JPH05112796A - N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法 - Google Patents
N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法Info
- Publication number
- JPH05112796A JPH05112796A JP3273867A JP27386791A JPH05112796A JP H05112796 A JPH05112796 A JP H05112796A JP 3273867 A JP3273867 A JP 3273867A JP 27386791 A JP27386791 A JP 27386791A JP H05112796 A JPH05112796 A JP H05112796A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- long
- amino acid
- acid
- chain acylamino
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤を水溶
液とした場合や、液体洗浄剤に配合しても、濁りや沈澱
等をを生じることなく、常に高品質の製品を得ることを
可能とする。 【構成】 残存アミン量1000ppm以下のアミノ酸
を用い、このアミノ酸と脂肪酸クロライドをアルカリ存
在下に反応させてN−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤
を製造する。
液とした場合や、液体洗浄剤に配合しても、濁りや沈澱
等をを生じることなく、常に高品質の製品を得ることを
可能とする。 【構成】 残存アミン量1000ppm以下のアミノ酸
を用い、このアミノ酸と脂肪酸クロライドをアルカリ存
在下に反応させてN−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤
を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N−長鎖アシルアミノ
酸型界面活性剤に関する。さらに詳しくは、残存アミン
量1000ppm以下のアミノ酸と脂肪酸クロライドを
反応させることを特徴とする、N−長鎖アシルアミノ酸
型界面活性剤の製造方法に関する。
酸型界面活性剤に関する。さらに詳しくは、残存アミン
量1000ppm以下のアミノ酸と脂肪酸クロライドを
反応させることを特徴とする、N−長鎖アシルアミノ酸
型界面活性剤の製造方法に関する。
【0002】本発明方法に係る目的物であるN−長鎖ア
シルアミノ酸型界面活性剤は、低刺激性であり、しかも
静菌作用を有するため、最近広く用いられている。これ
らを含有する洗浄剤は、皮膚に対する温和な作用と優れ
た洗浄力を持つことが知られている。
シルアミノ酸型界面活性剤は、低刺激性であり、しかも
静菌作用を有するため、最近広く用いられている。これ
らを含有する洗浄剤は、皮膚に対する温和な作用と優れ
た洗浄力を持つことが知られている。
【0003】
【従来の技術】N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の
製造方法としては、アミノ酸のアルカリ水溶液に脂肪酸
クロライドを反応させるショッテン−ハウマン法や、そ
の改良発明である特公昭46−8685号公報、特公昭
51−38681号公報に記載されているような親水性
溶媒を含むアミノ酸水溶液に、アルカリ存在下で脂肪酸
クロライドと反応させる方法が公知である。
製造方法としては、アミノ酸のアルカリ水溶液に脂肪酸
クロライドを反応させるショッテン−ハウマン法や、そ
の改良発明である特公昭46−8685号公報、特公昭
51−38681号公報に記載されているような親水性
溶媒を含むアミノ酸水溶液に、アルカリ存在下で脂肪酸
クロライドと反応させる方法が公知である。
【0004】現在、N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性
剤の原料となるアミノ酸は、ニトリルを加水分解し、脱
ガス後、次の工程に用いられている。このようにして得
られたアミノ酸より製造されたN−長鎖アシルアミノ酸
型界面活性剤水溶液中には、濁り、沈澱等を生じる場合
があり、一定品質を維持することが困難であった。
剤の原料となるアミノ酸は、ニトリルを加水分解し、脱
ガス後、次の工程に用いられている。このようにして得
られたアミノ酸より製造されたN−長鎖アシルアミノ酸
型界面活性剤水溶液中には、濁り、沈澱等を生じる場合
があり、一定品質を維持することが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水溶液にし
ても、濁りや沈澱等を生じることのないN−長鎖アシル
アミノ酸型界面活性剤の製造方法を提供することを目的
とするものである。
ても、濁りや沈澱等を生じることのないN−長鎖アシル
アミノ酸型界面活性剤の製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を鋭意検討した結果、アミノ酸中の残存アミン量を10
00ppm以下に規定することにより、これらの課題を
解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、脂肪酸クロライドとアミノ酸とを塩基
の存在下に反応させてN−長鎖アシルアミノ酸型界面活
性剤を製造する方法において、残存アミン量1000p
pm以下のアミノ酸を用いることを特徴とする、N−長
鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法である。
を鋭意検討した結果、アミノ酸中の残存アミン量を10
00ppm以下に規定することにより、これらの課題を
解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、脂肪酸クロライドとアミノ酸とを塩基
の存在下に反応させてN−長鎖アシルアミノ酸型界面活
性剤を製造する方法において、残存アミン量1000p
pm以下のアミノ酸を用いることを特徴とする、N−長
鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法である。
【0007】本発明方法における残存アミンとは、脂肪
酸クロライドとの反応中にアミンとして作用するものす
べてを指し、アミノ酸製造原料アミン、アンモニア、酸
アミド類を含む1級、2級アミンを意味する。本発明方
法で使用するアミノ酸中の残存アミン量は1000pp
m以下が好ましく、1000ppmより量が多いと界面
活性剤水溶液とした時濁りや沈殿等を生じて好ましくな
い。
酸クロライドとの反応中にアミンとして作用するものす
べてを指し、アミノ酸製造原料アミン、アンモニア、酸
アミド類を含む1級、2級アミンを意味する。本発明方
法で使用するアミノ酸中の残存アミン量は1000pp
m以下が好ましく、1000ppmより量が多いと界面
活性剤水溶液とした時濁りや沈殿等を生じて好ましくな
い。
【0008】本発明方法における脂肪酸クロライドは、
炭素数8ないし20の飽和または不飽和脂肪酸クロライ
ドで、例えば、ラウロイルクロライド、パルミトイルク
ロライド、ステアロイルクロライド、オレイルクロライ
ド等の単一組成の脂肪酸クロライドの他、ヤシ油脂肪酸
クロライド、牛脂脂肪酸クロライド等の混合脂肪酸クロ
ライドも同様に使用することができる。
炭素数8ないし20の飽和または不飽和脂肪酸クロライ
ドで、例えば、ラウロイルクロライド、パルミトイルク
ロライド、ステアロイルクロライド、オレイルクロライ
ド等の単一組成の脂肪酸クロライドの他、ヤシ油脂肪酸
クロライド、牛脂脂肪酸クロライド等の混合脂肪酸クロ
ライドも同様に使用することができる。
【0009】本発明で用いるアミノ酸は、α−アミノ
酸、β−アミノ酸、ω−アミノ酸等の各種アミノ酸が用
いられる。例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイ
シン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、
プロリン、セリン、スレオニン、グルタミン酸、アスパ
ラギン酸、アルギニン、ヒスチジン、トリプトファン、
β−アラニン、N−メチル−β−アラニン、γ−アミノ
酪酸、σ−アミノカプロン酸等が挙げられる。
酸、β−アミノ酸、ω−アミノ酸等の各種アミノ酸が用
いられる。例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイ
シン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、
プロリン、セリン、スレオニン、グルタミン酸、アスパ
ラギン酸、アルギニン、ヒスチジン、トリプトファン、
β−アラニン、N−メチル−β−アラニン、γ−アミノ
酪酸、σ−アミノカプロン酸等が挙げられる。
【0010】本発明で用いる塩基としては、例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、トリエチ
ルアミン、ピリジン等の有機塩基が挙げられるが、特
に、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが実用的であ
る。
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、
水酸化バリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、トリエチ
ルアミン、ピリジン等の有機塩基が挙げられるが、特
に、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが実用的であ
る。
【0011】本発明で得られるN−長鎖アシルアミノ酸
型界面活性剤は、N−長鎖アシルアミノ酸およびこれら
の塩であり、塩としては特に、ナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、および
リジン塩などの塩基性アミノ酸塩が好ましい。
型界面活性剤は、N−長鎖アシルアミノ酸およびこれら
の塩であり、塩としては特に、ナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、および
リジン塩などの塩基性アミノ酸塩が好ましい。
【0012】本発明方法における脂肪酸クロライドとア
ミノ酸の縮合反応は、脂肪酸クロライドに対して1.0
〜1.5当量のアミノ酸水溶液に、必要により親水性有
機溶媒を加え、塩基により反応系のpHを9〜12.5
の範囲内に保持しながら、0〜50℃で脂肪酸クロライ
ドを2時間以上要して滴下することにより行われる。反
応後は反応液を酸析、水洗し、生成した食塩を除いた
後、所定量の水を加え塩基により造塩しながらpHを
7.5〜9.0に調製しN−長鎖アシルアミノ酸型界面
活性剤水溶液とすることが出来る。
ミノ酸の縮合反応は、脂肪酸クロライドに対して1.0
〜1.5当量のアミノ酸水溶液に、必要により親水性有
機溶媒を加え、塩基により反応系のpHを9〜12.5
の範囲内に保持しながら、0〜50℃で脂肪酸クロライ
ドを2時間以上要して滴下することにより行われる。反
応後は反応液を酸析、水洗し、生成した食塩を除いた
後、所定量の水を加え塩基により造塩しながらpHを
7.5〜9.0に調製しN−長鎖アシルアミノ酸型界面
活性剤水溶液とすることが出来る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
明する。
【0014】合成例1 (N−メチル−β−アラニンナトリウムの製造)30%
水酸化ナトリウム水溶液146.9gを70℃まで昇温
した後、β−メチルアミノプロピオニトリル水148.
8g(1.0モル)を70℃に保ちながら、4時間で滴
下した。1時間熟成後、常圧110℃で濃縮しながら脱
ガスを行った。水を加え濃度調製を行い、30%N−メ
チル−β−アラニンナトリウム水溶液396.2gを得
た。残存アミン分は290ppm(対N−メチル−β−
アラニン)であった。
水酸化ナトリウム水溶液146.9gを70℃まで昇温
した後、β−メチルアミノプロピオニトリル水148.
8g(1.0モル)を70℃に保ちながら、4時間で滴
下した。1時間熟成後、常圧110℃で濃縮しながら脱
ガスを行った。水を加え濃度調製を行い、30%N−メ
チル−β−アラニンナトリウム水溶液396.2gを得
た。残存アミン分は290ppm(対N−メチル−β−
アラニン)であった。
【0015】実施例1 (N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウ
ム水溶液の製造)前記合成例1で得た30%N−メチル
−β−アラニンナトリウム水溶液41.7g(1.0モ
ル)に水38gを加え、30%水酸化ナトリウム水溶液
により系内のpHを11〜13に保持しながら、ラウリ
ン酸クロライド20.8g(0.095モル)を室温で
4時間要して滴下した。反応後、60℃に保持しなが
ら、酸析、湯洗した後、30%濃度になるように水を加
え、水酸化ナトリウムで造塩し、pH8.0とした。3
0%N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリ
ウム水溶液93.6gを得た。得られた製品は無色澄明
で、一週間放置後もその品質は変わらなかった。
(濁度 0.5ppm)
ム水溶液の製造)前記合成例1で得た30%N−メチル
−β−アラニンナトリウム水溶液41.7g(1.0モ
ル)に水38gを加え、30%水酸化ナトリウム水溶液
により系内のpHを11〜13に保持しながら、ラウリ
ン酸クロライド20.8g(0.095モル)を室温で
4時間要して滴下した。反応後、60℃に保持しなが
ら、酸析、湯洗した後、30%濃度になるように水を加
え、水酸化ナトリウムで造塩し、pH8.0とした。3
0%N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリ
ウム水溶液93.6gを得た。得られた製品は無色澄明
で、一週間放置後もその品質は変わらなかった。
(濁度 0.5ppm)
【0016】合成例2 (DL−グルタミン酸ナトリウムの製造)30%水酸化
ナトリウム水溶液293.8gにα−アミノグルタロジ
ニトリル水109.1g(1.0モル)を加え、還流
下、5時間反応させた。反応終了後、常圧110℃で濃
縮しながら脱ガスを行った。水を加え、濃度調製を行
い、30%DL−グルタミン酸ナトリウム水溶液52
2.3gを得た。残存アミン分は620ppm(対グル
タミン酸)であった。
ナトリウム水溶液293.8gにα−アミノグルタロジ
ニトリル水109.1g(1.0モル)を加え、還流
下、5時間反応させた。反応終了後、常圧110℃で濃
縮しながら脱ガスを行った。水を加え、濃度調製を行
い、30%DL−グルタミン酸ナトリウム水溶液52
2.3gを得た。残存アミン分は620ppm(対グル
タミン酸)であった。
【0017】実施例2 (N−ラウロイル−DL−グルタミン酸ナトリウム水溶
液の製造)前記合成例2で得た30%DL−グルタミン
酸ナトリウム水溶液63.7g(0.1モル)にアセト
ン30gと水25gを加え、30%水酸化ナトリウム水
溶液により系内のpHを11〜13に保持しながら、ラ
ウリン酸クロライド20.8g(0.095モル)を室
温で4時間滴下した。反応後、60℃に保ちながら、酸
析、湯洗後、30%濃度となるように水を加え、水酸化
ナトリウムで造塩し、pH8.0とした。30%N−ラ
ウロイル−DL−グルタミン酸ナトリウム水溶液11
4.5gを得た。得られた製品は微黄色澄明で、一週間
放置後も、その品質は変わらなかった。 (濁度
0.7ppm)
液の製造)前記合成例2で得た30%DL−グルタミン
酸ナトリウム水溶液63.7g(0.1モル)にアセト
ン30gと水25gを加え、30%水酸化ナトリウム水
溶液により系内のpHを11〜13に保持しながら、ラ
ウリン酸クロライド20.8g(0.095モル)を室
温で4時間滴下した。反応後、60℃に保ちながら、酸
析、湯洗後、30%濃度となるように水を加え、水酸化
ナトリウムで造塩し、pH8.0とした。30%N−ラ
ウロイル−DL−グルタミン酸ナトリウム水溶液11
4.5gを得た。得られた製品は微黄色澄明で、一週間
放置後も、その品質は変わらなかった。 (濁度
0.7ppm)
【0018】実施例3 合成例1で得たN−メチル−β−アラニンナトリウム水
溶液を用い、実施例1と同様の操作で反応した。反応
後、60℃に保ちながら、酸析、湯洗後、30%濃度と
なるように水を加え、トリエタノールアミンで造塩しp
H8.0とした。30%N−ラウロイル−N−メチル−
β−アラニントリエタノールアミン水溶液132.1g
を得た。得られた製品は無色澄明で一週間放置後もその
品質は変わらなかった。 (濁度 0.5ppm)
溶液を用い、実施例1と同様の操作で反応した。反応
後、60℃に保ちながら、酸析、湯洗後、30%濃度と
なるように水を加え、トリエタノールアミンで造塩しp
H8.0とした。30%N−ラウロイル−N−メチル−
β−アラニントリエタノールアミン水溶液132.1g
を得た。得られた製品は無色澄明で一週間放置後もその
品質は変わらなかった。 (濁度 0.5ppm)
【0019】比較例1 合成例1と同様に反応を行った後、常圧70℃で1時間
窒素パージによる脱ガスを行った。残存アミン分は12
50ppm(対N−メチル−β−アラニン)であった。
以下、実施例1と同様に反応を行い、30%N−ラウロ
イル−N−メチル−β−アラニンナトリウム水溶液を得
た。得られた製品は製造直後は無色澄明であったが、2
日後に白濁を生じた。 (濁度 3.8ppm)
窒素パージによる脱ガスを行った。残存アミン分は12
50ppm(対N−メチル−β−アラニン)であった。
以下、実施例1と同様に反応を行い、30%N−ラウロ
イル−N−メチル−β−アラニンナトリウム水溶液を得
た。得られた製品は製造直後は無色澄明であったが、2
日後に白濁を生じた。 (濁度 3.8ppm)
【0020】実施例4〜7 合成例1で調製したN−メチル−β−アラニンナトリウ
ム水溶液を用い、アンモニア添加実験を行った。アンモ
ニアを添加した後、実施例1に従い、30%N−ラウロ
イル−N−メチル−β−アラニン水溶液をつくり、評価
を行った。結果を表1に示す。
ム水溶液を用い、アンモニア添加実験を行った。アンモ
ニアを添加した後、実施例1に従い、30%N−ラウロ
イル−N−メチル−β−アラニン水溶液をつくり、評価
を行った。結果を表1に示す。
【0021】
【表1】 注)濁度測定はJIS−K0101の方法で行った。濁
度が1.0ppm以上であれば目視により濁りが観察さ
れる。
度が1.0ppm以上であれば目視により濁りが観察さ
れる。
【0022】
【発明の効果】本発明方法によって製造されたN−長鎖
アシルアミノ酸型界面活性剤を用いると、水溶液とした
場合や、液体洗浄剤に配合しても、濁りや沈澱を生じる
ことなく、常に高品質の製品を得ることができる。
アシルアミノ酸型界面活性剤を用いると、水溶液とした
場合や、液体洗浄剤に配合しても、濁りや沈澱を生じる
ことなく、常に高品質の製品を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 脂肪酸クロライドとアミノ酸とを塩基の
存在下に反応させてN−長鎖アシルアミノ酸型界面活性
剤を製造する方法において、残存アミン量1000pp
m以下のアミノ酸を用いることを特徴とする、N−長鎖
アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法。 - 【請求項2】 脂肪酸クロライドが、炭素数8ないし2
0の脂肪酸クロライドである請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤
が、N−長鎖アシルアミノ酸、N−長鎖アシルアミノ酸
アルカリ金属塩、N−長鎖アシルアミノ酸アルカノール
アミン塩、N−長鎖アシルアミノ酸アンモニウム、およ
びN−長鎖アシルアミノ酸塩基性アミノ酸塩から選ばれ
る少なくとも一種である請求項1記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3273867A JP2923101B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3273867A JP2923101B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05112796A true JPH05112796A (ja) | 1993-05-07 |
JP2923101B2 JP2923101B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=17533670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3273867A Expired - Lifetime JP2923101B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923101B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5414099A (en) * | 1993-09-14 | 1995-05-09 | The Procter & Gamble Company | Synthesis of amido acids from carboxylic acids and lactams |
JPH07173488A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-11 | Ajinomoto Co Inc | 洗浄剤組成物 |
JPH08131809A (ja) * | 1994-11-01 | 1996-05-28 | Ajinomoto Co Inc | ノンガスフォーマー用組成物 |
JP2000144173A (ja) * | 1998-11-11 | 2000-05-26 | Asahi Denka Kogyo Kk | 界面活性剤 |
JP2020023576A (ja) * | 2013-10-31 | 2020-02-13 | 味の素株式会社 | N−長鎖アシル酸性アミノ酸および/またはその塩を含む水溶液、並びにその製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6087438B2 (ja) | 2012-08-23 | 2017-03-01 | ギャラクシー サーファクタンツ リミテッド | 触媒としてn−アシルアミノ酸界面活性剤またはその対応する無水物を使用するn−アシルアミノ酸界面活性剤を製造する方法 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP3273867A patent/JP2923101B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5414099A (en) * | 1993-09-14 | 1995-05-09 | The Procter & Gamble Company | Synthesis of amido acids from carboxylic acids and lactams |
JPH07173488A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-11 | Ajinomoto Co Inc | 洗浄剤組成物 |
JPH08131809A (ja) * | 1994-11-01 | 1996-05-28 | Ajinomoto Co Inc | ノンガスフォーマー用組成物 |
JP2000144173A (ja) * | 1998-11-11 | 2000-05-26 | Asahi Denka Kogyo Kk | 界面活性剤 |
JP2020023576A (ja) * | 2013-10-31 | 2020-02-13 | 味の素株式会社 | N−長鎖アシル酸性アミノ酸および/またはその塩を含む水溶液、並びにその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2923101B2 (ja) | 1999-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5491245A (en) | Method for the synthesis of amphoteric surfactants | |
RU2624026C2 (ru) | Способ получения основанных на n-ациламинокислоте поверхностно-активных веществ с применением основанных на n-ациламинокислоте поверхностно-активных веществ или соответствующих ангидридов в качестве катализаторов | |
US10618867B2 (en) | Method for producing surfactants | |
TW502011B (en) | Process for producing n-long-chain acyl acidic amino acids or salts thereof | |
SU793383A3 (ru) | Способ получени -аминокислот | |
JPH0583538B2 (ja) | ||
JPH05112796A (ja) | N−長鎖アシルアミノ酸型界面活性剤の製造方法 | |
EP0827950B1 (en) | Process for producing N-long-chain acyl acidic amino acids or salts thereof | |
US20090264677A1 (en) | Novel synthesis and applications of amino carboxylates | |
MY112976A (en) | Process for purifying valine | |
JPH05501559A (ja) | 両性または双性イオン界面活性剤の後処理方法 | |
AU780604B2 (en) | Process for producing an amide compound | |
JP3261833B2 (ja) | 洗浄剤組成物の製造法 | |
JPH02101054A (ja) | β―アラニンジ醋酸或はそのアルカリ金属塩乃至アンモニウム塩の製造方法 | |
JP3948094B2 (ja) | N−長鎖アシル酸性アミノ酸またはその塩の製造方法 | |
WO2015064678A1 (ja) | N-長鎖アシル酸性アミノ酸および/またはその塩を含む水溶液、並びにその製造方法 | |
JP3553221B2 (ja) | ベタインの製造方法 | |
JP4266405B2 (ja) | 酸性アミノ酸誘導体の製造方法 | |
JPH0597787A (ja) | N−長鎖アシルアミノカルボン酸又はn−長鎖アシルアミノスルホン酸型界面活性剤の製造方法及び該界面活性剤を含有する洗浄剤組成物 | |
JP2006312643A (ja) | N−長鎖アシル酸性アミノ酸またはその塩の製造方法 | |
JPH1135537A (ja) | アミドアミノモノカルボン酸化合物の製造方法及びこれを含有する界面活性剤組成物 | |
JPH08268986A (ja) | アスパラギン酸− n,n−二酢酸またはその塩類の製造方法 | |
JPH04145056A (ja) | 新規n置換多価カルボン酸、その塩及びその製造法並びにその製造中間体 | |
JPH1087582A (ja) | 安定化されたモノアミノカルボン酸類 | |
JPH054952A (ja) | N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノアルカリ塩の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430 Year of fee payment: 13 |