JPH0511315A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0511315A
JPH0511315A JP18394591A JP18394591A JPH0511315A JP H0511315 A JPH0511315 A JP H0511315A JP 18394591 A JP18394591 A JP 18394591A JP 18394591 A JP18394591 A JP 18394591A JP H0511315 A JPH0511315 A JP H0511315A
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JP
Japan
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lens
control circuit
flash
camera
terminal
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JP18394591A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Ichihara
義郎 市原
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配光のケラレによる撮影失敗を無くすことが
できる。 【構成】 焦点距離検知手段5によりレンズの焦点距離
情報が得られなかった場合には、内蔵或は外付けの閃光
装置の閃光照射角を広角側に移動せしめるように指示す
る制御手段2を設け、例えばカメラとレンズ間において
正しい電気的接続がなかった様な場合には、強制的に閃
光照射角を広角側に設定させる様にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閃光照射角を変更可能
な閃光装置及び焦点距離変更可能なレンズが装着されて
使用されるカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電気的接続用コネクタにより外付
けの閃光装置を接続可能とするカメラに装着される交換
レンズとしては、焦点距離を可変とするズ−ム機能を有
したものが普及している。
【0003】また、このような交換レンズが装着された
際におけるレンズの焦点距離、即ち、撮影画角に対応し
て、前記外付けの閃光装置の照射角を変更できるカメラ
システムも実用化されている。
【0004】これは、レンズ・カメラ本体間のデ−タ通
信により、閃光撮影時のレンズの焦点距離デ−タをカメ
ラ本体側に送信し、かつ、カメラ本体・閃光装置間のデ
−タ通信により、前記レンズの焦点距離デ−タを閃光装
置に送信し、閃光装置において閃光照射角を変更するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、カメラマウントの異なるレンズを装着するための中
間変換レンズなど、レンズ・カメラ本体間のデ−タ通信
を行うための電気的接続ができないレンズも存在し、こ
のようなレンズがカメラ本体に装着される場合は、閃光
装置の閃光照射角は当該レンズの装着前の状態に固定さ
れ、レンズの焦点距離、即ち、撮影画角と一致しないこ
とになる。この場合、レンズが広角側で、かつ、閃光装
置は望遠側の閃光照射角であった場合、配光のケラレが
起こり、適正な閃光撮影撮影が行えないことになる。
【0006】本発明の目的は上記の点に鑑み、撮影上の
配光のケラレのない閃光撮影を得ることのできるカメラ
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号発生手段
内に、焦点距離検知手段によりレンズの焦点距離情報が
得られなかった場合には、内蔵或は外付けの閃光装置の
閃光照射角を広角側に移動せしめるように指示する制御
手段を設け、また、焦点距離検知手段により得られる焦
点距離情報と閃光装置の閃光照射角が合致しない場合に
は、内蔵或は外付けの閃光装置の閃光照射角を広角側に
移動せしめるように指示する制御手段を設け、以て、例
えばカメラとレンズ間において正しい電気的接続がなか
った様な場合には、強制的に閃光照射角を広角側に設定
させる様にしている。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である、閃光装置
を内蔵し、且つ外付けの閃光装置を装着することのでき
るレンズ交換可能なカメラの概略構成を示すブロック図
である。
【0009】カメラ本体には、電池等による電源1、カ
メラ制御回路2、電源1からの給電を安定化しカメラ制
御回路2を始め後述の各回路に電力を供給する電源回路
3、レンズ側への給電をオンオフする半導体スイッチ
4、マイクロコンピュ−タ(以下マイコンと称する)
5、フラッシュ制御回路6、閃光装置の反射傘を移動さ
せるモ−タ駆動回路7及びモ−タ8、閃光照射角検出回
路9、ストロボ調光回路10、及び、DC−DCコンバ
−タ、高圧整流ダイオ−ド、充電検知回路、主コンデン
サ、トリガ回路、閃光放電管、発光制御回路から構成さ
れる閃光回路11が具備されている。
【0010】また、レンズには、モ−タ31及びそのモ
−タ駆動回路32、レンズ制御回路33、及び、レンズ
焦点距離位置検出回路34が具備され、カメラ本体との
間は接続用コネクタ28により接続される。
【0011】更に、外付けの閃光装置は、接続用コネク
タ27によりカメラ本体と接続され、電池等による電源
41、反射傘を移動させるモ−タ駆動回路43及びモ−
タ44、フラッシュ制御回路45、定電圧回路46、及
び、DC−DCコンバ−タ、高圧整流ダイオ−ド、充電
検知回路、主コンデンサ、表示回路、トリガ回路、閃光
放電管、発光制御回路から構成される閃光回路47、及
び、閃光照射角検出回路61が具備されている。
【0012】なお、図1のブロック図では、電気的接続
は実線で、機械的接続は点線により表示している。
【0013】図2、図3、図4及び図5は、図1に示し
た各部の構成を示す回路図であり、先ず、図2及び図3
により、カメラ本体及び内蔵される閃光装置の構成につ
いて説明する。なお、図2のカメラ本体と図3の閃光装
置とは、常時配線 1〜19により直接接続されている。
【0014】前述のように、1はカメラ本体内に収容さ
れる電池等による電源、2はカメラ本体内に搭載される
カメラ制御回路、3は電源1からの給電を安定化しカメ
ラ制御回路2及び後述のレンズ側電子回路などに電力を
供給する電源回路、4はレンズ側に搭載されるモ−タへ
の給電をオンオフする半導体スイッチ、5はマイクロコ
ンピュ−タである。
【0015】カメラ制御回路2とマイクロコンピュ−タ
5との間は、端子C1と端子MC5(クロック供給)及
び端子C2と端子MC4 の配線を介してシリアル通信が
行なわれる。
【0016】6は発光制御信号発生及び外付け閃光装置
の発光制御信号発生などの機能を有するフラッシュ制御
回路、7は公知の半導体ブリッジ回路などにより構成さ
れるモ−タ駆動回路であり、入力端子Qに "1" (ハイ
レベルを意味する)の論理電圧が印加された時にはモ−
タ8を正転させ、入力端子Rに "1" の論理電圧が印加
された時はモ−タ8を逆転させ、両入力端子Q,Rが "
0" (ロ−レベルを意味する)の場合はモ−タ8を停止
させる。9は閃光照射角検出回路であり、ここには閃光
の照射角を変更するためにモ−タ8の回転に応じて移動
させられる不図示の反射傘(或いはフレネルレンズ)の
取り付け部材に固定される摺動子12、閃光照射角検出
用切片パタ−ンを構成する接触片13,14,15,1
6が設けられる。なお、この閃光照射角検出用切片パタ
−ンを構成する接触片は4個ではなく、より多くの接触
片により構成してもよい。10は適正露出を決定するス
トロボ調光回路であり、カメラ本体内蔵の閃光装置の閃
光回路11は、電池電圧昇圧用のDC−DCコンバ−タ
18、高圧整流用ダイオ−ド19、ダイオ−ド71、主
コンデンサ20、主コンデンサ20の充電電圧を検知す
る充電電圧検知回路21、公知のトリガ回路22、閃光
放電管23、公知の発光停止回路24により構成され
る。
【0017】17はカメラ制御回路2の入力信号線に挿
入され、レンズ取り付け用マウント(不図示)の近傍に
設けられるレンズ装着検出スイッチである。このレンズ
装着検出スイッチ17は、レンズが非装着状態において
互いに離れている一対の接触片から成り、この一対の接
触片はレンズがカメラ本体に装着されている状態では互
いに接触してカメラ制御回路2の入力端子C10と電源回
路3の出力端子VDDとを接続する。また、25は抵抗
器、26はシンクロ接点(X接点)、27(27a,2
7b)はアクセサリシュ−などの外付け閃光装置接続用
コネクタ、28(28a,28b)はレンズ取り付け用
マウント(不図示)の内周域に配置されるレンズ・カメ
ラ本体間接続用コネクタである。
【0018】29はたとえばシャッタボタン(不図示)
の第1ストロ−クでオンするスイッチである。
【0019】カメラはシャッタ−ボタンの第1ストロ−
クにおいて測光動作を行い、シャッタ秒時や絞り値が表
示器(不図示)に表示される。最近では液晶表示器でシ
ャッタ秒時や絞り値が表示されるカメラが実用化されて
おり、このようなカメラの中にはシャッタボタンとは別
の操作部材を操作した時に上記のスイッチ29がオンす
るようにされたものもあり、本発明をこのようなカメラ
に適用する場合には、上述のようにシャッタボタンの第
1ストロ−クで作動する唯1個のスイッチ29の代わり
に他の操作部材と連動する複数個のスイッチを設けても
よい。なお、スイッチ29に接続される抵抗器30はプ
ルアップ抵抗である。
【0020】図4はレンズ内に具備される電気回路の一
部を示す回路図であり、カメラ本体に対して着脱自在に
構成されるレンズ(一般に交換レンズと呼ばれる)に
は、合焦駆動用のモ−タ31と同モ−タ31への給電方
向を切り換える半導体スイッチによるモ−タ駆動回路3
2と、同モ−タ31を制御すると共にカメラ本体側のカ
メラ制御回路2との間で各種信号の授受を行うレンズ制
御回路33とが具備され、更に、カメラ本体側のレンズ
取付用マウント(不図示)に着脱自在に嵌合されるレン
ズ側のカメラ取付用マウント(不図示)の下部内周域に
配置されるカメラ本体側とのコネクタ28bが設けら
れ、このレンズ側のコネクタ28bには、配線L8 〜L
14が接続されている。
【0021】レンズ・カメラ本体間接続用コネクタ28
a,28bによって、カメラ本体側の配線L1 〜L7 と
レンズ側の配線L8 〜L14がそれぞれ対応して接続され
る。
【0022】配線L1 (レンズ側はL8 以下同じ)はレ
ンズ内のモ−タ31に給電するための配線であり、これ
には前述したように半導体スイッチ4が挿入されてい
る。配線L2 (L9 )はレンズ装着検出スイッチ17と
カメラ制御回路2の入力端子C10に接続されたレンズ制
御回路33の電源ライン(レンズ制御回路33のVDDに
接続)である。配線L3 (L10)は電源接地線であり、
電源1の負極に接続される。配線L4(L11)はレンズ
制御回路33の接地線に接続され、カメラ本体側のカメ
ラ制御回路2の接地端子GND と共に電源1の負極に接続
されている。配線L5 (L12)及びL6 (L13)はカメ
ラ本体側のカメラ制御回路2とレンズ側のレンズ制御回
路33との間で信号を授受するための信号線であり、配
線L5 及びL6 はそれぞれカメラ制御回路2の信号端子
C4 及びC3 に接続され、配線L7(L14)はカメラ本
体側のマイコン5とレンズ側のレンズ制御回路33との
間で信号を授受するための信号線でありマイコン5の信
号端子MC1 に接続される。配線L8 及びL10は後述の
モ−タ駆動回路32を介してモ−タ31に接続される
が、他の配線L9 及びL11〜L14に比較して大電流を流
すための電力線であり、L8 は同モ−タ31のホット側
の電源線、L10は同モ−タ31のコ−ルド側の接地線で
ある。配線L9 はレンズ制御回路33に動作電流を供給
する電源線であり、レンズ制御回路33の電源端子VDD
に接続されると共にカメラ本体側の配線L2 に接続され
る。配線L11はレンズ制御回路33の接地端子GND に接
続されると共にカメラ本体側の配線L4 に接続され、レ
ンズ側の電源接地線及び信号接地線を構成する。配線L
12〜L14はレンズ制御回路33の信号端子に接続される
レンズ側の信号線であり、レンズ側のコネクタ28bと
カメラ本体側のコネクタ28aとを介してそれぞれカメ
ラ本体側の配線L5 〜L7に接続される。
【0023】カメラ制御回路2からの送信デ−タ信号
は、配線L5 及び配線L12を介してレンズ制御回路33
で受信され、また、レンズ制御回路33からの送信デ−
タ信号は配線L13及び配線L6 を介してカメラ制御回路
2で受信される。更に、レンズ制御回路33とのシリア
ル通信の同期をとるために、カメラ制御回路2から配線
L7 及び配線L14を介してレンズ制御回路33にクロッ
クパルスが供給される。モ−タ31に対する給電方向を
切り換えるためのモ−タ駆動回路32は、NPNトラン
ジスタとPNPトランジスタとを対にした4個2組のト
ランジスタT1〜T4 により構成されており、各対のP
NPトランジスタT1 及びT2 のエミッタはレンズ側の
配線L8 に接続され、これはレンズ・カメラ本体間接続
用コネクタ28を介してカメラ本体側の配線L1 に繋が
り、電源1からモ−タ31に対する給電線となる。
【0024】前記モ−タ31の一方の極は、対を成すP
NPトランジスタT1とNPNトランジスタT4 の各々
のコレクタに接続され、また、該モ−タ31の他方の極
は、対を成すPNPトランジスタT2 とNPNトランジ
スタT3 の各々のコレクタに接続される。更に、各対の
NPNトランジスタT3 及びT4 の各々のエミッタはレ
ンズの接地線である配線L10に接続され、モ−タ31の
負極側をレンズ〜カメラ間接続用コネクタ28を介して
カメラ本体側に接続され、更にカメラ本体側の配線L3
により電源1の負極にと接続される。
【0025】レンズ制御回路33にはモ−タ駆動回路3
2を構成する各トランジスタT1 〜T4 を制御するため
の制御端子M1 〜M4 が設けられており、各制御端子M
1 〜M4 はそれぞれ抵抗R1 〜R4 を介してそれぞれ各
トランジスタT1 〜T4 のベ−スに接続されている。
【0026】レンズ焦点距離位置検出回路34は、レン
ズの焦点距離が変化させられる時に移動するレンズ取り
付け部材に固定されている摺動子35と、レンズの焦点
距離検出用切片パタ−ンを構成する接触片36,37,
38,39により構成されるが、これらは4個に限るこ
となくより多くでもよい。
【0027】図5は閃光照射角を変更できる外付けの閃
光装置の回路図であり、41は電池等による電源、42
は電源スイッチ、43は公知のブリッジ回路などにより
構成されるモ−タ駆動回路であり、入力端子Bに "1"
の論理電圧が印加された時にはモ−タ44を正転させ、
また、入力端子Cに "1" の論理電圧が印加された時に
はモ−タ44を逆転させ、両入力端子が "0" (ロ−レ
ベルを意味する)の場合はモ−タ44の回転を停止させ
る。45は発光ダイオ−ド点灯信号発生及び閃光照射角
検知並びにモ−タ制御信号発生の各機能を有する制御回
路であり、46は電源スイッチ42のオンにより定電圧
VCCを発生して、制御回路45及びモ−タ駆動回路43
に対して回路駆動用電源VCCを供給する定電圧回路であ
る。47は閃光回路であり、自動焦点時の補助光として
使用される発光ダイオ−ド48、抵抗器49、NPNト
ランジスタ50、DC−DCコンバ−タ51、高圧整流
用ダイオ−ド52及び72、瞬時に充電可能な小容量キ
ャパシタ53、発光エネルギ−蓄積用の主コンデンサ5
4、充電電圧検知回路55、充電状態表示回路56、ト
リガ回路57、閃光放電管58、サイリスタなどの転流
回路を含む発光停止回路59、ダイオ−ド60及び7
3,74により構成される。
【0028】61の閃光照射角検出回路は、閃光照射角
を変更するためにモ−タ44の回転に応じて移動せしめ
られる、不図示の反射傘取り付け部材などに固定される
摺動子62、閃光照射角検出用切片パタ−ンを構成する
接触片63,64,65,66により構成されるが、こ
れらの閃光照射角検出用切片パタ−ンを構成する接触片
は4個に限ることなくより多くてもよい。更に、67は
閃光照射角シフト用スイッチである。
【0029】図2〜図4に示す以上の回路構成に基づ
き、先ず、本実施例による閃光装置内蔵カメラの動作を
説明する。
【0030】まず、カメラ本体にレンズが装着されてい
ない場合は、カメラ本体の不図示のレンズ取付用マウン
トに設けられたレンズ装着検出スイッチ17は互いに離
れておりオフとなっている。このためカメラ制御回路2
の入力端子C10は抵抗器25を介して接地線GND に接続
されており、入力端子C10には接地電圧に近いロ−レベ
ルの電圧が印加された状態となっている。このため、カ
メラ制御回路2の出力端子C5 からは半導体スイッチ4
をオフ(開放状態)にするハイレベルの電圧が生じてお
り、半導体スイッチ4はオフになって電源1とレンズへ
の電源配線L1とは遮断されている。
【0031】次に、レンズがカメラ本体に完全に装着さ
れると、レンズ・カメラ本体接続用コネクタ28により
図2に示すカメラ本体と図4に示すレンズとの配線接続
が行われて、レンズ装着検出スイッチ17がオンとな
る。従って、電源回路3の出力端子VDDの電圧がレンズ
装着検出スイッチ17を介してカメラ制御回路2の入力
端子C10に供給されるので、カメラ制御回路2の入力端
子C10にはハイレベルの電圧が印加される。このため、
カメラ制御回路2の出力端子C5 の電圧レベルがハイレ
ベルからロ−レベルに転換して半導体スイッチ4がオン
状態になり、電源1の正極(ホット側)端子とレンズの
モ−タ31に繋がる電源線配線L1 (L8)とが接続さ
れてレンズ側に電力が供給される。
【0032】カメラ本体側とレンズ側との間のデ−タ信
号の送受信は、たとえば8ビットを1デ−タ単位とする
シリアル通信により行い、カメラ本体側のマイコン5か
ら指令を発出し、コマンドデ−タをカメラ制御回路2の
信号端子C4 からレンズ側のレンズ制御回路33に配線
L5 により送信し、レンズはこのコマンドデ−タにより
要求されたデ−タを配線L6 によりカメラ本体に返信す
る。
【0033】カメラ本体に対するレンズの装着が完了す
ると、カメラ本体側のマイコン5からの指令により、カ
メラ制御回路2の信号端子C4 からレンズ側のレンズ制
御回路33に、たとえば8ビットのコマンドデ−タであ
る16進法で表す "φA" を送信し、同時にカメラ本体
はレンズ側からたとえば無効デ−タである "φφ" を受
信する。この際マイコン5は通信の同期信号としてのク
ロックパルスを端子MC1 から配線L7 (L14)により
レンズ制御回路33に対しても出力している。このよう
なカメラ本体・レンズ間のデ−タ通信のタイミングチャ
−トを図6aに示す。
【0034】レンズ制御回路33は信号 "φA" の意味
を判別し、カメラ本体側からの次の信号の同期クロック
パルスが到来した時点で、信号 "AA" を出力する。こ
のときカメラ本体側からはレンズ側に対して無効デ−タ
である "φφ" を出力する。図6(b)はこのようなカ
メラ本体〜レンズ間のデ−タ通信を示すタイミングチャ
−トである。
【0035】カメラ本体側が信号 "AA" を受信する
と、カメラ本体側とレンズ側との通信が正常に行われる
状態になったものと判断して、カメラ側のカメラ制御回
路2の出力端子C5 からロ−レベルの電圧を発生させ、
半導体スイッチ4をオンさせて電源1の正極(ホット
側)端子とレンズ側のモ−タ31に繋がる大電流電源線
の配線L1 (L8 )とを接続する。
【0036】以上の初期通信が正しく行われず、カメラ
本体側のカメラ制御回路2がレンズ側からの信号 "A
A" を正しく受信できなかった場合は、カメラ制御回路
2の出力端子C5 からハイレベルの電圧を発生し、半導
体スイッチ4をオフ状態に保って電源1の正極端子とレ
ンズ側への配線L1 との間を遮断したままとする。
【0037】なお、カメラ本体・レンズ間の通信は8ビ
ット単位に限るものではない。
【0038】次に、カメラ本体に対するレンズ装着完了
後は、カメラ本体側のマイコン5及びカメラ制御回路2
から配線L1 (L8 )〜L7 (L14)を介してレンズ側
のレンズ制御回路33に対してカメラ操作(主に合焦操
作)に関する制御信号が送られてくる。また、同時にレ
ンズ制御回路33から同じ配線を通じてモ−タ31に関
する信号がカメラ制御回路2に送信される。これらの通
信のタイミングについては前述の通りであり、たとえば
マイコン5及びカメラ制御回路2からの制御信号により
レンズ制御回路33の端子M1の信号レベルをロ−レベ
ルにさせると同時に、配線M3 の信号レベルをハイレベ
ルにしたとすると、抵抗R1 及び抵抗R3 を通してPN
PトランジスタT1 及びNPNトランジスタT3 がオン
して、モ−タ31には配線L8 及びPNPトランジスタ
T1 を通って図示矢印の方向に電流が流れて、該モ−タ
31が正転方向に回転し、この電流はNPNトランジス
タT3 を通って配線L10、配線L3 から電源1の負極
(コ−ルド側)に還流する。逆に、カメラ制御回路2か
らレンズ制御回路33に対してモ−タ31を逆転させる
信号が送られた時には、レンズ制御回路33の端子M2
にロ−レベルの信号が出されると同時に端子M4 にはハ
イレベルの信号が出され(この時、端子M1 の信号レベ
ルはハイレベル)、抵抗R2 及び抵抗R4 を介してPN
PトランジスタT2 及びNPNトランジスタT4 がオン
して、モ−タ31には図示矢印とは逆向きの電流が流入
して、モ−タ31が逆方向に回転する。
【0039】レンズの焦点距離が変化する場合、即ち、
ズ−ムレンズのズ−ミング操作が行われる場合には、レ
ンズ焦点距離位置検出回路34において、不図示のレン
ズ部材に固定されている摺動子35がレンズのズ−ミン
グ操作に伴って移動する。レンズの焦点距離情報は焦点
距離位置検出用切片パタ−ンを構成する接触子36〜3
9に対する摺動子35の相対的な停止位置に対応して、
焦点距離位置検出用切片パタ−ンを構成する各接触子3
6〜39に生ずる電気的パルス信号として検出され、こ
のパルス信号は配線Z1 〜Z3 によりレンズ制御回路3
3に入力され、更にレンズ制御回路33から配線L5
(L12)〜L7 (L14)を通ってカメラ本体のマイコン
5及びカメラ制御回路2に焦点距離情報として入力され
る。
【0040】次に、閃光装置を内蔵するカメラ装置によ
る、レンズの焦点距離の変化に連動した閃光照射角変更
(ストロボズ−ム)動作について、図7、図8、図9及
び図10のフロ−チャ−トにより説明する。
【0041】先ず、たとえば不図示のシャッタボタンの
第1ストロ−クでオンするスイッチ29がオンしている
かをステップ1で判断し、スイッチ29がオンしていな
ければ動作せずに終了し、スイッチ29がオンしていれ
ば、ステップ2でマイコン5の端子MC2 をハイレベル
(図ではHL)にして発光禁止とする(MC2 はハイレ
ベルで発光禁止、ロ−レベル図ではLLで発光禁止解
除)。また、カメラ制御回路2の調光信号出力C7 及び
フラッシュ制御回路6の充電完了信号F2 はいずれもハ
イレベルとなっている(F2 は充電完了でロ−レベル、
充電未完了でハイレベル)。
【0042】ステップ3でマイコン5の発振制御信号出
力MC3 をハイレベルとする(MC3 はハイレベルで発
振、ロ−レベルで発振停止)。ステップ4でこのMC3
信号を読んで、フラッシュ制御回路6のF11をハイレベ
ルとする。これによりステップ5でカメラ内蔵の閃光装
置の電池電圧昇圧用DC−DCコンバ−タ18の動作が
開始される。DC−DCコンバ−タ18の発振により、
ステップ6で高圧整流用ダイオ−ド19及び71を通し
て主コンデンサ20に充電が開始される。
【0043】主コンデンサ20の充電電圧を充電電圧検
知回路21により検知し、ステップ7において閃光放電
管23が十分に発光可能な充電電圧(充電完了電圧)に
達したことをフラッシュ制御回路6により判定する。も
し充電未完了であればステップ4まで戻り、充電完了な
らばステップ8へ進む。ステップ8ではフラッシュ制御
回路6の充電完了信号F2 はロ−レベル(図ではLL)
を保持し、これをカメラ制御回路2のC6 端子に出力す
る。
【0044】ステップ9でカメラ制御回路2の端子C2
からマイコン5のMC4 に対して充電完了信号を送る。
そして、ステップ10でマイコン5の発光禁止信号出力
MC2 をロ−レベルにして発光禁止解除を行う。
【0045】次に、図8のステップ11で公知の自動露
出(AE)動作を行い、引き続いてカメラ本体・レンズ
間のシリアル通信を行う。マイコン5の端子MC4 より
カメラ制御回路2の端子C2 に対してレンズの焦点距離
デ−タ送信のためのコマンドデ−タを送信する。そし
て、カメラ制御回路2の端子C4 から配線L5 及びL12
を介してレンズ制御回路33に送信する。この時、ステ
ップ12でレンズ通信が正常に行われているかを判別す
る。
【0046】レンズ通信が正常に行われていない時は、
ステップ13で閃光装置の閃光照射角を広角側に移動さ
せる。
【0047】閃光照射角を変更するために、モ−タ8の
回転に応じて移動せしめられる反射傘取り付け部材など
に固定された摺動子12及び閃光照射角検出用切片パタ
−ン13,14,15,16により現在の閃光照射角を
検出し、配線C13〜C15を通してカメラ制御回路2に閃
光装置の閃光ズ−ム位置情報として入力する。
【0048】この際、正転方向(広角方向)に移動すべ
きなのでカメラ制御回路2は端子C8 よりハイレベル、
端子C9 よりロ−レベルを出力し、これらがモ−タ駆動
回路7の入力端子F,Rにそれぞれ入力される。これに
よりモ−タ8が正転し、目的とする照射角位置まで摺動
子12と連動する反射傘取り付け部材を移動させ、広角
の閃光照射角位置までくるとカメラ制御回路2の端子C
8 よりロ−レベル、端子C9 よりロ−レベルが出力さ
れ、これらがモ−タ駆動回路7の入力端子F,Rにそれ
ぞれ入力されてモ−タ8が停止し、ステップ16へ進
む。
【0049】一方、レンズ通信が正常に行われている時
は、ステップ14で公知の自動焦点(AF)動作を行
う。AF動作は前述のカメラ本体・レンズ間の通信によ
り、レンズ内のモ−タ31を動かして合焦させるが、合
焦終了はマイコン5により判断する。
【0050】以上の動作に続いて、ステップ15で閃光
装置におけるレンズの焦点距離の変化に対応した閃光照
射角の変更(ストロボズ−ム)動作に入る。この動作フ
ロ−チャ−トを図10に示す。これまではレンズのズ−
ム操作、即ち、焦点距離を変更する操作が行われても、
閃光装置におけるレンズの焦点距離の変化に対応した閃
光照射角の変更(ストロボズ−ム)動作は行わない。
【0051】図10に示す閃光装置におけるレンズの焦
点距離の変化に対応した閃光照射角の変更(ストロボズ
−ム)動作は、先ず、レンズの焦点距離位置検出回路3
4において、ステップ15−1で、レンズ取り付け部材
に固定されている摺動子35と焦点距離検出用切片パタ
−ンを構成する接触片36,37,38,39によりレ
ンズの焦点距離位置を検出し、この信号が配線Z1 〜Z
3を介してレンズ制御回路33に送信される。
【0052】次に、カメラ本体・レンズ間のシリアル通
信を行う。ステップ15−2でマイコン5のMC4 端子
からカメラ制御回路2の端子C2 にレンズ焦点距離デ−
タ送信のためのコマンドデ−タを送信する。そして、カ
メラ制御回路2の端子C4 から配線L5 及びL12を介し
てレンズ制御回路33にレンズの焦点距離情報を送信す
るように要求する信号を送信する(同時にマイコン5の
MC1 端子からクロックパルスを出力する)。
【0053】レンズ制御回路33は送られてきた信号を
判別し、ステップ15−3でカメラ本体側から同時に送
られてきた同期用クロックパルスが出力された時点で、
レンズの焦点距離情報が配線L13及びL6 を介してカメ
ラ制御回路2のC3 端子に送られ、カメラ制御回路2の
端子C2 よりマイコン5の端子MC4 に対してレンズの
焦点距離デ−タが送られる。
【0054】次に、閃光装置の閃光照射角変更(ストロ
ボズ−ム)動作について説明する。ステップ15−4
で、閃光照射角を変更するために、モ−タ8の回転に応
じて移動せしめられる反射傘取り付け部材などに固定さ
れた摺動子12及び閃光照射角検出用切片パタ−ン1
3,14,15,16により現在の閃光照射角を検出
し、配線C13〜C15を通してカメラ制御回路2に閃光装
置の閃光ズ−ム位置情報として入力する。ステップ15
−5で、レンズの焦点距離情報により、レンズの焦点距
離に対して適正な閃光装置の閃光照射角の位置にストロ
ボズ−ムがきているかを判断する。
【0055】ステップ15−5では、レンズの焦点距離
情報による焦点距離に対して閃光装置の照射角の位置が
適正なところにあるかを判断する。適正な照射角である
と判断される場合はステップ15−11へ進み、適正な
位置ではないと判断される場合は、ステップ15−6で
現在の照射角の位置から目的とする照射角位置まで動か
すのにモ−タ8を正転方向に動かせばよいか、逆転方向
に動かせばよいかをカメラ制御回路2を通してマイコン
5により判断する。
【0056】正転方向に移動すべきと判断されると、ス
テップ15−7でカメラ制御回路2は端子C8 よりハイ
レベル、端子C9 よりロ−レベルを出力し、これらがモ
−タ駆動回路7の入力端子Q,Rにそれぞれ入力され
る。これによりステップ15−8でモ−タ8が正転し、
目的とする照射角位置まで摺動子12と連動する反射傘
取り付け部材を移動させる。目的とする照射角位置まで
くるとステップ15−11でカメラ制御回路2の端子C
8 よりロ−レベル、端子C9 よりロ−レベルが出力さ
れ、これらがモ−タ駆動回路7の入力端子Q,Rにそれ
ぞれ入力されてモ−タ8が停止し、レンズの焦点距離情
報によりレンズの焦点距離に対して適正な閃光装置の照
射角の位置が確定される。
【0057】また、ステップ15−6で逆転方向に移動
すべきと判断されると、カメラ制御回路2はステップ1
5−9で端子C8 よりロ−レベル、端子C9 よりハイレ
ベルを出力し、これがモ−タ制御回路7の入力端子Q,
Rにそれぞれ入力されてステップ15−10でモ−タ8
が逆転し、目的とする照射角位置まで摺動子12と連動
する反射傘取り付け部材を移動させる。目的とする照射
角位置までくるとカメラ制御回路2の端子C8 よりロ−
レベル、端子C9 よりロ−レベルが出力され、これらが
ステップ15−11でモ−タ駆動回路7の入力端子Q,
Rにそれぞれ入力されてモ−タ8が停止し、レンズの焦
点距離情報によりレンズの焦点距離に対して適正な閃光
装置の照射角の位置が確定される。
【0058】再び図8に戻る。
【0059】ステップ16でシンクロ接点26のオンオ
フを判別し、オフである場合はステップ17で更に主コ
ンデンサ20の充電レベルを充電電圧検知回路21で検
知して、フル充電レベルであるかどうかを判別する。も
しフル充電状態でなければステップ4に戻り、フル充電
状態であればステップ18でフラッシュ制御回路6のF
11端子をロ−レベルにしてDC−DCコンバ−タ18の
発振を停止させて、ステップ7に行く。
【0060】また、ステップ16でシンクロ接点26が
オンであると判別した時には、ステップ19でフラッシ
ュ制御回路6のF7 にロ−レベルが入力されてF11にロ
−レベルが出力され、DC−DCコンバ−タ18の発振
を停止させる。そして、フラッシュ制御回路6の端子F
2 にハイレベルが出力される。端子F2 がハイレベルに
なることによりカメラ制御回路2の端子C12がハイレベ
ルになり、ステップ20でストロボ調光回路10の動作
が開始される。
【0061】フラッシュ制御回路6の端子F9 にハイレ
ベルのワンショットパルスが出力され、ステップ21で
トリガ回路22により閃光放電管23にトリガがかかる
ことにより、ステップ22で閃光放電管23が発光す
る。
【0062】ステップ22とステップ23で適正露光に
なるまで発光を継続し、適正光量に達すると図9のステ
ップ24でストロボ調光回路10からカメラ制御回路2
の端子C11にハイレベルが入力され、ステップ25でカ
メラ制御回路2の端子C7 からロ−レベルの発光停止信
号が出力され、ステップ26でフラッシュ制御回路6の
端子F8 よりハイレベルのワンショットパルスが出力さ
れ、ステップ26で発光停止回路24により発光が停止
される。発光停止後はステップ1に戻る。
【0063】以上の実施例は、カメラ本体に内蔵される
閃光装置の閃光照射角変更動作について説明したが、次
に、図5に回路図を示すような外付けの閃光装置が装着
された場合の動作について説明する。
【0064】外付け閃光装置の充電動作のフロ−チャ−
トを図11に示す。
【0065】ステップ32−1で電源スイッチ42がオ
ン状態にされていない時は閃光装置は動作せず、電源ス
イッチ42がオンとなるとステップ32−2で定電圧回
路46が動作して定電圧VCCを発生する。この電圧によ
りステップ32−3で制御回路45及びモ−タ駆動回路
43が動作し、制御回路45の端子Nからハイレベルの
信号が出力され、ステップ32−4でDC−DCコンバ
−タ51が動作を開始し、ステップ32−5で高圧整流
用ダイオ−ド52及び72を経由して、主コンデンサ5
4に充電が開始される。
【0066】ステップ32−6で充電電圧検知回路55
により主コンデンサ54の充電電圧を検知し、閃光放電
管58が十分発光可能な電圧(充電完了電圧)に達した
かを制御回路45により判別する。もし主コンデンサ5
4の電圧が未完了充電状態であると判別される場合には
ステップ32−4に戻り、充電完了電圧が検知される場
合にはステップ32−7に進む。
【0067】ステップ32−7で充電状態表示回路56
により充電完了表示を行うと共に、制御回路45の端子
Kの出力をロ−レベルからハイレベルにする。これによ
りステップ32−8でカメラ本体のフラッシュ制御回路
6の充電完了信号F6 がハイレベルとなり、カメラ制御
回路2の端子C2 からマイコン5の端子MC4 に充電完
了信号を送信する。
【0068】制御回路45は充電完了を検知するとステ
ップ32−9でダイオ−ド60により閃光照射角変更
(ストロボズ−ム)を許可する。これにより充電完了状
態でカメラ本体のレリ−ズ信号がくると発光可能状態と
なる。
【0069】更に、ステップ32−10で主コンデンサ
54の充電電圧レベルを確認し、フル充電レベルかどう
かを判別する。もしフル充電でなければステップ32−
4へ戻り、フル充電の場合は制御回路45の端子Nをロ
−レベルにして、ステップ32−11でDC−DCコン
バ−タ51の動作を停止させる。
【0070】次に、外付け閃光装置による閃光照射角変
更(ストロボズーム)動作及びその発光動作について図
12,図13及び図14により説明する。
【0071】先ず、ステップ31でたとえば不図示のシ
ャッタボタンの第1ストロ−クでオンするスイッチ29
がオンしているかを判断し、オフであれば動作せず、オ
ンであれば次のステップ32へ進む。ステップ32〜ス
テップ33で図11により前述したような過程により外
付け閃光装置の充電完了を確認し、充電完了信号がくれ
ばステップ34に進む。
【0072】ステップ34では公知のカメラの自動露出
(AE)動作を行い、続いてカメラ本体・レンズ間のシ
リアル通信を行う。マイコン5のMC4 端子からカメラ
制御回路2の端子C2 に対してレンズの焦点距離デ−タ
の送信のためのコマンドデ−タを送信する。そして、カ
メラ制御回路2の端子C4から配線L5 及びL12を通し
てレンズ制御回路33に送信する。この際、ステップ3
5でカメラ本体〜レンズ間の通信の正常性の確認を行
い、これが正常でない場合はステップ36で閃光装置の
照射角を広角側に移動させて、図13に示すステップ5
0へ進む。
【0073】レンズ通信が正常に行われていない場合
は、前述した様に閃光装置の閃光照射角を広角側に移動
させるが、この場合、照射角を変更するためにモ−タ4
4の回転に応じて移動せしめられる反射傘取り付け部材
に固定された摺動子62、閃光照射角検出用切片パタ−
ンを構成する接触片63,64,65,66により移動
停止時の閃光照射角を検出し、配線D,E,Fを介して
制御回路45に現在の閃光照射角情報として入力され
る。この情報によりモ−タ44の正転方向(広角方向)
に移動すべきと判断されると、制御回路45の端子Bよ
りハイレベル、端子Cよりロ−レベルの信号が出力さ
れ、モ−タ駆動回路43の入力端子にこれらが入力され
ることによりモ−タ44が正転し、広角の照射角位置ま
で摺動子62と連結されている反射傘取り付け部材を移
動させる。広角の照射角位置までくると制御回路45の
端子Bよりロ−レベル、端子Cよりロ−レベルが出力さ
れて、モ−タ駆動回路43の入力端子にそれぞれ入力さ
れるので、モ−タ44は停止する。
【0074】カメラ本体・レンズ間の通信が正常である
場合は、ステップ37で公知の自動焦点(AF)動作を
行う。この動作は、カメラ本体・レンズ間の通信により
レンズ内のモ−タ31を動かして合焦させる。合焦動作
終了はマイコン5において判断される。
【0075】合焦動作が完了すれば閃光照射角変更(ス
トロボズ−ム)の動作に入る。それまではレンズの焦点
距離を変えても(レンズのズ−ム操作を行っても)閃光
装置の閃光照射角変更動作は行わない。
【0076】閃光照射角変更動作は、先ずレンズの焦点
距離が変更される時に移動されるレンズ取り付け部材に
固定されている摺動子35と焦点距離位置検出用切片パ
タ−ンを構成する接触片36〜39によりレンズのズ−
ム移動停止時の位置が検知され、この情報が配線Z1 〜
Z3 を通してレンズ制御回路33に送られる。次に、ス
テップ38でカメラ本体〜レンズ間のシリアル通信を行
い、マイコン5の端子MC4 よりカメラ制御回路2の端
子C2 に対してレンズの焦点距離デ−タを送信させるた
めのコマンドデ−タを送信する。これによりカメラ制御
回路2の端子C4 から配線L5 及びL12を介してコマン
ドデ−タをレンズ制御回路33に要求する。同時にマイ
コン5の端子MC1 からクロックパルスが出力される。
レンズ制御回路33は送られてきたコマンドデ−タを判
別し、ステップ39でカメラ側からの同期クロックパル
スが出力された時点でレンズの焦点距離情報が配線L13
及びL6 を介してカメラ制御回路2の端子C3 に送ら
れ、カメラ制御回路2の端子C2 よりマイコン5のMC
4 にレンズの焦点距離デ−タが送られる。
【0077】ステップ40で、カメラ制御回路2の端子
C16より外付け閃光装置の制御回路45の入力端子Pに
レンズの焦点距離デ−タが送信され(この時、制御回路
45の端子Lを同期クロック端子としてシリアル通信を
行う)、ステップ41で制御回路45の出力Nをロ−レ
ベルとし、DC−DCコンバ−タ51の動作を停止させ
る。
【0078】次に、ステップ42で、閃光照射角を変更
するためにモ−タ44の回転に応じて移動せしめられる
反射傘取り付け部材に固定されている摺動子62及び閃
光照射角検出用切片パタ−ンを構成する接触片63,6
4,65,66により移動停止時の位置を検出し、この
情報が配線D,E,Fを介して制御回路45に焦点距離
情報として入力される。
【0079】ステップ43で、レンズの焦点距離情報に
より、レンズの焦点距離に対してカメラ外付けの閃光装
置の照射角が適正な位置にきているかを判断する。閃光
照射角が適正であると判断されるとステップ49へ進
む。一方、閃光照射角が適正ではないと判断される時
は、現在の照射角位置から目的とする適正な照射角位置
まで照射角を動かすためにモ−タ44を正転方向に回転
させればよいか、逆転方向に回転させればよいかをステ
ップ44で判断する。正転方向に移動すべきと判断され
ると、ステップ45で制御回路45が端子Bよりハイレ
ベル、端子Cよりロ−レベルを出力し、これらをモ−タ
駆動回路43の入力端子に入力する。これによりモ−タ
44が正転し、ステップ46で目的とする閃光照射角位
置まで摺動子62と連結されている反射傘取り付け部材
を移動させる。目的とする閃光照射角位置まで到達する
と、ステップ49で、制御回路45は端子Bよりロ−レ
ベル、端子Cよりロ−レベルを出力し、モ−タ駆動回路
43の入力端子にこれらを入力し、これによりモ−タ4
4が停止する。
【0080】また、ステップ44において逆転方向に移
動すべきものと判断される時は、ステップ47で、制御
回路45は端子Bよりロ−レベル、端子Cよりハイレベ
ルを出力し、これらがモ−タ駆動回路43の入力端子に
入力される。これによりモ−タ44が逆転し、ステップ
48で目的とする閃光照射角位置まで摺動子62が連結
されている反射傘取り付け部材を移動させる。目的とす
る閃光照射角位置まで到達すると、ステップ49で、制
御回路45は端子Bよりロ−レベル、端子Cよりロ−レ
ベルを出力し、モ−タ駆動回路43の入力端子にこれら
を入力し、これによりモ−タ44が停止する。以上によ
り、レンズの焦点距離情報を基にレンズの焦点距離に対
して適正な閃光装置の閃光照射角が得られる。
【0081】次に、ステップ50でカメラ本体のシンク
ロ接点26がオンしているかを判別して、オンでなけれ
ば図11で説明したステップ32−4の充電シ−ケンス
に戻る。シンクロ接点26がオンであればステップ51
で制御回路45の端子Jにロ−レベルが入力され、ま
た、カメラ本体のフラッシュ制御回路6の端子F5 より
外付け閃光装置の制御回路45の端子Lにロ−レベルが
入力されて発光許可を行い、また、制御回路45の端子
Kはハイレベルからロ−レベルに出力がシフトする。
【0082】この結果、カメラ本体のフラッシュ制御回
路6の端子F6 及び端子F7 にロ−レベルが入力され、
カメラ本体のフラッシュ制御回路6の端子F2 にハイレ
ベルが出力される。ステップ52でフラッシュ制御回路
6の端子F2 がハイレベルとなることにより、カメラ制
御回路2の端子C12がハイレベルとなり、ストロボ調光
回路10の動作が開始される。
【0083】次いで、外付け閃光装置の制御回路45の
端子Gにハイレベル(ワンショットパルス)が出力さ
れ、図14のステップ53でトリガ回路57により閃光
放電管58にトリガがかかり、ステップ54で閃光放電
管58が発光する。ステップ54及びステップ55で適
正光量となるまで発光を継続し、ステップ55で適正光
量に達すると、ステップ56でカメラ制御回路2の端子
C11にハイレベルが入力され、ステップ57でカメラ制
御回路2の端子C17からロ−レベルの発光停止信号が出
力され、ステップ58でフラッシュ制御回路6の端子F
5 をハイレベルとし(F5 :ロ−レベルからハイレベル
の立ち上がり信号により発光停止)、ステップ59で外
付け閃光装置の制御回路45の端子Hよりハイレベルの
ワンショットパルスが出力され、ステップ60で発光停
止回路59の動作により発光を停止する。発光停止後は
ステップ50に戻る。
【0084】本実施例によれば、カメラ・レンズ間にお
いてレンズ通信が正常に行われなかった場合には、閃光
照射角を強制的に広角側へ移動させる様にしている為
(内蔵の閃光装置の場合は図8のステップ12→13に
て、外付け閃光装置の場合は図12のステップ35→3
6にて)、配光のケラレが最小限となり、従来に比べて
適正な閃光撮影が可能となる。
【0085】(変形例)本実施例では、上述した様に、
カメラ・レンズ間においてレンズ通信が正常に行われな
かった場合に、閃光照射角を強制的に広角側へ移動させ
る様にしているが、これに限定されるものではなく、上
記の通信は可能であるが、レンズの焦点距離と閃光装置
の焦点距離が何らかの理由により合わない場合において
も、このような制御をすることにより、同様の効果を発
揮することができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信号発生手段内に、焦点距離検知手段によりレンズの焦
点距離情報が得られなかった場合には、内蔵或は外付け
の閃光装置の閃光照射角を広角側に移動せしめるように
指示する制御手段を設け、また、焦点距離検知手段によ
り得られる焦点距離情報と閃光装置の閃光照射角が合致
しない場合には、内蔵或は外付けの閃光装置の閃光照射
角を広角側に移動せしめるように指示する制御手段を設
け、以て、例えばカメラとレンズ間において正しい電気
的接続がなかった様な場合には、強制的に閃光照射角を
広角側に設定させる様にしている。よって、撮影上の配
光のケラレを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるカメラ及びこれに装着
される外付けの閃光装置や交換レンズの概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のカメラ本体の回路図である。
【図3】図1のカメラ本体に内蔵される閃光装置の回路
図である。
【図4】図1の交換レンズ内の電気回路の一部を示す回
路図である。
【図5】図1の外付けの閃光装置の回路図である。
【図6】図1のカメラ本体・レンズ間のデ−タ通信のタ
イミングチャ−トである。
【図7】図1のカメラ及び内蔵の閃光装置の撮影時の動
作の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図8】図7の動作の続きを示すフロ−チャ−トであ
る。
【図9】図8の動作の続きを示すフロ−チャ−トであ
る。
【図10】図8のステップ15における詳細な動作を示
すフロ−チャ−トである。
【図11】図12のステップ32における詳細な動作を
示すフロ−チャ−トである。
【図12】図1におけるカメラ及び外付けの閃光装置の
撮影時の一部の動作を示すフロ−チャ−トである。
【図13】図12の続きを示すフロ−チャ−トである。
【図14】図13の続きを示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
2 カメラ制御回路 3 電源回路 4 半導体スイッチ 5 マイクロコンピュ−タ(マイコン) 6 フラッシュ制御回路 8 モ−タ 9 閃光照射角検出回路 10 ストロボ調光回路 11 閃光回路 27 外付け閃光装置接続用コネクタ 28 レンズ・カメラ本体間接続用コネクタ 43 モ−タ駆動回路 44 モ−タ 45 制御回路 47 閃光回路 61 閃光照射角検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着されるレンズより通信される焦点距
    離情報を検知する焦点距離検知手段と、該焦点距離検知
    手段により検知される焦点距離情報に基づいて、内蔵或
    は外付けの閃光装置の閃光照射角を可変させるべき信号
    を発生する信号発生手段とを備えたカメラにおいて、前
    記信号発生手段内に、前記焦点距離検知手段によりレン
    ズの焦点距離情報が得られなかった場合には、内蔵或は
    外付けの閃光装置の閃光照射角を広角側に移動せしめる
    ように指示する制御手段を設けたことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 装着されるレンズより通信される焦点距
    離情報を検知する焦点距離検知手段と、内蔵或は外付け
    の閃光装置の閃光照射角を検知する照射角検知手段と、
    前記焦点距離検知手段により検知される焦点距離情報に
    基づいて、内蔵或は外付けの閃光装置の閃光照射角を可
    変させるべき信号を発生する信号発生手段とを備えたカ
    メラにおいて、前記信号発生手段内に、前記焦点距離検
    知手段により得られる焦点距離情報と前記閃光装置の閃
    光照射角が合致しない場合には、内蔵或は外付けの閃光
    装置の閃光照射角を広角側に移動せしめるように指示す
    る制御手段を設けたことを特徴とするカメラ。
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