JPH05115638A - ポケツト用袋の縫製方法および装置 - Google Patents

ポケツト用袋の縫製方法および装置

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JPH05115638A
JPH05115638A JP28480291A JP28480291A JPH05115638A JP H05115638 A JPH05115638 A JP H05115638A JP 28480291 A JP28480291 A JP 28480291A JP 28480291 A JP28480291 A JP 28480291A JP H05115638 A JPH05115638 A JP H05115638A
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JP
Japan
Prior art keywords
cloth
sewing
pocket
fabric
mouth
Prior art date
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Pending
Application number
JP28480291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Kosen
義彦 小仙
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KOSEN SEWING MACH SHOKAI KK
Original Assignee
KOSEN SEWING MACH SHOKAI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 連続的に移動する帯状の下布用生地17上に
口布用生地19の側縁を二ツ折りにしながらミシン15
により縫い付ける工程と、生地19を縫い付けた生地1
7上に上布用生地41を重ねてX・Y方向に移動させつ
つミシン33により縫い合わせてコの字形の縫目を形成
する袋縫製部12と、上記により縫製された生地17、
19、41を引きだして切断することにより一枚のポケ
ット用袋56とする切断部13により構成されている。 【効果】 原反を帯状に裁断するだけで下布用生地17
や口布用生地19や上布用生地41が得られるので裁断
が簡単である。この各生地17、19、41を連続的に
移動させながら縫製加工が得られる。従って自動化が容
易で製造効率も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスーツ上衣の箱ポケッ
トや脇ポケットの開口の内側に設けるポケット用袋の縫
製を能率よく行う縫製方法と縫製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】箱ポケットなどの袋を縫製する従来方法
は、図6に示すようなものである。この図において、1
はあらかじめ四角形に裁断してある袋下布で、この袋下
布1の開口となる側に、あらかじめ帯状に裁断してある
口布2を当てがい、ミシンにより図6のIのように地縫
いを施す。3はその地縫目である。
【0003】つぎに、図6のIIのように口布2を地縫目
3から折り返してアイロンで押えたのち、折目の上に飾
り縫いミシンをかける。4はその飾り縫目である。つぎ
にあらかじめ四角形に裁断してある袋上布5を図6のII
I のように袋下布1上に重ね、ミシンにより口布2の部
分を残して他の三辺を図6のIVのように縫い付ける。6
はその縫目で、コの字形に縫い付けてある。上記でポケ
ット用袋7が完成し、この袋をスーツなどの表生地の裏
に縫い付けて表生地のポケットの口から袋7へ物が入れ
られるようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記で明らかなよう
に、従来のポケット用袋の縫製は、袋上布と袋下布と口
布とを別々に裁断して手作業で重ねたり、口布を折返し
てアイロンかけなどをしながら縫い付けるものであるか
ら、きわめて手数がかかり生造能率が悪いという問題が
あった。この発明の課題は上記の問題点を解決するため
に、ポケット用袋を能率よく縫製する方法および装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はポケットの袋下布となる帯状の下布用
生地と、同じく口布となる帯状の口布用生地を連続的に
移動させながら、上記口布用生地の側縁を内側へ二ツ折
りにしつつこの二ツ折り部を上記下布用生地のポケット
開口となる側の上面に連続的に縫い付ける工程と、上記
の工程で、口布用生地を縫い付けた下布用生地の上に、
ポケットの袋上布となる帯状の上布用生地を重ねてX・
Y方向に移動させることにより、上記上布用生地と下布
用生地とを、開口となる口布用生地縫着側を残してコの
字形に縫い付ける工程と、この工程のつぎにおいて、先
の工程によるコの字形の縫目形成部分とつぎの工程によ
るコの字形の縫目形成部分の間において、生地を切断す
る工程からなるポケット用袋の縫製方法と、連続的に供
給される帯状の下布用生地のポケット開口となる側の上
面に、同じく連続的に供給される帯状の口布用生地の側
縁を二ツ折りとするバインダを有し、この口布用生地の
二ツ折り部を上記下布用生地に縫い付けるミシンからな
る口布縫製部と、この口布縫製部から出てきた口布用生
地付きの下布用生地の上に帯状の上布用生地を重ねて布
受板と布押え枠で挾むとともにX・Y方向に移動させ
て、一定の位置で、縫目を作るミシンにより上布用生地
と下布用生地とをポケット開口側を残してコの字形の縫
目で縫い付ける袋縫製部と、この袋縫製部で縫い付けら
れた生地をつかんで引き出し、上記コの字形の縫目の間
で生地を切断して個々のポケット用袋に分離する切断部
からなるポケット用袋の縫製装置を提供する。
【0006】
【作用】長い帯状の下布用生地と、口布用生地と上布用
生地とを原反のまま所定の巾で裁断する。上記のように
裁断した帯状の下布用生地上に口布用生地を重ね、口布
用生地の側縁をバインダにより二ツ折りにしながら下布
用生地上にミシンにより縫い付けていく。つぎに、上記
のように口布用生地を縫い付けた下布用生地の上に上布
用生地を重ねたものを布受板と布押え枠で挟み、ミシン
の布押え足を布押え枠の板に設けたコの字形のガイド孔
で案内しつつ布受板と布押え枠をX・Y方向に動かし
て、一定位置で縫目を作っているミシンにより上布用生
地を下布用生地上へ縫い付ける。
【0007】そののち、布押え枠を上げ、縫い合わされ
た生地の先端をつかんで一定の長さ引き出し、先に縫い
合わせた部分とそのつぎに縫い合わせた部分の間におい
て、生地を切断し、分離されたポケット用生地を下方の
受箱などへ落下させる。
【0008】
【実施例】図1ないし図4に示す実施例において、11
は口布縫製部、12は袋縫製部、13は切断部である。
上記、口布縫製部11は図1、図2のようにテーブル1
4とミシン15からなっている。
【0009】16は帯状の下布用生地17のリール、1
8は帯状の口布用生地19のリールであり、いずれも図
示省略してある軸受により回転自在に支承されている。
【0010】ミシン15は通常のミシンで図1の20は
布押え足、21は針棒、22は針棒21の上下運動に連
動して矢印方向へ間欠回転して、針棒21の上昇中に布
を矢印方向に間欠的に送る布送りローラであり、テーブ
ル14の下部には下糸ボビンを装着したカマ機構または
下糸ルーパ機構23を有している。
【0011】また、上記布押え足20の手前にはバイン
ダ24を設け、リール18から繰り出された生地19の
側縁を図5のように二ツ折りにしたのち、この二ツ折り
の部分を布押え足20の下部へ進入させて生地17上へ
縫い付ける。この縫目は図5のように飾り縫目25とな
る。
【0012】袋縫製部12は図1ないし図4のようにテ
ーブル30と、その上でX・Y方向に移動する布受板3
1および布押え枠32とミシン33とからなっている。
【0013】上記ミシン33は通常の刺繍縫いミシンに
類似するもので、針棒34と押え棒35を有し、この押
え棒35の下端にリング状の布押え足36を固定してあ
る。また、テーブル30には水平回転式などのカマ機構
37を設ける。
【0014】上記布受板31には上記布押え枠32がは
まる窓26を設け、上記布押え枠32の下面に固定した
板27には上記布押え足36を案内するとともに、針棒
34の下端のミシン針38が貫通するコの字形のガイド
孔39が設けてある。また、上記布受板31の前部すな
わち、図1、図2の左方の上面と右方の後部上面にはガ
イド板28をそれぞれ重ねてその両端を布受板31の両
側に固定して、図3のように布受板31の前部および後
部上面に生地の通る隙間29を形成する。上記布押え枠
32は適宜の駆動手段により布受板31に対して若干の
範囲で上下するように取付けられている。
【0015】また、上記テーブル30の後方上部寄り
に、帯状の上布用生地41のリール42を設けるが、こ
のリール42も図示省略してある軸受により回転自在に
支承している。
【0016】前記口布縫製部11にて、口布用生地19
を縫い付けられた下布用生地17は所定の弛みをテーブ
ル14、30間でつくりながらテーブル30上に達す
る。
【0017】また、リール42から繰り出された、上布
用生地41は上記生地17、19上に重なって、後部す
なわち、図3に向かって右方の隙間29を通り、窓26
の右方から板27の下方に導き、板27の左方から窓2
6上へ出て、左方の隙間29を経て布受板31の前方へ
引き出す。
【0018】そして、布押え枠32の板27が、上下に
重なった生地41、19、17をテーブル30上に押し
付け、ミシン針38が図4のようにガイド孔39の縫製
開始位置aの直上になり、布押え足36が下ってガイド
孔39にはまった条件で、ミシン33が運転を始め、若
干の止め縫い43(図5)を行ったのち、布受板31が
布押え枠32などや生地41、17、19と共に図4の
矢印bの方向へ移動して、上下に重なった生地41、1
7を図5の矢印C方向へ縫い付けて縫目44をつくる。
【0019】こうしてガイド孔39の1番目の隅角dが
針38の直下に位置したとき、布受板31などが図4の
矢印eの方向に移動を始め、生地41、17を図5の矢
印fの方向に縫い付けて縫目45をつくる。
【0020】上記によりガイド孔39の2番目の隅角g
が針38の直下となった条件で、布受板31などが図4
の矢印hの方向に移動を始めるので生地41、17に図
5の矢印iの方向の縫目46をつくる。
【0021】そして、上記縫目46の最後、すなわち、
縫製終了位置jが針38の直下にくると、布受板31な
どが一たん止まり、止め縫い47を行ったのち、針棒3
4が上昇してミシン33が停止する。上記の停止位置は
布受板31が最も前進した位置、すなわち図1の左方の
切断部13に最も近い位置となる。
【0022】上記、テーブル30の前方、すなわち、図
1の左方には生地引取手段50がある。上記引取手段5
0はエアシリンダなどの駆動手段51で進退する受枠5
2と、この受枠52上に昇降自在に装着され、エアシリ
ンダなどの駆動手段53により昇降する押え枠54から
なっている。
【0023】また、テーブル30の直前の切断部13に
はカッタ55を設ける。このカッタ55は丸刃で図示省
略してあるモータで高速回転させ、図示省略してあるエ
アシリンダなどの駆動手段で矢印方向の往復運動をさせ
るようになっている。
【0024】前記のように上下になった生地41、17
を縫目44、45、46からなるコ字の形の縫目48に
より縫い付けたのち、一たん停止した布受板31と布押
え枠32などは生地41、17を挟んだまま前進する。
これにより生地41、17も一ピッチ、すなわち、ポケ
ット用袋1枚分前進して、その先端がテーブル30の先
端より突出する。
【0025】つぎに、生地引取手段50がテーブル30
の方へ移動し、テーブル30の前縁から突出している生
地41、17の先端下部に受枠52が入ると同時に駆動
手段53が働いて押え枠54を下降させ、この上下の枠
54、52で生地41、17の先端を挾む。つぎに、布
押え枠32が上昇すると同時に駆動手段51の作用で生
地引取手段50が図1の左方へ移動するので生地41、
17は一ピッチ、図1、図2の左方へ進む。
【0026】つぎに、布押え枠32が下ると同時にカッ
タ55が回転しつつ縫製ずみの生地41、19、17を
切断したのち、カッタ55は元の位置に戻り、同時に駆
動手段53の作用で押え枠54が上昇し、切断分離され
たポケット用袋56は図1のように下方の受箱57内に
落下収容される。
【0027】一方、布押え枠32で生地41、17を押
し付けられた受板31は適宜移動して最初の状態、すな
わち、図5において、針38の直下にガイド孔39の縫
製開始位置aを位置させ、つぎの縫製が開始される。な
お、図2で明らかなように、カッタ55で切断されたポ
ケット用袋56は前々回の縫製工程でコの字形の縫目4
8が形成されたものである。
【0028】
【効果】この発明は上記のように原反をそのまま帯状に
裁断して帯状の下布用生地と口布用生地と上布用生地を
つくり、これらの各生地を移動させながら口布用生地を
下布用生地に縫い付けたのち、この上に上布用生地を重
ねて縫い合わせてコの字形の縫目を形成したのち、重な
った各生地を切断してポケット用袋を得るものであるか
ら、従来の縫製方法に比較して遥かに能率よくポケット
用袋の縫製ができる。
【0029】また、各生地を連続的に移動させつつ下布
用生地上にミシンにより口布用生地を縫い付け、つぎに
上布用生地を重ねて布受板と布押え枠で各生地を挟んで
X・Y方向に移動させながら一定位置にあるミシンによ
りコの字形に縫目を形成するものであるから人手を全く
必要とせず、全自動的にポケット用袋の縫製が行えるな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す正面図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の袋縫製部の拡大縦断正面図
【図4】同上の拡大平面図
【図5】縫製順序を示す一部切欠斜視図
【図6】従来の縫製順序を示す斜視図
【符号の説明】
11 口布縫製部 12 袋縫製部 13 切断部 15 ミシン 17 下布用生地 19 口布用生地 24 バインダ 25 飾り縫目 31 布受板 32 布押え枠 33 ミシン 36 布押え足 41 上布用生地 48 コの字形の縫目 50 生地引取手段 55 カッタ 56 ポケット用袋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポケットの袋下布となる帯状の下布用生
    地と、同じく口布となる帯状の口布用生地を連続的に移
    動させながら、上記口布用生地の側縁を内側へ二ツ折り
    にしつつこの二ツ折り部を上記下布用生地のポケット開
    口となる側の上面に連続的に縫い付ける工程と、上記の
    工程で、口布用生地を縫い付けた下布用生地の上に、ポ
    ケットの袋上布となる帯状の上布用生地を重ねてX・Y
    方向に移動させることにより、上記上布用生地と下布用
    生地とを、開口となる口布用生地縫着側を残してコの字
    形に縫い付ける工程と、この工程のつぎにおいて、先の
    工程によるコの字形の縫目形成部分とつぎの工程による
    コの字形の縫目形成部分の間において、生地を切断する
    工程からなるポケット用袋の縫製方法。
  2. 【請求項2】 連続的に供給される帯状の下布用生地の
    ポケット開口となる側の上面に、同じく連続的に供給さ
    れる帯状の口布用生地の側縁を二ツ折りとするバインダ
    を有し、この口布用生地の二ツ折り部を上記下布用生地
    に縫い付けるミシンからなる口布縫製部と、この口布縫
    製部から出てきた口布用生地付きの下布用生地の上に帯
    状の上布用生地を重ねて布受板と布押え枠で挾むととも
    にX・Y方向に移動させて、一定の位置で、縫目を作る
    ミシンにより上布用生地と下布用生地とをポケット開口
    側を残してコの字形の縫目で縫い付ける袋縫製部と、こ
    の袋縫製部で縫い付けられた生地をつかんで引き出し、
    上記コの字形の縫目の間で生地を切断して個々のポケッ
    ト用袋に分離する切断部からなるポケット用袋の縫製装
    置。
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CN111264956A (zh) * 2019-09-12 2020-06-12 李选平 一种服装附件批量连续加工方法
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