JP2808736B2 - 給湯器の制御装置 - Google Patents
給湯器の制御装置Info
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- JP2808736B2 JP2808736B2 JP1278849A JP27884989A JP2808736B2 JP 2808736 B2 JP2808736 B2 JP 2808736B2 JP 1278849 A JP1278849 A JP 1278849A JP 27884989 A JP27884989 A JP 27884989A JP 2808736 B2 JP2808736 B2 JP 2808736B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、給湯温度の蛇口での早期安定化を図った給
湯器の制御装置に関するものである。
湯器の制御装置に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の制御装置の湯温制御ブロック図を第5
図に示す。
図に示す。
フィードフォワード制御手段10は給水温度Twiと給湯
量QLと設定温度Tsと効率wより負荷Qgを Qg=(Ts−Twi)×QL/wなる関係式で演算し、この負荷Q
gに相当するガス量を設定すべくQF出力を得る。一方、
フィードバック制御手段11は設定温度Tsと出湯温度Two
との偏差量に基づいて、前記偏差量を補正すべくQB出力
をPID制御により得る。前記QF出力とQB出力の合成出力P
V=QF+QBを燃焼量調節器7に与えて、設定温度Tsのお
湯を得るようにしている。
量QLと設定温度Tsと効率wより負荷Qgを Qg=(Ts−Twi)×QL/wなる関係式で演算し、この負荷Q
gに相当するガス量を設定すべくQF出力を得る。一方、
フィードバック制御手段11は設定温度Tsと出湯温度Two
との偏差量に基づいて、前記偏差量を補正すべくQB出力
をPID制御により得る。前記QF出力とQB出力の合成出力P
V=QF+QBを燃焼量調節器7に与えて、設定温度Tsのお
湯を得るようにしている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、給湯器の出湯
温度検出部近くでは良い出湯温度特性を示すが、実際の
給湯器の設置を見ると、給湯器から蛇口までは配管によ
って数メートルは離れている。よって、配管での放熱ロ
ス、特に外気との温度差が激しい場合には、蛇口ではな
かなか設定温度にならず良い出湯温度特性ではない。
温度検出部近くでは良い出湯温度特性を示すが、実際の
給湯器の設置を見ると、給湯器から蛇口までは配管によ
って数メートルは離れている。よって、配管での放熱ロ
ス、特に外気との温度差が激しい場合には、蛇口ではな
かなか設定温度にならず良い出湯温度特性ではない。
また、PID制御のゲインをあげて出湯温度検出部近く
でオーバーシュートが出るようにすると、なかなか設定
温度に収束せずハンチングを起こすこともあり、良い出
湯温度特性とはいえない。
でオーバーシュートが出るようにすると、なかなか設定
温度に収束せずハンチングを起こすこともあり、良い出
湯温度特性とはいえない。
本発明は上記従来の技術の課題を解決するもので、給
湯先である蛇口において湯温の早期安定化をはかるもの
である。
湯先である蛇口において湯温の早期安定化をはかるもの
である。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の給湯器の制御装
置は、フィードバック制御手段とフィードフォワード制
御手段の両出力操作量で燃焼量調節器を付勢するととも
に、設定温度が大きく変えられたときに、前記フィード
フォワード制御手段の出力操作量を増加さすフィードフ
ォワード量増加手段と、前記フィードフォワード量増加
手段によりフィードフォワード出力操作量の増加を止め
る偏差量比較器を備えたものである。
置は、フィードバック制御手段とフィードフォワード制
御手段の両出力操作量で燃焼量調節器を付勢するととも
に、設定温度が大きく変えられたときに、前記フィード
フォワード制御手段の出力操作量を増加さすフィードフ
ォワード量増加手段と、前記フィードフォワード量増加
手段によりフィードフォワード出力操作量の増加を止め
る偏差量比較器を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、フィードフォワード
制御手段の出力値を一次的に増加さすことにより、蛇口
での設定温度を変更したときの湯温の立上り、安定をよ
くすることができる。
制御手段の出力値を一次的に増加さすことにより、蛇口
での設定温度を変更したときの湯温の立上り、安定をよ
くすることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は本発明の一実施例における湯温制御ブロック図で
あり、第2図は給湯器の湯温制御概要図である。第2図
において、1は給湯栓、2は熱交換器、3はバーナであ
る。熱交換器2の給水路中には、給水温度Twiを検出す
る給水温度検出手段4と給水量QLを検出する流量検出手
段5と熱交換器2からの出湯温度Twoを検出する出湯温
度検出手段6を設ける。7はバーナ3の燃焼量を調節す
る燃焼量調節器である比例制御弁、8は出湯温度Tsを設
定する温度設定手段、9は第1図に示す湯温制御ブロッ
クなどから構成する給湯器の制御器である。
1図は本発明の一実施例における湯温制御ブロック図で
あり、第2図は給湯器の湯温制御概要図である。第2図
において、1は給湯栓、2は熱交換器、3はバーナであ
る。熱交換器2の給水路中には、給水温度Twiを検出す
る給水温度検出手段4と給水量QLを検出する流量検出手
段5と熱交換器2からの出湯温度Twoを検出する出湯温
度検出手段6を設ける。7はバーナ3の燃焼量を調節す
る燃焼量調節器である比例制御弁、8は出湯温度Tsを設
定する温度設定手段、9は第1図に示す湯温制御ブロッ
クなどから構成する給湯器の制御器である。
次に第1図を用いてその制御器9の動作を説明する。
フィードフォワード制御手段10は給水温度検出手段4で
検出した給水温度Twiと流量検出手段5で検出した給湯
量QLと温度設定手段8で設定された設定温度Tsと効率w
より負荷QgをQg=(Ts−Twi)×QL/wなる関係式で演算
し、この負荷Qgに相当するガス量を設定すべくQF出力を
得る。一方、フィードバック制御手段11は温度設定手段
8で設定された設定温度Tsと出湯温度検出手段6で検出
された出湯温度Twoとの偏差量に基づいて、前記偏差量
を補正すべくQB出力をPID制御によって得る。また、フ
ィードフォワード制御手段10の出力QFはフィードフォワ
ード量増加手段12により、QF′=QF×kなる関係式で演
算し、QF′を出力する。前記QF′出力とQB出力の合成出
力PV=QF′+QBを燃焼量調節器7である比例制御弁に与
える。
フィードフォワード制御手段10は給水温度検出手段4で
検出した給水温度Twiと流量検出手段5で検出した給湯
量QLと温度設定手段8で設定された設定温度Tsと効率w
より負荷QgをQg=(Ts−Twi)×QL/wなる関係式で演算
し、この負荷Qgに相当するガス量を設定すべくQF出力を
得る。一方、フィードバック制御手段11は温度設定手段
8で設定された設定温度Tsと出湯温度検出手段6で検出
された出湯温度Twoとの偏差量に基づいて、前記偏差量
を補正すべくQB出力をPID制御によって得る。また、フ
ィードフォワード制御手段10の出力QFはフィードフォワ
ード量増加手段12により、QF′=QF×kなる関係式で演
算し、QF′を出力する。前記QF′出力とQB出力の合成出
力PV=QF′+QBを燃焼量調節器7である比例制御弁に与
える。
ここで:タイマー手段13の起動中であり、偏差量比較
器14により前記偏差量が所定値以外のときは前記k=1.
375となる。タイマー手段13によるタイムアップもしく
は偏差量比較器14による前記偏差量が所定値内と判定さ
れたとき前記k=1となる。
器14により前記偏差量が所定値以外のときは前記k=1.
375となる。タイマー手段13によるタイムアップもしく
は偏差量比較器14による前記偏差量が所定値内と判定さ
れたとき前記k=1となる。
なお、タイマー手段13の起動は、フレームロッド等の
燃焼検出手段15により燃焼開始を検出したとき、もしく
は出湯温度設定変更検出手段17により設定温度Tsが所定
値以上あげられたときである。
燃焼検出手段15により燃焼開始を検出したとき、もしく
は出湯温度設定変更検出手段17により設定温度Tsが所定
値以上あげられたときである。
上記のような制御器9の制御によって得られる湯の湯
温立上り特性は第3図の如く給湯器の出湯温度検出手段
6の近傍では上記偏差量が所定値以外の時と所定値内時
のk=1.375、k=1により早期安定は得られない。し
かし、第4図の如く給湯栓1からの湯の温度立上りは比
較的に安定化がすみやかに行なわれる。
温立上り特性は第3図の如く給湯器の出湯温度検出手段
6の近傍では上記偏差量が所定値以外の時と所定値内時
のk=1.375、k=1により早期安定は得られない。し
かし、第4図の如く給湯栓1からの湯の温度立上りは比
較的に安定化がすみやかに行なわれる。
なお、上記実施例ではタイマ手段13によるタイムアッ
プもしくは、偏差量比較器14により偏差量が所定値内と
判定されるまでフィードフォワード量増加手段が働いて
いるが、タイマ手段13もしくは、偏差量比較器14どちら
か一方のみでもよい。
プもしくは、偏差量比較器14により偏差量が所定値内と
判定されるまでフィードフォワード量増加手段が働いて
いるが、タイマ手段13もしくは、偏差量比較器14どちら
か一方のみでもよい。
発明の効果 以上のように、本発明の給湯器の制御装置によれば、
給湯栓部分での設定温度を変更したときの給湯温度の湯
温の立上りが早く設定温度の湯がより早く出てくるもの
である。
給湯栓部分での設定温度を変更したときの給湯温度の湯
温の立上りが早く設定温度の湯がより早く出てくるもの
である。
第1図は本発明の一実施例における給湯器の制御装置の
湯温制御ブロック図、第2図は同給湯器の湯温制御概要
図、第3図は同出湯温度検出手段の近傍での温度立上り
特性図、第4図は同給湯栓での湯温立上り特性図、第5
図は従来の給湯器の制御装置の湯温制御ブロック図であ
る。 2……熱交換器、3……バーナ、4……給湯温度検出手
段、5……流量検出手段、6……出湯温度センサ、7…
…燃焼量調節器、8……温度設定手段、10……フィード
フォワード制御手段、11……フィードバック制御手段、
12……フィードフォワード量増加手段、13……タイマー
手段、14……偏差量比較器。
湯温制御ブロック図、第2図は同給湯器の湯温制御概要
図、第3図は同出湯温度検出手段の近傍での温度立上り
特性図、第4図は同給湯栓での湯温立上り特性図、第5
図は従来の給湯器の制御装置の湯温制御ブロック図であ
る。 2……熱交換器、3……バーナ、4……給湯温度検出手
段、5……流量検出手段、6……出湯温度センサ、7…
…燃焼量調節器、8……温度設定手段、10……フィード
フォワード制御手段、11……フィードバック制御手段、
12……フィードフォワード量増加手段、13……タイマー
手段、14……偏差量比較器。
Claims (1)
- 【請求項1】熱交換器と、この熱交換器を加熱するバー
ナと、前記熱交換器の給水路中に設けた流量検出手段と
給水温度検出手段と出湯温度検出手段と、前記バーナの
燃焼量を調節する燃焼量調節器と、出湯温度を設定する
温度設定手段と、燃焼を検出する燃焼検出手段と、前記
流量検出手段により検出した給湯量と給水温度検出手段
により検出した給水温度と温度設定手段で設定される設
定温度とから燃焼量を設定するフィードフォワード制御
手段と、前記出湯温度検出手段により検出した出湯温度
と温度設定手段で設定される設定温度との偏差量を補正
するフィードバック制御手段と、前記各制御手段の出力
操作量で燃焼量調節器を付勢して出湯温度を設定温度に
制御するとともに、温度設定手段による設定温度が所定
値以上あがったことを検出する出湯温度設定変更検出手
段と、出湯温度と設定温度の偏差量の比較を行う偏差量
比較器で偏差量が所定の値になったことを判断するま
で、前記フィードフォワード制御手段の出力量を増加さ
せるフィードフォワード量増加手段を解除する手段を有
する給湯機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278849A JP2808736B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 給湯器の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278849A JP2808736B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 給湯器の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03140747A JPH03140747A (ja) | 1991-06-14 |
JP2808736B2 true JP2808736B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=17603002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1278849A Expired - Lifetime JP2808736B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | 給湯器の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2808736B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0820112B2 (ja) * | 1991-07-08 | 1996-03-04 | 阪神エレクトリック株式会社 | 自動給湯システムにおける給湯温度制御方法 |
JP2010243047A (ja) | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Honda Motor Co Ltd | 温水供給装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181249U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-12 | ||
JPH01114616A (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-08 | Noritz Corp | 給湯器 |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP1278849A patent/JP2808736B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03140747A (ja) | 1991-06-14 |
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