JPH05113708A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 排気ファンとオゾン吸着フィルタを１つのケ
ース４１に収容し、装置本体１０に脱着可能な排気ユニ
ット４２を構成する。 【効果】 排気ファンとオゾン吸着フィルタが一体とし
て簡単に脱着でき、交換、保守作業が容易になった。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、複写機等の電子写真方式の画像形
成装置においては、ファンモータが装置本体内に装着さ
れ、装置本体内の空気を排気し、温度上昇を防止してい
る。更に排気時に電子写真プロセスにより発生するオゾ
ンを外部に放出することを防止するためにオゾンを吸着
除去する必要があり、そのためにオゾン吸着フィルタが
装置本体内に装着されている。

【０００３】オゾン吸着フィルタはホコリ等により目詰
まりを起こす可能性があり、オゾン吸着フィルタに目詰
まり生じると、排気が不十分となり、装置本体内の温度
上昇を起し、画像品質の変化の原因となる可能性があっ
た。

【０００４】近年オゾン吸着フィルタのみを交換可能に
構成することが、例えば図１に示すようなレーザプリン
タにおいて、図２に示すような構造を用いることより実
施されている。

【０００５】図１において、レーザプリンタの装置本体
１０内にベルト状感光体１１が設けられ、矢印で示すそ
の回転方向に順に帯電装置１２、現像装置１３、転写装
置１４、クリーニング装置１５が配置されている。１６
は給紙カセット、そして１７は光書き込み装置である。

【０００６】給紙カセット１６に半月形状の給紙コロ１
８が設けられており、給紙カセット上のシートを一枚づ
つ送り出し、このシートはレジストローラ対１９により
タイミングをとられて、感光体１１上に搬送される。前
記光書き込み装置１７、帯電装置１２、現像装置１３に
より形成された感光体１１上のトナー像は、転写装置１
４にてここに搬送されて来たシートに転写され、トナー
像を転写されたシートは定着装置２０を経て排紙トレイ
２１に排出されストックされる。

【０００７】装置本体１０には図２Ａに示すように排気
口３１を有する外カバー３２が設けられ装置本体１０内
の排気ファンによる排気が行なわれる。外カバー３２は
装置本体１０に対し図２Ｂに示すように枢着され開閉可
能にし、外カバー３２にファン３３が固定され、オゾン
吸着フィルタ３４が脱着交換可能に装着される。

【０００８】従来の画像形成装置では限られたスペース
でオゾン吸着フィルタの交換作業及び排気ファンの保守
点検作業が必要であり、作業が容易でないという問題が
あった。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解消し、排気ファン及びオゾン吸着フィルタ
の保守交換作業が容易な画像形成装置を提供することを
課題としている。

【００１０】本発明は更にどこに設置しても排気口を密
閉する危険のない画像形成装置を提供することを第２の
課題としている。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、帯電、露光、現像、転写、定着の各手段と装置本体
内空気を排出する排気ファンとを有する電子写真方式の
画像形成装置において、排気ファンとオゾン吸着フィル
ターとを１つのケースに収容した排気ユニットを形成
し、該排気ユニットは装置本体に脱着可能に形成される
ことを特徴とする画像形成装置により解決した。

【００１２】本発明は、上記の第２の課題を、排気ユニ
ットのケースの装置本体に対する装着方向の最も外側の
面に半円筒面状外カバーを設けることにより解決した。

【００１３】

【作用】本発明により、排気ファンとオゾン吸着フィル
タが１つのケースに収容され装置本体に脱着可能な１つ
のユニットとして形成される。したがって装置本体に対
し排気ユニットは簡単に脱着することができ、排気ファ
ン及びオゾン吸着フィルタの交換並びに保守作業を広い
場所で行うことが可能になった。排気ユニットの脱着に
より装置本体のインターロックスイッチが切換えられ、
排気ユニットを外したときは、自動的に高圧電源、定着
装置の電源その他安全上必要な各種電源が一次的に遮断
され、作業中の危険を防止する。又、排気ユニットのケ
ースの装置本体に対する装着方向の最も外側の面に半円
筒面状外カバーを設けることにより装置本体をどのよう
な位置に配置しても、排気ユニットが壁等に接触して排
気口が密閉されることが防止された。

【００１４】

【実施例】本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説
明する。

【００１５】図３において、ケース４１に、図示しない
が例えば図２Ｂに一部を示すような排気ファン及びオゾ
ン吸着フィルタが取外し可能に収納されて１つの排気ユ
ニット４２を形成する。排気ユニット４２のケース４１
は装置本体１０の所定場所に形成される脱着位置２２に
脱着可能である。脱着位置２２は凹部として形成され、
その凹部にケース４１を挿入可能に形成することもでき
る。

【００１６】ケース４１の装置本体１０に装着時に外部
に面する部分に排気口４３を形成する。

【００１７】ケース４１と装置本体１０にはケース４１
を脱着位置２２に装着したときに互いに差込まれる差込
ソケット４４と差込プラグ４５が設けられる。図の例で
は装置本体１０に差込みソケット４４が、ケース４１に
差込プラグ４５が設けられるが、逆でもよい。

【００１８】ケース４１を脱着位置２２に装着時に装置
本体１０に設けた磁石４６によりケース４１を吸着する
ことにより固定される構造とすることができるが他の固
定手段を設けることもできる。

【００１９】装置本体１０にはインターロックスイッチ
４７を設け、ケース４１が脱着位置２２に装着される
と、ケース４１に設けた作動部材がインターロックスイ
ッチ４７を押してスイッチをＯＮし、本体装置１０内の
高圧電源、定着装置の電源、その他必要な部材の電源を
ＯＮし、ケース４１を取外すとインターロックスイッチ
に対する作動が解除され、電源の各種スイッチをＯＦＦ
にする。これにより、不注意に電源が投入される事故が
防止される。

【００２０】図４に示すように、排気ユニット４２のケ
ース４１の排気口４３を有する面には半円筒面状の外カ
バー４８を取付け、排気口４３と外カバー４８との間に
空間を形成する状態で外部に対し覆うようにし、装置本
体を使用者がどこにおいても壁面に外カバー４８が当接
し、ケース４１の排気口４３を有する面が直接当接する
ことが防止され、排気口が不用意に密閉されることが防
止される。

【００２１】

【発明の効果】本発明により、排気ファンとオゾン吸着
フィルタを収納したケースが１つの構造体として装置本
体に対し脱着可能になり、オゾン吸着フィルタの交換作
業並びに排気ファンの保守作業か容易になった。

【００２２】本発明により、半円筒面状外カバーが設け
られるので、画像形成装置がどこに設置されても排出口
が閉塞されることがなく、装置内の空気を良好に排出で
き、装置内の温度上昇を十分に抑制することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】画像形成装置の一例の全体概略図である。

【図２】従来の画像形成装置排気部分を示す全体斜視図
にして、Ａは普通の状態を示す図、Ｂは外カバーを開い
た図である。

【図３】本発明に係る画像形成装置の排気ユニット部の
部分を示す斜視図である。

【図４】排気ユニットの変形を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 装置本体 ４１ ケース ４２ 排気ユニット ４３ 排気口 ４４ 差込ソケット ４５ 差込プラグ ４６ 磁石 ４７ インターロックスイッチ ４８ 外カバー

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 帯電、露光、現像、転写、定着の各手段
   と装置本体内空気を排出する排気ファンとを有する電子
   写真方式の画像形成装置において、 排気ファンとオゾン吸着フィルターとを１つのケースに
   収容した排気ユニットを形成し、該排気ユニットは装置
   本体に脱着可能に形成されることを特徴とする画像形成
   装置。
2. 【請求項２】 前記装置本体にインターロックスイッチ
   が設けられ、前記排気ユニットに作動手段が設けられ、
   前記排気ユニットの脱着時に前記インターロックスイッ
   チが切換可能であることを特徴とする請求項１に記載の
   画像形成装置。
3. 【請求項３】 前記排気ユニットのケースは前記装置本
   体に対する装着方向の最も外側の面に半円筒面状外カバ
   ーが設けられていることを特徴とする請求項１又は２に
   記載の画像形成装置。
4. 【請求項４】 前記排気ユニットのケースの排気口を有
   する外カバー部に前記オゾン吸着フィルターが一体に形
   成されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか
   １つに記載の画像形成装置。