御式ブレーキ装置の系統図である。
【図3】上記コンピュータのRAMの構成を示す図であ
る。
【図4】電気制御式ブレーキ装置におけるマニュアルモ
ードと電気制御モードとの切換えの上記電気制御式ブレ
ーキ装置とは別の態様を示す図である。
【符号の説明】
10 ブレーキペダル 32 液圧制御弁 36 液圧制御弁 38 ポンプ 40 アキュムレータ 86 制御装置 92 ブレーキスイッチ 93 踏力検出装置
フロントページの続き (72)発明者 中山 佳行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 千葉 正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 川畑 文昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 吉田 浩朗 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−246859(JP,A) 特開 昭61−115763(JP,A) 特開 昭51−151470(JP,A) 特開 昭51−132539(JP,A) 実開 昭61−3064(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 13/66 B60T 17/18 - 17/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作量検出手段により検出されるブレーキ
    操作部材の操作量に対応して液圧を発生する液圧発生装
    置の異常を、その発生液圧を発生液圧検出手段により検
    出するとともに、前記操作量が0でない正の値である設
    定操作量以上の領域で増大しつつある場合に前記発生液
    圧の変化量が前記操作量の変化量に対応しないことに基
    づいて検出し、前記操作量が設定操作量未満である領域
    では異常検出を行わないことを特徴とする液圧発生装置
    の異常検出方法。
JP3024096A 1991-01-23 1991-01-23 液圧発生装置の異常検出方法 Expired - Fee Related JP3024225B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3024096A JP3024225B2 (ja) 1991-01-23 1991-01-23 液圧発生装置の異常検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3024096A JP3024225B2 (ja) 1991-01-23 1991-01-23 液圧発生装置の異常検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04243655A JPH04243655A (ja) 1992-08-31
JP3024225B2 true JP3024225B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=12128845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3024096A Expired - Fee Related JP3024225B2 (ja) 1991-01-23 1991-01-23 液圧発生装置の異常検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3024225B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2952798B2 (ja) * 1993-04-14 1999-09-27 本田技研工業株式会社 流体圧システムおよび車両用流体圧ブレーキシステムにおける故障検出方法
JP3827250B2 (ja) * 1996-07-02 2006-09-27 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ液圧制御装置
JPH1035466A (ja) * 1996-07-23 1998-02-10 Toyota Motor Corp ブレーキ液圧制御装置
DE19807366A1 (de) * 1998-02-21 1999-08-26 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung einer Bremsanlage
DE19807367A1 (de) * 1998-02-21 1999-08-26 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Überprüfung einer Bremsanlage
JP3945058B2 (ja) 1998-12-17 2007-07-18 トヨタ自動車株式会社 車輌の制御装置
JP2002264787A (ja) 2001-03-07 2002-09-18 Bosch Braking Systems Co Ltd 電気式ブレーキ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04243655A (ja) 1992-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5882093A (en) Brake control system for an electrically operated vehicle
US6238016B1 (en) Device for controlling brake system of vehicle with checking of battery condition
JP3024225B2 (ja) 液圧発生装置の異常検出方法
US7092809B2 (en) Method and system for controlling braking equipment
JP4743961B2 (ja) 自動車用ブレーキ装置の制御装置と方法
JP2002104173A (ja) 車両の液圧ブレーキ装置
JP2007253930A (ja) 車両用電子制御装置および車両ブレーキ用電子制御装置
JPH0468178B2 (ja)
JPH08183470A (ja) 車両のパワーステアリング装置
JP2001088668A (ja) ブレーキ制御装置
JP2003231459A (ja) 車輌用制動力制御装置
JP2864745B2 (ja) ブレーキ操作量センサのフェール検出装置
JP2903552B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP4613520B2 (ja) 駐車補助制御装置、駐車補助制御システムおよび駐車補助プログラム
JP3134559B2 (ja) 車両制御装置
JP3522157B2 (ja) 車両の制動操作状態判定手段及び該制動操作状態判定手段を備えた前後制動力配分制御装置
JP2757862B2 (ja) ブレーキ制御方法
JP2979705B2 (ja) 制動力制御装置
JPH01269656A (ja) 自動車用故障判定装置を用いるアンチスキッド制御装置
JP3262068B2 (ja) 産業車両の走行速度制御装置
JPH07257336A (ja) 制動力制御装置
JP3003234B2 (ja) 電気制御式ブレーキ装置および電気・マニュアル2系統式ブレーキ装置
JPH05213178A (ja) 車両のアンチロックブレーキ装置
JP2789824B2 (ja) 液圧ブレーキ装置
JP2000127949A (ja) ブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees