JPH05161385A - ブラシレスモータの駆動波形生成方法 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動波形生成方法

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JPH05161385A
JPH05161385A JP3342434A JP34243491A JPH05161385A JP H05161385 A JPH05161385 A JP H05161385A JP 3342434 A JP3342434 A JP 3342434A JP 34243491 A JP34243491 A JP 34243491A JP H05161385 A JPH05161385 A JP H05161385A
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JP
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waveform
phase
counter
zero
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JP3342434A
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Tatsuro Hayakawa
達郎 早川
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラシレスモータから得られる逆起電圧を所定
間隔のサンプリング点ごとにサンプリングすると共に、
当該サンプリングされた上記逆起電圧が所定の基準レベ
ルを横切るゼロクロス点を検出し、検出されたゼロクロ
ス点に基づいて得られる正弦波及びサンプリングされた
逆起電圧波形に基づいてブラシレスモータの駆動波形を
生成するブラシレスモータの駆動波形生成方法におい
て、サンプリングによる位相誤差を補正して逆起電圧波
形と同一位相の駆動波形を得る。 【構成】検出されたサンプリング誤差を含む見かけ上の
ゼロクロス点及び真のゼロクロス点の位相差を予め算出
し、算出された位相差によつて正弦波を補正し、補正さ
れた正弦波及びサンプリングされた逆起電圧波形に基づ
いて駆動波形を生成することによつて、逆起電圧波形と
同位相の駆動波形を正確に求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図6及び図7) 課題を解決するための手段(図2) 作用(図2) 実施例(図1〜図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はブラシレスモータの駆動
波形生成方法に関し、ブラシレスモータから得られる逆
起電圧に基づいて駆動波形を生成するブラシレスモータ
の駆動波形生成方法に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、ブラシレスモータにおいては各相
に発生する逆起電圧に基づいて駆動信号波形を作成する
ようになされたものが提案されている(特願平3-305486
号)。
【0004】このブラシレスモータにおいては、各相の
コイルによつて発生する逆起電圧をサンプリングし、当
該逆起電圧波形の基本波成分と同じ位相でなる正弦波の
2乗の値を当該逆起電圧で除算することにより、次式
【数2】 によつて表される駆動波形関数f(θ)を得(但しg
(θ)は逆起電圧波形関数である)、当該駆動波形関数
f(θ)によつて表される駆動電流によつてブラシレス
モータを駆動することにより、各相の発生トルクを正弦
波としようとするものである。この(1)式の計算はプ
ログラム上では連続したデータではなく離散化データと
して実行される。
【0005】また上記(1)式の計算過程において代入
される sin関数は、上記駆動波形関数f(θ)と同様に
離散化データとして計算され、例えばi番目のデータh
i は次式
【数3】 として表すことができる(但しnは1周期における波形
データの分割数(例えば90)を表し、これに応じてiは
0〜89の値をとる)。
【0006】ここで逆起電圧をサンプリングするタイミ
ングとして、当該ブラシレスモータからFG(frequenc
y generator)信号が出力されるタイミングを利用するよ
うになされている。
【0007】すなわちロータ側に1回転を所定数に分割
してFGマグネツトが設けられており、これに対してス
テータ側にFGマグネツトに対向してFGパターンが形
成され、ロータが回転することによつて所定間隔で立ち
上がるFG信号を得るようになされている。
【0008】このFG信号に基づいて各相の逆起電圧を
サンプリングすることにより、当該FG信号の出力タイ
ミングでサンプリングされたデータによつて逆起電圧波
形が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような方法によつ
て駆動波形関数f(θ)を算出する場合、逆起電圧波形
の位相が計算の基準となることにより、当該逆起電圧波
形と同一位相の正弦波データhi ((2)式)が必要と
なる。従つて逆起電圧波形の位相を特定するために基準
となる原点を決める必要があり、当該原点を所定の相
(例えばU相)の逆起電圧波形UVのゼロクロス点にと
る方法が用いられる。
【0010】すなわち図6に示すように、例えばサンプ
リングポイントP1〜P7においてU相の逆起電圧をサ
ンプリングし、これにより逆起電圧波形UVを求めるよ
うになされており、当該サンプリングポイントP1、P
2、……における電圧データのなかから、符号がマイナ
スからプラスに変わる点(すなわち当該逆起電圧をデイ
ジタル変換してなるデータのMSBが「0」から「1」
に変わる点)を検出し、当該変化点U0 をゼロクロス点
とするようになされている。
【0011】ところがサンプリングポイントP1、P
2、……はFG出力信号のタイミングに基づいて決めら
れていることにより、変化点U0 が必ずしも真のゼロク
ロス点U0 ′とはならず、各サンプリングポイントP
1、P2、……の間においてゼロクロス点が生じると、
最大でFG出力信号の1波長分(ここでは4度)遅れて
検出されることになり、この分取り込まれた逆起電圧波
形の位相は真のゼロクロス点U0 ′に対して遅れること
になる。
【0012】従つて当該真のゼロクロス点U0 ′(すな
わち計算の基準点)に基づいて位相が決定される正弦波
データhi と逆起電圧波形との間に位相誤差を有する状
態で上記(2)式を(1)式に代入して計算すると、図
7に示すように、算出される駆動波形関数f(θ)は逆
起電圧波形関数g(θ)と同一位相とはならず、正弦波
h(θ)と同一位相となると共に計算誤差により波形が
歪み、ゼロクロス付近での不連続点が発生する。
【0013】このように、算出される駆動波形が逆起電
圧波形に対して同一位相とはならないことにより当該位
相誤差を有する駆動波形によつて駆動電流波形を生成す
ると、通電タイミングの誤差を生じ、この結果効率の低
下、不要電流によるノイズの増加、及びトルクリツプル
の悪化等の弊害を招くことになる。
【0014】この問題点を解決するための1つの方法と
して、FGの歯数を増やして1周期におけるサンプリン
グ数を増やすことによりサンプリング誤差を少なくする
方法が考えられる。ところがFGの歯数を増やしてもこ
れに対応したセンサの分解能に限界があり、しかも高分
解能のエンコーダを用いると構成が複雑化する問題があ
り、未だ不十分であつた。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、サンプリングによる位相誤差を補正して逆起電圧波
形と同一位相の駆動波形を得ることができるブラシレス
モータの駆動波形生成方法を提案しようとするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、ブラシレスモータ11から得
られる逆起電圧UVを所定間隔のサンプリング点P1、
P2、……ごとにサンプリングすると共に、当該サンプ
リングされた逆起電圧UVが所定の基準レベルを横切る
ゼロクロス点を検出し、検出されたゼロクロス点に基づ
いて得られる正弦波 sinθ及びサンプリングされた逆起
電圧波形g(θ)に基づいてブラシレスモータ11の駆
動波形f(θ)を生成するブラシレスモータの駆動波形
生成方法において、検出されたサンプリング誤差を含む
見かけ上のゼロクロス点U0 及び真のゼロクロス点
0 ′の位相差αを予め算出し、算出された位相差αを
正弦波sinθのオフセツト位相として正弦波 sinθを補
正し、補正された正弦波 sinθ及びサンプリングされた
逆起電圧波形g(θ)に基づいて駆動波形f(θ)を生
成するようにする。
【0017】また第2の発明においては、位相差αを次
の計算式によつて算出することを特徴とする請求項1の
ブラシレスモータの駆動波形生成方法。
【数4】 ただし、U0 は見かけ上のゼロクロス点における逆起電
圧のサンプリングデータ、U-1は見かけ上のゼロクロス
点の前に取り込まれた逆起電圧のサンプリングデータ、
D2はゼロクロス点を検出する際の基準となるデイジタ
ル「0」データ、nは1周期における波形分割数であ
る。
【0018】
【作用】駆動波形を算出するために用いられる正弦波の
位相は、サンプリング誤差を含む見かけ上のゼロクロス
点に基づいて決められることにより、当該正弦波及び逆
起電圧波形は同位相とはならない。
【0019】従つてサンプリング誤差を含む見かけ上の
ゼロクロス点及び真のゼロクロス点の位相差を予め求め
ておき、当該位相差によつて上記正弦波の位相を補正し
て駆動波形を算出することにより、逆起電圧波形及びこ
れと同位相の正弦波によつて駆動波形を算出することが
できる。従つて逆起電圧と同位相の駆動波形を得ること
ができる。
【0020】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0021】図1において10は全体として逆起電圧取
込み装置を示し、3相(8極6コイル)のブラシレスモ
ータ11の回転軸を外部駆動用モータ12の出力軸に連
結し、当該外部駆動用モータ12によつてブラシレスモ
ータ11を外部駆動する。
【0022】ブラシレスモータ11はU相、V相及びW
相の3相構成でなり、外部駆動によつてロータが回転す
ると、各相のコイルによつて逆起電圧が発生する。この
逆起電圧UV、VV及びWVを基準電圧信号SCOM と共
に差動増幅回路13に送出し、基準電圧に対する逆起電
圧値をそれぞれ増幅した後、これを逆起電圧取込み用マ
イクロコンピユータ20のアナログ/デイジタル変換回
路(A/D)21に入力する。
【0023】またブラシレスモータ11には、所定の歯
数でなるFG及び、1回転ごとにパルス信号を出力する
ようになされたPG(pulse generator) が設けられてお
り、FG及びPGから出力されるFG出力信号SFG及び
PG出力信号SPGがそれぞれ増幅回路14及び15を介
して逆起電圧取込み用マイクロコンピユータ20の割込
み用タイマ(CTC)22に入力される。このPG出力
信号SPG及びFG出力信号SFGによつて差動増幅回路1
3から出力される逆起電圧の取り込みのタイミングを得
るようになされている。
【0024】また作業者が操作し得るようになされたス
イツチ17が設けられており、当該スイツチ17からの
イネーブル信号SENは逆起電圧取込み用マイクロコンピ
ユータ20のパラレル入出力回路(PIO)23に入力
される。
【0025】逆起電圧取込み用マイクロコンピユータ2
0は、A/D21、CTC22、PIO23、中央処理
装置(CPU)24、データを一時記憶するRAM(ra
ndomaccess memory) 25、逆起電圧取込み用のプログ
ラムを格納したROM(readonly memory)26、外部の
データ処理装置18にデータを送受するシリアル入出力
回路(SIO)27、デイジタル/アナログ変換回路
(D/A)28がそれぞれバスBUSに接続されてい
る。
【0026】ここで図2に示す駆動波形生成処理手順R
T1のステツプSP1においてブラシレスモータ11が
外部駆動用モータ12によつて駆動されると、CPU2
4はROMに格納されているプログラムに従つて逆起電
圧を取り込む処理を実行し、ステツプSP2において作
業者がスイツチ17をオン操作することによつて逆起電
圧取込み動作が許可されたか否かを判断し、肯定結果が
得られるまで、当該ステツプSP2の処理を繰り返す。
この処理は図3の区間T1に相当する。
【0027】ここで作業者がスイツチ17をオン操作す
ることによつて図3(A)に示すようにイネーブル信号
ENが立ち上がると(時点t2)、ステツプSP2にお
いて肯定結果が得られ、CPU24は続くステツプSP
3に移つてブラシレスモータ11からPG出力信号SPG
が出力されるまで当該処理を繰り返す。この処理は図3
の区間T2に相当する。
【0028】ここでPG出力信号SPGが出力されると
(図3(B)時点t3)、ステツプSP3において肯定
結果が得られることにより、CPU24は続くステツプ
SP4に移つてブラシレスモータ11からFG出力信号
FGが出力されたか否かを判断し、肯定結果が得られる
まで当該処理を繰り返す。
【0029】ここで肯定結果が得られると、このことは
PG出力信号SPGが出力された後、始めのFG出力信号
FGが出力されたことを表しており(図3(D)時点t
4)、CPU24は当該FG出力信号SFGによつて差動
増幅回路13から出力されるU相の逆起電圧UVをA/
D21を介して取り込んだ後、ステツプSP5において
当該取り込んだ逆起電圧データがゼロクロス点(すなわ
ち逆起電圧がマイナスからプラスに変化した見かけ上の
ゼロクロス点)データであるか否かを判断する。
【0030】ここで否定結果が得られると、このことは
ブラシレスモータ11の回転動作がU相のゼロクロス点
まで到達していないことを表しており、CPU24は上
述のステツプSP4に戻つて再び同様の処理を繰り返
す。この処理(ステツプSP4及びSP5)は図3の区
間T3に相当する。
【0031】これに対してステツプSP5において肯定
結果が得られると、このことはブラシレスモータ11の
回転動作がU相のゼロクロス点(見かけ上のゼロクロス
点)まで到達したことを表しており(図3(C)時点t
5)、CPU24は続くステツプSP6に移つてさらに
FG出力信号SFGが入力されるのを待ち受ける。
【0032】ここでFG出力信号SFGが入力されてステ
ツプSP6において肯定結果が得られると、このことは
サンプリングのタイミングが到来したことを表しており
(図3時点t6)、CPU24はステツプSP7に移つ
て各相(U相、V相、W相)の逆起電圧を取り込んだ
後、さらにステツプSP8において全周期に亘つて各サ
ンプリングポイントにおける逆起電圧を取り込む。この
処理は図3の区間T4に相当する。このようにして取り
込まれた逆起電圧波形データは続くステツプSP9にお
いてRAM25に格納される。
【0033】ここで当該RAM25に格納された逆起電
圧波形データはサンプリングポイントごとに入力された
逆起電圧波形に基づいて得られた波形であり、上述の如
く原点としてサンプリングされた見かけ上のゼロクロス
点は真のゼロクロス点に対して位相誤差を有している。
【0034】従つてCPU24は当該RAM25に格納
された逆起電圧波形データに基づいて見かけ上のゼロク
ロス点及び真のゼロクロス点の位相差αを算出すべく、
RAM25の逆起電圧波形データをSIO27を介して
外部のデータ処理装置18に送出する。データ処理装置
18は逆起電圧波形データを入力すると、ステツプSP
10の位相差αの計算処理を実行する。
【0035】ここで位相差αの計算手順について説明す
る。この計算方法は真のゼロクロス点前後のデータ間を
直線近似する手法を用いており、図4に示すようにサン
プリングポイントにより取り込まれた逆起電圧波形UV
の見かけ上のゼロクロス点をU0 とすると、真のゼロク
ロス点U0 ′との位相差αは、比例計算によつて次式
【数5】 で表される。但しUD2はデイジタルの「0」データを表
し、12[bit] A/Dであれば 800H(=2048)となる。
またnは1周期における波形分割数を表し、この実施例
の場合90とする。
【0036】このようにして算出された位相差αを用い
て、データ処理装置18は図2におけるステツプSP1
1の処理を実行する。この処理は上述の(1)式を用い
て駆動波形を算出するものであり、この(1)式で用い
られる正弦波データは上述のステツプSP10において
算出された位相差αを用いて、次式
【数6】 によつて位相が補正される。かくして図5に示すように
正弦波データの位相が+αだけ補正されることにより、
逆起電圧波形関数g(θ)及び正弦波関数の位相合わせ
がなされ、この状態で(1)式を計算することにより、
算出される駆動波形関数f(θ)の位相は逆起電圧波形
関数g(θ)と同位相となる。
【0037】このようにして算出された駆動波形データ
は、図2のステツプSP12において逆起電圧取込み用
マイクロコンピユータ20のRAM25に格納され、続
くステツプSP13において当該駆動波形生成処理を終
了する。
【0038】以上は製造過程における駆動波形生成方法
について述べたものであり、実際の使用状態において
は、RAM25からD/A28を介して駆動波形を取り
出し、出力回路部30に送出する。出力回路部30は入
力された駆動波形に基づいて駆動電流を生成し、これに
よりブラシレスモータ11を駆動する。
【0039】かくしてブラシレスモータ11は逆起電圧
波形と同位相の駆動波形によつて駆動されることによ
り、一段と正確なタイミングで駆動電流が通電される。
【0040】以上の構成によれば、逆起電圧のゼロクロ
ス点を基準にして位相が決定される正弦波の位相を、逆
起電圧のゼロクロス点を検出する際に生じる位相誤差α
によつて補正し、当該位相補正された正弦波及びこれと
同位相の逆起電圧波形関数によつて駆動波形を算出する
ことにより、逆起電圧波形と同位相の駆動波形を得るこ
とができる。
【0041】かくして正確なタイミングで駆動電流を通
電することがきることにより、ブラシレスモータ11の
効率を向上し得ると共に、音響ノイズの低減、トルクリ
ツプル特性の向上等を実現することができる。
【0042】なお上述の実施例においては、3相(8極
6コイル)のブラシレスモータ11の駆動波形を生成す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々
のブラシレスモータの駆動波形を生成する場合に適用す
ることができる。
【0043】また上述の実施例においては、(3)式の
計算過程に用いられる1周期における波形分割数nを90
とした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
ブラシレスモータの構成に応じて種々の分割数を適用す
ることができる。
【0044】さらに上述の実施例においては、位相差α
を求める方法として(3)式による比例計算方法を用い
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の
種々の算出方法を適用することができる。
【0045】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、サンプリ
ングによる位相誤差を補正することによつて、逆起電圧
波形と同位相の駆動波形を正確に求めることができる。
従つてブラシレスモータの効率を向上し得ると共に音響
ノイズの低下及びトルクリツプル特性の向上を得ること
ができるブラシレスモータの駆動波形生成方法を実現し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブラシレスモータの駆動波形生成
方法を実現するための構成を示すブロツク図である。
【図2】本発明によるブラシレスモータの駆動波形生成
処理手順を示すフローチヤートである。
【図3】本発明による逆起電圧取込み処理の説明に供す
る信号波形図である。
【図4】見かけ上のゼロクロス点及び真のゼロクロス点
の位相差を示す特性曲線図である。
【図5】位相差αによつて補正された正弦波を示す特性
曲線図である。
【図6】サンプリングポイントによつて真のゼロクロス
点及び見かけ上のゼロクロス点に位相誤差が生じる場合
の説明に供する特性曲線図である。
【図7】見かけ上のゼロクロス点を基準点として駆動波
形を算出した場合の説明に供する特性曲線図である。
【符号の説明】
10……逆起電圧取込み装置、11……ブラシレスモー
タ、12……外部駆動用モータ、18……データ処理装
置、20……逆起電圧取込み用マイクロコンピユータ、
24……CPU(中央処理装置)、25、26……メモ
リ、RT1……駆動波形生成処理。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシレスモータから得られる逆起電圧を
    所定間隔のサンプリング点ごとにサンプリングすると共
    に、当該サンプリングされた上記逆起電圧が所定の基準
    レベルを横切るゼロクロス点を検出し、上記検出された
    ゼロクロス点に基づいて得られる正弦波及び上記サンプ
    リングされた逆起電圧波形に基づいて上記ブラシレスモ
    ータの駆動波形を生成するブラシレスモータの駆動波形
    生成方法において、 上記検出されたサンプリング誤差を含む見かけ上のゼロ
    クロス点及び真のゼロクロス点の位相差を予め算出し、 上記算出された位相差を上記正弦波のオフセツト位相と
    して上記正弦波を補正し、 上記補正された正弦波及び上記サンプリングされた逆起
    電圧波形に基づいて上記駆動波形を生成するようにした
    ことを特徴とするブラシレスモータの駆動波形生成方
    法。
  2. 【請求項2】上記位相差を次の計算式によつて算出する
    ことを特徴とする請求項1のブラシレスモータの駆動波
    形生成方法。 【数1】 ただし、U0 は上記見かけ上のゼロクロス点における上
    記逆起電圧のサンプリングデータ、U-1は上記見かけ上
    のゼロクロス点の前に取り込まれた上記逆起電圧のサン
    プリングデータ、UD2はゼロクロス点を検出する際の基
    準となるデイジタル「0」データ、nは1周期における
    波形分割数である。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018042307A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 株式会社東芝 モータ制御装置
CN112072968A (zh) * 2020-07-21 2020-12-11 深圳市优必选科技股份有限公司 无刷直流电机的控制方法、装置、终端设备和存储介质

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