JPH08248473A - 閃光撮影可能なカメラの制御装置 - Google Patents
閃光撮影可能なカメラの制御装置Info
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- JPH08248473A JPH08248473A JP7050906A JP5090695A JPH08248473A JP H08248473 A JPH08248473 A JP H08248473A JP 7050906 A JP7050906 A JP 7050906A JP 5090695 A JP5090695 A JP 5090695A JP H08248473 A JPH08248473 A JP H08248473A
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- shutter
- flash
- photographing
- camera
- shutter speed
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B9/00—Exposure-making shutters; Diaphragms
- G03B9/70—Exposure-making shutters; Diaphragms with flash-synchronising contacts
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
- G03B7/081—Analogue circuits
- G03B7/083—Analogue circuits for control of exposure time
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
- Shutter-Related Mechanisms (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 二組のシャッタと閃光装置とを組合わせ、撮
影状態やシャッタ速度等に合わせて同調した閃光撮影
を、失敗することなく、行なえるようにする。 【構成】 カメラ1は、同一の撮影光路に並設されて開
閉する第1シャッタ11および第2シャッタ12と、閃
光装置3を備える。一方のシャッタを開いた状態で他方
のシャッタの開閉でフィルム露光を行なう第1、第2撮
影手段とその選択を行なう撮影選択手段を有する制御部
13,14,20を設ける。また、閃光撮影を行なうと
きに閃光装置を制御する閃光制御手段21を設ける。そ
して、この閃光制御手段を、それぞれの撮影手段の選択
時に対応するシャッタに同期させ、閃光装置を自動的に
制御可能とする。
影状態やシャッタ速度等に合わせて同調した閃光撮影
を、失敗することなく、行なえるようにする。 【構成】 カメラ1は、同一の撮影光路に並設されて開
閉する第1シャッタ11および第2シャッタ12と、閃
光装置3を備える。一方のシャッタを開いた状態で他方
のシャッタの開閉でフィルム露光を行なう第1、第2撮
影手段とその選択を行なう撮影選択手段を有する制御部
13,14,20を設ける。また、閃光撮影を行なうと
きに閃光装置を制御する閃光制御手段21を設ける。そ
して、この閃光制御手段を、それぞれの撮影手段の選択
時に対応するシャッタに同期させ、閃光装置を自動的に
制御可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1、第2シャッタを
同一の撮影光路上に有しかつ閃光装置による閃光撮影が
可能なカメラに関し、特にこのようなカメラでの第1シ
ャッタまたは第2シャッタに閃光装置を併用して行なう
閃光撮影時において、閃光装置の閃光制御を行なうため
に用いる制御装置に関する。
同一の撮影光路上に有しかつ閃光装置による閃光撮影が
可能なカメラに関し、特にこのようなカメラでの第1シ
ャッタまたは第2シャッタに閃光装置を併用して行なう
閃光撮影時において、閃光装置の閃光制御を行なうため
に用いる制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】同一の撮影光路上に二組のシャッタを備
え、これらを選択的に開閉させてフィルム面を露光する
構成のカメラが、従来から知られている。すなわち、フ
ォーカルプレンシャッタを有するカメラに、レンズシャ
ッタ付きの交換レンズを取付けることにより得られる。
このようなカメラにおいて、フラッシュバルブ、エレク
トロニク・フラッシュ(電子閃光器)等の閃光装置を閃
光撮影用として設けた場合、従来一般には、上述した二
組のシャッタに設けられるシンクロターミナルのいずれ
か一方のみに閃光装置を接続していた。
え、これらを選択的に開閉させてフィルム面を露光する
構成のカメラが、従来から知られている。すなわち、フ
ォーカルプレンシャッタを有するカメラに、レンズシャ
ッタ付きの交換レンズを取付けることにより得られる。
このようなカメラにおいて、フラッシュバルブ、エレク
トロニク・フラッシュ(電子閃光器)等の閃光装置を閃
光撮影用として設けた場合、従来一般には、上述した二
組のシャッタに設けられるシンクロターミナルのいずれ
か一方のみに閃光装置を接続していた。
【0003】また、従来のカメラには、電気光学効果等
を利用した、いわゆる物性シャッタを従来の機械式シャ
ッタと撮影光路上に重ねて配置して使用可能としたもの
も知られている。
を利用した、いわゆる物性シャッタを従来の機械式シャ
ッタと撮影光路上に重ねて配置して使用可能としたもの
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述した
ような従来のカメラでは、二組のシャッタと閃光装置と
を所要の状態で組合わせ、かつこれらを利用して、種々
の撮影条件等に応じた閃光撮影を行なおうとしても、そ
れぞれのシャッタの開閉動作に同期した閃光撮影を行な
えないもので、このような点を一掃できる何らかの対策
を講じることが望まれている。
ような従来のカメラでは、二組のシャッタと閃光装置と
を所要の状態で組合わせ、かつこれらを利用して、種々
の撮影条件等に応じた閃光撮影を行なおうとしても、そ
れぞれのシャッタの開閉動作に同期した閃光撮影を行な
えないもので、このような点を一掃できる何らかの対策
を講じることが望まれている。
【0005】たとえば上述した前者の従来例では、最終
的にレンズシャッタで露光が行なわれる状態にカメラを
設定していても、フォーカルプレンシャッタ側のシンク
ロターミナルに閃光装置を接続していると、レンズシャ
ッタの開きと閃光装置の発光とが正しく同期せず、閃光
撮影が失敗となる。一方、レンズシャッタを開放したま
まで、フォーカルプレンシャッタのみで撮影する状態に
カメラを設定していたときに、レンズシャッタのシンク
ロターミナルに閃光装置が接続されていれば、閃光装置
は発光せず、この場合にも閃光撮影は失敗となる。
的にレンズシャッタで露光が行なわれる状態にカメラを
設定していても、フォーカルプレンシャッタ側のシンク
ロターミナルに閃光装置を接続していると、レンズシャ
ッタの開きと閃光装置の発光とが正しく同期せず、閃光
撮影が失敗となる。一方、レンズシャッタを開放したま
まで、フォーカルプレンシャッタのみで撮影する状態に
カメラを設定していたときに、レンズシャッタのシンク
ロターミナルに閃光装置が接続されていれば、閃光装置
は発光せず、この場合にも閃光撮影は失敗となる。
【0006】さらに、二つのシャッタのシンクロターミ
ナルを、シャッタ速度によって使い分けて閃光装置と接
続することも考えられるが、その接続切換えのための手
間がかかり、操作性等の面で問題であった。すなわち、
上述したような二組のシャッタを備えたカメラでは、た
とえば1/500〜1/60秒での閃光撮影はレンズシ
ャッタで、1/30〜1秒での閃光撮影はフォーカルプ
レンシャッタで撮影するように構成するとよい。しか
し、1/30〜1/60秒付近を行き来する撮影を行な
うには、その都度シンクロターミナルへの接続を変更す
る必要があり、操作性の面で問題となる。
ナルを、シャッタ速度によって使い分けて閃光装置と接
続することも考えられるが、その接続切換えのための手
間がかかり、操作性等の面で問題であった。すなわち、
上述したような二組のシャッタを備えたカメラでは、た
とえば1/500〜1/60秒での閃光撮影はレンズシ
ャッタで、1/30〜1秒での閃光撮影はフォーカルプ
レンシャッタで撮影するように構成するとよい。しか
し、1/30〜1/60秒付近を行き来する撮影を行な
うには、その都度シンクロターミナルへの接続を変更す
る必要があり、操作性の面で問題となる。
【0007】また、前述した後者の従来例では、二組の
シャッタを閃光装置とどのように接続するか、さらに各
シャッタと閃光装置とをどのように同調させて発光させ
るか等について何らの提案もなかった。特に、物性シャ
ッタには、閃光装置を併用するための同期信号を出力す
る手段が存在せず、簡便な閃光撮影が行なえない。した
がって、このようなカメラでは、二組のシャッタを選択
的に用いて閃光撮影を行なっても、各シャッタに同期さ
せた閃光撮影は期待できず、閃光撮影が失敗する頻度が
高くなる。
シャッタを閃光装置とどのように接続するか、さらに各
シャッタと閃光装置とをどのように同調させて発光させ
るか等について何らの提案もなかった。特に、物性シャ
ッタには、閃光装置を併用するための同期信号を出力す
る手段が存在せず、簡便な閃光撮影が行なえない。した
がって、このようなカメラでは、二組のシャッタを選択
的に用いて閃光撮影を行なっても、各シャッタに同期さ
せた閃光撮影は期待できず、閃光撮影が失敗する頻度が
高くなる。
【0008】さらに、カメラに用いられるシャッタにお
いて、たとえばレンズシャッタは、閃光装置の光出力が
最高となるときをシャッタ全開時に一致させる必要があ
る。一方、フォーカルプレンシャッタのような高速シャ
ッタは、シャッタが全開している時に閃光装置を発光さ
せるか、あるいは長時間閃光装置を発光させ、その有効
な発光が持続している間にシャッタを切り、撮影を終了
するとよい。したがって、二組のシャッタを備えたカメ
ラにおいて、閃光装置による閃光撮影を行なうにあたっ
ては、それぞれのシャッタの特性によって、閃光装置の
発光タイミングとシャッタの開閉タイミングとを個々の
条件に応じて同調させるように制御することが必要であ
り、これらの点に配慮し前述した問題点を一掃できるよ
うな何らかの対策を講じることが望まれる。
いて、たとえばレンズシャッタは、閃光装置の光出力が
最高となるときをシャッタ全開時に一致させる必要があ
る。一方、フォーカルプレンシャッタのような高速シャ
ッタは、シャッタが全開している時に閃光装置を発光さ
せるか、あるいは長時間閃光装置を発光させ、その有効
な発光が持続している間にシャッタを切り、撮影を終了
するとよい。したがって、二組のシャッタを備えたカメ
ラにおいて、閃光装置による閃光撮影を行なうにあたっ
ては、それぞれのシャッタの特性によって、閃光装置の
発光タイミングとシャッタの開閉タイミングとを個々の
条件に応じて同調させるように制御することが必要であ
り、これらの点に配慮し前述した問題点を一掃できるよ
うな何らかの対策を講じることが望まれる。
【0009】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、同一の撮影光路上に設けた第1、第2シャッタの
組合わせによる作動態様に応じて閃光撮影を行なう際
に、閃光装置をカメラ側のシンクロターミナルやアクセ
サリ・シュー等の被接続部に一旦接続することにより、
露光側のシャッタの開閉に自動的に同期した閃光撮影
を、間違いなくしかも手間もかからずに行なえる閃光撮
影可能なカメラの制御装置を得ることを目的としてい
る。
ので、同一の撮影光路上に設けた第1、第2シャッタの
組合わせによる作動態様に応じて閃光撮影を行なう際
に、閃光装置をカメラ側のシンクロターミナルやアクセ
サリ・シュー等の被接続部に一旦接続することにより、
露光側のシャッタの開閉に自動的に同期した閃光撮影
を、間違いなくしかも手間もかからずに行なえる閃光撮
影可能なカメラの制御装置を得ることを目的としてい
る。
【0010】また、本発明は、シャッタ速度設定手段と
しての自動露出制御装置の出力や手動式シャッタダイヤ
ルの設定値によって設定されるシャッタ速度に応じて第
1、第2シャッタの組合わせによる作動態様を自動的に
選択可能とすることにより、閃光撮影をより一層容易に
行なえる閃光撮影可能なカメラの制御装置を得ることを
目的としている。
しての自動露出制御装置の出力や手動式シャッタダイヤ
ルの設定値によって設定されるシャッタ速度に応じて第
1、第2シャッタの組合わせによる作動態様を自動的に
選択可能とすることにより、閃光撮影をより一層容易に
行なえる閃光撮影可能なカメラの制御装置を得ることを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る閃光撮影可能なカメラの制御装置
は、撮影レンズを透過した被写体からの光束を開閉動作
によりフィルム面に導くことが可能な第1シャッタと、
この第1シャッタを通過した光束を開閉動作によりフィ
ルム面に導く第2シャッタと有し、かつ閃光装置により
閃光撮影可能なカメラにおいて、第2シャッタを開いた
状態で第1シャッタの開閉動作によってフィルム面への
露光を行なう第1撮影手段と、第1シャッタを開いた状
態で第2シャッタの開閉動作によって前記フィルム面へ
の露光を行なう第2撮影手段と、これら第1撮影手段と
第2撮影手段とのいずれかを選択して作動させる撮影選
択手段と、閃光撮影を行なうときに前記閃光装置を制御
する閃光制御手段とを設け、この閃光制御手段を、第1
撮影手段が選択されたときに第1シャッタに同期するよ
うに閃光装置を制御し、かつ第2撮影手段が選択された
ときに第2シャッタに同期するように閃光装置を制御す
るように構成したものである。
ために本発明に係る閃光撮影可能なカメラの制御装置
は、撮影レンズを透過した被写体からの光束を開閉動作
によりフィルム面に導くことが可能な第1シャッタと、
この第1シャッタを通過した光束を開閉動作によりフィ
ルム面に導く第2シャッタと有し、かつ閃光装置により
閃光撮影可能なカメラにおいて、第2シャッタを開いた
状態で第1シャッタの開閉動作によってフィルム面への
露光を行なう第1撮影手段と、第1シャッタを開いた状
態で第2シャッタの開閉動作によって前記フィルム面へ
の露光を行なう第2撮影手段と、これら第1撮影手段と
第2撮影手段とのいずれかを選択して作動させる撮影選
択手段と、閃光撮影を行なうときに前記閃光装置を制御
する閃光制御手段とを設け、この閃光制御手段を、第1
撮影手段が選択されたときに第1シャッタに同期するよ
うに閃光装置を制御し、かつ第2撮影手段が選択された
ときに第2シャッタに同期するように閃光装置を制御す
るように構成したものである。
【0012】また、本発明に係る閃光撮影可能なカメラ
の制御装置は、シャッタ速度を設定するためのシャッタ
速度設定手段を備え、撮影選択手段を、このシャッタ速
度設定手段のシャッタ速度の設定に応じて、第1撮影手
段と第2撮影手段とを選択するように構成したものであ
る。ここで、本発明に係る閃光撮影可能なカメラの制御
装置は、第1シャッタを撮影レンズを構成するレンズ群
中あるいは撮影レンズの後方近傍に配設するとともに、
第2シャッタをフィルムの前方近傍に配設したり、撮影
選択手段を、シャッタ速度設定手段が高速のシャッタ速
度を設定したときに第1撮影手段を選択し、かつシャッ
タ速度設定手段が低速のシャッタ速度を設定したときに
第2撮影手段を選択するように構成したものである。
の制御装置は、シャッタ速度を設定するためのシャッタ
速度設定手段を備え、撮影選択手段を、このシャッタ速
度設定手段のシャッタ速度の設定に応じて、第1撮影手
段と第2撮影手段とを選択するように構成したものであ
る。ここで、本発明に係る閃光撮影可能なカメラの制御
装置は、第1シャッタを撮影レンズを構成するレンズ群
中あるいは撮影レンズの後方近傍に配設するとともに、
第2シャッタをフィルムの前方近傍に配設したり、撮影
選択手段を、シャッタ速度設定手段が高速のシャッタ速
度を設定したときに第1撮影手段を選択し、かつシャッ
タ速度設定手段が低速のシャッタ速度を設定したときに
第2撮影手段を選択するように構成したものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、同一の撮影光路を開閉する第
1シャッタまたは第2シャッタの開閉作動に連動して閃
光装置による閃光撮影を行なうにあたって、撮影選択手
段により、第2シャッタの開状態で第1シャッタの開閉
動作で撮影を行なう第1撮影手段と、第1シャッタの開
状態で第2シャッタの開閉動作で撮影を行なう第2撮影
手段とのいずれかを選択するとともに、閃光制御手段に
より、第1撮影手段の選択時には第1シャッタの開閉
に、第2撮影手段の選択時には第2シャッタの開閉に同
期させて閃光装置を制御し、実質的に露光を行なうシャ
ッタ作動に応じた閃光撮影を行なうことができる。
1シャッタまたは第2シャッタの開閉作動に連動して閃
光装置による閃光撮影を行なうにあたって、撮影選択手
段により、第2シャッタの開状態で第1シャッタの開閉
動作で撮影を行なう第1撮影手段と、第1シャッタの開
状態で第2シャッタの開閉動作で撮影を行なう第2撮影
手段とのいずれかを選択するとともに、閃光制御手段に
より、第1撮影手段の選択時には第1シャッタの開閉
に、第2撮影手段の選択時には第2シャッタの開閉に同
期させて閃光装置を制御し、実質的に露光を行なうシャ
ッタ作動に応じた閃光撮影を行なうことができる。
【0014】すなわち、本発明によれば、第1撮影手段
により第2シャッタを継続的に開状態としておく間に第
1シャッタの開閉のみでフィルム露光を行なう場合と、
第2撮影手段により第1シャッタを継続的に開状態とし
ておく間に第2シャッタの開閉のみでフィルム露光を行
なう場合とを撮影選択手段で自動的に切換え制御すると
ともに、閃光制御手段により、この選択された撮影手段
によって露光のために開閉制御されるシャッタに同期し
て閃光装置を閃光制御することにより、閃光撮影を行な
う。
により第2シャッタを継続的に開状態としておく間に第
1シャッタの開閉のみでフィルム露光を行なう場合と、
第2撮影手段により第1シャッタを継続的に開状態とし
ておく間に第2シャッタの開閉のみでフィルム露光を行
なう場合とを撮影選択手段で自動的に切換え制御すると
ともに、閃光制御手段により、この選択された撮影手段
によって露光のために開閉制御されるシャッタに同期し
て閃光装置を閃光制御することにより、閃光撮影を行な
う。
【0015】また、本発明によれば、自動露出制御装置
の自動出力や手動式シャッタダイヤルの手動設定等のシ
ャッタ速度設定手段によって設定されるシャッタ速度に
応じて、撮影選択手段により第1または第2撮影手段の
選択を自動的に行なうとともに、閃光制御手段により、
この選択された撮影手段に対応するシャッタの開閉に同
期させて閃光装置を制御し、実質的に露光側となるシャ
ッタ作動に応じた閃光撮影を行なうことができる。
の自動出力や手動式シャッタダイヤルの手動設定等のシ
ャッタ速度設定手段によって設定されるシャッタ速度に
応じて、撮影選択手段により第1または第2撮影手段の
選択を自動的に行なうとともに、閃光制御手段により、
この選択された撮影手段に対応するシャッタの開閉に同
期させて閃光装置を制御し、実質的に露光側となるシャ
ッタ作動に応じた閃光撮影を行なうことができる。
【0016】
【実施例】図1および図2は本発明に係る閃光撮影可能
なカメラの制御装置の一実施例を示すものである。これ
らの図において、カメラ全体の概略構成を図1により以
下に説明する。図中符号1はカメラ本体、2はこのカメ
ラ本体1の前面中央に突出して設けられるレンズ鏡筒、
3は前記カメラ本体1の上端部中央に設けられるアクセ
サリ・シュー4に着脱自在に装着されるエレクトロニク
・フラッシュ(電子閃光器)による閃光装置である。な
お、レンズ鏡筒2はカメラ本体1に着脱自在な交換式の
ものでも、一体的に設けられた一体型のものでもよい。
また、閃光装置3も同様に、着脱式であっても一体型で
あってもよい。
なカメラの制御装置の一実施例を示すものである。これ
らの図において、カメラ全体の概略構成を図1により以
下に説明する。図中符号1はカメラ本体、2はこのカメ
ラ本体1の前面中央に突出して設けられるレンズ鏡筒、
3は前記カメラ本体1の上端部中央に設けられるアクセ
サリ・シュー4に着脱自在に装着されるエレクトロニク
・フラッシュ(電子閃光器)による閃光装置である。な
お、レンズ鏡筒2はカメラ本体1に着脱自在な交換式の
ものでも、一体的に設けられた一体型のものでもよい。
また、閃光装置3も同様に、着脱式であっても一体型で
あってもよい。
【0017】6は前記レンズ鏡筒2内に配設されて撮影
光路を光軸Lに沿って形成するための撮影レンズで、こ
のレンズ鏡筒2内で撮影レンズ6を構成するレンズ群中
には、撮影条件に合わせた口径を設定するための絞り7
と、その背後で撮影光路を開閉する第1シャッタとなる
レンズシャッタ11が配設されている。なお、上述した
撮影レンズ6は一般には複数のレンズ群で構成される
が、図1では二枚のレンズのみで省略して表わしてい
る。ここで、本実施例では、このレンズシャッタ11
は、公知のPLZTシャッタと呼ばれる光シャッタで、
その端子に高い電圧を加えることにより光の透過を最大
とするように動作し、かつ電圧を下げることにより透過
量を減少させて閉じるように動作する。また、絞り7に
は、たとえば一般に知られている電磁絞りを用いるとよ
い。
光路を光軸Lに沿って形成するための撮影レンズで、こ
のレンズ鏡筒2内で撮影レンズ6を構成するレンズ群中
には、撮影条件に合わせた口径を設定するための絞り7
と、その背後で撮影光路を開閉する第1シャッタとなる
レンズシャッタ11が配設されている。なお、上述した
撮影レンズ6は一般には複数のレンズ群で構成される
が、図1では二枚のレンズのみで省略して表わしてい
る。ここで、本実施例では、このレンズシャッタ11
は、公知のPLZTシャッタと呼ばれる光シャッタで、
その端子に高い電圧を加えることにより光の透過を最大
とするように動作し、かつ電圧を下げることにより透過
量を減少させて閉じるように動作する。また、絞り7に
は、たとえば一般に知られている電磁絞りを用いるとよ
い。
【0018】前記カメラ本体1内で背面部寄りには、前
記撮影光路上に臨んでフィルムFの走行路が設けられて
いる。そして、このフィルムFの前方近傍には、第2シ
ャッタとなる一般的なフォーカルプレンシャッタ12が
配設されている。なお、このカメラ本体1内には、フィ
ルムFの巻上げ、巻戻しを行なうための各種の機構(図
示せず)が配設されるとともに、その他必要な機構部品
等が付設されるが、具体的な説明は省略する。
記撮影光路上に臨んでフィルムFの走行路が設けられて
いる。そして、このフィルムFの前方近傍には、第2シ
ャッタとなる一般的なフォーカルプレンシャッタ12が
配設されている。なお、このカメラ本体1内には、フィ
ルムFの巻上げ、巻戻しを行なうための各種の機構(図
示せず)が配設されるとともに、その他必要な機構部品
等が付設されるが、具体的な説明は省略する。
【0019】20はカメラ本体1内に配設されカメラの
各種撮影動作制御を行なうシーケンス制御回路で、この
シーケンス制御回路20は、前記第1シャッタであるレ
ンズシャッタ11、第2シャッタであるフォーカルプレ
ンシャッタ12、絞り7に接続され、そのシャッタ開閉
制御、絞り制御を行なうように構成されている。
各種撮影動作制御を行なうシーケンス制御回路で、この
シーケンス制御回路20は、前記第1シャッタであるレ
ンズシャッタ11、第2シャッタであるフォーカルプレ
ンシャッタ12、絞り7に接続され、そのシャッタ開閉
制御、絞り制御を行なうように構成されている。
【0020】ここで、図中13はカメラ本体1の上部に
設けられたモード設定用セレクタで、このセレクタ13
は、図2に示すように、そのセレクタレバーを「M」、
「E」、「A」に合わせることにより、モード検出回路
14の働きで前記シーケンス制御回路20によるレンズ
シャッタ11、フォーカルプレンシャッタ12のシャッ
タ動作を以下のように制御する。モード設定用セレクタ
13を「M」に合わせると、シーケンス制御回路20
は、フォーカルプレンシャッタ12によりフィルム面へ
の露光時間を決定するように動作する。また、「E」に
合わせると、シーケンス制御回路20は、レンズシャッ
タ11により露光時間を決定するように動作する。さら
に、「A」に合わせると、シーケンス制御回路20は、
シャッタ速度によってレンズシャッタ11あるいはフォ
ーカルプレンシャッタ12のいずれかにより露光時間を
決定するか、自動的に切換え動作するようになってい
る。
設けられたモード設定用セレクタで、このセレクタ13
は、図2に示すように、そのセレクタレバーを「M」、
「E」、「A」に合わせることにより、モード検出回路
14の働きで前記シーケンス制御回路20によるレンズ
シャッタ11、フォーカルプレンシャッタ12のシャッ
タ動作を以下のように制御する。モード設定用セレクタ
13を「M」に合わせると、シーケンス制御回路20
は、フォーカルプレンシャッタ12によりフィルム面へ
の露光時間を決定するように動作する。また、「E」に
合わせると、シーケンス制御回路20は、レンズシャッ
タ11により露光時間を決定するように動作する。さら
に、「A」に合わせると、シーケンス制御回路20は、
シャッタ速度によってレンズシャッタ11あるいはフォ
ーカルプレンシャッタ12のいずれかにより露光時間を
決定するか、自動的に切換え動作するようになってい
る。
【0021】15はカメラ本体1の背面側に一部が露呈
して設けたシャッタ速度設定手段として機能する手動式
シャッタダイヤルで、その手動回動操作入力によってカ
メラのシャッタ速度を任意の値に設定されるように構成
されている。このシャッタダイヤル15の手動回動によ
り設定入力されたシャッタ速度が、シャッタ速度検出回
路16を介して前記シーケンス制御回路20に入力され
るように構成されている。ここで、このようなシャッタ
速度設定手段としては、ごく一般的な自動露出回路の出
力を用いることもできる。すなわち、この自動露出回路
でシャッタ速度が定まるときには、その出力を、前記シ
ャッタ速度検出回路16を用いずに、直接シーケンス制
御回路20にシャッタ速度として入力すればよい。
して設けたシャッタ速度設定手段として機能する手動式
シャッタダイヤルで、その手動回動操作入力によってカ
メラのシャッタ速度を任意の値に設定されるように構成
されている。このシャッタダイヤル15の手動回動によ
り設定入力されたシャッタ速度が、シャッタ速度検出回
路16を介して前記シーケンス制御回路20に入力され
るように構成されている。ここで、このようなシャッタ
速度設定手段としては、ごく一般的な自動露出回路の出
力を用いることもできる。すなわち、この自動露出回路
でシャッタ速度が定まるときには、その出力を、前記シ
ャッタ速度検出回路16を用いずに、直接シーケンス制
御回路20にシャッタ速度として入力すればよい。
【0022】21は上述したようなレンズシャッタ1
1、フォーカルプレンシャッタ12等の制御を行なうシ
ーケンス制御回路20に接続された閃光装置3の発光信
号選択回路である。この選択回路21は、それぞれのシ
ャッタ11,12の開閉状態の組合わせでこのカメラの
撮影状態を確認し、実質的にフィルム面への露光を行な
う側のシャッタ11または12の開閉動作に同期して前
記閃光装置3の閃光制御を行なうように機能する。な
お、図2中12aはフォーカルプレンシャッタ12の出
力端子で、前記発光信号選択回路21に接続され、シャ
ッタ開閉に伴なう発光信号を伝達するように構成されて
いる。また、図中20aはシーケンス制御回路20に設
けられレンズシャッタ11の開閉に伴なう発光信号を発
光信号選択回路21を経て閃光装置3側に伝達するため
の出力端子である。
1、フォーカルプレンシャッタ12等の制御を行なうシ
ーケンス制御回路20に接続された閃光装置3の発光信
号選択回路である。この選択回路21は、それぞれのシ
ャッタ11,12の開閉状態の組合わせでこのカメラの
撮影状態を確認し、実質的にフィルム面への露光を行な
う側のシャッタ11または12の開閉動作に同期して前
記閃光装置3の閃光制御を行なうように機能する。な
お、図2中12aはフォーカルプレンシャッタ12の出
力端子で、前記発光信号選択回路21に接続され、シャ
ッタ開閉に伴なう発光信号を伝達するように構成されて
いる。また、図中20aはシーケンス制御回路20に設
けられレンズシャッタ11の開閉に伴なう発光信号を発
光信号選択回路21を経て閃光装置3側に伝達するため
の出力端子である。
【0023】また、前記発光信号選択回路21は、カメ
ラ本体1、レンズ鏡筒2でのレンズシャッタ11、フォ
ーカルプレンシャッタ12、これらの開閉制御を設定す
る撮影モード等の設定条件に応じて、閃光装置3の放電
管17を発光回路18を介して発光するように構成され
ている。ここで、図中22はカメラ本体1のアクセサリ
・シュー4に設けられた発光信号端子、23は閃光装置
3の装着時にこの発光信号端子22と接触する端子であ
る。閃光装置3は、これらの端子22,23を経由して
カメラ本体1と接続され発光信号によって発光回路18
を介して放電管17が放電して閃光することになる。
ラ本体1、レンズ鏡筒2でのレンズシャッタ11、フォ
ーカルプレンシャッタ12、これらの開閉制御を設定す
る撮影モード等の設定条件に応じて、閃光装置3の放電
管17を発光回路18を介して発光するように構成され
ている。ここで、図中22はカメラ本体1のアクセサリ
・シュー4に設けられた発光信号端子、23は閃光装置
3の装着時にこの発光信号端子22と接触する端子であ
る。閃光装置3は、これらの端子22,23を経由して
カメラ本体1と接続され発光信号によって発光回路18
を介して放電管17が放電して閃光することになる。
【0024】以上の構成によるカメラにおいて、第2シ
ャッタであるフォーカルプレンシャッタ12を用いた使
用モードでの撮影は、以下のようにして行われる。カメ
ラ本体1上のモード設定用セレクタ13を、図2に示し
た文字記号のうちの「M」に合わせると、モード検出回
路14の働きでシーケンス制御回路20は、フォーカル
プレンシャッタ12によりフィルム露光時間を決定する
ように動作する。
ャッタであるフォーカルプレンシャッタ12を用いた使
用モードでの撮影は、以下のようにして行われる。カメ
ラ本体1上のモード設定用セレクタ13を、図2に示し
た文字記号のうちの「M」に合わせると、モード検出回
路14の働きでシーケンス制御回路20は、フォーカル
プレンシャッタ12によりフィルム露光時間を決定する
ように動作する。
【0025】これを詳述すると、カメラ本体1上の図示
しないレリーズ釦を半押し操作し、図示しない半押しス
イッチをオンさせると、シーケンス制御回路20は第1
シャッタであるレンズシャッタ11を全開状態とする。
次に、レリーズ釦をさらに押すことで全押し操作し、図
示しないレリーズスイッチをオンすることにより、シー
ケンス制御回路20は、絞り7を調節し、所望の絞り直
径(口径)とする。ここで、別のシーケンスとして、レ
リーズした後に、レンズシャッタ11を全開にするとと
もに、絞り7を調節するようにしてもよい。さらに、シ
ーケンス制御回路20は、第2シャッタであるフォーカ
ルプレンシャッタ12を開く。そして、このフォーカル
プレンシャッタ12が全開となると、公知のX接点がオ
ンし、その信号は出力端子12aから発光信号選択回路
21に伝えられる。
しないレリーズ釦を半押し操作し、図示しない半押しス
イッチをオンさせると、シーケンス制御回路20は第1
シャッタであるレンズシャッタ11を全開状態とする。
次に、レリーズ釦をさらに押すことで全押し操作し、図
示しないレリーズスイッチをオンすることにより、シー
ケンス制御回路20は、絞り7を調節し、所望の絞り直
径(口径)とする。ここで、別のシーケンスとして、レ
リーズした後に、レンズシャッタ11を全開にするとと
もに、絞り7を調節するようにしてもよい。さらに、シ
ーケンス制御回路20は、第2シャッタであるフォーカ
ルプレンシャッタ12を開く。そして、このフォーカル
プレンシャッタ12が全開となると、公知のX接点がオ
ンし、その信号は出力端子12aから発光信号選択回路
21に伝えられる。
【0026】すなわち、シーケンス制御回路20は、こ
の第2シャッタ使用モードでは、発光信号選択回路21
に第2シャッタ側の選択をさせるので、前記X接点オン
信号は、フォーカルプレンシャッタ12からこの発光信
号選択回路21に伝えられ、この回路21からカメラ本
体1上の発光信号端子22に伝えられる。そして、この
カメラ本体1に図2に示すように閃光装置3が取付けら
れているときは、その端子23を経由した発光信号によ
り発光回路18から放電管17にエネルギが供給され、
放電管17が発光する。
の第2シャッタ使用モードでは、発光信号選択回路21
に第2シャッタ側の選択をさせるので、前記X接点オン
信号は、フォーカルプレンシャッタ12からこの発光信
号選択回路21に伝えられ、この回路21からカメラ本
体1上の発光信号端子22に伝えられる。そして、この
カメラ本体1に図2に示すように閃光装置3が取付けら
れているときは、その端子23を経由した発光信号によ
り発光回路18から放電管17にエネルギが供給され、
放電管17が発光する。
【0027】このとき、上述した第1、第2シャッタ
(レンズシャッタ11、フォーカルプレンシャッタ1
2)は双方が既に開いているため、フィルム面が露光さ
れることになり、またこれと同時に、第2シャッタ(フ
ォーカルプレンシャッタ12)に同期した閃光撮影を行
なえる。
(レンズシャッタ11、フォーカルプレンシャッタ1
2)は双方が既に開いているため、フィルム面が露光さ
れることになり、またこれと同時に、第2シャッタ(フ
ォーカルプレンシャッタ12)に同期した閃光撮影を行
なえる。
【0028】次に、第2シャッタであるフォーカルプレ
ンシャッタ12を閉じるが、この閉タイミングは、カメ
ラ本体1上のシャッタ設定ダイヤル15の操作でシャッ
タ速度検出回路16を介してシーケンス制御回路20に
入力されている所望のシャッタ速度になるように制御さ
れる。なお、このシャッタ速度が一般的な自動露出回路
で定まるときは、シャッタ速度検出回路16に代えて図
示しない露出制御回路のシャッタ速度情報をシーケンス
制御回路20に入力するとよい。しかる後、次の撮影に
必要な動作、たとえばフィルム送りや閃光装置3の発光
エネルギの蓄積等が行なわれ、カメラ内は最初の状態に
戻る。
ンシャッタ12を閉じるが、この閉タイミングは、カメ
ラ本体1上のシャッタ設定ダイヤル15の操作でシャッ
タ速度検出回路16を介してシーケンス制御回路20に
入力されている所望のシャッタ速度になるように制御さ
れる。なお、このシャッタ速度が一般的な自動露出回路
で定まるときは、シャッタ速度検出回路16に代えて図
示しない露出制御回路のシャッタ速度情報をシーケンス
制御回路20に入力するとよい。しかる後、次の撮影に
必要な動作、たとえばフィルム送りや閃光装置3の発光
エネルギの蓄積等が行なわれ、カメラ内は最初の状態に
戻る。
【0029】また、上述したカメラでの第1シャッタで
あるレンズシャッタ11を用いた使用モードでの撮影
は、以下のようにして行なわれる。カメラ本体1上のモ
ード設定用セレクタ13を、図2に示した文字記号のう
ちの「E」に合わせると、モード検出回路14の働きで
シーケンス制御回路20は、レンズシャッタ11により
露光時間を決定するように動作する。これを詳述する
と、カメラ本体1上の図示しないレリーズ釦を半押し操
作し、半押しスイッチをオンさせると、カメラ内の全回
路は作動準備状態となる。次に、レリーズ釦をさらに押
し(全押し操作し)、図示しないレリーズスイッチをオ
ンすることにより、シーケンス制御回路20は、絞り7
を調節し、所望の絞り直径(口径)とする。
あるレンズシャッタ11を用いた使用モードでの撮影
は、以下のようにして行なわれる。カメラ本体1上のモ
ード設定用セレクタ13を、図2に示した文字記号のう
ちの「E」に合わせると、モード検出回路14の働きで
シーケンス制御回路20は、レンズシャッタ11により
露光時間を決定するように動作する。これを詳述する
と、カメラ本体1上の図示しないレリーズ釦を半押し操
作し、半押しスイッチをオンさせると、カメラ内の全回
路は作動準備状態となる。次に、レリーズ釦をさらに押
し(全押し操作し)、図示しないレリーズスイッチをオ
ンすることにより、シーケンス制御回路20は、絞り7
を調節し、所望の絞り直径(口径)とする。
【0030】さらに、シーケンス制御回路20は、第2
シャッタであるフォーカルプレンシャッタ12を開く。
そして、このフォーカルプレンシャッタ12が全開にな
ると、通常のX接点がオンし、その信号が発光信号選択
回路21に伝えられる。このとき、シーケンス制御回路
20は、この第1シャッタ使用モードでは、発光信号選
択回路21に第1シャッタ側の選択をさせるので、前記
X接点オン信号は採用されず、カメラ本体1上の発光信
号端子22には伝えられない。
シャッタであるフォーカルプレンシャッタ12を開く。
そして、このフォーカルプレンシャッタ12が全開にな
ると、通常のX接点がオンし、その信号が発光信号選択
回路21に伝えられる。このとき、シーケンス制御回路
20は、この第1シャッタ使用モードでは、発光信号選
択回路21に第1シャッタ側の選択をさせるので、前記
X接点オン信号は採用されず、カメラ本体1上の発光信
号端子22には伝えられない。
【0031】次に、シーケンス制御回路20は、前述し
たように高い電圧を加えることによりレンズシャッタ1
1を開く。そして、この実施例では、この開動作の終わ
り頃に制御回路20から出力端子20aを介して発光信
号を出力するようにしている。この発光信号は発光信号
選択回路21に伝えられる。
たように高い電圧を加えることによりレンズシャッタ1
1を開く。そして、この実施例では、この開動作の終わ
り頃に制御回路20から出力端子20aを介して発光信
号を出力するようにしている。この発光信号は発光信号
選択回路21に伝えられる。
【0032】すなわち、シーケンス制御回路20は、こ
の第1シャッタ使用モードでは、発光信号選択回路21
に第1シャッタ側を選択させており、この制御回路20
から前記発光信号が、カメラ本体1上の発光信号端子2
2に伝えられる。すると、閃光装置3の端子23を経由
して発光信号が伝えられ発光回路18からエネルギが供
給され、放電管17が発光する。
の第1シャッタ使用モードでは、発光信号選択回路21
に第1シャッタ側を選択させており、この制御回路20
から前記発光信号が、カメラ本体1上の発光信号端子2
2に伝えられる。すると、閃光装置3の端子23を経由
して発光信号が伝えられ発光回路18からエネルギが供
給され、放電管17が発光する。
【0033】ここで、第1シャッタとして、たとえば従
来一般的に知られている機械式または電子式のレンズシ
ャッタである場合には、そのX接点のオン信号を発光信
号選択回路21に伝えれば同様の効果が得られる。ま
た、閃光装置3の発光を先に開始させ、その発光中に第
1シャッタを開閉させる方式も考えられ、この場合はシ
ャッタの開き始める直前に発光信号を出すための接点を
設けるとよい。
来一般的に知られている機械式または電子式のレンズシ
ャッタである場合には、そのX接点のオン信号を発光信
号選択回路21に伝えれば同様の効果が得られる。ま
た、閃光装置3の発光を先に開始させ、その発光中に第
1シャッタを開閉させる方式も考えられ、この場合はシ
ャッタの開き始める直前に発光信号を出すための接点を
設けるとよい。
【0034】さらに、前述したような放電管17が発光
したときは、第1、第2シャッタ(レンズシャッタ1
1、フォーカルプレンシャッタ12)の双方が既に開い
ているため、フィルム面が露光されることになり、また
これと同時に、第1シャッタ(レンズシャッタ11)に
同期した閃光撮影を行なえる。
したときは、第1、第2シャッタ(レンズシャッタ1
1、フォーカルプレンシャッタ12)の双方が既に開い
ているため、フィルム面が露光されることになり、また
これと同時に、第1シャッタ(レンズシャッタ11)に
同期した閃光撮影を行なえる。
【0035】次に、第1シャッタであるレンズシャッタ
11を閉じるが、この閉タイミングは、カメラ本体1上
のシャッタ設定ダイヤル15の操作でシャッタ速度検出
回路16を介してシーケンス制御回路20に入力されて
いる所望のシャッタ速度になるように制御される。な
お、シャッタ速度が一般的な自動露出回路で定まるとき
は、シャッタ速度検出回路16に代えて図示しない露出
制御回路のシャッタ速度情報をシーケンス制御回路20
に入力するとよいことは、前述した場合と同様である。
しかる後、次の撮影に必要な動作、たとえばフィルム送
りや閃光装置3の発光エネルギの蓄積等が行なわれ、最
初の状態に戻ることも、前述した第2シャッタ使用モー
ドの場合と同じである。
11を閉じるが、この閉タイミングは、カメラ本体1上
のシャッタ設定ダイヤル15の操作でシャッタ速度検出
回路16を介してシーケンス制御回路20に入力されて
いる所望のシャッタ速度になるように制御される。な
お、シャッタ速度が一般的な自動露出回路で定まるとき
は、シャッタ速度検出回路16に代えて図示しない露出
制御回路のシャッタ速度情報をシーケンス制御回路20
に入力するとよいことは、前述した場合と同様である。
しかる後、次の撮影に必要な動作、たとえばフィルム送
りや閃光装置3の発光エネルギの蓄積等が行なわれ、最
初の状態に戻ることも、前述した第2シャッタ使用モー
ドの場合と同じである。
【0036】さらに、前述した構成によるカメラにおい
て、第1、第2シャッタ(レンズシャッタ11、フォー
カルプレンシャッタ12)の使用を自動的に選択して行
なう自動設定モードでの撮影は、以下のようにして行わ
れる。カメラ本体1上のモード設定用セレクタ13を、
図2に示した文字記号のうちの「A」に合わせると、モ
ード検出回路14の働きでシーケンス制御回路20は、
シャッタ速度次第で第1シャッタ(レンズシャッタ1
1)あるいは第2シャッタ(フォーカルプレンシャッタ
12)のいずれかによって、フィルム露光時間を決定す
るかを自動的に切換え動作する。
て、第1、第2シャッタ(レンズシャッタ11、フォー
カルプレンシャッタ12)の使用を自動的に選択して行
なう自動設定モードでの撮影は、以下のようにして行わ
れる。カメラ本体1上のモード設定用セレクタ13を、
図2に示した文字記号のうちの「A」に合わせると、モ
ード検出回路14の働きでシーケンス制御回路20は、
シャッタ速度次第で第1シャッタ(レンズシャッタ1
1)あるいは第2シャッタ(フォーカルプレンシャッタ
12)のいずれかによって、フィルム露光時間を決定す
るかを自動的に切換え動作する。
【0037】これを詳述すると、カメラ本体1上の図示
しないレリーズ釦を半押し操作し、図示しない半押しス
イッチをオンさせると、全回路は作動準備状態となる。
このとき、シャッタ設定ダイヤル15の操作でシャッタ
速度検出回路16を介して、シーケンス制御回路20に
入力されているシャッタ速度、あるいはシャッタ速度が
公知の自動露出回路で定まるときには、速度検出回路に
代えてシーケンス制御回路に入力する図示しない露出制
御回路の出力するシャッタ速度が高速の時は、シーケン
ス制御回路20は、第1シャッタであるレンズシャッタ
11によりフィルム露光時間を決定するように動作す
る。
しないレリーズ釦を半押し操作し、図示しない半押しス
イッチをオンさせると、全回路は作動準備状態となる。
このとき、シャッタ設定ダイヤル15の操作でシャッタ
速度検出回路16を介して、シーケンス制御回路20に
入力されているシャッタ速度、あるいはシャッタ速度が
公知の自動露出回路で定まるときには、速度検出回路に
代えてシーケンス制御回路に入力する図示しない露出制
御回路の出力するシャッタ速度が高速の時は、シーケン
ス制御回路20は、第1シャッタであるレンズシャッタ
11によりフィルム露光時間を決定するように動作す
る。
【0038】なお、これ以降、レリーズ釦をさらに押し
(全押し操作し)、図示しないレリーズスイッチをオン
したときには、前述した第1シャッタ使用モードと同じ
動作となるので、以下の作動説明等は省略する。
(全押し操作し)、図示しないレリーズスイッチをオン
したときには、前述した第1シャッタ使用モードと同じ
動作となるので、以下の作動説明等は省略する。
【0039】一方、シャッタ設定ダイヤル15の操作で
シャッタ速度検出回路16を介して、シーケンス制御回
路20に入力されているシャッタ速度、あるいはシャッ
タ速度が公知の自動露出回路で定まるときに速度検出回
路に代えてシーケンス制御回路20に入力する図示しな
い露出制御回路の出力するシャッタ速度が低速の時は、
シーケンス制御回路20は、第2シャッタであるフォー
カルプレンシャッタ12によりフィルム露光時間を決定
するように動作する。なお、これ以降にレリーズ釦をさ
らに押し(全押し操作し)、図示しないレリーズスイッ
チをオンしたときは、前述した第2シャッタ使用モード
と同じ動作となるので、以下の作動説明は省略する。
シャッタ速度検出回路16を介して、シーケンス制御回
路20に入力されているシャッタ速度、あるいはシャッ
タ速度が公知の自動露出回路で定まるときに速度検出回
路に代えてシーケンス制御回路20に入力する図示しな
い露出制御回路の出力するシャッタ速度が低速の時は、
シーケンス制御回路20は、第2シャッタであるフォー
カルプレンシャッタ12によりフィルム露光時間を決定
するように動作する。なお、これ以降にレリーズ釦をさ
らに押し(全押し操作し)、図示しないレリーズスイッ
チをオンしたときは、前述した第2シャッタ使用モード
と同じ動作となるので、以下の作動説明は省略する。
【0040】ここで、本実施例のように、第1シャッタ
として本実施例のようにPLZTシャッタによるレンズ
シャッタ11とし、第2シャッタとして羽根式フォーカ
ルプレンシャッタ12とした場合、たとえば高速のシャ
ッタ速度を、1/64000秒〜1/250秒、低速の
シャッタ速度を1/250秒未満〜長時間露出と設定す
ればよい。
として本実施例のようにPLZTシャッタによるレンズ
シャッタ11とし、第2シャッタとして羽根式フォーカ
ルプレンシャッタ12とした場合、たとえば高速のシャ
ッタ速度を、1/64000秒〜1/250秒、低速の
シャッタ速度を1/250秒未満〜長時間露出と設定す
ればよい。
【0041】なお、本実施例でのカメラによれば、図2
に示す回路ブロック図からも明らかなように、モード検
出回路14には、たとえば2ビットのブラシ接触型エン
コーダを用いる。また、シャッタ速度検出回路に16は
回転抵抗体を用いてA/D変換によりデジタル信号を得
るようにすればよい。
に示す回路ブロック図からも明らかなように、モード検
出回路14には、たとえば2ビットのブラシ接触型エン
コーダを用いる。また、シャッタ速度検出回路に16は
回転抵抗体を用いてA/D変換によりデジタル信号を得
るようにすればよい。
【0042】以上の構成による閃光撮影可能なカメラに
よれば、閃光装置3がカメラ本体1に付設されるととも
に、たとえば撮影レンズ6を構成するレンズ群中または
この撮影レンズ6の後方近傍に配設する第1シャッタ1
1と、フィルムFの前方近傍に配設する第2シャッタ1
2を備えている。さらに、第2シャッタ12を開いた状
態で第1シャッタ11の開閉動作によってフィルム面へ
の露光を行なう第1撮影手段と第1シャッタ11を開い
た状態で第2シャッタ12の開閉動作によってフィルム
面への露光を行なう第2撮影手段とこれらの撮影手段の
いずれかを選択して作動させる撮影選択手段とからなる
撮影選択手段となる制御部としてのシーケンス制御回路
20と、閃光装置3を制御する閃光制御手段21,18
を設けている。
よれば、閃光装置3がカメラ本体1に付設されるととも
に、たとえば撮影レンズ6を構成するレンズ群中または
この撮影レンズ6の後方近傍に配設する第1シャッタ1
1と、フィルムFの前方近傍に配設する第2シャッタ1
2を備えている。さらに、第2シャッタ12を開いた状
態で第1シャッタ11の開閉動作によってフィルム面へ
の露光を行なう第1撮影手段と第1シャッタ11を開い
た状態で第2シャッタ12の開閉動作によってフィルム
面への露光を行なう第2撮影手段とこれらの撮影手段の
いずれかを選択して作動させる撮影選択手段とからなる
撮影選択手段となる制御部としてのシーケンス制御回路
20と、閃光装置3を制御する閃光制御手段21,18
を設けている。
【0043】そして、この閃光制御手段21,18を、
第1撮影手段が選択されたときに第1シャッタ11に同
期するように閃光装置3を制御し、かつ第2撮影手段が
選択されたときに第2シャッタ12に同期するように閃
光装置3を制御するように構成している。
第1撮影手段が選択されたときに第1シャッタ11に同
期するように閃光装置3を制御し、かつ第2撮影手段が
選択されたときに第2シャッタ12に同期するように閃
光装置3を制御するように構成している。
【0044】このような構成では、閃光撮影を行なうに
あたって、実質的に露光時間を決定する方のシャッタの
開きに同期した発光信号を自動的に選択して発生させ、
閃光装置3をカメラ本体1側の被接続部であるシンクロ
ターミナルやアクセサリ・シューに一旦接続すれば、間
違いなくしかも手間もかからずに閃光撮影を行なえる。
あたって、実質的に露光時間を決定する方のシャッタの
開きに同期した発光信号を自動的に選択して発生させ、
閃光装置3をカメラ本体1側の被接続部であるシンクロ
ターミナルやアクセサリ・シューに一旦接続すれば、間
違いなくしかも手間もかからずに閃光撮影を行なえる。
【0045】また、上述した構成による閃光撮影可能な
カメラにおいて、シャッタ速度を設定するためのシャッ
タ速度設定手段として手動式シャッタ設定ダイヤル15
や自動露出制御装置を設け、これにより設定されるシャ
ッタ速度に応じて、撮影選択手段であるシーケンス制御
回路20を、第1撮影手段と第2撮影手段とを選択でき
るように構成している。ここで、撮影選択手段であるシ
ーケンス制御回路20を、シャッタ速度設定用のダイヤ
ル15等が高速のシャッタ速度を設定したときに第1撮
影手段を選択し、かつシャッタ速度設定手段が低速のシ
ャッタ速度を設定したときに第2撮影手段を選択するよ
うに構成するとよい。
カメラにおいて、シャッタ速度を設定するためのシャッ
タ速度設定手段として手動式シャッタ設定ダイヤル15
や自動露出制御装置を設け、これにより設定されるシャ
ッタ速度に応じて、撮影選択手段であるシーケンス制御
回路20を、第1撮影手段と第2撮影手段とを選択でき
るように構成している。ここで、撮影選択手段であるシ
ーケンス制御回路20を、シャッタ速度設定用のダイヤ
ル15等が高速のシャッタ速度を設定したときに第1撮
影手段を選択し、かつシャッタ速度設定手段が低速のシ
ャッタ速度を設定したときに第2撮影手段を選択するよ
うに構成するとよい。
【0046】このような構成では、シャッタ速度設定手
段である自動露出制御装置の出力や手動式シャッタダイ
ヤルの設定値によって設定されるシャッタ速度に応じ
て、二組のシャッタ11,12を組合わせて作動すると
きの態様を自動的に選択する機能を備え、閃光撮影をよ
り一層容易に行なえる。
段である自動露出制御装置の出力や手動式シャッタダイ
ヤルの設定値によって設定されるシャッタ速度に応じ
て、二組のシャッタ11,12を組合わせて作動すると
きの態様を自動的に選択する機能を備え、閃光撮影をよ
り一層容易に行なえる。
【0047】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、カメラ各部の形状、構造等を適宜変形、変更
し得ることは勿論であり、種々の変形例が考えられる。
たとえば第1シャッタであるレンズシャッタ11は、撮
影レンズ6を構成する光学系の内部ではなく、この撮影
レンズ6の後部近傍に配設してもよい。また、前述した
実施例において、図3に示すように、第1シャッタであ
るレンズシャッタ11用の発光信号を、シーケンス制御
回路20内で発生させ、これを出力端子20aから発光
信号選択回路21に送っていたのに対し、第1シャッタ
としてより一般的なレンズシャッタ11を用い、このシ
ャッタ開に関連して発光信号を発光させることができる
場合に、この信号を出力端子11aから発光信号選択回
路21に直接送るように構成したものである。そして、
このような構成によれば、二つのシャッタ(レンズシャ
ッタ11、フォーカルプレンシャッタ12)の発光信号
を選択するカメラとしては、部品点数は多くなるもの
の、構成上は簡潔であるという利点を奏する。
定されず、カメラ各部の形状、構造等を適宜変形、変更
し得ることは勿論であり、種々の変形例が考えられる。
たとえば第1シャッタであるレンズシャッタ11は、撮
影レンズ6を構成する光学系の内部ではなく、この撮影
レンズ6の後部近傍に配設してもよい。また、前述した
実施例において、図3に示すように、第1シャッタであ
るレンズシャッタ11用の発光信号を、シーケンス制御
回路20内で発生させ、これを出力端子20aから発光
信号選択回路21に送っていたのに対し、第1シャッタ
としてより一般的なレンズシャッタ11を用い、このシ
ャッタ開に関連して発光信号を発光させることができる
場合に、この信号を出力端子11aから発光信号選択回
路21に直接送るように構成したものである。そして、
このような構成によれば、二つのシャッタ(レンズシャ
ッタ11、フォーカルプレンシャッタ12)の発光信号
を選択するカメラとしては、部品点数は多くなるもの
の、構成上は簡潔であるという利点を奏する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る閃光撮
影可能なカメラの制御装置によれば、閃光装置と、撮影
レンズを透過した被写体からの光束を開閉動作によりフ
ィルム面に導くことが可能な第1シャッタと、この第1
シャッタを通過した光束を開閉動作によりフィルム面に
導く第2シャッタを備え、第2シャッタを開いた状態で
第1シャッタの開閉動作によってフィルム面への露光を
行なう第1撮影手段と、第1シャッタを開いた状態で第
2シャッタの開閉動作によってフィルム面への露光を行
なう第2撮影手段と、これら第1撮影手段と第2撮影手
段とのいずれかを選択して作動させる撮影選択手段と、
閃光撮影を行なうときに閃光装置を制御する閃光制御手
段とを設け、この閃光制御手段を、第1撮影手段が選択
されたときに第1シャッタに同期するように、かつ第2
撮影手段が選択されたときに第2シャッタに同期するよ
うに、閃光装置を制御可能に構成したので、簡単な構成
であるにもかかわらず、以下に述べる優れた効果を奏す
る。
影可能なカメラの制御装置によれば、閃光装置と、撮影
レンズを透過した被写体からの光束を開閉動作によりフ
ィルム面に導くことが可能な第1シャッタと、この第1
シャッタを通過した光束を開閉動作によりフィルム面に
導く第2シャッタを備え、第2シャッタを開いた状態で
第1シャッタの開閉動作によってフィルム面への露光を
行なう第1撮影手段と、第1シャッタを開いた状態で第
2シャッタの開閉動作によってフィルム面への露光を行
なう第2撮影手段と、これら第1撮影手段と第2撮影手
段とのいずれかを選択して作動させる撮影選択手段と、
閃光撮影を行なうときに閃光装置を制御する閃光制御手
段とを設け、この閃光制御手段を、第1撮影手段が選択
されたときに第1シャッタに同期するように、かつ第2
撮影手段が選択されたときに第2シャッタに同期するよ
うに、閃光装置を制御可能に構成したので、簡単な構成
であるにもかかわらず、以下に述べる優れた効果を奏す
る。
【0049】本発明によれば、同一の撮影光路を開閉す
る第1シャッタまたは第2シャッタの開閉作動に連動し
て閃光装置による閃光撮影を行なうにあたって、撮影選
択手段と露光制御手段とによって、実質的にフィルム面
への露光側となるシャッタの開閉作動に同調させて閃光
装置を自動的に制御し閃光撮影を行なえるので、従来の
ように撮影選択手段による第1、第2撮影手段の選択に
応じて閃光装置をカメラ側での各シャッタへの接続部に
対し接続し直す等の操作は必要なくなり、閃光装置と二
つのシャッタの特徴を生かした閃光撮影がそれぞれのシ
ャッタの開閉に自動的に同期させ、間違いなくしかも手
間もかからずに、所要の状態で行なえるとともに、従来
にような閃光撮影の失敗を防止することができる。
る第1シャッタまたは第2シャッタの開閉作動に連動し
て閃光装置による閃光撮影を行なうにあたって、撮影選
択手段と露光制御手段とによって、実質的にフィルム面
への露光側となるシャッタの開閉作動に同調させて閃光
装置を自動的に制御し閃光撮影を行なえるので、従来の
ように撮影選択手段による第1、第2撮影手段の選択に
応じて閃光装置をカメラ側での各シャッタへの接続部に
対し接続し直す等の操作は必要なくなり、閃光装置と二
つのシャッタの特徴を生かした閃光撮影がそれぞれのシ
ャッタの開閉に自動的に同期させ、間違いなくしかも手
間もかからずに、所要の状態で行なえるとともに、従来
にような閃光撮影の失敗を防止することができる。
【0050】また、本発明によれば、自動露出制御装置
の出力や手動式シャッタダイヤルの設定によってシャッ
タ速度を設定するための手段を備え、撮影選択手段を、
このシャッタ速度設定手段のシャッタ速度の設定に応じ
て、第1撮影手段と第2撮影手段とを選択するように構
成したので、撮影時のシャッタ速度によって撮影選択手
段による第1または第2撮影手段の選択とこれに応じた
閃光制御手段による閃光装置の制御とを自動的にしかも
適切に行なうことができ、これにより閃光撮影時の操作
をより一層省くことができ、閃光装置を用いた閃光撮影
がより一層便利にしかも所要の状態で行なえるという利
点がある。さらに、本発明によれば、第1シャッタを撮
影レンズを構成するレンズ群中またはその後方近傍に配
設するとともに、第2シャッタをフィルムの前方近傍に
配設したり、また撮影選択手段を、シャッタ速度設定手
段が高速のシャッタ速度を設定したときに第1撮影手段
を選択し、かつシャッタ速度設定手段が低速のシャッタ
速度を設定したときに第2撮影手段を選択したりするよ
うに構成したので、上述した作用効果を発揮することが
できる。
の出力や手動式シャッタダイヤルの設定によってシャッ
タ速度を設定するための手段を備え、撮影選択手段を、
このシャッタ速度設定手段のシャッタ速度の設定に応じ
て、第1撮影手段と第2撮影手段とを選択するように構
成したので、撮影時のシャッタ速度によって撮影選択手
段による第1または第2撮影手段の選択とこれに応じた
閃光制御手段による閃光装置の制御とを自動的にしかも
適切に行なうことができ、これにより閃光撮影時の操作
をより一層省くことができ、閃光装置を用いた閃光撮影
がより一層便利にしかも所要の状態で行なえるという利
点がある。さらに、本発明によれば、第1シャッタを撮
影レンズを構成するレンズ群中またはその後方近傍に配
設するとともに、第2シャッタをフィルムの前方近傍に
配設したり、また撮影選択手段を、シャッタ速度設定手
段が高速のシャッタ速度を設定したときに第1撮影手段
を選択し、かつシャッタ速度設定手段が低速のシャッタ
速度を設定したときに第2撮影手段を選択したりするよ
うに構成したので、上述した作用効果を発揮することが
できる。
【図1】 本発明に係る閃光撮影可能なカメラの制御装
置の一実施例を示すカメラ全体の構成図である。
置の一実施例を示すカメラ全体の構成図である。
【図2】 図1の実施例でのカメラ全体の回路ブロック
図である。
図である。
【図3】 本発明に係る閃光撮影可能なカメラの制御装
置の別の実施例を示すカメラ全体の回路ブロック図であ
る。
置の別の実施例を示すカメラ全体の回路ブロック図であ
る。
1…カメラ本体、2…レンズ鏡筒、3…閃光装置、4…
アクセサリ・シュー、6…撮影レンズ、7…絞り、11
…第1シャッタであるレンズシャッタ、11a…出力端
子、12…第2シャッタであるフォーカルプレンシャッ
タ、12a…出力端子、13…モード設定用セレクタ、
14…モード検出回路、15…シャッタ設定ダイヤル、
16…シャッタ速度検出回路、17…放電管、18…発
光回路、20…シーケンス制御回路(撮影選択手段)、
20a…出力端子、21…閃光信号選択回路(閃光制御
装置)、22…発光信号端子、23…端子。
アクセサリ・シュー、6…撮影レンズ、7…絞り、11
…第1シャッタであるレンズシャッタ、11a…出力端
子、12…第2シャッタであるフォーカルプレンシャッ
タ、12a…出力端子、13…モード設定用セレクタ、
14…モード検出回路、15…シャッタ設定ダイヤル、
16…シャッタ速度検出回路、17…放電管、18…発
光回路、20…シーケンス制御回路(撮影選択手段)、
20a…出力端子、21…閃光信号選択回路(閃光制御
装置)、22…発光信号端子、23…端子。
Claims (4)
- 【請求項1】 撮影レンズを透過した被写体からの光束
を開閉動作によりフィルム面に導くことが可能な第1シ
ャッタと、 この第1シャッタを通過した光束を開閉動作により前記
フィルム面に導く第2シャッタと、 閃光撮影時に前記被写体を照明する閃光装置とを備えた
閃光撮影可能なカメラの制御装置において、 前記第2シャッタを開いた状態で前記第1シャッタの開
閉動作によって前記フィルム面への露光を行なう第1撮
影手段と、 前記第1シャッタを開いた状態で前記第2シャッタの開
閉動作によって前記フィルム面への露光を行なう第2撮
影手段と、 これら第1撮影手段と第2撮影手段とのいずれかを選択
して作動させる撮影選択手段と、 閃光撮影を行なうときに前記閃光装置を制御する閃光制
御手段とを備え、 この閃光制御手段を、前記第1撮影手段が選択されたと
きに前記第1シャッタに同期するように前記閃光装置を
制御し、かつ前記第2撮影手段が選択されたときに前記
第2シャッタに同期するように前記閃光装置を制御する
ように構成したことを特徴とする閃光撮影可能なカメラ
の制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の閃光撮影可能なカメラの
制御装置において、 シャッタ速度を設定するためのシャッタ速度設定手段を
備え、 撮影選択手段を、このシャッタ速度設定手段のシャッタ
速度の設定に応じて、第1撮影手段と第2撮影手段とを
選択するように構成したことを特徴とする閃光撮影可能
なカメラの制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の閃光撮影
可能なカメラの制御装置において、 第1シャッタを、撮影レンズを構成するレンズの間また
は撮影レンズの後方近傍に配設するとともに、 第2シャッタを、フィルムの前方近傍に配設したことを
特徴とする閃光撮影可能なカメラの制御装置。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の閃光撮影
可能なカメラの制御装置において、 撮影選択手段を、シャッタ速度設定手段が高速のシャッ
タ速度を設定したときに第1撮影手段を選択し、かつ前
記シャッタ速度設定手段が低速のシャッタ速度を設定し
たときに第2撮影手段を選択するように構成したことを
特徴とする閃光撮影可能なカメラの制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7050906A JPH08248473A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 閃光撮影可能なカメラの制御装置 |
US08/939,920 US5754898A (en) | 1995-03-10 | 1997-09-29 | Control device for a camera capable of using a flash device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7050906A JPH08248473A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 閃光撮影可能なカメラの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08248473A true JPH08248473A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12871817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7050906A Pending JPH08248473A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 閃光撮影可能なカメラの制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5754898A (ja) |
JP (1) | JPH08248473A (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7016603B2 (en) | 2002-11-26 | 2006-03-21 | Lab Partners Associates, Inc. | Wireless communication module |
US20050088524A1 (en) * | 2003-10-23 | 2005-04-28 | Delmar Bleckley | Lag meter |
EP1797711B1 (en) * | 2004-10-06 | 2013-08-28 | Inon, Inc. | Light emission control of external flash for digital camera |
WO2007012041A2 (en) | 2005-07-20 | 2007-01-25 | Lab Partners Associates, Inc. | Wireless photographic communication system and method |
US7437063B2 (en) | 2006-04-07 | 2008-10-14 | Lab Partners Associates, Inc. | Wireless camera flash synchronizer system and method |
US7783188B2 (en) | 2007-05-29 | 2010-08-24 | Lab Partners Associates, Inc. | System and method for maintaining hot shoe communications between a camera and a wireless device |
US8326141B1 (en) | 2009-02-12 | 2012-12-04 | Lab Partners Associates, Inc. | Systems and methods for changing power states of a remote device using one or more camera body controls and a preset delay |
CN102388342A (zh) | 2009-02-12 | 2012-03-21 | 拉布合伙人联合公司 | 早期摄影同步系统和方法 |
US8614766B1 (en) | 2009-02-12 | 2013-12-24 | Lab Partners Associates, Inc. | Systems and methods for controlling a power state of a remote device using camera body backlighting control signaling |
US8718461B2 (en) | 2009-02-12 | 2014-05-06 | Lab Partners Associates, Inc. | Photographic synchronization optimization system and method |
US8326136B1 (en) | 2009-02-12 | 2012-12-04 | Lab Partners Associates, Inc. | Systems and methods for communicating with a device using one or more camera body controls |
CA2788714C (en) * | 2010-06-01 | 2016-04-19 | Boly Media Communications (Shenzhen) Co., Ltd. | Multi-spectrum photosensitive device and manufacturing method thereof |
WO2012009537A1 (en) | 2010-07-14 | 2012-01-19 | Lab Partners Associates, Inc. | Photographic wireless communication protocol system and method |
US9690169B2 (en) | 2013-11-04 | 2017-06-27 | Lab Partners Associates, Inc. | Photographic lighting system and method |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4927221A (ja) * | 1972-06-30 | 1974-03-11 | ||
JPS5132098B2 (ja) * | 1974-09-18 | 1976-09-10 | ||
US4929977A (en) * | 1988-07-11 | 1990-05-29 | Seikosha Co., Ltd. | Flash photography changeover device |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7050906A patent/JPH08248473A/ja active Pending
-
1997
- 1997-09-29 US US08/939,920 patent/US5754898A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5754898A (en) | 1998-05-19 |
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