JPS6346107Y2 - - Google Patents

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JPS6346107Y2
JPS6346107Y2 JP3971383U JP3971383U JPS6346107Y2 JP S6346107 Y2 JPS6346107 Y2 JP S6346107Y2 JP 3971383 U JP3971383 U JP 3971383U JP 3971383 U JP3971383 U JP 3971383U JP S6346107 Y2 JPS6346107 Y2 JP S6346107Y2
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collection
collection container
condensable
pressure
container
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JP3971383U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、凝結性あるいは凝縮性物質の回収装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来の凝結性あるいは凝縮性物質の回収装置を
第1図により説明すると、1がバツフアタンク、
2が流量調整弁、3a,3bが回収容器、4が圧
力計で、一定流量G0の凝結性または凝縮性物質
がバツフアタンク1を通過し、流量調整弁2を経
て回収容器3a,3bに回収される。同流量調整
弁2は、バツフアタンク1内の圧力を一定圧力
P0に保つて、上流側の脈動などを打ち消す役目
をもつている。
同第1図の回収装置の回収特性を第2図に示し
た。(a)同第2図から明らかなように回収容器内の
圧力Pが一定(例えばP=Pa)のときには、回
収容器内の回収量Wが大きくなるに従つて回収速
度Gが小さくなる。(b)また回収容器の回収量が同
じときには、回収容器内の圧力Pが低いほど回収
速度Gが小さくなる。例えば回収容器内の回収量
WがW1で、Pa>Pb>Pcの場合、回収容器内の圧
力PがP=Paのときの回収速度をGa、回収容器
内の圧力PがP=Pbのときの回収速度をGb、回
収容器3a,3b内の圧力PがP=Pcのときの回
収速度をGcとすると、Ga>Gb>Gcになる。また
同第1図の回収装置の回収要領を第3図に示し
た。(c)まず回収期間の初期(a)に空の回収容器3a
を設置し、(d)次いで一定流量G0の凝結性あるい
は凝縮性物質を回収容器3aへ流入させる。同回
収容器3aの回収量がW0になるまでは、同回収
容器3aに流入する凝結性あるいは凝縮性物質の
流入速度G1がG0と等しくなる(このときのG1は、
第2図の初期G1である)。(e)回収容器3aの回収
量がW0になると、回収容器3a内の圧力がP0
なる。第2図では、バツフアタンク1内の圧力
P0がPaに設定されているから、回収容器3aの
回収量W1がW0よりも大きくなると、P1=P0(=
Pa)=一定の条件下では、回収容器3aの回収速
度G1が上記で説明した特性から、G0(=Ga)よ
りも小さくなる。(f)ここで回収装置の回収能力を
確保するために、新しい空の回収容器3bを設置
する。(g)そうすると、第2図に示すように回収容
器3a内の圧力P1がP0(=Pa)からPcまで急激に
低下する。このとき、回収容器3b内の圧力P1
は、回収容器3a内の圧力P1と等しくて、Pc
なり、また回収容器3aの回収速度G1と回収容
器3bの回収速度G2(回収容器3bの回収量W2
は零)との和がG0(=G1+G2)になる。(h)それ以
降、回収容器3a内の圧力P1がP0よりも低くな
るため、同回収容器3aの回収速度G1が能力の
限界(回収容器内の圧力PをP1=P0(=Pa)=一
定にしたとき)の回収速度Gaよりも小さくなる。
(考案が解決しようとする課題) 前記第1図に示す従来の回収装置では、前記(h)
の回収工程以降、回収容器3a内の圧力P1がP0
よりも低くなるため、同回収容器3aの回収速度
G1が能力の限界(回収容器内の圧力PをP1=P0
(=Pa)=一定にしたとき)の回収速度Gaよりも
小さくなり、第3図に示す回収容器3aの回収量
W1がW0からWmaxになるまでの時間t2と、第6
図に示す能力の限界でW0からWmaxになるまで
の時間t2とを比べると、前者の方が長くなるとい
う問題があつた。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであ
り、その目的とする処は、回収装置の信頼性を向
上できる。また回収容器の基数を減少できる改良
された凝結性あるいは凝縮性物質の回収装置を提
供しようとする点にある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の凝結性あ
るいは凝縮性物質の回収装置は、凝結性あるいは
凝縮性物質の供給ラインを分岐して、同分岐ライ
ンのそれぞれに回収容器を設け、同供給ラインに
同供給ラインの圧力を検出する圧力計を接続し、
同圧力計の検知信号に基づいて制御される流量調
整弁を上記各回収容器の入口部よりも上流側の分
岐ラインに設けている。
(作用) 本考案の凝結性あるいは凝縮性物質の回収装置
は前記のように構成されており、現に回収してい
る回収容器内の圧力がP0になつて、同回収容器
1基での回収が不可能になつたとき、2基目の回
収容器を回収に加えて、同各回収容器の重量を重
量計により検出し、そのとき得られた検出信号を
圧力計へ送つて、同圧力計内の制御装置により同
各回収容器のうち、最も軽い(回収量の少ない)
回収容器を判断し、そのとき得られた制御信号を
同回収容器の系統の流量調整弁へ送り、同流量調
整弁の開度を変えて、供給ラインの圧力をP0
一定に制御する一方、回収量の多い他の回収容器
の系統の流量調整弁を全開にして、同回収容器の
回収時間を短くする。
(実施例) 次に本考案の凝結性あるいは凝縮性物質の回収
装置を第4図に示す一実施例により説明すると、
11がバツフアタンクである。なおこのバツフア
タンク11は、配管容積が大きいか、脈動の変動
が許容されるか、脈動の変動がない場合には、省
略しても差し支えない。また13が上記バツフア
タンク11内の圧力(バツフアタンク11がない
場合には配管12内の圧力)を検出する圧力計で
ある。なお同圧力計13は後述の制御を行う制御
装置をもつている。また14a,14bが同圧力
計13からの検知信号に基づいて制御される流量
調整弁、15a,15bが同流量調整弁14a,
14bの下流側に設置した回収容器、16a,1
6bが同回収容器15a,15bに設けた重量計
で、上記回収容器15a,15bの回収量を同重
量計16a,16bにより検出し、そのとき得ら
れた検出信号を圧力計13へ送る。このとき、同
圧力計13内の制御装置は、各回収容器15a,
15bのうち、最も軽い(回収量の少ない)回収
容器を上記重量計16a,16bからの検出信号
により判断し、それが回収容器15bであれば、
同制御装置で得られた制御信号を流量調整弁14
bへ送り、同流量調整弁14bの開度を制御し
て、バツフアタンク11内の圧力を一定に保持す
るようになつている。なお回収量の最も少ない回
収容器を圧力計13側で検出して、同圧力計13
内の制御装置で上記の判断及び制御を行う場合に
は、重量計16a,16bが不要になる。
次に前記第4図に示す凝結性あるいは凝縮性物
質の回収装置の作用を具体的に説明する。同回収
装置の回収特性を第5図に示した。(a)一定流量
G0の凝結性あるいは凝縮性物質を回収容器15
aに流入させる。同回収容器15aの回収量が
W0になるまでは、同回収容器15aに流入する
凝結性あるいは凝縮性物質の流入速度G1は、G0
に等しくなる。(b)同回収容器15aの回収量が
W0になると、同回収容器15a内の圧力がP1(=
Pa)になる。また同回収容器15aの回収量W1
がW0よりも大きくなると、P1=Pa(=P0)=一定
の条件下では、同回収容器15aの回収速度G1
が回収装置の回収能力G0よりも小さくなる。(c)
そこで回収装置の回収能力G0を確保するために、
新しい空の回収容器15bを設置する(第4図参
照)。(d)ここで各回収容器15a,15bの回収
量を重量計16a,16bにより検出し、そのと
き得られた検出信号を圧力計13へ送る。(e)この
とき、同圧力計13内の制御装置は、各回収容器
15a,15bのうち、最も軽い(回収量の少な
い)回収容器(この場合には、2基目の回収容器
15b)を判断し、その結果得られた制御信号を
流量調整弁14bへ送り、同流量調整弁14bの
開度を変えて、バツフアタンク11内の圧力P0
を一定になるように制御する一方、流量調整弁1
4aを全開に保持する。(f)流量調整弁14aが全
開になつているため、そこでの圧力損失が少なく
て、回収容器15a内の圧力とバツフアタンク1
1内の圧力とが略一致しており、回収容器15a
内の圧力P1がPa(=P0)になる。そのため、回収
容器15a内の回収量W1がW0以上になつても、
回収容器15a内の圧力P1がPa(=P0)=一定に
保たれて、回収速度G1が能力の限界を維持する。
(g)このため、回収容器15aで回収量W1がW0
上になつたときの回収速度G1が第2図に示した
回収容器3aで回収量W1がW0以上になつたとき
の回収速度G1よりも大きくなる。(h)このように
回収容器15aで回収量W1がW0以上になつたと
きの回収速度G1が従来の回収装置よりも大きく
なるため、第6図に示す回収容器15aの回収量
がW0からWmaxに達するまでの時間t2と、第3
図に示す回収容器3aの回収量がW0からWmax
に達するまでの時間t2とを比べると、前者の方が
短くなる。(i)第6図に示すように回収容器15a
の回収量W1がWmaxになつたときの回収容器1
5bの回収量W2は、W0よりも小さい。一方、第
5図から、回収容器15bの回収量W2がW0より
も小さいときは、回収容器15bの回収速度G0
を確保することが可能であり、回収容器15aを
取り外しても、回収容器15b単独で回収可能で
ある。そのため、第6図に示す回収容器15b
は、上記(d)→(e)まで変化した後、上記(a)→(b)、(b)
→(c)と同じように変化する。(k)第6図に示すよう
に回収容器1基で回収する上記(a)→(b)の時間がt1
になり、回収容器2基で回収する上記(b)→(c)、(d)
→(e)の時間がt2になり、第7図上段に示すように
1基の回収容器が上記(d)→(e)、(a)→(b)→(c)を1つ
のサイクルとして使用される。なお第3,6図の
P1は回収容器内の圧力を、G0は回収容器の回収
速度を、それぞれ示している。
(考案の効果) 本考案の凝結性あるいは凝縮性物質の回収装置
は前記のように構成されており、次の効果を達成
できる。即ち、第5図に示す非定常回収の期間で
も、そのときの回収量で出すことができる最大回
収速度を維持できて、第7図上段に示す回収容器
の回収期間(t2+t1+t2)を短くすることができ、
t1を長くすることができる。このようにt1を長く
することができるため、回収容器の交換、メンテ
ナンスなどに際し手落ちの生じることがなくて、
回収装置の信頼性を向上できる。また本考案の凝
結性あるいは凝縮性物質の回収装置は前記のよう
に1基の回収容器の回収量がW0を越えても、こ
の回収容器内の圧力をP0に保ち、回収能力を最
大限に維持して、回収容器交換までの時間を短縮
しており、回収容器の基数を減少できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の凝結性あるいは凝縮性物質の回
収装置を示す系統図、第2図はその回収特性を示
す説明図、第3図はその回収状態を示す説明図、
第4図は本考案に係わる凝結性あるいは凝縮性物
質の回収装置の一実施例を示す系統図、第5図は
その回収特性を示す説明図、第6図はその回収状
態を示す説明図、第7図は本考案の回収装置と従
来の回収装置のタイムスケジユールを示す説明図
である。 13……圧力計、14a,14b……流量調整
弁、15a,15b……回収容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 凝結性あるいは凝縮性物質を回収する回収装置
    において、凝結性あるいは凝縮性物質の供給ライ
    ンを分岐して、同分岐ラインのそれぞれに回収容
    器を設け、同供給ラインに同供給ラインの圧力を
    検出する圧力計を接続し、同圧力計の検知信号に
    基づいて制御される流量調整弁を上記各回収容器
    の入口部よりも上流側の分岐ラインに設けたこと
    を特徴とする凝結性あるいは凝縮性物質の回収装
    置。
JP3971383U 1983-03-22 1983-03-22 凝結性あるいは凝縮性物質の回収装置 Granted JPS59146040U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3971383U JPS59146040U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 凝結性あるいは凝縮性物質の回収装置

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JP3971383U JPS59146040U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 凝結性あるいは凝縮性物質の回収装置

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JPS59146040U JPS59146040U (ja) 1984-09-29
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JP6218867B2 (ja) * 2015-07-13 2017-10-25 Jfeエンジニアリング株式会社 凝縮設備
JP6218868B2 (ja) * 2015-07-13 2017-10-25 Jfeエンジニアリング株式会社 気液混合器
WO2018131103A1 (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 Jfeエンジニアリング株式会社 凝縮設備

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JPS59146040U (ja) 1984-09-29

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