JPH05116600A - 自動車の車体洗浄装置 - Google Patents

自動車の車体洗浄装置

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JPH05116600A
JPH05116600A JP3284695A JP28469591A JPH05116600A JP H05116600 A JPH05116600 A JP H05116600A JP 3284695 A JP3284695 A JP 3284695A JP 28469591 A JP28469591 A JP 28469591A JP H05116600 A JPH05116600 A JP H05116600A
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JP
Japan
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brush
frame
lower side
automobile
vehicle
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Pending
Application number
JP3284695A
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English (en)
Inventor
Shigeo Takeuchi
茂夫 竹内
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Takeuchi Iron Works Corp
Original Assignee
Takeuchi Iron Works Corp
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Publication date
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Priority to JP3284695A priority Critical patent/JPH05116600A/ja
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前方上面が高い自動車と低い自動車を識別し
て別個の洗浄工程を行わせることにより、上面ブラシ装
置の部材と下部側面ブラシ装置の部材の干渉を避けなが
ら洗車時間を短縮する。 【構成】 フレーム1に設けた下側の光電スイッチK1
がONしたときに、上側の光電スイッチK2 がONする
か否かにより、前方上面が低い自動車と高い自動車を識
別する。自動車の前方上面が低い場合にはフレーム1を
一旦復行させて上面ブラシ7を下限位置に下降させてか
ら再往行させ、ボンネットの前端を充分に洗浄する。続
いて上面ブラシ7を下部側面ブラシ53と干渉しないよ
うに上昇させた後、下部側面ブラシ53を自動車Vの側
面に沿わせて洗浄する。一方、自動車の前方上面が高い
場合には前記フレーム1の復行を行うことなくフレーム
1の往行により洗浄を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体洗浄装置に
関し、特に、フレームに支持した支持腕の先端に上面ブ
ラシを備えるとともに、フレームに支持した開閉腕の先
端に下部側面ブラシを備えた自動車の車体洗浄装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレームに上面ブラシと下部側面
ブラシを設けた自動車の車体洗浄装置において、上面ブ
ラシの支持腕と下部側面ブラシの開閉腕が相互に干渉す
ることを防止して自動車の高さの低い前方上面を洗浄で
きるようにしたものは公知である(特開平1−1905
66号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
自動車の車体洗浄装置は、前方上面が高い自動車と前方
上面が低い自動車について同一の洗浄工程を行っている
ので、自動車の前方上面が高くて上面ブラシの支持腕と
下部側面ブラシの開閉腕が相互に干渉する可能性が無い
場合であっても、余分な洗浄工程を行うために洗浄時間
が長くなる問題があった。
【0004】本発明は、前述の事情に鑑みてなされたも
ので、前方上面が低い自動車に対して上面ブラシを有効
に作用させることが可能でありながら、前方上面が高い
自動車の洗浄時間を短縮し得る自動車の車体洗浄装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、フレームに支持された支持腕と、この支
持腕の先端に設けられた上面ブラシと、前記フレームに
支持された開閉腕と、この開閉腕の先端に設けられた下
部側面ブラシとを備え、前記フレームと自動車との相対
移動により該自動車の車体を洗浄する自動車の車体洗浄
装置において、自動車の前端形状を検出する前端形状検
出手段と、この前端形状検出手段の検知に基づいて、前
記下部側面ブラシの開閉と、前記上面ブラシの昇降と、
前記フレームと自動車の相対運動とを制御する制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による自動車の
車体洗浄方装置の実施例について説明する。
【0007】図1〜図7は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は本装置の正面図、図2は同側面図、図3は
下部側面ブラシの平面図、図4はフローチャート、図5
〜図7は作用説明図である。
【0008】図1および図2に示すように、門型走行フ
レーム1の両側部中央には左右一対の支持軸2,2が回
転自在に支持され、この支持軸2,2にはスプロケット
3,3を固着した一対の支持腕4,4が回転自在に支承
される。各支持腕4,4の先端には、一対の揺動腕5,
5の中間部に固着された揺動軸6,6が回転自在に支承
され、該揺動腕5,5の先端には上面ブラシ7が固着さ
れたブラシ支持軸8の両端が回転自在に支持される。
【0009】一方の揺動腕5の上端にはバランスウエイ
ト9が固着され、他方の揺動腕5の上端にはバランスウ
エイトを兼ねる減速機付モータ10が固着される。そし
て、この減速機付モータ10の出力軸に固着したスプロ
ケット11と前記ブラシ支持軸8に固着したスプロケッ
ト12をチェン13で連結することにより、上面ブラシ
7が回転駆動される。
【0010】上記揺動軸6,6の外端に固着されたスプ
ロケット14,14と、支持軸2,2の中間に固着され
た同歯数のスプロケット15,15はチェン16,16
によって連結され、一方の支持軸2の外端に固着したシ
リンダアーム17には門型走行フレーム1に一端が枢支
されたシリンダ19の他端が連結される。したがって、
図2に示すように、このシリンダ19を伸長させること
により、シリンダアーム17を介して支持軸2が回動
し、更にこの支持軸2の回転はチェン16を介して揺動
軸6に伝達され、揺動腕5が上面ブラシ7を上方へ移動
させるように回動する。また、シリンダ19を不作動に
すると、上面ブラシ7は自重によって下方へと揺動す
る。このとき、前記支持軸2のシリンダアーム17の反
対側に固着したストッパアーム18が門型走行フレーム
1に設けられたストッパ20,21に当接することによ
り、揺動腕5の上下の揺動範囲を制限している。
【0011】また、他方の支持軸2には、磁石22を有
する取付板23が固着され、門型走行フレーム1に設け
たリードスイッチ24によって上面ブラシ7が上限位置
に達したことを検出する。更に、この支持軸2の外端は
揺動腕5の回転角度を検出するロータリエンコーダ25
に接続され、このロータリエンコーダ25と上記リード
スイッチ24で揺動角度検知装置を構成し、揺動腕5,
5の上限位置からの回転角度を検知する。
【0012】門型走行フレーム1の上部に回転自在に支
承された同調軸26の両端部にはスプロケット27,2
7が固着され、これ等のスプロケット27,27は無端
チェン28,28を介して支持腕4,4と一体のスプロ
ケット3,3に連結される。また、前記同調軸26の一
端に固着されたスプロケット29は、門型走行フレーム
1に設けられた自己制動するウォーム減速機付モータ3
2のスプロケット30にチェン31を介して連結され
る。したがって、減速機付モータ32を駆動することに
よって同調軸26が回転し、この同調軸26に接続され
た一対の支持腕4,4は互いに同期して回動する。この
とき、同調軸26の外端に固着された取付板34の磁石
33と、門型走行フレーム1に配置された3個のリード
スイッチ35A,35B,35Cの作用により、図2に
おける揺動軸6の下限位置6a、中間位置6b、上限位
置6cが検出される。
【0013】門型走行フレーム1には一対の投光器10
5Aと受光器105Bより成る光電スイッチK1 と、一
対の投光器106Aと受光器106Bより成る光電スイ
ッチK2 が設けられる。光電スイッチK1 は比較的に低
い位置に設けられ、自動車Vの前方上面の高さの高低に
関わらず全ての自動車Vの前端を検知する。一方、光電
スイッチK2 は前記光電スイッチK1 に対して斜め上方
に設けられ、前方上面が高い自動車Vと前方上面が低い
自動車Vを識別する。すなわち、光電スイッチK1 が自
動車Vの前端を検知してONしたとき、光電スイッチK
2 が自動車Vの前端によりONすれば前方上面が高い自
動車Vであると判断され、また光電スイッチK1 が自動
車Vの前端を検知してONしたとき、光電スイッチK2
が自動車Vの前端によりONしなければ前方上面が低い
自動車Vであると判断される(図5参照)。
【0014】図2および図3に示すように、門型走行フ
レーム1の両側部には左右一対をなす下部側面ブラシ装
置がそれぞれ設けられる。これ等一対の下部側面ブラシ
装置は同一の構造を有しているので、その一方について
のみ説明する。
【0015】門型走行フレーム1の側部に回転自在に支
承された縦軸51には開閉腕52が固着され、この開閉
腕52の先端には下部側面ブラシ53が固着された下部
側面ブラシ支持軸54が回転自在に支承される。開閉腕
52の上部には減速機付モータ55が固着され、この減
速機付モータ55の出力軸に固着されたスプロケット5
6と、ブラシ支持軸54に固着されたスプロケット57
とをチェン58を介して連結することにより、下部側面
ブラシ53が回転駆動される。前記縦軸51にはシリン
ダアーム59とスプリングアーム60が固着される。シ
リンダアーム59と門型走行フレーム1はシリンダ61
により連結され、またスプリングアーム60と門型走行
フレーム1はスプリング62により連結される。
【0016】従って、シリンダ61を作動させると下部
側面ブラシ53は図3の二点鎖線で示す後退位置53a
へ離間移動する。また、シリンダ61が不作動になると
下部側面ブラシ53はスプリング62の弾発力によって
実線で示す前進位置53bへ相互に接近し、自動車Vの
下部側面に沿う位置に移動する。
【0017】前述の上面ブラシ装置と下部側面ブラシ装
置との位置関係は、上面ブラシ7の揺動軸6が中間位置
6bより上方にある時は下部側面ブラシ53が接近移動
しても下部側面ブラシ装置の部材と上面ブラシ装置の部
材どうしが干渉することはなく、また下部側面ブラシ装
置の下部側面ブラシ53が後退位置53a位置にある時
は揺動軸6が下限位置6aに下降しても前記両装置の部
材が衝突することがないように構成される。
【0018】門型走行フレーム1の後部にはサイドブラ
シ装置が設けられる。このサイドブラシ装置は、軸70
で揺動可能に門型走行フレーム1に支持された案内レー
ル71上を接近離間移動可能な一対の台車72,72を
有しており、この台車72,72には減速機付モータ7
3,73によって駆動されるサイドブラシ40,40が
回転自在に支持される。
【0019】上述の門型走行フレーム1は、更に一対の
側面乾燥ノズル41,41と上面乾燥ノズル42を備
え、走行駆動装置36,36により回転する駆動輪3
7,37と遊輪38,38により走行レール39,39
上を往復走行する。一方の走行駆動装置36にはロータ
リエンコーダ104が接続され、そのロータリエンコー
ダ104が出力するパルスをカウントすることにより、
門型走行フレーム1の走行位置が検出される。
【0020】門型走行フレーム1にはマイクロコンピュ
ータを備えた洗車機制御手段Cが設けられる。洗車機制
御手段Cは、前記リードスイッチ24、ロータリエンコ
ーダ25、リードスイッチ35A,35B,35C、ロ
ータリエンコーダ104、光電スイッチK1 ,K2 等の
各種の検出手段からの信号を所定のプログラムに基づい
て演算処理し、前記減速機付モータ10、シリンダ1
9、減速機付モータ32、走行駆動装置36,36、減
速機付モータ55,55、シリンダ61,61、減速機
付モータ73,73等の駆動を制御する。
【0021】次に、前述の構成を備えた本発明の第1実
施例の第1の作用を、図4のフローチャートおよび図5
〜図7の作用説明図に基づいて説明する。
【0022】図5において、門型走行フレーム1を走行
レール39,39の左端のスタート位置に停止させ、上
面ブラシ7の揺動軸6を中間位置6bとし、上面ブラシ
7を左方上限位置とし、下部側面ブラシ53,53とサ
イドブラシ40,40を外方に離間させた状態としてお
く。図示せぬスタートボタンを押すと、上面ブラシ7、
サイドブラシ40,40、および下部側面ブラシ53,
53が回転を始める。同時にシリンダ19が不作動にな
って上面ブラシ7が重力で垂下するとともに、シリンダ
61,61が不作動になって下部側面ブラシ53,53
が相互に接近する方向に移動し、さらにサイドブラシ4
0,40が内限位置に向けて駆動されて門型走行フレー
ム1が往行を開始する(ステップS1)。これにより、
下部側面ブラシ53,53が自動車Vの前部の側面形状
に沿ってブラシング洗浄するが、上面ブラシ7の揺動軸
6が中間位置6bにあるため、上面ブラシ装置と下部側
面ブラシ装置の部材どうしが干渉することはない。
【0023】門型走行フレーム1の往行により下側の光
電スイッチK1 が自動車Vの前端を検知してONしたと
き、上側の光電スイッチK2 が自動車Vを検知せずにO
FFのままであれば、前方上面すなわちボンネット部分
が低い自動車Vであると判断し、それを洗車機制御手段
に記憶する(ステップS2〜ステップS4)。
【0024】サイドブラシ40,40が図5の40A,
40Aの位置に達し、自動車Vの前端に当接して軸70
まわりに揺動したことを図示せぬスイッチが検知すると
(ステップS5)、上面ブラシ7の回転を停止してシリ
ンダ19で上昇させるとともに、下部側面ブラシ53,
53の回転を停止してシリンダ61,61で離間させた
後、サイドブラシ40,40が40B,40Bの位置と
なるように門型走行フレーム1を50mm〜100mm
だけ復行して停止する。この状態からサイドブラシ4
0,40を逆回転させて外限位置に向けて離間させ、自
動車Vの前端を洗浄する(ステップS6)。
【0025】サイドブラシ40,40が外限位置に達し
たことを図示せぬスイッチが検知すると該サイドブラシ
40,40の回転を停止し(ステップS7)、続いて前
記ステップS4で前方上面が低い自動車Vを記憶したか
否かを判断する(ステップS8)。前記ステップS8で
前方上面が低い自動車Vの記憶があれば、門型走行フレ
ーム1を復行させる(ステップS9)。このとき、ロー
タリエンコーダ104が出力するパルスを加算し、所定
のパルス数PTに対応する距離だけ復行した時に門型走
行フレーム1を図6の1A位置に停止し(ステップS1
0)、上面ブラシ7を回転させて揺動軸6を中間位置6
bから下限位置6aに下降させるとともに、シリンダ1
9を不作動にして上面ブラシ7を重力で垂下させる(ス
テップS11)。前記パルス数PTは、前記門型走行フ
レーム1の停止位置1Aにおいて上面ブラシ7が自動車
Vの前端を洗浄できるように設定される。
【0026】続いて門型走行フレーム1を再往行させな
がら自動車Vの洗浄を行う(ステップS12)。すなわ
ち、門型走行フレーム1の再往行により上面ブラシ7が
自動車Vの先端に当接し、揺動腕5,5が所定角度揺動
したことを揺動角度検知装置が検知すると揺動軸6を下
限位置6aから中間位置6bへ反時計方向へ回動させ
る。揺動軸6が下限位置6aにあった間に、上面ブラシ
7は前方上面が低い自動車Vのボンネット面を充分に洗
浄することができる。そして、揺動軸6が中間位置6b
に上昇したことをリードスイッチ35Bが検知すると、
下部側面ブラシ53,53を回転させるとともに内方へ
接近移動させて自動車Vの下部側面の形状に沿ってブラ
シング洗浄させる。このように、上面ブラシ7の揺動軸
6を中間位置6bに上昇させた後に下部側面ブラシ5
3,53を接近移動させているので、上面ブラシ装置の
部材と下部側面ブラシ装置の部材が干渉することが防止
される。而して、揺動軸6が中間位置6bに上昇した後
は、上面ブラシ7と下部側面ブラシ53,53によって
ブラシング洗浄が行われる。
【0027】この再往行のとき、門型走行フレーム1が
最初の往行距離を越えると、前記両ブラシ7,53,5
3に加えて、更にサイドブラシ40,40を逆回転させ
るとともに内方へ接近移動させて自動車Vの側面に沿わ
せてブラシング洗浄させる。サイドブラシ40,40が
自動車Vの後端を離れて内限に達したら再往行を停止
し、サイドブラシ40,40と下部側面ブラシ53,5
3を外方へ離間移動させ、上面ブラシ7の揺動軸6を上
限位置6cへ上昇させて各ブラシ40,40,53,5
3,7の回転を停止する。往行による自動車Vのブラシ
ング洗浄が終了すると、門型走行フレーム1を復行させ
ながら乾燥工程を行い、洗車を終了する。
【0028】一方、前記ステップS8で前方上面が低い
自動車Vの記憶がなければ、図7に示すように、その位
置において揺動軸6を下限位置6aに下降させるととも
に、シリンダ19を不作動にして上面ブラシを重力で垂
下させる(ステップS13)。続いて門型走行フレーム
1を再往行させ、前記ステップS12と同じ作用を行う
(ステップS14)。ただし、この場合の下部側面ブラ
シ53,53の接近移動は、上面ブラシ7の揺動腕5,
5が下部側面ブラシ53,53の開閉腕52,52と干
渉しない位置まで上昇したことが揺動角度検知装置で検
知されてから行われる。
【0029】上述のように、自動車Vの前方上面が高い
場合に門型走行フレーム1を大きく復行させる必要がな
くなるため、その洗浄時間を短縮することができる。
【0030】次に、前述の本発明の第1実施例の第2の
作用を図4のフローチャートに基づいて説明する。尚、
この第2の作用では、フローチャートのステップS4,
S8による前方上面が低い自動車Vの記憶は省略され
る。
【0031】門型走行フレーム1を走行レール39,3
9の左端のスタート位置に停止させ、上面ブラシ7の揺
動軸6を中間位置6bとし、上面ブラシ7を左方上限位
置とし、下部側面ブラシ53,53とサイドブラシ4
0,40を外方に離間させた状態としておく。図示せぬ
スタートボタンを押すと、上面ブラシ7とサイドブラシ
40,40が回転を始める。同時に揺動軸6が中間位置
6bから下限位置6aに下降するとともにシリンダ19
が不作動になって上面ブラシ7が重力で垂下し、さらに
サイドブラシ40,40が内限位置に向けて接近した
後、門型走行フレーム1が往行を開始する(ステップS
1)。
【0032】続くステップS2,S3で下側および上側
の光電スイッチK1,K2 が前方上面が低い自動車Vを
検知した場合(ステップS3でNOの場合)には、上面
ブラシ7が自動車Vの前端に当接して揺動腕5,5が所
定角度に揺動したことを揺動角度検知装置が検知した時
点で、揺動軸6を下限位置6aから中間位置6bに上昇
させる。その間、上面ブラシ7により自動車Vの低い前
方上面を充分に洗浄することができる。サイドブラシ4
0,40が自動車Vの前端に当接して軸70まわりに揺
動したことを図示せぬスイッチが検知すると(ステップ
S5)、上面ブラシ7が回転を停止してシリンダ19で
上昇するとともに、サイドブラシ40,40と自動車V
の前端の面圧が適切な大きさになるように門型走行フレ
ーム1を50mm〜100mmだけ復行して停止させ
る。この状態からサイドブラシ40,40を逆回転させ
て外限位置に向けて離間させ、自動車Vの前端を洗浄す
る(ステップS6)。
【0033】サイドブラシ40,40が外限位置に達し
たことを図示せぬスイッチが検知すると該サイドブラシ
40,40の回転を停止し(ステップS7)、門型走行
フレーム1を復行させる(ステップS9)。門型走行フ
レーム1が所定のパルス数PRに対応する距離だけ復行
し、下部側面ブラシ53,53が自動車Vの前端を洗浄
できる位置に達すると復行を停止し(ステップS1
0)、シリンダ19を不作動にして上面ブラシ7を重力
で垂下するとともに、下部側面ブラシ53,53を回転
して内方へ接近移動させて自動車Vの側面に沿わせる
(ステップS11)。このとき上面ブラシ7の揺動軸6
は中間位置6bにあるため、上面ブラシ装置の部材と下
部側面ブラシ装置の部材が干渉することはない。
【0034】続いて門型走行フレーム1を往行させ、前
記パルス数PRに対応する距離だけ往行したらサイドブ
ラシ40,40を回転させて内方に接近移動させ、自動
車Vの側面に沿わせる。サイドブラシ40,40が自動
車Vの側面および後端の洗浄を終えて内限に達したら門
型走行フレーム1の往行を停止し、サイドブラシ40,
40と下部側面ブラシ53,53を外方へ離間移動さ
せ、上面ブラシ7の揺動軸6を上限位置6cへ上昇させ
て各ブラシ40,40,53,53,7の回転を停止す
る。往行による自動車Vのブラシング洗浄が終了する
と、門型走行フレーム1を復行させながら乾燥工程を行
い、洗車を終了する(ステップS12)。る。
【0035】一方、門型走行フレーム1の往行により、
ステップS2,S3で下側および上側の光電スイッチK
1 ,K2 が前方上面が高い自動車Vを検知した場合(ス
テップS3でYESの場合には)、その時点で揺動軸6
を下限位置6aから中間位置6bに上昇させ、下部側面
ブラシ53,53を回転してシリンダ61,61を不作
動にし、該下部側面ブラシ53,53を自動車Vの側面
に沿わせる。以下前述の第1の作用と同様にステップS
5,S6,S7,S13,S14を行って洗車を終了す
る。この場合にも、前方上面が低い自動車Vの場合に門
型走行フレーム1を大きく復行させる必要がなくなるた
め、その洗浄時間を短縮することができる。
【0036】図8は前端形状検出手段の第2実施例を示
すものである。
【0037】この第2実施例は、下側の光電スイッチK
1 と上側の光電スイッチK2 が上下方向に整列して設け
られた点に特徴を有している。図9のフローチャートに
おいて、ステップS15で門型走行フレーム1を往行さ
せて洗車を開始し、続くステップS16で下側の光電ス
イッチK1 がONすると、ステップS17でロータリエ
ンコーダ104が出力するパルスの加算を開始する。そ
して、ステップS18でパルス数が所定値Aになった
時、ステップS19で上側の光電スイッチK2 がONし
ていなければ前方上面が低い自動車Vであると判断し、
ステップS20で前方上面が低い自動車Vであることを
記憶してからステップS5に移行する。また上側の光電
スイッチK2 がONしていれば、前方上面が高い自動車
Vであると判断してステップS5に移行する。以下、前
記図4のフローチャートのステップS5以降と同じ作用
を行う。
【0038】図10は前端形状検出手段の第3実施例を
示すものである。
【0039】この第3実施例は、上下のスプロケットと
チェンから成る昇降手段107により1個の光電スイッ
チK1 が上下動し、その光電スイッチK1 の高さをチェ
ンに設けたドグ106と門型走行フレーム1に設けた上
下一対のセンサ108,109で検出するように構成さ
れる。すなわち、ドグ106が上側のセンサ108に対
向するとき、光電スイッチK1 は第1実施例の下側の光
電スイッチK1 と同じ高さにあり、ドグ106が下側の
センサ109に対向するとき、光電スイッチK 1 は第1
実施例の上側の光電スイッチK2 と同じ高さにある。
【0040】図9のフローチャートにおいて、光電スイ
ッチK1 をセンサ108が作動する低い位置としてステ
ップS15で洗車を開始し、ステップS16で光電スイ
ッチK1 がONすると、ステップS17で昇降手段10
7により前記光電スイッチK 1 をセンサ109が作動す
る高さまで上昇させるとともに、ロータリエンコーダ1
04が出力するパルスの加算を開始する。そして、ステ
ップS18でパルス数が所定値Aになった時、ステップ
S19で光電スイッチK1 がONしていなければ前方上
面が低い自動車Vであると判断してステップS5に移行
し、また光電スイッチK1がONしていれば前方上面が
高い自動車Vであると判断し、ステップS20で前方上
面が低い自動車Vであることを記憶してからステップS
5に移行する。以下、前記図4のフローチャートのステ
ップS5以降と同じ作用を行う。
【0041】以上本発明の実施例を詳述したが、本発明
は前記実施例に限定されるものではなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0042】例えば、上面ブラシを昇降させる手段とし
て、特開平1−164654号公報に記載されているよ
うに、門型走行フレームに上下方向に設けたガイドレー
ルに沿って上面ブラシを支承する揺動腕を昇降自在に支
持しても良い。この場合、前記揺動腕は必ずしも揺動自
在である必要はなく、揺動不能であっても良い。
【0043】また、特開平3−157249号公報に記
載されているように、上面ブラシの揺動腕を支持する揺
動軸を門型走行フレームに昇降不能に固定しても良い。
この場合、上面ブラシの下限位置に変更は、特願平2−
140721号に開示したように、揺動軸を回転させる
シリンダのロック位置を任意に設定し得る油圧回路によ
って行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、前端形状
検出手段で前方上面が高い自動車と低い自動車を識別
し、その結果に基づいて下部側面ブラシの開閉、上面ブ
ラシの昇降、フレームと自動車の相対移動を効率的に制
御することができるので、下部側面ブラシの部材と上面
ブラシの部材の干渉を避けながら自動車の前方上面の形
状に応じた無駄のない洗浄を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車体洗浄装置の正面図
【図2】同じく車体洗浄装置の側面図
【図3】下部側面ブラシの平面図
【図4】第1実施例のフローチャート
【図5】作用説明図
【図6】作用説明図
【図7】作用説明図
【図8】第2実施例の前端形状検出手段を示す図
【図9】第2実施例のフローチャート
【図10】第3実施例の前端形状検出手段を示す図
【符号の説明】
1 門型走行フレーム(フレーム) 5 支持腕 7 上面ブラシ 52 開閉腕 53 下部側面ブラシ K1 光電スイッチ(前端形状検出手段) K2 光電スイッチ(前端形状検出手段) C 洗車機制御手段(制御手段) V 自動車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに支持された支持腕と、この支
    持腕の先端に設けられた上面ブラシと、前記フレームに
    支持された開閉腕と、この開閉腕の先端に設けられた下
    部側面ブラシとを備え、前記フレームと自動車との相対
    移動により該自動車の車体を洗浄する自動車の車体洗浄
    装置において、 自動車の前端形状を検出する前端形状検出手段と、この
    前端形状検出手段の検知に基づいて、前記下部側面ブラ
    シの開閉と、前記上面ブラシの昇降と、前記フレームと
    自動車の相対運動とを制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする、自動車の車体洗浄装置。
JP3284695A 1991-10-30 1991-10-30 自動車の車体洗浄装置 Pending JPH05116600A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021054339A (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 エムケー精工株式会社 車両処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021054339A (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 エムケー精工株式会社 車両処理装置

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