JPH05115730A - 粉体移送プロセス装置の流量制御装置 - Google Patents
粉体移送プロセス装置の流量制御装置Info
- Publication number
- JPH05115730A JPH05115730A JP27998291A JP27998291A JPH05115730A JP H05115730 A JPH05115730 A JP H05115730A JP 27998291 A JP27998291 A JP 27998291A JP 27998291 A JP27998291 A JP 27998291A JP H05115730 A JPH05115730 A JP H05115730A
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- JP
- Japan
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- gas filter
- gas
- flow rate
- pressure
- reactor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスフィルターのろ布を通過するガスの速度
を、許容範囲内に抑えて、破損を防ぐ。 【構成】 流量調節弁3を開くと、リアクター1内のガ
スが配管6を通ってガスフィルター2に入り、更に配管
7を通って排出される。ガスフィルター2の圧力は圧力
計8で検出され、増幅器9、流量計5及び流量調節計4
が共働して、圧力が小さいときに弁3の開度を絞り、圧
力が大きいときには弁3の開度を大きくする。
を、許容範囲内に抑えて、破損を防ぐ。 【構成】 流量調節弁3を開くと、リアクター1内のガ
スが配管6を通ってガスフィルター2に入り、更に配管
7を通って排出される。ガスフィルター2の圧力は圧力
計8で検出され、増幅器9、流量計5及び流量調節計4
が共働して、圧力が小さいときに弁3の開度を絞り、圧
力が大きいときには弁3の開度を大きくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体移送プロセス装置
の流量制御装置に関し、ガス抜き時の装置の破損を防止
するようにしたものである。
の流量制御装置に関し、ガス抜き時の装置の破損を防止
するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の粉体移送プロセス装置を、図2を
基に説明する。リアクター1には粉体またはミストがガ
スとともに充填されている。ガスフィルター2は、リア
クター1からガスを抜き出すときに、ガスと同伴して搬
送される粉体またはミストを除去するものである。リア
クター1とガスフィルター2は配管6により連結され、
配管6には流量調節弁3及び流量計5が備えられてい
る。流量計5で検出した信号は流量調節弁4に送られ
る。ガスフィルター2を通過してきたガスは配管7を通
して排出されるようになっている。
基に説明する。リアクター1には粉体またはミストがガ
スとともに充填されている。ガスフィルター2は、リア
クター1からガスを抜き出すときに、ガスと同伴して搬
送される粉体またはミストを除去するものである。リア
クター1とガスフィルター2は配管6により連結され、
配管6には流量調節弁3及び流量計5が備えられてい
る。流量計5で検出した信号は流量調節弁4に送られ
る。ガスフィルター2を通過してきたガスは配管7を通
して排出されるようになっている。
【0003】リアクター1からガスを抜くときには、流
量調節計4は、流量計5で検出した流量を基に、ガスフ
ィルター2に流入するガス流量が一定となるように、流
量調節弁3の開度を調整していた。
量調節計4は、流量計5で検出した流量を基に、ガスフ
ィルター2に流入するガス流量が一定となるように、流
量調節弁3の開度を調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
では、ガスフィルター2への流入流量を一定に保つだけ
であるため、ガスフィルターの圧力が大きく変動する場
合には、ガスフィルター2内のろ布の許容通過速度を越
えてしまい、ろ布の破損を招く恐れがあるという問題点
があった。
では、ガスフィルター2への流入流量を一定に保つだけ
であるため、ガスフィルターの圧力が大きく変動する場
合には、ガスフィルター2内のろ布の許容通過速度を越
えてしまい、ろ布の破損を招く恐れがあるという問題点
があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためのも
のであって、その目的とするところは、ガスフィルター
圧力を検出する圧力計と、同圧力計の出力信号を入力と
しガスフィルターろ布の通過速度が許容範囲内であるよ
うなガスフィルター流量を出力する増幅器を設け、前記
増幅器の出力信号を設定量として、ガスフィルターの入
り口流路に設けられた流量計の検出信号を制御量とし、
リアクターとガスフィルターと流路に設けられた流量調
節弁の開度を操作量とする流量調節計を具備する事によ
り、ガスフィルターろ布通過速度を許容範囲内に抑え安
定した運転が実現できる粉体移送プロセス装置の流量制
御装置を提供する事にある。
のであって、その目的とするところは、ガスフィルター
圧力を検出する圧力計と、同圧力計の出力信号を入力と
しガスフィルターろ布の通過速度が許容範囲内であるよ
うなガスフィルター流量を出力する増幅器を設け、前記
増幅器の出力信号を設定量として、ガスフィルターの入
り口流路に設けられた流量計の検出信号を制御量とし、
リアクターとガスフィルターと流路に設けられた流量調
節弁の開度を操作量とする流量調節計を具備する事によ
り、ガスフィルターろ布通過速度を許容範囲内に抑え安
定した運転が実現できる粉体移送プロセス装置の流量制
御装置を提供する事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、バルブ開閉によるバッチ処理で移送された粉体ま
たはミストがガスとともに充填されているリアクター
と、上記リアクターからガス抜き出し時にガスに同伴し
て搬送される粉体またはミストを除去するガスフィルタ
ーを備えた粉体移送プロセス装置において、ガスフィル
ター圧力を検出する圧力計と、同圧力計の出力信号を入
力としガスフィルターのろ布通過速度を所定値に保つよ
うなガスフィルター流量を出力信号とする増幅器を設
け、ガスフィルターの入り口流路に設けられた流量計
と、同流量計の検出信号を制御量とし前記増幅器の出力
信号を設定量として、リアクターとガスフィルターと流
路に設けられた流量調節弁の開度を操作量とする流量調
節計を具備してなることを特徴とする。
明は、バルブ開閉によるバッチ処理で移送された粉体ま
たはミストがガスとともに充填されているリアクター
と、上記リアクターからガス抜き出し時にガスに同伴し
て搬送される粉体またはミストを除去するガスフィルタ
ーを備えた粉体移送プロセス装置において、ガスフィル
ター圧力を検出する圧力計と、同圧力計の出力信号を入
力としガスフィルターのろ布通過速度を所定値に保つよ
うなガスフィルター流量を出力信号とする増幅器を設
け、ガスフィルターの入り口流路に設けられた流量計
と、同流量計の検出信号を制御量とし前記増幅器の出力
信号を設定量として、リアクターとガスフィルターと流
路に設けられた流量調節弁の開度を操作量とする流量調
節計を具備してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。すなわち、ガスフィルターに付設された圧力
計の出力信号に応じて増幅器にてガスフィルターろ布通
過速度を越えないような適正なガスフィルター流入流量
が求まる。前記増幅器で算出されたガスフィルター流量
を設定量として、ガスフィルターの入り口流路に設けら
れた流量計で検出した出力信号を制御量とし、リアクタ
ーとガスフィルターと流路に設けられた流量調節弁の開
度を操作する。ガスフィルター圧力変動に伴って、ガス
フィルターろ布許容通過速度以内に抑えるべくガスフィ
ルター流量調節計の設定量が変化するため、リアクター
からの過剰な流入流量によるガスフィルターろ布の破損
を生じるという事態を起こさない。
を有する。すなわち、ガスフィルターに付設された圧力
計の出力信号に応じて増幅器にてガスフィルターろ布通
過速度を越えないような適正なガスフィルター流入流量
が求まる。前記増幅器で算出されたガスフィルター流量
を設定量として、ガスフィルターの入り口流路に設けら
れた流量計で検出した出力信号を制御量とし、リアクタ
ーとガスフィルターと流路に設けられた流量調節弁の開
度を操作する。ガスフィルター圧力変動に伴って、ガス
フィルターろ布許容通過速度以内に抑えるべくガスフィ
ルター流量調節計の設定量が変化するため、リアクター
からの過剰な流入流量によるガスフィルターろ布の破損
を生じるという事態を起こさない。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。なお従来技術と同一部分には同一符号を付す。図1
に示すように本発明では、従来装置に、更にガスフィル
ター2の圧力を検出する圧力計8と、増幅器9を備えて
いる。増幅器9は、圧力計8の出力信号が入力される
と、ガスフィルターろ布通過速度が一定となるような流
入流量を算出し、この演算結果が流量調節計4に設定値
として与えられる。流量調節計4は、流量計5で検出し
た流量値が、増幅器9で演算した値に等しくなるよう
に、流量調節弁3の開度を調節する。
る。なお従来技術と同一部分には同一符号を付す。図1
に示すように本発明では、従来装置に、更にガスフィル
ター2の圧力を検出する圧力計8と、増幅器9を備えて
いる。増幅器9は、圧力計8の出力信号が入力される
と、ガスフィルターろ布通過速度が一定となるような流
入流量を算出し、この演算結果が流量調節計4に設定値
として与えられる。流量調節計4は、流量計5で検出し
た流量値が、増幅器9で演算した値に等しくなるよう
に、流量調節弁3の開度を調節する。
【0009】ガスフィルター2の圧力とガスフィルター
2への流入流量の関係は次式で示される。 F=a・PA・v =k・P …(1) 但し F:流量(質量流量) P:ガスフィルター圧力 A:ガスフィルター断面積 v:ガスフィルターろ布通過速度 a:定数 k:定数:a・A・v
2への流入流量の関係は次式で示される。 F=a・PA・v =k・P …(1) 但し F:流量(質量流量) P:ガスフィルター圧力 A:ガスフィルター断面積 v:ガスフィルターろ布通過速度 a:定数 k:定数:a・A・v
【0010】上記に示すように、ガスフィルター2の仕
様から決まっているろ布通過許容速度vとガスフィルタ
ー断面積Aが与えられると、ガスフィルター流入流量F
は圧力Pに比例して求められる。これにより圧力計8か
らの出力信号であるガスフィルター圧力が時々刻々と変
動するに伴って、ガスフィルター流入流量設定量も時間
的に変化させることができる。
様から決まっているろ布通過許容速度vとガスフィルタ
ー断面積Aが与えられると、ガスフィルター流入流量F
は圧力Pに比例して求められる。これにより圧力計8か
らの出力信号であるガスフィルター圧力が時々刻々と変
動するに伴って、ガスフィルター流入流量設定量も時間
的に変化させることができる。
【0011】例えばガスフィルター2の圧力が低い場
合、流量設定量が小さくなり流量調節計4からの指令値
は、流量調節弁3の開度を絞る方向に働きガスフィルタ
ー2に流入する流量を抑える。一方、圧力が高くなれば
流量設定値は大きくなるため、流量調節計4からの指令
値は流量調節弁3の開度を開く方向に働きガスフィルタ
ー2の流入流量は増加する。いずれの場合も、ろ布通過
速度はガスフィルターろ布許容範囲内に抑えられること
が保障されている。
合、流量設定量が小さくなり流量調節計4からの指令値
は、流量調節弁3の開度を絞る方向に働きガスフィルタ
ー2に流入する流量を抑える。一方、圧力が高くなれば
流量設定値は大きくなるため、流量調節計4からの指令
値は流量調節弁3の開度を開く方向に働きガスフィルタ
ー2の流入流量は増加する。いずれの場合も、ろ布通過
速度はガスフィルターろ布許容範囲内に抑えられること
が保障されている。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明の流量制御装置を
適用することにより、ガスフィルターの圧力変動に応じ
てガスフィルター流量制御設定値を変化することで、ガ
スフィルターろ布通過速度を許容範囲内に抑えることが
可能となり、ガスフィルターの破損を招く恐れがあると
いう問題点が解決できた。
適用することにより、ガスフィルターの圧力変動に応じ
てガスフィルター流量制御設定値を変化することで、ガ
スフィルターろ布通過速度を許容範囲内に抑えることが
可能となり、ガスフィルターの破損を招く恐れがあると
いう問題点が解決できた。
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】従来技術を示す構成図である。
1 リアクター 2 ガスフィルター 3 流量調節弁 4 流量調節計 5 流量計 6 配管 7 ガスフィルター配管 8 圧力計 9 増幅器
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブ開閉によるバッチ処理で移送され
た粉体またはミストがガスとともに充填されているリア
クターと、上記リアクターからガスを抜き出す時にガス
に同伴して搬送される粉体またはミストを除去するガス
フィルターを備えた粉体移送プロセス装置において、 ガスフィルターの圧力を検出する圧力計と、同圧力計の
出力信号を入力としガスフィルターの通過体積流量を所
定値に保つような演算を行う演算器を設け、ガスフィル
ターの入り口流路に設けられた流量計と、同流量計の検
出信号を制御量とし前記演算器の出力信号を設定量とし
て、リアクターとガスフィルターとを結ぶ流路に設けら
れた流量調節弁の開度を操作量とする流量調節計を具備
してなることを特徴とする粉体移送プロセス装置の流量
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27998291A JPH05115730A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 粉体移送プロセス装置の流量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27998291A JPH05115730A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 粉体移送プロセス装置の流量制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05115730A true JPH05115730A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17618661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27998291A Withdrawn JPH05115730A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 粉体移送プロセス装置の流量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05115730A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109018746A (zh) * | 2018-08-23 | 2018-12-18 | 凯泰(滁州)流体控制有限公司 | 利用密闭缓冲罐实现高压容器内液体介质的低压、定量、间歇排放方法及系统 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP27998291A patent/JPH05115730A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109018746A (zh) * | 2018-08-23 | 2018-12-18 | 凯泰(滁州)流体控制有限公司 | 利用密闭缓冲罐实现高压容器内液体介质的低压、定量、间歇排放方法及系统 |
CN109018746B (zh) * | 2018-08-23 | 2019-07-12 | 凯泰(滁州)流体控制有限公司 | 利用缓冲罐实现高压容器内液体介质排放的方法及系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |