JPH05115196A - ブラシレスモータ駆動装置 - Google Patents
ブラシレスモータ駆動装置Info
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- JPH05115196A JPH05115196A JP3305486A JP30548691A JPH05115196A JP H05115196 A JPH05115196 A JP H05115196A JP 3305486 A JP3305486 A JP 3305486A JP 30548691 A JP30548691 A JP 30548691A JP H05115196 A JPH05115196 A JP H05115196A
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- JP
- Japan
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- brushless motor
- current
- waveform
- phase
- coil
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/10—Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ブラシレスモータのトルクを一定とすることが
できる駆動電流波形を一段と容易な方法かつ簡易な構成
によつて生成しようとするものである。 【構成】磁気回路の構成に差を有するブラシレスモータ
ごとにトルク脈動が小さくなるような駆動電流を所定の
算出方法によつて算出し、当該駆動電流によつてブラシ
レスモータを駆動するようにしたことにより、ブラシレ
スモータのトルク脈動を簡易な方法によつて一段と小さ
くし得る。また各相のコイルに通電する電流の和が0と
なるように駆動電流波形を算出するようにしたことによ
り、各相のコイルの共通接続点を低インピーダンス化す
る必要を回避し、これにより回路構成を一段と簡素化す
ることができる。
できる駆動電流波形を一段と容易な方法かつ簡易な構成
によつて生成しようとするものである。 【構成】磁気回路の構成に差を有するブラシレスモータ
ごとにトルク脈動が小さくなるような駆動電流を所定の
算出方法によつて算出し、当該駆動電流によつてブラシ
レスモータを駆動するようにしたことにより、ブラシレ
スモータのトルク脈動を簡易な方法によつて一段と小さ
くし得る。また各相のコイルに通電する電流の和が0と
なるように駆動電流波形を算出するようにしたことによ
り、各相のコイルの共通接続点を低インピーダンス化す
る必要を回避し、これにより回路構成を一段と簡素化す
ることができる。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1及び図13) 作用 実施例 (1)第1実施例(図1〜図12) (2)第2実施例(図13〜図20) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はブラシレスモータ駆動装
置に関し、予め駆動電流波形を生成しておくようになさ
れたブラシレスモータ駆動装置に適用して好適なもので
ある。
置に関し、予め駆動電流波形を生成しておくようになさ
れたブラシレスモータ駆動装置に適用して好適なもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のブラシレスモータ駆動装
置においてはブラシレスモータを構成する各相のコイル
に対して、予め所定のメモリに記憶されている正弦波形
状の駆動電流を所定のタイミングで通電するようになさ
れたものが考えられている。
置においてはブラシレスモータを構成する各相のコイル
に対して、予め所定のメモリに記憶されている正弦波形
状の駆動電流を所定のタイミングで通電するようになさ
れたものが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般にモータ
のトルクはコイルの電流及び鎖交磁束を乗算した結果で
あるが、実際にコイルの鎖交磁束は正確な正弦波とはな
らず、奇数次高調波成分を有する波形となる。従つてコ
イルに通電する電流を正弦波とすると、正弦波でなる電
流及びこれとは異なる波形でなる鎖交磁束によつて得ら
れる当該モータのトルク波形は一定とはならずに脈動を
生ずる問題があつた。
のトルクはコイルの電流及び鎖交磁束を乗算した結果で
あるが、実際にコイルの鎖交磁束は正確な正弦波とはな
らず、奇数次高調波成分を有する波形となる。従つてコ
イルに通電する電流を正弦波とすると、正弦波でなる電
流及びこれとは異なる波形でなる鎖交磁束によつて得ら
れる当該モータのトルク波形は一定とはならずに脈動を
生ずる問題があつた。
【0005】この問題点を解決するための一つの方法と
して、正弦波を使用せずに個々のモータの鎖交磁束に適
合させて駆動電流波形を製造工程時に生成し、メモリに
記憶する方法が考えられるが、モータの機種ごとに最適
電流波形を設定するには試行錯誤が必要であり、作業が
煩雑化する問題があつた。
して、正弦波を使用せずに個々のモータの鎖交磁束に適
合させて駆動電流波形を製造工程時に生成し、メモリに
記憶する方法が考えられるが、モータの機種ごとに最適
電流波形を設定するには試行錯誤が必要であり、作業が
煩雑化する問題があつた。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、モータのトルクを一定とすることができる駆動電流
波形を一段と容易な方法によつて生成し得るブラシレス
モータ駆動装置を提案しようとするものである。
で、モータのトルクを一定とすることができる駆動電流
波形を一段と容易な方法によつて生成し得るブラシレス
モータ駆動装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、ブラシレスモータ2の各相の
コイルLU、LV、LWに通電する駆動電流波形IU、
IV、IWを記憶する記憶手段5と、ブラシレスモータ
2から検出される所定の周波数信号をカウントしブラシ
レスモータ2のロータ角度を特定する特定手段13と、
当該特定手段13によつて特定されたロータ角度に基づ
いて記憶手段5からロータ角度に応じた駆動電流波形I
U、IV、IWを出力する出力手段9、13とを有する
ブラシレスモータ駆動装置1、10において、コイルL
U、LV、LWの受ける鎖交磁束量にコイルLU、L
V、LWに流れる電流値を乗じた値が、ロータ角度に対
する正弦波の2乗に比例した値となるように各相のコイ
ルLU、LV、LWに通電する駆動電流波形IU、I
V、IWを算出し、算出結果を記憶手段5に記憶し、記
憶された駆動電流波形IU、IV、IWによつてブラシ
レスモータ2を駆動するようにする。
め第1の発明においては、ブラシレスモータ2の各相の
コイルLU、LV、LWに通電する駆動電流波形IU、
IV、IWを記憶する記憶手段5と、ブラシレスモータ
2から検出される所定の周波数信号をカウントしブラシ
レスモータ2のロータ角度を特定する特定手段13と、
当該特定手段13によつて特定されたロータ角度に基づ
いて記憶手段5からロータ角度に応じた駆動電流波形I
U、IV、IWを出力する出力手段9、13とを有する
ブラシレスモータ駆動装置1、10において、コイルL
U、LV、LWの受ける鎖交磁束量にコイルLU、L
V、LWに流れる電流値を乗じた値が、ロータ角度に対
する正弦波の2乗に比例した値となるように各相のコイ
ルLU、LV、LWに通電する駆動電流波形IU、I
V、IWを算出し、算出結果を記憶手段5に記憶し、記
憶された駆動電流波形IU、IV、IWによつてブラシ
レスモータ2を駆動するようにする。
【0008】また第2の発明においては、ブラシレスモ
ータ2の各相のコイルLU、LV、LWに通電する駆動
電流波形IU、IV、IWを予め記憶する記憶手段5
と、ブラシレスモータ2から検出される所定の周波数信
号をカウントしブラシレスモータ2のロータ角度を特定
する特定手段13と、当該特定手段13によつて特定さ
れたロータ角度に基づいて記憶手段5からロータ角度に
応じた駆動電流波形IU、IV、IWを出力する出力手
段13とを有するブラシレスモータ駆動装置10におい
て、各相のコイルLU、LV、LWに通電する電流の和
を0とすると共にブラシレスモータの出力トルクTRQ
を一定とするような電流波形を駆動電流波形IU、I
V、IWとして算出するようにする。
ータ2の各相のコイルLU、LV、LWに通電する駆動
電流波形IU、IV、IWを予め記憶する記憶手段5
と、ブラシレスモータ2から検出される所定の周波数信
号をカウントしブラシレスモータ2のロータ角度を特定
する特定手段13と、当該特定手段13によつて特定さ
れたロータ角度に基づいて記憶手段5からロータ角度に
応じた駆動電流波形IU、IV、IWを出力する出力手
段13とを有するブラシレスモータ駆動装置10におい
て、各相のコイルLU、LV、LWに通電する電流の和
を0とすると共にブラシレスモータの出力トルクTRQ
を一定とするような電流波形を駆動電流波形IU、I
V、IWとして算出するようにする。
【0009】
【作用】磁気回路の構成に差を有するブラシレスモータ
ごとにトルク脈動が小さくなるような駆動電流波形I
U、IV、IWを所定の算出方法によつて算出し、当該
駆動電流波形IU、IV、IWによつてブラシレスモー
タを駆動するようにしたことにより、ブラシレスモータ
のトルク脈動を簡易な方法によつて一段と小さくし得
る。
ごとにトルク脈動が小さくなるような駆動電流波形I
U、IV、IWを所定の算出方法によつて算出し、当該
駆動電流波形IU、IV、IWによつてブラシレスモー
タを駆動するようにしたことにより、ブラシレスモータ
のトルク脈動を簡易な方法によつて一段と小さくし得
る。
【0010】また各相のコイルLU、LV、LWに通電
する電流の和が0となるように駆動電流波形IU、I
V、IWを算出するようにしたことにより、各相のコイ
ルLU、LV、LWの共通接続点を低インピーダンス化
する必要を回避し、これにより回路構成を一段と簡素化
することができる。
する電流の和が0となるように駆動電流波形IU、I
V、IWを算出するようにしたことにより、各相のコイ
ルLU、LV、LWの共通接続点を低インピーダンス化
する必要を回避し、これにより回路構成を一段と簡素化
することができる。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0012】(1)第1実施例 図1において1は全体として3相のブラシレスモータ2
を駆動するためのブラシレスモータ駆動装置を示し、ブ
ラシレスモータ2の各相のコイルLU、LV及LWごと
に通電すべき電流波形が対応する波形メモリ5A、5B
及び5Cに電圧値としてそれぞれ記憶されている。
を駆動するためのブラシレスモータ駆動装置を示し、ブ
ラシレスモータ2の各相のコイルLU、LV及LWごと
に通電すべき電流波形が対応する波形メモリ5A、5B
及び5Cに電圧値としてそれぞれ記憶されている。
【0013】コイルLUに対応する波形メモリ5Aは記
憶されている駆動電流波形をコンパレータ6Aの非反転
入力端に入力する。コンパレータ6Aは反転入力端にコ
ンパレータ8Aから出力されるコイルLUの電流値を入
力し、波形メモリ5Aからの電流波形及びコンパレータ
6Aからの検出電流値を比較し、その差分を駆動出力と
して電圧−電流変換回路9に送出する。
憶されている駆動電流波形をコンパレータ6Aの非反転
入力端に入力する。コンパレータ6Aは反転入力端にコ
ンパレータ8Aから出力されるコイルLUの電流値を入
力し、波形メモリ5Aからの電流波形及びコンパレータ
6Aからの検出電流値を比較し、その差分を駆動出力と
して電圧−電流変換回路9に送出する。
【0014】電圧−電流変換回路9は、ベースが互いに
接続された2つのトランジスタQ1及びQ2でなるU相
用の電流変換部において入力された駆動出力を電流変換
し、抵抗R1を介してコイルLUに送出する。
接続された2つのトランジスタQ1及びQ2でなるU相
用の電流変換部において入力された駆動出力を電流変換
し、抵抗R1を介してコイルLUに送出する。
【0015】またコイルLVに対応する波形メモリ5B
は記憶されている駆動電流波形をコンパレータ6Bの非
反転入力端に入力する。コンパレータ6Bは反転入力端
にコンパレータ8Bから出力されるコイルLVの電流値
を入力し、波形メモリ5Bからの電流波形及びコンパレ
ータ6Bからの検出電流値を比較し、その差分を駆動電
圧として電圧−電流変換回路9に送出する。
は記憶されている駆動電流波形をコンパレータ6Bの非
反転入力端に入力する。コンパレータ6Bは反転入力端
にコンパレータ8Bから出力されるコイルLVの電流値
を入力し、波形メモリ5Bからの電流波形及びコンパレ
ータ6Bからの検出電流値を比較し、その差分を駆動電
圧として電圧−電流変換回路9に送出する。
【0016】電圧−電流変換回路9は、ベースが互いに
接続された2つのトランジスタQ3及びQ4でなるV相
用の電流変換部において入力された駆動電圧を電流変換
し、抵抗R2を介してコイルLVに送出する。
接続された2つのトランジスタQ3及びQ4でなるV相
用の電流変換部において入力された駆動電圧を電流変換
し、抵抗R2を介してコイルLVに送出する。
【0017】またコイルLWに対応する波形メモリ5C
は記憶されている駆動電流波形をコンパレータ6Cの非
反転入力端に入力する。コンパレータ6Cは反転入力端
にコンパレータ8Cから出力されるコイルLWの電流値
を入力し、波形メモリ5Cからの電流波形及びコンパレ
ータ6Cからの検出電流値を比較し、その差分を駆動電
圧として電圧−電流変換回路9に送出する。
は記憶されている駆動電流波形をコンパレータ6Cの非
反転入力端に入力する。コンパレータ6Cは反転入力端
にコンパレータ8Cから出力されるコイルLWの電流値
を入力し、波形メモリ5Cからの電流波形及びコンパレ
ータ6Cからの検出電流値を比較し、その差分を駆動電
圧として電圧−電流変換回路9に送出する。
【0018】電圧−電流変換回路9は、ベースが互いに
接続された2つのトランジスタQ5及びQ6でなるW相
用の電流変換部において入力された駆動電圧を電流変換
し、抵抗R3を介してコイルLWに送出する。
接続された2つのトランジスタQ5及びQ6でなるW相
用の電流変換部において入力された駆動電圧を電流変換
し、抵抗R3を介してコイルLWに送出する。
【0019】またトランジスタQ7及びQ8は所定の駆
動信号SCOMに基づいて動作し、各コイルLU、LV
及びLWの共通接続点COMの電流を補正するようにな
されている。
動信号SCOMに基づいて動作し、各コイルLU、LV
及びLWの共通接続点COMの電流を補正するようにな
されている。
【0020】かくしてコイルLU、LV及びLWには波
形メモリ5A、5B及び5Cに予め記憶されている駆動
電流波形に基づく電流が所定のタイミングで通電され
る。
形メモリ5A、5B及び5Cに予め記憶されている駆動
電流波形に基づく電流が所定のタイミングで通電され
る。
【0021】ここで波形メモリ5A、5B及び5Cに予
め記憶されている駆動電流波形は、製造工程時において
当該ブラシレスモータを外部駆動することによつて各相
のコイルLU、LV及びLWから得られる逆起電圧(す
なわち各コイルの鎖交磁束)に基づいて算出されたもの
であり、当該ブラシレスモータ1の合成出力トルクTR
Qが一定となるような電流波形として算出されるように
なされている。
め記憶されている駆動電流波形は、製造工程時において
当該ブラシレスモータを外部駆動することによつて各相
のコイルLU、LV及びLWから得られる逆起電圧(す
なわち各コイルの鎖交磁束)に基づいて算出されたもの
であり、当該ブラシレスモータ1の合成出力トルクTR
Qが一定となるような電流波形として算出されるように
なされている。
【0022】すなわち各コイルの鎖交磁束に通電電流を
乗じたものが正弦波の2乗となるように設定したときブ
ラシレスモータの出力トルクが一定となるという原理に
基づき、正弦波の2乗の波形から鎖交磁束(逆起電圧)
を除したものを駆動電流波形として各波形メモリ5A、
5B及び5Cに記憶し、これによつてブラシレスモータ
2を駆動するようになされている。
乗じたものが正弦波の2乗となるように設定したときブ
ラシレスモータの出力トルクが一定となるという原理に
基づき、正弦波の2乗の波形から鎖交磁束(逆起電圧)
を除したものを駆動電流波形として各波形メモリ5A、
5B及び5Cに記憶し、これによつてブラシレスモータ
2を駆動するようになされている。
【0023】以下駆動電流波形の算出方法の一例を説明
する。図2は各コイルLU、LV及びLWによつて発生
する奇数次高調波成分を含んだ逆起電圧波形VU、VV
及びVW(すなわちロータ角度に対する鎖交磁束量の変
化)を示し、当該逆起電圧波形VU、VV及びVWの基
本波成分と同じ位相でなる正弦波の2乗の値をこの逆起
電圧で除した結果が図3に示す波形IU、IV及びIW
となる。
する。図2は各コイルLU、LV及びLWによつて発生
する奇数次高調波成分を含んだ逆起電圧波形VU、VV
及びVW(すなわちロータ角度に対する鎖交磁束量の変
化)を示し、当該逆起電圧波形VU、VV及びVWの基
本波成分と同じ位相でなる正弦波の2乗の値をこの逆起
電圧で除した結果が図3に示す波形IU、IV及びIW
となる。
【0024】この波形IU、IV及びIWは、各相コイ
ルLU、LV及びLWの鎖交磁束波形のレベルが基準と
なる同位相の正弦波のレベルに比して小さな位置におい
て大きな値となると共に、鎖交磁束波形のレベルが同位
相正弦波のレベルよりも大きな位置において小さな値と
なる。
ルLU、LV及びLWの鎖交磁束波形のレベルが基準と
なる同位相の正弦波のレベルに比して小さな位置におい
て大きな値となると共に、鎖交磁束波形のレベルが同位
相正弦波のレベルよりも大きな位置において小さな値と
なる。
【0025】従つて当該波形IU、IV及びIWを各コ
イルLU、LV及びLWに通電する駆動電流波形として
波形メモリ5(5A、5B、5C)に記憶し、ブラシレ
スモータ2の駆動時にロータ角度に応じた所定のタイミ
ングでこれを読出し、各コイルLU、LV及びLWに通
電することによつてブラシレスモータ2を駆動すると、
各相の発生トルクは図4に示す波形TU、TV及びTW
となる。このトルク波形TU、TV及びTWは正弦波の
2乗に比例した波形となることにより、これらを合成し
て得られる合成トルクTRQは一定となる。
イルLU、LV及びLWに通電する駆動電流波形として
波形メモリ5(5A、5B、5C)に記憶し、ブラシレ
スモータ2の駆動時にロータ角度に応じた所定のタイミ
ングでこれを読出し、各コイルLU、LV及びLWに通
電することによつてブラシレスモータ2を駆動すると、
各相の発生トルクは図4に示す波形TU、TV及びTW
となる。このトルク波形TU、TV及びTWは正弦波の
2乗に比例した波形となることにより、これらを合成し
て得られる合成トルクTRQは一定となる。
【0026】以上の構成において、図5は製造時におけ
るモータ逆起電圧測定処理手順RT0を示し、図6に示
す逆起電圧測定装置10を用いてロータ駆動時における
各コイルLU、LV、LWに発生する逆起電圧(すなわ
ち各コイルLU、LV、LWの鎖交磁束量)を測定す
る。
るモータ逆起電圧測定処理手順RT0を示し、図6に示
す逆起電圧測定装置10を用いてロータ駆動時における
各コイルLU、LV、LWに発生する逆起電圧(すなわ
ち各コイルLU、LV、LWの鎖交磁束量)を測定す
る。
【0027】すなわち逆起電圧測定装置10の制御装置
13は図5に示す逆起電圧波形測定処理RT0を実行
し、まずステツプSP1においてブラシレスモータ2を
外部駆動し、続くステツプSP2においてブラシレスモ
ータ2に設けられているパルス発生器(図示せず)から
得られるPG信号(パルス信号)を検出したか否かを判
断する。ここで否定結果が得られると、このことは測定
しようとするコイルに対してロータ部が基準位置まで回
転していないことを表しており、このとき制御装置13
は再びステツプSP2に戻つてPG信号が検出されるま
で当該処理ループを繰り返す。
13は図5に示す逆起電圧波形測定処理RT0を実行
し、まずステツプSP1においてブラシレスモータ2を
外部駆動し、続くステツプSP2においてブラシレスモ
ータ2に設けられているパルス発生器(図示せず)から
得られるPG信号(パルス信号)を検出したか否かを判
断する。ここで否定結果が得られると、このことは測定
しようとするコイルに対してロータ部が基準位置まで回
転していないことを表しており、このとき制御装置13
は再びステツプSP2に戻つてPG信号が検出されるま
で当該処理ループを繰り返す。
【0028】ここでステツプSP2において肯定結果が
得られると、このことはロータ部が基準位置まで到達し
たことを表しており、制御装置13は続くステツプSP
3に移つてブラシレスモータ2からFG信号(周波数信
号)が検出されたか否かを判断する。
得られると、このことはロータ部が基準位置まで到達し
たことを表しており、制御装置13は続くステツプSP
3に移つてブラシレスモータ2からFG信号(周波数信
号)が検出されたか否かを判断する。
【0029】FG信号はブラシレスモータ2の回転方向
に沿つて設けられた磁気検出パターンによつて得ること
ができ、上記PG信号を基準としたロータ部の回転位置
を検出し得るようになされている。従つてステツプSP
3において否定結果が得られると、このことはロータ部
がFG信号によつて表される測定点まで到達していない
ことを表しており、このとき制御装置13はステツプS
P3に戻つて、FG信号が検出されるまで当該処理ルー
プを繰り返す。
に沿つて設けられた磁気検出パターンによつて得ること
ができ、上記PG信号を基準としたロータ部の回転位置
を検出し得るようになされている。従つてステツプSP
3において否定結果が得られると、このことはロータ部
がFG信号によつて表される測定点まで到達していない
ことを表しており、このとき制御装置13はステツプS
P3に戻つて、FG信号が検出されるまで当該処理ルー
プを繰り返す。
【0030】ここでステツプSP3において肯定結果が
得られると、このことはロータ部がPG信号による基準
位置を基準とした第1の測定点に到達したことを表して
おり、このとき制御装置13は続くステツプSP4に移
つて各コイルから発生する逆起電圧を測定する。
得られると、このことはロータ部がPG信号による基準
位置を基準とした第1の測定点に到達したことを表して
おり、このとき制御装置13は続くステツプSP4に移
つて各コイルから発生する逆起電圧を測定する。
【0031】さらに制御装置13はステツプSP5移つ
て、メモリ12における各コイルの逆起電圧をそれぞれ
記憶すべきアドレスを特定した後、続くステツプSP6
において当該割り当てられたアドレスに各コイルの逆起
電圧をそれぞれ記憶する。
て、メモリ12における各コイルの逆起電圧をそれぞれ
記憶すべきアドレスを特定した後、続くステツプSP6
において当該割り当てられたアドレスに各コイルの逆起
電圧をそれぞれ記憶する。
【0032】さらに制御装置13は、続くステツプSP
7においてモータが1回転したか否かを判断し、否定結
果が得られると、上述のステツプSP3に戻つてステツ
プSP3−SP4−SP5−SP6−SP7の処理ルー
プを繰り返す。
7においてモータが1回転したか否かを判断し、否定結
果が得られると、上述のステツプSP3に戻つてステツ
プSP3−SP4−SP5−SP6−SP7の処理ルー
プを繰り返す。
【0033】このようにしてロータの1回転を所定数分
割してなる各測定点ごとに各コイルの逆起電圧を順次メ
モリ12に記憶して行き、ロータが1回転するとステツ
プSP7において肯定結果が得られ、このとき制御装置
13は続くステツプSP8において当該逆起電圧波形測
定処理RT0を終了する。かくしてメモリ12には各コ
イルごとの逆起電圧波形が記憶される。
割してなる各測定点ごとに各コイルの逆起電圧を順次メ
モリ12に記憶して行き、ロータが1回転するとステツ
プSP7において肯定結果が得られ、このとき制御装置
13は続くステツプSP8において当該逆起電圧波形測
定処理RT0を終了する。かくしてメモリ12には各コ
イルごとの逆起電圧波形が記憶される。
【0034】この状態において制御装置13は図7に示
す駆動電流の最適波形計算処理RT1に入り、ステツプ
SP10において波形メモリ5の各相ごとに設けられた
メモリ5A、5B、5Cのアドレスをそれぞれ設定した
後、ステツプSP11に移つてメモリ12から上記逆起
電圧VU、VV及びVWを読み出し、さらにステツプS
P12に移つて当該制御装置13のCPUによつて逆起
電圧VU、VV及びVWから最適駆動電流波形IU、I
X、IWの値を計算する。
す駆動電流の最適波形計算処理RT1に入り、ステツプ
SP10において波形メモリ5の各相ごとに設けられた
メモリ5A、5B、5Cのアドレスをそれぞれ設定した
後、ステツプSP11に移つてメモリ12から上記逆起
電圧VU、VV及びVWを読み出し、さらにステツプS
P12に移つて当該制御装置13のCPUによつて逆起
電圧VU、VV及びVWから最適駆動電流波形IU、I
X、IWの値を計算する。
【0035】この結果得られる値を続くステツプSP1
3において波形メモリ5(5A、5B、5C)に格納し
続くステツプSP14においてメモリ12及び波形メモ
リ5(5A、5B、5C)のアドレスをカウントアツプ
すると共に、続くステツプSP15において上述のPG
信号及びFG信号基づいてブラシレスモータ2のロータ
が1回転したか否かを判断する。
3において波形メモリ5(5A、5B、5C)に格納し
続くステツプSP14においてメモリ12及び波形メモ
リ5(5A、5B、5C)のアドレスをカウントアツプ
すると共に、続くステツプSP15において上述のPG
信号及びFG信号基づいてブラシレスモータ2のロータ
が1回転したか否かを判断する。
【0036】ここで否定結果がられると、このことはロ
ータが1回転していないことを表しており、このとき制
御装置13は上述のステツプSP11に戻りステツプS
P11−SP12−SP13−SP14の処理ループを
繰り返す。
ータが1回転していないことを表しており、このとき制
御装置13は上述のステツプSP11に戻りステツプS
P11−SP12−SP13−SP14の処理ループを
繰り返す。
【0037】このようにして制御装置13はブラシレス
モータ2のロータが1回転するまでの間、逆起電圧V
U、VV及びVWに基づいて最適電流波形IU、IV、
IWの値を算出し、この結果を波形メモリ5(5A、5
B、5C)の各アドレスに記憶することにより、当該波
形メモリ5(5A、5B、5C)には、ブラシレスモー
タ2の1回転分に相当する通電すべき最適電流波形I
U、IV及びIWが記憶される。
モータ2のロータが1回転するまでの間、逆起電圧V
U、VV及びVWに基づいて最適電流波形IU、IV、
IWの値を算出し、この結果を波形メモリ5(5A、5
B、5C)の各アドレスに記憶することにより、当該波
形メモリ5(5A、5B、5C)には、ブラシレスモー
タ2の1回転分に相当する通電すべき最適電流波形I
U、IV及びIWが記憶される。
【0038】かくしてロータが1回転して当該1回転分
の最適電流波形IU、IV及びIWがすべて記憶される
と、制御装置13は続くステツプSP16において当該
最適電流波形計算処理RT1を終了する。
の最適電流波形IU、IV及びIWがすべて記憶される
と、制御装置13は続くステツプSP16において当該
最適電流波形計算処理RT1を終了する。
【0039】このようにして製造工程において波形メモ
リ5に記憶された最適電流波形IU、IV及びIWを用
い、使用時においてブラシレスモータ2を駆動する。こ
の駆動動作を図8のモータ駆動処理手順RT2に示し、
図1及び図6との対応部分に同一符号を付して示す図9
のモータ駆動装置を用いてこれを実行する。
リ5に記憶された最適電流波形IU、IV及びIWを用
い、使用時においてブラシレスモータ2を駆動する。こ
の駆動動作を図8のモータ駆動処理手順RT2に示し、
図1及び図6との対応部分に同一符号を付して示す図9
のモータ駆動装置を用いてこれを実行する。
【0040】すなわち制御装置13はモータ駆動処理R
T2のステツプSP20においてブラシレスモータ2の
ロータ角度及びFG信号のカウント値をイニシヤライズ
する。
T2のステツプSP20においてブラシレスモータ2の
ロータ角度及びFG信号のカウント値をイニシヤライズ
する。
【0041】これによりロータの回転位置を特定し、続
くステツプSP21においてFG信号のカウント値に応
じて波形メモリ5のアドレスを特定する。
くステツプSP21においてFG信号のカウント値に応
じて波形メモリ5のアドレスを特定する。
【0042】従つてブラシレスモータ2の回転状態(ロ
ータの回転位置)に応じて、各相コイルLU、LV及び
LWに通電すべき電流値が記憶されている波形メモリ5
(5A、5B、5C)のアドレスを特定した後、ステツ
プSP22においてこれを読み出す。
ータの回転位置)に応じて、各相コイルLU、LV及び
LWに通電すべき電流値が記憶されている波形メモリ5
(5A、5B、5C)のアドレスを特定した後、ステツ
プSP22においてこれを読み出す。
【0043】続いて制御装置13は、ステツプSP23
の処理を実行することにより波形メモリ5(5A、5
B、5C)から読み出した値をデイジタルアナログ変換
器(DAコンバータ)7(図9)を介してV−I(電圧
−電流)変換回路9に入力し、電圧値として波形メモリ
5に記憶されていた最適電流波形IU、IV、IWの値
を電流値に変換し、続くステツプSP24においてこれ
をブラシレスモータ2の対応する各相コイルLU、LV
及びLWにそれぞれ出力する。従つてブラシレスモータ
2は波形メモリ5(5A、5B、5C)に記憶されてい
る最適電流波形IU、IV、IWに応じた電流によつて
駆動される。
の処理を実行することにより波形メモリ5(5A、5
B、5C)から読み出した値をデイジタルアナログ変換
器(DAコンバータ)7(図9)を介してV−I(電圧
−電流)変換回路9に入力し、電圧値として波形メモリ
5に記憶されていた最適電流波形IU、IV、IWの値
を電流値に変換し、続くステツプSP24においてこれ
をブラシレスモータ2の対応する各相コイルLU、LV
及びLWにそれぞれ出力する。従つてブラシレスモータ
2は波形メモリ5(5A、5B、5C)に記憶されてい
る最適電流波形IU、IV、IWに応じた電流によつて
駆動される。
【0044】この駆動状態において制御装置13は続く
ステツプSP25に移つてブラシレスモータ2からFG
信号が検出されたか否かを判断する。
ステツプSP25に移つてブラシレスモータ2からFG
信号が検出されたか否かを判断する。
【0045】ここで否定結果が得られると、このことは
ブラシレスモータ2のロータがFG信号を出力する位置
まで回転していないことを表しており、このとき制御装
置13は再びステツプSP25の処理を肯定結果が得ら
れるまで繰り返す。
ブラシレスモータ2のロータがFG信号を出力する位置
まで回転していないことを表しており、このとき制御装
置13は再びステツプSP25の処理を肯定結果が得ら
れるまで繰り返す。
【0046】ここで肯定結果が得られると、このことは
ブラシレスモータ2のロータがFG信号を出力する位置
まで回転したことを表しており、このとき制御装置13
は続くステツプSP26に移つて外部からモータ駆動を
終了する信号が入力されたか否かを判断する。
ブラシレスモータ2のロータがFG信号を出力する位置
まで回転したことを表しており、このとき制御装置13
は続くステツプSP26に移つて外部からモータ駆動を
終了する信号が入力されたか否かを判断する。
【0047】ここで否定結果が得られると、このことは
モータ駆動状態を維持しなければならないことを表して
おり、制御装置13は上述のステツプSP21に戻つて
カウントアツプされたFG信号に応じて波形メモリ5の
アドレスを更新し、続くステツプSP22−SP23−
SP24−SP25の処理を実行する。
モータ駆動状態を維持しなければならないことを表して
おり、制御装置13は上述のステツプSP21に戻つて
カウントアツプされたFG信号に応じて波形メモリ5の
アドレスを更新し、続くステツプSP22−SP23−
SP24−SP25の処理を実行する。
【0048】このようにしてステツプSP26において
肯定結果が得られるまで、ステツプSP21〜SP25
の処理ループを繰り返すことにより、ブラシレスモータ
2はFG信号を出力する回転位置で区切られた区間ごと
に対応する波形メモリ5のアドレスから読み出された最
適電流波形値によつて駆動される。
肯定結果が得られるまで、ステツプSP21〜SP25
の処理ループを繰り返すことにより、ブラシレスモータ
2はFG信号を出力する回転位置で区切られた区間ごと
に対応する波形メモリ5のアドレスから読み出された最
適電流波形値によつて駆動される。
【0049】さらにステツプSP26において肯定結果
が得られると、このことは外部からモータの駆動を終了
する命令が入力されたことを表しており、このとき制御
装置13は続くステツプSP27に移つて当該モータ駆
動処理RT2を終了する。
が得られると、このことは外部からモータの駆動を終了
する命令が入力されたことを表しており、このとき制御
装置13は続くステツプSP27に移つて当該モータ駆
動処理RT2を終了する。
【0050】かくしてブラシレスモータ2は製造工程時
において予め算出された最適電流波形IU、IV、IW
によつて駆動されることにより、各相コイルLU、LV
及びLWによつて発生するトルクTU、TV及びTWを
正弦波の2乗に比例した波形とすることができ、当該ト
ルクTU、TV及びTWを合成した合成トルクTRQを
一定にすることができる。
において予め算出された最適電流波形IU、IV、IW
によつて駆動されることにより、各相コイルLU、LV
及びLWによつて発生するトルクTU、TV及びTWを
正弦波の2乗に比例した波形とすることができ、当該ト
ルクTU、TV及びTWを合成した合成トルクTRQを
一定にすることができる。
【0051】以上の構成によれば、各相コイルの鎖交磁
束に基づいた簡易な方法によつて予め駆動電流波形を生
成し、当該駆動電流によつてブラシレスモータ2を駆動
することにより、各相コイルによつて発生するトルクT
U、TV、TWを合成した合成トルクTRQの脈動を一
段と容易に防止することができる。
束に基づいた簡易な方法によつて予め駆動電流波形を生
成し、当該駆動電流によつてブラシレスモータ2を駆動
することにより、各相コイルによつて発生するトルクT
U、TV、TWを合成した合成トルクTRQの脈動を一
段と容易に防止することができる。
【0052】なお上述の実施例においては、各相コイル
LU、LV及びLWにおいて発生するトルク波形TU、
TV及びTWは、当該3相のブラシレスモータ2におい
て正確に120 °ずつずれている場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、各相の位相ずれが120 °に対し
てさらにずれている場合においても適用することができ
る。
LU、LV及びLWにおいて発生するトルク波形TU、
TV及びTWは、当該3相のブラシレスモータ2におい
て正確に120 °ずつずれている場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、各相の位相ずれが120 °に対し
てさらにずれている場合においても適用することができ
る。
【0053】この場合、1つの相の逆起電圧の基本波に
対して位相を合わせた場合、他の相と位相ずれをおこ
し、その結果逆起電圧が0〔V〕の付近で合成トルクT
RQをフラツトにするため、図10に示すような駆動電
流の急激な変化が必要となる。しかし、このような電流
変化はモータノイズを発生するだけでなく、通電を実現
すること自体困難である。
対して位相を合わせた場合、他の相と位相ずれをおこ
し、その結果逆起電圧が0〔V〕の付近で合成トルクT
RQをフラツトにするため、図10に示すような駆動電
流の急激な変化が必要となる。しかし、このような電流
変化はモータノイズを発生するだけでなく、通電を実現
すること自体困難である。
【0054】従つてこのような逆起電圧が0〔V〕付近
においては、急激な電流変化を発生させないような方法
を用いる。すなわち図11に示すように、逆起電圧の振
幅がその基本波振幅の30%以下になつたとき制御装置1
3において算出されたデータを採用せずに、逆起電圧の
+側及び−側の30%の点での算出電流値を直線で結ぶよ
うにする。
においては、急激な電流変化を発生させないような方法
を用いる。すなわち図11に示すように、逆起電圧の振
幅がその基本波振幅の30%以下になつたとき制御装置1
3において算出されたデータを採用せずに、逆起電圧の
+側及び−側の30%の点での算出電流値を直線で結ぶよ
うにする。
【0055】このようにすれば、逆起電圧の0〔V〕付
近において、滑らかに変化する電流を通電することがで
きる。この場合の各相コイルLU、LV及びLWによる
トルクTU、TV及びTWと、合成トルクTRQは図1
2に示すようになり、合成トルクTRQの脈動を1
〔%〕程度の実用上十分な範囲に収めつつ、電流の急激
な変化を回避することができる。
近において、滑らかに変化する電流を通電することがで
きる。この場合の各相コイルLU、LV及びLWによる
トルクTU、TV及びTWと、合成トルクTRQは図1
2に示すようになり、合成トルクTRQの脈動を1
〔%〕程度の実用上十分な範囲に収めつつ、電流の急激
な変化を回避することができる。
【0056】なお上述の実施例においては、逆起電圧の
+側及び−側の30%の点での算出電流値を直線で結ぶよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、基本振幅に対して他の割合となつたときの点を結ぶ
ようにしても良い。
+側及び−側の30%の点での算出電流値を直線で結ぶよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、基本振幅に対して他の割合となつたときの点を結ぶ
ようにしても良い。
【0057】(2)第2実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図13は本発
明によるブラシレスモータ駆動装置の第2実施例を示
し、20は全体として3相のブラシレスモータ2を駆動
するためのブラシレスモータ駆動装置である。
明によるブラシレスモータ駆動装置の第2実施例を示
し、20は全体として3相のブラシレスモータ2を駆動
するためのブラシレスモータ駆動装置である。
【0058】波形メモリ5A、5B及び5Cには各相の
コイルLU、LV及びLWに通電すべき最適電流波形が
記憶され、当該電流波形をロータ角度に応じた所定のタ
イミングで通電することにより、ブラシレスモータ2を
駆動するようになされている。
コイルLU、LV及びLWに通電すべき最適電流波形が
記憶され、当該電流波形をロータ角度に応じた所定のタ
イミングで通電することにより、ブラシレスモータ2を
駆動するようになされている。
【0059】ここで上述の第1実施例においては、各相
のコイルLU、LV及びLWの共通接続点COMに対し
て電流を供給又は排出するようになされた駆動回路(ト
ランジスタQ7及びQ8)が設けられ、各相のコイルL
U、LV及びLWに流れる電流の和が0にないない場合
でもこれに応じて当該トランジスタQ7及びQ8をオン
−オフ制御することにより、必要な電流の送受を行うよ
うになされているが、本実施例においては予め波形メモ
リ5A、5B及び5Cに記憶する電流波形について、各
相のコイルLU、LV及びLWに通電する電流値の和が
0になるようにすることにより、共通接続点COMに対
して電流の送受を行う必要性を回避し、トランジスタQ
7及びQ8を設けなくとも良いようになされている。従
つて共通接続点COMには高周波のインピーダンスを低
減する発振防止用コンデンサCのみが接続されている。
のコイルLU、LV及びLWの共通接続点COMに対し
て電流を供給又は排出するようになされた駆動回路(ト
ランジスタQ7及びQ8)が設けられ、各相のコイルL
U、LV及びLWに流れる電流の和が0にないない場合
でもこれに応じて当該トランジスタQ7及びQ8をオン
−オフ制御することにより、必要な電流の送受を行うよ
うになされているが、本実施例においては予め波形メモ
リ5A、5B及び5Cに記憶する電流波形について、各
相のコイルLU、LV及びLWに通電する電流値の和が
0になるようにすることにより、共通接続点COMに対
して電流の送受を行う必要性を回避し、トランジスタQ
7及びQ8を設けなくとも良いようになされている。従
つて共通接続点COMには高周波のインピーダンスを低
減する発振防止用コンデンサCのみが接続されている。
【0060】すなわち波形メモリ5A、5B及び5Cに
記憶された電流波形の算出方法としては、各相のコイル
LU、LV及びLWによつて発生する逆起電圧VU、V
V及びVWが図14に示すように奇数次高調波成分を含
んでいる場合、各相にそれぞれ120 °位相差の正弦波電
流を通電すると図15に示すような各相のトルクTU、
TV、TW及び合成トルクTRQを発生する。
記憶された電流波形の算出方法としては、各相のコイル
LU、LV及びLWによつて発生する逆起電圧VU、V
V及びVWが図14に示すように奇数次高調波成分を含
んでいる場合、各相にそれぞれ120 °位相差の正弦波電
流を通電すると図15に示すような各相のトルクTU、
TV、TW及び合成トルクTRQを発生する。
【0061】この合成トルクTRQは、各相のコイルに
よつて発生する逆起電圧VU、VV及びVWの波形が奇
数次高調波成分を含むことによつて一定にはならない。
従つて当該合成トルクTRQの逆数を、各相に通電する
正弦波電流波形に乗じて駆動電流波形IU、IV及びI
Wとしたものが図16に示す波形となる。
よつて発生する逆起電圧VU、VV及びVWの波形が奇
数次高調波成分を含むことによつて一定にはならない。
従つて当該合成トルクTRQの逆数を、各相に通電する
正弦波電流波形に乗じて駆動電流波形IU、IV及びI
Wとしたものが図16に示す波形となる。
【0062】この駆動電流波形IU、IV及びIWに
は、合成トルクTRQ(図15)の脈動を打ち消す成分
が含まれることにより、これを各相のコイルLU、LV
及びLWに通電すると、ブラシレスモータ2の合成トル
クTRQ(図15)の脈動分が打ち消されて図17に示
すような一定の合成トルク波形TRQとなる。
は、合成トルクTRQ(図15)の脈動を打ち消す成分
が含まれることにより、これを各相のコイルLU、LV
及びLWに通電すると、ブラシレスモータ2の合成トル
クTRQ(図15)の脈動分が打ち消されて図17に示
すような一定の合成トルク波形TRQとなる。
【0063】ここで120 °位相差のある3相の正弦波電
流をコイルに通電したとき、その共通接続点COMにお
ける電流の入出量は0となるが、図16に示す電流波形
IU、IV及びIWとした場合でも任意のロータ角度に
対する3相の関係は正弦波の場合と変化していないた
め、共通接続点COMにおける合成電流は0となる。
流をコイルに通電したとき、その共通接続点COMにお
ける電流の入出量は0となるが、図16に示す電流波形
IU、IV及びIWとした場合でも任意のロータ角度に
対する3相の関係は正弦波の場合と変化していないた
め、共通接続点COMにおける合成電流は0となる。
【0064】ここで共通接続点COMにおけるトータル
電流を0とする具体的な計算例を示す。まず各変数、関
数及び定数として、ロータ角度(電気角)をθ、各相の
逆起電圧をVU(θ)、VV(θ)及びVW(θ)(但
しVU(θ)の基本波成分はkを定数としてksin θと
する)、想定される逆起電圧の最大値をVMAX とし、ト
ルク補正用関数K(θ)を次式、
電流を0とする具体的な計算例を示す。まず各変数、関
数及び定数として、ロータ角度(電気角)をθ、各相の
逆起電圧をVU(θ)、VV(θ)及びVW(θ)(但
しVU(θ)の基本波成分はkを定数としてksin θと
する)、想定される逆起電圧の最大値をVMAX とし、ト
ルク補正用関数K(θ)を次式、
【数1】 の関係式によつて定義する。
【0065】このK(θ)を用い、角相の出力電流波形
IU(θ)、IV(θ)及びIW(θ)は次式、
IU(θ)、IV(θ)及びIW(θ)は次式、
【数2】
【数3】
【数4】 のような関数となる(但しAは任意の利得を示す)。
【0066】従つてトータル電流Iは次式、
【数5】 によつて算出され、この結果当該合成電流Iが0となる
ことが分かる。
ことが分かる。
【0067】以上の算出方法に基づき、上述の図6の場
合と同様にして製造工程時における波形メモリ5(5
A、5B、5C)への電流波形の記憶作業を実行し、上
述の図9の場合と同様にして当該波形メモリ5(5A、
5B、5C)の波形を用いてブラシレスモータ2を駆動
することにより、各相のコイルLU、LV及びLWの共
通接続点COMでの電流値を0とし得ると共に、合成ト
ルクTRQを一定にすることができる。
合と同様にして製造工程時における波形メモリ5(5
A、5B、5C)への電流波形の記憶作業を実行し、上
述の図9の場合と同様にして当該波形メモリ5(5A、
5B、5C)の波形を用いてブラシレスモータ2を駆動
することにより、各相のコイルLU、LV及びLWの共
通接続点COMでの電流値を0とし得ると共に、合成ト
ルクTRQを一定にすることができる。
【0068】以上の構成によれば、各相コイルの共通接
続点COMにおける電流値を0とし得ることにより、当
該共通接続点COMを低インピーダンスとする必要を回
避し得、これによりトランジスタQ7及び8を設けない
分回路構成を簡素化することができる。
続点COMにおける電流値を0とし得ることにより、当
該共通接続点COMを低インピーダンスとする必要を回
避し得、これによりトランジスタQ7及び8を設けない
分回路構成を簡素化することができる。
【0069】また上述の電流波形算出方法を用いた場
合、当該電流波形は急峻な変化を示さないことにより、
モータノイズが大きくなることを回避することができ
る。
合、当該電流波形は急峻な変化を示さないことにより、
モータノイズが大きくなることを回避することができ
る。
【0070】なお上述の実施例においては、各相の逆起
電圧VU、VV及びVWが正確に120 °の位相差をもつ
ている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
各相の位相ずれが120 °に対してさらにずれている場合
においても適用することができる。
電圧VU、VV及びVWが正確に120 °の位相差をもつ
ている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
各相の位相ずれが120 °に対してさらにずれている場合
においても適用することができる。
【0071】例えば図18に示すようにU相の逆起電圧
波形VUに対してV相及びW相の逆起電圧波形VV及び
VWの位相差が120 °の位相差からさらにそれぞれ−10
°及び+10°の位相ずれを起こしている場合、波形メモ
リ5に記憶される通電電流波形IU、IV及びIWは図
19に示すようになる。
波形VUに対してV相及びW相の逆起電圧波形VV及び
VWの位相差が120 °の位相差からさらにそれぞれ−10
°及び+10°の位相ずれを起こしている場合、波形メモ
リ5に記憶される通電電流波形IU、IV及びIWは図
19に示すようになる。
【0072】この波形IU、IV及びIWを駆動電流と
して各相コイルLU、LV及びLWに通電した際の各相
トルク波形TU、TV、TW及び合成トルクTRQは図
20に示すように一定となる。この場合においても、任
意のロータ角度における各コイルLU、LV及びLWの
共通接続点COMでの合成電流は0となる。従つて逆起
電圧に位相差が生じている場合においても本発明を適用
することができる。
して各相コイルLU、LV及びLWに通電した際の各相
トルク波形TU、TV、TW及び合成トルクTRQは図
20に示すように一定となる。この場合においても、任
意のロータ角度における各コイルLU、LV及びLWの
共通接続点COMでの合成電流は0となる。従つて逆起
電圧に位相差が生じている場合においても本発明を適用
することができる。
【0073】(3)他の実施例 上述の実施例においては、3相のブラシレスモータに本
発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば2相のブラシレスモータ等、他のブラシ
レスモータにおいてもこれを適用することができる。
発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば2相のブラシレスモータ等、他のブラシ
レスモータにおいてもこれを適用することができる。
【0074】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、磁気回路
の構成に差を有するブラシレスモータごとにトルク脈動
が小さくなるような駆動電流を所定の算出方法によつて
算出し、当該駆動電流によつてブラシレスモータを駆動
するようにしたことにより、ブラシレスモータのトルク
脈動を簡易な方法によつて一段と小さくし得るブラシレ
スモータ駆動装置を実現できる。
の構成に差を有するブラシレスモータごとにトルク脈動
が小さくなるような駆動電流を所定の算出方法によつて
算出し、当該駆動電流によつてブラシレスモータを駆動
するようにしたことにより、ブラシレスモータのトルク
脈動を簡易な方法によつて一段と小さくし得るブラシレ
スモータ駆動装置を実現できる。
【0075】また各相のコイルに通電する電流の和が0
となるように駆動電流波形を算出するようにしたことに
より、各相のコイルの共通接続点を低インピーダンスに
する必要を回避し、これにより回路構成を一段と簡素化
することができる。
となるように駆動電流波形を算出するようにしたことに
より、各相のコイルの共通接続点を低インピーダンスに
する必要を回避し、これにより回路構成を一段と簡素化
することができる。
【図1】本発明によるブラシレスモータ駆動装置の第1
実施例を示す接続図である。
実施例を示す接続図である。
【図2】逆起電圧波形を示す特性曲線図である。
【図3】算出された通電電流波形を示す特性曲線図であ
る。
る。
【図4】算出された通電電流波形によつてブラシレスモ
ータを駆動した際のトルク波形を示す特性曲線図であ
る。
ータを駆動した際のトルク波形を示す特性曲線図であ
る。
【図5】逆起電圧測定処理手順を示すフローチヤートで
ある。
ある。
【図6】逆起電圧波形測定装置を示すブロツク図であ
る。
る。
【図7】最適波形計算処理手順を示すフローチヤートで
ある。
ある。
【図8】モータ駆動処理手順を示すフローチヤートであ
る。
る。
【図9】モータ駆動装置を示すブロツク図である。
【図10】位相ずれが生じている際の通電電流波形を示
す特性曲線図である。
す特性曲線図である。
【図11】位相ずれが生じている際の補正通電電流波形
を示す特性曲線図である。
を示す特性曲線図である。
【図12】補正電流波形によつてモータを駆動した際の
トルク波形を示す特性曲線図である。
トルク波形を示す特性曲線図である。
【図13】本発明によるブラシレスモータ駆動装置の第
2実施例を示す接続図である。
2実施例を示す接続図である。
【図14】逆起電圧波形を示す特性曲線図である。
【図15】奇数次高調波成分を含む逆起電圧に基づいて
算出された電流によつて駆動されたモータのトルク波形
を示す特性曲線図である。
算出された電流によつて駆動されたモータのトルク波形
を示す特性曲線図である。
【図16】モータのトルク脈動を防止するように算出さ
れた電流波形を示す特性曲線図である。
れた電流波形を示す特性曲線図である。
【図17】算出された電流波形によつてモータを駆動し
た際のトルク波形を示す特性曲線図である。
た際のトルク波形を示す特性曲線図である。
【図18】位相ずれを起こした逆起電圧波形を示す特性
曲線図である。
曲線図である。
【図19】位相ずれを起こした際の通電電流波形を示す
特性曲線図である。
特性曲線図である。
【図20】位相ずれを起こした際のトルク波形を示す特
性曲線図である。
性曲線図である。
1……ブラシレスモータ駆動装置、5A、5B、5C…
…波形メモリ、10……逆起電圧波形測定装置、12…
…メモリ、13……制御装置、LU、LV、LW……コ
イル、VU、VV、VW……逆起電圧、IU、IV、I
W……通電電流、TU、TV、TW……モータトルク、
TRQ……合成トルク。
…波形メモリ、10……逆起電圧波形測定装置、12…
…メモリ、13……制御装置、LU、LV、LW……コ
イル、VU、VV、VW……逆起電圧、IU、IV、I
W……通電電流、TU、TV、TW……モータトルク、
TRQ……合成トルク。
Claims (2)
- 【請求項1】ブラシレスモータの各相のコイルに通電す
る駆動電流波形を記憶する記憶手段と、上記ブラシレス
モータから検出される所定の周波数信号をカウントし上
記ブラシレスモータのロータ角度を特定する特定手段
と、当該特定手段によつて特定された上記ロータ角度に
基づいて上記記憶手段から上記ロータ角度に応じた上記
駆動電流波形を出力する出力手段とを有するブラシレス
モータ駆動装置において、 上記コイルの受ける鎖交磁束量に上記コイルに流れる電
流値を乗じた値が、上記ロータ角度に対する正弦波の2
乗に比例した値となるように上記各相のコイルに通電す
る上記駆動電流波形を算出し、 上記算出結果を上記記憶手段に記憶し、 上記記憶された駆動電流波形によつて上記ブラシレスモ
ータを駆動するようにしたことを特徴とするブラシレス
モータ駆動装置。 - 【請求項2】ブラシレスモータの各相のコイルに通電す
る駆動電流波形を予め記憶する記憶手段と、上記ブラシ
レスモータから検出される所定の周波数信号をカウント
し上記ブラシレスモータのロータ角度を特定する特定手
段と、当該特定手段によつて特定された上記ロータ角度
に基づいて上記記憶手段から上記ロータ角度に応じた上
記駆動電流波形を出力する出力手段とを有するブラシレ
スモータ駆動装置において、 上記各相のコイルに通電する電流の和を0とすると共に
上記ブラシレスモータの出力トルクを一定とするような
電流波形を上記駆動電流波形として算出するようにした
ことを特徴とするブラシレスモータ駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3305486A JPH05115196A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ブラシレスモータ駆動装置 |
US07/957,439 US5323093A (en) | 1991-10-23 | 1992-10-07 | Brushless motor driving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3305486A JPH05115196A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ブラシレスモータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05115196A true JPH05115196A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17945742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3305486A Pending JPH05115196A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | ブラシレスモータ駆動装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5323093A (ja) |
JP (1) | JPH05115196A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN111917356A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-11-10 | 江苏雷利电机股份有限公司 | 控制方法和装置、电机装置和电机控制参数的获取方法 |
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EP1012952A1 (en) | 1997-01-29 | 2000-06-28 | Dieter W. Blum | Dynamo-electric machines and control and operating system for the same |
CA2288581A1 (en) | 1999-11-05 | 2001-05-05 | Hui Li | Three-phase current sensor and estimator |
DE10058293A1 (de) | 2000-11-23 | 2002-05-29 | Siemens Ag | Aktive Geräuschkompensation |
JP4001562B2 (ja) * | 2003-04-04 | 2007-10-31 | 松下電器産業株式会社 | モータ及びディスク装置 |
US7211973B1 (en) | 2005-01-07 | 2007-05-01 | Marvell Asia Pte, Ltd. | System and process for utilizing back electromotive force in disk drives |
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JPH0681542B2 (ja) * | 1989-09-16 | 1994-10-12 | 株式会社東芝 | ブラシレスモータ制御回路 |
US5182499A (en) * | 1990-10-25 | 1993-01-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Sensorless brushless motor |
JPH04236190A (ja) * | 1991-01-11 | 1992-08-25 | Toyota Motor Corp | ブラシレスモータのための電気制御装置 |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP3305486A patent/JPH05115196A/ja active Pending
-
1992
- 1992-10-07 US US07/957,439 patent/US5323093A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5323093A (en) | 1994-06-21 |
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