JPH05113120A - 副室付き2サイクル内燃機関 - Google Patents

副室付き2サイクル内燃機関

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JPH05113120A
JPH05113120A JP27782591A JP27782591A JPH05113120A JP H05113120 A JPH05113120 A JP H05113120A JP 27782591 A JP27782591 A JP 27782591A JP 27782591 A JP27782591 A JP 27782591A JP H05113120 A JPH05113120 A JP H05113120A
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wall surface
cavity
recess
cylinder head
chamber
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JP27782591A
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Toyoichi Umehana
豊一 梅花
Tadashi Fukuyama
正 福山
Takeshi Sato
武 佐藤
Koichi Nakae
公一 中江
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 副室付き2サイクルディーゼル機関におい
て、良好なループ掃気を得ると共に空気利用率の高い良
好な燃焼を得る。 【構成】 平坦なシリンダヘッド内壁面3a上に一対の
第1凹部5を形成し、第1凹部5の底部にシリンダヘッ
ド内壁面3aに対して傾斜配置された給気弁6を配置す
る。各第1凹部5に対面するピストン頂面2a上に第2
凹部21を形成し、第1凹部5と第2凹部21とにより
給気弁6の軸線周りでほぼ円筒状をなす一対のキャビテ
ィ23を形成する。キャビティ23は主室を形成する。
一対の給気弁6間に位置するシリンダヘッド内壁面3a
の周辺部上に副室の噴口を配置する。ピストン頂面2a
上に副室噴口の下方からキャビティ23まで延びる噴流
ガイド溝を形成し、噴流ガイド溝をキャビティ23内に
接線状に連結する。第1凹部の内周壁面部分5aが排気
弁7側の給気弁6の開口を覆うマスク壁を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は副室付き2サイクル内燃
機関に関する。
【0002】
【従来の技術】平坦なシリンダヘッド内壁面の周辺部に
渦流室の噴口を配置すると共にシリンダヘッド内壁面上
に吸気弁および排気弁を各弁の軸線がシリンダヘッド内
壁面に対して垂直に延びるように配置し、吸気弁および
排気弁に対面する平坦なピストン頂面上に夫々対応する
吸気弁および排気弁の弁径よりもその内径がやや大きい
凹部を形成してこれら各凹部とシリンダヘッド内壁面と
により主室を形成するキャビティを夫々形成し、更にピ
ストン頂面上に渦流室の噴口下方から各キャビティまで
延びる噴流ガイド溝を形成して噴口から噴出した火炎噴
流を噴流ガイド溝を介してキャビティ内に送り込み、渦
流室内とキャビティ内の双方で燃焼を行わせるようにし
た渦流室付きディーゼル機関が公知である(特開昭58
−91327号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで2サイクル内
燃機関では良好な掃気効率を得るために、機関シリンダ
内をシリンダ軸線を含む平面内においてループ掃気する
ことが好ましい。しかしながら上述の渦流室付きディー
ゼル機関では吸気弁および排気弁が開弁したときに吸気
弁の開口が吸気弁の全周に亘って機関シリンダ内に開口
し、排気弁の開口が排気弁の全周に亘って機関シリンダ
内に開口する。従って、この渦流室付きディーゼル機関
を2サイクル機関に適用した場合には排気弁側に位置す
る給気弁の開口から流入した吸入空気がシリンダヘッド
内壁面に沿って進み、次いで排気弁の開口を通って排気
ポート内に吹き抜けてしまい、その結果良好なループ掃
気を確保できないという問題が生ずる。
【0004】この問題を解決するためにシリンダヘッド
内壁面上に凹部を形成すると共にこの凹部の底部に給気
弁を給気弁の軸線がシリンダヘッド内壁面に対して垂直
に延びるように配置し、この凹部の内周壁面が排気弁側
の給気弁の開口を覆うマスク壁を形成するようにすれ
ば、良好なループ掃気を得ることができる。しかしなが
らこの場合、シリンダヘッド内壁面上に形成された凹
部、即ち第1の凹部は第1凹部のほぼ全体に亘ってマス
ク壁の深さと同じ深さを有することになる。その結果、
この第1凹部と、第1凹部に対面するピストン頂面上に
形成された凹部、即ち第2の凹部とにより形成されるキ
ャビティの容積が大きくなり、その結果圧縮比が低下し
てしまうという問題を生ずる。
【0005】一方、シリンダヘッド内壁面上に第1の凹
部を形成すると共にこの第1凹部の底部にシリンダヘッ
ド内壁面に対して傾斜配置された給気弁を配置し、第1
凹部の内周壁面が排気弁側の給気弁の開口を覆うマスク
壁を形成するようにすれば、高い圧縮比を確保しつつ良
好なループ掃気を得ることができる。しかしながらこの
場合には第1凹部に対面するピストン頂面上に形成され
た第2凹部の底面と第1凹部の底面とが互いに傾斜配置
されることになり、従って第1凹部と第2凹部とにより
形成されるキャビティの両端面が平行に形成されないこ
とになる。即ち、マスク壁側に位置するキャビティの両
端面間の距離がマスク壁と反対側に位置するキャビティ
の両端面間の距離よりも大きくなる。このようにキャビ
ティの両端面が平行に形成されていないと、噴流ガイド
溝を介してキャビティ内に送り込まれた火炎噴流は両端
面間の距離が大きいキャビティ部分、即ち断面積が大き
いキャビティ部分において減速されてしまい、その結果
火炎噴流がキャビティ内で良好に旋回されない。即ち、
火炎噴流がキャビティ内全体に行き渡らない。このよう
に火炎噴流がキャビティ内全体に行き渡らないとキャビ
ティ内の一部の空気しか燃焼に有効に寄与せしめられな
いので空気利用率が低下し、斯くして良好な機関高出力
を確保できないという問題を生ずる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、平坦なシリンダヘッド内壁面の周
辺部に副室の噴口を配置すると共に給気弁下方のシリン
ダヘッド内壁面と平坦なピストン頂面間に主室を形成す
るキャビティを形成し、更にピストン頂面上に副室の噴
口下方からキャビティまで延びる噴流ガイド溝を形成し
て噴口から噴出した火炎噴流を噴流ガイド溝を介してキ
ャビティ内に送り込むようにした副室付き2サイクル内
燃機関において、シリンダヘッド内壁面上に第1の凹部
を形成すると共に第1の凹部の底部にシリンダヘッド内
壁面に対して傾斜配置された給気弁を配置し、第1の凹
部に対面するピストン頂面上に第2の凹部を形成して第
1の凹部と第2の凹部とにより給気弁の軸線周りでほぼ
円筒状をなすキャビティを形成し、噴流ガイド溝をキャ
ビティ内に接線状に連結せしめ、第1凹部の内周壁面が
排気弁側の給気弁の開口を覆うマスク壁を形成するよう
にしている。
【0007】
【作用】排気弁側の給気弁の開口がマスク壁によって覆
われているので、吸入空気は排気弁と反対側の給気弁の
開口から機関シリンダ内に流入し、この吸入空気がシリ
ンダ内壁面に沿ってピストン頂面に向かい、次いでピス
トン頂面上において向きを変えてシリンダ内壁面に沿い
排気弁の開口に向けて流れ、斯くしてループ掃気流が形
成される。また、キャビティがほぼ円筒状をなすと共に
噴流ガイド溝がキャビティ内に接線状に連結せしめられ
るので、副室の噴口から噴流ガイド溝を介してキャビテ
ィ、即ち主室内に送り込まれた火炎噴流がキャビティ内
で良好に旋回せしめられ、斯くして火炎噴流がキャビテ
ィ内全体に行き渡る。
【0008】
【実施例】図1から図4に本発明を副室付き2サイクル
ディーゼル機関に適用した場合を示す。図1から図4を
参照すると、1はシリンダブロック、2はシリンダブロ
ック1内で往復動するピストン、3はシリンダブロック
1上に固定されたシリンダヘッドを夫々示す。図1から
図4に示されるようにシリンダヘッド3の内壁面3aは
全体的に平坦をなし、またピストン2の頂面2aは全体
的に平坦をなすと共にシリンダヘッド内壁面3aに対し
て平行をなす。図1および図3に示されるようにシリン
ダヘッド内壁面3aの一側には一対の第1の凹部5が形
成され、これら第1凹部5の底部にシリンダヘッド内壁
面3aに対して傾斜配置された給気弁6が夫々配置され
る。一方、シリンダヘッド内壁面3aの他側には一対の
排気弁7が配置される。図1に示されるように傾斜配置
された給気弁6が閉弁したときに給気弁6のかさ部6a
の前面6bの内で最も下方に位置する部分、即ちピスト
ン2側に位置する部分がシリンダヘッド内壁面3aとほ
ぼ同一平面内に位置する。また排気弁7が閉弁したとき
に排気弁7のかさ部7aの前面7bはシリンダヘッド内
壁面3aとほぼ面一をなす。
【0009】図1および図3に示されるように排気弁7
側に位置する第1凹部5の内周壁面部分5aは給気弁6
のかさ部6aの周縁部に極めて近接配置された部分円筒
状をなし、この部分円筒状内周壁面部分5aによって排
気弁7側に位置する給気弁6周縁部と弁座9間の開口が
閉鎖される。図6に示されるように給気弁6が最大リフ
ト位置にあるときにも給気弁6のかさ部6aの円筒状外
周面の一部と第1凹部5の部分円筒状内周壁面部分5a
の一部とが対面しており、従って排気弁7側に位置する
給気弁6の開口は給気弁6の開弁期間全体に亘って部分
円筒状内周壁面部分5aにより閉鎖される。即ち、この
部分円筒状内周壁面部分5aは排気弁7側の給気弁6の
開口を給気弁6の開弁期間全体に亘って閉鎖するマスク
壁を形成する。図1および図3に示されるように排気弁
7と反対側に位置する第1凹部5の内周壁面部分5bは
機関シリンダ内に向けて拡開する部分円錐面から形成さ
れる。一方、排気弁7に対しては排気弁7と弁座10間
の開口を覆うマスク壁が設けられておらず、従って排気
弁7が開弁すると排気弁7と弁座10間に形成される開
口はその全体が機関シリンダ内に開口することになる。
シリンダヘッド3内には給気弁6に対して給気ポート1
2が形成され、排気弁7に対して排気ポート13が形成
される。
【0010】図2および図3に示されるようにシリンダ
ヘッド3内には副室15が形成され、この副室15は噴
口16を介して機関シリンダ内に連通せしめられる。こ
の噴口16は一対の給気弁6間に位置するシリンダヘッ
ド内壁面3aの周辺部上に配置されている。図3からわ
かるように副室15および噴口16はシリンダ軸線を含
む対称面K−K上に配置されており、一対の第1凹部
5、一対の給気弁6および一対の排気弁7はこの対称面
K−Kに関して対称的に配置されている。また図2に示
されるように副室15内には燃料噴射弁18およびグロ
ープラグ19が配置され、この燃料噴射弁18から副室
15内に向けて燃料が噴射される。
【0011】図1および図4に示されるように一対の第
1凹部5に対面するピストン頂面2a上に一対の第2の
凹部21が形成される。この第1凹部5と第2凹部21
とによりピストン2が上死点付近にあるときに給気弁6
の軸線周りでほぼ円筒状をなすキャビティ23が形成さ
れる。この一対のキャビティ23は主室を構成する。図
1に示されるように第1凹部5の底面と第2凹部21の
底面とは互いに平行をなし、従って給気弁6のかさ部前
面6bと第2凹部21の底面とは互いに平行をなす。従
ってほぼ円筒状をなすキャビティ23の両端面は互いに
平行に形成されている。また図4からわかるようにこの
一対のキャビティ23は上述の対称面K−Kに関して対
称的に形成されることになる。
【0012】更に、図2および図4に示されるようにピ
ストン頂面2a上には副室の噴口16の下方から一対の
キャビティ23まで延びる噴流ガイド溝25が形成され
る。図4からわかるようにこの噴流ガイド溝25は上述
の対称面K−K上に形成されており、噴流ガイド溝25
は一対のキャビティ23内に接線状に連結せしめられ
る。また図2に示されるように噴流ガイド溝25の底面
は第2凹部21の底面に対してほぼ平行をなして延びて
おり、更に、対称面K−Kに対して直交する垂直断面内
で見た場合、図5に示されるように噴流ガイド溝25の
方が第2凹部21よりもピストン頂面2aから若干深く
形成されている。
【0013】次に、図1から図5に示される副室付き2
サイクルディーゼル機関における掃気作用と、副室15
内および主室を形成する一対のキャビティ23内におけ
る燃焼について説明する。図6に示されるように給気弁
6および排気弁7が開弁すると給気弁6を介して機関シ
リンダ内に空気が流入する。このとき、排気弁7側の給
気弁6の開口は第1凹部5の部分円筒状内周壁面部分5
a、即ちマスク壁5aによって覆われているので空気は
マスク壁5aと反対側の給気弁6の開口から機関シリン
ダ内に流入する。この空気は矢印Wで示すように給気弁
6下方のシリンダ内壁面に沿い下降し、次いでピストン
2の頂面に沿い進んで排気弁7下方のシリンダ内壁面に
沿い上昇し、斯くして空気は機関シリンダ内をループ状
に流れることになる。このループ状に流れる空気W、即
ちループ掃気流Wによって機関シリンダ内の既燃ガスが
排気弁7を介して効率良く排出され、斯くして良好な掃
気効率を確保することができる。
【0014】次いで給気弁6および排気弁7が閉弁した
後、ピストン2が上死点前後に位置するときに燃料噴射
弁18から副室15内に向けて燃料噴射が行われる。副
室15内に噴射された燃料が着火すると副室15内で燃
焼が行われると共に、副室15内の未燃混合気と燃焼ガ
スとが火炎噴流となって噴口16から噴出せしめられ、
この噴口16から噴出せしめられた火炎噴流が噴流ガイ
ド溝25を介して一対のキャビティ23内、即ち主室内
に送り込まれる。このとき、噴流ガイド溝25が一対の
キャビティ23内に接線状に連結されているので図4に
おいて矢印Sで示すように火炎噴流はほぼ円筒状をなす
キャビティ23内で良好に旋回せしめられ、斯くしてキ
ャビティ23内で火炎噴流の渦流が形成される。更に、
上述したようにほぼ円筒状をなすキャビティ23の両端
面は互いに平行をなすように形成されている。もしキャ
ビティ23の両端面が平行に形成されていないと両端面
間の距離が長いキャビティ部分、即ち断面積が大きいキ
ャビティ部分において火炎噴流の渦流Sが減速されてし
まうが、このようにキャビティ23の両端面が平行に形
成されているので火炎噴流の渦流Sは減速されることな
くキャビティ23内で良好に旋回せしめられ、その結果
火炎噴流がキャビティ23内全体に良好に行き渡る。斯
くして燃料とキャビティ23内全体の空気とが良好にミ
キシングされる。その結果キャビティ23内、即ち主室
内において良好な燃焼を行うことができると共に空気利
用率を高めることができる。
【0015】図1に示されるように本発明による実施例
では給気弁6がシリンダヘッド内壁面3aに対して傾斜
配置されている。この代りに給気弁6の軸線がシリンダ
軸線に対して平行をなすように給気弁6を配置して且つ
マスク壁5aを確保しようとすると、第1凹部5の深さ
を第1凹部5のほぼ全体に亘って深く形成せざるを得な
くなり、その結果キャビティ23の容積が必然的にかな
り増大してしまう。これに対し、図1に示されるように
給気弁6をシリンダヘッド内壁面3aに対して傾斜配置
することにより適切な小さな容積を有するキャビティ2
3を形成することができ、その結果高い圧縮比を確保す
ることができる。
【0016】また、キャビティ23内における燃焼によ
って加熱された給気弁6は新気の流入によって冷却さ
れ、従ってキャビティ23内において過熱部分が生じる
ことが防止される。従って、キャビティ23内に送り込
まれた未燃混合気が上死点前に自己着火してディーゼル
ノックが発生することを阻止できる。なお、これまでほ
ぼ円筒状をなすキャビティ23の両端面が互いに平行を
なすように形成された実施例について説明してきた。し
かしながら火炎噴流の渦流Sが実質的に減速されない程
度であればキャビティ23の両端面が平行からわずかに
ずれていてもよい。
【0017】
【発明の効果】排気弁側の給気弁の開口をマスク壁によ
って覆うことにより良好なループ掃気を得ることができ
る。また、副室の噴口から噴流ガイド溝を介してキャビ
ティ内に送り込まれた火炎噴流がキャビティ内全体を良
好に旋回せしめられ、斯くして空気利用率の高い良好な
燃焼を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のI−I線に沿ってみた副室付き2サイク
ルディーゼル機関の断面図である。
【図2】図3のII−II線に沿ってみた断面図である。
【図3】シリンダヘッドの底面図である。
【図4】ピストン頂面の平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿ってみた拡大断面図であ
る。
【図6】ループ掃気流の流れを示すための図3のI−I
線に沿ってみた断面図である。
【符号の説明】
2…ピストン 2a…ピストン頂面 3…シリンダヘッド 3a…シリンダヘッド内壁面 5…第1の凹部 5a…第1凹部の内周壁面部分(マスク壁) 6…給気弁 7…排気弁 15…副室 16…噴口 21…第2の凹部 23…キャビティ 25…噴流ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中江 公一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦なシリンダヘッド内壁面の周辺部に
    副室の噴口を配置すると共に給気弁下方のシリンダヘッ
    ド内壁面と平坦なピストン頂面間に主室を形成するキャ
    ビティを形成し、更にピストン頂面上に副室の噴口下方
    からキャビティまで延びる噴流ガイド溝を形成して噴口
    から噴出した火炎噴流を該噴流ガイド溝を介してキャビ
    ティ内に送り込むようにした副室付き2サイクル内燃機
    関において、シリンダヘッド内壁面上に第1の凹部を形
    成すると共に該第1の凹部の底部にシリンダヘッド内壁
    面に対して傾斜配置された給気弁を配置し、該第1の凹
    部に対面するピストン頂面上に第2の凹部を形成して該
    第1の凹部と第2の凹部とにより給気弁の軸線周りでほ
    ぼ円筒状をなす上記キャビティを形成し、上記噴流ガイ
    ド溝を該キャビティ内に接線状に連結せしめ、該第1凹
    部の内周壁面が排気弁側の給気弁の開口を覆うマスク壁
    を形成する副室付き2サイクル内燃機関。
JP27782591A 1991-10-24 1991-10-24 副室付き2サイクル内燃機関 Pending JPH05113120A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100896691B1 (ko) * 2007-07-12 2009-05-14 정도영 삽입형 모서리 보호대
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