JP2734390B2 - 給湯器の出湯温度制御方法 - Google Patents

給湯器の出湯温度制御方法

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JP2734390B2
JP2734390B2 JP6338430A JP33843094A JP2734390B2 JP 2734390 B2 JP2734390 B2 JP 2734390B2 JP 6338430 A JP6338430 A JP 6338430A JP 33843094 A JP33843094 A JP 33843094A JP 2734390 B2 JP2734390 B2 JP 2734390B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィードフォワード制
御とフィードバック制御とを組み合わせて行われる給湯
器の出湯温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に給湯器においては、熱交換器の通
水量並びに燃焼量を調整して出湯温度を制御することが
行われており、制御方法としてはフィードフォワード制
御とフィードバック制御とが併用されることが多く行わ
れている。フィードフォワード制御は、設定温度Ts
(℃)と入水温度Tc (℃)及び通水量Q(号)とに基
づいて、必要燃焼量である必要号数GFFを、GFF=(T
s −Tc )/25で算出し、算出された必要号数GFF
基づいてガス比例制御弁を制御してガス量を制御してい
る。しかしながら、フィードフォワード制御のみでは、
ガスの発熱量が予定値と異なっている場合には、上記必
要号数GFFに基づいて燃料ガス流量を制御すると、該必
要号数GFFに相当する熱量を得ることができず、出湯温
度Th (℃)を設定温度Ts に等しくした出湯を行うこ
とができないという問題があった。即ち、発熱量が予定
値より小さい場合は出湯温度Th が設定温度Ts より低
くなり、発熱量が予定値より大きい場合は出湯温度Th
が設定温度Ts より高くなる。
【0003】例えば、都市ガスを用いる場合に、発熱量
の異なる12Aガスと13Aガスとが同一のガスグルー
プとして扱われ、両ガスに対して同一の給湯器がガスノ
ズル径を変更すること無く使用されるから、発熱量が大
きい13Aガスに合わせて調整した給湯器に、発熱量が
小さい12Aガスが使用されると、発熱量が不足して出
湯温度Th が設定温度Ts より低くなる。上記問題を解
決するために、PI(積分+比例)制御、PID(積分
+比例+微分)制御等を用いる所謂フィードバック制御
を併用し、出湯温度Th と設定温度Ts との偏差を検知
してガス量を制御することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフィードフォワード制御とフィードバック制御とを
併用した給湯器の出湯温度制御においては、フィードバ
ック制御量が特に制限されていないものであるから、出
湯温度センサ或いは出湯温度検知回路に異常が発生し、
出湯温度Th の読み取り値が固定されると、ガス量が極
端に増大または減少することになり、出湯温度Th が大
きく変動するという問題があった。即ち、出湯温度Th
の読み取り値が設定温度Ts より高く固定された場合
は、フィードバック制御によりガス量が絞られて最小流
量または遮断状態となり、実際の出湯温度が著しく低下
し、使用者に不快感を与えるという問題があった。逆に
出湯温度Th の読み取り値が設定温度Ts より低く固定
された場合は、フィードバック制御によりガス量が最大
流量に増大し、異常に高い出湯温度Th で出湯されるこ
とになり、沸騰する恐れがあるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決し、フ
ィードバック制御量を制限することによって快適な出湯
温度で出湯を行うことのできる給湯器の出湯温度制御方
法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の給湯器の出湯温度制御方法は、熱交換器入口
側通水路並びに出口側通水路にそれぞれ設けられた入水
温度検出手段と出湯温度検出手段及び通水量検出手段
と、出湯温度を設定する湯温設定手段とを備えた給湯器
において、湯温設定手段により設定された設定温度と、
入水温度検出手段により検出された入水温度と、通水量
検出手段により検出された通水量とに基づいて必要号数
を算出するとともに、設定温度と出湯温度検出手段によ
り検出された出湯温度との差に基づいて補正号数を算出
して、該補正号数を必要号数に加算して制御号数を求め
る出湯温度制御方法であって、上記補正号数の絶対値
が、予め定めた最大補正限界値を超えないものとするこ
とにより、補正号数(フィードバック制御量)が過大に
なる恐れがなく、特に最小号数付近では十分な出力号数
の制御が行われるものであり、制御器に複雑な構成を必
要とせず、簡単な構成で安全な制御を行うことができ
る。また、上記補正号数の絶対値と必要号数との比が、
予め定めた最大補正限界比を超えないものとすることに
より、補正号数(フィードバック制御量)が過大になる
恐れを無くすとともに、最大号数付近における補正号数
を十分な値にすることが可能となり、余裕を持って設定
温度の出湯が可能になる。また、最大補正限界比を、最
小号数から最大号数までの範囲で一定の値にしているか
ら、制御器を簡単な構成にできる。さらに、上記補正号
数の絶対値を、予め定めた等差補正限界値と、必要号数
と予め定めた補正限界比との積で設定される等比補正限
界値との和を超えないものとすることにより、補正号数
(フィードバック制御量)が過大になる恐れを無くすと
ともに、最小号数から最大号数までの全体にわたって補
正号数を十分な値にすることが可能となり、余裕を持っ
て設定温度の出湯が可能になる。また、等比補正限界比
を、最小号数から最大号数までの範囲で一定の値にして
いるから、制御器を簡単な構成にできる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図を参照して説明する。図
5において、本発明を適用する給湯器の概略構成は、熱
交換器1と、熱交換器1を加熱するバーナ2と、熱交換
器1の入口側に接続された入水路3及び出口側に接続さ
れた出湯路4と、入水路3に設けられた入水温度センサ
(入水温度検出手段)5と流量センサ(通水量検出手
段)6及びサーボモータ等の駆動手段を有する通水量調
節弁7と、出湯路4に設けられた出湯温度センサ(出湯
温度検出手段)8と、バーナ2に連通するガス供給路9
に設けられた比例制御弁10と、温度設定器11と、制御器
12とを備えている。
【0008】制御器12はマイクロコンピュータを備えて
おり、入水温度センサ5が検出した入水温度Tc と、流
量センサ6が検出した通水量Qと、出湯温度センサ8が
検出した出湯温度Th と、温度設定器11からの設定温度
Ts とが入力され、上記各入力に基づいて演算された制
御信号が通水量調節弁7及び比例制御弁10にそれぞれ出
力される。
【0009】制御器12において、入水温度Tc と通水量
Q及び設定温度Ts に基づいて必要号数(必要燃焼量)
FFを次の式で算出する(フィードフォワード制御)。 GFF=(Ts −Tc )・Q/25 出湯運転開始時には、上記フィードフォワード制御によ
る必要号数GFFで運転されるが、その後は設定温度Ts
と出湯温度Th との差、及び本実施例では更に通水量Q
に基づいて補正号数GK を次の式で算出する(フィード
バック制御)。 GK =KP (Ts −Th )Q+(1/KI )∫(Ts −
Th )Qdt そして必要号数GFFに補正号数GK を加算した制御量で
ある出力号数G(G=GFF+GK )で出湯制御を行うも
のであり、設定温度Ts が出湯温度Th より大である場
合は補正号数GK が正(GK >0)で出力号数Gは必要
号数GFFより大きくなり、設定温度Ts が出湯温度Th
より小である場合は補正号数GK が負(GK <0)で出
力号数Gは必要号数GFFより小さくなるもので、設定温
度Ts と出湯温度Th が等しい(ΔG=0)場合は、補
正号数GK が零(GK =0)で出力号数Gは必要号数G
FFに等しくなる。
【0010】本発明の第1実施例においては、補正号数
K の絶対値GKIを予め定めた一定値である最大補正限
界値GKmax(例えば、GKmax=2)を超えないとしたも
のであり、出力号数Gは上限が必要号数GFFと最大補正
限界値GKmaxの和以下で、下限が必要号数GFFから最大
補正限界値GKmaxを減算した差以上に保持される(GFF
−GKmax≦G≦GFF+GKmax)。図1に必要号数GFF
出力号数Gとの関係を示す相関図を示し、理想線Lo は
必要号数GFFと実出湯号数GFBが等しい(ΔG=0)場
合であり、上限線Lu1は出力号数Gが必要号数GFFと最
大補正限界値GKmaxとの和(G=GFF+GKmax)を示
し、下限線Ld1は必要号数GFFと最大補正限界値GKmax
との差(G=GFF−GKmax)を示している。必要号数G
FF並びに出力号数Gは、それぞれ予め定めた最小号数G
MIN.(例えば、2.5 号)と最大号数GMAX.(例えば、16
号)との間に制限されているから、出力号数Gは、最小
号数GMIN.(2.5 号)と最大号数GMAX.(16号)の間
で、上限線Lu1と下限線Ld1との間の値に制御される。
【0011】この構成によると、必要号数GFFと実出湯
号数GFBとの差ΔG(ΔG=GFF−GFB)に基づいて算
出される補正号数GK (フィードバック制御量)が過大
になる恐れがなく、特に最小号数GMIN.(2.5 号)付近
では十分な出力号数Gの制御が行われるものであり、制
御器12に複雑な構成を必要とせず、簡単な構成で安全な
制御を行うことができる。
【0012】第2実施例においては、上記補正号数GK
の絶対値GKIと必要号数GFFとの比(GKI/GFF)が、
予め定めた最大補正限界比Amax.(例えば、0.35)を超
えないものとしたものであり、補正号数GK の絶対値G
KIが必要号数GFFと最大補正限界比Amax.(0.35)との
積GFF・Amax.以下に保持されるものであるから、出力
号数Gは最小補正出力号数(1−Amax.)・GFFと、最
大補正出力号数(1+Amax.)・GFFとの間、即ち(1
−Amax.)・GFF≦G≦(1+Amax.)・GFFの範囲で
制御される。図2に必要号数GFFと出力号数Gの相関図
を示し、理想線Lo は必要号数GFFと実出湯号数GFB
等しい場合であり、上限線Lu2は最大補正出力号数{G
=(1+Amax.)・GFF}を、下限線Ld2は最小補正出
力号数{G=(1−Amax.)・GFF}を示している。必
要号数GFF並びに出力号数Gは、それぞれ予め定めた最
小号数GMIN.(2.5号)と最大号数GMAX.(16号)との
間に制限されているから、出力号数Gは、最小号数G
MIN.(2.5 号)と最大号数GMAX.(16号)の間で、上限
線Lu2と下限線Ld2との間の値に制御される。
【0013】この構成によると、補正号数GK (フィー
ドバック制御量)が過大になる恐れを無くすとともに、
最大号数GMAX.(16号)付近における補正号数GK を十
分な値にすることが可能となり、余裕を持って設定温度
Ts の出湯が可能になる。また、最大補正限界比Amax.
(0.35)を、最小号数GMIN.(2.5 号)から最大号数G
MAX.(16号)まで一定の値にしているから、制御器12を
簡単な構成にできる。
【0014】第3実施例においては、上記補正号数GK
の絶対値GKIを、予め定めた等差補正限界値GKO(例え
ば、GKO=1)と、必要号数GFFと予め定めた補正限界
比A(例えば、A=0.30)との積で設定される等比補正
限界値GFF・Aとの和を超えない(GKI≦GKO+GFF
A)ようにしたものであるから、出力号数Gは最小補正
出力号数{(1−A)・GFF−GKO}と、最大補正出力
号数{(1+A)・GFF+GKO}との間、即ち{(1−
A)・GFF−GKO}≦G≦{(1+A)・GFF+GKO
の範囲で制御される。図3に必要号数GFFと出力号数G
の相関図を示し、理想線Lo は必要号数GFFと実出湯号
数GFBが等しい場合であり、上限線Lu3は最大補正出力
号数{(1+A)・GFF+GKO}を、下限線Ld3は最小
補正出力号数{(1−A)・GFF−GKO}を示してい
る。必要号数GFF並びに出力号数Gは、それぞれ予め定
めた最小号数GMIN.(2.5号)と最大号数GMAX.(16
号)との間に制限されているから、出力号数Gは、最小
号数GMIN.(2.5 号)と最大号数GMAX.(16号)の間
で、上限線Lu3と下限線Ld3との間の値に制御される。
【0015】この構成により、上記第1実施例並びに第
2実施例の不足分を補い、補正号数GK (フィードバッ
ク制御量)が過大になる恐れを無くすとともに、最小号
数GMIN.(2.5 号)から最大号数GMAX.(16号)までの
全体にわたって補正号数GKを十分な値にすることが可
能となり、余裕を持って設定温度Ts の出湯が可能にな
る。また、等比補正限界比A(0.30)を、最小号数G
MIN.(2.5 号)から最大号数GMAX.(16号)まで一定の
値にしているから、制御器12を簡単な構成にできる。
【0016】詳述すると、補正号数GK の限界値を最小
号数GMIN.(2.5 号)から最大号数GMAX.(16号)まで
一定の最大補正限界値GKmax(GKmax=2)にした場合
(第1実施例参照)に、最大号数GMAX.(16号)付近で
は、正常状態におけるフィードフォワード制御量の誤差
即ち許容誤差(例えば、30%)の範囲より小さい範囲
(2/16=0.125 )で制御されるから、フィードバッ
ク制御量である補正号数GK の限界が小さくなり、出湯
温度の読み取りが正常に行われているに拘らず、補正号
数GK が制限され、設定温度の出湯が困難になる恐れが
ある。この問題を避けるために、最大補正限界値GKmax
を大きくすると、最小号数GMIN.(2.5 号)近傍におい
て、補正号数GK の限界が過大となり、出湯温度が高温
になる恐れがある。
【0017】また、補正号数GK の絶対値GKIを、最小
号数GMIN.(2.5 号)から最大号数GMAX.(16号)まで
必要号数GFFと一定の最大補正限界比Amax.(0.35)と
の積GFF・Amax.以下に保持する(第2実施例参照)
と、最小号数GMIN.(2.5 号)近傍において、正常状態
におけるフィードフォワード制御量の誤差即ち許容誤差
より小さい範囲で制御されることになり、出湯温度の読
み取りが正常に行われているに拘らず、補正号数GK
過小となり、設定温度の出湯が困難になる恐れがある。
即ち最大号数GMAX.(16号)に対応する比例制御弁10の
最大2次圧Pmax.(例えば、100 mmAq)と、最小号数G
MIN.(2.5 号)に対応する比例制御弁10の最小2次圧P
min.(例えば、20mmAq)とにおいて、調整時に誤差(例
えば、1mmAq)があると、最大2次圧Pmax.調整より最
小2次圧Pmin.調整の方が誤差が大きい(例えば、最大
側で1%だが最小側で5%)から、最小号数GMIN.側の
方が最大号数GMAX.側よりも許容誤差が大きくなるか
ら、一定の最大補正限界比Amax.のみを採用すると補正
号数GK が過小となる問題がある。
【0018】第3実施例においては、補正号数GK の絶
対値GKIを、等差補正限界値GKO(1)と等比補正限界
値GFF・A(0.30・GFF)との和を超えない(GKI≦G
KO+GFF・A)ようにしたから、最小号数GMIN.(2.5
号)近傍では等差補正限界値GKO(1)により、十分な
制御範囲を確保でき(1/2.5 =0.40)、適切な補正号
数GK を得ることができ、設定温度の出湯ができる。ま
た、最大号数GMAX.(16号)近傍においては等比補正限
界値GFF・A(0.30・GFF)により、十分な制御範囲を
確保でき、適切な補正号数GK を得ることができ、設定
温度の出湯ができる。
【0019】図4において、各実施例による制御範囲を
説明すると、第1実施例の制御範囲は図形I、第2実施
例の制御範囲は図形II、第3実施例の制御範囲は図形II
I であり、それぞれ図形の内部が制御領域である。な
お、直線Aは必要号数GFFと補正号数GK の和が最大号
数GMAX.(16号)であり(GFF+GK =GMAX.=16)、
直線Bは必要号数GFFと補正号数GK の和が最小号数G
MIN.(2.5 号)であり(GFF+GK =GMIN.=2.5 )、
制御領域は直線Aの下側で、直線Bの上側である。図4
から明らかなとおり、第1実施例のものは最小号数G
MIN.(2.5 号)付近で余裕があり、第2実施例のものは
最大号数GMAX.(16号)付近で余裕があり、第3実施例
のものは最小号数GMIN.(2.5 号)から最大号数GMAX.
(16号)までの全範囲にわたって制御範囲に余裕があ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
から次に述べる効果を奏する。設定温度と入水温度及び
通水量に基づいて必要号数を算出し、設定温度と出湯温
度との差に基づいて補正号数を算出して、該補正号数を
必要号数に加算して制御号数を求める出湯温度制御方法
であって、上記補正号数の絶対値が、予め定めた最大補
正限界値を超えないようにしたから、補正号数(フィー
ドバック制御量)が過大になる恐れがなく、特に最小号
数付近では十分な出力号数の制御が行われるものであ
り、制御器に複雑な構成を必要とせず、簡単な構成で安
全な制御を行うことができる。また、上記補正号数の絶
対値と必要号数との比が、予め定めた最大補正限界比を
超えないものとすることにより、補正号数(フィードバ
ック制御量)が過大になる恐れを無くすとともに、最大
号数付近における補正号数を十分な値にすることが可能
となり、余裕を持って設定温度の出湯が可能になる。ま
た、最大補正限界比を、最小号数から最大号数までの範
囲で一定の値にしているから、制御器を簡単な構成にで
きる。さらに、上記補正号数の絶対値を、予め定めた等
差補正限界値と、必要号数と予め定めた補正限界比との
積で設定される等比補正限界値との和を超えないものと
することにより、補正号数(フィードバック制御量)が
過大になる恐れを無くすとともに、最小号数から最大号
数までの全体にわたって補正号数を十分な値にすること
が可能となり、余裕を持って設定温度の出湯が可能にな
る。また、等比補正限界比を、最小号数から最大号数ま
での範囲で一定の値にしているから、制御器を簡単な構
成にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の制御範囲を示す相関図
である。
【図2】 本発明の第2実施例の制御範囲を示す相関図
である。
【図3】 本発明の第3実施例の制御範囲を示す相関図
である。
【図4】 本発明の各実施例の制御範囲を示す説明図で
ある。
【図5】 本発明を適用する給湯器の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 熱交換器、2 バーナ、3 入水路、4 出湯路 5 入水温度センサ(入水温度検出手段) 6 流量センサ(通水量検出手段)、7 通水量調節弁 8 出湯温度センサ(出湯温度検出手段)、9 ガス供
給路 10 比例制御弁、11 温度設定器、12 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−123424(JP,A) 特開 平1−193553(JP,A) 特開 平6−137552(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器入口側通水路並びに出口側通水
    路にそれぞれ設けられた入水温度検出手段と出湯温度検
    出手段及び通水量検出手段と、出湯温度を設定する湯温
    設定手段とを備えた給湯器において、湯温設定手段によ
    り設定された設定温度と、入水温度検出手段により検出
    された入水温度と、通水量検出手段により検出された通
    水量とに基づいて必要号数を算出するとともに、設定温
    度と出湯温度検出手段により検出された出湯温度との差
    に基づいて補正号数を算出して、該補正号数を必要号数
    に加算して制御号数を求める出湯温度制御方法であっ
    て、上記補正号数の絶対値が、予め定めた最大補正限界
    値を超えないものとすることを特徴とする給湯器の出湯
    温度制御方法。
  2. 【請求項2】 熱交換器入口側通水路並びに出口側通水
    路にそれぞれ設けられた入水温度検出手段と出湯温度検
    出手段及び通水量検出手段と、出湯温度を設定する湯温
    設定手段とを備えた給湯器において、湯温設定手段によ
    り設定された設定温度と、入水温度検出手段により検出
    された入水温度と、通水量検出手段により検出された通
    水量とに基づいて必要号数を算出するとともに、設定温
    度と出湯温度検出手段により検出された出湯温度との差
    に基づいて補正号数を算出して、該補正号数を必要号数
    に加算して制御号数を求める出湯温度制御方法であっ
    て、上記補正号数の絶対値と必要号数との比が、予め定
    めた最大補正限界比を超えないものとすることを特徴と
    する給湯器の出湯温度制御方法。
  3. 【請求項3】 熱交換器入口側通水路並びに出口側通水
    路にそれぞれ設けられた入水温度検出手段と出湯温度検
    出手段及び通水量検出手段と、出湯温度を設定する湯温
    設定手段とを備えた給湯器において、湯温設定手段によ
    り設定された設定温度と、入水温度検出手段により検出
    された入水温度と、通水量検出手段により検出された通
    水量とに基づいて必要号数を算出するとともに、設定温
    度と出湯温度検出手段により検出された出湯温度との差
    に基づいて補正号数を算出して、該補正号数を必要号数
    に加算して制御号数を求める出湯温度制御方法であっ
    て、上記補正号数の絶対値を、予め定めた等差補正限界
    値と、必要号数と予め定めた補正限界比との積で設定さ
    れる等比補正限界値との和を超えないものとすることを
    特徴とする給湯器の出湯温度制御方法。
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