JPS5930639Y2 - パルスモ−タ駆動回路 - Google Patents

パルスモ−タ駆動回路

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JPS5930639Y2
JPS5930639Y2 JP3276880U JP3276880U JPS5930639Y2 JP S5930639 Y2 JPS5930639 Y2 JP S5930639Y2 JP 3276880 U JP3276880 U JP 3276880U JP 3276880 U JP3276880 U JP 3276880U JP S5930639 Y2 JPS5930639 Y2 JP S5930639Y2
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JP
Japan
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drive circuit
pulse motor
motor
motor drive
output
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JP3276880U
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English (en)
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JPS56136500U (ja
Inventor
一 桑原
裕 小野
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横河電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パルスモータの駆動回路に関する。
パルスモータを駆動する場合、回転が高速になるにつれ
てモータコイルのインピーダンスが上昇する。
このためモータコイルに流れる電流が減少し結果として
トルクが減少してしまう。
このような不具合を無くすため、モータの回転が高速に
なってもトルクが低下しないように、モータを定電流で
駆動することが行われる。
第1図は、このような定電流駆動の一例を示す図である
第1図のaは低速時における駆動パルスの電圧及び電流
波形を、bは高速時における電圧及び電流波形を示して
いる。
b図をみるとわかるように、高速になるとパルスの振幅
が大きくなってパルス−周期あたりの電流量をa図に示
す場合と同一に保っている。
従って、トルクは高速時においても低下することはない
ところが、モータコイルの誘導性のために高速になるに
従って電流波形の位相が電圧波形のそれよりも遅れてく
る。
b図のAθは、このようにして遅れた電流の電圧に対す
る位相差を示している。
モータの回転子の位置は電流によって定まるのでこの回
転子は電気的に指定された位置(電圧波形によって示さ
れる位置)よりも前記位相差40分だけ遅れることにな
る。
第2図は、モータの歯のピッチをPとしたときのコイル
に流すパルス電流の周波数と、この電流波形が電圧波形
から遅れる量δとの関係を示す図である。
横軸にコイル電流の周波数を、縦軸に遅れ量δを示して
いる。
また、同図に示すfoはコーナー周波数で、モータコイ
ルの抵抗をR1インダクタンスをLとすると次式で表わ
される。
同図よりわかるように、遅れ量δはコイル電流周波数が
foのときP/Sで、更に周波数が増大するに従って増
加しその値は最大P/4となる。
パルスモータを直線運動だけさせるような一次元的使用
の場合は前記遅れ量δは殆んど問題になることはない。
ところが、パルスモータを2次元的に使用させようとす
ると問題がおきる。
第3図は、パルスモータを用いて例えば移動系を1点P
1から他の1点P2まで移動させた場合の移動軌跡を示
す図である。
図中において、直線lは電気的に指定された軌跡即ち理
想的軌跡であり、曲線11.12は実際の軌跡である。
理想軌跡lの任意の一点Pに対して、この点に対応する
実際の通過点は、点PよりX方向にJX、Y方向に、J
Yだけ遅れた曲線11上の点yである。
前記遅れ量JX、、!(Yが移動速度にそれぞれ比例す
るとすれば、前記通過点yはPに若干遅れて常に理想軌
跡l上に乗ることになって、前述した一次元的使用の場
合と同様特に問題はない。
ところが、遅れ量AX、AYは第2図に示す特性曲線よ
りわかるように移動速度と比例しない。
従って、実際は、第3図の41及び12に示すようにl
よりもずれた曲線となっている。
なお、曲線l、は往路の、12は復路の軌跡を示す。
第2図に示す遅れ量δは、第3図においては、理想軌跡
からのずれとしてあられれる。
このような理想直線からのずれδは、前述したコイル電
流周波数fがコーナー周波数foに対して大きくなれば
なる程大きくなる。
第4図はこの様子を示したものである。
縦軸にずれδを、横軸に軌跡がX軸となす傾き角をとっ
である。
同図において、コイル電流周波数rがコーナー周波数f
oの5倍の場合と10倍の場合についてそれぞれ示しで
ある。
また同図から、fのfoに対する倍率が大きくなる程ず
れδの最大値は傾き角の小さい方へ即ち軌跡が水平に近
づく方へ移行していることがわかる。
このずれδは、X−YプロッタやNCマシン等でPl、
22間を往復した場合には2δとなり、f==5foの
場合は2δの最大値0.16P、 f−=10 fo
の場合2δの最大値0.26Pとなり無視できない値と
なる。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、位相
遅れによる位置誤差のないパルスモータ駆動回路を実現
したものである。
以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第5図は、本考案の一実施例を示す電気的接続図である
同図において、1は並列データを発生するデータ発生器
である。
データ発生器としては例エバマイクロコンピュータやパ
ターンジェネレータ等が用いられる。
外部よりシリアルデータを受けるような場合は、データ
発生器内部でカウンタ等を用いて並列データに変換して
やる必要がある。
2は、前記データ発生器1の出力データと補助データ発
生器7の出力データを受けてこれら両者のデータを加算
する加算器である。
3は、前記加算器2の出力を受けて対応する番地に格納
されているデータを出力するメモリである。
このメモリの具体的構成は例えば第6図に示すようなも
のである。
例えば、モータが4相のパルスで動作するものである場
合に、該モータを1ステツプ進めるのに同図すに示すよ
うなA、B、C,Dなるパルスが必要であるとする。
メモリには同図aに示すようなデータを格納しておく。
加算器2よりアドレスデータが入力されると対応する番
地に格納されているデータが出力される。
ここで加算器2のアドレスを一定周期ごとに変化させる
とメモリ3の出力も一定周期で変化し、結果的に同図す
に示すようなパルスが発生することになる。
4は、前記メモリの出力を受けてパルスモータを駆動す
るモータ駆動回路で例えば前述した定電流駆動回路が用
いられる。
5は、前記モータ駆動回路4の出力を受けるパルスモー
タである。
6は、前記パルスモータ5に緊着してこのモータの回転
速度を検出する速度検出器である。
7は、前記速度検出器6の出力を受けて、前述したずれ
δが0になるように補助データを前記加算器2に出力す
る補助データ発生器である。
データ発生器1、加算器2、メモリ3、モータ駆動回路
4及びパルスモータ5はデータパルスで互いに直列に接
続され、速度検出器6から補助データ発生器7への結線
及び補助データ発生器7から加算器2に接続されるデー
タバスとで構成される回路は帰還回路を成している。
このように構成された回路の動作を以下に説明する。
スタートと同時に、データ発生器1はデータP1を発生
する。
このとき補助データ発生器7の出力P2はまだ0である
従って加算器2の出力にはデータ発生器1の出力P1が
そのまま現れる。
メモリ3は加算器2の出力を受けて対応する番地に格納
されているデータを出力する。
モータ駆動回路4は前記メモリ3の出力データを受けて
パルスモータ5の各相ごとのコイルを駆動する。
データ発生器1は、一定周期ごとに少しずつ相を異なら
せたテ゛−夕を出力しているので、パルスモータ5は多
相励磁による動作を行う。
いま、モータの1ステツプを仮りにP/10とする。
第7図は、前述したずれδが1ステツプ分(P/10
)或いは2ステツプ分(2P/I O)になったときの
対応するコイル電流周波数fを示す図である。
δ=P/10のときfは0.73fo1 δ=2P/1
0のときfは3.08foである。
逆に言えば、コイル電流周波数fが0.73foになっ
たら1ステツプ分の、fが3.08foになったら2ス
テップ分のずれが生じることになる。
従って、パルスモータ5の動作部に速度検出器6を緊着
させておき、コイル電流周波数fが0.73foを超え
たら移動系をP/10だけ進めるように、fが3.08
foを超えたら移動系を2P/10だけ進めるように補
助データ発生器7より補助データP2を出力してやる。
補助データP2とテ゛−タ発生器1の出力データP1と
が加算器2で加算され、P1+P2がメモリ3に入る。
メモリ3はP1+P2に対応した番地のデータを出力し
結果としてパルスモータは移動系を所望の値だけ進める
ことができる。
このような制御を行うことにより第3図に示すV点はP
/10の範囲即ち1ステップ以内の誤差でP点に一致す
るようになる。
なお、第5図の速度検出器6の速度検出の方法としては
、モータコイルの両端にかかる電圧が速度によって大き
く変化するのでこのモータコイルの両端の電圧変化から
速度を求める方法や、モータの速度に比例したパルスを
発生させるようにしてこのパルスを数えて速度を求める
方法等が考えられる。
以上、詳細に説明したように、本考案によれば位相遅れ
による位置誤差の生じないパルスモータ駆動回路を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、定電流駆動によるパルスモータの電圧、電流
波形を示す図である。 第2図、第4図、第7図はパルスモータの特性曲線を示
す図である。 第3図は移動系の移動軌跡を示す図である。 第5図は本考案の一実施例を示す電気的接続図、第6図
は第5図に示すメモリの構成を示す図である。 1・・・・・・データ発生器、2・・・・・・加算器、
3・・・・・・メモリ、4・・・・・・モータ駆動回路
、5・・・・・・パルスモータ、6・・・・・・速度検
出器、7・・・・・・補助データ発生器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パルスモータの駆動回路において、データ発生器、補助
    データ発生器、前記データ発生器及び補助データ発生器
    のそれぞれの出力データを受ける加算器、前記加算器の
    出力を受けるメモリ、前記メモリの出力を受けるモータ
    駆動回路、前記モータ駆動回路により駆動されるパルス
    モータに接続された速度検出器、前記速度検出器の出力
    を受ける前記補助データ発生器とにより構成されたこと
    を特徴とするパルスモータ駆動回路。
JP3276880U 1980-03-13 1980-03-13 パルスモ−タ駆動回路 Expired JPS5930639Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3276880U JPS5930639Y2 (ja) 1980-03-13 1980-03-13 パルスモ−タ駆動回路

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JP3276880U JPS5930639Y2 (ja) 1980-03-13 1980-03-13 パルスモ−タ駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56136500U JPS56136500U (ja) 1981-10-16
JPS5930639Y2 true JPS5930639Y2 (ja) 1984-08-31

Family

ID=29628514

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