JPH04318295A - 差圧制御装置 - Google Patents

差圧制御装置

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Publication number
JPH04318295A
JPH04318295A JP8656591A JP8656591A JPH04318295A JP H04318295 A JPH04318295 A JP H04318295A JP 8656591 A JP8656591 A JP 8656591A JP 8656591 A JP8656591 A JP 8656591A JP H04318295 A JPH04318295 A JP H04318295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential pressure
hysteresis
regulating valve
value
correction
Prior art date
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Pending
Application number
JP8656591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takada
博之 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ等の入口と出口
の差圧を差圧調節弁により制御する場合に好適な差圧制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、一般にポンプの入口と出口の差
圧は、制御装置により一定の値に調節されている。図4
は、この種の従来のポンプの入口と出口の差圧を制御す
る制御装置のブロック構成図である。
【0003】ポンプ1は、流体を図示矢印方向のAから
Bへ送水管2を経て送出する。差圧計3はポンプ1の入
口と出口の両端の差圧を検出して、その検出信号を差圧
制御装置4へ出力する。差圧制御装置4は、差圧計3の
検出信号と予め設定された目標値とを比較し、その偏差
をPID演算処理して開度指令信号を出力する。差圧調
節弁5は、差圧制御装置4の開度指令信号により開閉動
作をする。流量調節弁6は、ポンプ1から送出される流
体の流量を制御する。
【0004】ところで、上記した差圧調節弁5は、図5
に示す如く、開度指令と実開度との間に、ヒステリシス
特性がある。即ち、開度指令が上昇するときaの如く実
開度が追従して上昇する一方、開度指令が降下するとき
bの如く実開度が追従して降下し、ヒステリシス幅αに
より開閉動作をする。
【0005】このことはa1点まで差圧調節弁5の実開
度を開けたときに、開度指令を降下させたとしても、b
1点まで開度指令が降下させないと、差圧調節弁5の実
開度は閉動作しないことになる。この現象はヒステリシ
ス幅αが大きくなればさらに大きくなる。
【0006】この差圧調節弁5のヒステリシスに起因し
て、図6に示す如く、差圧制御装置4により制御された
プロセス値cが目標値dの上下を振動する、いわゆるリ
ミットサイクル現象が発生する場合がある。このような
場合には、差圧調節弁5の開度を一定の開度に保持した
り、差圧制御装置4のPID制御定数の調整により差圧
調節弁5のヒステリシスによる影響をできるだけ小さく
なるようにする等の手段が採られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のポンプ等の差圧制御装置には次の問題がある。
【0008】例えば、差圧調節弁5にはヒステリシス特
性があるため図7に示す如く、開閉動作をする。まず、
t0時点から時間に比例して開度指令eをt3時点まで
上昇させ、t3時点からt5時点まで逆に降下させると
、実開度fは遅れてt1時点から上昇し、t2時点から
t4時点まで一定値となり、t4時点から降下してt5
時点で全閉となる。
【0009】このように差圧調節弁5は、実開度fの遅
れにより、開度指令eが変化してもt2時点からt4時
点まで実開度fを一定に保つ。このように差圧調節弁5
の弁開度を固定する状態になると、ポンプ1の差圧が制
御されず、ポンプ性能が低下し、ポンプ送出流量を十分
に確保できなくなるという問題がある。
【0010】また、ポンプ1の入口と出口の差圧が危険
領域に達しないまでも、高い差圧が長時間かかればポン
プ1の寿命を縮めるという問題がある。
【0011】このような場合、差圧制御装置4のPID
制御定数で差圧調節弁5のヒステリシス影響を除去する
ことが考えられる。ところが、差圧制御装置4のPID
制御定数の決定は難しく、しかも多くの時間を要し、こ
れが調整員の負担となるという問題があった。
【0012】そこで、本発明は、ポンプの入口と出口の
差圧を安定に制御する一方、調整員への負担を軽減し、
ポンプの寿命の延長を図ることができる差圧制御装置を
提供することを目的とする。 [発明の構成]
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体を送出す
るポンプの入口と出口の差圧をPID制御手段の開度指
令値により差圧調節弁を開閉して制御する差圧制御装置
において、ポンプの入口と出口の差圧と所定の設定値と
の偏差信号の符号の変化を判断するヒステリシス補正要
否判断手段と、このヒステリシス補正要否判断手段によ
り偏差信号が負から正に変化したと判断したとき差圧調
節弁のヒステリシス相当量の補正値をPID制御手段の
開度指令値に加えて補正する第一のヒステリシス補正設
定手段と、ヒステリシス補正要否判断手段により偏差信
号が正から負に変化したと判断したとき差圧調節弁のヒ
ステリシス相当量の補正値をPID制御手段の開度指令
値より減じて補正する第二のヒステリシス補正設定手段
とを設けるようにしたものである。
【0014】
【作用】上記構成により、差圧調節弁の開閉動作時のヒ
ステリシス相当分の開度指令値を補正することができる
。従って、差圧調節弁の開閉動作時のヒステリシスによ
る差圧調節弁の遅れが解消されスムースに安定した制御
ができる
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1は、本発明の一実施例を示す差圧制御
装置のブロック構成図である。
【0017】差圧制御装置7は、入力手段8、記憶手段
9、比較手段10、PID制御手段11、ヒステリシス
補正手段12、および出力手段13で構成される。さら
に、ヒステリシス補正手段12は、ヒステリシス補正要
否判断手段14、第一のヒステリシス補正設定手段15
a、第二のヒステリシス補正設定手段15b、第一の接
点16a、第二の接点16bおよび加算手段17で構成
される。
【0018】ここで、入力手段8は、差圧計3の差圧検
出信号を入力する。記憶手段9は、ポンプ1を最適な運
転状態の差圧とするための目標値として設定値を記憶す
る。比較手段10は、入力手段8の出力値と記憶手段9
の設定値との偏差を演算し、この偏差信号をPID制御
手段11およびヒステリシス補正手段12に出力する。 PID制御手段11は、比較手段10の偏差信号に基づ
いて速度型PID演算処理によりPID演算信号を出力
する。
【0019】ヒステリシス補正手段12は、ヒステリシ
ス補正の要否を判断し、この結果によりPID制御手段
11のPID演算信号に所定値を加算し補正する。ヒス
テリシス補正要否判断手段14は、比較手段10の偏差
信号の符号の変化を判断する。即ち、偏差信号が負から
正の符号に変化したとき第一の接点16aを閉とする一
方、偏差信号が正から負の符号に変化したとき第二の接
点16bを閉とする。第一のヒステリシス補正設定手段
15aは、補正値X=αを設定する。第二のヒステリシ
ス補正設定手段15bは、補正値X=−αを設定する。 第一の接点16aは、閉のとき、第一のヒステリシス補
正設定手段15aの補正値X=αを加算手段17へ出力
する。第二の接点16bは、閉のとき第二のヒステリシ
ス補正設定手段15bの補正値X=−αを加算手段17
へ出力する。
【0020】加算手段17は、PID制御手段11のP
ID演算信号にヒステリシス補正手段12からの補正値
を加算する。出力手段13は、加算手段17の加算値を
開度指令として差圧調節弁5へ出力する。
【0021】上記構成で、差圧計3がポンプ1の入口と
出口の差圧を検出し、その検出信号を差圧制御装置7の
入力手段8に出力する。入力手段8は、検出信号を内部
処理可能な入力信号に変換し、比較手段10に出力する
。比較手段10は、記憶手段9の設定値と入力手段8の
入力信号の値とを比較し、その偏差信号をPID制御手
段11およびヒステリシス補正手段12に出力する。
【0022】ここで、ヒステリシス補正手段12の処理
について図2を参照して説明する。
【0023】まず、ヒステリシス補正要否判断手段14
が偏差信号を入力し偏差値を読む(101)。次に、ヒ
ステリシス補正要否判断手段14は、一定周期で比較手
段10からの偏差信号の符号を判断する。まず、偏差信
号の符号が前回と今回と同じか否か判断する(102)
。この結果、偏差信号の符号が同じ場合、第一の接点1
6aまたは第二の接点16bを閉動作とさせる信号を出
力しないで補正値X=0とする(103)。一方、偏差
信号の符号が前回と今回で変化したときには、変化後の
偏差信号の符号が正か負かを判断する(104)。 このとき、ヒステリシス補正要否判断手段14は、偏差
信号の符号が負から正に変化したとき第一の接点16a
を閉動作とさせる信号を出力する。これにより、第一の
ヒステリシス補正設定手段15aの補正値X=αが加算
手段17に出力される(105)。逆に、偏差信号の符
号が正から負に変化したときには第二の接点16bを閉
動作とさせる信号を出力する。これにより、第二のヒス
テリシス補正設定手段15bの補正値X=−αが加算手
段17に出力される(106)。
【0024】ところで、第一のヒステリシス補正設定手
段15aは、補正値X=αとして予め測定し設定してい
る。また、第二のヒステリシス補正設定手段15bは、
補正値X=−αとして設定している。この補正値±αは
、差圧調節弁5のヒステリシスに対応し差圧調節弁5の
ヒステリシスに起因する開度指令と実開度との開度差を
解消する値としている。
【0025】上記補正値Xは、加算手段17においてP
ID制御手段11のPID演算信号に加算される(10
7)。この結果、開度指令に対して実開度は図3に示す
如く、図7に比べて遅れがなく追従する。
【0026】即ち、差圧調節弁5の実開度が「0」全閉
のときはその前に差圧調節弁5を「0」全閉にする動作
が必ずあったから偏差信号の符号が負になっている。こ
の状態で差圧調節弁5に開度指令を図示するように徐々
に上昇させると、直ちに偏差値の符号が負から正に変化
する。このため、ヒステリシス補正要否判断手段14が
接点16aを閉接点とする信号を出力する。これにより
、第一のヒステリシス補正設定手段15aの補正値X=
αが加算手段17に出力され、この補正値X=αがPI
D制御手段11のPID演算信号に加算される。出力手
段13は、差圧調節弁5に対し補正値X=αが加えられ
た信号で制御する。従って、t1時点で開度指令が上昇
し、さらにt2時点で実開度が遅れなく立ち上がり応答
がよい。
【0027】次に、図3に示すように、比較手段10の
出力が開動作から閉動作に変化した場合、偏差信号の符
号は正から負に変化する。この結果、ヒステリシス補正
要否判断手段14が第二の接点16bを閉とする信号を
出力する。そして、第二のヒステリシス補正設定手段1
5bの補正値X=−αが加算手段17に出力され、この
値がPID制御手段11のPID演算信号に加算される
。従って、出力手段13からの開度指令は、補正値X=
−αの加わった信号となり、開度指令e1に−αが加っ
たe2になる。従って、実開度は開度指令に直ちに追従
する。
【0028】このように、差圧調節弁を閉とすると、ポ
ンプの入口と出口の差圧のプロセス値が上昇するプロセ
ス制御で、プロセス値から設定値を減算した偏差信号の
符号が正から負に変わったときPID演算信号にヒステ
リシス相当量の補正値−αを加える。また、偏差信号の
符号が負から正に変わったときPID演算信号に補正値
+αを加える。このため偏差信号の符号の反転に基づい
て差圧調節弁のヒステリシス相当量が補正された開度指
令により制御されるからヒステリシスに伴う差圧調節弁
の動作の遅れが解消され、スムースで安定した差圧制御
ができる。
【0029】なお、本実施例では、偏差信号の符号の変
化からヒステリシス補正手段を作動させているがこれに
限ることなく、差圧制御装置の開度指令の変化状態、つ
まり開度指令が開動作から閉動作に変化(偏差信号が正
から負)、または、閉動作から開動作(偏差信号が負か
ら正)を検出してヒステリシス補正手段を作動させても
同様に実施できる。さらに、本実施例はマイクロコンピ
ュータ等を用いれば容易に実現できることは明らかであ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、差圧調節
弁への開度指令にヒステリシス相当量を補正したので差
圧調節弁の応答性が優れる。また、ポンプの入口と出口
の差圧も安定に保たれポンプの寿命が長くなる。その上
、調整員はPID制御定数の設定による負担から解放さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す差圧制御装置のブロッ
ク構成図である。
【図2】同装置のヒステリシス補正手段の処理手順を示
すフローチャートである。
【図3】同装置の開度指令と実開度を示す説明図である
【図4】従来例を示すポンプの差圧制御の機器構成図で
ある。
【図5】差圧調節弁のヒステリシス特性を示す説明図で
ある。
【図6】従来の制御の一例を示す説明図である。
【図7】従来例の開度指令と実開度を示す説明図である
【符号の説明】
1    ポンプ 3    差圧計 5    差圧調節弁 7    差圧制御装置 8    入力手段 9    記憶手段 10    比較手段 11    PID制御手段 12    ヒステリシス補正手段 13    出力手段 14    ヒステリシス補正要否判断手段15a  
  第一のヒステリシス補正設定手段15b    第
二のヒステリシス補正設定手段16a    第一の接
点 16b    第二の接点 17    加算手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  流体を送出するポンプの入口と出口の
    差圧をPID制御手段の開度指令値により差圧調節弁を
    開閉して制御する差圧制御装置において、前記ポンプの
    入口と出口の差圧と所定の設定値との偏差信号の符号の
    変化を判断するヒステリシス補正要否判断手段と、この
    ヒステリシス補正要否判断手段により偏差信号が負から
    正に変化したと判断したとき差圧調節弁のヒステリシス
    相当量の補正値を前記PID制御手段の開度指令値に加
    えて補正する第一のヒステリシス補正設定手段と、前記
    ヒステリシス補正要否判断手段により偏差信号が正から
    負に変化したと判断したとき差圧調節弁のヒステリシス
    相当量の補正値を前記PID制御手段の開度指令値より
    減じて補正する第二のヒステリシス補正設定手段とを備
    えたことを特徴とする差圧制御装置。
JP8656591A 1991-04-18 1991-04-18 差圧制御装置 Pending JPH04318295A (ja)

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JP8656591A JPH04318295A (ja) 1991-04-18 1991-04-18 差圧制御装置

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JP8656591A JPH04318295A (ja) 1991-04-18 1991-04-18 差圧制御装置

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JP (1) JPH04318295A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003343503A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Yokogawa Electric Corp バルブポジショナ
JP2004187373A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の密封油供給装置
JP2014087726A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Miura Co Ltd 電気脱イオン装置

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