JPH04127891A - モータ・ドライブ・システム - Google Patents

モータ・ドライブ・システム

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JPH04127891A
JPH04127891A JP2248216A JP24821690A JPH04127891A JP H04127891 A JPH04127891 A JP H04127891A JP 2248216 A JP2248216 A JP 2248216A JP 24821690 A JP24821690 A JP 24821690A JP H04127891 A JPH04127891 A JP H04127891A
Authority
JP
Japan
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signal
motor
control unit
main control
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP2248216A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ono
裕 小野
Yasuhiko Muramatsu
村松 康彦
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はリニアパルスモータを駆動するモータ・ドライ
ブ・システムに関するものである。
〈従来の技術〉 FA(ファクトリ−オートメーション〉の分野では、産
業用ロボットや加工機械等の駆動源としてパルスモータ
が多く使われている。
例えば、半導体部品を搬送する装置では、搬送動作か直
進運動であるため、リニアパルスモータを用いると駆動
機構が簡単になって好都合である。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、リニアパルスモータにパルスを与えて位置決め
するオープンルーズの制御では、半導体部品の搬送装置
にとっては十分な位置精度が得られない、また、このよ
うな位置決めでは、モータに脱調が発生することがある
また、FA用の機械では、ユーザの様々な要求に応える
ために、モータの駆動回路や電源等の構成要素は簡単に
仕様を変えられることが望ましい。
システムに指令を与える上位コントローラとしては、デ
ジタル信号で指令値を与えるもの、アナログ信号で指令
値を与えるもの等様々なものがある。このため、モータ
・ドライブ・システムとしては、これら各種の上位コン
トローラと接続できることが望ましい。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、従来のモータ・ドライブ・システムでは、仕様
を変更したい場合は、システム全体までも交換しなけれ
ばならなくなる。モータ・ドライブ・システムはもとも
と高価なものであるため、システム全体の交換を要する
ことは、様々な用途にシステムを適用したい場合にコス
ト面で非常に不利になる。
このようにモータ・ドライブ・システムには多くの要求
点があるが、これらを同時に満たすシステムは未だ実現
されていない。
本発明は上述した要求を同時に満たすためになされたも
のであり、リニアパルスモータを高精度で位置決めでき
、モータの動作が安定していて、上位コントローラ、セ
ンサおよびパワー系の使用可能な種類が多く、ユーザの
様々な要求に柔軟に対応できるモータ・ドライブ・シス
テムを実現することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、 リニアパルスモータを駆動するモータ・ドライブ・シス
テムにおいて、 複数種類のインタフェイスが設けられていて、このイン
タフェイスを経由して上位コントローラから指令信号か
与えられる外部インタフェイス部と、 前記リニアパルスモータの移動子の移動を検出するセン
サと、 このセンサの検出信号が与えられるインタフェイスが設
けられたセンサインタフェイス部と、前記外部インタフ
ェイス部から与えられた指令信号と前記センサインタフ
ェイス部から与えられた検出信号をもとにリニアパルス
モータをフィードバック制御するための制御信号を発生
する主制御部と、 この制御信号に従って電流増幅を行い、増幅電流をモー
タのコイルに供給する電力制御部、を有し、前記外部イ
ンタフェイス部、センサインタフェイス部、主制御部お
よび電力制御部は切り分けられてカードで構成されたモ
ジュール構造になっていることを特徴とするモータ・ド
ライブ・システムである。
く作用〉 このような構成により、本発明にかかるモータ・ドライ
ブ・システムは前述した要求を同時に満たす。
〈実施例〉 以下、図面を用いて本発明を説明する。
第1図は本発明にかかるモータ・ドライブ・システムの
一実施例の概略構成図である。
図で、1はリニアパルスモータ、2はモータ1の移動子
の移動を検出するセンサである。
3はフィードバック制御の指令信号を与える上位コント
ローラ、4は上位コントローラ3からの指令信号とセン
サ2からフィードバックされた信号をもとにモータ1を
フィードバック制御するドライバボックス、6はモータ
1を制動するダイナミックブレーキである。
ここで、各ブロックの具体的構成を説明する。
センサ2は位相変調型のセンサであって、磁気レゾルバ
が用いられる。
上位コントローラ3において、31は R3232Cの通信回線によりモータの起動と停止の指
令を送出するパソコン、32はアナログ信号の指令信号
を発生するとともにモータ1の移動子の移動速度をフィ
ードバック制御するサーボコントローラ、33はシリア
ルパルスの指令信号を発生する位置決めコントローラ、
34は8とットバスに指令信号を送出するロボットコン
トローラである。このように上位コントローラには様々
な方式のものが設けられている。
ドライバボックス4において、41,42゜43.44
は1軸インタフエイス(以下、インタフェイスをI/F
とする)、速度・トルクI/F、シリアルパルスI/F
、8ビツトマイコンパス1/Fであり、これらはそれぞ
れパソコン31、サーボコントローラ32、位置決めコ
ントローラ33、ロボットコントローラ34をドライバ
ボックス4に接続するものである。
46はセンサ2をドライバボックス4に接続するレゾル
バI/Fである。I/F46は磁気レゾルバ46の検出
信号を信号処理した信号を出力する。
47は主制御部であり、I/F41〜44からの指令信
号と、I/F46からの検出信号をもとにモ〜りlの移
動子の位置、移動速度及び発生トルクをフィードバック
制御し、パルス幅変調(PWM)信号で制御信号を出力
する。また、主制御部47はモータを転流制御する機能
も有する。
48は電力制御部であり、主制御部47からのPWM信
号に従って電力増幅するインバータ型のモータ駆動回路
である。電力制御部48は高速タイプのもの48.と低
速タイプのもの482か設けられている。
49は供給された交流電圧を直流電圧にして出力する主
電源であり、供給電圧と出力電圧に応じて3種類のもの
491〜493が設けられている。
使用する主電源491〜49コに応じてモータ駆動回路
481と482が使い分けられる。
50は主電源49の出力から主制御部47の駆動電圧を
発生する制m電源である。
I/F41〜44からなる外部I/F部400と、セン
サI/F部としてのレゾルバI/F46と、主副m部4
7と、電力制御部48により最小限システムが構成され
る。そして、この最小限システムはモジュール構造にな
っている。
第2図は本発明にがかるモータ・ドライブ・システムの
一実施例の具体的構成図である。第2図で第1図と同一
のものは同一符号を付ける。以下、図において同様とす
る。
第2図では全体構成を(a)〜(c)の3つの図に分け
て示している。各図の間では、信号線T、〜T13の中
で同一符号のものどうしがつながる。
第2図で、外部I/F部400には複数種類、例えば3
種類のI/Fが設けられている。センサI/F部46は
、磁気レゾルバが接続される磁気レゾルバ用IDカード
402と、このカードで取り出した信号のパルス数をカ
ウントする計数回路404からなる。
主制御部47は、モータの移動子の位置と移動速度をフ
ィードバック制御する位置制御部470と速度制御部4
90からなる。
7はスイッチまたは上位コントローラにより各種の設定
を行う設定部である。
第2図のシステムの各構成要素の具体的構成を項目に分
けて説明する6 (1)モータ 第3図はリニアパルスモータ1の具体的構成図を示した
図である。この図では3相モータの例を示している。
第3図の(A)はモータ部の正面図、(B)は側面図で
ある。
リニアパルスモ〜り1において、11は固定子、12は
移動子である。リニアパルスモータ1は、移動子12に
駆動対象が直接取付けられるダイレクト・ドライブ型の
リニアパルスモータである。
固定子11は、磁性体材料で構成されていて、長さ方向
に一定ピッチで歯111が形成されている。
移動子12で、121は磁性体材料で構成された移動子
板である。移動子板121には突極122.123.1
24が設けられ、これらの突極の先端には歯111と同
一ピッチの歯125か形成されている。突極122の先
端に形成された歯の位相に対して、突極123および1
24の先端に形成された歯はそれぞれ位相かp7/3お
よび2p/3だけすれている。ここで、Pは歯125の
ピッチである。126,127,128はそれぞれ突極
123.124,125に巻かれた3相コイルである。
これら3つのコイルは第4図に示すようにY型に結線さ
れていて、位相が120゜ずつ異なる交流信号で励磁さ
れる。
129は移動子板121と同一構成の移動子板である。
この移動子板129は移動子121に対して歯の位相を
p / 2ずらして配置されている。
なお、コイル126,127.128は移動子板121
と129の突極にまたがって巻かれている。
130は移動子板121と129を連結していて、これ
らの移動子板にバイアス磁束を与える永久磁石である。
永久磁石130は移動子板】−21から129へ至る方
向に着磁されている。
このようなモータでは、永久磁石130によって固定子
と移動子の突極部にバイアス磁束か与えられる。このバ
イアス磁束は、コイル126〜128の磁束により、移
動子板121.129の一方で強められ、他方で弱めら
れ、強められる側と弱められる側が交互に代わることに
よってモタの移動子が移動する。
なお、リニアパルスモータは第5図に示すような2相モ
ータであってもよい。
(2)センサ 第6図はセンサとして用いる磁気レゾルバの構成例を示
した図である。
図において、21〜24は移動部材である。
移動部材21において、211,212は突極であり、
先端にピッチpで歯213が形成されている。214お
よび215は突[1211および212にそれぞれ巻か
れたコイルである。これらのコイルは直列に接続されて
いる。
他の移動部材22〜24も移動部材21と同様な構成に
なっている。移動部材22,23.24は移動部材21
に対して、それぞれp / 2p/4.3p/4たけ位
相をずらして配置されている。すなわち、移動部材21
,22,23゜24は、それぞれ06相、180’相、
9o°相。
360°相の移動部材である。これらの移動部材はリニ
アパルスモータの移動子12に結合されている。
25は0°相と180°相の移動部材に巻がれなコイル
をEs1nωtなる交流電圧(Eは電圧の振幅、ωは角
速度、tは時間)で励磁するsin信号源である。26
は90°相と360゜相の移動部材をEcosωtなる
交流電圧で励磁するcos信号源である。
27は4つの移動部材のコイルの両@電圧をもとに位相
変調信号を算出する演算回路である。
この磁気レゾルバでは、固定子はリニアパルスモータの
固定子11を共用している。
コイル、信号源および演算回路の接続は、例えば0°相
の移動部材では第7図に示すようになっている。他の移
動部材でも同様に接続されている。
第8図は演算回路27の具体的接続を示した図である。
この図において、LOIL+[lO,Li2゜L270
は、それぞれ0°相、180’相。
90°相、360°相の移動部材の突極に巻かれたコイ
ルである。
このような演算回路で、移動子と固定子の歯の位相すれ
θと、コイルLo 、L+ so 、Lso 。
L2 ? O(7)誘起電圧V、、V2.v3.V、l
 の関係は次式で与えられる。
V、=K (1+ms i nθ) s i nωtV
2=K (1−ms i nθ) s i nωtV:
I =K (1+mcosθ)cosωtV4=K (
1−mcosθ)cosωtK、m:定数 これらの電圧から、演算部27は次の演算を行って位相
変調信号Vsを算出する。
Vs −(V+  V2 >+ (V3  V4)=2
mKs i nθs i nωt +2mKcosθcosωt =2mKs i n (ωt−θ+90°)・・・ (
1) (1)式で与えられる信号■sは、移動子の歯と固定子
の歯の位相が1ピッチ分ずれると、位相が360゛変調
される。従って、この位相変調信号Vsと、位相が変調
されない基準信号の位相差を計測すれば、移動子の歯と
固定子の歯の1ピツチ内における位相ずれを検出できる
なお、0°相、180°相、90°相。
360°相の移動部材を配列する位置はリニアパルスモ
ータの移動子の前後左右のどこでもよい。
また、これら4つの移動部材の配列は第6図の配列に限
らず、例えば第9図に示すような配列であってもよい。
第10図は本発明にかかる磁気レゾルバが接続されるセ
ンサI/F部の構成例を示した図である。
図で、Lは磁気レゾルバのコイル部分である。
441は磁気レゾルバのコイルの駆動信号源となってい
るクロック発生器、442はクロック発生器441の発
生クロックを分周する分周器、411は分周したクロッ
クの低周波成分を抽出するローパスフィルタ(以下、L
PFとする)、412は抽出した信号を波形整形するコ
ンパレータである。整形された信号はEs1nωtなる
交流電圧となってコイルL0とLisoを駆動する。
413は位相調整手段であり、交流電圧Es1nωtの
位相を90″すらして Ecosωtなる交流電圧にするとともに、sin相の
励磁信号がコイルに与えられる移動部材(以下、sin
コアとする)とcos相の励磁信号がコイルに与えられ
る移動部材(以下、cosコアとする)の取り付Jす位
置の機械的誤差を電気的に補正する。
414と415は交流電圧Es i nωtの振幅と位
相を調整する振幅調整手段と位相調整手段である。この
ような調整により、交流電圧Es1nωtのキャリア成
分がキャンセルされる。
416はV、−V2なる減算を行う減算器、417はV
3−V4なる減算を行う減算器である。
418は減算器416と417でとった減算値を加え、
この加算信号に位相調整手段415を通過した信号を加
算して加!信号を補正する加算器である。ここで、補正
した加算信号は位相が磁気レゾルバの移動子と固定子の
歯の位相ずれθで変調される信号である。
419は加算器418の補正信号の特定周波数成分を取
り出すバンドパスフィルタ(以下、BPFとする)、4
20,421は分周器442とBPF419の出力を波
形整形するコンパレータである。
443はコンパレータ420と421で整形した信号の
位相差をタロツク発生器441のクロックでカウントす
る位相差カウンタである。
444はコンパレータ421による整形信号の周期をタ
ロツク発生器441のクロックで計測する周期カウンタ
である。
471は位置演算手段であり、周期カウンタ444で計
測した周期をもとにリニアモータの移動子が歯111の
何ピッチ分移動したかを算出する。
以上説明した構成要素で、411〜420は第2図のI
Dカード402に設けられ、441〜444は計数回路
404に設けられ、471は位置制御部470に設けら
れている。
このような磁気レゾルバの動作を説明する。
交流信号Es1nωtとEcosωtの間には相対的な
電気角の誤差が含まれているため、コイルL0とLi8
゜は交流電圧 Es1n(ωを十ΔA)で、コイルLlilOとL27
゜は交流電圧Ecosωtでそれぞれ駆動される(ΔA
は電気角の誤差)。
移動子と固定子の間で歯の位相がθだけずれたときは、
コイルLO+ Li 80 + t、、 O+L27゜
に誘起される電圧VO+ ” + 80 +V90.V
270は次のとおりになる。
Vo =K (1+ms i n (θ+δA))Xs
in(ωt+ΔA) V+ s o =K (1ms i n (θ十δa)
1xsin(ωを十ΔA) V9 o  =K  (1トmcosθ)CO5ωt・
・・ (4) V2  ?  O=K  (1mcos θ)cosω
t・・・ (5) ここで、δAはsinコアとCOSコアの取り付は位置
の相対的な機械誤差である。
減算器416.417と加算器418により、VOV+
 B o+Vg 6  V27 。なる演算を行って次
式に示す演算値v1を算出する。
士e小歳”t             、(6)ここ
で、e s i nωtは交流電圧Es i nωtに
含まれたキャリア成分である。
位相調整手段413は、(6)式の電気角を調整して、 ΔA =δA にすることにより、(6)式の右辺第2項を0にする。
更に、この信号に交流電圧Es1nωを振幅と位相を調
整した信号−esinωtを加算することにより、残留
キャリア成分を打ち消す。
位相差カウンタ443は、キャリア成分を打ち消した信
号θ。と励磁信号θ、の位相差をタロツク発生器441
の発生クロックで計測する。励磁信号θ1の360°の
電気角は固定子の1歯ピッチ分に相当するなめ、位相差
カウンタ443で計測した位相差は移動子と固定子の1
歯ピツチ内の歯の位相ずれに相当する。計測した位相差
をアドレスポインタとしてsin値が格納されたROM
の値を読み出し、読み出しデータにより磁気レゾルバが
移動子の移動を検出しているリニアパルスモータの転流
制御を行う。
周期カウンタ444は、信号θ。の周期をクロック発生
器441の発生タロツクで計測する。
位置演算手段471は、周期カウンタ444の計測周期
をもとに、位相が変調された信号θ。と励磁信号θ、の
周期の差を一定周期ごとにとる。
移動子と固定子の歯の位相ずれθはvtになるため(V
:定数)、変調された信号は Es1n(ω±Vatの形になる。このため−変調され
た信号の周期は位相ずれθによって変わる。
従って、変調された信号Esi、n(ω+v)tと励磁
信号Esjnωtの周期の差をとって積算すると移動子
の移動量が求められる。
例えば、励磁信号θ、の1周期の計測カウントに要する
タロツク数が4096、磁気レゾルバの固定子の歯数が
124の場合は、位置演算手段471は、次式から回転
位置を算出する。
P=二(ρATAQ −4−Oq6 )ん P; 回転a!、  ρ7・ど(TA、L二、(12番
目のプ士11])舌]芥月この場合は、移動子が固定子
の一端から他端よで移動すると、 124x4096=507904 の個数だけクロックが検出される。
このように構成した磁気レゾルバによれば、信号検出方
式が位相変調方式であるため、容易にデジタル・インタ
フェイスを構成でき、また位置検出とモータの転流制御
か可能になる。
(3)センサI/F部 センサI/F部の構成は、第10図で説明したが、第2
図を用いて補足説明する。
第2図のセンサI/F部46で、IDカード402は、
位相変調された磁気レゾルバの検出信号と、位相変調さ
れない基準信号をそれぞれ5IGOと5IGIとして取
り出す。
計数回路404で、位相差カウンタ443は、5IGO
と5IGIの位相差をカウントする。周期カウンタ44
4と445は5IGIと5IGOの周期をカウントする
タロツク発生器441の発生クロックは、分周器442
で分周されて磁気レゾルバのコイルの励磁信号および基
準信号として用いられる。
位相差カウンタ443のカウントにより移動子と固定子
の歯の位相ずれが検出され、この位相ずれをもとに転流
制御が行なわれる。また、位相ずれを積算することによ
り、モータの移動子の位置が算出され、これをもとに移
動子の位置の制御が行なわれる。さらに、位相変調され
たセンサの検出信号の周波数から移動子の移動速度が検
出されこれをもとに移動速度の制御か行なわれる。
このように、センサI/F部では、位置制御、速度#J
mおよび転流制御のための信号か同時に検出される。
IDカードの402の他の構成例を第11図に示す。
このIDカードは1枚の基板で構成されている図で、4
22と423はIDカードを計数回路404と磁気レゾ
ルバにそれぞれ接続するコネクタである。
424はクロック発生器441から与えられるクロック
を分周し、バンドパスフィルタを通して正弦波信号とし
、この正弦波信号をもとに生成した励磁信号をコネクタ
423を介して磁気レゾルバに与える励磁信号発生回路
である。この励磁信号は基準信号5IGIとして計数回
路404にも与えられる。基準電圧Vrefは励磁信号
の振幅を決めるのに用いられる。
425はデイツプスインチとバッファからなり、デイツ
プスイッチにより設定された転流角のデータを計数回路
404に与える転流角設定回路である。チップセレクト
信号O8により転流角設定回路の中のI/F回路が選択
される。
426はコネクタ423を介して与えられる磁気レゾル
バの検出信号を正弦波信号にし波形整形し検出信号5I
GOとして計数回路404に与える信号検出回路である
コネクタ422を経由する信号は次のとおりのものであ
る。
■クロックCLK 磁気レゾルバの励磁信号の発生に使われる。
■信号5IGOと5IGI 正弦波信号でこれらの位相差から移動子と固定子の歯の
位相ずれが求められる。
■転流角のデータとチップセレクト信号C8転流角設定
回路24に対して入出力する。
■基準電圧vre! 磁気レゾルバの励磁信号の振幅を定めるために用いる。
以上のことから、IDカードのコネクタは30ピン程度
のコネクタですむ。
モータの交換により転流角が変わったときは、変更後の
転流角に設定されたIDカードと交換することによって
、計数回路404のボードを交換することなく転流角を
設定できる。
このように構成したIDカードによれば、転べ角のデー
タの設定機能がIDカード上にあるため、転流角が異な
るモータに交換する時はIDカードのみを交換すればよ
く、システム全体を交換する必要がなくなる。
(4)外部1/F部 第2図で、外部1/F部には3種類のI/Fが設けられ
ている。
速度・トルクI/F42には、アナログ速度指令信号と
アナログトルク指令信号を送出する上位コントローラが
接続される。
シリアルパルスI/F43には、シリアルパルスで位置
指令信号を送出する上位コントローラが接続される。ま
た、このI/Fはセンサ2の検出信号をフィードバック
パルスとして上位コントロラに与える。フィードバック
パルスは、アップパルスとダウンパルス、またはA相パ
ルスとB相パルスの形態をとる。上位コントローラは、
送出する位置指令信号と、受は取るフィードバックパル
スをもとにモータをフィードバック制御する。
8ビツトバスI/F44には、8ビツトマイコンパスに
より位置指令を与える上位コントローラが接続される。
このI/Fで、44.は与えられた8とットデータに応
じた数のパルスを発生するパルス発生回路である。44
2はセンサ2からのフィードバックパルスのパルス数を
カウントし、カウントに応じたデータを8ビツトマイコ
ンパスを介して上位コントローラに与えるフィードバッ
クパルスカウンタである。
このようなシリアルパルスI/F43と8ビヅトバスI
/F44により、上位コントローラでモタをフィードバ
ック制御することもできる。
(5)位置制御部 第2図の位置制御部470で、471は位相差カウンタ
443のカウントからモ〜りの移動子と固定子の歯の位
相ずれを求め、この位相ずれを積算して移動子の位置を
算出する位置演算手段である。演算結果は位置フィード
バック信号となる。
472は位相差カウンタ443のカウントからモータの
移動子と固定子の歯の位相ずれを算出して転流制御のた
めの信号を生成する転流演算手段である。
473は位相ずれの値とsin値が対応して格納されて
いて、転流演算手段472の演算結果に応じたsin値
の信号を出力するsinテーブルである。
475はシリアルパルスI/F43または8ビツトバス
I/F44から与えられる位置指令パルスのパルス数を
カウントするカウンタである。
476はセンサ2からのフィードバックパルスを均等間
隔でパルスを配列した滑らかなパルス信号にしてI/F
43,44に与えるスムーザ機能を有したパルス発生回
路である。
477は位置カウンタ475のカウントで与えられる位
置指令またはテスト信号発生手段478の出力で与えら
れる位置指令の一方を選択するスイッチである。テスト
信号は、位置指令を与える所定の周波数のテストパルス
信号で、テストモードで位置制御部のサーボ系を調整す
るときにこの信号を選択する。
479はスイッチ478で選択した位置指令と位置演算
手段471で算出した検出位置の偏差をとる減算器であ
る。
480は減算器479でとった偏差をもとに、モータ1
の回転位置をフィードバック制御する位置制御手段であ
る。この位置制御手段480はソフトウェアによりI−
PD(積分、比例、微分)動作を行う3次のサーボ系を
構成している。
481は位置制御手段480が出力する制御信号をデジ
タル・アナログ変換するD/A変換器である。
482は例えば第12図に示すようにモータの位置制御
系の固有振動数fπ、DCゲインCOCおよび積分リミ
ッタ値ILIMとこれらの値に応じた!&適な制御パラ
メータX+++X12X+3等を対応して格納したゲイ
ンテーブルである。位置制御手段480は、ゲインテー
ブル482から読み出された制御パラメータを用いて制
御を行う。DCゲインCOCと積分リミッタ値ILIM
については設定部7の構成の説明において説明する。
ゲインテーブルは、積分動作用、比例動作用、微分動作
用のものが設けられていて、制御動作の種類によって使
い分けられる。
(6)速度制#部 第2図の速度制御部490で、491はセンサの回転検
出信号5IGOの周波数に応じたアナログ電圧信号を出
力するF/V変換器である。この出力が速度フィードバ
ック信号になる。
492は位置制御を行うときはD/A変換器488の出
力@側に接続され、速度制御を行うときは速度・トルク
I/P42側にt#枕されるスイッチである。
493はスイッチ492で選択した指令信号とF/V変
換器491を介して与えられる速度フィードバック信号
の偏差をとる減算器である。
494はマルチプライング・デジタル・アナログ変換H
(以下、MDAとする)であり、デジタル信号でゲイン
が設定され、アナログ入力信号を増幅する0MDA49
4のアナログ入力信号は減算器493から与えられる偏
差信号であり、デジタルのゲイン設定信号は位置制御手
段480またはチューニング部7により与えられる。例
えば、ゲイン設定信号が8ビット信号である場合は、M
DA494のゲインは256段附に設定される。
495はMDA494の出力電圧を所定の上限値または
下限値以内に抑えることによって電力制御部48に与え
る電流指令値を制限するリミッタである。
496.497はリミッタ495によって制限された電
流振幅■をアナログ入力信号、sinテーブル473か
ら読み出したsinθeと5in(θe+120°)の
値をゲイン設定信号としてl5inθeとl5in(θ
e+120°)なる電流指令値を出力するMDAである
。ここで、2つの指令値の位相か120゛ずれているの
はモタが3相モータであるためであり、相数が異なる場
合は位相ずれは他の値になる。
(7)電力制御部 第2図の電力制御部48で、501,502はモータ1
の2つの相のコイルに流れる電流をそれぞれ検出する電
流検出回路である。
503.504はMDA496,497からの電流指令
信号と電流検出回路501,502の検出電流信号の偏
差をとる減算器である。
505はこれらの偏差をもとにモータコイルの励磁を流
をフィードバック制御するためのパルス幅変調信号(以
下、パルス幅変調をP’ATMとする)を生成して出力
するPWM回路である。
506はトランジスタを用いて構成され、PWM回路5
05からのPWM信号によりトランジスタを駆動してモ
ータ1のコイルに励磁電流を流す駆動回路である。
第13図は駆動回路506の構成例を示した図である。
この回路はブリッジ型のインバータ回路であり、図はブ
リッジ回路の半分を示したものである。
図で、Ql、G2はブリッジ回路を構成するスイッチン
グ素子、Lはモータのコイル、EIE2はコイルLに電
流を流すだめの電圧を供給する電源である。
G1と02はスイッチング素子Q1とG2をPWM信号
で駆動するゲート駆動回路、DDIはスイッチング素子
Q1とG2の駆動電圧のもとになる電圧を供給する電源
である。
Dは電源CDIにより流れる電流の経路に設けられたダ
イオード、RはダイオードDと直列に接続された抵抗、
Cはコンデンサである。
抵抗Rと、ダイオードDと、コンデンサCとでブートス
トラップ回#IBが構成されている。
AI、A2はゲート駆動回路Gl、G2に定電圧を与え
る定電圧回路である。
この装置で、電源DDIによりコンデンサCを充電して
電圧Vastを作る。この電圧を定電圧口1%AIで安
定化してゲート回路G1の駆動用電圧vBs2を得る。
電圧Va s、は、VBSI:VDDI  v、−VD
SONvclD+:電源DDIの発生電圧 VE:ダイオードDの順方向の電圧降下分VCl50N
:G2がオンのときの電圧降下分 で与えられる。
ここで、第13図の装置の各信号のタイムチャートは第
14図のようになる。
第14図で、QlとG2が交互にオンになるため、モー
タのコイルしに流れる電流l0UTは(a)図のように
変化する。これによって、G2の両端電圧VDSONは
(b)図のように変化する。
すなわち、G2がオンのときはvosoNはl0UT’
RONに従って変化しくRo NはG2がオンのときの
抵抗)、Qlがオンのときは−vFに保持される。
このようなVO50Nの変化から、コンデンサCにかか
る電圧vastは(C)図のようになる。
ここで、電圧Vastの最小値が、定電圧回路A1の定
電圧@v、と電圧降下分VDFの和よりし大きく設定さ
れていると、すなわち、Ve s + >、V、 +V
o F        (8)であると、定電圧回路A
1の出力の一定性が保たれてVBS2は(d)図に示す
ように一定値になる。
これを満足するためのVDDIは、〈7)式を〈8)式
に代入し、ブートストラップ動作によるリップル分を考
慮して、 Vo D + >V1+V□ F +VF +VD s
 o N+VRP     (9) VRP:リップル電圧 となる、リップル電圧VRPはコンデンサCの静電容量
に反比例している。
(9)式を満たすように電源DDIの発生電圧を設定す
る。
第13図の駆動回路を3相モータに適用した例を第15
図に示す、この図は3相のハーフブリッジを示している
図で、VDIは下側にあるスイッチング素子の駆動電源
、VD2はブートストラップ回路用電源、VD3はモー
タのコイルに電流を流すための電源である。
このように構成した駆動回路によれば、Q2がオンにな
ってブートストラップ回路にかかる電圧が最小になった
ときでも、定電圧回路の定電圧値が保持されるように電
源CDIの発生電圧が設定されている。これによって、
Q2がvosoNが大きいスイッチング素子であっても
よく、スイッチング素子の自由度が広がる。
また、電源DDIの電圧は十分に高く設定されているた
め、コンデンサCの放電時間が長くなり、Q2をオフに
する時間を長くできる。これによって、動作条件の自由
度が広がる。
(8)設定部 第2図の設定部7で、71〜73はサーボチュニングス
イッチである。
71は所定の範囲内で位置制御系の固有振動数fπを複
数段階に設定する固有振動数設定スイ・ンチである。
72はMDA494のDCゲインCOCを複数段階に設
定するDCゲイン設定スイッチである。
DCゲインを最適値に設定することにより、移動子が移
動し始めてから等速度に達したときの整定時間を小さく
することができる。
73は位置制御手段480のソフトウェアサーボ中にあ
るデジタル積分器の出力のリミッタ値ILIMを複数段
階に設定する積分リミッタ設定スイッチである。リミッ
タ値を最適値に設定することにより、移動子が目標位置
に達したときの整定時間を小さくすることができる。
これらのスイッチ71〜73により、fπ。
COCおよびILIMの値が設定されると、ゲインテー
ブル482から設定値に対応した最適な制御パラメータ
値が読み出される0位置制御手段480は読み出した制
御パラメータ値をもとに、MDA494のゲインを設定
する。
なお、fπ、Goc 、ILIMの設定はスイッチによ
らず外部のコントローラで行うようにしてもよい。
また、制御パラメータはfil、GDC+I IjMの
全てではなく少なくとも1つが設定されると読み出され
るようにしてもよい。
74.75は上位コントローラ3と接続された入出力ボ
ート(以下、I10ボートとする)である。
I10ボート74では位置制御手段480の制御を積分
動作または比例動作に切換える積分/比例切換信号が転
送される。
I10ボート75ではMDA494のゲインを直接設定
するゲイン設定信号が転送される。
(1)〜(8)に分けて説明した各構成要素で、複数の
構成要素にまたがる部分の具体的構成例について説明す
る。
(9)検出信号の補正装置 第16図は検出した移動子の位Iを補正する装置の構成
例を示した図である。
図で、4711はROMを用いた補正テーブルであり、
θ。−Ksin(ωt+nθ)の式の中のθの0°から
360°までの所定の角度とそれぞれの角度における補
正量が対応して格納されている。この補正量は、360
°の電気角の補正量すなわち固定子の歯の1ピッチ分の
補正量に相当する。
4712はマイクロプロセッサであり、出力レジスタ4
431にセットされた位相差を読取り、この位相差をも
とに補正テーブル4711から補正量を読出す、そして
、読取った位相差をもとに算出した移動子の位置をこの
補正量で補正する。
4713はマイクロプロセッサ4712で補正した位置
の信号を受取り、これをシリアルパルス信号に変換して
出力するパルス出力器である。この出力がモータ1の移
動子の位置検出信号となる。
補正テーブル4711、マイクロプロセッサ4712お
よびパルス発生器4713は第2図の位置演算手段47
1に設けられている。
このように構成した装置の動作を説明する。
第17図は各信号のタイムチャートである。
磁気レゾルバ2からは(a)図と(b)図に示すような
信号θ0とθ、が出力される9位相差カウンタ443は
これらの信号の位相差 (1+  1゜)を(c)図に示すクロック発生器44
1のタロツクfCで計測し、計測値mを出力レジスタ4
431に格納する。このとき、出力レジスタ4431の
セット値は(d)図のように変化する。
マイクロプロセッサ47】2は定周期で出力レジスタ4
431のセット値を読取り、第18図に示す処理をして
補正した移動子の位置を算出する。
すなわち、第18図では、移動子の移動速度VかVL−
(定格移動速度)xo、03よりも小さいか否かを判別
し、小さい場合は、出力レジスタ4431のセット値を
もとに補正テーブル4711から補正量を読出し、出力
レジスタ4431のセット値から算出した移動子の位置
をこの補正量で補正する。
VかVlよりも大きい場合は、移動が高速なため、補正
値が算出されたときに移動子の位置は大きく変わってい
て、補iE値が有効に生かされないため、補正は行なわ
ない。
その後、移動子の位置の1周期間の変化量をパルス出力
器4713に設定する。パルス出力器4713はこの変
化量をシリアルパルスに変換して出力する。これによっ
て、移動子の位置か検出される。
このように構成することにより、高精度で位置を検出で
きる。
(10)モータ駆動電流の制限装置 第19図はモータコイルに与える電流を制限する装置の
構成例を示した図である。
図で、495は制限値算出部498から与えられた制限
値でt流指令値信号の電圧を制限することによって電流
指令値ujuを制限するリミッタである。
48はリミッタ495の出力に応じてモータ1に駆動電
流を供給する電力制御部である。
第2図のような構成にすると、第2図のシステムでは、
センサ2とリミッタ495の間に制限値算出部498を
設けることになる。
制限値算出部498で、4981は電圧制御曲線のパラ
メータが格納された不揮発性メモリ<ROMとする)で
ある。
4982は電圧制限曲線(以下、I−N曲線とする)を
最大電流値と移動子の移動速度を対応させたテーブルに
して格納する揮発性メモリ(RAMとする)である、T
−N曲線は、第20図のように移動速度と制限値すなわ
ち最大電流値の関係を表わしたものである。
4983は制限値を求めるマイクロプロセッサ(μPと
する)である。
μP4983で、4984はROM4981から読み出
されたパラメータPでI−N曲線を選択し、選択したI
−N曲線上における最大電流値Lim(N)と移動子の
移動速度Nを求め、これらの値を対応させてRAM49
82に格納する演算手段である。
4985はセンサ2の出力信号をもとに移動速度Nを検
出する速度検出器である。検出した移動速度Nをもとに
RAM4982から電流制限値Lim(N)が読み出さ
れてリミッタ495へ与えられる。
このように構成した装置の動作を説明する。
電源投入時には、ROM4981からI−N曲線のパラ
メータPを読み出し、このパラメータで制限関数f (
P、N)を選択する。そして、Lim (N)=f (
P、N)よりそれぞれのNの値における最大電流値Li
m(N)を算出し、算出値をRAM4982に対応させ
て格納する。このような演算をするに当たって、関数f
 (P、N)と回転数の範囲−Nlaχ〜十Ntaχは
予め与えられている。I−N曲線の一例を第21図に示
す。
通常動作時には、まず、速度検出器4985がセンサ2
の出力信号より移動速度Nを検出する。
次に、検出した移動速度Nに対する最大電流値Lim(
N)をRAM4982から読み出し、この値をリミッタ
495に与える。
リミツタ495は電流指令値U、πの信号の電圧を次の
ように制限してS流指令値U。U、の信号を出力する。
uLul≦Lim(N)のとき、 uouf=u  L TL uITL l >Lim (N)のとき、uout −
Lim (N) 電力制御部48は、このようにして得た電圧指令値uo
utに応じた電流l0utをモータ1に供給するに のような制限装置によれば、ROM4981から読み出
すパラメータPを、モータが用いられているアクチュエ
ータの仕様に合わせて設定するだけで、制限関数f (
P、N)の形が決まり、仕様にあった特性のI−N曲線
が得られる。これによって、種々の仕様のアクチュエー
タに対しても融通がきく。
また、制限関数f (P、N)をμP内で作成している
ため、複雑な電子回路を新たに設けることなく、安価な
手段で、種々の仕様に対して駆動電流を制限できる。さ
らに、μPで制限値を算出しているため、高精度で制限
値が得られる。
く効果〉 このようなモータ・ドライブ・システムによれば次の効
果が得られる。
■モータ・ドライブ・システムの構成要素となっている
外部1/F部、センサI/F部、主制御部および電力制
御部はそれぞれモジュール構造になっていて、各モジュ
ールはカードで構成されている。これによって、カード
を交換するだけで様々な要求に対応できる。
■リニアパルスモータをフィードバック制御により位置
決めしているため、位置決め精度が高くなる。また、モ
ータの脱調を防止し、安定した動作を保証できる。
■外部1/F部では、シリアルパルス信号線、8ビツト
マイコンパスおよびアナログ信号線のいずれを介しても
上位コントローラと接続できる。これによって、モータ
・ドライブ・システムは各種の上位コントローラから指
令値を受けることができ、システムの適用範囲が広くな
る。
■IDカードでは、位相変調信号と、位相が変調されな
い基準信号を取り出しているため、取り出した2つの信
号の位相差を計測することによって、モータにおけるロ
ータとステータの歯の位相ずれを検出し、転流制御のた
めの信号を得ることができる。
さらに、位相ずれを積算することによってモタの移動子
の位置を算出できる。
これに加えて、位相変調信号の周波数から移動子の移動
速度を検出できる。
以上のことから、センサI/F部では、位置制御、速度
制御および転流制御のための信号を同時に検出できる。
以上説明したように本発明にかかるモータ・ドライブ・
システムは多くの利点を有し、種々の用途への適用に有
効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にがかるモータ・ドライブ・システムの
一実施例の概略構成図、第2図は本発明にかかるモータ
・ドライブ・システムの一実施例の具体的構成図、第3
図〜第21図は第2図のシステムの各構成要素の具体的
構成例を示した図である。 1・・・リニアパルスモータ、2・・・センサ、3・・
・上位コントローラ、47・・・主制御部、48・・・
電力制御部、400・・・外部I/F部、46・・・セ
ンサ1/F部。 第2 図 デ 図 tfO’JF3 q l Q JX

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)リニアパルスモータを駆動するモータ・ドライブ
    ・システムにおいて、 複数種類のインタフェイスが設けられていて、このイン
    タフェイスを経由して上位コントローラから指令信号が
    与えられる外部インタフェイス部と、 前記リニアパルスモータの移動子の移動を検出するセン
    サと、 このセンサの検出信号が与えられるインタフェイスが設
    けられたセンサインタフェイス部と、前記外部インタフ
    ェイス部から与えられた指令信号と前記センサインタフ
    ェイス部から与えられた検出信号をもとにリニアパルス
    モータをフィードバック制御するための制御信号を発生
    する主制御部と、 この制御信号に従って電流増幅を行い、増幅電流をモー
    タのコイルに供給する電力制御部、を有し、前記外部イ
    ンタフェイス部、センサインタフェイス部、主制御部お
    よび電力制御部は切り分けられてカードで構成されたモ
    ジュール構造になっていることを特徴とするモータ・ド
    ライブ・システム。 (2)前記リニアパルスモータは、先端に一定ピッチで
    歯が形成された突極が設けられた移動子と、この歯と対
    向する位置に一定ピッチで歯が形成された固定子を有し
    、磁界発生手段としてコイルと永久磁石の両方を用いた
    ハイブリッド型パルスモータであることを特徴とする請
    求項(1)記載のシステム。 (3)前記センサは磁気レゾルバであることを特徴とす
    る請求項(1)記載のシステム。(4)前記磁気レゾル
    バは位相変調型で、 移動子は、モータの移動子と結合されていて、突極の先
    端に形成された歯の位相がそれぞれ0、p/4、2p/
    4、3p/4(pは歯のピッチ)になった4種類の移動
    部材からなり、 固定子は、モータの固定子であり、 歯の位相が0および2p/4になった移動部材の突極に
    巻かれたコイルをsin相の交流信号で励磁するsin
    信号源と、 歯の位相がp/4および3p/4になった移動部材の突
    極に巻かれたコイルをcos相の交流信号で励磁するc
    os信号源と、 前記4種類の移動部材の突極に巻かれたコイルの両端電
    圧を加減算して位相変調された検出信号を算出する演算
    回路、 を具備したことを特徴とする請求項(3)記載のシステ
    ム。 (5)前記センサインタフェイス部は、前記磁気レゾル
    バの移動子の移動によって位相変調された信号と位相変
    調されない基準信号を取り出すIDカードと、このID
    カードで取り出した2つの信号の位相差をカウントする
    位相差カウンタを有することを特徴とする請求項(1)
    記載のシステム。 (6)前記主制御部は、前記位相差カウンタのカウント
    からモータの移動子と固定子の歯の位相ずれを求めこの
    ずれからモータの転流制御のための信号を算出する転流
    演算手段を有することを特徴とする請求項(5)記載の
    システム。 (7)前記主制御部は、前記位相差カウンタのカウント
    を積算してモータの移動子の位置を算出する位置演算手
    段を有することを特徴とする請求項(5)記載のシステ
    ム。 (8)前記主制御部は、前記前記IDカードで取り出し
    た位相変調信号の周波数からモータの移動子の移動速度
    を検出する速度検出手段を有することを特徴とする請求
    項(5)記載のシステム。 (9)前記主制御部は、前記外部インタフェイス部を経
    由して与えられた位置指令信号と前記位置演算手段の演
    算結果をもとにモータの移動子の位置をフィードバック
    制御する位置制御部を有することを特徴とする請求項(
    5)記載のシステム。 (10)前記主制御部は、前記外部インタフェイス部を
    経由して与えられた速度指令信号と前記速度検出手段の
    検出信号をもとにモータの移動子の移動速度をフィード
    バック制御する速度制御部を有することを特徴とする請
    求項(5)記載のシステム。 (11)前記センサインタフェイス部は、前記位相差カ
    ウンタのカウントと前記IDカードで取り出した位相変
    調信号により、モータの位置制御、速度制御および転流
    制御に用いる信号を同時に取り出すことを特徴とする請
    求項(5)項記載のシステム。 (12)前記外部インタフェイス部の複数のインタフェ
    イスに接続される上位コントローラは、通信回線、シリ
    アルパルス信号線、アナログ信号線およびnビットマイ
    コンバス(nは整数)を介して指令信号を送出するもの
    であることを特徴とする請求項(1)記載のシステム。 (13)前記主制御部は、前記モータの位置制御系の固
    有振動数、主制御部内に設けられた速度制御部のDCゲ
    インおよび主制御部内に設けられた位置制御部にある積
    分器の出力の積分リミッタ値と、これらの値に応じた最
    適な制御パラメータを対応させたゲインテーブルを有す
    ることを特徴とする請求項(1)記載のシステム。 (14)所定の範囲内で固有振動数、DCゲインおよび
    積分リミッタ値が複数段階に設定され設定された固有振
    動数、DCゲインおよび積分リミッタ値の少なくとも1
    つをもとに前記ゲインテーブルから最適な制御パラメー
    タを読み出し、前記主制御部の制御に用いる固有振動数
    設定スイッチ、DCゲイン設定スイッチおよび積分リミ
    ッタ値設定スイッチを有するチューニング部、 を具備したことを特徴とする請求項(13)記載のシス
    テム。
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