JPH0587325A - 煤吹装置の蒸気圧力制御方法 - Google Patents
煤吹装置の蒸気圧力制御方法Info
- Publication number
- JPH0587325A JPH0587325A JP25149091A JP25149091A JPH0587325A JP H0587325 A JPH0587325 A JP H0587325A JP 25149091 A JP25149091 A JP 25149091A JP 25149091 A JP25149091 A JP 25149091A JP H0587325 A JPH0587325 A JP H0587325A
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- JP
- Japan
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- pressure
- gain
- valve
- steam
- boiler
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボイラの煤吹装置（スーツブロワ）の蒸気圧
力制御に適用される圧力調整方法の改良。 【構成】 煤吹装置の供給蒸気圧力制御に，ボイラの運
転状態に対応してゲインを可変できる可変ゲイン回路を
採り入れた。また，煤吹装置の蒸気放出弁の制御回路
に，蒸気圧力が上昇した場合に圧力を下げるための圧力
調節回路を採り入れた。
力制御に適用される圧力調整方法の改良。 【構成】 煤吹装置の供給蒸気圧力制御に，ボイラの運
転状態に対応してゲインを可変できる可変ゲイン回路を
採り入れた。また，煤吹装置の蒸気放出弁の制御回路
に，蒸気圧力が上昇した場合に圧力を下げるための圧力
調節回路を採り入れた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，ボイラの煤吹装置（ス
ーツブロワ）の蒸気圧力制御部分に適用される圧力調整
の方法に関する。
ーツブロワ）の蒸気圧力制御部分に適用される圧力調整
の方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は煤吹装置における従来の蒸気圧力
制御方法の一例を示すブロック図である。従来の制御方
法では，例えば煤吹器１２に供給される蒸気圧力を調節
する圧力調節弁１３の一次側圧力が変わることにより系
統の利得（ゲイン）が変わることに対して，これを補正
する方法がなく，一律のゲイン設定を行なうのみであっ
た。また，供給された蒸気を放出する蒸気放出弁９は，
配管の暖管のみに使用されていた。
制御方法の一例を示すブロック図である。従来の制御方
法では，例えば煤吹器１２に供給される蒸気圧力を調節
する圧力調節弁１３の一次側圧力が変わることにより系
統の利得（ゲイン）が変わることに対して，これを補正
する方法がなく，一律のゲイン設定を行なうのみであっ
た。また，供給された蒸気を放出する蒸気放出弁９は，
配管の暖管のみに使用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の蒸気圧力制
御方法には，次のような解決すべき課題があった。 １） 蒸気供給圧力調節弁１３の制御ゲインがボイラの
運転状態によって大きく変わる場合，ゲインが高いケー
スにおいて調節弁１３のゲインを設定しておくと，ゲイ
ンが低いケースにおいてはゲインが不適となり，圧力調
節１４がうまくゆかない。（ゲインを一律にしか決めら
れないため） ２） 蒸気放出弁９は単に配管の暖管のみに使われるた
め，圧力の調節には何ら寄与していない。 ３） 煤吹器１２の動作は間欠であり，非連続であるた
め，圧力調節の難しさを内在している。
御方法には，次のような解決すべき課題があった。 １） 蒸気供給圧力調節弁１３の制御ゲインがボイラの
運転状態によって大きく変わる場合，ゲインが高いケー
スにおいて調節弁１３のゲインを設定しておくと，ゲイ
ンが低いケースにおいてはゲインが不適となり，圧力調
節１４がうまくゆかない。（ゲインを一律にしか決めら
れないため） ２） 蒸気放出弁９は単に配管の暖管のみに使われるた
め，圧力の調節には何ら寄与していない。 ３） 煤吹器１２の動作は間欠であり，非連続であるた
め，圧力調節の難しさを内在している。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は，前記従来の課
題を解決するために，蒸気源と煤吹装置とを連通する管
路に設けられたゲイン可変型の供給圧力調節弁と，同供
給圧力調節弁を制御する制御回路と，上記供給圧力調節
弁の下流の上記管路と大気とを連通する管路に設けられ
たゲイン可変型の蒸気放出弁と，同蒸気放出弁を制御す
る制御回路とを備えた煤吹装置において，基本的な圧力
調節を上記供給圧力調節弁により行なうとともに，過渡
的な圧力急上昇時には上記蒸気放出弁により制御するこ
とを特徴とする煤吹装置の蒸気圧力制御方法を提案する
ものである。
題を解決するために，蒸気源と煤吹装置とを連通する管
路に設けられたゲイン可変型の供給圧力調節弁と，同供
給圧力調節弁を制御する制御回路と，上記供給圧力調節
弁の下流の上記管路と大気とを連通する管路に設けられ
たゲイン可変型の蒸気放出弁と，同蒸気放出弁を制御す
る制御回路とを備えた煤吹装置において，基本的な圧力
調節を上記供給圧力調節弁により行なうとともに，過渡
的な圧力急上昇時には上記蒸気放出弁により制御するこ
とを特徴とする煤吹装置の蒸気圧力制御方法を提案する
ものである。
【０００５】
【作用】本発明においては，供給圧力調節弁のゲインが
可変型なので，ボイラの運転状態に合わせて，最適な設
定ができ，これにより，ボイラの運転状態に左右されな
い安定した圧力制御を行なうことができる。圧力調節
は，供給圧力調節弁で基本的に行なわれるが，過渡的に
追従が遅れた場合（圧力が過昇した場合）は，蒸気放出
弁を開くことにより圧力調整を行なう。これにより，間
欠的に動作するため圧力急変の多い，煤吹装置蒸気系統
の圧力を，安定して運転することができる。
可変型なので，ボイラの運転状態に合わせて，最適な設
定ができ，これにより，ボイラの運転状態に左右されな
い安定した圧力制御を行なうことができる。圧力調節
は，供給圧力調節弁で基本的に行なわれるが，過渡的に
追従が遅れた場合（圧力が過昇した場合）は，蒸気放出
弁を開くことにより圧力調整を行なう。これにより，間
欠的に動作するため圧力急変の多い，煤吹装置蒸気系統
の圧力を，安定して運転することができる。
【０００６】
【実施例】図２は本発明方法の一実施例を示すブロック
図である。本実施例では，供給圧力調節弁１の一次側の
圧力（圧力検出器２の検出圧力）がボイラの運転状態に
より大きく変わる。一方煤吹器１２の入口蒸気圧力（圧
力検出器３の検出圧力）は，ボイラ運転状態に拘らず一
定とする必要がある。したがって，供給圧力調節弁１の
入口出口の圧力差が運転状態により大きく変わることに
なるため，調節圧力／弁開度の利得が変化する。このた
め，一次側の圧力検出器２の検出圧力に基づいて，ゲイ
ン決定回路４により最適ゲインを決定し，調節弁制御信
号偏差５にこれを乗算６することにより，圧力調節器７
に与えられるる偏差８を一定利得とする。こうして圧力
調節器７に於ける調節圧力／弁開度利得を一定とし，供
給圧力調節弁１による圧力制御を安定化する。一方，放
出弁９にも，従来の暖管のための制御回路１５に加えて
圧力判定回路１０を設け，圧力過大を検出して蒸気放出
弁９を開くことにより煤吹器１２入口の圧力上昇を防
ぐ。
図である。本実施例では，供給圧力調節弁１の一次側の
圧力（圧力検出器２の検出圧力）がボイラの運転状態に
より大きく変わる。一方煤吹器１２の入口蒸気圧力（圧
力検出器３の検出圧力）は，ボイラ運転状態に拘らず一
定とする必要がある。したがって，供給圧力調節弁１の
入口出口の圧力差が運転状態により大きく変わることに
なるため，調節圧力／弁開度の利得が変化する。このた
め，一次側の圧力検出器２の検出圧力に基づいて，ゲイ
ン決定回路４により最適ゲインを決定し，調節弁制御信
号偏差５にこれを乗算６することにより，圧力調節器７
に与えられるる偏差８を一定利得とする。こうして圧力
調節器７に於ける調節圧力／弁開度利得を一定とし，供
給圧力調節弁１による圧力制御を安定化する。一方，放
出弁９にも，従来の暖管のための制御回路１５に加えて
圧力判定回路１０を設け，圧力過大を検出して蒸気放出
弁９を開くことにより煤吹器１２入口の圧力上昇を防
ぐ。
【０００７】
【発明の効果】本発明方法においては，ボイラの運転状
態を表わす指標に基づき，供給圧力調節弁のゲインが，
自動的に最適値に設定されるので，供給圧力の調節がボ
イラの運転状態に合わせて行なわれるようになる。した
がって煤吹装置に供給される蒸気圧力が安定する。ま
た，蒸気放出弁の圧力上昇抑制動作と相まって，圧力上
昇が抑えられるので，配管の設計圧力に対する保護動作
の作動（例えば安全弁吹出し動作）がなくなる。上記の
ように本発明方法によれば，蒸気圧力が配管系統の設計
圧力を超えることなく，安定して運転することが可能と
なった。
態を表わす指標に基づき，供給圧力調節弁のゲインが，
自動的に最適値に設定されるので，供給圧力の調節がボ
イラの運転状態に合わせて行なわれるようになる。した
がって煤吹装置に供給される蒸気圧力が安定する。ま
た，蒸気放出弁の圧力上昇抑制動作と相まって，圧力上
昇が抑えられるので，配管の設計圧力に対する保護動作
の作動（例えば安全弁吹出し動作）がなくなる。上記の
ように本発明方法によれば，蒸気圧力が配管系統の設計
圧力を超えることなく，安定して運転することが可能と
なった。
【図１】図１は本発明方法の一実施例を示すブロック図
である。
である。
【図２】図２は煤吹装置における従来の蒸気圧力制御方
法の一例を示すブロック図である。
法の一例を示すブロック図である。
１ 供給圧力調節弁 ２，３ 圧力検出器 ９ 蒸気放出弁 １２ 煤吹器
Claims (1)
- 【請求項１】 蒸気源と煤吹装置とを連通する管路に設
けられたゲイン可変型の供給圧力調節弁と，同供給圧力
調節弁を制御する制御回路と，上記供給圧力調節弁の下
流の上記管路と大気とを連通する管路に設けられたゲイ
ン可変型の蒸気放出弁と，同蒸気放出弁を制御する制御
回路とを備えた煤吹装置において，基本的な圧力調節を
上記供給圧力調節弁により行なうとともに，過渡的な圧
力急上昇時には上記蒸気放出弁により制御することを特
徴とする煤吹装置の蒸気圧力制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25149091A JPH0587325A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 煤吹装置の蒸気圧力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25149091A JPH0587325A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 煤吹装置の蒸気圧力制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587325A true JPH0587325A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17223579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25149091A Withdrawn JPH0587325A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 煤吹装置の蒸気圧力制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0587325A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6463775B1 (en) | 1999-05-27 | 2002-10-15 | Kawasaki Steel Corporation | Method and apparatus for detecting chattering in cold rolling mill |
| JP2008180396A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 汽力発電設備におけるスートブロワの流量制御装置及び流量制御方法 |
| CN112815346A (zh) * | 2021-02-02 | 2021-05-18 | 山东上奥电力科技有限公司 | 蒸汽吹灰器汽源节能优控与故障在线监测系统及方法 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25149091A patent/JPH0587325A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6463775B1 (en) | 1999-05-27 | 2002-10-15 | Kawasaki Steel Corporation | Method and apparatus for detecting chattering in cold rolling mill |
| JP2008180396A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 汽力発電設備におけるスートブロワの流量制御装置及び流量制御方法 |
| CN112815346A (zh) * | 2021-02-02 | 2021-05-18 | 山东上奥电力科技有限公司 | 蒸汽吹灰器汽源节能优控与故障在线监测系统及方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |