JPH05114527A - インダクタの製造方法 - Google Patents
インダクタの製造方法Info
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- JPH05114527A JPH05114527A JP25024991A JP25024991A JPH05114527A JP H05114527 A JPH05114527 A JP H05114527A JP 25024991 A JP25024991 A JP 25024991A JP 25024991 A JP25024991 A JP 25024991A JP H05114527 A JPH05114527 A JP H05114527A
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- inductor
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Abstract
低減をはかり安価な構成を有するインダクタ及びその製
造方法を提供すること。 【構成】 一対の端子を有する電極板1の端子1a,1
bの一方に導線4の巻き初め側を絡げたのち,巻線用治
具2の巻枠2a,2bにこの導線4を巻回して空心コイ
ル6を形成し,この導線4の巻き終わり側を電極板1の
他方の端子に絡げるとともに前記巻線用治具2を除去す
る。
Description
るインダクタに関し,特にインダクタの経済的な製造方
法に関する。
の一例としては,図3(a)及び(b)に示すように,
予め導線4を巻回した空心コイル6を形成しておきコイ
ルの両端のリード線6a及び6bを電極端子11a及び
11bに夫々絡げた後,図3(d)に示すものと同様
に,コイル6及び電極1を磁性体粉末を混練した樹脂等
により埋設する様に成形するインダクタの製造方法があ
る。
例としては図3(c)及び(d)で示すように,電極1
に導線4を絡げた後,巻線様のノズル9が回転し巻線を
行うフライヤー巻線機を用いて巻枠8に巻線4を施しコ
イルを形成した後,図3(d)に示すように,磁性体粉
末を混練した樹脂等により巻枠に電極がついたコイルを
埋設して成形することによりインダクタを製造する方法
がある。
た従来の技術によるインダクタの製造方法において,予
めコイルを形成しておき前記コイルの両端のリード線を
絡げた後,前記コイル及び電極を磁性体を混練した樹脂
等により埋設する様に成形した場合,コイルを形成する
巻線工程,コイルから出たリード線を電極に絡げる工
程,コイル及び電極を磁性体を混練した樹脂等により埋
設する様に成形する工程が必要であり工程数が多く,し
かも,これらの工程には一貫性がなかった。
に供せる小型の面実装型のインダクタを構成しようとす
る場合,電極に導線を絡げた後巻線用のノズルが回転し
巻線を行うフライヤー巻線機を用いて巻枠に巻線を施し
コイルを形成した後,磁性体を混練した樹脂等により巻
枠に電極がついたコイルを埋設する様に成形するインダ
クタの製造方法では,一般にコイルは巻枠を必要とする
ため余分なスペースを必要とし,小型である程巻線材の
端末処理が煩雑となり,安価で小型な面実装インダクタ
の実現が不可能であった。
タの小型化を可能としかつ工程数の低減をはかり安価な
構成を有するインダクタ及びその製造方法を提供するこ
とにある。
端子を有する電極板の端子の一方に導線の巻き初め側を
接続したのち,巻線用治具を用いて巻線を行い,前記巻
線用治具を除去して空心コイルを形成し,該導線の巻き
終わり側を電極板の他方の端子に接続することにより電
極板への空心コイル形成及び接続を一貫して行うことを
特徴とするインダクタの製造方法が得られる。本発明に
よれば,前記インダクタの製造方法において,前記電極
板の端子及び前記空心コイルを樹脂にて埋設するように
成形することを特徴とするインダクタの製造方法が得ら
れる。本発明によれば,前記インダクタの製造方法にお
いて,前記樹脂に磁性体粉末を混練し,前記電極板の端
子及び前記空心コイルを埋設するように成形することを
特徴とするインダクタの製造方法が得られる。
で,従来のようにフライヤー巻線機を用いて導電線を巻
枠に巻きコイルを形成する必要がないため,巻枠のスペ
ース等を確保する必要がなく小型化が可能である。ま
た,空心コイルを形成する巻線工程,電極板の端子に空
心コイルを接続する工程を一貫して行うことで,前記電
極板の端子及び空心コイルを樹脂で埋設する用に成形す
ることにより,簡単で安価な構成の面実装インダクタを
製造することができる。
図面を参照して詳細に記載する。
(c)は本発明の第1の実施例に係るインダクタの製造
方法を模式的に示す図である。図1(a)に示すよう
に,ノズル3により捨て絡げピン5に導線4を絡げた
後,電極板1の端子1bに導線4を絡げ,巻治具2に巻
線を行い空心コイル6を形成する。巻線が終了したなら
ばノズル3により他方の端子1aに空心コイルの巻終り
側の導線4を絡げ,端子端部付近から導線を切る。次に
図1(b)に示すように巻治具2が,巻枠2a,2bと
ともに巻枠治具の中心軸に沿う方向に二分割され,空心
コイル6が端子1a,1b上に固定された状態となる。
次に図1(c)に示すように,電極板の端子1a,1b
の近傍を残して,電極板が切断されて,インダクタ20
の完成となる。
(c)は本発明の第2の実施例に係るインダクタ製造方
法を模式的に示す図である。図2(a)に示すように,
ノズル3により捨て絡げピン5に導線4を絡げた後,端
子1aの導線4を絡げ,分割可能な巻線部2a,2bを
備えた巻治具2に直に巻線を行い空心コイル6を形成す
る。巻線が終了したならば,ノズル3により他方の端子
1bに空心コイルの巻終り側の導線4を絡げ,端子端部
より導線を切る。次に図2(b)に示すように巻治具2
が中心軸方向に二分割され,空心コイル6が端子1b上
に固定される。次に図2(c)に示すように,端子(電
極)1及び空心コイル6を磁性粉末を含む樹脂7で埋設
して成形する。即ち,樹脂と磁性粉末とを混練して混合
物を形成したのち,電極板の端子1a及び1bと空心コ
イル6とを,先の混合物からなる樹脂7で埋設する様に
加圧成形することにより得られる。次に図2(d)に示
すように,得られた成形体は両端を1c及び1dを残し
て一点鎖線21及び21′に沿って切断され,さらにこ
の1c及び1dは上方に成形体表面に沿うように折り曲
げられて,電極が露出したインダクタの完成となる。
ては,導線を供給するノズルを固定して巻治具を回転さ
せて空心コイル6を形成していたが,巻治具2を固定し
たり回転したりして,ノズル3を巻治具2の周囲に回転
させて空心コイル6を形成することも可能である。更
に,端子への導線の接続は,絡げ半田付けの他,スポッ
ト溶接による接続でも良い。
クタの製造方法は,従来のようにフライヤー巻線機を用
いて導線を巻枠に巻き空心コイルを別工程で形成する必
要がないため,巻枠のスペース等を確保する必要がなく
装置の小型化が可能である。しかも,空心コイルを形成
する巻線工程,電極板の端子に空心コイルを接続する工
程を一貫して行え工程数の削減が計れ,電極板の端子に
空心コイルを接続するだけの簡単で安価な構成によりイ
ンダクタが製造できる。
れば,電極板の端子に空心コイルを接続したものを樹脂
で埋設する様に加圧成形するだけで面実装に供するイン
ダクタが製造でき,安価で小型の面実装インダクタが得
られる。
れば,電極板の端子に空心コイルを接続したものを磁性
体を混練した樹脂で埋設する様に成形するだけで高イン
ダクタンスを持ち安価で小型の閉磁路型面実装インダク
タを簡素な構成を確保したまま得ることができる。
及びその製造方法によれば,簡素構成のインダクタを一
貫した工程で安価に形成することができ,工業的に益す
るところ極めて大なるものである。
施例に係るインダクタの製造方法を模式的に示す図であ
る。
係るインダクタの製造方法を模式的に示す図である。
ンダクタ製造方法を示す図である。
実施例に係るインダクタの製造方法を模式的に示す図で
ある。 ─────────────────────────────────────────────────────
の実施例に係るインダクタの製造方法を模式的に示す図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の端子を有する電極板の端子の一方
に導線の巻き初め側を接続したのち,巻線用治具を用い
て巻線を行い,前記巻線用治具を除去して空心コイルを
形成し,該導線の巻き終わり側を電極板の他方の端子に
接続することにより電極板への空心コイル形成及び接続
を一貫して行うことを特徴とするインダクタの製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載のインダクタの製造方法に
おいて,前記電極板の端子及び前記空心コイルを樹脂に
て埋設するように成形することを特徴とするインダクタ
の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2記載のインダクタの製造方法に
おいて,前記樹脂に磁性体粉末を混練し,前記電極板の
端子及び前記空心コイルを埋設するように成形すること
を特徴とするインダクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3250249A JP3016212B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | インダクタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3250249A JP3016212B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | インダクタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05114527A true JPH05114527A (ja) | 1993-05-07 |
JP3016212B2 JP3016212B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=17205070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3250249A Expired - Lifetime JP3016212B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | インダクタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016212B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI456602B (zh) * | 2009-05-04 | 2014-10-11 | Cooper Technologies Co | 表面安裝磁性元件及其製造方法 |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP3250249A patent/JP3016212B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI456602B (zh) * | 2009-05-04 | 2014-10-11 | Cooper Technologies Co | 表面安裝磁性元件及其製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3016212B2 (ja) | 2000-03-06 |
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